男の人生を破壊したければレイプを叫べばいい、納得いかないキャンセルカルチャー

ここ数日、イギリスのラッセル・ブランドという人気コメディアンのキャンセルが凄まじい勢いで起きている。数日前四人の女性が20年前にブランドにレイプされたと名乗り出て(と言っても全員匿名)、イギリスの新聞が一斉に書きたてドキュメンタリードラマまで報道されたと思いきや、すべての情報を消火する暇もなく、ブランドは自分の所属事務所から解雇になり、レギュラー番組からも降ろされて、次々に彼が関与していた仕事から解雇されてしまった。そして本日(9月19日)ここ10年来やっているユーチューブからも無収益となってしまった。このすべてがほんの2~3日の間に起きてしまったのである。まだブランドを告発した女性達の話が事実かどうかも分からないと言うのに。いったい彼がどんな恐ろしい犯罪をしたと告発されたのかBBCニュースから読んでみる

コメディアンで俳優のラッセル・ブランドが、名声絶頂の7年間にレイプ、性的暴行、精神的虐待を受けたとして告発された。

この疑惑は、『サンデー・タイムズ』紙、『タイムズ』紙、チャンネル4の『ディスパッチ』による共同調査で明らかになった。

2006年から2013年の間に4人の女性が性的暴行を受けたとしている。

ブランドは疑惑を否定し、彼の交際は「常に合意の上」だったと語っている。

疑惑の対象となった数年間、ブランドはBBCラジオ2やチャンネル4、ハリウッド映画の俳優など、時期によってさまざまな注目される仕事をしていた。(中略)

捜査の一環として、何人かの女性がブランドに対して申し立てをしている:

  • ある女性は、ブランドからロサンゼルスの自宅で壁に向かってレイプされたと主張している。彼女は同日、レイプ・クライシス・センターで治療を受けた。タイムズ紙は、これを裏付ける医療記録を見たとしている。
  • もう一人の女性は、ブランドは30代前半、彼女は16歳(イギリスの合法同意年齢は16歳)でまだ学校に通っていたときに暴行を受けたと主張している。ブランドは彼女を “子供 “と呼び、感情的に虐待し、支配していたという。
  • 3人目の女性は、ロサンゼルスでブランドと一緒に働いていたときに性的暴行を受けたと主張し、ブランドは彼女が自分の申し立てを誰かに話したら法的措置を取ると脅したと主張している。
  • 4人目の女性は、ブランドから性的暴行を受け、身体的にも精神的にも虐待を受けたと主張している。

金曜日に、ブランドはビデオを公開し、その中で、彼に対する「重大な犯罪疑惑」を否定した。俳優でありコメディアンであるブランドは、テレビ会社と新聞社から「攻撃的な攻撃」の「羅列」が書かれた手紙を受け取ったと語った。

私はラッセル・ブランドという人を良く知らないが、たまにユーチューブで彼の話を聞いたことはある。有名人が20年近くも前の性犯罪で訴えられメディアがそれに関して大騒ぎをする時は、実際の犯罪をメディアが悪いと思っているというよりも、告発されている当人を破壊しようという協調されたメディアの意図を感じる。

例えばドナルド・トランプが民主党支持で大金持ちビジネスマンで後にテレビの人気番組の司会をしていた頃は、トランプがどれだけ女たらしかなんて話は誰も取沙汰しなかった。あれだけの人なら多くの美女が身体を投げ出してくるだろうに、そんなことを問題にする人は一人も居なかったのだ。ところが共和党から大統領候補に出た途端、トランプから性被害を受けたという匿名女性達が名乗り出て、根も葉もない言い掛かりであったにも拘わらず、メディアは大騒ぎをした。結局トランプの人気は凄まじいものだったので、トランプの支持者たちはトランプへの個人攻撃だとしてこれらの告発を真剣に取り合わなかった。

なのでブランドに対してこうも迅速かつ猛烈なキャンセルが行われるということには何か裏があるに違いないと勘繰りたくなるのは当然の話だ。

ウィキペディアで彼の経歴を調べてみると、現在48歳。2004年くらいからイギリスの人気番組の司会を始め2007年頃から映画俳優としても活躍しだし、いくつものヒット映画に出演している。そして2006年から2017年にかけてラジオ番組も手掛けていた。そして最近はポッドキャスト二つのホストもやっている。

2013年ごろからは政治活動家として、ニュー・ステイツマンという左系政治雑誌で毎週コラムをかいていた。彼の政治活動は富の不均衡、麻薬依存症、企業資本主義、環境変動、偏向メディアなどである。2014年には政治系コメディ番組シリーズThe Trewsをユーチューブで始めた。またレボリューションという本も出版している。

こうやって経歴をざっと読んでいると、どう見てもメディアが目の仇にしそうな右翼保守ではない。いや、むしろ典型的な左翼リベラル活動家のように見える。どうしてこんな人が昨今のキャンセルカルチャーに巻き込まれたのだろうか?

実はブランドは左翼活動家とはいえ、左翼リベラルが信じているすべてを素直に信じてない。例えば2020年のアメリカの選挙に対してや、1月6日の出来事に関しても、左翼リベラルやメディアとは違う考えを表明していた。また、彼が資本主義を批判するのは彼が左翼だからというより資本主義は庶民を苦しめていると本気で考えているからのようだ。それで特定の企業が金儲けのために庶民を苦しめていると思えば、どんな企業に対しても本気で抗議するのである。特に最近では大手製薬会社への批判が目立つようになっていた。

ブランドがメディアの逆鱗に触れたのではないかと言われているのが、最近ビル・マーが司会するトークショーで述べた内容だ。

  • 疫病でモダーナやファイザー関係の製薬会社では新しく40人の億万長者が生まれた。
  • アメリカの国会議員の三分の二がこうした製薬会社から政治献金をもらっている。
  • ファイザーの会長は2020年にワクチンは金儲けのために作ったのではないと言ったが、2022年ファイザーは1000億ドルの収益を上げた。
  • ワクチン開発の経費はアメリカ国民が払ったのだ。
  • 医療危機で製薬会社が儲け、戦争で防衛産業が儲け、エネルギー危機でエネルギー企業が儲けるというシステムだと、常に危機状態が続いてしまう。こうやって一般人が必要とするものとエリートのそれとはどんどん分かれて行ってしまうのだ。

これは理想的社会主義思想の持主なら考えて当然のことだろう。しかしご存じのように本物の社会主義は非常にエリート主義で偽善の塊だ。だからブランドのように理想と現実の矛盾を指摘するような人間は目の上のたんこぶなのであり、非常に不都合な存在なのだ。

強姦事件というのはその日のうちに警察に行って被害届を出しても証明が非常に難しい犯罪だ。特定の場所と時間がはっきりしていて、そこの加害者とされる人間と告発者が一緒にいたことが解っていたとしても、よしんば二人が性行為に至ったことが証明できたとしてですらも、お互い同意の上ではなかったとはっきり証明することは至難の業である。それで被害者がいくら自分は被害を受けたと訴えても、証拠不十分で被告が無罪になること、いや起訴すらされないことの方が多いのだ。

にもかかわらず20年近くも前に起きたとされる犯罪をいったいどうやって証明することが出来るというのだろうか?本当に強姦が起きていたとしても、告発者の証言以外にどんな証拠が残っているというのだろうか?

アメリカはどんな人でも有罪が証明されるまでは無罪として扱うことが原則となっている。ジョニー・デップの家庭内暴力の話にしても、デップの映画出演が次々にぽしゃって数年経ってから、実は暴力を受けていたのはデップの方で元妻の方ではなかったことが証明されたが、人気絶頂期の役者が数年も働けなかったことは彼のキャリアにとって大打撃であった。

ブランドがもし本当にそんなひどいことをしていたのなら、なぜ彼が人気テレビの司会者だった頃に誰も何も言わなかったのだ?ブランドは自他ともに認める女たらしで、一か月に80人からの女性と性行為を持っていた時期があったと公表している。もし彼が普通に女性を虐待するような男だったのなら、当時から色々噂になっていたはずである。それが事実であったならメディアが何も知らなかったわけはない。それなのに人気俳優だから、左翼活動家だから、という理由で彼の所業を黙認してきたのだとしたら、そのせいで多くの女性が犠牲になっていたのだとしたら、そっちこそ問題ではないのか?

私はブランドが無罪か有罪かは知らない。だが裁判で何が起きようと、すでにメディアは判決を下し罰をあたえてしまったのである。


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LGBTQ+支持のゲイ俳優も容赦なく攻撃するキャンセルカルチャー

私が好きなミュージカル俳優/歌手にジョン・バローマン(John Barrowman)という男性がいる。彼はスコットランドのグラスゴー出身だが、子供の頃に家族と一緒にカリフォルニアに移住、アメリカに帰化して、いまやアメリカ人俳優として舞台やテレビドラマやトークショー司会やコンサート歌手と、幅広い分野で活躍をしている。今日はその彼が一年ちょっと前にセクハラの汚名を着せられて、もう少しでキャンセルされそうになったというお話をしたい。

ジョン・バローマンの大ブレイクは1989年、彼がまだ22歳の頃にイギリスの大物舞台女優イレイン・ペイジに見い出され、ペイジ主演のエニシングゴーズ(Anything Goes)でペイジの相手役ビリー・クローカー役に抜擢されたことに始まる。その後イギリスのウエストエンドやニューヨークのブロードウェイの舞台で大活躍をするが、アメリカの視聴者にも知られるようになったのは2005年に再出発したドクターWHOでキャプテン・ジャック・ハークネス役を演じたのが最初だろう。その後も何度もドクターWHOに同役でゲスト出演しドクターWHOのスピンオフ番組トーチウッドの主演を演じた。最近ではヒーローものシリーズのアローで悪役を演じたりしている。彼は一応アメリカ人俳優ではあるが、出身地の母国UKでの活躍のほうが目立ち、イギリスの朝番組や音楽番組の司会などでも忙しかった。しかし常にアメリカ人キャラクターを保っており、イギリスの番組でもずっとアメリカ訛りで通している。

ドクターWhoのキャスト(左端がノエル・クラーク)とジョン・バローマン(右)

Josh Barrowman in Doctor Who

さて、そんな彼がトラブルに巻き込まれたのは2021年の春、ドクターWHOで共演したノエル・クラーク(Noel Clarke)が20人からの女性からセクハラされたと告発されたのがきっかけだ。このことでクラークの過去が色々掘り起こされ、そのなかでクラークが2015年にコンベンションかなにかでバローマンがドクターWHOの撮影現場で何度か局部をさらけ出したという話をしている動画が浮上し話題となってしまったのだ。これについてはバローマンは2008年にドクターWHOの制作者から注意を受けており、その時から何度も謝罪しており、他のインタビューや自叙伝でも色々と書いている。クラーク以外の共演者たちもバローマンの行動について面白おかしい思い出として話をしている。つまり仲間内やファンの間では広く知られていることであり新しいニュースではなかった。しかしクラークのセクハラスキャンダルが出た時点でクラークよりも遥かに知名度のあるバローマンの方にゴシップ雑誌やSNSやユーチューブチャンネルなどが食いついてしまったのだ。

おかげでドクターWHOのTime Fracture劇場版からバローマンのシーンがカットされてしまったり、トーチウッドの特別番組がキャンセルされたりジャック・ハークネスの劇画発売が発売直前にドタキャンされたりした。2021年後半、もうバローマンのキャリアはこれで終わりかと思われるほどひどい状態となってしまった。

バローマン本人は下記のように声明文を出しただけで、しばらくの間、特にこれといった発言をしなかった。

今にして思えば、私の高揚した行動によって動揺を招いたかもしれないことは理解していますし、以前にも謝罪しています(略)2008年11月の(最初の)謝罪以来、私の理解と行動も変わりました。

これは正しい行動だったと思う。こんなくだらないことで騒ぎ立てる奴らにはいくら謝罪しても意味がないからだ。かえって弱みを見せればその分叩かれるだけである。

バローマンは翌年2022年初期に、ロレイン・ケリーと言うスコットランドで人気の朝番組でスキャンダル初のインタビューを受ける。ロレインはもともとバローマンとは友人関係にあり、このインタビューもかなり同情的なものだった。これがスコットランドの番組であること、インタビュアーがスコットランド人であることなどから、普段はアメリカ人キャラクターを崩さないバローマンだが、この時はスコットランドのお国訛りで話している。

バローマンはインタビューでこれは15年前の出来事であり、身内だけの撮影現場でのことで、周りも皆ふざけていて誰もきにしていなかったこと、その後も色々な場所で何度も謝罪しており自分の自叙伝にも書いていることを説明し、ちょっとしたおふざけがまるで深刻なセクハラでもあるかのようにゴシップ紙に大袈裟に脚色されて書かれてしまったと怒りをぶつけた。無論今ならそんなことはしないが、過去を変えることは出来ないと語った。

興味深かったのはバローマンが「キャンセルカルチャー」という言葉を何度か使ったことだ。この言葉は主に保守派の人たちが使い出した言葉で、特にLGBTQ+に関して批判的なことを言った人たちがキャリアを破壊されてきたことに使われてきた。イギリスではJKローリングのようにトランスジェンダーに批判的な発言をした人たちが攻撃され色々な場でキャンセルされてきた。

ここではっきりさせておかなければならないのは、ジョン・バローマンは自分がゲイであることを最初からオープンにしていただけでなく、LGBTQ+活動にも積極的に参加していたということである。キャプテン・ジャック・ハークネスのキャラクターはバイセクシュアルで、彼には女性ファンも多いが男性ファンもかなりいる。そんな彼でさえもこのキャンセルカルチャーは容赦なく攻撃したのだ。

左翼リベラルたちはキャンセルカルチャーなどというものは存在しない。これは右翼保守の陰謀論だとか被害妄想だとか言って来た。だからそれをゲイでLGBTQ+の熱烈支持者であるバローマンが使ったのは皮肉である。保守派を黙らせるための手段がまわりまわって自分らの仲間をも攻撃し始めたというわけだ。

私はこの件でBBCは非常に偽善的だと思った。この話が広まった際に、BBCはあたかもバローマンの過去の行動を全く知らなかったかのように言っているが、すでに2008年の段階でBBCは彼に注意までしていたという事実があり、それでことは解決していたはずである。バローマン主演のトーチウッドが始まった時には、バローマンの現場での行為は有名だった。いくら注意を促したとはいえ人気があるからといって穏便に済ましていたものを、今になってあたかも驚いたようにふるまうのは卑怯だろう。そんなに許せないことだったなら、なぜ当時彼を首にしなかったのだ?当時は大したことだとは思わなかったのなら、今の価値観で15年以上も前のことを蒸し返すのはおかしいだろう。

それにBBCの番組では男女の裸体など普通に放映している。イギリスのテレビはアメリカと違って、セックスに関する描写がおおらかである。アメリカでは普通のネットワーク番組では男性の局部どころか臀部すらも映さない。だがイギリス国営放送のBBCでは男性の正面からの全裸など普通に映される。そういう局で、バローマンがうちわの仲間たちの間で裸になったからなんだというのだ?

BBCが支持しているLGBTQ+のプライド月間では、全裸の男たちが子どもたちの前で男性器をひけらかしているではないか。ああいう行為を批判しないなら、バローマンの行為だけ批判するのはおかしいだろう。

結局バローマンはどうなったのかというと、ロレインでのインタビューでも謝罪をちょっとした後は、新しく始まるテレビ番組のレギュラーになった話や自分のコンサートツアーの宣伝でインタビューの大半が埋まった。この後にも他の番組でのインタビューで、やはり冒頭でスキャンダルの話をちょっとした後は、今後のイベントの宣伝をしていた。司会者たちが好意的であったことから考えて、ああ、これで終わったんだなと感じた。イギリスメディアはバローマンを許したのだ。

そして一年後の今、バローマンのフェイスブックを覗いてみると、コンサートやコンベンション出演の予定がぎっしり詰まっている。どうやらバローマンはキャンセルカルチャーの攻撃を生き延びたようである。


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最初から解っていた潜水艇タイタン号の悲劇、なぜ遭難事件のように報道したのか?バイデン息子有罪示談の煙幕だった?

先週の日曜日に豪華客船タイタニック号の残骸を見物するために海底に潜水したタイタン号の行方がわからなくなったとして木曜日まで数日間にわたってメディアもSNSも大騒ぎしていた。艇内の空気が何日持つとか持たないとか、30分おきにSOSのような音を察知したとか、広域にわたりアメリカ海軍だけでなくカナダや他の国も協力して捜索活動が行われていると報道されていた。しかし木曜日の朝、アメリカの湾岸警備隊はタイタン号の破片を発見したと発表。人々の注目を集めたこの遭難事件は悲劇的な終わりを遂げた。しかし、この話はどうも胡散臭いという話が上がってきている。映画タイタニックのジェームス・キャメロン監督が、潜水艇が海水の圧力で内側に潰れる、いわゆる爆縮した事実は潜水艇と連絡が取れなくなって数時間後には関係者の誰もが知っていたとテレビのインタビューで話したのである。

タイタン号はイギリスの大富豪ストクトン・ラッシュ氏が始めたオーシャンゲートという会社による製造だが、デザインの段階からその安全性を危惧する批判が潜水艇専門家の間から上がっていた。特に胴体を作る材料について、これは海底の高水圧に耐久できるものではないという指摘が上がっていたのだ。

また問題とされたのはラッシュ氏の雇用方針で、潜水艇の専門家は元軍人の中年の白人男性ばかりで夢がない、若者に意欲を持たせるためには若い技術者を雇う必要があると言っていたインタビュー動画が拡散され、経験あるエンジニアを雇わなかったことで、安全性に関する十分な措置がとられていなかったのではないかという批判も上がっていた。

ではキャメロン監督の話にもどろう。私は知らなかったのだが、キャメロン監督は映画監督であると同時に潜水艇については専門家で自分も潜水艇の設計をしており、タイタニックにも何度も他の潜水艇で潜った経験がある。

「私は現場に何度もいっています」キャメロン氏は木曜日ABCニュースで語った。「33回も潜っているのです。多分(タイタンの)キャプテンよりも多く潜っている計算になります」

キャメロン自身、タイタニック号の残骸を33回訪れているが、潜水艇が客船の残骸を見るために潜水し始めてから1時間45分後に連絡が途絶えたと聞いたとき、潜水艇が 「消えた」ことを「疑わなかった」と語った。

ジェームズ・キャメロンは、オーシャンゲートのタイタン潜水艇の危険性に警鐘を鳴らしていればと後悔している。「私にとって、疑う余地はありませんでした。私は、あの潜水艇が最後に確認された深度と位置の真下にあることを知っていました。捜索は行われなかったのです」

キャメロン氏は潜水艇との連絡が途絶えたと聞いた時点ですでに何がおきたか察知していたと語り、関係者に連絡をしたところ、そうに違ないと確認を取ったと言う。其れに関してすぐに何も言わなかったのは、公式には捜索が続けられているという発表だったため、家族の心情などを思って沈黙を守っていたのだそうだ。事実海軍は潜水艇との連絡が途絶えた時間に爆縮と一致する音響信号を検知していたのである。つまり関係者は潜水艇に何が起きたか日曜日の段階ですでに知っており、潜水艇の残骸がどのあたりにあるかも十分承知していたのである。キャメロン氏がいうように「捜索は行われなかった」のだ。

実は私も火曜日の段階で潜水艇は多分爆縮したのだろうという話を潜水艦の専門家のユーチューブチャンネルで聴いていた。つまり関係者でなくとも専門家は何がおきたのかだいたい想像がついていたということだ。

しかしそうだとすると、月曜日から木曜日までの「酸素が、あと何時間持つか」だの「艇内からと思われる音がした」だのという報道は一体なんだったんだ?何のために数か国の軍隊の協力を得て「捜索」などする必要があったのだ?最初からアメリカ海軍も湾岸警備隊も何が起きたか解っていたなら、連絡が途絶えた時の場所付近に無人潜水艇を潜らせて探せば済んだだけの話ではないか?いったい四日間にわたる「捜索」は何のためだったのだ?

実はここ数日、司法局が5年にわたって捜査をしている、現大統領のドラ息子ハンター・バイデン(53歳)の汚職・脱税事件に関する重大な進展があったのだ。ハンターは罪状への有罪を認めることで減刑されることが決まったのだ。これによってハンターは多分一日も刑務所の臭い飯をくうこともなく、たんなる執行猶予程度で済まされてしまうことになる。

この重大発表の数時間後、なんとハンターはジョー・バイデン主催のインディア首相歓迎パーティに出席し、メイリック・ガーランド司法長官とその夫人と談笑していた写真が公開されている。

この事件はハンターのみならず、父親のジョー・バイデンがハンターのウクライナや中国との汚い商談にジョー爺さんが関わっていたという密告者の証言もあり、公平な世の中ならバイデン大統領は弾劾どころか背信罪で逮捕されてもいい位の出来事なのだ。そんな重大なことが起きてる時に、アメリカメディアは何をしていた?

潜水艇が行方不明だ?酸素が足りないだ?

すでに何が起きたか解っていた事件を、あたかも遭難しているかのように四日も一日中報道しまくって、もっと大事な捜査の話を一切しなかったメディア。

この話は確実にハンターバイデンから人々の関心をそらすための煙幕だったのだ。


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ジェームス・オキーフ、ブラックロックの内側を暴く

これは昨日ジェームス・オキーフのOMGが発表したお得意の隠しカメラリポート。どなたかが日本語役をつけてくれているので張っておこう。

私がブラックロックについて知ったのはほんの最近。しかもポリコレに関する話題から、大企業がいったい誰のいいなりになっているのかという文脈からだった。しかしブラックロックは私が思っていたよりも、もっと巨大な組織であり、ロシア対ウクライナ戦争とも密接に関わりがある。

最近ずっと保守的だったフォックスニュースがだんだんポリコレに冒されているというのも、保守派ケーブルテレビのキャスターの第一人者であるタッカー・カールソンが解雇されたのも、ブラックロックがフォックスニュースの13%からの株を持っているということと無関係ではあるまい。

サージ・バロレーは、大統領が誰かなんて問題じゃない。金を動かしてる人間が誰かが問題なのだと語っている。また、政治家なんて安いものだ10万ドルも出せば(一千万円強)こっちの思い通りになるなどと言っている。特に戦争は儲かる、ウクライナは小麦が資産だからロシアがウクライナの貯蔵庫を爆破してくれて大助かりだよなどとうそぶいている。いや、彼が本気でそう思っているのか、単に一緒にいる女性に自慢話がしたいのかは分からないが、彼の言ってるようなことは私も多分そうだろうと思っていることばかりだった。バロレー自身、もし君がリポーターでこの話が外部に漏れたとしてもどうということはない、こんなの普通の人には解らないことばかりだから、と偉ぶっていた。

しかし今朝ジェームス・オキーフがスティーブン・クラウダ―の番組で話していたのは、確かにみんなそんなことだろうとは思っていても、実際にその裏を取れるということには意味がある。彼等が実際法の下で罰せられることがなくても、彼等が好き勝手なことができるのも一般市民が関心を持っていないからで、より多くの人が「これはおかしい」と思い始めれば事は変わるのではないかというのである。

確かに、ブラックロックにとっては小規模なことかもしれないが、バドライトやターゲットのボイコット、ディズニーのポリコレ映画の散々たる業績を考えると、一般消費者にも案外拒否権はあるのかもしれない。


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保守派消費者にも力がある。バドライトのボイコットとターゲット批判の成功に発狂する左翼リベラル

先日からお話しているように、アメリカではバドライトのボイコットと、ターゲットへのバックラッシュが続いており両者の株価は下がる一方である。プライド月間を目の前に虹色キャンペーンを計画していた企業はみな明日は我が身と戦々恐々としている。

Well…GOOD!

我々保守派及び一般市民は、もう何年も左翼リベラルによる企業を通したポリコレ押し付けを我慢してきた。ここ数年右も左も虹色一色に染まり、ことあるごとにけばけばしい化粧姿の女装男が裸同然の姿で子供たちの前で腰を振り、愛用していた店や洋服ブランドやビールまでもがトランスジェンダリズムの虹色に冒されていくのを指をくわえて見ているしかなかった。なぜなら少しでも苦情を述べようものならすぐにトランスフォーブだ差別者だターフだと言って叩かれ、地位や名声も一瞬にして奪われるという憂き目にあってきたからである。

そうやって我々が耐えているのをいいことに、左翼リベラルの活動はどんどん過激になった。数年前までは一年に数日ゲイプライドマーチがあった程度だったのに、いつの間にかそれが6月一杯続くようになり、小中学校で同性愛セックスの指南を始めたり、子供向けにペドフィリア登録者のドラアグクィーンのショーを開催したり、危険なホルモン治療を子供に施したり、親に内緒で子供を社会的に性転換されるなど、もう見て見ぬふりをしていられる時期はとっくに過ぎてしまったのである。

それでも普通の客は、ターゲットの一角に虹色コーナーがある程度のことなら、忌々しいとは思っても、いつものことだと無視していたに違いない。しかし左翼はいつもやり過ぎるのだ。

バドライトに関してはディラン・モルベイニーという目障りな女装キャラが一年以上にわたってメディアでもてはやされてきたことを女性達は文句を言いながらも、彼が宣伝しているタンポンやスポーツブラに対するボイコットはお粗末なもので、あまり効き目がなかった。それが一気に効き目を及ぼしたのはバドライトが男らし男たちの飲み物だったことだ。こう言っちゃなんだが、男が腰を上げると何もかも一気に変わる。

バドライトのことがあったばかりなので、企業も気を付けるかと思いきや、ターゲットやノースフェイスはトランスジェンダリズムにフルギアで挑んだ。だからターゲットが批判の標的(ターゲット)にされたとしても自業自得である。

さて、これまでTRAの横暴に一般消費者は注意を払って来なかった。しかし彼等が突然目を覚ましたかのようにターゲットを批判し始めたというのも、そのマーケティングが子どもたちに向けてされていることが一番の理由だろう。

これについてワシントンポストのモニカ・へセ(Monica Hesse)は、ターゲットへの批判はお門違いだという記事を書いている

今回ターゲットが炎上しているきっかけとなったのは、ターゲットで買い物をしていた若い母親が子供向けの水着に男性器を隠すような所謂タック用ポケットがあるとソーシャルメディアで動画を挙げたことがきっかけだ。しかし後になって、ターゲットはタック付きの水着は子供用ではなく大人向けだけだったと主張し、実際子供向けにそんな水着があったのかどうかは不明である。

[数日前、私はTargetのウェブサイトにログインし、現在右翼の憤慨と店舗の大規模なボイコットを引き起こしている2つの商品をこの目で確かめた。その結果、その商品(「幼児用」のタック入り水着)が実在しないことがわかった。少なくとも、マット・ウォルシュのような怒れるネット上のインフルエンサーが主張するようなものではなかった。

AP通信に引用されたターゲットの広報担当者によると、水着自体は本物で、カラーブロックのワンピースや黒のハイウエストボトムにスポーツブラのトップスを合わせたものだったそうだ。(略)

憂慮する人たちが言うように、水着は「猥褻」でも「性的」でも「グルーミング」でもなく、極めて控えめなものだった。水着は、水着であるだけで「猥褻」でも「性的」でもない。水中で泳ぐための実用品だ。露出度が高いという点では、安心されたし、オリンピックの男子ダイビングチームには、このターゲットのスーツで見るよりも露骨な膨らみがある。ウェブサイト上でこれを着たフレッシュな顔のモデルたちは、まるでプールパーティにポテトサラダを運ぶ準備をしているように見えた。]

ただその乳児や幼児用の虹色水着にはLGBT奨励メッセージが書かれているということはモニカ記者は無視している。乳児服に「プライド」なんて書く必要がどこにある?しかもプライド売り場には悪魔崇拝主義者のデザイナーによる商品も売られているということに関しては何も言うことがないのかな?

しかし記事のこの部分は実は記者自身は気づいていないが非常に良い点をついている。記事では今企業経営者はこの一連のバックラッシュにどのように対応すべきなのかという点について、ターゲットもアナハイザーブッシュもすでに「子供の性的描写」を避けているとし、ターゲットで売られている水着や服は之と言って性的でもなんでもなく、子供を洗脳するようなものでもない、バドライトに至ってはビールは大人向けであり子供は関係ないと言う。(強調はカカシ)

「もしあなたが企業経営者なら、自社の利益を守るために反発を避けるためには、トランスジェンダーをまったく認めないという選択肢しかなかったということに気がつくかもしれない。

彼らがビーチに行きたいと思っていて、そのために適切な服装が必要であることを認めないようにする必要があっただろうし、彼らがビールを飲むことを認めないようにする必要があっただろう。簡単に言えば、彼らが存在することを認めないようにする必要があったのだ。(実際、多くの怒りを買ったターゲットのTシャツには、「Trans people will always exist」とだけ書かれていた)。」

もし記者が言うように、大企業が、子供向けであるとなかろうと、トランスジェンダリズムに関する広告をすること自体が商売にとっては非常に有害であるという教訓を得たというならそれは非常にすばらしいことだ。モニカは驚くかもしれないが、もしもトランスジェンダリズムの押し付けを拒否するということが「トランスジェンダーを全く認めない」という解釈になるというなら、私個人としては全くそれでいいと思う。私はハナからトランスジェンダーなんてものは存在していないと考えているから。

説明するまでもないが、ここでいうトランスジェンダーとは異性の振りをしているだけの政治活動家たちのことであって、実際性違和があって異性装をしているGID当事者のことを指すのではない。

モニカ記者はボイコットをしている人々は建前上は子供を守るためだとかきれいごとを言っているが実際は自分が理解できないトランスジェンダーというものを見たくないだけなんだろうという。そう、その通り。日用品や服を買う場所で、これでもかというほどトランスジェンダーに関する情報など見たくない。まだ心の準備も出来ていない子供に向かって大人ですら訳の分からない人たちの存在についていちいち説明などしたくない。

トランスジェンダー用の水着でも洋服でも需要があるというなら、それ専門の店なりネットビジネスなり始めればいい。いや、すでにそういうビジネスは存在している。なにもターゲットのようなファミリーフレンドリーな大型小売店で大々的に売り場まで作って売る必要はないはずだ。

ターゲットの損失によって他の企業もトランスジェンダリズムに迎合することの危険性を学んでくれるならそれに越したことはない。マット・ウォルシも言っているように、トランスジェンダリズムは商売にとって非常に有害な概念なのだということを国中に広めよう。


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同性パートナーシップを通すと女子トイレが町から消える。包括性や多様性という女性排除政策に騙されるな!

先日オープンした新宿東急の歌舞伎町タワーの共用トイレは日に日にその使いにくさを巡って批判が集まっているが、このタワーの所在地は渋谷区である。それについてこんなツイートを目にした。

東急不動産の拠点は渋谷。 長谷部渋谷区長(博報堂出身)は、2015年全国に先駆けてパートナーシップ条例制定。 東京レインボーパレードを代々木公園で毎年開催。公衆トイレの女性専用トイレがなくなったのも渋谷。 長谷部氏と東急不動産岡田社長は10年来の友人。色々繋がる…。bluuue sky @pink499621751

世界中にトランスジェンダリズム推進のためにLGBTQ+α差別禁止法を広めている国際経済開発機構OECDの作戦のひとつに同性パートナーシップの法的承認という項目がある。

  1. 同性パートナーシップの法的承認。
  2. 生殖補助医療への平等なアクセス。
  3. トランスジェンダーであることを非病理化する。
  4. 法的性別再認定に医学要件が無い事
  5. 出生証明書およびその他の身分証明書で非バイナリーの性別オプションを許可

私はアメリカで同性結婚が合法化する以前に、多々の州でパートナーシップ制度が出来た時は、これは喜ばしいことだと歓迎した。なぜなら男女の結婚には子供を産み育てる家族形成の目的があるが、同性間のユニオンにはそれがない。しかし二人の赤の他人同士が家族になりたいというなら、それなりの制度があっても良いはずだと思ったからである。しかし私のこの考えはすぐに変わった。なぜならパートナーシップが認められた州では、活動家は息もつかずにパートナー制度を認めたのだから同性婚も認めろと言い出したからである。なんだ目的はやはり同性婚だったのか、パートナーシップなんてただの布石にすぎなかったんだなと理解したからだ。今思えば同性婚ですらトランスジェンダリズムへの布石だったわけだが。

同性パートナーシップ制度がトランスジェンダリズム推進のためのステップであるということがわかれば、なぜパートナーを認めた自治体で男女別トイレがどんどん消えていくのかがわかる。彼等の目的は男女の境界線を一つ一つ消していくことだからだ。

前回にもご紹介した埼玉県の男女共用施設施行も全くこの筋書き通りだ。同パートナーシップをいち早く制定した埼玉県では今年の7月からトイレだけでなく、更衣室や銭湯に至るまで男女共用施設を作っていく計画である。歌舞伎町タワーの例でもわかる通り、男女共用施設の増設は女子専用施設排斥につながる。

私は以前に、パートナーシップ制度やLGBTQ+αの設立は、必ずや女性施設排斥に繋がると主張してきた。例え名前だけ女性施設が残っていても、女性を自認する男性達が入ってくることは拒絶できなくなる、文句を言った女性の方が差別をしたとして罰せられるようになると。しかし推進派の人びとは、各自治体におけるこうした制度はすでに10年近く前から通っており、それでも何も問題は起きていないではないかと言い張った。どれだけ同じ制度で諸外国で大問題がおきているという話をしても推進派たちはまるで耳を傾けない。

だが現状を見てほしい。

日本と言う国は不思議な国で、腰を上げるのはゆっくりでも、一旦やり始めると迅速に徹底的にやってしまうという国民性がある。LGBT差別禁止法が通ってしまったら、日本がアメリカやイギリスのようになるまでにはさほど時間はかからないだろう。

埼玉県ではパブリックコメントで80%以上の人が新制度に反対しているという。にもかかわらず埼玉県は県民の意思を無視して強行する気らしい。もうすでにLGBT団体との利権関係が確立してしまっているのだ。

もし日本に保守派の市民団体があるのなら、もっと地方政府やメディアに働きかけて、これが如何に邪悪な制度であるかを訴えてほしい。ほとんどの人が気が付かないうちに、国中から男女別トイレが消えるのはもうそれほど遠い未来のことではない。


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終わりが見えないバドライトのボイコット、お目覚め主義に怒り爆発のアメリカ庶民

先日から偽女性男のディラン・モルベイニーと提携したバドライトビールに対するボイコットが続いているという話をした。これに関してはもうすでに二回も書いているので背景は下記をご参照のこと。

顧客を理解できないバドライトビールのお目覚め主義、ボイコット始まる (biglizards.net)

バドライトビール副社長退陣、ボイコットの効果あり? – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

バドライトの親会社アナハイザーブッシュはすでにバドライトのマーケティング副社長、および本社のマーケティング重役まで首にしており、何とか消費者を取り戻そうとオールアメリカンなコマーシャルまで始めたが、このボイコットは終わりを見せない。

先日もケンタッキーで行われた歌手のモーガン・ウォレンのコンサートで、多々のビール会社の売店がでていたがバドライトの屋台だけが全く客が並んでいない写真がネットに出回り話題になった。

アナハイザーブッシュのCEOは先週謝罪ともなんとも使いない声明文を発表したが、消費者は全く受け入れていない。

カリフォルニア人民共和国とも言われる民主党の我が州でも、私が行った三つのスーパーで次のような状況だった。

  • ボンズ(Vons)大型のスーパーマーケット。バドライト及びバドワイザーの瓶と缶ビールが正面入り口の真ん前に置かれ大セールになっていたが誰も買っていないかった。
  • ラルフス(Ralphs)小型スーパー。ビール棚はコロナとモデロがいっぱいいっぱいに並び、バドライトは棚から降ろされて床に並べて売られていた。
  • ターゲット(Target)庶民デパートの食品売り場、ビールはコロナとモデロにほぼ全面的に棚が奪われ、バドライトは橋の方に押しやられていた。

またバーやレストランでもアナハイザーブッシュを注文する人が激減。バーなどで男性がバドライトを飲んでいると他の客から冷やかされるなどの行為が頻発し、見かねたバーのオーナーがバドライトを巡って政治の話をする不寛容な人は店から出て行って欲しいと表明したところ、お客がごっそり出て行ってしまい、お店は商売あがったりになったという。特に喧嘩でもしてない限り、多少の冷やかしなど放っておけばいいのに、やたらに包括性だの許容性だのと言い出すからこういうことになるのだ。まったく店の顧客を理解していないオーナーである。

日本ではアメリカ大使のラマー・エマニュエルが日本でLGBT差別禁止法を通せと言って躍起になっているそうだが、当のアメリカではLGBTへの風当たりはどんどん強くなってきている。それというのも、数年前まで今のLGBTがLGBだった頃には、一部の人たちが集まって年に一度ゲイプライドパレードをする程度のことで、一般庶民には全く無関係だと思われていたのに、トランスのTが加わった途端、プライド月間とか言って一か月間もLGBTだなんだかんだと騒ぐだけでなく、トランスジェンダー可視化月間だのトランスジェンダー追悼の日だのなんだのと毎日年がら年中LGBTがどうしたこうしたという話ばかり聞かされて、人々本当にうんざりしてるのだ。

拙ブログでもお話したように、LGBTQ+α団体による子供の洗脳や危険な性転換措置なども人々のしるところとなり、アメリカ各地の州でLGBTQ+αの暴走を止めようという法律が通っている。エマニュエル大使の母国アメリカではLGBT差別禁止法など存在しないだけでなく、反LGBT活動法がどんどん通っているのである。

今回のバドライトボイコットは、LGBTに対する庶民の怒りが頂点に達しつつある象徴ともいえる。日本はバイデン政権の圧力に等負けてLGBT差別禁止法など作ってしまうと、アメリカが共和党政権に変わった際に梯子をしたから外される可能性がある。

日本はアメリカで何が起きているのか、もっと慎重に学んでほしいものだ。

アップデート:4/30/23  バドライトは元顧客をとりもどそうと必死に保守的なCMを発表。この間の馬のCMに続き、カントリーソングをBGMに若い普通の男女が雨のなかビールを飲むCMを発表したが、ユーチューブのコメント欄は閉鎖。否定的なコメントを恐れているのだろう。https://youtu.be/Yvuj-OBQCP4

アップデート:5/10/23 バドライトのセールスは減る一方で全く回復する見通しがつかない。バドライト販売業者はコンビニや酒屋やスーパー及びレストランやバーからの注文が途切れ商売あがったりの状態。バド社は販売業者に無料でビールを配ったりしているがなしのつぶてである。裏庭バーベキューの季節が近づいているというのに、このままでは本当にバド社は潰れてしまうかも。

Anheuser-Busch gives away free Bud Light to ‘make amends’ to distributors after Mulvaney controversy: Report (msn.com)

アップデート:5/22/23 バドライトはバーや小売店で売れ残った賞味期限切れのビールを買い取ることになった。すでに一か月以上続いているこのボイコット。まったく終わる気配がない。バドライトは新しい戦略を立てる必要がある。Bud Light Buying Back Unsold Beer as Company Scrambles After Backlash (msn.com)


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保守派ポッドキャスター、マット・ウォルシに賭けられたファトワ、イスラムテロリストより怖いトランスジェンダーテロリズム

先週私が毎日聴いているデイリーワイヤー(Daily Wire)のポッドキャスター、マット・ウォルシのツイッター口座が乗っ取られた。本日マットは自分のポッドキャストで事の詳細を説明した。

事の起こりは先週の日曜日、彼が三人の子供たちと一緒に教会からの帰宅時、彼に声をかける人があった。ウォルシは地元では著名人なので、道で声を掛けられることは特に珍しいことではなかった。しかしこの男性は最初は友好的な会話をしていたにもかかわらず、途中からウォルシはヘイトを広めており、この教会は愛を広める場所なのでウォルシは歓迎できないと言った。ウォルシは子供の前でそのようなことを言うのは許せないと男に言ってその場を立ち去った。

心の中では怒り狂っていたが、子供たちの前で怒りを見せてはいけないと平気なふりをしようとしたが、車の中で息子が泣き始めた。「なんであの人はあんなひどいことを言うの?」ウォルシは「世の中には真実を受け入れられない人がいるんだよ」と息子に説明した。

そしてその晩、ウォルシは自分のツイッターにログインできないことに気付いた。自分のパスワードが効かないのである。これは口座(アカウント)を乗っ取られたなと思い、即デイリーワイヤーに連絡しようとしたところ、自分のスマホが使えなくなっていた。後になって分かったことだが、これはスィム略奪というもので、彼のスマホの情報がごっそりと赤の他人に乗っ取られたのである。

最近はスマホで何でもできる時代になったのは便利は便利だが、一旦その中に保管されている情報が抜かれると個人は丸裸にされてしまう。なぜならツイッターもグーグルもフェイスブックもアマゾンも何もかも提携しており繋がっている。スマホの名簿やスマホに記載していたメモなどから、個人の住所や納税の情報や家族構成などすべてが盗まれてしまうのだ。

それでなくともウォルシは去年公開された「女とは何ぞや」の映画の成功のため、トランスジェンダー活動家から目の仇にされている。すでにいくつも彼や彼の家族を狙った脅迫が起きており、ウォルシは四六時中自宅に警備員を付けているくらいだ。

トランスジェンダー活動家はソーシャルメディアを通じて文字通りマット・ウォルシ暗殺を扇動している。これはイスラム教祖によるファトワと全く同じである。

しかしウォルシへの攻撃はこれだけではない。ビッグテックもTRAと共謀してウォルシのユーチューブチャンネルを完全無収益にした。ウォルシほどの大物になると、ユーチューブの広告収益は月々10万ドルにも及ぶのだそうだ。(すっご!)ユーチューブはウォルシに女性自認男のディラン・モルベイニーらの代名詞を彼ではなく彼女にすること、トランスジェンダーの自認を尊重することなどを条件に収益を戻すと提案したが、ウォルシは「ノーサンクス」と言って断り、結局今後ユーチューブにおけるポッドキャストは辞める方針を明らかにした。

こう考えると、以前にスティーブン・クラウダ―がデイリーワイヤーとの契約で、ソーシャルメディアから収益を外されたり凍結された時にデイリーワイヤーが個人にペナルティーを付けるのは、結果的にDWもビッグテックの管轄下にあることになると批判していたのが正しかったという気がする。ウォルシはこのせいでDWからの収益も大幅に減らされることになるわけだから。

しかしデイリーワイヤーは考え直す必要があるだろう。保守派のポッドキャスターを多く抱えるDWは、キャスターたちがビッグテックから排除される可能性を知ったうえで彼等の言論の自由を守る必要がある。DWがビッグテックの言論弾圧に従うなら、DWも他のリベラルメディアとなんら変わらないことになってしまうからだ。今後もデイリーワイヤーはさらにビッグテックから標的にされるだろう。DWで働く誰も安全ではない。

ウォルシも指摘するようにTRAが彼をこれほどまでに攻撃するのは、彼がいかに効果的にTRAに打撃を与えているかという証拠だ。ウォルシが始めたと言ってもいい未成年への危険な性転換措置禁止運動は、非常な成功を収めており、今後もアメリカ全国に広がることだろう。そしてウォルシが地道に地方の教育委員会や市議会に出かけて行って演説してきたことにより、本当の意味での草の根運動が起きている。

アメリカにおけるトランスジェンダリズムは岐路を迎えているのだ。


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民主党よ、トランスジェンダリズムの丘で死にたいのか?

いつもいつもトランスジェンダーの話ばかりするのは嫌なのだが、次から次へと色々な話題が溢れて来て無視することが出来ない。とはいえ最近私は、このトランスジェンダー活動(TRA)に関しては、アメリカでもかなり風向きが変わってきた気がする。それというのもTRA達の活動が最近とみに過激で暴力的になってきており、彼等は世論の変化にかなりの危機感を持っているのではないかと思われるのだ。

先日も女子自認男子による女子競技スポーツを禁止しようと大学を巡る講演ツアーをしているライリー・ゲインズさんがサンフランシスコ大学の教室に閉じ込められたという話はしたが、ここ数日、デイリー・ワイヤーのマット・ウォルシやマイケル・ノールズの講演でも同じようにTRA学生たちが暴れて、ノールズの講演後、外では放火があったりして講堂に居た観客が数時間外に出られないという状況が生じた。ウォルシに至ってはツイッター口座が乗っ取られ、スマホの情報が何者かによって抜かれ、広域に渡る個人情報が盗まれたという。ウォルシはすでに「女とは何ぞや」の映画の影響で家族も脅迫されており、自宅に46時中警備員を付けるなどの警戒を余儀なくされている。

すでにここ数件起きた乱射事件や乱射未遂事件の犯人のうち四人はトランスジェンダーであり、ネットにも武器を持った女装男がTERF(反TRA)はぶっ殺すという動画を挙げていたり、今日も今日とて、女子トイレから自分を追い出そうとする女はぶっ殺す、トランスはみんな武装してその準備をすべき、などといってる中年女装男のビデオが上がってきた。

女性達が集まって女性達だけの講演をやろうとすると、必ず黒装束のTRA/ANTIFAが集まって女性に暴力を振るうのは、すでに日常茶飯事になっている。

イギリスでのTRA/ANTIFA暴徒の暴力的な行為は私も長年追って来たが、アメリカ国内ではこんなにひどいことはなかった。彼等の行動は最近とみに過激になり悪質になっている。しかし裏を返せば、彼等も必死なのではないだろうか。聖書で言うところの壁に書かれた文字を察しているのでは?

各地で次々に通る反TRA法

もうすでに拙ブログでも色々紹介しているが、共和党が多数議席を持つ州を中心に、男子の女子競技参加禁止、未成年のトランス治療禁止、未成年相手のドラアグクィーンショーや子供相手のドラアグ読書会の禁止、といった反TRAの法律がどんどん通り始めている。また小学校でLGBTQ+α関係の授業を禁止する州も増えている。

そしてついに本日、アメリカ連邦政府下院は、男子による女子競技参加を禁止する法案を通した。法案は共和党と民主党ではっきり問われており、越党して賛成票を投じた民主党議員は皆無だった。この案は上院へ行くが、上院は民主党が多数派なので、この法案が通る可能性はまずない。よしんば通ったとしてもTRAをごり押ししているバイデン爺さんが署名する可能性はゼロである。

変わりつつある世論

この見出しには弊害があるかもしれない。世論が変わりつつあるというよりも、今までトランスジェンダーは気の毒なひとたちだと同情していた人々や、自分には関係ないし面倒臭いことには巻き込まれたくないと思っていた人たちまでもが、おい、お前らちょっといい加減にしろよ、という気持ちになってきたように思うのだ。

二週間くらい前から始まったバドライトビールのボイコットなどがいい例だ。バドライトは労働層の共和党男子が好んで飲むビール。そのビールがディラン・モルベイニーという女装男と提携したことで多くの男たちが腹を立て一斉にボイコットを始めた。ほんの一時的なものかとも思われたが、他にいくらも同質で同党値段のビールはあるせいか、このボイコットはちょっとやそっとでは収まりそうにない。

また超リベラルのユーチューブチャネルのヤングタークスの副司会をしているアナ・キャスピアンがツイッターで「女性のことを『子を産む人』などというのは女性を冒涜するものだ」と発言したことで、TRAやそのアライたちから一斉に叩かれたが、彼女は謝罪を断固拒否、「私は決して謝らない。特に性別学的女性だから劣ると言われ続けて来た身としては。私は女性だ謝罪などしない」

私は彼女の最初のツイートより、彼女が散々叩かれた後でも絶対に謝罪しないと断言したことの方に興味がある。なぜなら、これまでなら左翼リベラルの人が口をすべらせて、うっかりトランスジェンダーを批判しようものなら迅速かつ猛烈な批判の嵐に見舞われ、それに耐え切れず、数日後にはひれ伏さんばかりの謝罪をする姿を何度もみてきたからだ。キャスピアンは何故謝罪しないのか。それは彼女に信念があるからというより、そろそろ本音を言っても大丈夫な時期が来たと判断したからではないのか?私はキャスピアンに同情する気は毛頭ない。なぜなら同じことを言って叩かれたJ.K.ローリング女史のことをキャスピアンが擁護するのを聴いたことがないからだ。

ニュースキャスターのメーガン・ケリーも同じようなことを言っていた。スカイニュースオーストラリアでゲスト出演した時の彼女の爆発ぶりは凄かった。

彼女曰く、自分も最初はトランスジェンダー女性のことを理解しようと思っていた。女性とは言わないがトランス女性と呼び、代名詞も尊重しようと思っていた。だがそういうことはすべて序の口だったと気づいた。それは出産や授乳や生理や女子スポーツといったものを破壊するための手段だった。もうたくさん、男に生まれた人間が女になれるなんてことは絶対にない!と物凄い勢いでまくし立てた。そして最後に彼女は「私は何と呼ばれても構わない。真実のために戦う」と叫んだのだ。

これは非常に大事な点だ。多くの人たちが「トランスフォーブ」だ「ターフだ」と呼ばれてプラットフォームを失い、職を失い、ウォルシのように命を狙われてきた。TRAは我々を経済的に社会的に暴力的に脅迫することで我々を黙らせてきた。にもかかわらず、女たちは「私はお前たちを恐れていない!」と言い出したのだ。TRAにとってこんな恐ろしいことがあるだろうか?

民主党はこの丘で死にたいのか?

さてここで私は民主党に聞きたい。この活動は党の生命をかけてまで支持すべき活動なのか?俗に言われる英語的言い回しをするならば、民主党はこのトランスジェンダリズムという丘で死にたいのか?

トランスジェンダリズムによる子供虐待や女性差別は民主党も共和党も関係ないはずだ。民主党の女性なら女装男たちとお風呂やトイレに一緒に入ってもいいなどと思っているわけではない。民主党支持者だからと言って自分の息子や娘が自分のしらないうちにトランスジェンダーにされてしまうのを支持できるわけでもない。民主党なら女性スポーツが女装男に奪われてもよいなどとおもっているわけではない。数日前も息子をトランスジェンダリズムに奪われた男性が、ずっと民主党を支持していたが、もう二度と民主党には入れないと言って居る手記を読んだばかりだ。ではいったい民主党は何故こんなにも躍起になってTRAを奨励するのだろうか?

共和党が賢ければ、どんどん反TRAに関する法案を提案し、反対する民主党にそれを弁護させればいい。どんどん民主党に詰めよって、なぜ彼等が女性や子供を虐待し差別したいのかを言わさればいい。

もうすでにアメリカの世論は反TRAに傾いている。


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これぞファシズム、バイデン政権トランスジェンダー暴徒をけしかけ保守派への暴力を奨励

昨日、サンフランシスコ大学で女子スポーツを女性自認男子から守ろうと講演ツアーをしている、元大学水泳選手ライリー・ゲインズさんが、講演後大学構内で暴徒に襲われ女装男に二回も殴られ、集団の暴徒に追い回されて構内の一室に警官に守られながら監禁されるという事件が起きた。部屋の前に集まったLGBTQ+αの暴徒たちはドアの前で陣取り、彼女を安全に解放する気はないようであった。本日のライリー自身のツイートから察するに、なんとか無事に帰宅することが出来たようだが。

過激な暴徒に襲われたのはゲインズだけではない。この間から私はトランスジェンダリズムに抗議する、特に女性に対して、トランスジェンダー活動家(TRA)暴徒らからどんな酷い暴力行為や脅迫をしているかという話をしてきているが、本日なんとバイデン政権のホワイトハウスのジャン・ピエール報道官は、TRAによるこうした暴力を批判するどころか、彼等の暴力を奨励し扇動する発言をした。下記はフォックスニュースから。翻訳はDeepL。

トランスジェンダーがキリスト教学校で児童や教職員を殺害した事件から2週間も経たないうちに、ジャン=ピエールはトランスジェンダーの思想を支持する激しいレトリックを披露する多くの指導者の一人となった。彼女は、未成年者に対するトランスジェンダーの医療行為を阻止することを目的とした共和党の法案を非難し、それは単なる「性別の確認」のための医療行為であると主張した。

ジャン=ピエールは、このような法案を 「自分の子供のために最善の医療を決定する親の権利に対する危険な攻撃 」と評した。さらに彼女はこう宣言した。「LGBTQI+の子どもたちは回復力がある。彼らは獰猛です。彼らは反撃する。彼らはどこにも行きません。そして、私たちは彼らの背中を押しています。この政権は彼らの背中を押しているのです。」

続いて、「この立法によるいじめを止めるよう、各州の政治家に伝えるために抗議行動や学校のウォークアウトを組織した全米の子供たち」を賞賛した。

TRA/ANTIFA達は反TRAや右翼保守のことをファシストだと言って責め立てる。ANTIFAなどまさに「反ファシスト」という意味だ。だが、いったいファシストはどちらのほうだろうか?

政権も警察も司法もメディアも大企業も、すべてが同じ党派であり、その政策に声を上げる一般市民を政府お墨付きの暴力団が暴力で弾圧する社会こそ、ファシズム社会の最たるものではないか。BLMにしろTRAにしろANTIFAにしても、彼等は悪政に抗議をする市民団体などではなく、政権の意向通りに反対派を弾圧するための暴力団である。

先日のトランプ前大統領の起訴でもわかるように、アメリカはもはや民主主義の自由国家ではない。2021年1月6日事件で、国会議事堂の中を10数分歩き回っただけの平和的な抗議者を何年も独房に閉じ込め裁判も行わない社会。人殺しをしてもその日のうちに釈放されるような国なのに、右翼保守市民は政治犯として裁判もなしに何年も拘束される社会。これが民主主義の国の在り方か?

今の状況はアメリカ最大の危機といえる。1930年代の金融大恐慌よりも、第二次世界大戦よりも、911同時多発テロよりも、南北戦争よりも、アメリカがアメリカとして生存できるかどうかのぎりぎりである。この独裁を許したら、アメリカはアメリカではなくなってしまう。アメリカという名前の国は残っても、自由の国アメリカは永遠に消えてしまうのだ。

追記:テネシーの乱射事件に続いて、コロラドスプリングスでも女性自認の男が乱射事件未遂で逮捕された。Transgender Teenager Accused Of Planning School Shootings in Colorado, Had Also Listed Churches As “Targets” – Reduxx


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