ベトナム撤退を思わせるバイデン政権の無様なアフガニスタン脱出

2001年、911同時多発テロの報復としてブッシュ政権が始めたアフガニスタン侵攻。あれから20年が経とうとする今、バイデン政権は米軍のアフガニスタン完全撤退を発表した。アフガニスタンではタリバンがその勢いを盛り返している時期であり、この時期に大々的に撤退するなどという宣言をしたのは間違いだった。思った通り、タリバンはアフガニスタン全土を制覇しつつあり、アフガニスタン政府は崩壊。今タリバンは首都のカブールに侵攻しつつある。まだカブールには数百人のアメリカ兵やイギリス兵が残っている。また米軍のために働いていた通訳やガイドたちの命も危ない。アメリカ軍はいったい彼らをどうやってアフガニスタンから脱出させるつもりなのだろうか?

さすがにこの状況は常にバイデンの肩を持ってきたCNNですらまずいと思ったようだ。6週間前、慌ただしい米軍の撤退はタリバンにアフガニスタンを奪われることになるのではという質問に、バイデンは「そうと決まったわけではない」と言っていた。CNNのジェイク・タッパーはアントニー・ブリンケン国務長官に「どうしてバイデン大統領はこうも誤ったのですか?」と厳しい口調で問い詰めた。

撤退するにしても、もう少しやり方があるだろう。どうしてこんなふうに慌ただしく、関係者の安全も確保せずに撤退なのだ?国務長官はアフガニスタンを出たい地元の関係者たちは優先的に脱出させると言っているが、今の状況でそれは可能なのだろうか?まさかベトナムの時のようにアメリカの味方をした南ベトナム人同様見殺しにするんじゃないだろうな。

私はアフガニスタンでの戦争は間違っていたとは思わない。タリバンが支配するアフガニスタンはアメリカにとって非常に危険な国だったのだ。問題は何時アメリカが去るべきだったのかということ。しかし私はアメリカ軍がアフガニスタンから全面的に撤退する必要はなかったと思っている。朝鮮戦争が終わってからも米軍は韓国に駐留しているし、日本にもアメリカ軍の基地はある。アフガニスタンにも米軍基地を残し、タリバンのようなテロ集団が再びアフガニスタンを制覇しないように監視する必要があると思う。

私はトランプ大統領の政策には概ね賛成だったが、ことアフガニスタンやイラク戦争に関しては同意できなかった。しかし、少なくともトランプ大統領はアメリカ軍を危険さらさずに着々とアフガニスタン駐留の兵士の数を減らしていった。なぜバイデンにはそれが出来ないのか?

バイデンはトランプ政権がタリバンと結んだ協定を受け継いだだけで、これはトランプのお膳立てが悪かったのだと言い訳している。マイク・ポンぺオ前国務長官は、Fox Newsのインタビューで、「自分の10歳の息子にすら、そんな情けない言い訳はさせない」と苦笑した。ポンぺオ前長官はトランプ政権がタリバンと直接交渉した理由について、アフガニスタン政府がふがいなく、アフガン大統領はタリバンと平和共存をする根回しをせずに、ワシントンDCに来てアフガニスタンへの支援金調達運動ばかりやっていたと手厳しく批判した。同長官は、タリバンとの同意についてもタリバンが協定の条件を破った時は米軍は武力行使で制裁する用意があったと語る。だから米軍がどんどん撤退していってもタリバンは米軍基地への攻撃などしなかったのである。

私はバイデン政権に成功などしてもらいたくない。だが、この任務だけはきちんと遂行してもらいたい。アメリカ兵やアメリカ軍に協力してくれた人たちの命がかかっているのだ。ブリンケン国務長官はアメリカ人および関係者の救出を第一優先すると言っている。彼らのためにも、それが成功することを祈ろう。


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アンティファはバイデン政権のブラウンシャツ軍団だ

前回、私はアメリカの国家安全保障省DHSがバイデン政権の武漢ウイルス政策に反対する人をテロリスト扱いしているという話をしたが、その直後にこんなニュースを目にした。

LA ANTIFAは本日、LA市庁舎で予定されている市民による反ワクチン命令抗議に対する反対デモを発表しました。 あなたが今日出席してあなたの子供を連れてくることを計画しているなら、後ろに気をつけて。KC in the sky with diamond

KCさんはそこにアンティファのポスターも貼ってくれている。このポスターには、「反ワクチンはやファシストはセダースサイナイやハーロウやアビー(病院の名前)で人々を攻撃している奴らと同じだ。地元として奴らはもう許さない。ファシストに安全地帯などない!」と書かれている。

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反ワクチン派とファシストとどんな関係があるというのか?もちろんアンティファのいうファシストとは宗教熱心な保守系の人たちを指す。反ワクチン派といっても彼らはワクチンそのものに反対なのではなく、政府によるワクチン強制に反対している人がほとんど。

最近アンティファは野外の宗教イベントや保守派の集会を待ち伏せして会場から出てくる参加者たちに暴力を振るう行為を繰り返している。もしDHSが本気で国内テロリストの存在を心配しているなら、アンティファこそ取り締まるべきなのにバイデン政権は彼らの行動を黙認している。

今朝のバイデン政権のコロナ対策を批判する人をテロリスト扱いするという話と、アンティファが反ワクチン派への暴力を計画しているという話をきいて、そうか、そういうことだったのかと合点が行った。

アンティファは反ファシストどころか、バイデン政権というファシズム政権の手先として動いているのだ。

バイデンはFBIを使ってトランプ支持者たちに言い掛かりをつけてどんどん逮捕している。去年の夏中アメリカの都市を燃やし続けたアンティファやBLMはおとがめなしで、たった二時間国会議事堂に不法侵入しただけのトランプ支持者たちを何か月も拘束して拷問している(独房に入れて一日一時間しか外にださない)。彼らは完全に政治犯だ。バイデン政権に反対しているというだけの無実の人々なのである!

なんという恐ろしい社会をバイデンは作ろうとしているのだろうか。もしバイデン政権がこの陰謀に成功したら、アメリカはアメリカではなくなってしまう。ブラウンシャツにヒットラーに逆らう人々を襲わせたナチスドイツとバイデンはまるで変りはない。民主党はやたらとトランプを独裁者だと言い続けて来たが、本当の独裁者はバイデン政権である。


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子供にマスク着用を強要するのは幼児虐待か?

アメリカでは今月から新学期という学校が多い。去年ずっとリモート授業ばかりだった学校も、ようやく学校での授業が再開され子供たちが学校へ行けるようになった。しかしここでひとつ問題がある。それは学校側による生徒へのマスク着用義務化である。子供の頃から風邪をひいたらマスクをつける習慣のある日本の皆さまにはちょっと不可解かもしれないが、アメリカでは日常でマスクをつけるという習慣がなかった。2~3年前に風邪をひいてお医者に行った時、受付に使い捨てマスクがおいてあり、咳をしてる人はマスクをつけてくださいと書かれてあった。これはお医者さんを感染者から守るためだ。私はちょうど良いのでそのマスクをしたまま薬局へ行ったら、かえって周りの人や薬剤師に変な顔をされた。

武漢ウイルスのせいで猫も杓子もマスクをするのが普通になった今でも、出来ればマスクはしたくないという人の方が多い。特に子供へのリスクは非常に低いので、教師がワクチンを打っていれば、子供からの感染する心配もないのだからマスクなど必要ないという意見を持つ親が多いのだ。それで子供たちへのマスク義務化を巡って、学校側ともめる親たちが増えている。今朝読んだニュースでは、マスクを巡って、なんと親が教師を殴るという事件まで発生している。

私が毎日聴いているマット・ウォルシというポッドキャストホストも反マスク派で、先日彼の住むナッシュビル市の学校区における公聴会で子供にマスクを強要するのは児童虐待だと演説した。彼自身も四人の子供の親だが、公立学校は子供の教育によくないとして自宅で教育。学校区に自分の子供は通っていない。

学校区は子供たちに毎日一日中狂犬のように轡を付けることを決めました。あなた方の説明も聞きましたが、いくつか抜けていることがあります。主に根拠、データ、科学、常識そして人間としての節度です。あなた方は全く事実を提示していない。ですから私が今それを提示します。

コロナは子供にとって危険ではありません。検査の結果420万の子供がコロナ陽性となりましたが、死亡率は0.008%です。インフルエンザはどうでしょうか?CDC(病気管理省)の調査では2018年から2019年の季節で480人の子供が死亡したとあります。これはコロナで1年半の間で死亡した数よりもずっと多いのです。

しかしあなた方教育委員会の誰か一人でも当時子供たちがマスクをするべきだと提案した人はいますか?この部屋にいる一人でも子供たちがマスクをすべきだと言った人はいますか?インフルの方がコロナよりも子供にとってはずっと危険なのです。これが事実です。

ほとんど危険のないコロナのために、子供にマスク着用を強制するのをなんと呼ぶかご存じですか。それは児童虐待というのです。それは代理ムンチャウソン病というのです。

私が誇張していると思うなら、頭にココナッツや隕石が降ってくるのを恐れて毎日子供にフットボールヘルメットをかぶせる親がいたらどう思いますか?コロナで子供が死ぬ確率は空から石が降ってくる確率と同じようなものです。自分の被害妄想を満足させるために子供にそんなことさせる親を見たら虐待だとおもうでしょ。

皆さんは子供の顔をずっと覆うことによる精神への悪影響についてご存じですか。子供に空気は毒だ、周りの人間はみな病気だと言い続けることの影響を。唾や鼻水や泥のついた布切れを通じて息をすることが体に与える害を考えたことがありますか?

教師が発音している口がみえない状態で読むことを学べるでしょうか?

しかしあなた方はこの負担を子供にかけさせることに満足しています。何故ですか?子供の安全のためではないですよね。子供たちは安全です。大人たちを守るためでもありませんよね。大人たちはワクチンを打てばいいのですから。これは単にあなたがたが安心感を持つためです。そして政治的に自分たちを守るためです。

子供のマスク義務化はあなた方の安心毛布です。子供たちのためではありません。これは不名誉なことです。あなたがたは皆恥を知るべきだ。

最近このマスクの件だけでなく、アメリカ各地の学校区で同じような集会が開かれ、教育委員会のおかしな方針に怒った親たちがおしかけて次々に抗議演説をしている。今までアメリカの親たちは学校や教師たちを信用しすぎていた。親たちが知らないうちに学校では批判的人種理論やLGBTQ+の「性教育」という洗脳がされてきたのだ。

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ちょっと話は変わるが、最近のバイデン政権による言論や思想弾圧はひどいものがある。さっきツイッターに上がってきたこんなのがいい例。

つまりバイデン政権の政策に反対したり前政権を支持したりするのは911記念日や祝日で起きるかもしれないテロより怖いと言っているのである。まったくこんなことしてるからタリバンにいいようにされるのだ。情けない。


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カリフォルニアのホームレス事情、DaiGoさんの意見にも一理ある

メンタリストのDaiGoさんがホームレスや生活保護受給者に対して、失礼な発言をしたとかで炎上し、本人も事情をよく知らずにホームレス全体や生活保護受給者を一絡げにして批判したことについて深く反省していると謝罪した。私はDaiGo氏ほどの人なら開き直って謝罪などしないのではないかと思っていたのだが、ま、謝罪の内容を観てみたら、ホームレス支援をしてる人にインタビューし、実際に現場に行って色々勉強したいとまで言っているので、これは単に炎上を鎮火するためのいいわけではなさそうだ。

私は日本のホームレスや生活保護受給者の事情は全く知らないので、彼の最初の発言が適切であったかどうかの判断は控えるが、アメリカの事情を照らし合わせてみると、DaiGo氏の言い分にも一理あると思う。

いまやカリフォルニアのホームレス事情は悲劇的な状況である。高速道路の高架線の下は汚いテントがびっしりだし、ロサンゼルス市役所の前にある公園などキャンプ場かと思うほどホームレスのテント。リトル東京へ向かう道の歩道もホームレスの群れである。私は去年までカープールといって同僚たちと車に乗り合って通勤していたが、待ち合わせに使っていた駐車場で、寝ていたホームレスを危うく轢きそうになったことがある。なにしろ待ち合わせ時間が早朝でまだ暗かったので高架線の下に居た男に気が付かなかったのだ。

こういう事情を目の当たりにしている私からしてみれば、DaiGo氏が「ホームレスなんて居ないほうがいい、あなたもそう思うでしょ?」という発言にはうなづいてしまう。

DaiGo氏は、何故人はホームレスなどという道を選ぶのか自分は良く知らないと言っていたが、生きるために何の努力もしたくない人にとって、カリフォルニアはホームレスには天国だ。ある記者が2~3日ホームレスとしての生活を試した時の話を読んだことがあるが、カリフォルニアでホームレスで飢えることはない。あちこちに日中だけのシェルターがあり、そこで食べるものを無料でもらえる。ただ安い食品は脂肪が多いので、そういう物ばかり食べていると太る一方で体にはすこぶる不健康。しかしそういう贅沢を言わなければ飢えるということはない。物乞いでもして少しでもお金があれば、麻薬の売買も普通に出来る。あとは寝て過ごせばいいのだからいい気なものである。

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問題は、この溢れんばかりのホームレスが及ぼす社会への影響だ。私が昔よく行っていたベニスビーチなどホームレスが海岸を乗っ取っていて誰も安心してジョギングやサイクリングなど出来ない状況になっていた。それで先日やっと地元政府が動いてホームレスキャンプを撤去したが、この状態がいつまで守れるかまだ分からない。

ところでカリフォルニアでホームレスが多いのは、ホームレス問題に十分な予算を投与していないからだと思われるかもしれないが実はそうではないのだ。カリフォルニアはアメリカ国内でも税金がとみに高い州である。ロサンゼルス市では5年前に12億ドルという予算がホームレスシェルター建設のために当てがわれた。ところが未だにほんの一部のシェルターが建設されただけで、この調子だと目標に達成するためには30年はかかる計算だ。しかしその間にもホームレスの数は減るどころか増える一方だ。

もう10年以上前の話だが、実は私はロサンゼルスにあるホームレスシェルターをいくつか回ったことがある。私の知り合いの精神異常の息子が行方不明になったため、その子を探してダウンタウンにあるシェルターを母親と一緒に回ったのである。その時の私の印象はシェルターは清潔で安全そうだということだった。特にシェルター事態が満杯ということでもないようだったのだが、たいていのホームレスは知り合いの息子のように、ひとつのシェルターでじっとしてるということをしない。なぜなら彼らは麻薬中毒患者だったり精神病だったりするからである。彼らに住む場所だけあてがっても、すぐにそこを出て、またどこかで野宿をするのがオチだ。彼らに必要なのは精神病の治療や麻薬中毒専門治療である。

カリフォルニアはホームレスの取り締まりが緩すぎるので、他の州からもホームレスがどんどんやってきているし、また中南米からの違法移民なども混じっている。州民の血税をどんどんつぎ込みさえすればホームレス問題が解決するなどという甘い考えではこの話は収まらないのだ。

この問題はホームレス達のせいというより、地元政府の無能な政策こそが一番の原因なのである。


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ニューヨーク州クォモ知事の辞任を手放しで喜べない理由

武漢ウイルス感染者を介護施設に送り込んで14000人の老人の死を招いたニューヨーク州の無能知事アンドリュー・クォモが辞任した。クォモ知事が武漢ウイルス対策の大失態の責任を取って辞任するのかとお思いの方がおられるなら残念ながらそうではない。クォモ知事の辞任は11人の女性がクォモ知事をセクハラで訴えたことが原因である。

民主党が牛耳るニューヨークの州議会がクォモがこのまま居座るなら弾劾裁判を決行するとクォモに圧力をかけたためクォモは辞任に追い込まれたわけだが、実はクォモは弾劾裁判を乗り切れるだろうと言われていた。しかし、バイデン政権にとってクォモは目の上のたんこぶ。こうもセクハラ事件が大きくなってしまっては居座られるのは迷惑なので多分バイデンからの圧力があったのだろう。

しかしクォモは自分の罪を認めたわけでもないし弾劾裁判で有罪になったわけでもないので、ほとぼりが冷めたらまた政治界に復帰は可能である。だから今は辞任して好機を待というという魂胆だろう。

ところでほんのついこの間まではクォモを神を崇めていたメディアは、手のひらを返したように一斉にクォモを責め始め、「民主党は自浄作用が働く」などとあたかも民主党が公正であるかのような口ぶり。ジョー・バイデンのセクハラ疑惑は隠蔽したくせに、何が自浄作用があるだ。

クォモのような権力のある人がセクハラで責められるのは、左翼リベラルがセクハラを深刻な犯罪だと見ているからなどではない。ハービー・ワインスタインの時もそうだったように、クォモがセクハラ男なのは周知の事実。いったい何十年政治家をやってると思ってるんだ、今までそれが全く知られていなかったはずがないだろう。

うちの職場にも悪名高いセクハラ男がいた。彼は本部のお偉いさんで権力もあったので女性達は我慢していた。私もその人からセクハラされたことがある。何かの会議でその男性と一緒になり、ちょっと雑談を交わして「では失礼」と席を立った時、その人も一緒に立って突然私の肩を掴んで抱き寄せたのだ。私はびっくりしたが、彼は「わっはっは!また会おうな!」と大声で笑いながら言って去っていった。この程度のことではセクハラだと言い切ることは出来ないが、女性には男性が体に触ってきたら、その人の意図は本能的に解る。後で聞いた話では、その人は若い女性とみると誰にでもそういうことをするという噂のある人だった。

つまり、こういうセクハラ男は一人二人に一度や二度触ったなどということはなく、自分の気に入った女性には誰にでも触ってきたのだ。自分が権力があって誰も抵抗できないと高をくくって悪さを続けて来たのである。だから知事を10年もやってきた権力者のクォモがセクハラ男であることを彼の支持者や側近やメディアが知らなかったはずはないのだ。

ではなぜ今になってこんなことが問題になるのか?それはクォモの絶望的な武漢ウイルス対策にある。以前にも書いたように、こと武漢ウイルス対策に関してはクォモのニューヨーク州が圧倒的に最悪だった。多くの犠牲者はクォモの犯罪と言ってもいいほどの介護施設対策。すでに感染している老人を連邦政府の援助で緊急で建てたコロナ専門病院へ送らずに全く対応能力のない介護施設に追い返し、施設内のすでに病弱な老人たちの間に病気を蔓延させ、施設従業員も危険に晒したのである。この愚策によってなんと14000から15000人の老人が亡くなったという。しかもクォモ知事はこの事実をずっと隠していたことも問題になっている。

またクォモは長年の政治生活で多くの敵を作ってきた。ニューヨーク市のデブラジオ市長がクォモを毛嫌いしていることは周知の事実。そのほかにも同じ民主党のなかにもクォモを嫌ってる人間がいくらも居るのである。だからセクハラ事件は棚から牡丹餅のいい機会とばかりにニューヨーク議会はクォモを追い出そうということになったのだ。

クォモは一時期次の大統領候補とまで言われていた男だ。このまま引き下がるわけがない。だからクォモの辞任は手放しで喜べることではないのである。


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銃でBLMから自宅を守ったマコウスキー夫妻が体験した二度目の攻撃

去年の6月にBLM暴徒に囲まれて銃で武装して家を守ったマクロスキー夫妻のことは皆さんもよく覚えておいでだろう。そのマーク・マコウスキー Mark McCloskey氏が最近演説を行ったのをツイッタラーのリッキーさんが紹介してくれているので、こちらでも紹介したい。(マークさんのビデオはこちら。McCloskey, who waved guns at BLM protesters in St. Louis last summer, says he was almost killed | The Kansas City Star

マコウスキー 夫妻は何の罪も犯していないのに、ソロスの息のかかったミズーリ州の検察から起訴され、二人とも有罪を認めて罰金を払ったのだが、約束通りミズーリ州知事が彼らに恩赦を与えたため、この罪は取り消しとなっていた。

さて、我々は評判になった最初の攻撃についてはよく知っているが、実はこれにはもっと恐ろしい後日談がある。一回目の攻撃があった後、マコウスキー夫妻の行動はネットやメディアで評判になったが、そのことに怒ったBLMは後に民主党の下院議員となったコーリー・ブッシュを筆頭に数日後の7月3日に1000人の暴徒が徒党を組んで夫妻の家の前に集まったのだ。その時の様子はテレビでも報道されたが、前回と違って暴徒たちは垣根の向こう側で大声を張り上げただけで中に入ろうとはしなかった。しかしこれは彼らが自制心を働かせたからではない。実際に何が起きたのか、マコウスキー氏自身の話を聞いてみよう。(下記はリッキーさんによる翻訳。太字の部分は翻訳がちょっと変だったので私が書き換えた)


その出来事(6月28日の襲撃)は皆さん全員がご存知ですね。何故ならテレビでもネットでも我々が銃を構えた写真がどこにでもあったからね。でもあれは2つあった出来事のうちまだイージーな方だった。もう一つの皆さんが多分ご存じない出来事は『暴徒達が7月3日に戻ってきた』という件。

私達の顧客(マコウスキーは弁護士)の中にコリー・ブッシュ下院議員その人に率いられた『Expect Us』と呼ばれるAntifa組織のメンバーがいてね、その顧客はその組織内部の人間なんだけど電話をかけてきて『アンタ達のやった事は許しがたい。我々は7月3日にアンタの家に行く。アンタ達を殺さなければならないし家も焼き払う。君達に出来る事は何も無いんだ』と言うんだよ。

言うまでも無い事だが我々は少し心配になってきた。何故なら奴らは真剣だったからね。だから我々は物をベッドの下や壁の中に隠して、貴重品を守る為に出来る事は全てやった。そして我々は警官を副業で雇おうと仕事の合間にら動き始めた。でも誰もその仕事をしたがらないんだよ。みんな悪く言われる事を恐れてた。

そこで我々は企業に対して世界レベルのハイテク警備をしている会社に行ったし、特殊部隊のような仕事をしてる男たちのもとにも行った。でも彼らは『ファーガソンのマイケル・ブラウン射殺事件の時に悪く書かれた。もうああいうのはやりたく無いんだ』と言うんだよ。そこで私はその男に言った。『じゃあ私は何をしたらいいんだ?これでは我々は金曜日には死んでしまう』とね。すると彼は言うんだ。『私が貴方にお勧めするのはこれが無くちゃ生きていけない、ってものを何でもいいからクルマに詰め込むんだ。その上で貴方の家を放棄するって事だね』とね。『ファック!そんな事はしたくない。たとえ船と共に沈むとしても我々はここを離れるつもりはない』とね。

実は私はその週の初めにホワイトハウスの人から電話を貰ってたんだよ。彼は『トランプ大統領がサポートしたいと言ってる、もし私に出来る事があったら知らせてくれ』と言ってくれてたんだ。そこで私は彼に電話をして言った。『やあ今がまさにその時なんだよ』ってね。そしたら彼はマーク・メドウス大統領主席補佐官の携帯番号を教えてくれたので私はマーク・メドウスに電話をしてみた。だが彼は忙しかったので次に私はタッカー・カールソンに電話した。

私は家のキッチンに座って、妻のパティはすすり泣きながら私の隣りにいた。私はタッカーに語りかけ、タッカーは我々の姿を放送に流しながら『私は先程皆さんにお話をしたストーリーについてマーク・マコウスキーと話をしています。マコウスキー夫人が後ろでむせび泣いている声が聞こえます。

警察は警備しないように言われています。彼らAntifaは金曜日に彼らの家にやって来て彼ら(マコウスキー家の人々)を殺害しようとしています』と言った。そして彼は人材を求めてあちこちに電話をかけてくれたが我々はまだ自分達は死んでしまうんじゃないかと考えていた。

そして時は木曜日の夜。その週は31歳になる私達の娘が我々と一緒に家にいたんだ。6月28日の最初の襲撃のあった日曜日には彼女は夕食を食べに来てたんだね。だが彼女は私達と一緒に死にたく無かったんだよ。(場内笑う)彼女は階下に降りて自分が子供の頃に好きだった動物のぬいぐるみを持ってきた。娘は私達2人にハグとキスをすると『さようなら』と言った。(客席ゲラゲラ笑う)我々が死んでしまって二度と会えなくなると思ったんだな。

だが金曜日。起きたんだよ、奇跡が起きたんだ。全部いっしょにやって来たんだ。テキサスから6人のネイビーシールズがやって来た。(場内歓声)カンサスで酪農業四代目のネービーシールが装具をトラックの荷台に乗せてやって来た。

その日の夜7時に事は始まると思っていた。彼は6時30分に来たな。さらに我々は12人ほどの警官をバイトで雇う事が出来た。タッカー・カールソンの電話アドバイスを心に留め置いた。彼らはもし仕事上で必要があるならば泥をかぶる事を厭わない人々なのだと。

かつて我々はロナルド・レーガン政権を『超絶的武器を通しての平和』と呼んだだろ?(拍手)そして皆さん、暴徒たちがこんどは1000人くらいやって来て、我々を殺害しようと決意していたんだ。だが我々は生き残った。(この時に作った)ポストカードがあるんだよ。家の玄関先で撮ったんだけど、6月28日の時の銃を構えた写真を前に置いて、その後ろ側に我々がアメリカの国旗と共に立っているやつさ。7月4日(独立記念日)だね。我々はあの襲撃を生き残ったって訳だ。

カールソンの呼びかけに応えたネイビーシールズの6人と他の警視庁からやってきた警察官たちのおかげでマコウスキー夫妻は命を取り留めた。もし彼らが来てくれなかったら、マコウスキー夫妻は虐殺され家は焼かれて家財道具はすべて略奪されていただろう。そしてセントルイスの警察はそうなるかもしれないと十分知ったうえで夫妻を守ろうとはしなかったのだ。

夫妻の助っ人として来てくれた人たちは本当に勇気がある。彼らは命を落とす可能性があっただけでなく、たとえ正当防衛でもBLMの一人でも死んでいたら、どんな罪に問われたかわからない。そんな危険を犯してでも赤の他人を守るために遠いところから来てくれたのだ。これがアメリカ精神ってものだろう。

マコウスキー氏は次の選挙で上院議員に出馬すると表明している。

夫妻に関する過去エントリーはこちら。


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トランスジェンダリズムこそ、左翼による反フェミニズム作戦

先日小田急線で若い女性を狙った刃物事件が起きた。私は詳細はしらないのだが、これについてツイッターのフェミニストさんたちの間で「フェミサイド」なる言葉が乱発され始めた。フェミサイドとは英語ではfemicideと綴り女性を暴力や権力で弾圧する行為のことを指すらしい。そしてにわかに対女性暴力や女性差別が話題になっている。

女性虐待といえば、アメリカの左翼はずっと反女性である。左翼は常に弱いものの味方という姿勢を取る。だが実は彼らは権力主義で独裁的で決して弱い者の味方などではない。それは彼らが何を言うかではなく、彼らが何をするかを見ていれば明白である。特に左翼による女性虐待は目に余るものがある。1960年代に始まったフリーセックスや人工妊娠中絶合法化運動など、一見女性の自由を唄っているかに見える政策も、実は無責任な男性が女性を利用するのに便利な政策ばかりだ。

問題なのは、自称フェミニストと言われる人たちが、この左翼による女性虐待に加担して、女性の地位向上よりもマルクス主義推進のために女性を弾圧してきたことにある。しかしフェミニストたちが、どれだけマルクス主義のために戦っても、生粋の左翼はフェミニズムを受け入れて来たわけではない。いや、それどころか左翼はフェミニストを左翼から排除しようと長年にわたりあらゆる反フェミニズム作戦を繰り広げてきた。

2015年にキャロリン・ノーマが書いたこの論文にその詳細が示されている。ちょっと古いが現状にぴったりはまるので読んでみたい。

男尊女卑思想の強い左翼にとって生意気な女たちによる女性解放運動は忌々しいものだった。しかしあからさまにフェミニズムに対抗すれば、少数派への反差別を常に唱えて来た左翼としては弱い者いじめをしているようで世間体が悪い。そこで彼らはこっそりとフェミニズムを排除するための陰謀を企てていた。左翼の作戦は女性同士でも意見が一致しない問題を取り上げて、女たちを互いに対立させることだった。

最初に成功したのは1980年代のポルノグラフィに関してだった。当時フェミニストの間では女性を性対象にして摂取するのは女性への冒涜だという意見が多数を占めるようになっていた。それでそれ以前にポルノは女性解放の象徴だと主張していたフェミニストたちがフェミニズム運動から大量に排除されてしまった。

1990年代になると、それまで売春は女性を弾圧するもで撲滅すべきという主流な主張が、売春も立派な職業でありセックスワークとして受け入れるべきだと主張するフェミニストたちと対立した。

しかし21世紀にもなると、ポルノも売春も女性同士が対立する問題としてはその勢いを失っていた。そこで左翼が持ち出したのがトランスジェンダリズムである。しかし今回は1980年代や1990年代のそれと違い、女性達に同士として忠誠を誓わせるという強硬手段に変わった。

いまや女性を女性だと呼ぶことさえ憚られるようになり、「トランス女性は女性です」を全面的に支持出来ない女性達は講壇の場を失い仕事を失い、トランスジェンダーを批判すれば暴力を振るわれる危険すらある。

ノーマはトランスジェンダリズムはフェミニストを左翼から排除するための作戦だと言う。そしてこれは左翼の強い男尊女卑が根本にあるのだと語る。

トランスジェンダリズムは革新的な思想に動かされた政治的な運動ではない。これは最新の左翼による対フェミニストの武器に過ぎない。グリーンやレイモンドやジェフェリーズやビンデルやブレノンといった底辺にいる女性達の状況を心配している女性達を左翼から排除するために、21世紀の対立の道具として使われているのだ。

トランスジェンダリズムが左翼の男尊女卑から来ていることは間違いない。そうでなければこうも簡単に女性の存在自体を消滅させるような運動が左翼によってこうも熱烈に支持されるはずがないからだ。

興味深いことに伝統的に女性蔑視をしているとされてきた右翼保守達はトランスジェンダリズムに強く抵抗している。自分たちを左翼戦士と思って来た伝統的なフェミニストたちに講壇の場を与え応援しているのは彼女たちが宿敵として嫌っていた右翼保守の男性たちだった。

男女平等を大々的に唱えて来た左翼と違い、右翼保守は男と女が完全に平等だとは思って来なかった。男と女は根本的に違う、個人的な差はありこそすれ男と女では出来ることが違うと主張してきた。だがこれは女性を蔑視していると言う意味ではない。多くの右翼保守男性たちは女性を母として妻として娘として尊重してきた。右翼保守の男性が軍隊に志願するのも、家を守る女たちを守りたいという気持ちからだ。女性はか弱いもの、男性が守るものという騎士道から来る思想である。女性を性欲の対象として隷属させたい左翼の男どもの思想とは雲泥の差があるのだ。

本当の意味で女性の地位向上を求めるフェミニストたちは、今こそ左翼思想を捨て、右翼保守の考えを少し勉強してみる必要があるのでは?


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バイデン「違憲でも強硬する」家賃滞納者の強制立ち退き禁止条例

アメリカの病気管理センターCDCは去年、武漢ウイルス禍において借家の家賃を払えない借用者の立ち退きを一時停止せよという条令を出した。その期限が7月一杯で切れるはずだったのだが、民主党議員らが延長を求めたため、CDCはその期間を延長すると発表した。

問題なのはCDCのような役所にそのような条令を発令する権限はない。これはすでに最高裁も判断していることだ。立法は議会の権限であり、役所が勝手に法律など作ってはいけないのである。バイデン政権はそのことを承知のうえで今回の延長を決定した。バイデンはこの条令は多分憲法違反で裁判になれば違憲と判断されるだろうが、それまで時間がかかるので、ともかく実行すると本音を明かした。

これに抗議した不動産会社やアパート経営者らがバイデン政権相手に訴訟を起こしている。だが、バイデンも言っている通り、裁判所が判決を下すまでには時間がかかる。その間大家さんたちは収入ゼロである。

民主党議員たちや人権屋の連中は、家賃を据え置きにすることで一般庶民を助けているかのように言うが、アパートの大家さんたちも庶民である。多くの大家さんたちは、アパートの家賃を生活の糧にしている。その家賃で自分の家の住宅ローンを払ってる人もいるし、引退してアパートの家賃と年金で暮らしているお年寄りもいる。自分たちの収入はなくなっても、銀行がローンの支払いを見送ってくれるわけでもなければ、光熱費などの出費が減るわけでもない。つまりバイデン政権は大家たちにただ働きを強制しているということになる。

現在アメリカでは、ロックダウンが終わってやっとビジネスが再開できることになったレストランなどで深刻な人手不足が起きている。私と主人の行きつけのカフェでは、未だに週四日夕飯だけの営業だ。私たち夫婦は去年のロックダウン以前までは毎土曜日このカフェで朝食をとるのが習慣になっていたのだが、朝働いてくれるシェフが見つからないのだと言う。シェフやウエイトレスの数が足りないのはこの店だけではない。スタバやファストフードや小売店の窓には、あちこちで求人募集のサインが見られる。

何故こんなことになっているのかというと、バイデン政権が失業手当の期間を延長したり、低所得者に給付金を配ったり、家賃を免除したりしているため、最低賃金で働くよりも家にいて生活保護を受けていたほうが儲かるという仕組みを作ってしまったからだ。

民主党は資本主義を理解していない。大家を締め付けることで低所得者たちを助けられると思うなら話は逆である。市場を無視して無理やり値段を下げたり上げたりすれば、必ずどこかに歪が生じる。

すでに多くの家屋所有者は、長期の貸家ではなくAirBnbのような短期のホテルへとビジネスを移行している。また中小規模の大家は大手の賃貸業者に所有地を売り賃貸業を引退する人も出ている。大手業者はこうした家を改装したり、マンションを建てたりして立ち退き禁止の枠に嵌らない高値の貸家として市場に出すようになり、安価なアパートがどんどん減るだろう。そうなって困るのは都市部で働く低所得者たちである。

民主党は常に自分らは庶民の味方だというていを作っているが、実際はその逆だ。民主党が何よりも嫌いなのは家族でやってるような中小企業。ロックダウンで一番打撃を受けたのは小さなレストランや小売店で、大手スーパーやファーストフードのチェーン店やホームセンターやアマゾンのような大企業はその分大儲けをした。社会主義政権にとっては大手企業が市場を独占する方が都合がいい。

CDCは病気を悪用して自分らの権力を拡大し国民を弾圧しようとしている。彼らのやっていることは病気管理などではない。本当の目的は中小企業を潰して大企業をのさばらせ、政治家たちは大企業からの賄賂でぼろもうけしようという魂胆なのだ。

バイデン政権は至上最悪の政権だ。2022年の中間選挙で共和党が両議会を取り戻してくれることを望むが、共和党もあまりあてにはならない。やはりトランプのようなカリスマのある指導者が大統領にならなければだめだ。

余談だが、私はトランプ大統領に出馬してほしいとは思っていない。彼は2024年には78歳になるので大統領としては歳が行き過ぎている。それにトランプ大統領は良い面もあるが、かなりまずい面もあり、敵が多すぎる。できればもっと若くて才能のある人に大統領をやってもらいたいものだ。


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女性も使えるトイレが欲しいのではない、女性専用トイレが欲しいのだ!

ツイッターで最近、「女性用トイレがなくなる!」という話題で花が咲いている。こちらがそのきっかけとなったツイート。


樹木医みずほ#IStandwithjkrowling@mizuhoTreeDr
·【拡散希望】 女子トイレの危機です!!!なんと今月の28日に厚生労働相の諮問委員会にて女子トイレの設置を無くし共同トイレにしようとする諮問委員会が開かれるそうです! 小さな事業所が対象だそうですが小さい事業の方が女性が多く社会進出には欠かせないインフラです。

一瞬かなり衝撃的な内容ではあるが、私はその内容をよく理解していなかったので、どういうことなのかわかるまでは意見は差し控えようと思っていた。

どうやら今年開かれた労働政策審議会安全衛生分科会において、10人以下の小規模な職場におけるトイレに数についての見直しが問題視されているようだ。「それで女子トイレがなくなる」というクレームはどこから来たのか、弁護士の猪野 亨(いのとおる)という人が説明しているので引用する。問題なのはこの部分。

少人数の事務所における便所の男女別の取扱い
 少人数の事務所においては、建物の構造上1つの便所しか設けられていないことがあり、便所を男性用と女性用に区別して設置することが困難な場合もある。
 少人数の事務所に設けられた便所のうち、独立個室型の便房からなるものについては、男性用及び女性用の便所の機能を兼ねるものとみなす等の柔軟な運用を行うことは、プライバシーが確保されるという前提の下、例外的に認められ得る。

猪野はこれについて、「どこにも既存の女性用トイレを潰して共用にせよ、などとは書いてありません」と言っている。もちろんそのようには書かれていない。では一体何が問題なのか?

問題とされるべきなのは、何故今このような「改正」が必要なのかということだ。

既存の法律ではどうなっているのだろうか?2018年現在での 宮崎誠(社会保険労務士)の回答を引用する。 強調はカカシ。

労働安全衛生規則第628条

事業者は、次に定めるところにより便所を設けなければならない。ただし、坑内等特殊な作業場でこれによることができないやむを得ない事由がある場合で、適当な数の便所又は便器を備えたときは、この限りでない

1. 男性用と女性用に区別すること。

2. 男性用大便所の便房の数は、同時に就業する男性労働者60人以内ごとに1個以上とすること。

3. 男性用小便所の箇所数は、同時に就業する男性労働者30人以内ごとに1個以上とすること。

4. 女性用便所の便房の数は、同時に就業する女性労働者20人以内ごとに1個以上とすること。

~以下略~

事務所衛生基準規則第17条

事業者は、次に定めるところにより便所を設けなければならない。

1. 男性用と女性用に区別すること。

~以下略~

私が読んだ色々な人の体験談や自分の体験談から察するに、一応法律上はたとえ女子職員が一人の場合でも女子専門トイレは作るべきということになっているが、実情では敷地の広さの問題などからそれが出来てない場所もあるということだ。既存の法律でも「やむ負えない事由がある場所で」という例外を認めている。しかし、一応本の上で義務づけられても、それが実行されていない場合と、本の上で義務はないと明記される場合とではかなりの違いがあるのではないか?

例えばの話、法律上男女別トイレが義務付けられている場合には、それまで古い建物で共用トイレ一つだけだった職場でも、リモデルしたり新しところへ移った際には女子専用トイレの設置を女子職員たちが求めることが可能だ。少なくとも法律を盾に女子職員が交渉しやすくなる。私が読んだ事例のなかでローソンのようなコンビニではトイレが一つしかなく、客も使えるため、女子職員が嫌がって短期で辞めてしまうということがあった。ローソンのような大企業でもその是正策として女子専用トイレを作る計画が始まってから実行されるまでに2年もかかったという。それでも法律上それが求められていたからこそ実現したわけで、法律上経営者にその義務がないとなれば、女子職員には全く交渉手段がなくなってしまう。

女性達のそうした危惧を先の猪野弁護士は「トランス排除のためのデマ」と表現している。

確かに一見して読んで驚くし、女性用トイレの廃止なんてとんでもないことですから、感覚的に「いいね」となってしまうのでしょう。

 しかし、何のためにこんなデマを?

 「トランスヘイトを煽るもの」と言う指摘にもなるほどと思いました。
 先般、東京高裁で、国税庁職員である性同一性障害の方の女性用トイレの使用を求めた裁判がありましたが、確かに女性用トイレの利用を認めることは女性の側にとっては「共用」になるのではないかという懸念もあり、当然に利用できるということにはならないでしょうが、トランスジェンダーの方々に対する嫌悪感から、こうした女性トイレがなくなるなどというデマを敢えて流したということなのでしょう。

私はこれまでこの問題に関しては中立な立場で居たいと思っていたが、猪野のこの一言で考えが変わった。

女性が男性とトイレを共有したくないと訴えることを「トランス排除」などという言葉で片付けようとする人間には碌な奴はいないし、そんな人間の言うことは先ず疑ってかかるべきである。女性専用トイレを保持すべきだという要求とトランスヘイトとは無関係だ。我々は男性との共有は嫌だと言っているだけで、その男性が女装していようが自分を女性と自認していようとどうでもいいことだからだ。いったいどうしてここにトランスヘイトなどという概念がはいってくるのだろうか?

しかし私がこの法律は改正(改悪?)されるべきではないと考えた決定的な議論はこちら。


mina@yumina08730331
·女性が必要としているのは女性専用トイレです。男女共用やトランス女性が入ってくるトイレは求めていません。「女性が使えるトイレ」ではなく「身体女性専用トイレ」です。 デマではなく、あなたがこの違いを理解していないだけですよ。

そうなのだ。我々女性が求めているのは「女性が使えるトイレ」ではなく「女性専用トイレ」なのだ。女性にとって男女共用は女性用トイレがないのと同じ。使おうと思えば確かに使えるが、女子職員たちは昔からずっと不自由を感じていた。現実上なかなか男女別トイレの設置は難しいというのは解る。個人経営者に負担がかかると言うのもわかる。だが少なくとも法律で男女別が理想な形として残されていれば改善の余地がある。だが義務化しないと明記してしまったら、せっかく女性権利の向上が後退してしまうではないか。今は出来なくても将来は出来るように努力すべきなのであり、それをしなくてもよいと言うことにしてしまっていいはずがない。

正直な話、猪野弁護士がこうした女性の危惧をトランスヘイトに結びつけることの方が、かえって不自然だと思う。何故男女別トイレの話がトランス排除という概念につながるのか、既存の法律でことは足りているのに、何故それを今わざわざ変えようとするのか、そっちの方がおかしくないだろうか?

私が猪野弁護士の誠意を疑う理由はこれらの文章からだ。

トランスジェンダーが男性器のまま女湯に入りたいなんていうのは、もちろん過激主張でしかありませんし、それが社会で受け入れられるはずもありません。そして普通のトランスジェンダーはそうした過激主張とは無縁です。
 それにも関わらず、女性専用トイレがトランスジェンダーのために共用トイレにとって変わるかのように主張するのはやはり対立を煽っているとしか言えないでしょう。

一体いつまでトランス活動家達はこういうお惚けを続けるつもりなのだろうか。こうした無責任な発言をする猪野弁護士に対して「弁護士のくせに女装して女湯や女子トイレに入る痴漢の事例を知らないのか」という質問がいくつも来たそうだ。そりゃ当たり前だろう。それに対して彼はこのように書く。強調はカカシ。

驚いたのは、実際に女湯に入っている男がいるんだという主張です。トランスジェンダーの話をしているのですから、私としては当然のことながら強行突破しているトランスジェンダーがいるのかと思いました。
 女性専用(優先)車両に無理やり乗り込んで行った男がいましたが、あの男のようにです。

男性が女湯に入るのは許されませんし、違法(犯罪)行為です。当たり前のことです。

 時折、そうした犯罪が報じられますが、しかし、これがトランスジェンダーによる犯行なのかという点がすっぽりと抜け落ちてしまっています。

 弁護士なのに知らんのか、には唖然としました。こうした痴漢レベルの犯罪があるかどうかでいえば、「ある」というだけの話でしかないのに、ここで問題になっているトランスジェンダーという視点はまるでなくなってしまっているのです。

上記のツイートにあるように、女性専用の領域に踏み込むな、これが唯一絶対の基準になっています。だから、女湯に入ってきた男が痴漢目的であろうがトランスジェンダーであろうが全く関係がありません。もちろん違法(犯罪)行為というレベルでいえば無関係です。

 しかし、これでは、どうみても、トランスジェンダーに対する差別意識が丸出しでしょう。痴漢もトランスジェンダーもまるで同じ扱いで論じられています。

 トランスジェンダーを憎むあまり、その観点からの議論のはずが、全く抜け落ちてしまっていることは極めて残念です。

私がこれまで何度も指摘してきたように、男性が女子施設に侵入してきた場合、その人がただの痴漢かトランスジェンダーかということを見極めるのは意味がない。男性に自分の裸を見られたくないと思っている女性にとって、相手が自認男性か女性かなどということは全く関係ないからだ。これはトランスヘイト云々ではなく女性のプライバシーを守りたいという気持ちが優先されるべきだからだ。

女子施設を男子と共用したくないと考えてる女性達は、決して男性全体を痴漢とみて「排除」しているわけでも「憎悪」しているわけでもない。ただ単に男女別のプライバシーを守りたいと言っているだけだ。どうして同じことが男性体トランスジェンダーにも当てはまると主張することが、トランス排除とかヘイトとかいうことになるのだ?

欧米諸国では精神科のお墨付きをもらい合法に性別を書き換えたトランスジェンダー女性がいくらも性犯罪を犯している。だから、彼らがただの痴漢かトランスジェンダーかなどという話をするのは無意味なのだ。弁護士である猪野がその事実を全く知らないというなら勉強不足も甚だしいと言わせてもらう。

ともかく、男女共用トイレが嫌だという女性達をトランスヘイトを煽っているという言い方しかできないような人には女性の気持ちなど全く理解できないだろう。自分に害が及ばないことには、こうも無神経になれるのかと思うと、本当に男は楽でいいなと思う。


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米体操選手シモーン・バイルス、ストレスに負けて棄権、なぜか激励の嵐

今回のオリンピック、アメリカでは今一つ盛り上がってない。その理由のひとつがアメリカ選手の中にやたらとWOKEな人が居るからで、女子サッカーチームなぞ国歌の時にひざまずくとかアホなことをやっていてスエーデンにぼろ負けするなど無様な姿を晒している。俳優のケビン・ソーボが皮肉っぽく「オリンピック至上初めて、アメリカ人が自国が負けたことを喜んだ」などとツイートしていたが、まさに、あんなチーム負けて当然だ。

さて、先日アメリカの女子体操選手シモーン・バイルスが跳馬で大きなミスをした後、突然棄権を宣言。精神面で自身を失くしたというのがその理由。このくらいのエリート選手になってくると大会でのプレッシャーで精神力がない人は勝てない。それも実力のうちだ。それなのにストレスに負けて棄権だなんてスポーツ選手としてはあるまじき態度だろう。

五輪金メダル4個を獲得している24歳のバイルスは、「私は自分にとって正しいことをして、自分のメンタルヘルスを優先し、自分の健康と幸せを危険にさらさないようにしなければいけない」と語った。  バイルスは最初の跳馬で精彩を欠くと、会場を一時離れた。再び会場入りした直後、米国はバイルスの途中棄権を決定。決勝ではロシア五輪委員会(ROC)が米国を抑え、金メダルを獲得した。  バイルスは、表彰式でチームメートと共に銀メダルを受け取った後、けがをしたわけではなかったと説明。「ただ、以前と比べて自信がなくなった。それが年齢のせいなのかは分からない。体操をする時、不安が少し増すようになった」と明かした。  さらに「前ほど楽しめていないように感じる。この五輪は自分のためのものにしたかった」と打ち明けると、涙を流した。「悔しいのは、これが五輪で起きたということ…ただここ1年のことを考えると、こうなったことにそこまで驚いてはいない

上記はヤフーニュースより抜粋、強調はカカシ。ここ一年ずっと精神面で悩んでいたのなら、なぜそれを前もって関係者に話さなかった?オリンピックで精神面で崩れる可能性があったのなら、オリンピックに来る前に出場を辞退し、専攻に漏れた他の選手と代わってもらえばよかったではないか。自分が体調を崩すことで、どれだけ多くの人に迷惑がかかるか全く考えていない。

こういうのを我儘というのだ。

こんな無責任な行為を取った彼女には批判が集まるかと思いきや、チームメイトの一人は「私たちは誰にも金メダルを取る借りはない」などと言ってバイルスを弁護した。また他のエリート選手たちも彼女の「勇気」を称えた。

大阪なおみがメンタルヘルスを理由にフレンチオープンを棄権した時も、多くのスポーツ選手から支持の声が上がったが、どうして挑戦が怖くて逃げる行為が「勇気」ということになるのだ?それは「臆病」とか「意気地なし」と表現されるべき行為ではないか。

確かに人気アスリートはメディアから追いかけまわされるし、周りからの期待も大きく押しつぶされそうになる時もあるだろう。彼らには彼らしか理解できない苦しみがあるだろう。だからエリート選手からの同情が集まるのも理解できる。私たちファンはただ応援しているだけでいいが、当人の苦労はそれは大変なものに違いない。だが、だからこそ彼らが成功し好成績を取った時の喜びと興奮と誇りは我々に勇気を与えてくれるのだ。彼らが自国を代表して頑張ってくれたことを誇りに思い喜ぶのだ。

「誰にも金メダルを取る借りはない」というのは間違っている。なぜなら彼女達がここまでこれたのは彼女達だけの努力によるものではないからだ。練習の送り迎えをしてくれた両親やコーチやスタッフに何の借りもないというのか?またスポンサーやファンたちにも何の借りもないというのか?金メダルを期待されてた選手が銀や銅を取ってはいけないと言っているのではない。金メダルを取るために最大限の努力をすることはオリンピック選手たるものの責任だ。今まで援助してくれた人々や応援してくれたファンたちへの最低の敬意だ。

それを一番大事な試合中に、嫌になったからもうやめる、というのであれば、もうばかばかしくてファンなんかやってられないと思われてもしょうがないだろう。

大阪なおみも同じだ。

WOKEのせいで多くの人たちが彼女たちを批判してはいけないと思っているかもしれない。だからしばらくは彼女たちの我儘も通るだろう。だが同じく多くの人たちが呆れ果てていることだろう。そうやってスポーツファンは徐々に離れて行ってしまう。

チームのことや国のことより自分のことしか考えられない人はオリンピックに出場してはいけないのだ。

アメリカ人のオリンピック離れは一層ひどくなっていくことだろう。


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