新エジプト大統領として初渡米前夜のムハムード・モーズィ大統領は『イスラム教を敬え、さもないと、、』とアメリカを脅迫した。
オバマ王が本当のアメリカ大統領であるならば、『アメリカは人々がどのような宗教を信じることも尊重する。同時にアメリカは人々が他宗教を批判する言論の自由も尊重する。エジプトはそのアメリカの価値観を理解し尊重すべきである。』と応えるべきだが、無論弱腰オバマにそんなことが言えるはずはない。
モーズィ氏はアルカイダの党首だったビンラデンやアイマン・ザワヒリがメンバーだった超過激派イスラムテロ軍団のモスレム同胞団の元リーダー。そのテロリストがアメリカに向ってアメリカはアラブ社会に対してもっと尊敬心を見せるべきであるとし、アラブ社会の貯まった怒りを克服したいのであれば、パレスチナ独立など、もっとアラブ社会の価値観に理解をしめすべきだと語った。
これが脅迫でなくて何なんだ、と聞きたいね。
モーズィ氏は、アメリカはアラブ社会の歴史をもっと理解すべきだというが、それはまさにその通りだ。アラブ及びイスラム社会の歴史ではっきりしていることは、常に強い馬にへいつくばるということ。オバマ王が強気に出て、エジプト大使館の攻撃に対してエジプト警察の出動が遅れたことや、警備の甘さなどを強く追求し、必要とあらばモスレム同胞団のアジトでも空爆するくらいの態度に出ていれば、モーズィ大統領もオバマ王にやたらなことは言えなかったはずなのである。それがアラブ人特有の脂ぎった嫌らしい笑みを浮かべてまたオバマ政権からの抗議を一笑に付すというでかい態度に出られて、オバマ王は腹が立たんのか?
少なくとも、現在アメリカがイスラエルとの和平を条件にずっとエジプトに送っている支援金を一切打ち切るべきだ。
イスラム社会は強い馬に従う。弱いと思われたらどんどん責められる。イスラム社会との妥協があるとしたら、それは向こうがこちらに従うことのみ。それ以外の和平は考えられないのだ。こちらの好意は弱みだと思われる。謝罪はイスラム教が他のどの宗教よりも優れていると認めることになり、他宗教を信じることやイスラム教への批判的な発言の弾圧を正当化することになるのである。
いくらオバマ王がアメリカが嫌いでも、そこまでするか?
だとしたら、アメリカは11月の総選挙で何としてでもこの非国民をホワイトハウスから追い出す必要がある。こんなやつにあと4年もアメリカ外交を任せてみろ、911攻撃のような同時多発テロが再びアメリカの地に起きないとは断言できなくなる。
野蛮なイスラム社会にアメリカの言論と宗教の自由を謝るな!アメリカの価値観を忘れた日にアメリカは滅びる
尖閣防衛は日本が率先しなければ何もはじまらない
古森義久さんが尖閣に関するアメリカの姿勢について米国連邦議会の下院外交委員会が開いた南シナ海などでの中国威力拡張についての公聴会の模様をリポートしている。
古森さんによると、アメリカは中国が日本を攻めてきた場合、和平条約に乗っ取って日本を援助する用意はあるらしいが、とにかく先ず万が一の場合は日本が率先して主導権をとらなければならないと強調する。
米国側はこの種の領有権紛争にはもちろん超党派で平和的な解決を求めるが、この公聴会は尖閣を含む中国がらみの海洋紛争をすでに軍事課題に近い位置づけ をしていることが明白だった。ロスレイティネン委員長も冒頭の声明で「中国の西太平洋までもの覇権の追求のために海洋での軍事衝突の可能性が確実に高まっ てきました」と述べていたのだ。だから南シナ海、東シナ海での米軍の戦力強化もしきりに論じられた。
(略) 証人として発言したトシ・ヨシハラ米海軍大学教授は「尖閣防衛の主責任は当然、日本にあり、万が一の中国の尖閣攻撃には日本が最初に自力で対処して、反 撃しなければ、日米共同防衛も機能しないでしょう」と述べた。こうして最悪の事態の軍事衝突を想定して、その対処への能力の強化を語るのは、軍事の強固な 備えがあれば、軍事攻撃が防げるという抑止の思考からだろう。
私はオバマ政権が日本を守ろうために指一本もあげるとは思えないので、アメリカからの援助に関してはかなり悲観的な見解を持っている。だが、もしアメリカがその気でも、日本が全く自国を守ろうという気がないとしたら、アメリカががんばっても意味ないだろう。
で肝心の日本はどういう態度をしめしているのかというと、演出された中国での反日でもの激しさに恐れをなして低姿勢外交を貫くらしい。
野田佳彦首相も19日「さまざまなルートを通じ、中国と対話する必要がある」として、特使の派遣を検討する意向を表明した。野田首相は中国の反発について「尖閣諸島を国有化したことで、ある程度の摩擦は予想していたが、(反日デモや報復措置が)規模などの面で予想を上回った」と語った。日本政府は、尖閣諸島問題をめぐって最近行われた関係閣僚会議に防衛相を出席させなかった。防衛相が会議に出席した場合、中国を刺激しかねないとの理由からだ。
朝鮮日報の記事なので、日本の竹島問題をめぐる韓国への強気な姿勢とは対照的に中国に対しての低姿勢には不満気なのがうかがわれる。
しかし日本の領土をめぐって中国が理不尽な要求をしてきているのに、「中国を刺激しかねない」という懸念はどういうことなのだ?刺激をしているのは中国のほうではないか。日本が上海は日本の港だと言い出したら、中国はやたらに否定すると日本を刺激するかもしれない、などと考慮などするか?なんで被害者が加害者の気持ちを考慮にいれなきゃならんのだ?
ま、とにかくだ、日本がこんなふうではアメリカは応援したくても出来ないだろう。
最後の一滴の勇気、お説教じみた完全な右翼プロパガンダだけど、こんな映画もあっていいさ
本日の映画は”Last Ounce of Courage ラストオンスオブカレッジ“。あえて訳すならば「最後の一滴の勇気」という意味。ラジオで聞いた広告では、戦争で英雄として勲章までもらったことがある男が、息子が戦死し、その嘆きのあまり愛国心を見失って失望しているところへ、ずっと離れ離れに暮らしていた亡き息子の未亡人と10代の若者に育った孫息子が帰ってくる。孫との交流を通じて男は新たな戦いに挑む。戦いはもっと身の回りに近いところにあった。というものだった。
しかしこれが、最初は頑固だったおじいちゃんの気持ちが孫の真心が通じて温まるというような映画だと思ったら大間違い。実際はアメリカ人が忘れかけているキリスト教を基本とするアメリカの価値観を見直し、自由の国アメリカへの愛国心を奮い立たせようという宗教保守のプロパガンダ映画なのである!
以前に自分の言いたいことを頭ごなしに説教するような映画は、映画の作り方のなかでも最低のやり方だと聞いたことがあるが、まさにこれがそれ。プロパガンダは熟練している左翼リベラルの映画つくりみたいに、ロマンスとかアクションとかおもしろいストーリーの裏に隠して何気なく知らないうちにプロパガンダを説くなんて器用な真似は出来ない。
この「ラスト、、」ときたら、あまりにも不器用で、最初から最後まで宗教保守の価値観をかなづちを振り下ろすごとく、これでもかあ、あれでもかあ、と説教するのだ。最後のほうでは、なんと主人公のボブが孫のクリスチャンと一緒に重たい十字架をミッションの建物の上に引き上げ、逮捕寸前にビルの屋上で演説をぶったりする。ちょっと、あんた、そこまでやる?
であるから、映画の出来としてはかなりの素人芸だし、特撮は低レベルだし、ストリー展開もぎこちない。 役者の演技ときたら、見てらんないのから名演技まであって、かなりまちまちだ。だから、芸術としての映画を考えた場合、かなりひどい点数を取りそうな映画である。
し、か、し、プロパガンダもここまであからさまにやられると、かえって気持ちよかったりする。特に右翼や宗教保守のプロパガンダ映画は珍しいので、それなりの価値はあるだろう。
それに、悪者として出てくる左翼リベラルたちの描写が、あまりにも大げさで突拍子もなくてステレオタイプで、これじゃあまるでパロディじゃないの、と思わせるほどおかしいのだが、実はそれが的を射ていて笑えないのだ。
ボブの孫息子クリスチャン(名前からしてキリスト教徒!)が、転入したばかりの中学に父の遺品である聖書を持ち込み罰せられるシーンからして実際にありそうなことだし、市役所の敷地内に大きなクリスマスツリーを建てることが禁止されたり、市スポンサーのミッションから十字架が取り除かれたり、市主催のクリスマス祭りが冬祭りと改名されたりなど、すべて実際のアメリカ全国各地で起きている現状なのである。
映画の中で私がもっとも気に入ったのは、主人公ボブのクリスマスを取り戻そうキャンペーンよりも、中学で冬の学芸会にキリスト誕生のお芝居を復活させようと学校のドラマコーチの目を盗んで子供たちが陰謀を企む筋。題して「クリスマス大作戦」。この作戦の名前を考えるシーンでの子供たちの素朴な演技がほほえましい。
ドラマコーチの書いた冬のお芝居は宗教に関する言葉がすべて削除され、天使の変わりに宇宙人が出てきたりする。「清しこの夜」から宗教取り除いて何が残るんだ、と聞きたくなるが、この替え歌が笑える。また、このお芝居で歌ったり踊ったりする子供たちの演技は子供らしくてかわいい。実際に私はキリスト生誕劇中劇を全編みたいなとおもってしまったくらい。
クリスマスの映画を何でこの暑い9月に公開するのかといえば、もちろん11月の選挙を前に公開しておきたかったということだろう。そりゃそうだ、プロパガンダは世論に影響を及ぼすのが目的だからね。選挙前にやんなきゃ意味が無い。
ただ、選挙云々に限らず、亡き父をしのんで、孫息子のクリスチャンが祖父のボブに向かって尋ねるシーン、脚本を読んだわけではないので覚えている限り再現すると、、
「おじいちゃん、お父さんは何のために死んだの?」
「そりゃお前、お国のためだよ。」
「そうじゃなくて、何を守るために死んだの?」
と言う会話があった。
これはアメリカ人一人一人が尋ねる価値のある重大な質問だと思う。
元秘密警察官、オバマ政権の大使館警備体制を大批判、一方オバマはべガスでゴルフ!
先週火曜日に始まった911同時多発テロ11年記念を祝してアルカイダの残党たちが世界中でアメリカ大使館を狙って攻撃している。何と昨日はイギリスのアメリカ大使館が襲われ星条旗が降ろされるという不祥事まで起きている。こんな大危機の情勢の中、国家の首相たるオバマ王は何をしているのかというと、、もちろんお決まりのゴルフ!
リビアで大使と外交官3人が殺された翌日の水曜日には、オバマ王はラスベガスに出かけてビヨンセなど芸能人を集めて献金集めのどんちゃん騒ぎをやったというのだから呆れる。(カカシ注:この献金集めパーティは数日後だった。この日ではなかったので訂正しておく。)
そして翌日は100何回目かのゴルフ。おまえ、国家の警備と献金集めとどっちが大切なんだよ、なんて聴くだけ無駄だ。それにしても、国民にはラスベガスに行って無駄使いするなとかいってたくせに、自分はいいわけ? さすが貴族気取りのオバマ王である。
ま、それはともかく、元秘密警察官で現在共和党上院議員に出馬しているダン・ボンジーノ氏は、グレンベック経営のブレーズテレビのインタビューにおいてオバマ政権の大使館警備体制について強く批判した。
ボンジーノ氏によると、リビア大使館の警備の怠りには二つの理由しか考えられないと言う。可能性としては、最悪の状態に関する情勢分析が全く不能な人材によってなされていた、もしくは、きちんとした情報分析がされていたにも関わらず上部によって無視されたということ。どちらにしても、国務庁が固く口を閉ざしているので真実は闇の中である。
ボンジーノ氏は、オバマ政権による秘密保持は完全に不能であると手厳しく批判。
我々は過去にもこの政権が警備より政治を優先させたのを見てきました。
ユートゥーブに掲載された零細映画がリビアの国営テレビででかでかと放映された事実を考えると、最悪の場合に備えて警備を強化するのが常識というもの。それをベンガーズィの領事館は臨時施設だったという理由で海兵隊員すら備えていなかったというお粗末さには、あきれ果てて物が言えない。
実は、カカシは仕事柄、バハレーン、クエート、サウジアラビア、イエメン、といったイスラム圏に行く可能性が非常に大きい。この間も私と同じ仕事をしている同僚がバハレーンに一ヶ月滞在したばかり。オバマ王が大統領をやっている限り、私は絶対にイスラム圏への出張は拒絶する。それによって解雇などということになったら訴訟を起こす。アメリカ国籍を持つ女性として、ユダヤ系男性の妻として、そんなところにのこのこ行かれない。アメリカ大使の命すらろくろく守れないオバマ政権が、一階の民間人の安全性など、どうやって保証出来ると言うのだ?お断りだね!
アップデート: YSさんが同じようなことをコメントしているので一部抜粋。
ユーチューブで流れたマイナーな映画の予告編で、大使と領事館職員3人が死ぬような事態になるわけがない。今日、非公開の諜報ブリーフィングが連邦議員に行われたが、ブリーフィング後リビアの領事館襲撃は計画的なテロの可能性が高いとのコメントが続出していた。
オバマの中東政策は完全に失敗したのだ。それをこんなくだらない大嘘の言い訳で誤魔化そうとしている。4つの棺桶を前に、国務長官として同じことを繰り返すヒラリーの(もし、2016年の大統領選を考えているのなら)将来も暗い。
まったくね、国民を馬鹿にするのもほどがあるよ。
シリアの大量破壊兵器は何処から来たのか?
母さん、僕のあのWMD、どうしたんでせうね?
ええ、2003年、イラクからシリアへゆくみちで、
砂漠で消えたあの大量破壊兵器ですよ。
金曜日、メディアは一斉にシリアが蓄積していた大量破壊兵器のひとつである化学兵器を大量に保管施設から移動させていると報道している。下記は毎日新聞の記事より、太字はカカシ。
【エルサレム花岡洋二】シリア10件のアサド政権が、保有を確実視されている化学兵器の一部を従来の保管施設から移動しはじめた。ウォールストリート・ジャーナル紙など米メディアが米政府筋の話として13日に相次いで報じた。移動目的は不明だが、反体制派との衝突からの防護との説や鎮圧の準備を疑う声も出ている。米当局者は、警備が手薄になる移送時にテロ組織に流出する懸念を示している。
(前略)米シンクタンク「核脅威イニシアチブ」などによると、シリアは猛毒のマスタードガスやサリンを保有。首都ダマスカス、ハマ、ホムスなど計約50カ所に研究・開発、製造、保管施設を分散させている。政権中枢を占めるイスラム教アラウィ派の精鋭部隊が施設を防護しているという。
シリアに存在する大量破壊兵器の備蓄というのは、いったいどこから来たのだ?
2003年の初春、イラク戦争が始まる直前、時の米防衛省長官ドナルド・ラムスフェルド氏は、国連の会議でイラクには大量の大量破壊兵器の備蓄があると報告した。それまでに得たイギリス諜報部や他からの諜報により、イラクに大量破壊兵器があることは誰もが確信していた。
ところが一旦戦争が始まって蓋を開けてみると、WMD備蓄が保管されていた形跡はあちこちで発見されたが、肝心のWMDは期待したほどの大量では発見されなかった。これによって反戦リベラルの連中は、もともと大量破壊兵器などイラクにはなかったのだ、「ブッシュの嘘で人が死んだ」などと騒ぎ立てたが、イラク戦争前夜、イラクから大量の輸送トラック行列がシリアに向っていたのを当時の衛星写真がしっかり写していた。
[2004年10月28日ワシントンタイムス] 米諜報部は米軍攻撃の数週間前にイラクの兵器彫像施設数カ所において輸送トラックの行列を写した衛星写真を取得したと、昨日防衛省当局は発表した。
これらの写真は、イラクが武器や機械を既存の場所から移動させたことを示すものだと匿名の関係者は語っている。
関係者の一人によると、 the National Geospatial-Intelligence Agency(NGA) 「バグダッドとシリアの国境付近でかずかずの輸送トラック行列が見られたことは記録されている」という。
また、2010年に撮られた衛星写真にはシリアに大量破壊兵器の備蓄貯蔵施設があることがはっきりと写っている。
[2010年5月30日、ハーレッツ紙] シリアの北西部にある小さな地区において、すくなくとも16回に亜渡り衛星写真が撮られている。これはザ・ウエスタンカンパニー社が雇ったDigitalGlobeという衛星写真サービスが撮ったものである。(略)
200平方キロメートルに渡る問題の場所は、シリアとレバノンの最北の国境から30キロメートル離れたところに位地する。一番近い町はマスヤフ(Masyaf)人口3500のハマス地区の一部である。シリア政府の公式サイトによると、この町の産業は農業と観光が主だということになっている。
写真には使用目的不明の警備厳重な五つ施設が写っている。そしてその施設のまんなかには新しい居住用建物があり、すくなくとも40に渡る数階建てのビルが建てられており、その形や建築は町にあるその他の建物とはっきり区別できるという。
2004年当時から、イラクの大量破壊兵器はシリアへ運び込まれたのだという報道はあちこちでされていたが、アメリカの主流メディアはほぼ無視していたし、反戦の左翼リベラル民主党なども全くその話を取り合わず、イラクには大量破壊兵器はなかったと主張し続けた。
ところが、今になって、オバマ政権も主流メディアもシリアに大量破壊兵器の備蓄があるという話を「事実」として扱い、これらの武器が貯蔵施設から移動させられたことの危険性を警告するに至っている。
にもかかわらず、ではいったいシリアの大量破壊兵器はどこから来たのかという話を全く言及していない。イラクとシリアとの関係は完全無視なのである。
イラクには大量破壊兵器があるという諜報が入った
→ イラク戦争直前にイラクの武器貯施設各地から輸送トラックの長蛇の列がシリアへと向った
→イラクで期待したような大量破壊兵器は見つからなかった
→シリアで開発したとも製造したとも言われていない大量破壊兵器の備蓄が確認された。
はてさて、この点と線を結ぶとどうなるのか、解った人は手をあげて。
ビンラデン退治なんて過去の栄光よりロシアの先制攻撃宣言をどうする?
アルカイダの親玉オサマビンラデンがシール隊によって退治されてから一年になるが、オバマ王は未だに過去の栄光に浸っている。ビンラデン退治はオバマがブッシュ政策を継続していたから実現しただけの話であって、オバマが率先して実行した作戦ではない。もしこれが失敗していたら何もかもブッシュの悪政のせいだと言っていたに違いないオバマ王。だが、奴はことあるごとに共和党大統領指名候補のミット・ロムニーに関して、もしロムニーが大統領だったらビンラデン退治は不可能だっただろうなどと自分の選挙運動サイトに書いている。
実際にロムニーがいざという時にどのような行動にでるのかそれはまだわからない。だが、オバマ王が国家の主君として外国からの脅威に対し、いざという時にどのような態度に出るのか、それを試される時がすでに訪れた。そしてオバマ王は見事に失敗したのである。
先日(5/3/12)ロシア軍上層部は、北大西洋連盟(NATOがこのまま)東ヨーロッパにおける弾道ミサイル防衛基地設置を継続するのであれば、アメリカ合衆国の建設を待たずに攻撃する覚悟があると公式に発表した。
「これ以上自体が悪化する前に、先制攻撃として破壊的武力を使う決断をした」とロシア総指揮官のニコライ・マカノブ将軍は、NATO及びアメリカ代表が出席したモスクワで行われた弾道防衛ミサイル審議会において発表した。
他国が自国の軍事基地への攻撃を公言したのである。これはあきらかな戦闘行為である。ロシアはアメリカがロシアの条件を飲まないならば、戦争は止む負えないと公に宣言したのである。アメリカの大統領はそれに対して迅速に断固たる声明を発表する必要がある。
ではこの、ロシアの理不尽な要求に対して、オバマ王はどのような対応をしたのかといえば、、、
りーん、りーん、とこうろぎの声。
まるで沈黙なのだ! あれから何日も経っているのに、ロムニーがいじめっ子だとか、同性愛結婚がどうのこうのってな話をする暇はあっても、ロシアがアメリカの軍事基地を責めるぞと威嚇している事実なんか完全無視なのである!
どういうことだこれは?
オバマは国家防衛並びに同盟国の安全などということなど全く興味がない。以前にヒラリー・クリントンとオバマがまだ大統領選候補を競っていた時、ヒラリーのテレビ宣伝で、「午前3時、非常電話がかかって来た、、、」というのがあった。
そういう時、ヒラリーなら断固たる決断が出来るというものだった。だが、オバマではそれは無理だと、、、
ヒラリーだったらどう対処していたかは無論わからない。だが、オバマでは無理だというヒラリーの予測は当たっていた。
こんな男にアメリカは任せられない!
世界地図が読めない部下
北朝鮮のミサイル発射はどうやら失敗に終わったらしい。日本領海や公海に域に入った場合には撃ち落とすと日本やアメリカがいきり立っていた割にはあっけなかった。
北朝鮮が13日午前7時39分に発射した長距離ロケットは発射後1、2分ほど飛行して空中で爆発したと、国防部が公式発表した。
国防部のシン・ウォンシク政策企画官は「北朝鮮のロケットは発射後に飛行し、ペクリョン島上空151キロ地点で落下を始め、本体と推進体は20余りの破片に分離して、平沢(ピョンテク)と群山(クンサン)西側100-150キロ地点の公海上に墜落した」と明らかにした。続いて「北朝鮮ロケットが私たちの領海を侵犯することはなかった」と説明した。
、、、米国とカナダが共同運営する統合防衛組織NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)はこの日の声明で、「北朝鮮が13日に発射したロケットはテポドン2号弾道ミサイル」とし「北朝鮮のテポドン2号発射を探知した後、追跡を続けていたが、1段階で海に墜落した」と明らかにした。
まあね、かなりの専門家が成功は危ういと予測していたから、驚くべき結果ではないが。第三段階までいくはずだったのに一段階目で墜落では、まだまだ研究が必要ということかな。ま、もっともロケットが海に落ちても、ランチングシステムが悪いのかロケットそのもに問題があるのか解らないから、データ分析しないうちには何がどう失敗だったのか断定は出来ない。
こういうことがあると、我が職場では我が軍の艦船はどのあたりに出動してるのか、また別のストライクグループがどのあたりに待機しているのかといったことが話題になる。
昨日、私は会議の時に上司から「○○艦はどのへんに居るのかね」と聞かれたので、部下のRが用意したリポートを読みながら「ハワイです」と答えると、「え〜そうかあ?」と正されてしまった。よくよく地図を見てみると○○艦がいるのは日本海。
おい、どうなってんだよR君。「R君、これが太平洋に見えるか、ここがハワイか?」と問いつめると彼は単に肩をすくめるだけ。
実を言うとRは地理の知識ゼロ。私も高校時代地理は大の苦手だったので他人に自慢できるほうではないが、太平洋と日本海の区別くらいつく。
以前にもRとは、ホルムズ海峡の話をしていて、Rがホルムズ海峡というものがあることも知らなかっただけでなく、中近東がどのへんかということも全然しらなかったことに驚いたことがある。ましてやどうして、アメリカにとってあのあたりが重大な場所なのかなんてことはRはまるで理解出来ていない。
というわけなので今回も、彼は地図をみても○○艦がどこにいるのか解らなかったのだ。だからRは地図を無視して単に○○艦の普段の任務区域はハワイだからハワイに居るんだと報告したわけ。こういう仕事していて世界地図も読めないんじゃ話にならんだろうが。これだから本社勤務は嫌なのよ。
カカシ注:アメリカの○○艦は仮名で現在位地は架空のものです。○○艦が日本海にいるという事実はありませんのであしからず。
あ〜海に帰りたい!
タリバンに撃たれたことも無い奴らがぐちゃぐちゃ言うな!
ここ数日、アフガニスタンで米海兵隊員数人がタリバンの死骸に放尿しているビデオが出回って、メディアは大騒ぎしているが、これに関するオバマ王政権の反応はあまりに過剰で見苦しい。確かに敵とはいえ死骸を冒涜する行為はけしからんことではあるが、アメリカ人とみたらまず首刎ねて、死体を八つ裂きにして真っ黒けになるまで焼いて、その亡骸を橋の上から吊るすような敵に対して、たかが放尿くらいで騒ぐな、というのが私の感想だ。
イラク戦争が始まったばかりの頃、アルグレーブ収容所で看守が収容者を裸にしてポーズをとらせて写真を撮るという事件が大々的に報道されたことがあるが、私はあの時主流メディアが看守の行為を「拷問」と言って大騒ぎするのをみて過剰反応もはなはだしいと思った。
当時私は参加していた掲示板で、『拷問拷問というが、米看守は単に収容者を裸にひんむいただけじゃないか、殴ったり蹴ったりしたわけでもないのに、そんなに大騒ぎするな。』というような投稿をしたことがある。
特に今回は死体に放尿という取るに足らない行為である。隊員らは死骸を八つ裂きにしたわけでもなければ、そこいらじゅうを引きずり回した訳でもない。この程度のことをメディアは「残虐行為」と呼び、パネタ防衛長官やクリントン国務長官は口を揃えて「嘆かわしい行為だ」などと批判している。
こうした過剰反応に対して、共和党大統領候補のひとりであるテキサス州のリック・ペリー知事はテレビのインタビューで、18〜9の若いもんが、馬鹿なことをしただけの話だと語り、こういう行為は戦争の歴史にはつきもので、パットン将軍やチャーチル首相も過去に同じようなことをしていると指摘した。ペリーが腹立たしいと思うのは、こんな小さな間違いに対して、国務長官が戦争犯罪だなんだと騒ぎ立てている過剰反応である。
また、元陸軍中佐フロリダ州代表アレン・ウエスト下院議員は、ウィークリースタンダードにメールで、タリバンに撃たれたことも無い奴らがぐちゃぐちゃいうな、といった内容の投書をした。
ウエスト議員は、デルタ狙撃兵二人の遺体がモガディシュの市街を引きずり回された時に今回のように独善的な憤りの声は聞いた覚えがない、ブラックウォーターの警備員が殺され遺体が焼かれファルージャの橋の上から吊るされたときも、メディアが怒り憤りを見せたという記憶もない。…イラクで101空挺隊の兵士二人が捕らえられ斬首された上に八つ裂きにされた事件をメディアに覚えている奴はいるのか。
無論ウエスト議員は海兵隊員らは罰せられるべきだと書いているが、それは違反に適した軍規制に従った罰であるべきだと語り、
その他のやつらは、タリバンから撃たれた経験でもない限り黙ってろ。戦争は地獄だ。
と締めくくっている。
ウエスト議員はイラクはパパブッシュの第一湾岸戦争の時も前回のイラク戦争にも出動しているので、確かにこういうことを言う資格はあるだろう。軍人と元軍人だけが戦争を語れるという考えには賛成できないが、敵の野蛮なそれこそ残虐行為に対しては無言のアメリカメディアが、自国の軍人の間違いとなると些細なことでも大騒ぎするのに腹が立つのはウエスト議員だけではない。
この件に関する新聞記事のなかで、この事件によってアフガニスタン和平が遅れる恐れがある、と書いているものがあった。
アフガニスタン平和を遅らせるのは、時期尚早にして撤退するオバマ王の腰抜けぶりだ。アフガニスタンの平和を乱しているのは、圧倒的な勝利を得た戦争で負けたテロリスト集団のタリバンと和平交渉などを続けている馬鹿大統領だ!
非戦闘員をひっつかまえて首を切った映像をビデオに撮って世界中に流すような野蛮人の死体にしょんべんかけるくらい何が悪いんだ!
ちなみにビデオの海兵隊員らの隊は6ヶ月の出動中にタリバンとの戦闘で7人の隊員を失っている。安全な自国で身の安全など全く心配しなくていい政治家やメディアの連中なんぞに批判される筋合いはない。
米防衛省、陸軍士官候補生のヒジャブ着用を許可を決定
今年の十月にカカシはイスラム教女子、ヒジャブ着用を主張して陸軍行進から除かれた話をしたが、その時私は、
ヒジャブを巡って陸軍ROTCに抗議しているのはデミン・ザウィティ(Demin Zawity)というテネシー州にあるラヴェンウッド高校の二年生で、ジュニアROTC 隊員。行進の際にスカーフを脱ぐように言われ、それを拒絶したため行進から除外されたことに腹を立て、こういうことがあると何かと口を出して来るイスラム教の
国内テロ人権団体のケア(CAIRーCouncil on American-Islamic Relations)に訴えた。
と書いたが、オバマの防衛省レオン・パネタ長官はケアの圧力に負け、今後JROTCのイスラムやシークの候補生はヒジャブという頭巾やターバンなどの着用を許可することにした。
制服はみんなが同じ服を着るから制服なんじゃないのか?軍隊における帽子着用の厳しい規則はどうなるんだ?
ケアは今エジプトで猛威を振るっているモスレム同胞軍という過激テロ軍団のアメリカ支部だ。そのことを防衛省が知らないわけないだろう?なんでそんな奴らの要求を軍隊が飲む必要があるのだ?なぜイスラム教ばかりが特別扱いされるのだ?
無宗教者たちの間から、公共の軍隊と宗教を混ぜるな!という抗議が聞かれるのも間近であろうか? 息を止めないで待ってるよ。
オバマ王、議会の承諾なしにアフリカに出兵、裏に左翼実業家の陰謀あり?
予算削減というと必ず防衛費から始めるオバマ王政権。ところがこの間のリビア出兵にしてもアメリカの利益に直接つながらない場所への遠征は議会の承諾なしに勝手に始める。しかも遠征した軍隊が現場で何をやるのか、オバマがブッシュ前政権に要求していた「出口方針」(それを言うなら入り口方針もない)など全くない盲滅法なやり方だ。
オバマ王はブッシュ前政権がイラク戦争を始めた時、アフガニスタンの戦争のカタがまだ付いていないのにイラクに手を延ばしてアフガニスタンから目をそらせたと散々ブッシュを叩いていた。ところがいざ自分が大統領になってみると、イラク戦争にもアフガン戦争にも全く注意を払わずに、きちんとした理由も述べずにリビアに遠征し、そして今回はなんとアフリカ遠征と来たもんだ。以下テレビ朝日の記事より:
アメリカのオバマ大統領は14日、アフリカで住民殺害などを繰り返している反政府勢力、LRA=神の抵抗軍の掃討作戦を支援するため、約100人の部隊の派遣を決めました。
1980年代に組織されたLRAは、中央アフリカの各国で住民の殺害や女性や子どもの誘拐を繰り返しているとされ、周辺各国が掃討作戦を行っていますが、制圧できていません。このため、オバマ大統領は約100人の部隊をウガンダ、中央アフリカ、南スーダンなどへ来月中に派遣し、掃討作戦の実施部隊に情報を提供するなどの「手助け」を行うことを決めました。国防総省によりますと、派遣部隊は武器を持っていきますが、あくまで「自衛のため」としていて、直接の交戦が目的ではないとしています。
確かにアフリカ市民には気の毒なことではあるが、世界で起こる全ての非道にいちいちアメリカが関わっている余裕はないはずだ。そんなところにアメリカ軍を送り込む正当な理由が何処にあるのだ? いや、正当な理由があるのなら何故それを議会にかけて議会の承諾を得てから出兵しない? LRAの悪逆非道は何も今に始まったことじゃないだろう。議会を無視して早急に行わなければならないことではないはずだ。
こういうアメリカにとってはどうでもいいところでは身勝手な戦争を始めるくせに、アメリカの土地でレストランを爆破しサウジアラビアの外交官を暗殺しようとしていた、明らかなイランの戦争行為に対しては、のらりくらりと遠回しな言い方で経済制裁がどうの国際意見がどうのとやんわり批判するだけに終わっている。
では何故アフリカなのか?
実はアフリカ遠征の裏には左翼の実業家ジョージ・ソロスが絡んでいるらしいという説がある。
ジョージ・ソロスが重役を勤めるインターナショナルクライシスグループ(ICG)という団体があるが、この団体は2008年からオバマ政権に対してウガンダ援助を強く促して来た。今回の出兵はこの団体による熱心なロビーの賜物だった。
ソロスは人道的な慈善事業になど全く興味がない実業家である。そんな奴が何故アメリカになんの利益ももたらさないウガンダなんぞにアメリカの関与を推薦するのか。実はソロ自身がウガンダの原油田や他の産業に多くの投資をしており、ウガンダの平穏はソロの金儲けにとって非常に大事なものなのである。まさにこれこそ「石油のための戦争」なわけ。しかも、その石油はアメリカのためではなく、ジョージ・ソロスという人間の私腹を肥やし、その献金や援助を頼っているオバマ王の権力拡大のために使われるのだ。
こんな自分勝手な戦争なのに、自称平和主義者の間からは何の批判も聞かれない。ウォールストリートで大手銀行相手に座り込みなんかやってる暇があったら、こういうことを批判すべきなんじゃないのかね、左翼の市民団体は、、、