2010年に共和党知事を選んだ州はすべて失業率が下がっていた!

2010年にアメリカ茶会党ティーパーティーが応援して共和党が知事の座を勝ち取った州すべてにおいて、失業率が全国平均よりずっと早く減少していることがイグザミナードットコムの調べで明らかになった。

17州すべてにおいて2011年1月から失業率は減少しており、特にミシガン、フロリダ、そしてネバダではなんと2%以上の減少。これら17州の平均減少率は1.35%で、全国平均の0.9%をずっと上回る。結論として経済的に保守的な共和党知事を選んだ州は全国平均にくらべて50%以上も高い速度で雇用市場が回復しているということになる。

イグザミナーの記事をよくよく読んでみると、この記事はちょっと誤解を生むなと感じた。というのも、失業率は一部の州を除けば全国的に減っているので、何も共和党の知事の州だけで雇用率が回復しているとは言えないからだ。
民主党の知事を選んだ州の平均率を下げているのはハワイ州のわずか0.4%の減少と、ニューヨーク州の0.4%の増加である。
共和党知事の平均が高いのは上記4州の2%以上の減少があるからだが、その他の州の回復はニューヨークとハワイを除いた民主党知事州の平均とそれほど変わらない。
ただ、確かミシガンとフロリダは共和にも民主にもなる所謂スイングステートのはず。昨日も書いた通り、失業率とオバマの支持率には多いに関係がある。失業率が低くなっているということはオバマにとっては良いことなのだが、その原因が共和党の知事にあるとなるとまた問題。知事がティーパーティー推薦の共和党になったら州の経済が回復したという印象を州民が持った場合、だったら大統領もティーパーティー推薦の共和党候補を選んだ方がいいかもしれないとなる可能性がある。
ちなみに2012年、スイングステートを呼ばれる民主とも共和ともどっちつかずの州を羅列してみると、(括弧内は知事の政党。太字は新共和知事)
ネバダ(共和)、コロラド(民主)、ニューメキシコ(共和)、ミネソタ(民主)、ルイジアナ(共和)、ミズーリ(民主)、ウィスコンシン(共和)ミシガン(共和)、インディアナ(共和)、オハイオ(共和)ペンシルベニア(共和)、ニューハンプシャー(民主)、ヴァージニア(共和)、ノースカロライナ(民主)、フロリダ(共和)
となる。
それにしても良くなっているとはいえ、全国的にまだまだ高い失業率。特にスイングステートのネバダ州などは共和党知事になって2.2%減少したとはいえ、11.6%で全国平均より3.4%も高い。ネバダはラスベガスがあるから景気が言いように思うが、そうでもないのかね。
こういう状態だとオバマ王の「希望と変革」なんてのはお笑いぐさである。三年半もそんなことやってて全然良くなってないじゃないのさ、となるからだ。ではご参考のため下記に2011年1月から2012年6月までの失業率の変化を記載しておく。これは知事の政党が変わった州のみに限る。
新共和党知事の州
Kansas – 6.9% to 6.1% = a decline of 0.8%
Maine – 8.0% to 7.4% = a decline of 0.6%
Michigan – 10.9% to 8.5% = a decline of 2.4%
New Mexico – 7.7% to 6.7% = a decline of 1.0%
Oklahoma – 6.2% to 4.8% = a decline of 1.4%
Pennsylvania – 8.0% to 7.4% = a decline of 0.6%
Tennessee – 9.5% to 7.9% = a decline of 1.6%
Wisconsin – 7.7% to 6.8% = a decline of 0.9%
Wyoming – 6.3% to 5.2% = a decline of 1.1%
Alabama – 9.3% to 7.4% = a decline of 1.9%
Georgia – 10.1% to 8.9% = a decline of 1.2%
South Carolina – 10.6% to 9.1% = a decline of 1.5%
South Dakota – 5.0% to 4.3% = a decline of 0.7%
Florida – 10.9% to 8.6% = a decline of 2.3%
Nevada – 13.8% to 11.6% = a decline of 2.2%
Iowa – 6.1% to 5.1% = a decline of 1.0%
Ohio – 9.0% to 7.3% = a decline of 1.7%
新民主党知事の州
Colorado – 8.8% to 8.1% = a decline of 0.7%
New York – 8.2% to 8.6% = an increase of 0.4%
Oregon – 9.9% to 8.4% = a decline of 1.5%
California – 12.1% to 10.8% = a decline of 1.3%
Connecticut – 9.3% to 7.8% = a decline of 1.5%
Hawaii – 6.7% to 6.3% = a decline of 0.4%
Minnesota – 6.8% to 5.6% = a decline of 1.2%
Vermont – 6.0% to 4.6% = a decline of 1.4%


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ウィスコンシン州で州公務員の組合参加が激減、あせる組合を見捨てるオバマ選挙事務所

去年、ウィスコンシン州ではスコット・ウォーカー知事がごり押しして通した公務員の手当や組合に関する法律の中に、今後一切州政府が公務員の組合費を給料から差し引く行為はしないというものがあった。去年組合が中心になって大騒ぎになったデモは、州公務員の年金や保険負担が話題になったが、実はもっと重大だったのは、組合の団体交渉権と州による組合費強制取り立てだった。
当時、ウィスコンシン州の教員助手という日系人の女性が、組合が州公務員による年金つみたてや保険料の負担を増やすことは受け入れたのに、ウォーカー知事がその妥協を拒否し団体交渉権の剥奪に固執するのは、ウォーカー知事による組合撲滅の陰謀だと言っていた。私はその点については彼女の判断は正しいと評価していた。ウォーカー知事が公にそんなことを認めるわけはないが、相手をつぶしたければ資金源をつぶすのが一番。これ常識。
で、一年ちょっと経った今、州公務員の組合加入率がどのように影響を受けたかというと、
ウィスコンシンの公務員労働組合は組合委員の半数以上が脱退するという劇的な減少が起きた。これによって、組合が労働者の代表という立場が極端に衰弱することとなる。
教育委員会に続いて全国でも第二位の大きさを誇っていた全国州公務員労働組合のウィスコンシン州の会員数は、なんと去年の3月の6万2千818人から今年(2012)三月までの間に2万8千745人にまで落ち、なんとほぼ1/3に激減してしまった!
ウォーカー知事提案の新法律が通るまで、公務員の会員費は給料から自動的に差し引かれていたので、公務員は好むと好まざるとに関わらず労働組合の会員になっていた。それが去年から、会員になるならないは個人の自由ということになったところ、なんと2/3の州公務員が脱会を希望したである。
なるほどね〜、道理で組み合いがパニック状態に陥った訳だ。これでは何としてもウォーカー知事を止めさせねばならない。知事弾劾選挙は組合の生存をかけた一か八かの勝負なのである。
しかしである、組合はそうでも州民主党の立場はどうなのだろうか?民主党が四年ごとの選挙を待たずに急いで弾劾選挙などする必要がどこにあるのだろうか。
確かに労働組合がウォーカー知事の組合つぶしに怒るのは理解できるが、民主党議会が一緒になって弾劾選挙を騒ぐのは、勝てればいいが、もし負けたら、二年後の正式選挙では何もしなかった場合より政治的に不利な立場に置かれる。それだけでなく、四年ごとに使うはずだった選挙資金を二年目で使ってしまったとなると、本選挙での資金集めはかなり苦しくなるだろう。にも関わらず民主党が弾劾選挙を組合と一緒になって押した理由はなにか。
それは、ウォーカー知事の州経済救済政策の成功にある。州経済を復興させるという公約で当選したウォーカー知事は公約どおり、税金の無駄使いをする多々のプログラムを切りまくった。組合制度の改正もその一つ。そしてそれが功を成して、実際にウィスコンシン州の失業率は減り、経済は復興の兆しを見せ始めている。このままでいくと、本選挙のある二年後には、ウィスコンシン州は不況から完全な立ち直りを見せる可能性が充分になる。そうなってからでは遅い、それまで待っていたら民主党は知事おろか州議会の議員席にも共和党に惨敗してしまう恐れがある。今のうちなら、邪魔な共和党議席を一斉に弾劾選挙で奪い返せる可能性があると踏んだのだろう。
しかし、組合と州民主党のこの思惑は完全に裏目に出そうである。弾劾選挙を数日後にひかえ、ウォーカー知事の支持率は民主党知事候補のベレット市長より7%も高い。ウォーカー知事が知事の座を守ることは先ず間違いないだろうと言われている。
そうなって困るのは、ウィスコンシン州の民主党だけではない。ウィスコンシン州はこれまで完全に民主党寄りだった。ところが最近、同州はトスアップといって、どっちに転んでもおかしくない州になってしまった。だからオバマ大統領は普段ならあまり気を使わなくてもウィスコンシンでお金と時間を使って選挙運動をする必要が出て来た。その際に大事なのが労働組合からの政治献金と組合員によるボランティア選挙運動である。その労働組合が州政策のおかげで弱体化している上に、ウォーカー知事政権の劾選挙のためその限られた貴重な資金を無駄使いしているということで、オバマ政権はウィスコンシン州の民主党にかなり腹を立てている。
オバマ王は、去年、ウィスコンシンの労働組合が反ウォーカー知事のデモ騒ぎをやっていた時は、いち早く自分の支持を表明し、弾劾選挙が決まった時も熱心に声援を送っていたオバマ王。主流メディアもウ州の弾劾選挙は大統領選の序幕とも言えるなどと言っていた。だが、弾劾選挙で共和党が圧勝するかもしれないとなると、この選挙が大統領選挙の前触れになるなんてことを言っていたオバマ政権としては非常に都合が悪い。
スコット・ウォーカー知事、並びにレベッカ・クリーフィッシ副知事、そして弾劾選挙の対象となっているウィスコンシン共和党議員の皆さん、頑張れ!


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続惨事を無駄にしないリベラル、黒人少年の死を政治に利用するオバマ王

カカシが去年書いた「惨事を無駄にしないリベラル、、、」でも指摘したように、左翼リベラルはなにか社会的に悲劇的なことが起きるとすぐに保守派が作り出した険悪な環境に責任があると言い張る。事件そのものの真相も明らかにならないうちから、こういう事件は保守派がしょっちゅう人種差別を煽っているからだと言い出すのだ。
それでいて自分らが常にやっている人種差別行為や発言は完全無視。常に悪いのは右翼や保守派で自分らの行為はなぜか「事情が違う」のだ。

“That’s totally different!”(ザッツトータリーディファレント!事情が全く違うだろうが!)

というのが奴らの口癖。
ここ数日、フロリダ州で射殺された黒人少年について世間は大騒ぎしている。しかもまだ事情がはっきりしないうちからオバマ王自らが乗り出して来て、この事件は人種差別が原因だと言い出す始末。撃った方の男性は正当防衛を主張しているというのに、これでは加害者とされた男性の公平な裁判など望めない。

【ニューヨーク=柳沢亨之】米フロリダ州で17歳の黒人少年を射殺した男が、正当防衛を理由に釈放されたことで、全米各地で黒人らが「人種差別的措置だ」として抗議運動を激化させている。

 オバマ大統領も少年に同情する言葉を述べ、徹底捜査を求めた。
 米メディアによると、釈放された男(28)は父が白人、母が南米出身。2月下旬にフロリダ州中部サンフォードで、高校生トレイボン・マーティン君を不審者と思い込んで追いかけ、もみ合いの末射殺した。男は警察に拘束されたが、「先に暴行を受けていた」と主張。警察は、発砲は自衛目的だったとして男を釈放した。
 すると、この決定に反発し、男の訴追を求める署名150万人分がインターネット上で集まったほか、21日以降はニューヨークやフィラデルフィアで最大数千人規模の抗議集会が開かれた。23日には、フロリダ州内の約50校で黒人生徒らが授業をボイコットした。

この読売新聞の記事はかなり偏向があると思うが、マーティンを射殺したジョージ・ズィマーマンという男性はマーティンの挙動不振を懸念して彼の後をつけていたことは認めているが、警察に連絡した際に尾行は止めろと言われたので、途中で止めて自分の車にもどろうとしたところでマーティンに後ろから襲われたと語っている。
当初警察はズィマーマンの正当防衛説に納得してズィマーマンを逮捕しなかった。マーティンがズィマーマンに馬乗りになってズィマーマンが助けを求めているところを目撃したという人もいるが、その反対にズィマーマンがマーティンに襲いかかったと証言している目撃者も居るので、いったいどちらが本当なのか今のところよくわからない。
ところで、黒人市民の間からズィマーマンがマーティンを最初に尾行した動機が白人の間では普通な人種差別が原因で、逮捕されなかったのもズィマーマンが白人だったからだという声が上がった。しかしズィマーマンはラテン系である。ラテン系は黒人と同じでアメリカでは少数民族であり、一般の白人による黒人差別という計図は当てはまらない。しかしそこはさすが左翼リベラルメディア。ズィマーマンの片親が白人だということで、何故かラテン系白人という訳の解らないカテゴリーに彼を当てはめて、よってこれは白人対黒人という人種差別が動機だと言い張っている。
普段ちょっとでも少数民族の血が混じっていると、すぐに少数民族を主張する左翼リベラルが、都合のいい時だけは白人の血を持ち出す。アメリカで始めての黒人大統領と威張っているオバマですら母親は白人だ。片親が白人だというならオバマ王とてそうではないか? 白人の血が混じっていれば自動的に人種差別者ということになるなら、オバマ王はどうなるのだ? (口を揃えて言いましょう、せ〜の、ザッツトータリーディファレント!)
善良な黒人市民が黒人ギャングらによって射殺される例など無数にある。そういう事件は悲劇ではないのか?それを言うなら、黒人が白人を人種を動機にして殺す率の方がその反対よりも圧倒的に多いのだ。だがそれは左翼リベラルにとって悲劇にならない。
たとえば同じフロリダ州でイギリスの白人観光客二人が黒人青年に射殺された事件など典型例である。何の理由もなく単に被害者の顔が気に入らないというだけで不良な黒人に惨殺された白人青年二人。彼らの親族や友達は、この残忍な事件に関してオバマ大統領が全く無関心でいることに腹を立てている。黒人少年のマーティンの死は悲劇でもイギリス白人観光客の死などどうでもいいというのかと。
無論、オバマにとってイギリス人の死などどうでもいいのである。何故ならイギリスの観光客がアメリカの地元黒人に殺されたなんて話はオバマの政治的立場には何の利用価値もないからだ。いや、かえってそんな話に焦点を当てたらアメリカの黒人は暴力的だというステレオタイプを強調することになってしまうから無視しておきたいのだ。
黒人運動家の間ではアル・シャープトンなどが暴徒を煽動して暴動を起こそうなど呼びかけている。新ブラックパンサーという黒人暴力団はズィマーマンの首(生きていようと死んでいようと)に賞金をかけたりしてズィマーマンの暗殺を促している。映画監督のスパイク・リーなどズィマーマンの住所をツイッターで発表したりした。(後になって住所は無関係な老夫婦の家だということが解り、リーは謝罪したが、実際にズィマーマンの家だったらいいのか?)
左翼リベラルはやたらに保守派政治家やトークショーの言動について暴力を煽っている責め立てるが、黒人運動家や市民団体のこのあからさまな暴力煽動についてはまるで批判していない。だってそれは、もう一度いいましょう。

ザッツトータリーディファレント!

事情も解らないうちから殺されたのが黒人で殺したのが白人なら白人は裁判もしないうちから暴徒によってリンチされて吊るし上げを食ってもいいというなら、事情も解らないうちから白人を殺した黒人が暴徒にリンチで殺された古き悪しき時代と何の変わりがあるというのだ?
「疑わしきは罰せず」というのが文明社会の掟ではかったのか? 何故なんの事情も解らないうちから悪者を決めつける? ズィマーマンは有罪かもしれないし無罪かもしれない。だがそれは人種差別意識丸出しの市民運動家に煽動されたリンチマブが決めることではない。ましてや法治国家である一国の大統領が肩入れすることではない!


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オバマ陣営の「共和党は女性の敵」というスローガンが裏目に出た一週間

共和党大統領候補たちの最初の弁論会が開かれたとき、クリントン大統領(民主)の主席補佐官だった司会者のジョージ・ステファノポリスが突然避妊の話を持ち出した。候補者たちの間では避妊の話など全くでていなかったので、何故ステファノポリスが突然こんな場違いな質問をするのか皆首をひねった。 しかし数週間後、オバマ王が、自分が発案したオバマケアと呼ばれる国民皆保険の新しい規則に、宗教で禁じられていようといまいと、すべての雇用主が従業員の避妊や堕胎を健康保険で支払わなければならないと発表してはじめて、人々は「ははーん、そういうわけだったのか」と納得がいったのである。
アメリカの保守派は信心深い人が多く、特に避妊や堕胎には非常に神経質になる人が多い。それが無宗教なリベラルや無所属の人々から見ると、保守派の信心深さは「過激な右翼」という印象を与えることがある。オバマ王および民主党の狙いはここにあった。
オバマ王の代になって国家赤字が歴史上最高になり、ガソリンの値段がブッシュ時代の二倍以上にあがり、失業率も前代未聞のこのときに、女性の避妊治療を国民保険が払うか払わないかなどということが話題になること事態おかしい。だが民主党は単に話題を変えるというだけでなく、話題の焦点を女性に絞ることにより、あたかも共和党が過激な宗教右翼で女性の敵であるという印象付けをしようとしたのである。
先週議会で避妊にかかる費用が三年間で3000ドルという話をした女子大生にしても、わざと過激な発言をして保守派を挑発するのが目的だった。残念なことにラッシュ・リンボーがその挑発にまんまと乗せられて、この女子大生を「あばずれ」とか「娼婦」とか呼んだことで、民主党はこれを利用していかに共和党が男尊女卑の偏見に満ち満ちているかを証明できると大喜びした。アメリカのフェミニスト団体のNOW(ナウ)などは、リンボーの発言は「神からの贈り物だ」といって歓喜した。
ところが、蓋を開けてみると、結果は民主党が望んでいたこととは正反対のものとなった。本日発表されたCBSの世論調査によると、オバマの支持率はこれまでで最低の41%にまで落ちてしまったのだ。
今朝、ラッシュ・りんポーのラジオ番組を聴いていたら、リンボーはざまあみろ、と言わんばかりに大喜びしていた。ま、そりゃそうだろうな。
しかし何故、民主党による「共和党は女性の敵だ」というキャンペーンンは効き目がなかったのだろうか?
まず、アメリカ国民はオバマ王や民主党が思うほど馬鹿ではない。人々は今回の選挙の焦点は経済であることを十分に理解している。保険が避妊や堕胎を含むべきだなどという話は先ず失業率を減らし、国家赤字を減らし、ガソリンの値段を下げてからにしてくれと言うのが本音だろう。
それにだ、オバマ王によるカトリック教会への強制的な態度も批判を浴びた。避妊云々よりも、宗教の自由というアメリカ憲法の第一条を踏みつけにするオバマ王の姿勢はカトリック教徒のみならず、一般のアメリカ人の間でも非常な反感を買ったのである。
そして、最後に左翼リベラル連中がりんポーの言葉使いを批判しすぎたことがかえって裏目に出た。 自分らがしょっちゅうやっていることを棚にあげ、リンボーの言葉尻をつかんで鬼の首でも取ったように大騒ぎをしたことが、かえって左翼リベラル連中のこれまでの女性蔑視の行動を暴露する結果となってしまったからだ。
それというのも、これまで保守派はリンボーも含めティパーティーのメンバーなどに対して、左翼リベラルのトークショーホストや新聞や政治家たちは当ブログでは再掲できないようなひどい侮蔑語を浴びせてきた。サラ・ペイリンやミッシェル・モルキンのことを女性の性器をあらわす非常に下品な言葉で侮蔑するなど左翼リベラルにとっては日常茶飯事。リンボーおよびティーパーティー全体のことをナチスと呼んでみたり、「お前ら死ね!」なんて脅迫をツイッターなどでするのは普通である。
リンボーへの批判の声が聞かれると同時に、これまで自分らが散々ひどいことを言われてきた保守派たちは、リベラル連中の悪態を次々に暴露した。インターネットの時代だ。過去にひどい発言をしていれば、特にそれを悪いことだと思っていない連中のことだから、音声にしろ映像にしろ色々記録は残っている。リンボーの発言がそんなにひどいものだというなら、ビル・マーなんていうリベラルコメディアンの発言はどうなるんだ、というわけである。
リベラルコメディアンでトークショーの司会などもしている毒舌のマーは、オバマ選挙運動に100万ドルの献金をしたといって自慢していたので、リンボーの言葉使いは批判しても自分に献金するコメディアンの発言は批判しないのか、とオバマ王への批判も高くなっている。
いつまでも共和党を悪者扱いする小細工がものを言うと思ったら大間違いだ。オバマ王よ、観念せよ!


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嘘だらけ、HBOテレビのサラ・ペイリン攻撃プロパガンダドラマ

2008年の一般選挙で共和党ジョン・マケインの副大統領候補として指名されたサラ・ペイリンの選挙運動をドラマ化したHBO局制作の「ゲームチェンジ」は、何の事はない、単なるサラ・ペイリン攻撃に過ぎないという批判が殺到している。
今日も朝のラジオトークショーでドラマの一部が紹介されたが、その描写はあまりにもアホらしくて聞いてられない。私が聴いた部分では、ペイリンがアメリカが第二次世界大戦でドイツと闘ったということさえ知らなかったとか、911同時多発テロはサダムフセインの仕業だと思っていたとか、いい加減にしろよ、ということばかり。
ビッグガバーメントのトレーシー・ドレイクが、「ゲームチェンジの上位10の嘘」と題して、この番組の嘘を暴露しているので紹介しよう。
「ゲームチェンジ」の嘘上位10:
第10位:HBOはマケイン・ペイリンの選挙運動について公平な立場で均衡の取れた扱いをした。という嘘
ドレイクによると、「均衡のとれた」描写などひとつもないという。

数年に渡ってペイリンのキャリアを追って来た立場から言わせてもらうと、ジュリアン・モーア扮する「ペイリン知事」なる人物は私の知っているペイリンとは似ても似つかない。

一部の人間を抜かして、ほとんどの共和党政治家が悪者扱いされており、登場人物の一人などディック・チェイニー前副大統領のことを「ダースベーダー」と呼んだりしている。また、マケイン・ペイリンの選挙演説に集まったティーパーティーのメンバーがオバマ候補のことを「テロリスト」「イスラム教徒」などとヤジを飛ばすシーンが出て来たりする。ティーパーティーのメンバーはオバマのことを社会主義だと批判したことはあっても、テロリストとかモスレムなどといって侮辱した事実はない。
また、マケインがペイリンにラッシュ・リンボーや他の過激派に感化されないようにと忠告する場面なども左翼の立場に立ったものでおよそ均衡の取れた見解とは言い難い、とドレイクは言う。
第9位:ペイリンは謙虚心がなく物忘れがひどいという嘘。
ドラマはペイリンのことを自分勝手で下品で不謙虚で馬鹿で物忘れがひどくて冷酷で精神的に不安定と描写している。 かろうじて母親として子供たちに深い愛情を持っているという点だけは認めてはいるが、それにしても、子供達と離れていると機能不能になるというアホみたいな描写がある。

私はペイリンを個人的には知らないが、ペイリンを知っている人たちからは上記のような話は一度も聴いた事がない。 それどころか全く正反対である。

ペイリンは利己主義どころか他の人の為に自分のキャリアを犠牲にする。謙虚心が無い人間が長時間電話で支持者と話をしたり握手したりするか、とドレイクは問う。また左翼リベラルの過激派俳優のアレック・ボールドウィンでさえ、バラエティ番組で一緒になったペイリンのことを「礼儀正しく謙虚な人だった」と語っている。
また「ゲームチェンジ」では、ペイリンは物忘れがひどいということになっており、マーク・ワレスがスティーブ・シュミットにペイリンは討論会で自分が教えた情報のどれも覚えていなかったと語るシーンがあるが、左翼リベラル雑誌ミズマガジンのイレイン・ラファーティー記者は、ペイリンの記憶力の良さは有名だが自分はそれを目の当たりにしたとし、非常に頭のいい人だと感心したと書いている。
第8位:ペイリンが合法な人工中絶を支持する政治家と一緒の舞台に立つのを拒んだという嘘。
HBOは番組制作において歴史的に正しい事実を調査したと語っているが、これは真っ赤な嘘である。もしペイリンがプロチョイス(人工中絶支持者)と舞台を共にするのを拒んだというのが本当だとしたら、ペンシルベニアやフロリダでプロチョイスのジョー・リーバーマンと一緒の舞台に立ったりしたのは何故なんだ?ペイリンはフェミニスト団体NOWのロサンゼルス支部長の紹介を受けたこともある。ペイリンは自分と意見の異なる人々を拒絶したりなどしない。左翼リベラルじゃあるまいし。
第7位:ペイリンがアラスカを脱出したいと思っていたという嘘。
ドラマの中で、ペイリンが選挙運動員のシュミット氏の耳元に「アラスカには戻りたくないわ。」と囁くシーンがある。モーアの演技力のなさもさることながら,ペイリンがアラスカにそんなに戻りたくないと思っているなら,何故知事を辞めた今でも家族と一緒にアラスカに住んでいるのだ、とドレイクは問う。いや、それどころか、ペイリンは「サラ・ペイリンのアラスカ」というアラスカの良さを紹介するドキュメンタリーに家族と一緒に出演したりしている、これをどう説明するのだ?
6位:マケイン選挙運動陣営がペイリンを選んだのはペイリンが女性だったからという嘘。
元マケイン選挙運動員でドラマの参考人でもあるシュミット氏は、ドラマの中にあるようなマケインが「女性を探せ」と言った事実は無かったと認めている。しかし些細なことなので特に問題はないと思ったと語っている。些細な事どころか、マケインが女性票を集めるために実力もないのに女性だというだけでペイリンを選んだとしたら大問題である。無論オバマ陣営はそれを主張したいのだ。
第5位:ペイリンが不法にアラスカ州警備隊員を首にしたという嘘。
ドラマの中でシュミットがペイリンに「あなたはすべての疑いから晴れたということは出来ない。あなたが権限を悪用したという調査結果が出ている。」というシーンがあるが、そんな調査結果は存在しない。それどころか、ペイリンに課された疑いはすべて2008年の選挙の前にすべて無実であったことが明らかになっている。
しかもHBOは、そもそもペイリンが知事としての権限を悪用したという調査を始めたのが民主党のオバマ支持者の政治家だったと言う事実を完全無視。しかもその政治家はオバマが大統領になってから褒美として優遇されている。ペイリンへの疑いは元々政治的な動機による魔女狩りだった、などという事実にはHBOは全く触れていない。
上位四つの嘘については次回に続く。


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サラ・ペイリンの演説を邪魔しようとした都市占拠無頼漢達、保守派の「USA」コーラスにたじたじ

なにかというと保守派の政治家や会合になだれ込み、意味の分からない「マイクチェック!マイクチェック!」と叫びつづけて、演説を邪魔したりして保守派の言論の自由を迫害してきたオキュパイヤー(占領者)と呼ばれる左翼運動家達。今行われている保守派大会CPAC (the Conservative Political Action Conference)でも、茶会党のスーパースター、サラ・ペイリンの演説の邪魔に入った。
しかしオキュパイヤーたちが邪魔に入ることを充分に了解していた保守派参加者達は、オキュパイヤー達の「マイクチェック」の声を「USA, USA」の合唱で圧倒した。
これまでは、保守派の集まりに潜入し、予期せぬ妨害に不意をつかれて動揺する保守派エリート達の反応に楽しんできたオキュパイヤーたち。保守派たちは行儀がいいので、不行儀な人間への対応には戸惑うきらいがあるが、そうそういつまでも礼儀知らずの左翼運動家に保守派の会合を思うように邪魔されて黙っているわけにはいかない。今回のCPACではオキュパイヤーたちによる妨害は充分に予期できたことでもあり、主催者側にしろ参加者にしろ、オキュパイヤーたちのことは用意周到に待ち構えていたようだ。
下記のビデオを観てもらえばわかるが、ペイリンがオバマの「変革」について批判的な演説をしている最中に、「マイクチェック、マイクチェック」という声が遠くのほうから聴こえて来るが、即座に回りの参加者たちの「USA, USA」という声にかき消されてしまう。一緒になってペイリンも「USA, USA」と合唱。オキュパイヤーたちが警備員に追い出されると、参加者たちは「サラ!サラ!」と叫び始めた。ペイリンは「ほらね、私たちはまた勝ったわ、簡単でしょ!」とアドリブを入れた。

オキュパイヤー達の理不尽な行為で多くの集まりが邪魔されて来たのを観ているので、この現象は非常に喜ばしい。そうだ、相手が意味のないことをがなり立てるなら、こっちは「USA, USA」で応戦すればいい。どうせ理屈を言って解るような相手ではないのだから。
ミスター苺は”four legs good, two legs bad”「四本脚良し、二本脚悪し」と叫ぶべきだと言っている。


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リッチモンド茶会党、市につきつけた請求書の返事は反対に決算報告請求

バージニア州リッチモンド市のティーパーティーは、二週間以上も市の公演で居座っている都市占拠運動の左翼グループに市が無料で公園の使用を許可していることことから、自分らが集会を開いた時に市に払った手数料は不当だったとし、茶会等が支払った8500ドルの手数料全額返金の請求書を提出していた。最近になって市から茶会党に返事があったが、それは返金ではなく、さらなる決算報告書の請求だった。
リッチモンド茶会党の代表コリーン・オーウェンさんは、市からの手紙は「偶然過ぎる」と言う。明らかに市は政治団体の思想によって不公平に扱っている良い例であると。

「市はリッチモンド占拠グループには何を請求したんです? 何も請求できないでしょう。彼らはビジネスライセンスも集会許可も提出してないんですから。「侮辱もいいところです。私たちは不公平な取り扱いに抗議しているのに、その反応がさらにもっと不公平な扱いの積み重ねです。」

しかし、ドワイト・ジョーンズ市長の方は決算報告請求は政治的なものでは全くないとすっとぼけている。茶会党は最近市がおこなった会計監査で納税規約に従っていないと判定された700の団体のひとつに過ぎないとうそぶいているのだ。
オーウェンさんはリッチモンド茶会党は過去二年間にわたり必要な書類はすべて提出していると主張する。
バージニアライトブログが入手した市の請求書によると、これまでにリッチモンド市は都市占拠団体のために、茶会党が多額の使用料をはらって集会を開いた事もあるカナワプラザで、臨時トイレ設置や掃除のために7000ドルを税金を使って支払っている。しかもこの請求書には警察官の残業手当や衛生局職員の労働費といった経費は全く含まれていない。
リッチモンド市のジョーンズ市長はこの不公平な取り扱いに関して、茶会党による度重なる面会の申し込みに応じていないが、リッチモンド占拠運動の代表とは市長が招待して会見をしている。
リッチモンド茶会党は、市のこの暴君的な態度に怯むつもりはないと断言している。政府が自分に気に入った意見を持つ団体に言論の場をあたえ、反対する団体を脅迫するというやり方は、あきらかにアメリカにおける言論の自由に反する。左翼にしろ右翼にしろ同じように言論の場が与えられなければならない。ドワイト市長のやっていることは明かに茶会党の権利を侵害するものである。
「市は公に無法者を償い資金を供給し、法を守る市民を罰している。このような政治家による権力の悪用や恐喝行為こそ、アメリカ国民が今阻止しようとしているのだ。我々は団結し、腐敗したすべての政治家に責任を追求する。それがどの地位でありどの段階の政治職であろうとも。」
民主党政治家たちは、民主党以外の党の人間はどれほど足蹴にしても構わないと本気で思っているのだ。自分らは憲法に等従わなくてもいいと本気で考えている。そりやそうだろう。なにせ大統領のオバマ王からしてそうなのだから。
オバマ王が理解できないのは、大統領とはどちらかの党の代表ではなく、アメリカの代表だということだ。オバマ王はアメリカ国民全員を代表する立場にある。だがオバマ王ときたら格差戦争を仰ぎ、アメリカの分裂に力を注いでいる。
左翼連中よ、どんどんやってちょうだい、と私は言いたいね。奴らが理不尽な行為に出れば出るほど、我々保守派としては一般国民に左翼の正体を知ってもらえて都合がいいというものだ。
「ウォールストリートを占拠せよ」こそがアメリカ左翼リベラルの真の姿なのであり、オバマ王はじめ民主党の強力な応援団なのである。アメリカ国民はこんな暴力団にアメリカを乗っ取られるのが嫌だったら、なんとしてでも次の占拠でオバマ王を失脚させるべきである。


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都市占拠デモ現場で頻発するセクハラにフェミニストの複雑な心境

左翼が行っている都市占拠運動の現場は女性にとって危険な場所であるという内部告発もきかれるようになった。左翼メディアは各地で起きているオキュパイヤーたちの不届きな行動を報道しない。被害者が警察に届けて表沙汰になっている事件以外に、警察に通報されずに内々になっている暴行事件がかなりあるようで、抗議デモのメッセージは支持しながらも、デモに『参加する女性は要注意』という警告も都市占拠デモに参加した女性達の間から出ている。
そんな中の一人、アシュウィニ・ハーディカーなる女性の体験は興味深い。彼女はデモ会場となっている公園で体験した痴漢被害や女性蔑視そして人種差別について書いている。
彼女は友達と一緒に、ニューヨークのズコッティ公園で行われている抗議運動のあるイベントに参加した時のこと、突然後ろから見ず知らずの男性から抱きつかれた。ハーディカーさんは多分20代のインド人女性。抱きついて来たのは30代半ばの白人男性。

「何すんのよ!断りもなく人の身体に触らないでよ!他人の間隔に許可もなく入って来るなんて許せないわ。何処の誰かも知らない人に触られたくないわ!」

何故か日本語に直すと迫力ないなあ(笑)。彼女の言葉はもうちょっと下品なものだったのだが、なにせカカシは根が上品なので下品な言葉使いが出来ない。
ま、とにかくだ、彼女は回りに居た人に聞こえるように大声で怒鳴ったと書いている。しかし抱きついた男は特に恥る様子もなく、「なんだよただ抱きついただけじゃん。抱きつくくらいいいじゃんか。」てなことを言った。
こっちが嫌だと言ってるのに、別にいいじゃん、という態度の男にハーディカーさんは驚くと同時に頭に来た。

「駄目よ。他人に断りもなく触っていいわけないでしょ。あなたはこの運動を汚しているわ。他人との間隔を侵略して人に危機感を与えているわ。」

彼女は内心震えていたけれど,声はしっかりしていたと自分の勇気に驚いたという。しかし男は自分は悪くないと言い張る。それでハーディカーさんは「もうあなたとは話たくない」と言ってその場を立ち去ろうとしたが、男は性懲りもなく彼女をもう一度抱擁してもいいかと聞いて来た。

「駄目!」

ハーディカーさんはそう叫ぶと友達と一緒にさっさとその場を立ち退いた。しばらく歩いていると二人は、「自由の女神は売女だ!」と唱えている若い男に出会った。ハーディカーさんが若者に「誰かを売女と呼ぶことに何の意味があるの?」と問うと若者は反感を見せたが真剣には答えなかった。ほんの10分の間にこんな女性蔑視の目に会うとは呆れたものだと彼女は言う。
そういえば、と二人はここ2〜3日でおきた不愉快な出来事を思い出してみた。イベントの前日、二人が地下鉄の駅の階段を登って来るとき、通りがかりの若者数人から「この汚ねえグークたち」と罵声を浴びせられたと言う。グークというのは東洋人一般に対する侮蔑語である。また、同じ駅で二人の男性から「見ろよ、アジア女はいい尻してるな」と言われたそうだ。
というわけで、たった二日の間に4件もの女性蔑視や人種差別の目にあったと二人は振り返る。
はあ、カカシはカリフォルニアに住んでウン十年になるが、「グーク」とか「アジア女の尻」がどうのなんてことは言われたことがない。女性だからという理由でのセクハラなら体験しているが、それを言うならアメリカに来てからより日本に居た時の方がひどかった。はっきり言って私はアメリカ人男性からひどいセクハラにあったことはない。
ハーディカーさんが被害にあったのはスコッティ公園と、そこへ行く途中だった。ということは、普通のアメリカ人男性が男尊女卑で人種差別者だというよりも、このデモに参加している男たちに問題があるのではないか?
左翼やリベラルの男達は口では男女平等とか格差反対とか騒ぐ割には、男尊女卑の思想を持ちあかるさまな人種差別者であることが多い。
左翼連中が人種差別の汚名を着せナチスだなんだと大騒ぎしているティーパーティーの集会ででは全く見られなかった差別的なプラカードや言動が、占拠運動現場では公然と見られることを考えてもこれは明白。ハーディカーさんやフェミニストの女性達が男性嫌いになるのは、まわりに左翼の男達しかいないからではないのか?
フェミニストを気取る女性達は、一度保守派の男性達とおつきあいしてみてはいかがなものか。世の中には本当の紳士がいることを発見するかもしれない。


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都市占拠デモ、ホームレスに飯を食わすな! 抗議デモのボランティアから苦情殺到

左翼連中が所得税を払っていない貧乏層を養うために「金持ち」の増税をしろとか、資本主義は企業のどん欲を満たすためにあるとかいって騒いでいるウォール街占拠デモの現場で、最近運営資金の配分や無料で提供している食事配給などを巡って内部で色々な問題が発生している
まず、ウォール街占拠では、支持者から50万ドル近い献金が集まったにも関わらず、デモの参加者達からは運営側が募金を独り占めして公平な配分をしていないという苦情が殺到している。デモのために自分らで2000ドル以上の資金を集めたというドラマーのひとりは、そのお金を運営委員会に渡したにも関わらず、運営側からは基本的な必需品さえ提供されていないと語る。
またデモが行われている公園では、デモ運営委員会が無料で提供している食事や医療などをめあてに抗議とは無関係なホームレスや、抗議者の所持品や若い女性目当ての犯罪者なども多く集まっており、酒や麻薬に酔ってナイフ喧嘩なども頻繁に起こるようになっているという。それで公園の一部では参加者が怖がって行かれない場所まで出来ている。
また、抗議者のためにグルメ料理を提供してきたボランティアのシェフらは、何の報酬もないのに、増える参加者のために日夜ほぼ休みなく働かされているとして、デモに関係ないホームレスや犯罪者にまで食事を出すべきではないと2〜3日のグルメ料理の提供は中止すると発表した。
シェフだけでなく、ボランティアの間からは抗議デモに何の貢献もしてないのに、提供されている無料の食事や必需品を取るだけの人間が多過ぎるという声も聞かれる。

「ここへ来て、私たちの食品や毛布や洋服や本や医療品を無料で受け取るなら、何か返す必要がある。」と26歳の女性。「あまりにも多くの人がもらって当然だと思ってる。」

私はこれを聞いて大笑いしてしまった。自分らで税金も払わずに金持ちにだけ税金払わせて、政府に医療や教育を提供しろと騒いでいるでデモをやってるくせに、自分らは恵まれない人々ために物や資金を均等に配分するのは嫌だというのか?
ティーパーティーのリーダーたちは、オキュパイヤーたちは計らずも小規模とはいえ社会主義社会がいかに機能しないかを証明してしまったのだと語る。オキュパイヤーの作り上げた共同体は恵まれない人々のために無料の食事や住宅や医療を提供し富の再配分をしているといえる。だが、そういう社会では結局一部の人のみが働き他は怠慢人や犯罪者が横行するのだ。

「社会主義が機能しないと言う事に人々は気づき始めたのです。」イリノイのティーパーティーのメンバー、ジョー・テレル氏は、「富の再配分にも限度があります」(略)「そのうち他の人のお金もなくなってしまうからです。」と語った。


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ウォール街占拠運動は中小企業の味方ではない!

ウォール街のみならず全国の各都市で「オキュパイ〜、(〜市占拠の意味)」といって泊まり込み運動をやってる奴らは一見失業者や貧乏人救済といった底辺の人々を助けることが目的であるように見えるが、彼らの求める社会が実現されれば、政府の力は拡大され大企業との癒着を深めるファシズム社会が到来する。そんな社会は貧乏人の救済とは全く関係がない。いやむしろ、そのような社会で一番苦しむのはまさに底辺の人々なのだ。我が国の経済を根底から支えているのは中小企業であり、中小企業にとって自由競争のない社会主義国家は大敵である。中小企業が低迷すれば、国家経済も低迷し、結局貧乏人にはより住みにくい社会となるからだ。
ワシントン州のシアトルでビッグマリオピザ店のデイビッド・メインハート店長がシアトルのオキュパイヤー達に無料でピザを配っているのをみて、実業家学教授のスコット・シェーン教授は、オキュパイヤーの連中はメインハート店長のような中小企業主の味方ではないと忠告している。
先ず第一に、中小企業主は誰がこの運動を援助しているのかを考えるべきだ。大きな労働組合はウォール街占拠とはしっかり手を組んおり、小企業と労働組合は相容れない関係にある。このことは全国独立商業連盟(The National Federation of Independent Business)が中小企業を労働組合の横暴から守るために日夜闘っていることからも明白である。
占拠運動の目的は中小企業主たちの目的とは全く違う。フォックスニュースのアナリストが200人の抗議者を対象に行ったアンケート調査によると、大半が増税による富の配分を好み、民間企業へのより厳しい規制を求めている。対して小企業主のほとんどが低い税金とより少ない規制を求めている。
さらに、ほとんどの小企業主が資本主義を信じているのに対し、オキュパイヤーたちは資本主義を忌み嫌い社会主義を求めている。
オキュパイヤーたちは労働組合による団体交渉権の拡大を求めているし、健康保険などもオバマケアは充分ではないとし、国民皆保険を求めフォーブスの行ったアンケートでは50人中49人までもが医療費はすべて無料であるべきだと主張している。これに対して小企業主たちの2/3がオバマケアは行き過ぎであり覆えされるべきと考えており、保持すべきと答えたのは1/3のみだ。
オキュパイヤーたちの要求が通って、ウォール街への規制がより厳しくなれば、一番困るのは銀行からの融資に頼っている中小企業である。それでなくてもこの不景気で銀行は中小企業へのローンを渋っているというのに、これ以上規制が厳しくなれば中小企業は商売あがったりである。
中小企業は大きな政府と大企業や労働組合とべったりのオキュパイヤーなどに同情するより、減税と規制縮小をとなえる茶会党を支持すべきなのでは、とシェーン教授は言う。

ですからねメインハートさん、茶会党メンバーにピザを配ってはいかがですか?ただで配る必要はありません。茶会党は資本主義を信じてますから、彼らの行動が信念に基づいているならピザ代は払ってくれるはずですよ。


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