October 10, 2015

トロントの大学、男女共同シャワー室で男子生徒が女子生徒の裸を撮影

ここでも何度か紹介したが、アメリカの各地でいわゆるバスルームビル(トイレ法)という悪法が提案されて問題になっている。この法律はトランスジェンダーの人々が自分が正しいと感じる性別のトイレやシャワー室や更衣室の使用を許可するというもの。テキサスやカリフォルニアでは反対派の強い抵抗に合い、11月に行なわれる選挙で市民の直接投票でその是非が決められる予定である。さて、PC派が優勢なカナダではいち早くこの悪法が施行されていたようだが、昨日トロントの大学で男女共同シャワー室で男子生徒が携帯電話のカメラを使って入浴中の女子生徒を隠し撮りするという事件が起きた。大学側はこの事件を真剣に取り扱い、男女共同シャワー室制度は一時的に停止すると発表した。

アホか!

性欲旺盛な大学生の男女を裸で同じ部屋に置いておいて何も起きないと思うほうがおかしい。だが、左翼リベラル典型メディアのタイムスの記事が象徴するように、トイレ法支持者はそんな心配は保守派の被害妄想だと主張している。

注意:タイムスは読者を混乱させるためにか「バスルームビル(トイレ法)」は保守派がトイレやシャワー室の男女共同使用制度を阻止するために提案したものだとしているが、一般にバスルームビルとは男女共同使用促進案のことを指す。混乱のないようにここでは保守派の提案は「反トイレ法」とさせてもらう。

保守派は(反トイレ法)は人々のプライバシーや公共安全のために必要だという。保守派の一部ではトランスジェンダーは妄想を持っていると主張する。「女だと思い込んでいる男が女子トイレに入ってくるなんてとんでもない」とメリーランド州の女性は2014年に行なわれたLGBTの非差別法の公聴会で供述した。しかしもっと一般的な議論は、トランスジェンダー女性に門戸を開けるということは、女性の空間に性犯罪者や十代の男子らの覗きを招き入れる危険があるというものだ。(略)

しかしそんな心配を正当化する根拠は全くない。(強調は本文より、カカシではない) すでにいくつかの州や学校区や企業が、トランスジェンダーの人々が自分らの性アイデンティティーと一致する施設の使用を保証する制度を施行しているが全く問題はおきていないという。革新派(カカシ注:左翼リベラル)のメディア注犬のメディアマタースが、この方針を施行している17つの学校区に、セクハラやわいせつ行為があったかどうか聞いたところ、そのような行為があったという話はまったくなく、(メディアマタースは)こうした心配は保守派や政治家たちが人々の恐怖を煽って自分らのLGBT恐怖症を隠そうとしているにすぎないと主張している。

保守派の被害妄想ね、トランス恐怖性人間が恐怖を煽っているだけね、

ハッ!

私がこういう公聴会で質問を許されたなら、ひとつ聞きたいことがある。

「この制度において、トランスではない普通の男性が自分はトランスだと言い張ったばあい、彼の女子施設への入室は許可されるのか?」

ということだ。いまや小型カメラは誰もが持っている時代。普通に歩いていても女子のスカートの下からパンツの撮影をするようなけしからん変態男がいくらもいるというのに、女子シャワー室に男子の入室を許可しておいて、女子生徒の裸の隠し撮りがおきないと思うほうがおかしい。この事件は起こるべくしておきたことと言える。

メディアマタースが調査したという学校区の関係者たちの証言も当てにならない。彼らはこの法律を完全支持している人々であり、実際に問題が起きているなどということを公表するはずがない。実際に警察沙汰にでもならない限り、問題が起きても学校側や教育委員会がもみ消す可能性が大である。すでに被害を受けている女子生徒や父母たちが脅迫されて沈黙を強いられているとも考えられる。

このトロントの大学での事件は、トイレ法反対派には非常に良い例として、今後の反対運動に多いに使ってもらいたい。

October 10, 2015, 現時間 11:41 AM

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コメント

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下記投稿者名: アンデルセン

マイノリティーのルールをマジョリティーに強要しようとするさまは、イスラムのルールを異教徒に強要しようとするイスラム教徒を想起させます。「マイノリティーが『マイノリティーとして』幸せに生きられる権利」では不満なんでしょうか。

もともと賛成派であった「同性婚」について関わったり調べたりするうち反対派に回った私ですが、「イスラム教」について調べるうちに巡り合ったこちらのブログで「同性婚」と「イスラム教」に通貫する社会システムの破壊が語られているのを目にして、似たような視点をお持ちの方はいるものだと思いました。同時にアメリカの同性愛者が必ずしも同性婚賛成者ばかりでないことを知りました。

渋谷区のパートナーシップ条例に絡み同性婚が取り上げられた際、「こういうアゲインストがあると、あちこちで議論が起こり、最終的には相互理解への追い風になっていくと思うので、越えねばならないハードルではありますが、悪い状況だなとは思っておりません。議論なしで条例が通るよりもいいと思います。条例が成立することもいいことですが、理解を深めていくことはもっと大切なことだと思うのでございます。」と「同性婚」について議論をと呼びかけたある同性愛者のブログにコメントで持論を展開しイスラム教徒の例を出したところ支持者を自認する方々から見当違いの叩かれ方をして閉口したのを思い出します。また、それに対する私の反論はブログ主により取り上げられることなく闇に葬られ、同性愛者の語る「やさしさ」や「他者理解」とはこんなものかと失望したのを思い出します。結局、数のゴリ押しかいと。同性婚賛成を語る人の多くは単純に「何も考えていない」知性の欠落、「同性婚に賛成する私って、進歩的なのよね」的な甘い認識が主流だと。そしてほどなく私は反対派に回りました。

このブロガーさんはある程度、名の知られた方です。日本の同性婚の現状を端的に知ることができると思われますので、ご紹介します。なお、タブー視され攻撃されることもあった海外の同性愛者の立場と日本における同性愛認容の歴史から、さりげなく自論に対し都合のいいとこどりをされる方でした。
http://ameblo.jp/qm080952/entry-12001163413.html#cbox

なお、私は多くの同性婚反対者同様、「同性愛者が幸せに生きられる権利」には賛成です。


(私のコメント)
13. イエスマンじゃなくてごめんなさい

異性だろうが同性だろうが、他人を愛せるということは素晴らしいと思うし、同性愛のカップルが隣に住んでいたとしても動じませんが、法律って単独に機能しているわけではなく、相互間の影響や論理的整合性などを要求するものですから、単純に同性愛カップルにも異性カップルと同じ待遇をすべきとは思いません。

4でお墓の問題を語っている方がいらっしゃいますが、もちっと生々しく、「家系」には生物学的に遺伝で伝わっていくものも確かにあるし、個々の生活では相続が、社会を維持するためには相続税とか絡んできます。「”家”制度」が崩壊(変更?)」するとなるとかなり変わらざるを得ません。

同性同士でも当然「男性同士」と「女性同士」では個の生活と社会との関わりで要求するものはかなり違ってきます。また、現在社会的に認知されている基礎的な単位としての「家族」をいじるとなると、当然、内容にも揺らぎが出てきます。パートナーがひとりじゃなきゃいけないのか5人(同時)だっていいじゃないかとか。イスラム教だと奥さん4人までもてますから、旦那さん入れて5人です。「信教の自由」から突っ込まれると「それは別」と単純には言えなくなります。

異性同士でもあえて入籍しないカップルもあります。同性婚に反対しているわけじゃないです。ただ、自分の希望と社会のルールが対立し、社会のルールを変えることでしか願いがかなわないというなら、自分の希望を主張するだけでなく、それが実現したら起こるであろう影響について、フラットにとらえて考えてから議論のテーブルにのせて欲しい。「同性婚万歳」と単純に語る人達からは、なんだか自分の要求しか見ていない視野狭窄性を感じる。

上記投稿者名: アンデルセン [TypeKey Profile Page] 日付 October 11, 2015 6:03 AM

下記投稿者名: 苺畑カカシ

アンデルセンさん、

お返事遅れました。こちらへのコメント見過ごしていました。

同性婚がいいなら一夫多妻婚もいいではないかという議論は絶対に起きますよ。ひとつ例外を作れば何故ほかの例外はいけないのか、どうしても考えなければならなくなる。

だから同性婚は当事者同士だけの問題ではなく、社会的な問題です。添付先のブログを読んでいてやっぱり出てきた理屈がこれです。

「それぞれのご家庭でみんなが家族を大切にしていけば、よその同性カップルがパートナー制度を利用したからって、たいして混乱しないのではないかと思うんだけどなぁと、ツレちゃんと話しておりました。」

すでにアメリカで起こっている多々の問題を考えた場合、「私が同性と結婚することが、どう社会に悪影響を及ぼすというのか」という質問をされたら、欧米の例がその悪影響を顕著に表していると反論んできると思います。

すでに少子化の進む日本で、同性婚などという子孫の継続に結びつかない結婚を容認するのは非常に危険です。

同性婚の問題が、なぜイスラム教と結びつくのか、不思議といえば不思議ですが、あなたもご指摘のように、自分らの宗教を他人に押し付けようとするファシスト的な考えに共通点があるわけです。

多くの文明国で一夫一婦制が何世紀にも渡って通されてきたことにはそれなりの意味があるはず。それをきちんと考えないで自分の革新的な思想に自惚れて社会の根本を壊すような制度を安易に作ってしまうのは、非常に危険なことだと思います。

上記投稿者名: 苺畑カカシ [TypeKey Profile Page] 日付 October 12, 2015 11:52 AM

下記投稿者名: アンデルセン

返信ありがとうございます。
ひとつだけ…きちんとコミュニケーションが取れる方が少なくて、カカシさんのような方を見かけるとつい嬉しくていろいろ書き込んでしまいますが、ここはカカシさんのブログであって、私はお邪魔して勝手なことをコメントさせていただいている分際です。お忙しいときはもとより、ご自身のテーマとずれたコメントだと思ったときは遠慮なくスルーしてください。


根本に「婚姻制度」自体の揺らぎがあります。「移民の国」アメリカや「法」をかすがいに国を形成するヨーロッパ、「天皇制」の下で血統を重んじる日本と、それぞれの傾向は異なるものの、ITはじめ科学技術の進歩により世界中で「システム」が変わりつつある中、各国で婚姻制度をどう位置づけるかが問われている。検討に値するのは社会システム全体を視野に入れたうえでシステムの全参加者と未来をシビアに見越した上の案ですが、肝心の当事者が「僕はこう思う」レベルの井戸端会議で決着をつけようとするから迷惑でしかない。

私自身は同性愛者ではなく現状の婚姻制度に特に手を入れたいという希望もないため、なまけ心で、「変えたい」という方たちを尊重し提起された問題点を土台に考察したいから出してくれと要望したところ、同性婚支持者から件のモグラたたきにあった次第です。

こちらで同性婚者の子供が同性婚に反対していると教わったのが、興味深かった。失礼を言ってしまえば今でもちょっと疑っています。異性同士の両親の下でも虐待されて育つより、愛情を注がれて育てられるなら同性婚の両親の方がよほど良いのではないか。問題は同性愛者というところにではなく、安定した人間環境が提供できなかったり思想的自律性や他者理解力など、子供を育てる能力自体の欠落にあるのではないかと。もっとも、体験者の言葉は部外者の言葉より尊重されるべきですが。

同性婚で少子化が進むというデータはないようです。
また日本の「少子化」についていえば、有配偶出生率(既婚者の出産数)は増えていて、問題は未婚者の経済状況改善にあるという説があります。

(参照)http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12083262307.html
(データ元)http://www.21ppi.org/pdf/thesis/140602.pdf

同性愛者を無理に異性と結婚させても出産や子育てに良い環境の維持に向くかどうか不明なので、この点は除いてしまってもよいのではないでしょうか。

上記投稿者名: アンデルセン [TypeKey Profile Page] 日付 October 13, 2015 4:28 AM

下記投稿者名: 苺畑カカシ

アンデルセンさん、
同性結婚と少子化は関係があるのですよ。いち早く同性結婚を合法化した欧州各国で結婚率そのものが減っているという統計があります。あなたが言うように、「日本の「少子化」についていえば、有配偶出生率(既婚者の出産数)は増えていて、問題は未婚者の経済状況改善にあるという説があります。」ということが事実であるならば、異性間の結婚率を減らすことは非常に危険です。

何故未婚者が結婚に踏み切れないのか。もちろん経済的な理由は大きいと思います。でも同性婚は今でさえ結婚に踏み切れない若者をさらに躊躇させる働きがあるのです。


数年前のエントリーですが、
こちらをご参照ください。

同性婚は少子化の進む日本には絶対にあってはならない法律です。

上記投稿者名: 苺畑カカシ [TypeKey Profile Page] 日付 October 13, 2015 7:07 PM

下記投稿者名: アンデルセン

「少子化」について、カカシさんと私では危機感と知識のベースが異なるようです。
まとめるのに少し時間がかかりそうなので、後の同性婚エントリーのいずれかで再度コメントさせていただきます。

上記投稿者名: アンデルセン [TypeKey Profile Page] 日付 October 14, 2015 8:45 PM

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