ミサイル迎撃システムは効果あるのか?

日本のブログを読んでいて面白いなあと思うのは、右翼で日本は武力強化をすべきだと語る人たちも、左翼で軍事強化に反対するひとたちも、同じように意見が一致するのが、アメリカが開発したミサイル迎撃システム(MD)は効果がないという点である。
私は今年初め数カ月ハワイに出張していたのだが、そのとき米海軍がハワイ近海でミサイル迎撃システム(MD)の実験を成功させたという話をきいた。ちょうど私が真珠湾を訪れた時、日米合同訓練が成功し乗組員が真珠湾にかえってきたところで、日米の記者団が船から降りてくる乗組員にインタビューをしているところに行き渡ったことがある。
アメリカではMD実験大成功ということで、軍関係の新聞などでは結構騒がれていたので、私はMDはかなり信用のおけるシステムだと考えている。具体的にMDを使うのは能率的なのかどうか、某ニュースグループで私がお世話になっている桂木さんの説明をここで引用させていただこう。

撃墜率のほうはソフトハードとも湾岸戦争の時の比ではなく、インテリジェント能力の劣る北朝鮮のスカッドに関してはかなり効果的なようですね。これも国力の問題になってきますが、盾と矛の開発競争にどこまで対応できるかと言うことが核心になってきます。この点で、北朝鮮にロシア中国並みの開発能力を求めるのは現実的ではないでしょう。
よって、現状のMDは北朝鮮の弾道ミサイルに関しては効果的だと思われます。もちろんいつの時代でも戦術的奇襲と言うのは可能で、能力はあっても危機対応がされていなければ古い兵器でも効果を挙げてしまうわけですが。
さて、対ミサイル迎撃手段はソフト的なものとハード的なものがあり、インテリジェントなミサイル(トマホーク等の巡航ミサイル)はソフト的な(チャフ、ジャミン等々・・・)迎撃が有効ですが、頭の悪い北朝鮮の弾道ミサイルのようなものは直接的にハードな手段(迎撃ミサイル等)で打ち落とすしかありません。
これに関しては現状北朝鮮レベルの弾道ミサイルに対する備えはかなりのものがあるようですが、迎撃兵器が有効であることと国としてのミサイル防衛が有効かどうかはまた次元の異なる話になります。それは国としてのインテリジェントの問題であり、ロジステックの問題であるからです。
つまり、
・ミサイル発射の兆候を事前につかんで危機管理レベルを即応体制に上げられるか。
・米国との情報共有体制の効率が発射探知から迎撃ミサイルの発射までの時間が着弾までの短い時間で出来るか。
また、
・現実問題として、発射されるミサイルに対応するだけの迎撃ミサイルを予算的な面で配備可能なのか。
・配備が決定されたとして、その生産は高度なシステム製品であるため調達は長期にわたる。
と言う問題があって組織的で政治的な話になってしまいまうわけです。
物理的能力においてはこと北朝鮮のミサイルに対する防衛はかなりの程度可能であるにもかかわらず、費用対効果と言う政治を巻き込んだドラスティックで生臭い話によって実際の防衛力は穴だらけという事態になってしまいます。もちろんやらないよりはやったほうが良い訳なんですが。
MDのミッドコースでの迎撃は基本的に成層圏外の宇宙空間なので極至近距離でない限り火薬等の衝撃波や高温ガスの効果は望めません。で、考え方としては物理的にぶつけて破壊すると言う考えが主流です。
散弾銃のようにある加害範囲に包み込むわけですが、弾道ミサイルのノーズコーンは再突入の関係もあって頑丈で、生半可なタイミングでの爆散は効果がないケースが多いのです。前方からその微妙なタイミングで爆発させる困難さと破片による加害効果の不十分さから、「弾頭を持ったミサイルでなくともよい」と言う考えのようですね。
弾道ミサイルも迎撃ミサイルもミッドコース迎撃の場合はかなりの残速を持っていますので、ぶつけたほうが確実で、もちろん当てるのは非常に難しいわけですが、それでも爆散効果の微妙なタイミングをとるよりはましみたいです。イージス艦のSM‐3の弾頭は赤外線追尾機能を持った運動弾頭のようですね。
パトリオットのPAC2までは近接信管方式でしたが、PAC3は直接衝突する方式に改められています。

北朝鮮からミサイルがアメリカに飛んでくるまでには、比喩的にも現実的にも時間がかかるが、日本は近すぎるから時間がない。今の状態では先制攻撃は無理だし、ブーストフェーズで撃ち落とすことが憲法上許されるのかどうかも分からない。とにかくこのシステム開発には真剣に取り組む必要がありそうだ。


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拡大する中東戦争

昨日イスラエルの軍艦とエジプトの商船がヒズボラの空爆によって打撃を受けた。これに伴いヒズボラはイスラエルに公開戦争の宣戦布告をした。 (訳: 英語ニュースを読んでみよう)

イスラエルの軍用機がレバノンから世界へのリンクを1つ1つ壊し、イスラムゲリラグループのリーダーの本部と故郷を破壊したあと、ヒズボラは金曜日に爆薬を装備される無人航空機をイスラエルの軍艦に衝突させ、それを燃え上がらせた

ベイルートの地中海の海岸沖の軍艦への攻撃は、ヒズボラがロケットと迫撃砲を新しい武器として備蓄に加え、それをイスラエルに対して使ったたことを示した。
イスラエル軍は、それが帰途についたあと、船がひどい痛手を被って、後で何時間も燃えていたと語った。アルジャジーラテレビはイスラエル軍隊が4人の行方不明の水夫を捜していると伝えてたが、船のクルーに関する詳細はなかった。
「あなたは公開の戦争を望みました、そして、我々は公開の戦争の準備ができています」と、ヒズボラリーダーSheik Hassan Nasrallahがテープ録音された声明において言いました。彼は、ロケットでイスラエルの中により深く襲いさえすると公約した。

APの記事では詳細がないが、この時エジプトの商船は同じ無人航空機(UAV)から発射された対戦車用ミサイルによって攻撃されている。ここで注目をしなければならないのは、ヒズボラが使った新兵器が無人航空機(UAV)であり、しかも同時に二つの船を攻撃することができる性能の高いものであるということである。ヒズボラがこのような高度な武器を独自に持っているというのは信じがたい。このような新型武器を開発しテストまで行いながらすぐとなりのイスラエルに気が付かれないはずはない。背後にイランの革命軍が関わっている可能性が非常に大きくなってきた。(カウンターテロリズムブログ
またシリアはシリアでヒズボラを完全に支持すると表明している。イスラエルに開戦宣告をしたヒズボラを全面的に支持するということは、シリアもまたイスラエルとの公開戦争の準備ができているということになる。ここまでいわれてはイスラエルもシリアまで攻め入らなければメンツ丸つぶれだ。
しかしシリアと戦争をやれば、イランとも戦争になる。イスラエルの武力を持ってすればシリアとイランの連合軍を簡単に妥当することができるだろうが、イスラエルのオルメルト首相がイスラエル内部でどれだけ政治力をもっているのか、そして彼にどれだけ度胸があるのかこれはまだ完全に未知数だ。
そしてそうなった時アメリカはどうするのか、これもまだはっきりしていない。
関連ブログ記事:
海外ニュースより


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北朝鮮ミサイル実験の意外な恩恵

私はもともと日本の防衛は弱体すぎると考えてきたほうなので、日本が軍事力を強めるべしとか、北朝鮮に経済制裁を加えるべしという意見にはそのやり方云々は別として、ほとんど賛同できる。極右評論の瀬戸さんのご意見などはただ単に軍事強化を唱えるだけでなく、なぜミサイル迎撃システムを日米共同で開発する必要があるのか分かりやすく説明してくださっている。

現在、核兵器は確かに安価な最終兵器とされてきたが、この核兵器を保有するだけではテロリスト国家には対抗できない。勿論、核兵器も必要だが、核弾頭の迎撃システムの開発もまた不可欠なのである

現在、この迎撃システムの完成を目指して共同開発しているのは、米国、日本、台湾などである。日本の科学技術がなければ米国一国だけでも開発は不可能とされている。
核を持って威嚇をするような国に対して、これを撥ね退けるには、同じような核の保有だけでは抑止にはならない。核兵器と迎撃システムを完成させてこそ、真の国防体制が構築されるのである。

だが、北朝鮮のような脅威を目の前にして、日本が国防強化をすべきではないと語る人々の意見にも意外と、なるほど〜と思う部分があるのは面白い。
まずは日本がアブナイ!から、、

安部官房長官、額賀防衛大臣、麻生外務大臣をはじめとする政府の一部の者が、声高に北朝鮮に対してでだけでなく、中国や韓国への批判を行なったり、制裁を強めたり、日本の軍事力を強化したりしようとしている…

ここは「千載一遇のチャンス!」とばかりに、今まで言いたかったりやりたかったりしたのに、野党や国民や他国の反応を気にして控えていたことを、ここぞとばかりに表に出しているように思える。今なら国民やメディアもあまり文句は言わないだろう。逆にメディアの一部は、ミサイルや核の脅威をあおってくれている…
私には、一部の者が今回のミサイル実験を「待ってました」とばかりにとらえて、ある意味では、喜々として対応しているようにさえ見える時があるほどだ…
また防衛庁は、8日には来年3月に予定していた地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備を年内に開始するほか、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)も含めた全体計画の本格稼働を、予定の2011年度から早めることを発表した。
日本は、米軍再編成に合わせて、できれば2010年ぐらいまでに憲法改正を行ない米軍と自衛軍が協力して日本やその周辺地域を共同して防衛を行なう計画を立てている。私は軍事や安保については詳しくないのであるが、その方面に詳しい人によれば、もうその後の青写真もすっかり作られており、今後は共同で軍事演習を行ないながら、その時が来るのを待っているだけなのだという。
だから、今度の北朝鮮のミサイル実験で、武器調達の計画を早めることができるかも知れないのは、ある意味で、願ったりもかなったりの面があるのだ。

私はこのブログの著者mew-run7さんのこの分析は全く的を射たものだと思う。もっともmew-run7さんは、与党のこのような動きは北朝鮮のミサイルなんかよりも日本にとっては脅威なのではないか、というご意見で、そこが私とは全く意見が異なる点である。
私は北朝鮮の脅威を言い訳にすることで日本が憲法を改憲し軍事強化ができるのであれば、これは歓迎すべき出来事だと考える。
2年ほど前だったろうか、私は日本人の集まる某掲示板にて日本の国防強化を唱えたことがある。その時そのトピックに集まっていた人々のほとんどが、北朝鮮や中国の脅威を唱える私や他の保守派の人々を被害妄想だとののしった。もしあのような考えが日本では普通だったのだとしたら、いくら政府がミサイル迎撃システムだの北朝鮮経済制裁だのを唱えても国民の支持をえられたかどうか疑わしい。
だからもし今回の北朝鮮のミサイル発射実験が日本に正しい危機感を与えて国防強化の踏み台になるというなら、これはよいことだと思う。本当をいえば、何十人という日本国民を拉致して涼しい顔をしている北朝鮮にいままで経済制裁もできなかったということ自体おかしいといえばおかしいのだが、、、
北朝鮮のミサイル実験そのものは北朝鮮にとってはあまり良い結果を生んだとは思えない。だが、このミサイル実験によって日本や欧州が自分らの国防の不十分さに気が付き、軍事強化につとめる役にたったということで、おもわぬ恩恵があったといえる。


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イスラエル空爆を受けて、、レバノン市民に聞こう!

ヒズボラのおかげでとんだとばっちりを受け、イスラエルからの空爆を受けているレバノンに市民たちは今の状況をどう考えているのだろう。私はレバノンの人々には強く同情する。イスラエルのやっていることは理解できるが、レバノンはシリアに長年占領されており、ヒズボラが政府に関与しているとはいえ、多くのレバニーズはキリスト教徒だし、いってみれば犠牲者でもある。
さて、アメリカの元陸軍特別部隊の兵士だったブラックファイブがいくつかレバノンのブロガーの意見を紹介しているので、こちらでもちょっと読んでみたいと思う。(訳:カカシ)

我々は皆有罪だ。我々全員がだ。緊急ハイワーワタニ議会だって???? 私は笑うべきか食卓の上に内臓を吐き出すべきかわからない。皆に告げておく。我々はおびえている。我々の命がかかっているのだ。我々の国はもう終わりだ。でもこれは皆我々が悪いのだ。我々ひとりひとりの責任だ。この輩を選挙で選び彼等に憎悪と殺伐な理想で自分勝手にふるまう温床を与えてしまった。そしておびえて硬直し誰かにせいにする以外になにもできないのが我々だ。 (中略)我々には誰にも文句をいえた義理じゃない。
Welcome to My Lebanese Dream

下記はレバノンのインターネット掲示板に載った意見。(訳:カカシ)

私は恐くて仕方ない。こどもの頃防空壕ですごした日々のようだ。私の周りのひとたちの気持ちはとても表現できない。「みんなヒズボラが悪い」「イスラエルのせいだ」「(レバノン)政府のせいだ」ハッキリ言って、私は誰のせいでもかまわない。罪のない市民や子供や家族全員が殺されたらそんなこともうどうだって関係ない。 (デリリアス)
私は心の底からいわせてもらう。戦争はもうたくさん。死も破壊ももうまっぴら! 地獄から舞い戻ったヒズボラに呪いあれ! この破壊もこの死も、イスラエルのせいではない! すべてお前ら(ヒズボラ)のせいだ。呪われよ! (略)
私はイスラエルとの平和を望む。今! イデオロジーなんかどうだっていい。地図のどこに線をひこうとかまわない。お前らの宗教なんかどうでもいい! 平和を今!(ボブ)

ことイスラエルとイスラム社会との戦いとなると、なんでもかんでもイスラエルが悪いという意見が大半を閉める国際世論だが、イスラエルから直撃を受けているレバノンの人々は冷静に誰が本当の悪者なのか理解されているようだ。
イスラエルとレバノン市民が手を組み一緒になってヒズボラと戦うのが理想なのだが、いったいどうなるのだろう。


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風が吹けば桶屋が儲かるじゃないが、イスラエルとシリアが戦争したら、、、

パレスチナのハマスがイスラエル兵ひとりを拉致したことで始まったこの紛争は意外な方向へ展開してきている。
昨日レバノンのヒズボラがイスラエルを攻撃し、イスラエルがレバノンに応戦をはじめたニュースはみなさんもご存じのとおり。しかし今日になってヒズボラがイスラエル国内にロケット弾を打ち込んだというニュース(英語)がはいってきた。(訳:カカシ)

ヒズボラはロケット弾を無数にイスラエル北部に打ち込み、イスラエル市民二人が死亡、95人が負傷した。

木曜日にミサイルが二発ハイファの港に落ち、ハイファはレバノンの国境30kmに渡る浜辺であることから、イスラエルはヒズボラが攻撃を「大幅に激化」させていると責めている。ヒズボラはイスラエルの第三の大都市であるハイファに向かってミサイルを打ったことを否定している。この攻撃ではけが人はでなかった。

ところで、このミサイルを打ったのが、レバノンのヒズボラではなく、シリアのヒズボラである可能性もあるようだ。もしミサイルを打ったのがシリアの差し金だったとすると、昨日もちょっと話たが、イスラエルはシリアと戦争をしなければならなくなる。だが、そうなっては黙っていられないのがイランである。
今日それを見越したかのようにイランの大統領がイスラエルがシリアを攻めたらイランはイスラエルを攻撃すると宣言した(英語)。 (訳:カカシ)

「もしシオニスト政権がシリアを攻撃するという馬鹿げた行為をしたならば、イスラム社会全体への戦争とみなし、(イスラエル)政権は非常に激しく応対されるだろう。」アクマネジャド首相はシリアのアサド大統領との電話でそのように話たと報道されている。

しかしイランがイスラエルを攻撃した場合には、イスラエルと同盟関係を結んでいるアメリカが指をくわえて黙っているわけにはいかない。軍事的な面だけを考えるなら、アメリカ軍はすでにイラク、アフガニスタン、サウジというイランを囲む国々に軍隊が配置されているので、即戦闘状態にはいることができるので全く問題はない。だが政治的にアメリカがイランと戦争ができるのかどうかとうことになるとこれは全く別な話。
とはいえイランは本気でイスラエルと戦争をやって勝てると思っているのだろうか? そしてアメリカが関わってくる可能性についてはどう考えているのだろう?
イスラエルとパレスチナのいつもどおりの小競り合いだと思っていたら、イランとアメリカを巻き込む大戦争になる可能性が出てきた。なんにしてもここ数日で大転回が期待されそうだ。


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シリアが危ない? ヒズボラがイスラエル兵拉致

今週は朝早くから夕方遅くまでセミナーでしかも宿題まで出されてるんで、なかなかニュースを読む暇もなかったのだが、なんとレバノンのヒズボラがイスラエル兵を拉致してレバノンへ逃げこんだと聞いてびっくり。

エルサレム(CNN) レバノンのイスラム教シーア派武装集団ヒズボラは12日、イスラエルに越境攻撃してイスラエル兵2人を拉致し、3人を殺害した。これを受けてイスラエル内閣は、レバノンに対する厳しい報復を承認した。

イスラエルはただちに、越境攻撃と拉致兵士救出の責任がレバノン政府にあるとの見解を示した。イスラエル軍は閣議前から、レバノンへの砲撃や空爆で報復攻撃に乗り出した…
イスラエル軍関係者は、ヒズボラによる兵士拉致が戦争行為であるとの認識を示し、レバノン各地でヒズボラ掃討を実施するための包括的計画を作成したと述べた。対象地区はヒズボラの拠点であるレバノン南部に限定しない方針という。
また、別のイスラエル軍関係者もチャンネル10に対し、拉致された同国兵士が解放されない場合、「レバノンの時計を20年巻き戻す」とコメントした。

ハマスのテロリストが理屈がわからず自殺行為におちいったのはそれほど不思議ではないが、ヒズボラはいったい何を考えているのだろう。はっきりいって、中東のテロリストたちは自分らの歴史を知らな過ぎる。
イスラエルはその建国の日からアラブ諸国から仕掛けられた戦争に何度も打ち勝ってきた。イスラエルが「レバノンの時計を20年巻き戻す」といっているのは、1982年にイスラエルはいちどレバノンを侵略していることをさしている。後にイスラエルは自主的にレバノン南部から兵を引いたのだが、これは別にヒズボラなどのテロリストに追い出されたわけではない。だが、学のないテロリストや反ユダヤの人々は自分らでイスラエルを追い出したと歴史を書き換えてしまったのだろう。
このように自分の都合勝手に歴史を書き換えてしかも自分らもその嘘を信じてしまうと、時として致命的なことが起きる。今回ヒズボラがイスラエル兵を拉致したことでヒズボラはレバノンがイスラエルから攻撃されないか、されてもたいしたことにはならないと踏んでいるからだと思われる。
彼等の目的はイスラエルを別の方向から攻撃することで、イスラエルの注意を分散させようというものなのかもしれないし、またこの間からシリアのアサド首相の邸宅上空を飛んで威嚇しているイスラエルへの仕返しなのかもしれない。だが、彼等がイスラエルから報復がないと考えているとしたら、これは非常に危険な賭けだと思う。
私はレバノン自体がイスラエルの攻撃の標的になることは好ましいことだとは思わない。レバノンもシリアの手先ヒズボラに占領されて、いってみれば犠牲者なのだ。ヒズボラがいるというだけでイスラエルの攻撃のまとになってしまうのは大迷惑なことだろう。
ここで疑問なのだが、イスラエルがアサド首相の邸宅の上空をとんだ理由は、シリアがハマスの重要人物をかくまっているからなのだが、もしヒズボラに拉致されたイスラエル兵がシリアにつれていかれたとしたらイスラエルはどうするつもりなのだろう?

ヒズボラの指導者ナスララ師は、イスラエル兵拉致が「自然で理にかなった権利」だと主張。また、拉致されたイスラエル兵らを軍事行動が及ばない「遠い場所」で拘束していると述べた。ヒズボラは兵士解放の条件として、イスラエル国内に拘束されているパレスチナ人やレバノン人の受刑者の釈放を要求。イスラエルはこれに応じず、兵士を無条件で即時解放するよう求めた。

イスラエルのオルメルト首相はレバノンとヒズボラの双方の責任を追及する姿勢を表明。報復攻撃はテロではないと明言するとともに、ヒズボラがレバノン政府とのつながりを持つとしたうえで、「レバノン政府は域内の安定を揺るがせようとしており、結果を受け入れる責任がある」と述べた。

私はレバノン政府がヒズボラの行為に責任があるとは思わない。それより、ナスララのいう「遠い場所」とはシリアのことではないのだろうか? もしそうだったら、イスラエルはどうするのだろう?
ここで私はアメリカの立場にたって、非常に自分勝手に考えてみる。シリアからイラクへテロリストはもちろん武器弾薬が運び込まれてきていることは周知の事実だ。しかしアメリカがこのことを大げさにいわないのは、アメリカがシリアとの戦争を避けているためである。だがもし、イスラエルがシリアに怒って自分らの理由でシリアに攻め入れば、アメリカとして非常に好都合だ。
シリアのアサド大統領は弱体で、軍隊からの信用度は薄い。もしもヒズボラのイスラエル兵拉致事件いシリア政府が関連していたか、すくなくとも容認していたということになれば、それが原因でイスラエルによる攻撃でシリアが大打撃をうけるようなことになれば、アサド政権は倒れるだろう。そうなればシリアは内乱となり、イラクでテロなどやってる場合ではなくなる。
またこれはシリアのヒズボラで大迷惑をしているレバノンにとってもいいことだ。シリアが内乱となればレバノンにいるヒズボラもレバノンでの勢力を失うからだ。
もしかして、今回のイスラエル兵拉致事件は中東平和にとっては都合のいい方向へ向かっているのかもしれない。無論すべてはイスラエルの出方次第なのだが、、、


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置き換えられた人権擁護: アルカイダの米兵遺体冒涜に思う

アルカイダのテロリストたちはこの間拉致して拷問殺害したアメリカ兵の遺体を冒涜しているシーンをビデオに撮って公開した。(注:このビデオへのリンクではないのでご安心を)

バグダッド(CNN) イラク中部ユスフィヤで武装勢力に拉致され、殺害された米兵2人の遺体とみられる映像が10日、イスラム系ウエブサイトに掲載された。また映像に伴って、中部マハムディヤで米兵がイラク人女性に暴行を加え、家族ら4人とともに殺害したとされる事件との関連を示唆する声明が出された。

声明は「2人の米兵と同じ部隊の兵士に同胞女性が辱められたことへの報復として、このビデオを公開する」と述べている。

このビデオがアメリカ兵らによるイラク家族4人殺害疑惑(真実かどうかかなり疑わしい)と関係があるなどというアルカイダのプロパガンダを信じるひとなどいないだろう。アルカイダはイラク戦争の前からアメリカ人ジャーナリストを拉致して斬首したビデオを公開した過去がある。イラク戦争中も日本人の若者、香田さんを含み何人もの無抵抗な非戦闘員の首をかっ切るなど残虐な所行をビデオに撮って公開してきた。同じイスラム教徒であるシーア派の人々を拉致しては拷問虐殺し続けているアルカイダ。そんな奴らがイラク女性が一人二人強姦されたからといって気にしたりするものか。これは明らかに文明諸国の反戦派を狙った宣伝行為だ。
アルカイダの連中がこういう行為にでることは特に不思議でもなんでもない。野蛮なテロリストが野蛮行為をしたからといっても別に今さら騒ぎ立てるほどのことでもないだろう。だが問題はこのようなニュースを取り扱うメディアや、自称人権保護団体の反応だ。
アメリカ兵やアメリカ政府がやったとされる行為は、まるで鷹の目のように鋭い目で監視する彼等は、テロリストの悪行にはあまり関心がない。キューバのゴンタナモ収容所での囚人への扱いが人権迫害だのジニーバ条約に違反するなどと大騒ぎする割には、ジニーバなんてどこにあるかも知らないようなテロリストが女子供もかまわず虐殺し、拉致した戦闘員を拷問の上虐待して遺体を冒涜するような行為にでてもアムネスティーインターナショナルがこれはジニーバ協定に反するなどと抗議することはない。それどころかCNNの記事など詳細がはっきりしていない米兵による『悪行』と結び付けることによってテロリストの行為と米兵との疑惑を同率に並べている。
アルグレーブで米兵の看守らによる囚人への嫌がらせが大々的に問題になったとき、私は同僚とその話をしたことがある。同僚は米兵のやっていることを「虐待だ」といって強く批難していたが、私は囚人を裸にひんむいて写真を撮ったり犬をしかけるふりをしておどかした程度のことを「虐待」などと呼んで騒ぐのは行き過ぎだと反論した。なにしろアルグレーブの囚人たちはアメリカ兵を路肩爆弾でふっ飛ばしたり、イラク市民を自動車爆弾で大量殺害しているようなテロリストのあつまりだ。そんな奴らが多少看守からセクハラを受けた程度で騒ぐほどのことはない、というのが私の意見だった。
誤解のないようにいっておくが、たとえテロリストといえども、アメリカ兵が囚人を不必要に虐待しても良いなどと私は考えていない。アルグレーブのけしからん看守どもが軍法会議の末禁固刑数年の罰をうけることになったのも、監視役の准将が不名誉の除隊をよぎなくされたのも政党な罰だと考える。
どんなやり方をしても勝てばいいとおもっているテロリストらにしてみれば、西側諸国のこうした反応はきっと理解できないとおもう。そして我々が考える人権とか道徳というものを我々の弱さだと考えることだろう。さもあらん。彼等が侵略者の立場なら非戦闘員も抵抗軍も無差別に徹底的に虐待しているだろう。イラクの人々ももしアメリカ兵に本当に虐待を受けたとしてもアメリカメディアが騒がなければ特に驚かなかったろうと思う。
私も英米や連合軍は片腕を後ろ手に縛られて戦争をしているような気がしてならない。皮肉なのはアメリカほど敵や非戦闘員の人権を尊重している国はほかにないだろうに、アメリカが一番責められているということだ。敵側がプロパガンダを利用して我々を責めるのは納得がいくが、どうしてアメリカのメディアや西側の市民団体が我々を目の仇にするのか不思議でしかたない。
対テロ戦争に中立はあり得ない。英米の対テロ戦争をサボタージュするということは、テロリストの味方をすることになるのである。どれだけアメリカが嫌いかもしれないが、ここはテロリストのほうがよっぽども危険だということに重点をおいて、むやみやたらにアメリカを責めるのはいい加減にやめてもらいたい。


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なぜパレスチナはロケット弾をうち続けるのか?

イスラエルからひどい報復があると分かっているのに、パレスチナ庶民がハマスによるイスラエルへのロケット砲打ち込みをなぜ支持するのかという記事(英語)を読んだので、そこからちょっと引用したい。(訳:妹之山商店街さん)

パターンは数年間何度も何度も繰り返されてきました:パレスチナ人は、ガザ北部からのロケットを発射して、ガザのパレスチナ人は、戦争の論理よりむしろ全て紛争の感情に基づいた多くの理由を提供します…

「私達は軍事的な対等を達成することができないことを知っています」
サラー Bardawil、議会でハマスの報道官を勤めるパレスチナの議員。「しかし人が強い痛みを経験する時、どうにかして返答しなければなりません。これは私達がどのように私達自身を守るかということです。これは私達が世界にどのように私達がここに存在しているかということです」
たとえイスラエルの兵器に適うことができないとしても、パレスチナ人はロケットと自爆攻撃がイスラエルとの「恐怖のバランス」を生み出すとしばしば語ります。
「何故私達だけが恐怖の下に生きなければならないのですか」ムハンマッド・アブ Oukal、ガザ市のイスラム大学の学生が言いました。「これらのロケットで、イスラエル人も同じく恐怖を感じます。
私達は一緒に平和に暮らすか、あるいは一緒に恐怖に生きなければならないでしょう」

イスラエルにロケット弾をうち続けることでしか、自分らの存在価値を見いだせないと公言してはばからないような政治家も情けないがそれ以上にこの学生の言葉は象徴的だ。昔誰かが、パレスチナ人が自分らの子供たちを愛する気持ちが、イスラエルを憎む気持ちに勝るようにならなければこの紛争は終わらないだろう、と言っていたのを思い出す。パレスチナ人はイスラエルと平和共存するくらいならイスラエルと共に恐怖のなかで生きることを選ぶという。敵を不幸せにすることのほうが自分達が幸せになることよりも大切だというのである。

ガザのパレスチナ人は、2001年から2005年までに、数千発の迫撃砲弾とロケット弾を発射しました。12人のイスラエル人を殺害しました。イスラエルで八人、ガザで四人、イスラエル軍が述べました…

イスラエルのガザ撤退以降、パレスチナ人はイスラエル南部に約700発のロケット弾を発射しました。
負傷者と損害を引き起こしましたが、死者は出していません…
火曜日に、通常の一つの代わりの二つのエンジンを持つロケット弾が約7.5マイル飛行して、街の中心部、人気がない高校に着弾しました。それは、去年撤去を命じられたガザの境界上のユダヤ人入植地 Dugit から発射されたように思われると軍が発表しました。(カカシ注:学生はこの時ちょうどロケットが着弾した後者の反対側の校庭に集まっていたため難を逃れた)

世界のメディアは過去一年半ハマスはイスラエルに対して自主的に停戦を守っていたと報道していた。だがこの記事によればハマスはその『停戦中』になんと数千発のロケット弾をうってきたのだという。まったくあきれた停戦だね。これではイスラエルにどんな応戦をされても文句などいえないではないか。はっきり言って、人質をとられるまでガザ侵攻にでなかったイスラエルの自制心にこそ感心する。
先ほどうしゃこふさんのブログを読んでいて、なるほどなと思うところがあった。

第一に戦いは交戦者双方に相手を殺す権利と殺される義務を課す、第二に戦いは無限に強度を増す、という原理が明らかになる…
私は問う。北朝鮮と戦うというならば、あなたがたは彼らに攻撃され死に苦しむ事を認めるのか? 闘争の原理を甘んじて受け入れ暴力の応酬により決着をつける事に異存は無いか? その暴力を無限の強度で、我々の持つ総ての手段を以って、また彼らの持つ全ての手段を受け入れて、それで絶対的な戦いを繰り広げる覚悟はあるのか?

お分かりのようにうしゃこふさんは日本と北朝鮮のことについてお話しておられるのだが、先ほども書いたように、これはパレスチナとイスラエルにもあてはまる。イスラエルがガザから撤退した時からいずれこういう日が来ることは予測できた。なぜならパレスチナ人の唯一つの目的は主権国家として平和に暮らすことではなく、自分らの幸せを犠牲にしてもイスラエルを撲滅することにあるからだ。
私にはパレスチナがうしゃんこふさんのおっしゃるような覚悟をもってこの戦いに挑んだとはどうしても思えない。なぜならこの後に及んでまだ人質返還以外に交渉はしないというイスラエルに向かって軍事的に何の意味もないカッサム砲をうち続けて、侵攻をやめなければ学校や病院をもっとねらうぞと息巻いているからだ。
パレスチナの行為はイスラエルを撲滅するどころか、パレスチナの完全崩壊へとつながる。圧倒的に優勢な軍事力を持つイスラエルを挑発し続ければいずれはイスラエルも本気で戦うことは十分に予測できた。イスラエルがその気になれば、それこそ本当にイスラエルによるパレスチナ民族の、民族浄化、ジェノサイドが可能なのである。
パレスチナはまだ国連の条例などがイスラエルの強行手段を阻止できると信じているかもしれない。だが本当にパレスチナ人がイスラエルによって皆殺しの目にあったとしても、国際社会にできることはイスラエルを激しく非難することだけだ。だがそんなことなら国連はこれまでにも何十という条例を発令してきたが、イスラエルがそれをきにした気配は全くない。
「イスラエルは国際社会に良く思われるために集団自決をするつもりはない。」とはイスラエルの賢者の言葉だ。


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イスラエルから学ぶ北朝鮮問題

日本の右翼系の政治ブログを読んでいて気が付くことは、この間の北朝鮮のミサイル実験や竹島を巡る韓国とのいざこざなどに対して日本は北朝鮮に先制攻撃をすべきであるとか、韓国に武力でも立ち向かうべきだとかいうひとたちが、なぜかパレスチナに対するイスラエルの応戦となると、行き過ぎだと批判する傾向があるということだ。
左翼の自称平和主義の人々がイスラエルの強行手段を批難するならまだなっとくもいくのだが、普段自国の防衛に敏感な右翼の人々がなぜイスラエルの応戦に批判的なのか私には理解に苦しむ。
イスラエルとパレスチナの紛争は一見日本には無関係のようであるが、防衛問題ということで考えるなら、日本もこの紛争から学ぶことは多々あると思う。
ここで私はあえてイスラエルがあの土地にイスラエル国を建国するにあたった経過が正当であったとか不当であったとかいう話を避ける。何故ならばもともとあの土地は誰のものであったなどという議論をはじめれば、世界中のどこを探しても決着のつく国など存在しないからである。ヨーロッパなど何世紀にもわたって国境がいくらも書き換えられ、元ソ連傘下にあった東ヨーロッパなどはいまだにそれが続いている。
私は最初に領土を手に入れた過程が侵略であったにしろ、買収であったにしろ、単に空き地で陣取りした結果だったにしろ、最終的に住民を統治し、外敵から国を守ることができる政府こそ主権国家といえるのだと考える。
イスラエルは1948年の建国当日からその主権を試されてきた。そしてその後の外敵による度重なる攻撃にたいしてことごとく勝利をおさめ、イスラエル国を死守してきた。外敵から国をまもることこそが主権国家たるものの第一条件である以上、世界中においてイスラエルほど何度もその主権国家の権利を証明した国はない。
だからイスラエル建国の経過がどうあれ、イスラエルには国を持つ権利があるのであり、その国をどんなやり方をしてでも守り通す権利と責任があるのである。
それにひきかえパレスチナは歴史上一度もパレスチナ国という主権国家をもったこともなければ、主権国家設立のために努力したこともない。それどころか主権国家を持つ機会を何度も与えられながらそれをすべて拒絶してきた。1967年の6日戦争でイスラエルがパレスチナ領を占領したので、それ以後彼等にできることは抵抗はテロだけだったのだという人もいる。だが、圧倒的武力を有するイスラエルに対して長年に渡るテロ行為はパレスチナを独立の道に導くどころか、貧困と崩壊へと導いているだけだ。
一年前にイスラエルがガザから撤去した時、パレスチナには主権政府を設立し独立国家への道を歩み始める絶好のチャンスがおとずれた。にもかかわらずパレスチナ市民はイスラエル憎しが先走りして、ハマスなどというテロリストを政権に選び、停戦を宣言しながら、ひたすらイスラエルの民間人をめがけてカッサムミサイルを打込み、ついにはイスラエル領内に潜入してイスラエル兵2名を殺害し一名を拉致するにいたった。
昔テレビの動物番組をみていて、馬場で走っている馬の後ろを追いかけている犬をみたことがある。最初はこの犬、馬を追いかけてうるさく吠えていただけだったのだが、そのうち犬は興奮して馬の足首に噛み付いたりしてじゃれていた。馬は足並みを早めることでうるさい犬から逃れようとしたが、あまりに犬がしつこいので、ついに後ろ足で犬を蹴っ飛ばした。犬はキャーンと悲鳴をあげて数メートルふっとんでしまった。
ここで犬はただじゃれていただけなのに、蹴るなんて馬はやり過ぎだといってみても意味がない。自分よりもずっと図体のでかい動物にちょっかいを出してなにも起きない思っているほうが悪いのである。
さてここでイスラエルの行為が行き過ぎであるとお考えの皆様にイスラエルを日本、パレスチナを北朝鮮と置き換えて考えてみていただきたい。北朝鮮が日本の学校、レストラン、遊園地などといった民間施設を標的に毎日数発のノドンを打ってきたとしよう。ミサイルが当たって被害があることもあれば、空き地に落ちて無害なこともある。それが一年以上も続いたとする。そして何週間に一度の割で北朝鮮の工作員による自動車爆弾や自爆テロ未遂が東京だの大阪だのの都市でおき、時々警備員や民間人が巻き添えになって一回に数十人の死傷者がでたとしよう。また、浜辺をあるいている女学生が拉致されるなどの事件が続出したとしよう。(あ、これはもう起きてたんだっけ?)
それに対して日本が北朝鮮に抗議をすれば、北朝鮮は日本は過去に朝鮮民族にたいしてひどいことをしたのだから、この程度のことは当たり前だ。拉致被害者を返して欲しかったらもっと経済援助しろと開き直り、なまじ応戦などしたらもっとノドンを打ち込み、日本人を拉致するぞとおどかしたとしよう。
この段階で日本が北朝鮮のミサイル発射装置を爆破し、軍事基地にミサイル攻撃し、軍首脳部が固まっていると思われる場所に戦車で侵攻して日本の圧倒的軍事力で北朝鮮のインフラを半壊したとして、日本のやり方は行き過ぎだなどと批判するひとはいるだろうか? 北朝鮮の攻撃による日本人の被害など日本の人口のほんの一部なのだから、北朝鮮への応戦はほどほどに自制すべきだなどと諸外国から口を出されて納得する日本人がどれほどいるだろうか? いったいどこの世界に戦闘行為を仕掛けてきた敵が軟弱であったら、こちらもそれにあわせた軟弱な応戦しかしてはいけないなどという取り決めがあるのだ? 
イスラエルが自国への戦闘行為を多少なりとも許せば、イスラエルを憎んでいるパレスチナだえでなく、近隣諸国にもイスラエルは弱いという印象をあたえてしまう。イスラエルが主権国家をまもるためには、どのような些細な攻撃も許してはならないのだ。たとえ拉致されたのが一等兵ひとりだとしても、イスラエルは徹底的に反撃しなければならないのである。そうしないことは敵を奮い立たせ敵の攻撃を激化させ、いずれ国の存続を脅かすこなるからだ。それが主権国家の防衛というものである。
日本が北朝鮮のミサイル攻撃や韓国の竹島のっとりを、指をくわえてみていてはいけないのと同じである。


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米国ホットドック大食いコンテスト、小林君またも優勝!

ニューヨークのコニーアイランドで毎年独立記念日に行われている由緒正しき伝統あるホットドック大食いコンテストにおいて、日本代表の小林選手が6年連続で優勝した。私は過去三年ほどこのコンテストの模様を中継でみてきたが、小林君の体系の変ぼうぶりにはおどろいてしまった。5年前に優勝した時はひょろっとしたやせた男の子だったのに、今回は筋肉もりもりの立派な男性。
このコンテストのルールは簡単で12分間の間にどれだけ多くのホットドックを食べられるかを競いあうのだが、小林君のこれまでの記録はたしか53.75本。しかしこれまで小林君の一位と二位の差は12本で、ほとんど独走状態だった。
しかし今年の挑戦者のなかには予選で50本を食べたアメリカ代表のチェスナッツ選手が、小林君においつけおいこせでしがみつき、なんと52本を食べた。小林君の去年の記録は49本だから調子次第では、小林君はまけていたかもしれないわけだ。

 今年の大会は、5月の国内予選で米国人最高の50個を記録した学生ジョーイ・チェスナットさん(22)と小林さんの事実上の一騎打ちとなったが、前半リードされた小林さんが終盤に入り猛追、逆転した。
チェスナットさんは2位に終わったが、昨年の32個(3位)を大幅に上回る52個。大会後のインタビューでコバヤシは手ごわかった。来年また戻ってくる」と雪辱を誓った。

ということは来年は必ずしも小林君が優勝するかどうか分からなくなってきたということだな。
しかし早食い大食いコンテストというのは洋の東西を問わずどの国でもあるらしく、今回の挑戦者も非常に国際色豊かで、しかも彼等はそれぞれの国で不思議な食べ物の早食いコンテストに優勝している手強い相手ばかり。中継も他のスポーツと全くかわらない真剣さだった。
来年はそろそろアメリカが勝つ晩かな?


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