December 19, 2006

『穏健派』を装うアメリカの過激派イスラム市民団体

アメリカはテキサス州にあるダラスモーニングニュース新聞のコメンテーターであるロッド・ドレイヤー(Rod Dreher)氏が、地元のイスラム教徒市民団体の代表者と会談を行った。それというのもどうやらドレイヤー氏が以前に書いたイスラム教市民団体に関する記事への抗議だったようだ。抗議の内容はドレイヤー氏の書いていることは一部の過激派イスラム教徒の意見であり、自分達穏健派イスラム教徒の意見を反映していないというものだった。しかし対談が進めば進むほど、この団体墓穴を掘っていくような気がしてならない。

私は代表者たちに前回に彼等と面会した時に、私と同僚に向かって同性愛者は殺されるべきだ、姦通した女性は投石処刑されるべきだ、といった彼等のリーダーの言葉を説明してもらうようにお願いした。代表者はこの立場について、ユダヤ教もキリスト教も同性愛を禁じていると盛んに言い訳をした。確かにその通りだが、彼等はゲイを殺すことを要求していない。彼等は殺されるべきだと考えるのか? イマームはどうし回教が泥棒の腕の切断を求めることが正当なのかと説明しだした。後に代表者はもし私がイスラムがこのような要求をすることを謝罪すべきだといっているならそんなつもりはないとも言った。

ドレイヤー氏のアメリカでシャリア法を取り入れるべきだと思うかという質問にたいしてイマームは、アメリカではシャリアをとりいれるほどイスラム教徒の人口は増えないだろうといって質問から逃げたようだ。 また地元のイスラム教図書館に反ユダヤ、反キリスト教の書籍があることに関しても、イマームはこの書籍の著者はイスラム社会からも認められていない過激派でとるに足らない作家だと答えた。ところがこの作家はオサマ・ビンラデンやイスラム教のテロ軍団、モスラムブラザーフッドなども崇拝している人間で、ダラス最大の聖廟において若者がテロリストの崇拝する書物を読むことを推薦されているというのは問題ではないだろうか?

代表団はこの考えを拒絶した。誰かが(イスラム教徒の)過激化は西洋にあるとまで言った。

とまあこんな具合である。この会談の結論としてこのイスラム集団のリーダーたちはどのような批判も受け入れない、それがどれほど正当なものであろうとも、ただの偏見だと解釈する。彼等は彼等の社会で起きている過激化の事実を認めなず、起きているそばから過小評価する。彼等は我々が「イスラムの偉大なる先見者アヤトラ・ホメーニ追悼式」に参加したイマームを批判したことは間違っているという。 まったく気違い沙汰だ。

ドレイヤー氏はアメリカ国内のイスラム教団体が若者に過激な教えを広めていることを多くのメディアが無視しているという。そしてダラスのイスラム教団体は地元の新聞に圧力をかけることで自分らが若者の過激化を促進している事実を隠そうとしているのである。

幸いなことにダラスモーニングニュースは、こうした口うるさい地元のイスラム教徒らの脅迫に負けずに過激派イスラムの批判を書き続けているようだ。しかしアメリカにしても、ヨーロッパ諸国にしても、自称イスラム教徒代表とう偽穏健派の手にのってはいけない。こういう連中は穏健派どころか欧米をイスラム教徒で乗っ取ろうという過激派に他ならないのだ。

彼等が地元の言葉を流暢にはなすとか教養があるとか応対が穏健だというだけで欧米社会はだまされてはならない。ただ、この代表者がいうイスラム教徒の過激化は西洋に責任があるというのは少なからず当たっていると思う。それは西洋社会がイスラム教の横暴な要求に最初に出会った時、「ばかいうな!」と一喝して拒絶せず、彼らのわがままを「寛容」に受け入れたことに生じている。

しかし、今からでも遅くはない。文明社会はイスラム過激派の理不尽な要求を突き付けられる度に断固として拒絶すべきだ。そして彼等の悪い点は遠慮なくびしびし批判すべきだ。イスラム過激派とは交渉も妥協もあり得ない。戦いあるのみである。

December 19, 2006, 現時間 12:42 AM

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