ニューヨークタイムス、「いかにして保守派が言論の自由を武器と化したか?」

先日ニューヨークタイムスは「いかにして保守派が言論の自由を武器と化したか」という驚くべき記事を掲載した。ここ十年来、後退派左翼による保守言論弾圧は頓にひどくなっているが、それでもつい最近までは後退派左翼も表向きは言論の自由は大切であるという姿勢を取ってきた。ところがここ1~2年、特にトランプが大統領になってからは、彼らは言論の自由を守るべきという姿勢すら崩しつつある。このNYTの記事はまさに後退派左翼がもはや言論の自由を信じていないと全面的に認めるという驚くべき内容なのだ。

何故、言論の自由の守護神のごとくふるまってきた後退派左翼が今になってアメリカ憲法補正案第一条である言論の自由に懸念を抱き始めたのかと言えば、彼らに言わせると言論の自由は最近、保守派の思想を広めることに「悪用」され始めたからだという。

NYT曰く、最高裁判所審査最終日、リベラル派裁判官エレーン・ケーガン女史は5人の保守派裁判官が多数権を握る最高裁判所は補正案第一条を使って公務員労働組合に多大なる打撃を与えたと警鐘を鳴らした。その前日にも最高裁は宗教関係の妊娠相談所にて中絶に関する情報を与えることを義務化しているカリフォルニア州の法律は補正案第一条に反し違憲であると判断した。ケーガン裁判官は最高裁は「補正案第一条を武器と化している」と語った。

この他にも同性婚ウエディングケーキ製作を拒否したキリスト教徒のケーキ屋に関する訴訟や銃砲所持権利や限度なしの選挙運動資金などに関しても、最高裁は補正案第一条の宗教と言論及び表現の自由を理由にことごとく保守派の訴えを認めている。つまり、後退派左翼は、自分たちによる保守派言論の弾圧が憲法補正案第一条によってことごとく阻止されている。これがケーガン裁判官のいう補正案第一条が保守派の「武器と化している」と言う意味だ。

もともとリベラル派は建前上自由を信じているとされてきた。いや、実際に本当に誰の言論の自由も守られなければならないと思っていたリベラル派は多くいたのである。1977年、人権団体のACLUなどはネオナチがナチスドイツ収容所生存者の多く住む町でデモ行進をする権利すらも擁護したほど言論の自由の原則を信じていた。

その彼らが今になって恥も外聞もなく「フリースピーチはヘイトスピーチだ!」などと言えるに至ったのか。

1960年代の人権運動が起きるまで、アメリカ社会は非常に保守的だった。これは今でいう保守派とはちょっと違う。経済的には非常に社会主義的であったが、社会的には保守的だったということ。例えば映画や雑誌などでの性的表現など今では考えられないほど厳しい規制があった。であるから当時のリベラル派の間では言論や表現の自由弾圧は常に保守的な体制によるものなのであり、それに対抗するために補正案第一条の拡大を信じるのは普通の姿勢だった。

ところが最近、自分らが昔使った理屈や手法が保守派の意見拡大のために使われるという不思議な状況が生まれた。これによって言論や表現の自由は神聖なものとしてきたリベラル派の間で第一条が及ぼす害について考え直す人々が増えて来たというのだ。

例えば、ポルノグラフィや野外デモ。昔のリベラルは過激な性的描写を規制する政府からその表現の自由の側に立って戦ったが、今は女性に対する暴力や人権侵害につながるとして支持できないと考える人が増えている。昔はアメリカナチ党のデモ行進を支持したリベラル派も、去年シャーロッツビル市で行われた白人至上主義デモには概ね批判的だった。

言論の自由に関してリベラル派は多少ナイーブな考え方をしていたと語るのバージニア大学のフレドリック・シャウアー教授。

「1950年代から1960年代における言論の自由は、わいせつ表現規制や反人権やベトナム戦争抵抗運動などに関するものだったため、左翼は演説者に同情することが出来たし、こうした表現は無害だと思われていた。」と教授。「しかし言論が無害とか不活性などということが真実だったことはない。最近の現象によって左翼はその事実に気づいた。問題なのは、では何故左翼は一度でも(言論の自由が無害)だなどと信じたのかということだ。」

これはものすごい自認だ。『言論や表現が自分たちの思想と沿っている間はその自由を認めるが、それが自分たちに都合が悪くなったら認めない』というのであれば彼らは言論の自由など最初から信じたことがないと認めたも同じだ。

昔のリベラル派には自分が同意できない意見の発言も守られるべきと信じていた生粋の自由主義者が結構居たが、今やリベラルを追い出し後退派と化した左翼連中でそんなことは信じている者はない。いや、それどころか自分らの思想拡大のためには反対意見は暴力を使ってでも徹底的に弾圧すべきというのが今の彼らの姿勢だ。真実はそれまでリベラル派の間に隠れていた社会主義左翼たちがついに本当のリベラルを追い出し、リベラル運動を乗っ取ってしまったと言った方が正しいだろう。

NYTは保守派が言論の自由を武器に使い始めたというが、言論の自由が武器として使われるというのは今に始まったことではない。体制派が何故人々の言論を抑圧するのか、それは表現される思想が体制派のものだけに統一したいからだ。多々の思想を弾圧することによって体制派の権力を拡大するためだ。人々が大本営放送だけを聞いて他で種々の情報を取り入れたりせずに体制の思い通りになってもらうためだ。情報は力だ。「筆は剣より強し」というのはまさにそれを表しているのだ。

後退派左翼が自由表現に脅威を持つのは今や左翼思想こそが体制だからである。ポリコレとかコンプライアンスとかいう言葉が聞かれるようになって、アメリカ及び欧米社会で(日本も含み)後退派左翼による言論規制は昔よりずっとひどくなっている。そしてそれに対する保守派からの抵抗も日に日に増している。後退派左翼が「言論は暴力だ!」と言って保守派の講演を暴力で阻止したり、フリースピーチ(言論の自由)はヘイトスピーチだと言って人々の言論を抑圧しようとするのも、彼らは左翼が独占してきた左翼主義思想が崩れつつあることに脅威を覚えているからである。

しかし後退派左翼が言論の自由を武器として使っていた頃から全く学んでいないことは、常に自分たちの意見が多数意見であるとは限らないということだ。今はメディアや大学などの教育界が左翼によって権限を握られているからといって、今後もそうであるという保証は全くない。今後保守派が体制となり左翼が少数派になった場合、言論弾圧をよしとした方針は結局自分らの言論を弾圧するために使われることになるのだ。何故左翼連中はそれに気が付かないのだろう?

私は純粋な意味での言論の自由を信じている。だから私が馬鹿にしている後退派左翼によるどんな馬鹿馬鹿しい言論もデモをする権利も守られなければならないと考えている。自分が耳にするのも耐えられないほどひどい議論を守れなければ、本当の言論の自由など存在しないのである。

後退派左翼は一度でも個人の自由や権利など信じたことはない。彼らが信じた言論の自由とは自分らだけの思想を表現する自由であって他の意見を守る自由ではない。もし読者諸氏が少しでも後退派左翼のきれいごとを信じているのなら、今すぐやめるべきである。


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トミー・ロビンソン応援ラリーに集まったのは何万人?

昨日ロンドンの「トミーを釈放せよ!」デモに関する記事を色々探していたら、英語だと英国の新聞だけしか見つからなかったが、日本語で検索したらAFP翻訳版の英ロンドンで極右活動家の釈放求め数百人デモ、警官隊と衝突という記事を見つけた。昨日のエントリーで集まった人々の写真を張っておいたが、あれで数百人てこたあないだろう。(カカシ注:色は変わってないがイタリックの部分をクリックするとリンクにつながる。)

【6月10日 AFP】英ロンドンで9日、極右団体「英防衛同盟(English Defence League)」の元代表、トミー・ロビンソン(Tommy Robinson)氏(本名スティーブン・ヤクスリー・レノン、Stephen Yaxley-Lennon)が法廷侮辱罪などで禁錮刑判決を受けたことに抗議する数百人規模のデモ隊が警察と衝突し、5人が身柄を拘束された。

ロビンソン氏は禁じられているにも関わらず、裁判の動画をソーシャルメディアに投稿。法廷侮辱の罪で有罪となり、先月収監された。

デモ隊はロンドン中心部のトラファルガー広場(Trafalgar Square)近くの大通りを封鎖し、「トミー・ロビンソンを解放しろ」と叫びながら警官隊に向かって発煙弾を投げつけた。さらに観光バスを占拠し、プラカードや英国旗、ウェールズの旗を掲げた。

トミー・ロビンソンに関する記事では必ず「極右団体「英防衛同盟(English Defence League)」の元代表」という紹介文が冒頭に付けられている。ピアース・モーガンを紹介するのに「極左翼偏向自称ジャーナリスト」などとは絶対に書かないくせにね。トミーはEDLがどんどん暴力的な極右翼に乗っ取られていくのに抗議して五年も前に脱退している。だからいつまでもトミーをEDLと結びつけるのはイギリスメディアがいかにトミーを過激派右翼として意味のない存在であるかを強調したいかが解る。

このAFPの記事はこの件に関する英国ニュースの典型で、デモに集まったトミー支持の数人が警官に暴行して逮捕されたという話だけに焦点をあて、トミー解放を求めてどれだけ多くの人が集まったかという点を完全に無視している。なぜトミーごとき「極右翼」で「レイシスト」で「自称ジャーナリスト」のためにこれだけ多くの一般市民が集まったりするのだ?本来のジャーナリズムならそこに焦点を当てるべきではないのか。

トミー・ロビンソンなんてもともとは下町育ちのサッカーフーリガンだ。地元のパキスタン系移民による凶悪犯罪に腹を立ててEDLを創設して何度か集会を開いたりしてはいたが、イギリス政府が取り立てて警戒するような危険人物ではなかった。もし政府が彼を放っておけば、そのうちにEDLの内部争いに負けて脱退し、またもとのチンピラに戻っていただけの男だった。

そのトミーが今や言論の自由を守る救世主のようになって世界中で知られる有名人になったのは何故だ?トミー解放のために集会ごとに数が膨れ上がり、ついには昨日のように何千男万という(とても数百単位の群衆ではないよ)群衆が集まるに至ったのは一体何故なのだ?

以前にイギリス人作家のダグラス・マレーが、トミー・ロビンソンを極右翼と片づけてしまうのは簡単だが、彼が出てくる背後の状況を理解する必要があると語っていた。

一般のイギリス市民は自分らの国がどんどんと野蛮な移民によって乗っ取られている事情に多大なる脅威を抱いている。ロンドンは今やもっと規模の大きいニューヨークよりも治安の悪い都市となってしまった。毎日のように起きるナイフや酸攻撃。スクーターに乗った野蛮人によるひったくりの横行。それについて語ることすら許されない、野蛮人移民をパキスタン人とかバングラディッシュ人とか名指しすることも出来ず、いっしょくたにアジア人などと言って報道する。何千という年端もいかない少女たちが40年にもわたって性奴隷として売買されていたことすら報道できない!

トミー解放運動はイギリス市民のこうした不満の表れだ。この運動はどんどん広がり、そのうち数人の抗議者が逮捕などと言った程度のことでは収まらなくなる。いったいイギリスの警察は市民の味方なのか敵なのか、いまのうちに腹をくくっておいたほうがいい。


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トミーを釈放せよ!トミー解放を求めて支持者ロンドンに殺到

百聞は一見に如かずなので、下記参照。

 


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トミー・ロビンソン逮捕に見る報道規制の恐ろしさ

数週間前、トミー・ロビンソンは「私はもう長くない」という題名のビデオを公開していた。この場合の「長くない」は自分がネット上で人々に情報を提供できる時間はそう長くはないだろうという意味だったのだが、今となってみれば、彼のジャーナリスト生命だけでなく彼自身の命がもう本当に長くないかもしれない状況となっている。

センサーシップ(censorship=検閲)が恐ろしいのは報道や言論の自由が失われることによって、今起きている現実がその場でどんどん政府に都合のいいように書き換えられていくことだ。これについてゲイトストーンが書いているので参考にしながら私の意見を書いていこう。

トミーが逮捕されて数時間後にはすでに13か月の禁固刑という判決が下され、トミー(本名スティーブン・ヤクスリー・レノン)は即座にフル刑務所に送還された。そしてメディアや一般人に対してこの件に関しての報道を一切禁じる報道規制が敷かれた。

英国のメディアは驚くほどこの命令に従順だった。スコティッシュデイリーレコードScottish Daily Record、バミンガムライブ Birmingham Live、ザ・ミラー The Mirror、ブレイトバートニュースBreitbart Newsなど、次々にすでに報道された記事を削除していった。興味深いのは左翼系とされるザ・インディペンデントthe Independentだけは何故か記事を取り消さなかった。それというのも同紙はトミーのサッカーフーリガンというイメージを守る続けることが期待できたからなのだろう。

現にイギリスにおいてトミー・ロビンソンに関して書かれた記事では、彼の名前の前に必ず「極右翼」とか反移民の市民団体である「EDL創設者」といった形容詞をつけ、彼のジャーナリストとしての行動にしてもわざわざ引用符を付け「報道」といったように書き、あたかも彼の行動はジャーナリストの報道に値しないという印象操作をするのが常だ。

英国版ブレイトバート紙は報道規制通知を公開。イギリスの専制ぶりを暴露した。

我々アメリカ人や日本人は言論の自由というものが当たり前だと思っている。テレビなどで放送禁止用語がったりコンプライアンスがどうのこうのという話を聞いても、それが自分に直接かかわってくるとは考えていない。ツイッターやフェイスブックで外国人や他宗教の悪口を言ったからといって、まさか警察が夜明け近くに土足で家宅捜査をするなんてことは想像もつかないだろう。

昔のソ連だの今の中国だのといった国なら別だ。まさかそんなことが現在のヨーロッパ諸国で、ましてやイギリスで、起きるなんて信じられない。しかし実際に今それが起きているのだ。

先日フリートミーのデモに参加した人々も、デモに参加することで失業したり逮捕される可能性を口々に語っていた。フリートミーの署名運動に名前を連ねたら、当局に目を付けられる可能性もある。普段は歯に衣を着せぬ口調で話すイギリスのユーチューバーのカール・ベンジャミンですら、家族に危険が及ぶのを恐れてトミーの件に関してコメントできないと語っている。

「我が国は自由ではない。アメリカ人がとってもうらやましい。君たちは自分らがどれほど幸運なのか分かっていない。」

今はノルウェーでジャーナリストをやっているスエーデン出身のピーター・スワンソンもイギリスで記者活動をしたかったのだが、渡英早々イギリス当局から家宅捜査をされ、在英の自分の両親すらも危険にさらされるに至ったため、ノルウェーに移ったという。イギリスはもうそんな怖い国になり果てていたのだ。我々は単にそれを知らなかっただけ。

今回のトミー逮捕及び情報規制によって、イギリスがどれほどの警察国家及び専制国家になっていたのかがはっきりと暴露されたのである。


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殉教者になりつつあるトミー・ロビンソン

本日のドラッジリポートの第一面にトミー・ロビンソン逮捕及び報道規制に関する記事がいくつかでかでかとリンクされているのを見た。金曜日の逮捕から三日たって、やっとアメリカの主流メディアがトミー逮捕の件を取り上げ始めた。

記事の見出しは、Activest Jailed in London 活動家拘留される, Judge Orders Press Blackout 裁判官報道規制を命令, Robinson Silenced ロビンソン沈黙させられる、などだ。(数分前に見た時は「極右翼の活動家」とあったように思ったのだが、今見たらただの「活動家」になっていた。)

これまでアメリカでは、トミーの名前など聞いたことがない人がほとんどだったのではないかと思う。イギリスのパキスタン移民による大掛かりな集団強姦組織についても、アメリカ国内で知っている人は非常に少ないだろう。現地のイギリスでさえ10年以上も隠蔽されてきたことだから当然と言えば当然だ。

イギリス政府は今回のリーズ地区における19人のパキスタン人強姦集団の裁判に関しても、なるべく世間の目に触れないように内々に済まそうとしていた。彼らの裁判が行われる裁判所の前に主流メディアの報道員が一人も来ていなかったのもそれが理由。イギリスの主流メディアで政府に盾を付ける根性のある奴らはほぼ皆無。ところがトミーがそんなタブーを破って単独でしかもスマホで実況中継をしたことが裁判官の逆鱗に触れたのだ。

はっきり言ってトミー逮捕と報道規制は英裁判所及び政府による最大の失態だったと言える。

トミー・ロビンソンなど保守派の間では弱小な活動家だった。ルートンというイギリスの下町育ちのたかがサッカーフーリガン。若いころは傷害罪で逮捕されたこともあり、反移民を唱えるEDLという右翼団体を創設したが後に脱退。その後も単独で活動していた。放っておけば取るに足らない極右翼活動家で終わっていたものを、イギリス警察がやたらに弾圧しようとしたことで彼はかえって有名になり、より活発な活動家になってしまった。

そして今回の逮捕と報道規制がきっかけとなり、今やトミー・ロビンソンは世界中にその名を知られる「野蛮人移民から西欧を守る救世主」として知られるようになってしまったのだ。

世界中で「Free Tommy/トミーを釈放せよ」署名運動が起きている。デンマークやオーストラリアのアメリカ大使館の前でフリートミーデモが起こっているという話だし、日本ですらトミー解放の署名運動に参加している人たちがいる。

イギリス政府は今非常に微妙な立場に置かれている。このままトミーを拘留し続け、トミーが刑務所内で怪我をしたり死んだりした日には、彼が殉教者となり反政府運動のシンボルとなることは間違いない。だったらそうなる前に釈放すればいいかといえばそうもいかない。今釈放してしまえばトミー逮捕の理由が政治がらみのでっちあげだったことを認めることになる。どうやって政府の顔をつぶさずにこの問題を早期に片づけることが出来るのか、今やテレサ・メ首相は考えあぐねているのではないだろうか?

トミー・ロビンソンについてご存知ない読者諸氏のために拙ブログの過去ログを記載しておこう。リンクしてもなぜか色が変わらないのだが、イタリック文字をクリックしてもらうとリンクにつながる。

お行儀よいだけでは効果はない、マイロやトミーに見る自由主義活動
恥さらし、ピアース・モーガンのインタビューと称したトミー・ロビンソン攻撃
右翼に発言させるな!トミー・ロビンソンのテレビインタビューに怒る英左翼コラムニスト
テロ退治よりポリコレの方が大事、真実を報道するジャーナリストを罰する国イギリス

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トミー・ロビンソン再逮捕、、そして消される現実。

昨日トミー・ロビンソンが再逮捕された。罪名は平和を乱したというもの。トミーは昨日の朝イギリスのリーズクラウン法廷の前で*グルーミングギャングと言われる強姦集団の容疑者たちが入廷する状況を自分のスマホでライブストリーミングしていたところ、7人の警察官に囲まれ逮捕された。その模様は生で流れていたので彼のファンの多くが現時間で目撃することとなった。

驚くべきことに、トミーはこの数時間後には判決が下され、なんと13か月の禁固刑に処された。それというのもトミーは去年の6月にも同じような状況で法廷侮辱罪で逮捕されており(http://biglizards.net/strawberryblog/archives/2017/06/free_speach_in_uk.html)執行猶予中だったためというのが名目だ。

しかし去年の逮捕にしても、トミーは別の件で強姦集団の裁判について裁判所の外で報道していたにすぎず、何の違法行為もしていなかったにも関わらず、裁判所の前の階段にトミーが立っていたことから、規制されている法廷内での撮影をしたという言いがかりをつけ警察はその翌朝、夜明けの4時ごろトミーの家に突然現れ彼の妻や小さな子供たちを恐怖におののかせながら彼を連行したのだ。

前回はトミーのその時の勤め先のレベル・メディアというカナダの保守系団体が弁護士を世話して数日後には釈放されたが、今後一切犯罪を犯さないという18か月の執行猶予付きだった。しかしもともとの罪名が単なる言いがかりであった以上、その後の「犯罪」にしたところで警察は好き勝手にでっち上げることが出来るわけで、イギリス当局は最初から執行猶予中に彼を逮捕して刑務所に放り込むつもりだったと考えて間違いない。

だいたい逮捕から判決まで数時間なんてことが法社会で成り立つということが尋常ではない。元トミーの雇用主で今も友人であるエズラ・ラバンテはすぐにトミーの弁護士に連絡したが、弁護士は全くトミーと連宅が取れない状況にあるということだった。ということはトミーは弁護士もなくして裁判とは名ばかりの手続きの末に投獄されたということになる。こんなことが曲がりなりにも民主主義のイギリスで許されるのか?

トミーが逮捕されたというニュースをツイッターで知った数時間後、もっと背筋の寒くなることが起き始めた。トミー逮捕という記事がイギリスのオンライン紙からどんどん削除されていったのだ。イギリス外に住む外国のジャーナリストたちがツイッターでトミー逮捕は報道規制にかかってイギリス国内では報道できないとツイッターでつぶやき始めた。イギリス国内のユーチューバーたちのビデオもこの件に関してはどんどん削除されているらしい。

なんと恐ろしいことだろう!まるで1984https://ja.wikipedia.org/wiki/1984%E5%B9%B4_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)そのままではないか!

なぜイギリス当局はこうもトミーを目の仇にするのか。それはイギリス警察が十数年にもわたるパキスタン系を主体にしたアフリカやアラブ諸国出身のイスラム教徒らによる集団強姦組織の極悪非道な犯罪をずっと黙認してきた恥を、トミーがイギリス全体に暴露してしまったからだ。トミーはイギリス政府の移民政策が完全破綻している状況を毎日のように国民に訴え、イギリス政府及び警察に大恥をかかせているからなのだ。

今でさえ、すでに周知の事実となった強姦組織の裁判を、イギリス政府はなるべく内々にしておこうとしている。だから、くだらない芸能人のスキャンダルなら大勢集まる報道陣が、グルーミングギャングに関しては裁判の日に法廷の前には一人も姿を現していない。平和を乱したとしてトミーが逮捕された法廷の前は閑散としており、報道していたリポーターはスマホを持ったトミーだけだったのだ。トミーはこの恐ろしい組織犯罪が闇から闇へと葬られるのを防ぐため毎日ひとりで戦ってきたのだ。

トミーにとって13か月の禁固刑は死を意味する。なぜなら刑務所には彼を殺したモスレムがいくらでも居るからである。2016年にモスクにベーコンを投げつけたというだけで六か月の刑に処された男性は拘留された数か月後に殺された。トミーが独房ではなく一般受刑者と同室になればトミーが生き延びられる可能性は非常に低い。裁判所はそうと知ったうえでトミーを大急ぎで刑務所に放り込んだのだろう。

これでトミーが死んだら、イギリス政府は人殺しだ!

そしてトミー・ロビンソンは殉教者となる。トミーは今やゲッセマネの丘に建つイエス・キリストのようだ。もし彼が死んだら、イギリス全土の善良な市民たちは立ち上がって政府の独裁と戦わねばならない。彼の死を無駄にするようなら、もう偉大なるブリテンは終わりである。

本日ツイッターでは「トミーを釈放せよ」という集会が近々開催されるというニュースが飛び交っている。本当に集会が実現して何万という人々が集まってくれれば、イギリス政府はトミーを逮捕することによって、どれだけ彼の運動を広めてしまったかが解るだろう。

このままトミーを沈黙させて、彼のメッセージを闇から闇へと葬れると思ったら大間違いだ!

*グルーミングギャングとは、パキスタン系移民が中心の強制売春組織。彼らは下層階級の思春期を迎えたばかりの少女たちを酒や麻薬で誘惑し、後には暴力で脅迫し性奴隷として飼いならし、何年にも渡り集団で強姦を繰り返していた。全国各地にこういう組織は散漫しており、その被害者は数千人と言われている。


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アメリカで一番危険なヘイトグループ、サザンパバティーローセンターの正体

今年の6月、全国各地で反シャリア法デモが行われた。それについてアメリカの左翼メディアは主催したACTf or America(アクトフォーアメリカ)というグループがサザンパバティーローセンター(南部貧困法律事務所の意味)略してSPLCという市民団体によってヘイトグループと指定されている団体だと繰り返した。しかし、このSPLCという団体、いったいなにを根拠にACTフォーをヘイトグループだというのか。いや、それを言うなら、なぜメディアはSPLCの言うことをそのまま鵜呑みにして、あたかもSPLCに道徳的な権限があるかのようにふるまうのか。いったいSPLCとはなんだ?いったい奴らには何の権限があって他人の団体をヘイトグループだと名指しすることが出来るのだ?
この保守派版ウィキによると、極左翼市民団体として1971年にアラバマ州モンゴメリー市にてモリス・ディーズ(Morris Dees)という弁護士によって創立された。人権擁護を目的に弁護士料を払えない貧困者のために弁護をしてあげるという慈善事業の名目で始められたのだが、彼らが貧乏人の人権裁判で弁護などしてやったことなどほとんどない。
彼らの資金源は左翼リベラル連中からの寄付金が主だが、そのほとんどが団体の幹部らの高額な給料になっており、法律事務所という割には裁判に使われる金額はほんの少し。しかもその裁判というのが、『俺たちの言う通りにしないなら訴えて裁判にして破産させてやるぞ』といった恐喝まがいのものばかり。
SPLCからヘイト犯罪を犯したと訴えられた場合、それこそ弁護士を雇うことが出来ない零細団体はたとえ無実でも家財一切賠償金として持っていかれることもある。
彼らは「ヘイトグループ」と称する名簿を常に作っている。このヘイトリストには団体だけでなく個人も載っているが、彼らのリストに載るのはメンバーも数人でほとんど活動などしていない完全に無害な白人至上主義者のKKKやニオナチの他に、同性愛結婚に反対なキリスト教宗教団体、違法移民に反対な団体、人工妊娠中絶反対団体、イスラム教に批判的な個人、などが人種差別者と共に載っているのだ。
SPLCのヘイトリストに載ってしまうと色々な面で被害を被る。例えば大学で講演が出来なくなるとか、本が出版できなくなるとか、テレビに出られなくなるとか色々だ。今はされていないが一時期はFBIや国家安全保障省など参考資料にしていた時期もある。だがSPLCヘイトリストの弊害はそれだけではない。SPLCのヘイトリストを暗殺リストと解釈して左翼過激派がリストに載った団体や個人に実際に暴力をふるうという事件が起きているのだ。
2012年、フロイド・リー・コーキンズという男がFamily Research Councilという保守派団体の事務所に押し入り、警備員に発砲して負傷させるという事件が起きた。自ら国内テロ行為を認めたコーキンズは、この団体の存在をSPLCのホームぺージにあったヘイトリストから知ったと語っている。
新しいところでは、今年(2017年)の6月に野球の練習中の共和党議員ら数人に乱射した犯人も、SPLCのホームページはじめ多くの左翼過激団体に「いいね!」マークを付けていた。
SPLCはこれらの暴力に関して、自分らはすべての暴力を糾弾すると声明文を出している。
問題なのはSPLCは本当のヘイトグループと一緒に普通の合法で正当な団体までヘイトグループリストに掲載していることだ。極左翼であるSPLCにとって、バーニー・サンダースより右な団体は個人は誰でもヘイトグループということになってしまうからだ。
ではどんな団体がSPLCのヘイトグループリストに載っているのかといえば、先日発表されたサンディエゴ付近のヘイトグループのなかに、黒人至上主義団体やホロコースト否定主義者やイスラムテロリストグループなどに混じって二つのキリスト教会が含まれていた。なぜこの教会とその神父たちがヘイトグループと名指しされたのかといえば、それは単に彼らが同性愛結婚に反対しているということだけだった。これによって反LGBTのヘイトグループということにされたのである。しかし同性愛行為はキリスト教では認められていないので、この理屈でいうとキリスト教会はすべてヘイトグループということになってしまう。(それを言うならユダヤ教もイスラム教も同じだ)
問題なのはSPLCはKKKとかニオナチやブラックパンサーやイスラムテロリストという本当の意味でのヘイトグループと普通の宗教や保守派団体を同一に扱っていることだ。これをやるとリストの内容を気を付けてみていない人たちに、これらの宗教や保守団体がテロリスト団体と同じように危険な団体なのだという錯覚を与えてしまう。無論SPLCの目的はそこにあるわけだが。
2012年SPLCはヘイトリストの新しく載った人々に関してこう語る。

この調査書には古株及び新人の扇動者も含め30人の極右翼の人物紹介がされている。 これらの過激派には反政府活動家や人種差別主義ニオナチ団体、そしてイスラム教徒やLGBTに関して虚偽のプロパガンダを流している者も含めて、 国家の衰退する経済や非白人の移民や多数派としての白人人口が減っていることを悪用して話題を集めている者たちである。

この声明文だけを読んでいても、いかにSPLCがずる賢いかが解る。反政府活動家だのニオナチだの国民の誰もがヘイトグループと納得する団体と一緒にイスラム教徒に批判的とか同性愛結婚に反対するといった人々を載せ、大量な違法移民を反対する人々なども人種差別者と一緒くたにしている。
このリストに載った「ヘイト」個人の中には、長年イスラム教の悪行に批判的なアイアン・アリ・ハーシュ女史、ブリジット・ゲイブリエル女史、パメラ・ゲラー女史や、同性愛結婚に批判的なキリスト教保守派のマイケル・ブラウン氏やルー・エンゲル氏や歴史家のデイビッド・バートン氏、さらには共和党大統領立候補者のひとりベン・カーソン医師まで「過激派」リストに含まれているのだ。
この間シャーロッツビル市で起きた白人至上主義団体と左翼暴力団のアンティファ・ファシストらとの衝突の際に、左翼フェイクメディアのCNNがまたぞろSPLCのインチキヘイトグループリストを発表したため、能タリンの芸能人ジョージ・クルーニーや左翼の悪玉ジョージ・ソロスなどが多額の金をSPLCに寄付した。
遂にこの本当の意味でのヘイトグループであるSPLCに対して訴訟を起こすグループが現れた。訴訟を起こしたのはD・ジェームスミニストリーという宗教団体。彼らはSPLCが真実でないことを十分承知のうえで教会の名前をヘイトグループの一つとして掲載したことは名誉棄損だとしている。
参考サイト
The Southern Poverty Law Center is the Most Dangerous Hate Group in America
12 Ways The Southern Poverty Law Center Is A Scam To Profit From Hate-Mongering

Some People Love to Call Names
The Southern Poverty Law Center’s extremist list isn’t a Consumer Reports guide. It’s a political tool.
Our leading hate group


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恥さらし、ピアース・モーガンのインタビューと称したトミー・ロビンソン攻撃

昨日、トミー・ロビンソンがイギリスの人気朝番組、グッドモーニングブリテンにゲスト出演したいう話はしたが、私はその18分19秒に渡るビデオを全部観て、ものすごく胸糞が悪くなった。はっきり言って半分くらいのところで挫折しそうになったのだが、ちょっと休憩を入れてなんとか全部見終わった。
私はもともとピアース・モーガンは好きではない。これまでにもモーガンの卑怯なインタビューのやり方については書いてきた。モーガンは最近はトランプの移民政策やロンドンのイスラムテロについても多少はましなことを言っているように思えたが、やはり根底にあるリベラル左翼の気性は変えられないようだ。
先ずモーガンとその手下(基、アシの女)は、ロビンソンがフィンスブリーパークで起きた白人男によるモスレム参詣者攻撃直後、ロビンソンがフィンスブリーパーク聖廟は過去に過激派聖戦を主張し暴力をあおる説教をしていたとツイートしたことに関し、死傷者へのお見舞いの言葉もそこそこにイスラム批判をするのは不謹慎ではないのかと責めた。
ロビンソンは、当日自分はいくつかのツイートをしており、最初のツイートで同攻撃を糾弾する声明文を発表したとしたうえで、こういう暴力が起きる歴史的背景についていくつかツイートしたにすぎず、その内容はモーガンが働く新聞社も同日おなじような記事を掲載していると答えた。
しかし、モーガンは新聞記事がどうのこうのではなく、テロ直後に犠牲者に責任があったかのようなツイートをするロビンソンの思考回路はどうなっているのかが聞きたいのだと責め立てた。
ロビンソンが白人による攻撃が起きる背景にはイスラム聖廟の過激な説教があり、それを説明しなければ今回のテロの原因を究明することはできない。という内容のことを話そうと、用意してきた各聖廟で配られている暴力的な過激なビラの内容を紹介しようとしたり、色々持ってきた資料からどれだけのテロリストが聖廟で過激化されているかという統計を述べようとしたが、ロビンソンの発言はことあるごとにモーガンとアシ女の切り目のない怒鳴り声にかき消されてしまった。
明らかにモーガンはロビンソンの発言になど興味がない。ロビンソンを招待してインタビューするという形をとって、いかに自分が公平で均衡のとれたジャーナリストであるかを象徴しようとしたのかもしれないが、こんなのはインタビューでも何でもない。単なる個人攻撃だ。
イギリスの番組を観ていると感じるのは、イギリスはいまだに昔ながらの階級制度意識から抜けていないということだ。エリート大学を出て上流階級のアクセントを身に付けたモーガンのような男は、アクセントが上流だから頭脳も上流だと自分勝手に思い込んでいる馬鹿である。それでロビンソンのように労働者階級のアクセントで話す男を最初から完全に見下している。
これとは対照的に、ダグラス・マレーやマイロ・ヤナポリスらがイギリスの政治討論番組に出演する際の司会者の態度は礼儀正しい。これはマレーやヤナポリスが上流階級のアクセントやそのしぐさを完全に身に付けているからで、二人ともイギリスのエリート大学で教育を受けたことはその話し方で明白。(マイロは大学中退だけど、、)マレーもヤナポリスもモスレム移民についてはロビンソンと変わらない意見を持っているのに、彼らに対しては司会者は頭ごなしに馬鹿にした態度は絶対に取らない。私はモーガンがこの二人をインタビューするのをみたことはないが、多分彼らに対するモーガンの態度はロビンソンを扱う時とは違うだろうと察する。
今回のテロとは全く無関係なのに、モーガンは現在34歳のロビンソンが10代の頃にサッカーフーリガンとして警官に襲い掛かり怪我をさせたことや、本名はトミー・ロビンソンではなく、EDLという過激派保守派団体を創設した頃に改名したことなどを持ち出した。(ロビンソンは数年前にEDLからは脱退している)あたかも「お前なんか下町の下層階級のチンピラだ、お前の言うことなど聞く価値はない」とでも言いたげだ。
しかしこの攻撃は逆効果だった。ロビンソンの育ったルートン市は貧しい下町。もともと貧しい市ではあったが、ここ10数年、大量のモスレム移民によってどんどん治安が悪化している。地元の白人とモスレム移民との間でギャング紛争が絶えない場所でもある。腕っぷしが強くなければ生き残れない場所なのだ。そういう厳しい環境で育ったことで、ロビンソンはモスレム移民がイギリスに及ぼす危険を身に染みて知っている。モーガンはロビンソンの優等生ではない過去を持ち出すことで彼の信用度を落とそうとしたのだろうが、かえってエリートによる平民を見下した鼻持ちならない自分の本性を暴露してしまった。
モーガンはロビンソンがEDL時代に街頭演説をしているビデオを持ち出し、そのなかの一部を繰り返し、いかにロビンソンが過激派右翼であるかを印象付けようとした。ロビンソンはモーガンはその演説の前後の関係を無視して自分が言わんとしていることを歪曲していると抗議したが、モーガンはそれを聞こうとはしなかった。
しかし、いつまでたってもロビンソンが自分のツイッターの内容を反省する気配がないので、最後にはモーガンとアシ女は「あなたはイスラモフォビアですか」と聞くに至った。ロビンソンがこのバカげた質問に戸惑って「何それ?」という顔をすると、両者は大声で「あなたはイスラモフォブだ!」と喚き散らした。
やっと気を落ち着けたロビンソンは「イスラモフォビアなどというものは存在しない」「フォビアとは理不尽な恐怖のことだ。実際にある脅威を恐れることはフォビアとは言わない」と説明した。はっきり言ってこれがロビンソンの発言のなかで一番光っていた。
ロビンソンはコーランを手に掲げ、「この本の中に暴力を扇動する文章が100箇所以上に渡って書かれている」と言うと、モーガンは「本を下ろせ」「宗教に敬意を示せ」と怒鳴った。「敬意?我々を殺せと書いている本に、なぜ私が敬意を示さなければならないのだ?」怒ったモーガンはロビンソンに「あなたは偏狭な気違いだ!」と怒鳴りつけて締めくくった。
この『インタビュー』の目的がロビンソンの評判を落とすことにあったなら、それは成功しなかった。もともとロビンソンを嫌いだった人の意見が変わったとは思わない。だが、この番組を見るまでロビンソンのような男が居るということを知らなかった一般のイギリス市民はどう思っただろうか? イギリスにも台頭するモスレム勢力を苦々しく思っている一般庶民はいるはず。自分と同じようなアクセントで庶民の味方をしているロビンソンに対し、エリート意識丸出しの馬鹿に仕切ったモーガンによるこの攻撃は、もしかすると完全に裏目に出たかもしれない。


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右翼に発言させるな!トミー・ロビンソンのテレビインタビューに怒る英左翼コラムニスト

ハッフィングトンポストイギリス版のコラムニスト、サビー・ダール(Sabby Dhalu)は怒っている。 右翼保守のトミー・ロビンソンがおなじみのピアース・モーガン司会のイギリス人気朝番組「グッドーモーニングブリテン」に出演したからだ。
ダールは怒っている。ダレン・オズボーンという白人男が聖廟前でモスレム参詣者の群れに車で突っ込んで一人を殺し数人を怪我させた事件から24時間とたたないうちに、あの憎しみに満ちた人種差別者のナチス男であるロビンソンが、マンチェスターで6月11日に暴力的な人種差別行進を扇動したあのロビンソンがなんでテレビ出演なんかしてるんだ、と。

(行進では)モスレムを怒らせ挑発するための豚の生首やガラス瓶がロビンソンの暴徒たちによってアンティファに投げつけられた。EDLは行進前の早朝、マンチェスターの聖廟を攻撃し、参詣者を威嚇した。マンチェスターでのテロ攻撃を悪用し人種差別およびイスラモフォビアのヘイト思想をイギリスに広めようという汚い運動だ。

*EDLというのはロビンソンが創設した右翼市民運動団体だが、ロビンソン自身はその活動があまりにも過激化したとして3年位前に辞任している。
この行進は「ヘイトに反対する行進」と銘打ってトミー・ロビンソンがカナダの保守派メディア、ザ・レベルとの協賛で催したもの。豚の首は別として、ガラス瓶が投げられたとしたら、それは行進参加者の方からではなくアンティファ連中の方から投げられたもので、行進者から瓶が飛んだとすれば、それはアンティファから投げられた瓶を投げ返したものと思われる。なぜそう思うのかと言えば、アンティファ自体が暴力的な左翼団体なのは誰もが知ることであるという他に、ロビンソンたちは行進数日前にマンチェスター市に行進の計画を報告し市警察にも5000人程度の人でが予測されるので警備をよろしくと要請していたからである。暴力的なデモを予定していたなら、なぜわざわざ警察の警備など要請するのだ?ロビンソンが警察と馬が合わないのは周知の事実。 それについて警察がどういう応対をしたかについては色々言いたいこともあるのだが、まずそれは置いといて、、

こういう背景があるなか、ロビンソンのインタビューは、イスラム国風テロ攻撃の場合と右翼ファシストテロ攻撃とでは、その扱いにダブルスタンダードがあることを象徴する。当然のことながら、グッドーモーニングブリテンは先日のロンドン橋事件直後にイスラム国支持者を招待するようなことはしなかった。だが残念ながらフィンスブリーパーク攻撃については同じ扱いがされなかった。

イスラム国とロビンソンを同等扱いするなど馬鹿げている。イギリスメディアにダブルスタンダードが存在するとすれば、それは圧倒的に親モスレム的報道だ。イギリス主流メディアはモスレムテロが起きるたびに翌日には「穏健派モスレム」なるゲストを招きテロの正当性を語るのに余念がない。モスレムのゲストは「テロ行為は一匹狼の仕業だった。」「イスラムとは関係ない」「イスラムは平和の宗教だ」「イギリス政府のシリア政策のせいだ」といつも通りの言い訳をし、挙句の果てにこういうことが起きるのもすべて「イスラモフォビアのせいだ」となり、「我々はバックラッシュが恐ろしい」で締めくくられるのだ。
ダールはロビンソンはファシストでヘイトを扇動しており、言論の場など与えられるべきではないと主張する。彼女はロビンソンが番組で語ったような、暴力を扇動するような文章がコーラン中にちりばめられているなどという事実は全くないと言い張る。

(ロビンソン)は警察に尋問されるべきで主流メディアでインタビューなどされるべきではない。

ロビンソンは過去数年に渡って警察の捜査対象になってきた。警察のでっちあげた罪で何度も逮捕され禁固刑を受けたことすらある。その執拗なまでの嫌がらせにも関わらず、イギリス政府は一度でもロビンソンが右翼テロ陰謀にかかわったと証明することができないでいる。そのことをダールが知らないとはとても信じられない。
ダールは大事なのはことの原因を追究することにあるという。それ自体にはカカシも異論はない。

イスラム国風のテロが起きる時、当然ながらコメンテーターはこのような恐ろしいことをした怪物はどのように過激化したのかと問いかける。フィンスブリーパークのテロでも同じ質問がされるべきだ。ダレン・オズボーンがこのような憎むべき犯罪を犯し、すべてのモスレムを殺したいと思うようになった理由を何なのかと。

対テロ警察は極右翼やファシスト団体を取り調べるべきだ。だが極右翼やファシストを取り調べるだけでは不十分だ。こうした団体や主な指導者たちも取り調べるべきだ。これらの団体は真空の中から生まれたのではない。彼らはモスレムへの反感が最近とみに高まっている背景から生まれたのだ。

ダールの言う通り、これらの団体や指導者たちは何もないところから生まれたのではない。しかし我々がことの原因を追究するのであれば、いったい何が彼らのような個人や団体を生み出したのか正直に吟味する必要がある。オズボーンが攻撃した聖廟は長年にわたって反イギリスのヘイト思想を説教してきた。この聖廟やそれと似たような過激思想聖廟がイギリスモスレム信者たちを過激化させてきたのだ。マンチェスター攻撃の犯人もこういう聖廟で過激化されたのだ。だがそれに関して警察当局は何もしてこなかった。警察はロビンソンにしたように明け方に聖廟や関係者の家に家宅捜査に行ったりコンピューターを没収したりテロ先導者と思われる容疑者を逮捕したりしたか?イギリス国民は政府が自国民を守るために何もしてないと感じている。これだけの攻撃を受けながら国が守ってくれないなら、自分たちの手で守らなければならないと思う人間が出てきても不思議ではない。いずれはこういうことが起きるのは予期できたことだ。トミー・ロビンソンはまさしくその危険性について長年警鐘を鳴らしてきたのだ。
だが、ダールは今回の事件は右翼による反モスレム発言や右翼雑誌記事の見出しが原因だという。彼女はオズボーンを過激化させたのは右翼の扇動だと言い張るのだ。
私は先日ダグラス・マレーの数年前のスピーチを聞いていた。ちょうどトミー・ロビンソンが何回目かの逮捕によって不動産詐欺の疑いで有罪になったころの話だ。マレーはトミー・ロビンソンを右翼過激派などといって一笑に付すのではなく、なぜロビンソンのような人間が登場したのかを考えるべきだと語っている。マレー自身、ロビンソンのファンではない。少なくとも当時は。しかしロビンソンは何かに反抗して生まれたものだ。彼が反抗したもともとの原因が何なのか、その根本を追究せずにロビンソンだけを責めるのはお門違いなのである。
だがダールは右翼テロの原因は単なる反モスレムの人種差別にあるという。

対テロに深刻に取り組むには反人種差別やイスラモフォビアへの挑戦が含まれなければならない。すべての人々が宗教や文化や信念を他人の権利を脅かさない限り自由に表現できる権利を守る必要がある。このやり方こそが人種差別やファシストグループを阻止し、イギリスによる対モスレム人種差別で奮起するイスラム国の邪魔をすることが出来るのである。(強調はカカシ)

この結論はこのコラムの中でも一番不誠実な部分だ。世界中で一番他人の宗教や文化信念に不寛容なのは誰だ?マンチェスターやロンドン橋攻撃のあとでさえ、ダールは右翼によるモスレム攻撃にイスラモフォビアをもちだしてくる。
イスラム教が危険な思想だということを知るために、トミー・ロビンソンやいわゆる極右翼の手助けなど必要ない。オズボーンが過激化するのに右翼団体やその指導者の助けなど必要なかった。彼は自分の目の前で何が起きているのかはっきり見えていたからだ。もし誰かが彼の過激化に責任があるとしたら、それはモスレムテロリストとその攻撃から自国民を守ることに全く不能なイギリス政府だろう。
最後に、イスラム国がイギリス人による人種差別になど多少でも興味があると言えるダールの浅はかな考えには失笑する。
ダールの本当の怒りはトミー・ロビンソンのような人間によって、悪の根源がイギリス人による人種差別ではなく、イスラム聖戦思想とイギリス政府の不能にあることを指摘されることにあるのだ。だから真実を語る使者の口をふさぎたいのだ。
下記はトミー・ロビンソンがザ・レベルと協賛で主催した「憎しみに反対する行進」”march against hate”当日の警察の対応についての記事より抜粋。


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右翼が左翼の手段を使う時、左翼メディアのダブルスタンダード

ここ数日、イギリスでもアメリカでも通常のテロリストや左翼暴徒ではない人々による過激な行動があった。イギリスではイギリス人の男がイスラム教聖廟のお祈りから出てくる教徒らの中にミニバンを突っ込んで一人を轢殺、数人に怪我を負わす事件。アメリカではトランプをジュリアス・シーザーに仕立てて暗殺する野外劇の最中に右翼ジャーナリストが三日間連続で乱入するという事件があった。
イギリスの件については、常識ある右翼保守の面々は恐ろしい事件だとして糾弾している。モスレムテロの後のようにお祭り騒ぎをやってる人間はいない。だが、左翼連中はモスレムテロの後にはテロリストとの関係はわからないとか動機不明とか、なかなかモスレムとの関連性を認めようとしないのに対し、白人がテロ行為をするとモスレム批判をしていたトミー・ロビンソンやケイティ・ホプキンスやダグラス・マレーのせいだとか、彼らを逮捕しろとか訳の解らないことを言い出す。ロビンソンはフェイスブックやツイッターで今回の事件は彼のせいだと、どれだけの脅迫状が届いたかわからないという。モスレム移民が十数年に渡ってしてきた婦女暴行や殺人や麻薬取引や最近の爆破やトラック暴走などのテロ行為に関しては、団結してこれまで通りの生活を守っていこうとか言ってたやつらが、いったん被害者がモスレムとなったら法律を変えろだの右翼団体に手入れをしろだのとうるさく喚きだす。それをモスレム連中がやるというならまだわかる。だが普通のイギリス人がこういうことを言い出すんだから全くどうしようもない。
お前ら一国民心中したいのかよ?
ロビンソンやホピキンスやダグラスといった人々は単なる使者に過ぎない。彼らは真実を人々に訴えて、このまま何もしなければ大変なことになると人々に警告してきただけなのだ。自国政府が国民を守ることが出来なければ、国民は自分らの手で自分らを守らなければならなくなる。そうなれば警察がするような令状をもって家宅捜査だの逮捕だの裁判だのといった正式な手続きは無視され、無関係な人々まで巻き込まれてイギリスは内乱状態になってしまうだろう。そうなる前に何とかしろ、というのが保守派たちの訴えなのだ。政府がそういう基本的な責任を果たしてこなかったから、今回のような事件が起きてしまったのだ。
そしてこういう事件は、これが最後ではないだろう。
さて、アメリカで起きた事件はこんな乱暴なことではないが、先週の金曜日、ニューヨークの野外劇場で上演されていたジュリアス・シーザーの舞台に右翼ジャーナリストのローラ・ルーマーが上演中の舞台に乗りあがり「右翼に対する暴力を普通にするな、これは受け入れられない。ドナルド・トランプに対する暴力を奨励するな。暴力を止めろ!ニューヨーク公共劇場はイスラム国だ!」と怒鳴り散らした。ルーマーはその場で逮捕され、その日のうちに釈放された。しかし日曜と月曜にも別の二人の男が舞台になだれ込みルーマーと同じように劇を批判して取り押さえられた。
これに対して保守派トークショーホストで自分の講演が暴力的な後退派左翼に何度も妨害された経験のあるベン・シャピーロは、左翼が右翼の言論の自由を阻止することが悪であるなら、左翼の言論を右翼が妨害するのも悪だと三人の行動を強く非難した。カカシ自身も全く同じ意見だ。聞くに堪えない言論の自由を保証してこそ本当の意味での言論の自由が保たれるのだ。
カカシが右翼抗議者たちの野蛮な行為は文明社会人として感心できないとミスター苺に言ったところ、ミスター苺から意外な反応が返ってきた。
「現役の大統領を暗殺、しかも数人で大統領を滅多刺しにするような野蛮な演出をしておいて、他人の行為が野蛮などどと言えた義理じゃないだろう。相手が文明社会人としての礼儀を全く守らないのに、こっちばかりが守っていては相手の思うツボだ。たまには相手のやり方でやり返すことも必要だ。」と言うのだ。
ふ~む、正義感の強いミスター苺にここまで言わせてしまう後退派左翼。もしかすると、後退派左翼たちの行為がいかに破壊的であるかを知らしめるためには、右翼によるこうした過激行為も必要なのかもしれない。
考えさせられる。


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