July 19, 2006

映画スーパーマンの帰還!

さて、一応カテゴリーに映画をのせていることでもあるので、昨日みたスーパーマン·リターンズについてちょっと書こう。

全体的にみて失望したというのが私の意見。これって偏見がかなりあるのかもしれないが、私は旧作のスーパーマンシリーズが大好きだった。特に主役のクリストファー·リーブスの魅力には惚れたもんだ。それに悪役のジーン·ハックマンや痩せてた頃のマーロン·ブランドなどに比べると新しいキャストはどうも目劣りしてしまう。

物語は前作シリーズから5年くらい経った後という設定ではじまり、ロイス·レーンはその間に同棲して一子までもうけてしまっている。5年も放っておいたのだから仕方ないのだが、スーパーマンはいまだロイスにぞっこん。ロイスも口では強気だがいまだにスーパーマンを慕っている。

しかし主役のブランドン·ルースは美形だがまったく魅力がない。マネキンをみているみたいに堅くて生身の人間という感じがまるでしなかった。それでロイスのケイト·ボスワースとの間に全くケミストリーというものが感じられない。かえって恋人のリチャード(ジェームス·マーデン)のほうがよっぽども魅力があって、あんなすてきな彼がいたら、ブランドンのスーパーマンじゃ危ないだろう。

特にスーパーマンとクラーク·ケントの差がほとんどないためあれではすぐに正体がばれてしまうだろうな。正義の味方で秘密の正体がある場合、正義の味方のかっこうよさに比べて、普段のキャラはかなりずっこけてるとか、女たらしだとか、臆病者だとか、何かメリハリのある特徴が必要。だから周りの人たちがみて顔かたちは似ているけれど「まっさかあ〜」と思わせるような格差があるわけだ。

ストーリーもかなりまったらで、全然手にあせ握るという感じではなかったなあ。やたら大仰な音楽がなりっぱなしで、ここがみどころです〜と無理矢理思わせるやりかたにはかえってしらけてしまった。

確か昔のスーパーマン2で、スーパーマンが力を失いどっかのコーヒーショップでヤクザなお兄ちゃんにこてんぱんにやられるシーンがあった。後に力を取り戻したスーパーマンが同じコーヒーショップで同じお兄ちゃんを今度はこてんぱんにやり返した時は観客席から歓声がわいた。

今回もロイス·レーンが危機一髪で救われるシーンやスーパーマンが危機に陥いりそうになったりするシーンが結構あったのだがどういうわけか危機感が全然つたわってこず、助けが来てもどうも感激しなかった。それに海に沈みかけた船を引っ張りあげるシーンでスーパーマンは船の上にのっていたので、彼はどうやって自分の乗ってる船を持ち上げることができるんだろう、なんてどうでもいいことを考えてしまった。

ミスター苺の採点は、昼間の割引券程度の出来ということだった。

July 19, 2006, 現時間 6:15 PM

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トラックバック日付け July 25, 2006 7:55 PM

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このシリーズ、全く観てないのですが この作品、評判いいですね。 映画館で観たかったけれど、やっとDVDで鑑賞。 地球から忽然と姿を消したスーパーマンことクラーク・ケントは、 自分の居場所を求めて宇宙の果てまで旅をしていた。 しかしクリプトン星の消滅をしたことを [Read More]

トラックバック日付け January 28, 2007 12:30 AM

コメント

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下記投稿者名: asean

すごいなぁ~カカシさん
ランキング・・・・猛ばく進中じゃないですかぁ~~
怒涛の勢いってのはまさしくこのことっすね・・・ふむふむ

(関係のないコメントでスンマセン)

上記投稿者名: asean Author Profile Page 日付 July 20, 2006 12:53 AM

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