キッスのジーンシモンズ、イスラエル兵に激励の言葉を贈る

ロイターの記事によると、アメリカのロックグループ、キッスのボーカル、ジーンシモンズがイスラエルの負傷兵にお見舞いの言葉を贈ったとある。シモンズはイスラエルのハイファ生まれで8歳の時にアメリカへ移民したのだそうだ。 シモンズの母親はナチスドイツの虐待を生き延びてイスラエルへ逃れた人だった。 
私は十代の頃、クィーンと並んでキッスにはちょっと凝ったことがあったが、シモンズがイスラエル出身だったとは全然しらなかった。

「あなたをどれだけ誇りに思うか、世界がイスラエルがあなたにどれだけお世話になったか、その感謝の気持ちはとても言葉ではあらわせません。」 「心の底から言います。あなたは英雄です。あなたはすべての人々の英雄です。私の英雄です。」アメリカで録画したビデオメッセージのなかでシモンズは語った。最後に彼はヘブライ語で付け足した。「私の名前はハイムです。私はハイファで生まれました。」

負傷したロン・ウエインリッヒさんは、キッスのファンで、イスラエル兵保護協会によってビデオメッセージが実現した。


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ところでガザでは、、、より過激な新勢力の台頭

レバノンのことでガザの情報がかなりおざなりになっていたが、パレスチナのテロリストどもは今でもイスラエル攻撃の手を緩めていない。ただあんまり効果がないだけでなく、かえってイスラエルからの手入れによって戦死者をふやしているだけという情けなさだ。(すでに200人の民兵が戦死した)それで欧米メディアの注意を惹こうとしたのでもないのだらうが、アメリカのフォックスニュースの特派員とカメラマンが一週間ほど前にガザで拉致されるという事件があった。昨日その犯行声明がこれまできいたことのないテロ軍団によって公表された。

[ガザ 23日 ロイター] パレスチナのガザ地区で14日、米FOXニュース・チャンネルの記者とカメラマンが拉致された事件で、犯行グループは23日、2人のビデオ映像を公開した。2人は「健康状態は極めて良好だ」と語った上で、解放への協力を求めた。

2人はガザ市内で取材中、武装した覆面の男らに拉致された。
この事件では先に、「聖戦旅団(Holy Jihad Brigades)」と名乗る未知の武装グループが犯行声明を出し、米国に「イスラム教徒の囚人ら」を72時間以内に解放するよう要求していた。
米政府は2人の即時解放を求めたものの、犯行グループの要求には応えない姿勢を示しており、在エルサレム米領事館の広報官は「テロリストには譲歩しないというのが米政府の方針だ」と述べた。
武装集団は、要求が無視された場合どうするかについては言及していない。

ガザで西洋人が人質になった場合、普通金目宛のことが多いので、交渉の末数時間後には解放されることがほとんどなのに、一週間以上も音沙汰がななかったことから二人の安否は非常に心配されていた。ファタ党の首相であるアッバス氏はパレスチナの諸グループによびかけて人質を今すぐ返すように促しているが、その効果はまったくないようだ。
もっともアッバス首相のイスラエルにロケット弾を打ち込まないようにとの呼びかけは自分が所属するファタ党からも無視されてるくらいだから、彼の影響力のなさがさらに明白になっているといえる。
以下エド·モリセーのイグザミナー(キャプテンエド)のエッセーより。(Ed Morrissey: An illusory partner for Mideast peace

先週、パレスチナ連盟のマクムッドアッバス首相はウエストバンクとガザからイスラエルからの攻撃から逃れるため、イスラエルへのミサイル攻撃を一方的に停止すると共に、拉致したイスラエル兵と人質交換に同意するという声明をだした。アッバスはテロリストの武装グループはみなこの停戦に同意すると約束し、イスラエルからの圧力を弱めようと計らった。

しかしあいにくなことにアッバスには、自分の所属党の武装派にすらこの停戦案を受け入れさすことができなかった。…
エルサレムポストによれば、ハマスだけがアッバスの停戦案をうけいれた。アッバスの自分の党の民兵がアッバスの命令に従わなかったため、交渉は破たんした。
アッバスの影響力のなさは領地において心配な発展であるといえる。イスラエル完全破壊するという以外の強制力がパレスチナ連盟にはまったくない。

ファタの一部の武装勢力がハマスよりも過激派だというのも驚くが、キャプテンエドによればファタの背後にはヒズボラがついているということだ。資金や武器提供などで一部のファタを援助することで武装勢力と政治勢力のあいだに亀裂を生じさせようという魂胆らしい。となってくるとイランとガザの関係が明らかになり、この間の攻撃がレバノンからの攻撃と一致したののも偶然ではなかったのかもしれないということになる。
しかしガザではもっと過激な新しい勢力が名乗りを上げた

解放党(Hiz al-Tahrir)と名乗るこの勢力はガザにこの金曜日イスラム回教統治が誕生したと宣言した。規模は比較的小さいがハマスよりも過激と思われるこの勢力はヒズボラが勝ったと思われているガザでは人気が急上昇している。

最近ガザでおきているパレスチナ内部での勢力争いをみていると、これまでパレスチナが掲げてきたイスラエル打倒と占領地への帰還という看板は本当はただの口実だったのではないかという気がしてくる。以前に誰かが、パレスチナ未来のためにはパレスチナの民がイスラエルを憎む心より、自分達の子供たちを愛するようにならなければだめだと言っていた。だが私はパレスチナの各勢力はイスラエル打倒すら本当はどうでもいいのではないだろうかとさえ思えてくるのだ。
パレスチナ庶民が口ではイスラエルに住むユダヤ人を海へ追い込むなどと威勢のいいことを言ってはいるが、60年に渡る攻撃でそれができないのに、このまま同じやり方で将来もそんなことが起きるなどと本気で考えているとは信じがたい。もしパレスチナ庶民がイスラエルからの「占領」から解放されたいと本気で考えていたならば、ガザを自発的に出ていったイスラエルにわざわざちょっかいを出す理屈が成り立たない。
イスラム教徒にとってインファデル(信じないもの)の存在など本当はどうでもいいのである。彼等にとって一番大切なのは他のイスラム教徒が自分らの勢力をどう評価するかということだけなのだ。だから、パレスチナ内部の勢力がパレスチナ内部での勢力争いに箔をつけるために、イスラエルにちょっかいを出し、自分らにはイスラエルと戦う勇気と能力あるということをパレスチナ内部にみせつけることがイスラエル攻撃の本当の目的なのではないだろうか。
だから、イスラエルが去った後でもガザは主権国家への道を歩むでもなく、自治に励むでもなく、果てしなく内部争いを続けているのだ。そんなパレスチナを他のイスラム諸国がどう考えているのかといえば、アラブ諸国は完全に軽蔑の目でみているし、イスラエル打倒の手先としていい歩兵になるとでも考えているのだろう。
どちらにしても、パレスチナに未来はない。悲しいことだ。


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米軍海兵隊志願者は本当に足りないのか?

昨日ラジオで米軍海兵隊の予備兵2500人が呼び戻されるという話をきいた。無論ワシントンポストはこれを、戦争への支持が大幅に減って若い男女が戦争へいく可能性の一番高い海兵隊へ志願する人間が極端に減っているせいだと解釈している。

軍隊が若い男女を集められないことや、一般市民がイラク戦争を大幅に拒絶していることで、やっとアメリカは本当の変化を促すかもしれない。

59000人いる海兵隊の予備兵のなかから、そのごく一部にあたる2500人が呼び戻されたのは予備軍から募ったイラク出動への志願兵の数が十分に集まらなかったからであって、海兵隊自体への入隊志願兵が減っているという理由ではないのだ。このへんのことをワシントンポストは完全に誤解しているのである。
海兵隊の公式発表によると正規軍新規志願兵の数は過去13か月にわたってどの軍もずっと目標数を達成しているか目標数をこえているかしている。しかも志願兵のレベルも高く、皆高卒で、軍人適応試験(Armed Services Vocational Aptitude Battery test)において全員50%以上の点数をとっているという。
特に戦場へ行く可能性が一番高い陸軍と海兵隊では6月の志願率は102%と105%と目標数を上回った。また海兵隊予備軍への志願兵も目標を1%上回った。
つまり、海兵隊員になりたい若者は十分足りているのである。
足りないのは戦闘経験のある兵士でまた自主的にイラクへ出動すると志願した人の数なのである。戦争が長引くにつれ、すでに海兵隊員のほとんどがイラクへ二度三度と出動している。戦争がはじまって三年間に三回も出動となると一年のうち半年はイラクにいっていることになり、これでは本人も家族も大変だ。そこでなんとかこのローテーションで本国にいる時間をのばすために、ローテーションに加わる人間の数を増やそうというのが今回の予備軍呼び戻しの意図である。
たしかにアメリカ軍の規模が小さく、昔のようにみっつの戦争を同時にできる軍隊というわけにはいかなくなった。ということは現在存在する軍人の間ですべてまかなわねばならないという難かしさが生じる。だが軍隊の規模を拡大するしないは防衛費の問題であって、志願兵が足りる足りないという問題ではない。ましてイラク戦争が国民の間で人気があるとかないとかいうこととは全く関係がないのである。
アメリカの主流メディアはなんとかイラク戦争を勝ち戦から負け戦に持っていきたいようだ。それでこういう意味のないことで軍隊を批判する。だがイラクで軍人の数が足りないとは報道しても、軍隊が小さすぎからもっと防衛予算を増やして軍を拡大せよなどとは死んでもいわない。
彼等の本心は反アメリカ軍。それだけなのだ。


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共和党ブッシュ共に支持率急上昇

一時期ブッシュ大統領の人気は地に落ちていたし、共和党議会の支持率もずっと民主党より低かったが、私は特に心配していなかった。中間選挙が近付くにつれアメリカ国民が選挙に注意を払い出せば世論などというものは突然変化するものだと考えていたからだ。
案の定、中間選挙を11月に控え、共和党の人気はじわじわとあがってきている。しかもブッシュ大統領の支持率は最近急上昇している。

金曜日から日曜日にかけて行われた投票登録者を対象にしたUSA TODAY/ギャロップポールによると不特定の民主党議員候補と共和党候補を比べた場合、その支持率は47%と45%とたった2%の差であることがわかった。
また42%のアメリカ人がブッシュ大統領の仕事ぶりを評価するとし、今月初旬から5%も上昇した。またブッシュ大統領の対テロ政策は55%の人が評価すると答え、今年最高の数となった。

確か去年の終わりから今年の初め頃、ブッシュ大統領の支持率は最低で35%くらいまで落ちていた記憶がある。その後支持率についての話があまり報道されていなかったのは、実を言えば支持率が少しづつではあるが確実に上昇の傾向をみせていたからである。
しかし一か月で5%アップという急上昇についてUSAToday/ギャロップは、ロンドンのテロが未遂で終わり犯人が逮捕されたことが影響しているのではないかと分析する。ことテロに関してはやはり共和党とブッシュが頼りになるとアメリカ市民が考えている証拠だろう。
そうだとすれば民主党はNSAのテロリストの会話盗聴が違法であるなどという馬鹿げた判決がでたことを喜んでいる場合ではない。アメリカ国民がテロ対策を重要な問題だと考えているとしたら、民主党がその対策方法をことごとく漏えいしたり破壊したりしている行為を国民はよく思わないだろう。それでなくても民主党はテロに甘いという印象が強いのだから。
ところで、ギャロップの世論調査は民主党のサンプルを多めにとる傾向があるので、支持率の差がたった2%ということは実際には共和党のほうが上だという可能性も大きい。中間選挙では多数派が議席を失うのが通常だが、この分だと民主党が議席を大量に奪うという夢はくずれてしまうかもしれない。


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英国の危険な自虐政策

この間イギリスのブレア首相が英国内のイスラム教市民団体から警告にみせた脅迫状をもらった話をしたばかりだが、その時イギリス在住のななっちさんがこんなコメントをくだすった。

住んでいる感覚として、イギリスは「親アラブ」の左翼が強い国ですから、いくらテレビでコメンテーターがそう発言しても、ブレアと国民の間に深く暗い溝があるのと同じで、一般の国民はかなり違います。

いまだにヒズボラは「レジスタンス」であり、ハマスにいたっては「悪魔のイスラエルに対抗する英雄」みたいに捕らえている人が多いのが現状です。 ブレアが何をいおうと、テレビで中東専門家が何を発言しようといったん刷り込まれた価値観というのは消えません。
こんなこといいたくありませんが、かなり本気でイギリスの将来を心配しています。

イギリスではこの間のテロ未遂事件でかなり積極的なテロ捜査が行われ犯人はほとんんど逮捕されたようだ。しかしこの後に及んでも、イギリス政府のイスラム教徒一般への遠慮には度を超したものがある。これは決してイギリスに限ったことではない。以前にも私は過激化する欧州のイスラム教徒について少し触れたが、アメリカでも少なからずその傾向があるが、イスラム教の移民の多い欧州では移民にたいして人種差別をするまいという気持ちが非常に先立ち、イスラム教徒の横暴について見てみないふりをする節がある。この遠慮が一部のイスラム教徒に悪用され時には暴力で脅迫されるため、政治家も正当性のある批判ですら報復を恐れ大きな声ではいえなくなっている。
また欧州ではイスラム暴徒による暴力的犯罪が後をたたない。フランスで起きたイスラム教徒の暴動やユダヤ人誘拐拷問殺人事件。オランダで起きたイスラム教の悪習を批判した映画監督への暗殺など、一般の欧州市民はイスラム教徒らによる脅迫におびえている。
これらの国々には穏健派イスラム教徒を装いあたかも国内のイスラム教徒全体を代表するかのように、なにかと政治に口出ししてくるうさんくさいイスラム教団体がいる。 彼等は表向きは自由社会の一員であるかのようにふるまいながら、仲間うちが集まる聖廟やリベラルな大学のキャンパスをつかって、厳しい回教徒の掟、シャリアで欧米を支配しようと考えている過激派なのである。その事実を我々自由社会が政治的に正しい政策をしようという気持ちだけが先に立って、この危険を十分に見極めていないという人がいる。そのおかげで我々の社会はテロ攻撃にたいして非常に無防備になっているというのである。
この危険な状態を警告しているイギリス女性はメラニー·フィリップ(Melanie Phillip)さん。(訳:カカシ)

911でアメリカがイスラムジハーディストによって攻撃された時、これは西側諸国の滅亡への警鐘だと言われた。しかしそのすぐ後、英国民のほとんどが911が起きたのはアメリカとイスラエルが悪の根源なのだと決めつけた。
英国が去年の7/7でイスラムジハーディストに攻撃された時、イギリス滅亡への警鐘だといわれたが、これもすぐにイギリスの「イスラム恐怖症」とイラク戦争が悪いのだということになってしまった…
しかしあらゆる人々によって語られている英国への脅威が英国の外交政策に原因があるという議論ははかり知れなく馬鹿げている。バーミンガムを爆破しようというアルカエダの計画は911以前の2000年にされていた。イラク戦争のずっと前である。同じようにジハーディストのアメリカへの攻撃は911より22年も前の1979年にイランの大使館での人質事件で始り(カカシ注: カカシが渡米した年で、この事件はテレビで見ていた記憶がある)以後20年以上も続いているのである。

フィリップさんイギリス国民は英米イスラエルの罪を問うことに夢中で、本当の危険に気が付いていないという。イランの核兵器開発が世界の危機であるということすら理解していないと。そして彼女も昨日紹介したスペンサー氏と同じように欧米諸国の人々がテロの根源がイスラム教にあることを無視するのは危険だと強調する。

しかし多くの英国民の直面する脅威の根源がイスラム教であることを認めようとしない。これは決してイスラム教徒全体がこの悪行に参加したということではない。何百何千という英国イスラム教徒は参加していない。世界中イスラム教徒が一番この所行の犠牲となっているのだ。
しかし納得いかないほど多くの人たちがこの考えに共感している。最近の世論調査によれば英国のイスラム教徒の三分の一もの人々が7/7攻撃は正当であると考えているということがわかった。多くの若者はアジア亜大陸の文化と堕落し落ちぶれた英国の文化との間で宙ぶらりんの存在なのである。そんななかでジハードの恐ろしいメッセージはサイレンの歌のごとく精神の砂漠に置き去りに去れ生きる意味を探し求める若者たちに響きわたるのだろう。
このメッセージは彼等に自尊心を与える、なぜなら神の国を守るために戦う英雄の型に彼等をはめ込むからだ。
この自意識は濁りのない憎しみと、嘘、被害妄想、大量殺人、そして人種浄化という思想の上に築かれている。
これは殺しの思想である。そしてこれは思想であるから、裏道の聖廟や寺院で勧誘がおこなわれるのではなく、学会や大学のキャンパスなどが今やジハード勧誘の主な場所となっているのだ。

フィリップさんによると、イギリスはイスラム教徒にたいして世界でもまれにみるほど敬意を示しているにもかかわらず、イギリス在住のイスラム教徒が一番イギリスを憎んでいるという。それというのも、世界中に影響を及ぼすイギリスのメディアが日がな夜がな、いかにアメリカが悪い国か、イスラエルの自衛行為をことごとくわい曲して報道し、イギリスがアメリカやイスラエルのいいなりになっているなどという報道を執拗にしている。このようなことばかり聞かされればすでにアラブ諸国からのプロパガンダを吹き込まれている感応しやすい若者が過激化するのも無理はないというのだ。
イギリスの警察はテロリストの陰謀を暴くだけではイギリスをテロの危険から守ることはできない、とフィリップさんは言う。イギリス政府はイギリス国内のイスラム教徒の多くは穏健派であるという考えから、イスラム教市民団体のメンバーをアドバイザーとして政府に取り入れたりしているが、政府がとりいれた人々は穏健派どころかイギリスを滅亡させようという過激派である。こうした人々による影響でイギリス国民は60年にわたるイスラエルの自衛戦争を完全に誤解し、イギリスを危険を及ぼすイランを強化するような国連の停戦決議を支持してしまった。
イギリスが早急に誰が自分達の本当の味方で誰が敵なのかを見極めない限り、イギリスは非常に危ない状況にあるとフィリップさんは結論付ける。
イギリスだけではないが、欧米諸国が国内のイスラム過激派による政治的な圧力に負けずに、本当お穏健派イスラム教徒を応援して、国民がジハードに走らないよう努力してもらいたいものだ。


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イスラム教はテロリズムを奨励するのか?

『イスラム教は平和の宗教だ、ジハーディストはイスラム教を乗っ取った一部の過激派だ』といういいかたをよく耳にする。ブッシュ大統領も、クリントン元大統領も、同じようなことを言っている。だが、『そうではない、イスラム教の教えそのものがテロを生み出す原因となっている、その事実に目を向けなければ文明社会はジハーディストとの戦いに勝つことはできない』と語る人がいる。
ロバート·スペンサーなる人がそれである。彼はジハードウォッチというブログを書いているひとだが、何冊かイスラム教に関する本も書いていて、最近はイスラム教の危険性を唱えるドキュメンタリーにも出演している。著書に”Islam Unveiled” と”Onward Muslim Soldiers”がある。
スペンサー氏は生まれはアメリカだが、祖父の代に現在のトルコにあたるあたりから移民してきた。メルカイトグリークカトリック(Melkite Greek Catholic)というローマンカトリックと似たヨルダン、レバノン、パレスチナ地方で信じられている宗教を信仰している。ノースカロライナ大学で宗教の修士を持つ。
彼が出演したC-SPANのインタビュー番組から要点を少しまとめてみよう。

イスラム教は世界でただひとつその教義、神学、法律が不信心な者への暴力を要求する宗教であり、イスラム教が独裁する社会を世界中に広めるために戦争をすべきだととなえる宗教である。
コーランを読み、イスラムの歴史を勉強し、イスラム法のテキストを読めばこれが真実であることが誰にでも明白である。
しかしイスラム教が暴力を要求するからといって、すべてのイスラム教徒がテロリストであるとか、テロリストシンパであるというわけではない。ほかのどの宗教でもあるように、人によってはイスラム教のこのような教えを知らない人も入れば、その部分に特に注意を払っていない人もいるし、また知っていて拒絶している人もいる。
しかしイスラム教のなかにテロリストに悪用されやすい要素が含まれていることは否定できない。イスラムの伝統がこのような行為を正当化しているのである。であるからテロリストはイスラムのこのような教えを指摘して自分達の行為こそが本当のイスラム教なのだと主張することができるのである。
イスラム教徒にとってコーランはアラーの神の言葉そのままなのであり、完璧で神聖な本である。そしてこの完璧な本は本の母であり天国に永遠に存在している。それを23年間かけてすこしづつ予言者モハメッドを経てアラーがこの世に届けたもうたのであると信じられている。
欧米にすむイスラム教徒にとってやっかいなのは、テロリストがコーランが暴力を要求する部分を強調してそれだけで突き進んでいることにある。イスラム教徒であればテロリズムがイスラム教の教えに反するとは議論しがたい。
特にイスラム教では「信じないもの、インファデル」を剣で改宗させ、拒絶するものは奴隷にして虐げてもいい、特にユダヤ教徒やキリスト教徒は殺してもいいとさえされている。つまりイスラム教はインファデルの程度によりどのような差別行為をするべきかという掟さえあるのである。これは信じないものは地獄に堕ちるというキリスト教のような生易しい教えではない。

ではイスラム教はテロリズムを奨励する宗教なのか、テロリズムのみがイスラムの定めなのか、世界がイスラム教に改宗するかイスラム教徒の僕としてイスラム征服に甘んじるかするまでジハード(聖戦)を続けるよりないのだろうか?
私はそうは思わない。暴力を奨励したり時と場合によっては要求する宗教はなにもイスラム教に限ったことではない。ユダヤ教も他宗教をジェンタイルと言って拒絶する教えがあるし、キリスト教の軍隊であった十字軍の悪行は多く記録されている。日本や中国でも仏教徒による僧兵など当たり前だったくらいだから、決して何時の世でも平和的な宗教だったとはいえない。
だが、現代社会においてこれらの宗教は暴力を奨励しない。聖書やお経の下りが書き換えられたわけではないのに、信者たちは暴力を拒絶した。同じことがイスラム教にもできるはずだ。イスラムにも変化する希望があると私は考える。
スペンサー氏も語るように、イスラム教徒のなかにも、コーランに書かれている暴力的な部分は無視している人たちが大多数を占める。ということはイスラム教徒も現代の文明社会の一員として、コーランの教えを文字どおりに受け入れるのではなく、比喩的に解釈し、現代社会にそった教えへと変化させることが可能なはずだ。
問題は暴力を拒絶したイスラム教徒たちが、暴力を奨励するジハーディストにどうやって武器を捨てさせるかにかかっている。我々インファデルには彼等を説得させて武装解除することはできない。彼等はインファデルのいうことになど興味がないからである。我々インファデルによるジハーディストの武装解除は暴力でしかなしえない。
ブッシュ大統領をはじめ、欧米の指導者たちがイスラム教全体を非難せず、過激派だけをとりあげて非難している理由は戦争をイスラム教対自由主義国というふうに拡大したくないからだ。そんなことをすれば双方で莫大な数の犠牲者を出す大戦争になってしまう。そして結果的にはイスラム教は完全に滅びてしまうだろう。
もし穏健派のイスラム教徒たちが生き延びたいのであれば、彼等が彼等の手でジハーディストをそれこそ「インファデル」として拒絶すべきだ。彼等のやっていることはイスラムの教えを誤って解釈していると世界のイスラム教徒に訴えるべきだ。そのためには常にテロリズムを非難しなけらばならない。テロリズムを批判する他宗教の人々に対して人種差別だの宗教弾圧だのといった抗議をしていては駄目なのだ。
イスラムをテロリズムと同義語にされたくなければ、イスラム教徒みずからが立ち上がって、自分達の中に潜むテロリストを駆除すべきである。
ちなみに、スペンサー氏のこの番組出演について、アメリカのイスラム教市民団体のCAIRがまたまた理不尽な抗議をしている。穏健派のイスラム教徒はCAIRのようなテロの表看板団体を糾弾することからはじめるべきだろう。


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レバノン停戦、ヒズボラは勝ったのか?

このたびの停戦条約において、勝者はヒズボラ、イラン、シリア、敗者はイスラエル、アメリカという考えがリベラルからも保守派からも聞かれる。だが果たして本当にそうなのだろうか?
確かにヒズボラはイスラエルのおかげでレバノンにおいて人気があがったかもしれない。今まで名前もきいたことのなかったナスララなる人物がイスラエルに立ち向かって負けなかったイスラム勢力の代表として一躍名をあげた。そしてイスラエルが撤退すると決まったと同時に大勝利宣言までテレビで大々的に発表したりしている。だが本当に彼のヒズボラは勝ったのだろうか? 
ヒズボラはこの戦争の前までレバノン南部を完全に支配していた。だが戦争において多くの幹部が殺され、その手下どもは南部を追われ北上せねばならなかった。南部にはまだイスラエル軍が居座っており、レバノン軍と国連軍がしっかり守ってくれる保証がない限り動かない。ということはヒズボラはレバノン南部の拠点を失ったことになる。
また、戦争前には12000あったといわれるカチューシャ砲弾。戦争中に4000をイスラエルにぶっ放したが砲弾に当たって死んだイスラエル人はほんの数十人。カチューシャで犠牲者がでる確率はたったの1.25%。今回の戦争でカチューシャがいかに性能が悪く効果のない武器であるかが明らかになった。さらに4000をイスラエル軍に破壊され、在庫は4000と戦前の1/3に減り、そのほとんどをレバノン北部に移動せざるおえなくなった。カチューシャの射程距離からいってここからイスラエルには届かない。
ヒズボラの人気がレバノン内部で高まったというが、はたしてこれもどこまで意味のあることなのか定かではない。シーア派で失うものが少ない連中はこれまで通りヒズボラを支持するだろう。だがヒズボラを応援することで家屋を失った一般庶民は今後もヒズボラを支持することの危険性を考慮に入れるのではないだろうか。イスラエルはまだレバノンにいる。このままヒズボラの応援をしたらいくらヒズボラに家をたててもらってもすぐ壊されてしまう。レバノン人でヒズボラを応援した人々はヒズボラからかなりの生活保護をしてもらっていた人々だ。ヒズボラを応援することで危険が高まるなら、ヒズボラがこれらの人々に支払わねばならない金額は必然的にあがるだろう。
近隣のアラブ諸国の反応も無視できない。最初はヒズボラに批判的だった諸国の代表もそれぞれの国の国民による反イスラエルの世論に答えてイスラエルの攻撃には批判的になった。しかし停戦を強く訴えるようになったとはいえ、ヒズボラの行為を積極的に支持したり、援軍を送って肩を並べて戦うなどとは言わなかった。むしろ戦争が拡大して自分らに火の粉がかぶらなければいいがという用心深い態度が目立った。武器を調達してくれたシリアやイランですら、ヒズボラの親分でありながら援軍を送ってくれたわけでもヒズボラがんばれと公な声明を発表したりもしていない。イランはロケット弾を提供してくれたがテルアビブに届くようなミサイルはくれなかった。シリアもイランも戦争はヒズボラだけでやってほしいという意志が丸見えだった。ヒズボラは完全に孤立しているのである。
ヒズボラのようなテロ軍団は停戦条約など守る気は全くない。だから停戦は単なる体制の再編成の時期であり、再び体制が整った時点でテロは再会される。今度の戦争ではヒズボラはさらに強敵になっているだろう、というのが常識的な見方なようだ。しかしこの停戦が体制再編成のための時間稼ぎになるのは何もヒズボラだけではない。イスラエルにとっても非常に都合のいい休みである。
イスラエルのオルメルト首相とその内閣が、どれほど不能な政権であるかが今度の戦争ではっきりした。だがこれはイスラエルにとって必ずしも悪いことではない。今回の内閣には全く戦争の専門家が入っていなかった。首相をはじめ防衛庁の長官すら職業軍人の出身者がひとりもいなかった。イスラエル市民はイスラエルの国において軍人出身者でない政治家を選ぶことの愚かさを学んだことだろう。オルメルト政権は近日中に崩れ、新しい政権はもっと鷹派で戦争に強い政権となることだろう。
こうやって考えると、はたしてこの停戦で勝ったのがヒズボラだったという考えが正しいのかどうか分からなくなってくる。この戦争は終わったのではない。一時休戦しているだけだ。いずれまた激しい戦闘がはじまるだろう。それが明日なのか、来年なのかは分からないが、次の戦争でナスララが勝利宣言するまで生き残れるかどうかはなはだ疑わしいと私は思う。


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涙! ロサンゼルス唯一のカントリーラジオ局の消滅!

私は毎朝一時間以上ドライブしての通勤なので、通勤途中で聴くカントリーミュージックがただひとつの慰めだ。昨日も朝もトビー·キースを聴きながら、「イッツトゥーレート〜」などとこぶしをきかせて踏んばりながら運転していた。
ところが午後になって帰宅の路についた時、同じラジオ局から聞こえてきたのは80年代にはやったシンディーローバーの「タイムアフタータイム」。え〜、これってカントリー? と首を傾げていたら次にかかったのがプシキャットドールのなんとかいう下品な歌! な、な、なんだこれは〜! 私はコーヒーカップでラジオをいじってしまったのだろうかと周波数を確認したが間違いない。ロサンゼルスで唯一のカントリーウエスタン局、93.9KZLAだ。
もう運転など全然身がはいらずに、プシキャットドールの嫌らしい歌が終わるのをなんとか我慢して待っていると、出てきた聞き覚えのないDJの声が「Movin’ 93.9がお届けします。」と言った。え? ムーミン? じゃなくてムービン? なんだそれは、局が変更? そんな話は聞いてないぞ!
そんな話を聞いてなかったのは我々聴取者だけじゃなく、番組のDJたちもそうだったという。今日になって友達のリーがこんな記事をメールしてきた。

ロサンゼルス: カントリーファンの飲むビールの中には涙が溢れた。20年も続いたこの市ただ一つのカントリーミュージック局KZLA-FMが突然消えたからである。木曜日、ビヨンセ、ジャネット·ジャクソン、ジェニファー·ロペズなどをかけるポップ音楽のMovin’ 93.9への引き継ぎはまったく切れ目なくおこなわれた。…
局の方針変更はベテランDJのピーター·ティルダンを含め朝番組のスタッフすら変更数分前まで知らされていなかった。
朝番組のショーンパーは彼の番組が始まった直後、局が番組方針を変更すると告げられ、キース·アーバンの「トゥナイトアイワナクライ」を10:18にかけたあと、7分後にはブラックアイドピーズの「レッツゲットイットスターテド」をかけ、ショーン·パーは番組を去った。(カカシ注:リスナーはさぞびっくりしたことだろう。)
「納得しがたいですね。リスナーのみなさんのことを考えるとつらいです。もっとちゃんとすべきですよ。」パー氏はテレビのカントリー音楽賞の声を努めてきた。「三時間半後にメールをあけてみたら2100もメールがきてました。僕の電話は24時間なりっぱなしです。」

記事によると、これでロサンゼルスはニューヨークに次いで、カントリーウエスタンのラジオ局がひとつもない都市になったのだという。最近のカントリーの人気高揚から考えてこの動きは完全にトレンドの逆をいくものだ。つい最近もカントリーの新星、ラスカルフラッツがロサンゼルスの室内球技場ステープルセンターで大入り満員のコンサートをやったばかりだし、カントリーのおしどり夫婦ティム·マクグローとフェイス·ヒルがやはり同じ会場での売り切れコンサートがはじまったばかり。ロサンゼルスではカントリーは大人気なのだ。

「当地ではカントリーは製品売り上げの面でもコンサート地区としても非常に人気があります。」ナッシュビルを基盤にするカントリー音楽協会の会長、ビクターサンソネさんは語る。「この局はカントリー局として非常に長年存在していました。そんな実績のある局が突然なくなるなんて信じられません。」

局側の方針としてはロサンゼルスでは80局中20位を占めていたKZLAの対象を25歳から54歳の女性に変更し、局の人気高揚をはかるというものだ。は、私はこの対象に入るが絶対に聴いてやんないからな。カントリーファンの反応はといえば、、

木曜の朝、エリック·オルソンさん22歳、グレンデールで乗馬レンタルの支配人をしている。オルソンさんはトラックから馬をおろしてかえってくると、ラジオからはマイケル·ジャクソンの「ビリージーン」が流れていた。
「トラックへもどってきたらもうないんだから。妻に電話して、『おい、どうなってんだ。局の方針がかわってるぞ』といったんです。」と子供の頃からKZLAを聴いていたというオルソンさん。「カントリーを聞きたかったら、サテライトラジオを聴くしかないんでしょうかね。いやなんですが。」

私もこれからサテライトラジオを買いにいく。


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ねつ造写真あてクイズ

某掲示板でkokunanさんという方のご紹介があったやらせ、ねつ造写真あてクイズ。みなさんはどれだけ当てられるでしょうか?
クイズへリンク
私はひとつ間違えました。
質問
質問が英語だったのに訳をうっかり忘れていたので、あらためて質問を提示しよう。(訳: カカシ)
1. この写真に一番適する説明はどれでしょう。
a. イスラエル警察官とパレスチナ人、テンプルマウントにて、、
b. 怒った集団の暴力から救出されるユダヤ人生徒。
c. ユダヤ人生徒を殴るイスラエル警察官。
2. この写真はイスラエル軍ベイルート空襲による損害を正確に描写したものである。
a. 本当
b. 嘘
3. レバノン上空を飛ぶこのイスラエルの戦闘機からは幾発のフレアーが発射されたでしょうか?
a. 1
b. 2
c. 3
4. この写真にはレバノンの建物のがれきから引き出される何人の死体が写っているでしょうか?
a. ひとり
b. 死体ではなく被写体は怪我人
c. a もbも誤り
5. ガザで撮られたAPのこの写真をどの説明が一番適切でしょうか?
5歳児が親戚にガザの病院に運ばれている。
a. 幼児はイスラエルの空爆によって殺された。
b. 幼児はイスラエル軍とパレスチナ民兵との打ち合いに巻き込まれて殺された。
c. 幼児はブランコから落ちて頭を打って死んだ。
6. 次の説明にあてはまる写真はどちらでしょう?
イスラエル兵はナブラス地域のウエストバンク市において石を投げてデモをしていた15歳の少年を含むパレスチナ人を三人射殺した。
a. Aの写真。
b. Bの写真。
7. どうしてこのレバノン女性は泣いているのでしょうか。
a. 7月22日にベイルートにある彼女のアパートがイスラエル軍に破壊されたから。
b. 8月5日に南レバノンの彼女のアパートがイスラエル軍に破壊されたから。
c. 上記のどちらも正しい。
d. 上記のどの答えも正しくない。
8. パレスチナ女性が泣いている写真。ここには写真全体が写っているでしょうか?
a. 写っている
b. 写っていない。
さてみなさん、どれだけ当たりましたか?


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ニコール·キッドマン、ヒズボラを糾弾!

ハリウッドの俳優たちといえば、圧倒的にリベラル派が多く、保守派への偏見も多い。ハリウッドでは同性愛者であっても仕事を失うことはないが、共和党員だったら雇ってもらえないなんてこともある。(結構隠れ共和党が多かったりして、、)
そんな中で、本日歓迎すべきニュースを読んだ。
女優のニコール·キッドマンを中心にハリウッドのスター、映画監督、スタジオ主などのメディアの大物合計84人が署名してロサンゼルスタイムスに反ヒズボラの広告を出したというのだ。(訳:カカシ)

私たちここで署名をしたものは、皆イスラエルとレバノンにおいて、ヒズボラやハマスのようなテロリスト集団がはじめた行為によって、イスラエルとレバノンで市民の皆様が犠牲になったことで打ちのめされ心が痛んでおります。

もし私たちが世界のテロリズムをとめることに成功しなければ、混乱が支配し無実の人々が死に続けるでしょう。
私たちは民主主義社会を支持しどのような犠牲を払ってもテロリズムをとめる必要があります。

普通ハリウッドのスター達が抗議をする場合には、「暴力を即座にやめよう」とか「憎しみの連鎖をとめよう」とか抽象的で、テロに反対しているともとれるし、政府の反応に批判的だともとれるようなものが多い。そんな中で今回の戦争の責任が明らかにテロリストであるハマスとヒズボラにあると断定しているところが注目される。
署名をしたなかにはマイケル·ダグラス、デニス·ホッパー、シルベスター·スタローン、ブルース·ウィルス、ダニ·ーデビトなどの大物スターの名前がずらっと並んでいる。
これらの人々は鷹派とはいい堅いひとたちがほとんどだが、文明人としてテロリストとの戦いに中立はないと判断してくれたようだ。久しぶりにいい話をきいた。


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