February 5, 2007

米軍ヘリ4機を撃ち落としたミサイルはイラン製

ここ2週間で米軍の攻撃ヘリ4機が連続してイラクで墜落するという事件が発生している。

バグダッド(CNNー2007.02.03) イラク駐留米軍は2日朝、バグダッド北方のタジ近郊で米軍の攻撃ヘリコプター「アパッチ」が墜落、乗員2人が死亡した、と発表した。米軍ヘリの墜落は過去2週間で4機目。

墜落原因は不明。砲火を浴びる中で落ちた、との目撃証言がある。米軍は、乗員の遺体を収容した。

国際テロ組織アルカイダ系を名乗る組織が犯行声明をイスラム系ウェブサイトに載せたが、真偽は不明。米軍機を撃墜する新たな方法を得たとも主張している。米統合参謀本部のペース議長はワシントンで、武装勢力による米軍ヘリへの地上砲火は過去数週間、命中精度が向上したと認めた。

中部のイスラム教シーア派の聖地ナジャフでは1月29日、武装組織との交戦で同じアパッチ型ヘリコプターが墜落し、2人が死亡。23日には米民間警備会社のヘリが墜落。

アルカエダの連中はこれまでにも肩がけ対航空機ミサイル(Sholder Fired Anti Aicraft Missile)を使って戦闘機を狙っていたがその命中度は悪かった。それなのに最近になってその精度があがったというのは何故だろうか?必然的に誰かが性能の高い武器をアルカエダに供給しているからだと考えられる。

アメリカ軍当局はこれはイラン政府だと考えているようだ。アルカエダの連中はこれまでにもSA-7ミサイルを使っていたが、最近の一連の攻撃はもっと性能の高いSA-18と考えられる。イラクのアルカエダは最近になって「神が新しい道をお導きになった」と宣言していることから、「新しい道」とはイランから供給された新型対航空機ミサイルのことではないかという話もある。

これがもし本当にイラン製のミサイルで、イラン政府がイラクのテロリストに武器や戦闘訓練を供給しているとしたら、これはイラン政府によるアメリカ軍への攻撃ととれる。にも関わらずアメリカ軍はイラン政府に対して何もしない態度をとるのであれば、今後イランからの攻撃はイラクのテロリストを通じてまずます激化することだろう。

もともとアメリカがイラクのフセイン政権を倒したというのも、イラクがテロリストの温床となって、フセインがテロリストを手先にしてアメリカやアメリカ関係の対象を攻撃するのを防ぐためであった。それがフセインは倒したものの、イラクがイランによってテロリストの温床となってアメリカを攻撃するのであれば、せっかくフセインを倒した意味がなくなってしまうではないだろうか。

February 5, 2007, 現時間 12:33 AM

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コメント

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下記投稿者名: mmm25967

初投稿になります。続くかわかりませんが、
ヘリが墜落したのですね。わたし最近は
日本の国内問題ばかり関心あったから
イラク方面は見てませんでした。
イランへはアメリカも侵攻するとか大まかに
伝わってきます。どうなるのかな。

ところで翻訳された?記事は楽しいです。
これからも読みたいです。

上記投稿者名: mmm25967 Author Profile Page 日付 February 7, 2007 9:30 PM

下記投稿者名: scarecrowstrawberryfield

mmmさん

イランはアメリカだけの問題ではなく、日本にも非常に大きな影響があります。この先どうなっていくのか我々はじっくり見つめる必要があるでしょう。

私が載せる記事は日本語版が見つからない場合には翻訳することもあります。たまに日本語の表現がおかしいことがあるのはそれが理由です。

今後ともよろしく。

カカシ

上記投稿者名: scarecrowstrawberryfield Author Profile Page 日付 February 8, 2007 11:27 PM

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