January 13, 2009

本当に寒いんだってばあ〜!

パワーラインに地球温暖化についてマイケル・アシャーの面白いエッセーが載っている。今年は全世界的に記録的に寒い冬を迎えていることでもあり、今後地球温暖化説が世界でどのように見られて行くのか興味のあるところだ。

2008年は「今世紀で一番暖かい冬」になると予測されていたが、暖かいどころか反対にここ10年で一番寒い冬となった。この冬は北極の氷が「完全に溶けて泳げるほどになる」代わりに原子力起動の除雪船が季節はずれな厚い氷にはまってしまった。バグダッドからマリブの浜辺にいたるまで今年は記録破りの寒さと雪の冬となった。 今年は地球温暖化抗議者が集まって行進する日は決まって吹雪きや氷の嵐に襲われことから、「ゴアエフェクト(ゴア影響)」という言葉が一般大衆の語彙に入る年ともなった。

たしか去年の冬も、アル・ゴアが地球温暖化の危険について演説した日がいつになく寒い日でものすごい吹雪になったなんてエピソードがあった。さしずめゴアは雨男ならぬ吹雪男だな。

アシャーは人類が多少なりとも地球温暖化に影響を及ぼしているというのは事実かもしれないという。 だが、それは実際に大騒ぎするほど大した物なのかどうか、二酸化炭素は本当に環境に壊滅的な悪影響を及ぼすのだろうかと問いかける。

二酸化炭素の増加によって地球の温度がどれだけ上がるのかというと、他の要素が一定していると考えて、 二酸化炭素の量が二倍に増えたとすると、気温は約1/2度Cほど上昇すると考えられている。 その割でいくと地球は2100年までに1/4度Cほどの気温上昇が予期される。その程度なら明け方と昼間ほどの温度差にもならない。そんな変化、普通では気がつきもしないだろう。

ただグリーンハウスガスの量が増えると他のものも増えるので、別の要因も連鎖作用で気温はさらに上がるという説がある。温暖化論説者たちはその影響で6度Cくらいの温度上昇につながると予想している。 しかしグリーンハウスガスが増えて温度が上がった場合、かえって他の要因により温度が下がると考えている科学者たちも多い。主に地質学者、気象学者、環境物理学者などがそうだが、彼らによるとこれらの要因をプラスマイナスすると気温上昇は0.5度Cにも満たないという。

問題なのは二酸化炭素のレベルが上がることによって気温が上昇したという歴史的事実が存在しないということだ。それどころか、地球の歴史をさかのぼってみると二酸化炭素レベルが10倍以上もあった時期でも地球が手の付けられない高温になった事実はないのである。

にも関わらず、世界中のメディアはこの非科学的な説を疑おうともしない。科学モデルというのは、既存の資料を元に未来を予期することができなければならない。そのモデルが正しいかどうかを試すのには、過去の資料をつかって現在の気象を予期できるかどうかを確かめればそれで済むはずなのだ。ところが温暖化説論者たちは現在の気象を過去の資料から正しく予期できたことが一度もないのだ。メディアや国連の政治家たちはそんな科学の基本すら忘れてしまっている。

事実はここ10年間地球温暖化は起きていない。それどころかここ数年地球は冷却の傾向に向かっている。このままミニ氷河期に入る可能性があるという科学者もいる。はっきりいってせいぜい6度Cくらいの気温上昇なら夏でも絶えられないほどのことはないし、今年のような寒い冬が温暖になるなら、氷河期を迎えるよりずっと良いことではないか?

はっきり言って地球温暖化のどこが悪いのか、、と聞いたね、全く。それにしても、こう寒い冬が続くとアル・ゴアも困るだろうな。

January 13, 2009, 現時間 9:01 PM

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コメント

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下記投稿者名: oldman

こんにちわ。
興味深いエントリーありがとうございます。

ところで、オバマ政権は「環境技術」を、米国経済を立ち直らせる次の一手と位置づける予定のようですね。
そうすると、現在の地球環境は化石燃料から発せられたCO2のせいで温暖化している、という説が大前提でなければならないことになります。
それが真実であるかどうかに関わりなく。
今年は寒いとしても、一時的な現象に過ぎない、ということで無視されるでしょう。

つまり、「温暖化」というテーマは科学の領域から政治の世界に引っ越してしまったわけです。

「温暖化」に疑義を挟むことは「政治的に不都合」な時代に入るということですね。
米国だから、逮捕されることはないでしょうが(笑)。

上記投稿者名: oldman Author Profile Page 日付 January 16, 2009 5:22 PM

下記投稿者名: oldman

補足します。

私はオバマ氏の方針に反対するものではありません。
石油への依存を少なくし、エネルギー効率を高めることは、エネルギーの対外依存を低下させるという戦略的にも正しい方向であり、その方向に国民を動かすには「温暖化」は都合の良い口実だということもあるでしょう。

自然科学が自ら望んで政治の道具に成り下がったことは残念ではありますが。

上記投稿者名: oldman Author Profile Page 日付 January 16, 2009 5:57 PM

下記投稿者名: Sachi

oldmanさん、

こう世界的に寒いと温暖化の何がわるいんだ、と聞きたくなりますね。極度に寒いより多少暖かい方が有利な点がたくさんあると思うんですが。

でも省エネとか石油依存を減らすというのはいい考えだと私も思います。できればオバマ新大統領が原子力発電を見直してくれるといいのですが。

石油依存を減らすことは、原油産出国で反米でテロ軍団に資金援助をしている国々の経済を低迷させ、テロリストが資金不足で活動できなくなることにつながります。

地球の冷却化は政治では止められませんし、科学者たちの声をいつまでも封鎖しておくことはできないはずです。だから各政府は科学者たちが一致して地球温暖化など起きていないと言う前に、独裁的な政策をたててしまいたいのでしょう。

はっきり言ってこれは、独裁政治を求める政治家たちと真実を求める声との競争だといえます。今後、この戦いは私たち自由を愛するものにとって厳しいものとなるでしょう。

カカシ

上記投稿者名: Sachi Author Profile Page 日付 January 18, 2009 11:38 AM

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