黒人至上主義者のプロパガンダ、クレオパトラは黒人という嘘

ノ、ノ、ノ、クレオパトラは黒人じゃない。だれが何と言おうと絶世の美女とうたわれたクレオパトラ7世は断じて黒人ではなかった。何を突然いい出すのかって?実は最近公開されたネットフリックスの「ドキュメンタリー」と称するフィクションでクレオパトラをイギリスの黒人女優が演じており、番組の中でもクレオパトラがアフリカ系黒人だったという話をまことしやかにしているからだ。これが単なるドラマとかであれば、まあ、架空の話でるからそれはそれでもいい。それでも私は歴史上の人物はなるべくそれに見合った俳優を起用すべきだと思うが、まあ、それはいいとしよう。問題なのはこれがドキュメンタリーであるとうたわれている点。これでは多くの日が彼女に対して間違ったイメージを持ってしまう。

彼女の人種は割合はっきり知られている。彼女はエジプトの女王であり、当時のエジプトには文字があったので、彼女のことは代々の家系図ではっきりと記されているからである。それによれば、クレオパトラはエジプトの女王ではあったが、今エジプトに住むアラブ人の系統ではなく、マセドニア人(今でいうギリシャ人)で、いくらかペルシャ人(今のイラン人)の血が混じっていたことがわかっている。

また保存されているエジプト王たちのミイラからわかったDNA調査でも、昔のエジプト人は地中海のヨーロッパ人に近いことが確認されており、アフリカ系の血は混じっていないことがはっきりしている。

クレオパトラは女王であったから彼女の肖像は壁画や銅像やコインなども多く残っており、もし彼女がアフリカ系黒人であったならそのように描かれたものがあってもいいはずだ。だが、そのような肖像はひとつも残っていない。どれをみても、彼女は彫りの深い鼻の高い美女として描かれている。女王だから実際より美しく描かれていたとしても、彼女が黒人だったなら誰か一人くらいはそう描いていたはずだ。

確かにエジプトの壁画はヨーロッパの彫刻のように写実的ではない。しかしそれでも違う人種はそのように描写されている。例えば下記の壁画だが、肌が黒いのはさることながら、髪の毛の質や顔立ちなど明らかにアフリカ系黒人と解る描写がされている。アフリカ系黒人を描いた壁画。

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リンク先をクリックすれば大きい絵がみられる。クレオパトラはこのような描写にはなっていない。下記は複製だが、大抵こんな風に描かれている。どうみても上の黒人たちとは全く違う描写である。

  • Cleopatra

またクレオパトラは2年間ローマに住んでいたことがあり、その頃もっと写実的な彫像を作る傾向にあったローマで彼女の彫像が作られており、どれも白人女性の顔で描かれている。

ローマ人であるジュリアスシーザーやマーク・アントニーなど当時のマセドニアやローマの人びとが彼女を絶世の美女と考えたわけだから、彼女は当時の美女の標準に達している必要がある。こういっては何だが、当時の人たちがアフリカ系黒人女性を美女だと思ったとは考えにくい。

下記の動画では、彫像や肖像画を元にクレオパトラはどんな顔だったのかを再現したものだ。クレオパトラは赤毛で描かれていることが多いので、もしかすると赤毛だったのかもしれないとビデオの制作者は言っている。

何にしても彼女が白人だったことは間違いはない。にもかかわらず何故一部の黒人の間でクレオパトラは黒人だった説がまことしやかに語られるのだろうか?

私はこれは最近始まった黒人至上主義が原因だと思っている。

近年イギリスやアメリカでは黒人による歴史的貢献を古代評価する傾向がある。私は大学時代にアフリカの歴史を少し学んだことがあるが、お世辞にも文明開化の社会ではなかった。アフリカにはエジプトや中国のような古い文化はなく、巨大な部族はあったとはいうものの、立派な建築物も残していない..若干アフリカ大陸北部にはアラブの影響で古い建物は残っているが、それにしたってアフリカ人が建てたわけではない。

つまりアフリカには世界の文明に貢献したようなものは特にこれと言ってないのだ。

それが気に入らないのがアメリカやイギリスに居る黒人至上主義者たち。何とか自分らにも高貴な歴史があったと思いたいばかりに歴史を書き換えてしまうのである。例えばヨーロッパ人がアフリカに来てアフリカに合った帝国を滅ぼしたとか。

そして今回のようおにクレオパトラは黒人だったとか言い出したわけだ。そんなことをしても、エジプトを支配していたのがマセドニア人だったことに変わりはないのに。

最近何かというと元々白人のキャラクターをやたらと黒人が演じることが多くなったのも、この黒人至上主義のせいだ。イギリス宮廷の王女を実際とは正反対に色の真っ黒な女優が演じたり、ディズニーのリトルマーメイドやティンカーベルやピノキオの青の妖精など、白人としてのイメージが定着しているキャラクターをこれでもかというほどイメージの違う女優にやらせている。はっきり言ってこれには悪意しか感じない。

イメージが違いすぎると苦情を言っていた人たちをレイシストと言って罵倒していた人たちが、先日発表されたハワイ原住民を主役にしたリロとトゥイッチの配役が発表されると、俳優たちは皆太平洋諸島出身であるにもかかわらず、アニメキャラより色が白すぎるとものすごい批判を浴びせた。何故白人は全くイメージの違う黒人が演じてもいいのに、非白人だったら肌の色がちょっと白目程度でそんなに怒るのだ?ダブルスタンダードもいい加減にしてほしい。

リロとトゥイッチの配役とアニメキャラ。

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以前に日本人でハリウッド俳優として活躍している男性が、マイノリティーはマイノリティーが演じるべきだと言っていたので、じゃあ黒人が白人を演じるのはどう思いますかと質問したが完全無視されたのを思い出す。

クレオパトラが黒人だった可能性はゼロだが、現代に生きるハワイ諸島の人びとに白人の血が混じっているのはよくあること。だからこれらのキャラクターがアニメで描写されているより多少色白であることなど大した問題ではないはずなんだが。何故か人種スワップは一方通行らしい。


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役者の人種はどうでもいい、でも筋を通して欲しい

最近ディズニーのリトルマーメイドの新しい予告編が発表されたこともあり、再びアリエルを演じる女優の人種が取りざたされているが、この映画の問題点は主役が黒人になった程度のことではないと思う。しかし今日はその話ではなく、人々が慣れ親しんでいる役を異人種が演じるのはどうなのかという話をしたい。

結論からいえばそれは別にいいと思う。ただし、その映画やお芝居の中でそういう人種の人が出て来てもおかしくない設定になっていればという条件付きではある。

私は昔からお芝居や映画が好きである。特に中学生くらいから生で舞台を見るのが大好きで、一人で歌舞伎座へ行って一幕見をしたり宝塚や劇団四季のミュージカルをみたり、明治座や芸術座なども良く通った。今でも生のお芝居を見るのが大好きなので、地元の地方劇団のシーズンチケットをずっと買い続け、かれこれ30年になる。

この劇団は色々な芝居を手掛けるが、なんといっても一番人気はシェークスピアだ。先日もMuch Ado About Nothing(邦題:空騒ぎ)という私の大好きな題目で非常によかった。

A woman in a bridal veil and man in soldier's uniform face each other in front of a stained-glass window.

↑地方劇団の「空騒ぎ」のシーン。

この劇団に限らず、私はシェークスピアが好きなので色々な劇団やプロダクションでシェークスピアを観ている。同じ題目のものも色々な舞台で観た。「空騒ぎ」もケニス・ブラノフの映画を含めると四度目だ。私は色々な劇場でシェークスピアを観ているが、イギリスのシェークスピア劇場で観たテンペストも含めて、話の設定が中世のイギリスであることは非常に稀であり、台詞はそのままだが舞台は色々な時代や場所に移されていることが多い。

例えば今回の「空騒ぎ」も舞台は1940年代の中南米だったし、以前に見た12夜は1960年代風のカリブ海周辺のどこかだった。21世紀を舞台にしたロミオとジュリエットもあるし、1930年代を舞台にしたリチャード三世なんてのもあった。黒澤明のマクベス(蜘蛛の巣城)やリア王(乱)も有名だ。

このように舞台や設定を変えてしまえば、登場人物の人種や民族が白人のイギリス人である必要はまったくないし、黒人が出て来ようがラテン系が出て来ようが日本人だろうが全く問題はない。

ヒーローものを女性にやらせるにしてもそうだ。例えばワンダーウーマンのように元々女性のキャラで作られたものなら問題はないが、元々男性キャラなのを無理やり女性に変えるのは勘弁してほしい。

私の大好きなSF長寿番組ドクターWHOが女性に生まれ変わった時も思ったのだが、女性にやらせるなら女性特有のキャラクターにしてほしかった。それが男優用に書かれた台本を単に女優にやらせているという怠慢さがにじみ出て、見てる方は完全に白けた

同じドクターWHOでも、以前にドクターの宿敵マスターが女性に生まれ変わりミッシーとなった時、彼女は正確も素振りも確かにマスターの生まれ変わりであったが、19世紀の貴婦人の服を着こなす高貴な女性で、お色気もあったし茶目っ気もある素晴らしいキャラクターだった。私はドクターWHOの女性版にもそういうキャラを期待していたのだが、完全に裏切られた。このシリーズは視聴率最低だったらしい。さもあらん。

結論を言うと、人々が慣れ親しんできたキャラクターの人種や性別を変えようというなら、その変更が人々の納得のいくような筋の通ったものにしてほしいということ。

リトルマーメードなら舞台をカリブ海付近に移して登場人物はすべて黒人にするとか、ピーターパンも舞台を別の国に移すとかして、ピーターパンが東洋人でもティンクが黒人でも違和感のない設定にしてほしかった。しかしディズニーはともかく多様な人種を使うということにだけ気を使って、物語の脚色にも筋にも全く力を入れない怠慢さ。

これらの映画が不人気なのは配役に非白人を起用したことにあるのではなく、オリジナルの設定や脚色をした映画を作るという努力を怠ったその怠慢さが原因なのだ。


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東洋人の命はどうでもいいのか?無視される黒人による東洋人差別と暴力

先日、サンフランシスコの町を歩いていた若い女性が突然男に襲われ、男は小柄な女性を持ち上げてコンクリートの路面に叩きつけ、女性の所持金を奪って逃げた。女性は重症を負い、下半身不随になる危険性があるという。この全貌が監視カメラに写っており、その動画がソーシャルメディアで拡散されている(観閲注意。非常に暴力的な映像あり)。被害者の女性は東洋人、そして加害者の男は黒人だ。悲しいことにこういうビデオを見ることがあまりにも頻繁になりすぎて、我々はもう、ああ、またかと驚きもしない。

2020年、BLM暴動の真っ最中、東洋人への暴力が頻発するようになって、そのことを指摘しようと誰かが「アジア人の命も大事」という意味で「ALB」運動を始めようと言い出した。ところがすぐに黒人活動家からそういう言い方は黒人だけに許されるものでアジア人は使うなとクレームがついた。そして情けないことにアジア人界隈は「アジア人へのヘイトを止めよう」という意味のStop Asian Hateと名前に変えてしまった。名前くらいどうでもいいだろうと思うかもしれないがそうではない。これこそまさに黒人と東洋人の不均衡な力関係を象徴する出来事だったのだ。

黒人は今やアメリカ社会でどんなことも許される絶大な政治力をもつ。黒人が大手小売店を略奪してもその小売店の親会社はBLMに何億という寄付をする。黒人は人殺しをしても保釈金も無しに即日釈放される。それでも非黒人が黒人に関してひとことでも批判的なことを言えば、この間の漫画家スコット・アダムスのようにすぐさま社会的に抹殺されてしまう。

だが黒人は非黒人に対してどんな差別的なことを言おうと、暴力を煽ろうと、いや実際に癇癪を起して人を殴ったり蹴ったり他人の物を壊したりしても何の罰も受けない。特に被害者が東洋人の場合はメディアも完全無視である。当の東洋人政治家ですら批判を恐れて沈黙している情けなさ。

いや、カカシ姐さん、黒人だって善い人も悪い人もいるでしょ、東洋人だって黒人への差別心を持ってるしお互い様じゃありませんか、黒人による暴力ばかりに注目するのこそ人種差別ですよ、とおっしゃるかもしれない。だが単に多人種に対して差別意識を持っているのと、その対象を迫害し常に暴力を振るう行為は全く同列に並べることは出来ない。もしも黒人による暴力と同じように東洋人による黒人への暴力が頻発しているなら、そんなビデオはネット中で拡散しているはずだ。だがそんなビデオはとんとみかけない。

読者諸氏は1991年代に起きた韓国人コンビニ店主による黒人少女射殺事件をご存じだろうか?

当時15歳だった黒人少女ラターシャ・ハーリンは韓国人経営のコンビニでオレンジジュースを買おうとしていたが、レジをしていた韓国人女性スーン・ジャ・ドゥーは、ラターシャのバックパックから突き出ていたオレンジジュースを見てラターシャが万引きをしようとしていると勘違いをし、ラターシャに何かどなり、彼女のバックパックを取り上げようとして二人は揉め始める。ラターシャが怒ってスーンジャの顔を殴った途端、スーンジャは机から銃を取り出しラターシャに発砲。ラターシャはその場で即死した。スーンジャは起訴されたが執行猶予の判決が降りた。

この事件には色々事情があるが、詳細はともかく、いまだに黒人界隈では東洋人による黒人差別の例として持ち出される事件であり、映画にもなったほどだ。

な~んだ、姐さん、やっぱり東洋人だって黒人に暴力を振るってるじゃあありませんか、という前に考えてみてほしい。この事件が起きたのは32年前だ。なんでそんな事件が未だに語り継がれるのだ?もしも東洋人が日常的に黒人に暴力を振るっていたとしたら、そんな昔の話など持ち出さなくとも、つい先週起きた殺人事件でも持ち出せばよいではないか?その方がみんなの記憶に新しいし、東洋人による黒人差別を示すには効果があるはず。

しかしそんなビデオは存在しない。なぜならそんな事件はしょっちゅう起きていないからだ。黒人と東洋人との暴力沙汰は、圧倒的に黒人が加害者で東洋人が被害者なのだ。

ではいったいどうすればいい?我々東洋人は常に黒人の暴力を甘んじなければならないのか?このあからさまな東洋人差別と虐待に我々はどう対応すればいいのだ?

まずアメリカは黒人至上主義をやめるべきだ。どんな人種も他の人種より優遇されたり冷遇されたりしてはいけない。それにはまず学校教育から始めなければならない。批判的人種理論は先ずやめること。学校内にあるBLMポスターなどは全部取り除くこと。人種差別は白人特有のものではなく、誰が誰にしてもわるいことなのだと徹底的に子供たちに教えること。そして加害者が黒人だろうと何人だろうと、他人に暴行を加えた人間は同じように厳しく罰することが大切だ。黒人を優遇することで人種間の関係はよくならない。それどころか、黒人はより傲慢になり、被害者の多人種はどんどん黒人への敵意を高めてしまう。そうなったら、いつまでも非黒人が大人しく殴られたままでいるとは思えない。

このまま悪いのはすべて白人で、黒人は常に被害者だから何をしても許されるという傾向が続けば、人種間の関係は悪化の一途をたどるだろう。それでいったい誰が得をするのだ?

だが地方の民主党議会はこうした状況に全く興味がない。地元の東洋人人権団体ですら何もしていない。その間に多くの東洋人老人や女子供がどんな酷い目にあっているというのに。

もうこうなったら中国人ギャングでも日本人やくざでもいいから団結して黒人ギャングたちを駆除して欲しいとさえ思う。だがそんなことになったら、都市部では暴力団同士の戦争になってしまうだろう。


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BLMなんと830億ドル近くの寄付金を集める!人権運動って儲かるよなあ

アップデートあり(5/24/23)下記参照

3/17/2023 現在:以前からBLMが巨額の寄付金を集めているという話はしているが、昨日読んだこの記事には本当に驚いた。以下ブレイトバートの記事から引用、翻訳はDeepL。

ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動とその関連団体が、企業から829億ドルという驚くべき資金を受け取っていたことが、クレアモント研究所の新しい資金提供データベースで明らかになった。

クレアモント研究所のアメリカン・ウェイ・オブ・ライフ・センターは、ニューズウィーク誌に掲載された記事の中で、この報告の必要性を説明し、同センターは2020年のBLM運動は単なる「暴動と破壊」以上のものであると主張している。

同センターは、”BLMの圧力キャンペーン、嫌がらせ、道徳的な恐喝は、おそらくアメリカ企業の歴史上最も有利な揺さぶりにも相当する “と説明している。

「参考までに、829億ドルは、アフリカ46カ国のGDPを上回る額です。2022年、フォード・モーター・カンパニーの利益は230億ドルでした」とも指摘されている。829億ドルという金額には、「BLMの親組織に直接1億2300万ドル以上」、さらにBLMのアジェンダを支援する他の組織にも多くの金額が含まれている。

いやあ、BLMが儲けているのは知っていたが、ここまでやっているとは驚きだ。BLMへの寄付金は個人からのものもあるが、圧倒的に大企業からの多額な寄付金が多い。そのリストを箇条書きにしてみよう。

  • ウォールマート 1億ドル。WMはBLM暴動で度々略奪され酷い目にあったというのに、これは多分金を出さなければBLM暴徒を煽ってもっと略奪させるぞとでも恐喝された結果だろう。先日もWMはあまりにも万引きが多いためサンフランシスコから完全撤退したばかりだ。
  • アマゾン 1億7千万ドル。
  • 製薬会社のアッヴィ(Abbvie)6200万ドル
  • 保険会社のオールステート 770万ドル。
  • アメリカンエキスプレス 5000万ドル
  • アップル 一億ドル
  • 電話会社のAT&T 2150万ドル
  • NIKE 9000万ドル
  • ユナイテッド航空、サウスウエスト航空、デルタ航空 (金額不明)
  • バンクオブアメリカ 1825万ドル
  • ウェルズ・ファーゴ銀行 2億1千万ドル
  • デロイト銀行 9000万ドル
  • 資金運用の巨人ブラックロック 8億1千万ドル
  • キャピタルワンファイナンシャル 1千万ドル
  • モーガンスタンレー 3千万ドル
  • USバンク 1億6万ドル
  • ゴールドマンサックス 1千百万ドル
  • プルデンシャル・ファイナンシャル社は、4億5千万ドル
  • マスターカード 5億ドル
  • ボーイング社 1千560万ドル
  • ノースロップグラマン 200万ドル
  • レイセオン2500万ドル
  • ディズニー 880万ドル
  • ポケモン 20万ドル

この記事には書かれていないが、カナダ人ニュースさんによると、先日倒産したシリコンバレー銀行もBLMに多額(7300万ドル)の寄付をしていたそうだ。

ではこれらの資金をBLMはどんなことに使っていたのかというと、クレアモント研究所のアメリカン・ウェイ・オブ・ライフ・センターはこう説明する。

「グローバルネットワーク」は、将来の運営を支えるために数千万ドルを投資し、高級不動産を購入し、縁故主義を行い、数十のBLM支部や革命組織に助成金を払い、「黒人解放のために戦う進歩的なコミュニティリーダー、活動家、労働階級の候補者を選ぶ 」というPACを運用しています。

一方、「地元のBLM支部は、活動や警察署を廃止する取り組みに数百万ドルを費やしている」「BLM At Schoolは、全国の子どもたちに批判的人種論やクィア理論を教え込み、自分自身や仲間、そして国を憎むように教えている」とも述べています。

「左翼のNPOは、通常の立法手段では不可能なほど急進的な社会変革を実現し、シャドウガバナンスを構成している」と彼らは続けている。

その一方で、「企業は、暴力的な暴徒や犯罪者を街に放つ左翼的な保釈基金に資金を提供し、人種差別や反実力主義の雇用制度を共同で作り上げている」と指摘するのです。

このゆすりは、「アメリカ国家と生活様式の敵を自認する人々への賠償の一形態と見ることもできる」と彼らは付け加えた。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

これらの企業はBLMに十分な寄付をしないと黒人差別者の汚名を着せられ評判が下がることを恐れたのだろうが、それにしてもあまりにもひどくないか?これだけのお金があるなら、人種差別で訴えられてもどんどん法廷で戦った方が長い目でみて得なのではないだろうか?それともこうした大企業のなかにもWOKEな従業員が多くいるのだろうか?

こうしてみるとBLMは市民運動などではない。完全にファシスト軍団である。BLMの暴動が非常に組織的であり、コーディネートがうまいことから考えて、背後で金を出しているのは誰なんだろうと思っていたが、こういうからくりだったわけである。道理で何かあるとすぐに人が集まり、非常に能率的な暴動が起きていたわけである。

ところでBLMの創設者がレズビアンで、彼女の愛人が女性から男性へのトランスジェンダーであることは以前にも紹介した。この愛人が運営するトランスジェンダー関係の団体にも巨額な金が動いていることは言うまでもない。批判的人種理論と共にクィア理論などという出鱈目な概念が学校などで教えられているのも、こうしたことが背景にあるのだ。

アップデート:5・24・23 BLMはなんと850万ドルの赤字。創設者の弟は去年150万ドルの給料をもらっていたけどね。Black Lives Matter is headed for INSOLVENCY after plunging $8.5M into the red | Daily Mail Online 翻訳DeepL。

Black Lives Matterの全国組織は、昨年、財務が850万ドルの赤字に転落し、同時に複数のスタッフに7桁の給料を渡していたため、破綻の危機に瀕している。

The Washington Free Beaconが入手した財務開示資料は、公民権運動をより正式に構成する方法として、2020年11月に正式に登場したBLMのグローバルネットワーク財団の危うい状態を示しています。

しかし、財務上の論争と監視にもかかわらず、BLM GNFは創設者であるパトリッセ・カローズの親族と複数の理事を雇い続けていた。



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「白人で悪いか!」人気漫画ディルバートの作家、人種差別の汚名を着て即刻キャンセルされる、アメリカの白人差別を指摘しただけなのに

先日(3/4/23)のBlahさんのスペースで黒人と白人の間にある人種差別による亀裂についての話題がとりあげられ、人気漫画ディルバートの作家スコット・アダムスが黒人差別的な発言をしたとしてほんの数日の間に徹底的なキャンセル(文字通り)されてしまったという話がでた。これについては私もちょっと書こうかなと思っていたところなので、掘り下げて考えてみたい。(参考:Cancelling Dilbert: BLM-style reverse racism to fuel White identity politics (msn.com)

先日ラスマスンという世論調査の会社が”It’s OK to be white”という概念に同意するかしないかという世論調査を行った。この文章は、最近やたらと白人至上主義だなんだと言われて白人であることが恥であるかのように言う世の中の傾向があるため、一部の白人たちの間で「別に白人だっていいじゃないか、白人で悪いか」といった意味で使われるようになった。

ラスマスンがシークレットと共同でおこなった最新の調査で、回答者の72%が “It’s OK to be white “という文に同意し、黒人の間だけでは過半数の53%が同意すると答えた。裏を返せば黒人の半数近くが白人であることは良いことではないと思っていることになる。それについてアダムスは自分のポッドキャストでこんな感想を述べた。

「もし本当に黒人の半数近くが白人であることが良いことではないと思っているのだとしたら、これは私ではなくこの世論調査によるものだが、それはヘイトグループだ」と、アダムスは最近、自身のYouTube番組「Real Coffee with Scott Adams」で述べた。「彼らとは何も関わりたくない。そして、現在の状況を踏まえて、私が白人にする最高のアドバイスは、黒人に近づかないこと、とにかく離れることだ。これを解決することはできないのだから。」

ディルバートは会社員のディルバートを主人公にした四コマ漫画で大手新聞のあちこちで40年近く掲載されていた人気漫画である。ところがアダムスのこの発言の数日後にディルバートは彼が掲載していたすべての新聞から降ろされ、長年契約していた出版社からも手をきられてしまった。まさしく迅速かつ猛烈なキャンセルである。

しかしアダムスが言ったことはそんなに人種差別的な発言だったのだろうか?

当のアダムスは、自身の主張を強調するためにわざと大袈裟な言い方をしたのであり、そのすぐ後にどういう意味かをきちんと説明していたにもかかわらず、前の部分だけが切り取られて報道されたと語っている。また、もう少し別な言い方をすべきだったかもしれないとも語っている。

それにしても、アメリカの昨今の白人バッシングは異常だ。アダムスは自分のことを民主党支持で共産主義者のバーニー・サンダースよりも左翼だと語る。ちょっと考えれば、そんな人があからさまに人種差別的なことを公言するわけがないことはすぐわかるはずだ。大急ぎで彼を完全にキャンセルする前に、もうすこし人々は彼が実際に何を言ったのか、何を言わんとしていたのか本人に問いただすくらいのことをしてもよかったのではないか?

Blahさんもご自分のスペースで言っていたが、もしこれが黒人が「白人とは関わらないほうがいい、白人はなるべく避けるべきだ」と言ったとしても、その黒人が批判されるなどということは先ず考えられない。多分その場にいた人々が笑っておしまいだっただろう。どうして黒人なら言えることを白人が言ってはいけないのだ?

メディアはやたらにアメリカは白人至上主義の国だとか、アメリカの歴史は黒人奴隷の背中にたよって作られたなどというが、それは全く真実ではない。人種間暴力にしても、黒人が白人に襲われる率は8%、それに比べて白人が黒人に殺される率は17%だ。黒人の人口がせいぜい全体の13%程度であることを考えると黒人による白人への暴力率は凄まじく高い。

これは強盗などの犯罪に加えて、BLM運動の激化とともに黒人による白人へのヘイトクライムも急増している。

例えば、2022年6月9日、3人の黒人少女たちが57歳の白人女性をニューヨークはクィーンズ市のバスの中で殴るけるの恐ろしい暴行を加えた。少女の一人は「白人は嫌いだ!白人のしゃべり方が嫌いだ!」とわめきながら女性を殴っていたという。いったい黒人によるここまでの白人憎悪はどこからくるのであろうか?

私はアメリカ在住40年余年になるが、ほんの10年くらい前まではアメリカで人種差別に遭ったことなど片手の指で数えられるほどしかなかったし、国内において人種間の亀裂があるという印象も全く持っていなかった。よく左翼リベラルがやたらに人種問題を持ち出す度に私はバカバカしいと思っていたほどだ。

また一般の人びとも、人種関係は良くなっていると考えていた白人たちが70%以上もいたという世論調査もある。それが変わったのがBLMが創立された2013年だ。下記はBlahさんが紹介してくれた世論調査のグラフ。https://twitter.com/yousayblah/status/1632201348035821569/photo/1

白人と黒人の人種関係は良くなっていると答えた人たちの傾向。緑が白人で青が黒人。2013年ころまでは白人の72%、黒人も66%が良くなっていると答えていた。

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上記のグラフは各新聞が「人種差別者」「人種差別」という言葉を使う頻度を示したもの。2013年あたりから大幅に増えていることがわかる。

もしBLMが人種間の関係をよくするために生まれた運動だったとしたら、これは大失敗だったと言わざる負えない。だがもし反対にBLMが人種間の関係を悪化させ社会を分断することが目的の運動だったとしたら、これは大成功だった。

2013年頃から、アメリカではアイデンティティーポリティクスと言う名前の人種差別が横行するようになっていった。1970年代くらいまであった白人による黒人への差別が、黒人による白人への差別へと逆転したのだ。そしてそれは非常に暴力的なものとなった。ソーシャルメディアでは黒人が意味もなく通りすがりの白人を殴ったり、罪の意識なく強盗を働いたり、大型スーパーで悪びれもせず万引き(というより強奪)するビデオが頻繁にあがるようになってきた。

そして2020年夏、全国各地で起きた黒人による大暴動。

加えて教育の場でもやたらと白人蔑視の歴史が教えられ、白人は生まれつき人種差別者であり、黒人への負債を抱えて生まれて来たかのように教えられるようになった。批判的人種理論がそれだ。

特にここ数年で、芸能界における黒人起用率はものすごいものがある。テレビコマーシャルの主役はほぼ全員黒人。ところどころに東洋系やラテン系が現れるが、白人の姿は先ずみられない。また、男女カップルの場合で男女双方が白人というのを見るのも珍しくなった。

拙ブログでも何度か書いているが、最近は時代劇など、黒人の登場人物は不自然な場合でも黒人俳優が起用される。私は東洋人ではあるが、アメリカの映画やテレビドラマで特に東洋人を観たいとは思わない。現代ドラマなど無理のない設定で東洋人が出てくるのは別に構わないが、意味もなく人種が色とりどりというのは観ていて興ざめである。白雪姫や人魚姫を有色人種にするのは本当に辞めてもらいたい。

しかし、白人は悪者だという運動はいったい何時まで続けられるのだろうか?

圧倒的多数であり政治権力を握っていた白人による黒人差別でさえ抵抗が大きくなり永久に続けることは出来なかった。それが、ことあるごとに白人だからと暴力沙汰の犠牲になり、学校教育で虐げられ、黒人の悪口をちょっとでも言おうものならすぐキャンセルされるなどという状況に、いったいいつまで白人たちは耐えられるだろうか?

今の状態が可能なのは多数の自虐的白人や、それを政治利用できると思っている白人権力者がその動きに迎合しているからであり、彼らがBLM運動が自分らの立場を脅かすと気が付き手のひらを翻したら、人口のたった13%程度の少数派である黒人などひとたまりもないのである。

最近は白人のなかでも白人であることに政治的な意味を見出す人々が増えているという。デューク大学の政治学者アシュレイ・ジョーダン教授によれば、30から40%の白人が今や白人であることを政治的なアイデンティティーであると考えているという。白人が白人であるというだけで団結するということは、少数派の非白人達にとって決して良いことではない。

先日私は保守系とリベラル系の東洋人若者を集めた座談会を観た。その時の話題で最近目立つ東洋人への暴力沙汰が取り上げられた。左翼系の若者たちは口を揃えてそれは白人至上主義による東洋人差別が原因だと言った。特にドナルド・トランプが武漢ウイルスを「チャイナウイルス」といったことがきっかけだと。しかし、一人背広姿の18歳の青年が「僕は白人による東洋人差別などみたことがない」と言った。「街中ですれ違う東洋人を殴っているのは誰だ?明らかに白人ではないよ。」すると明らかな左翼フェミニストタイプの女性が「誰のせいだっていうの?誤魔化さないで言いなさいよ!」背広の青年は「言うまでもないだろ。みんな知ってることじゃないか」と返した。

黒人と東洋人の対立は今始まったことではない。もう20年以上前から東洋人を襲う一番の人種は黒人である。これはドナルド・トランプが大統領になった、ましてや武漢ウイルスよりも、ずっとずっと前からの傾向だ。ここで東洋人が白人至上主義と戦うなどと言って、東洋人を蔑んでいるBLMの連中と連帯などして白人を敵に回すなど愚の骨頂である。そんなことをしたらモデルマイノリティーとしてアメリカ社会で築いてきた東洋人の立場を一気に崩すことになってしまう。何故そんなことをする必要があるのだ?

左翼連中が他人に向かって好んで使う「ヘイト(憎悪)」という言葉だが、憎悪が生み出すものは憎悪でしかない。多人種の平和共存を求めるなら、白人を敵に回して何の利益があるのだ。人種差別は逆差別では解決できない。

いまのアメリカで問題なのは白人が「白人であることは良いことなのだ」ということではなく、彼らをしてそれを言わしめる風潮にこそあるのだ。


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いい加減に東洋人差別を白人至上主義のせいにするのはやめてくれ!

旧正月の22日、南カリフォルニアの最大の中華街モントレーパークで乱射事件が起き、11人の死亡者を出すと言う大事件となった。犠牲者が全員東洋人だったこともあり、犯人像が全くはっきりしないうちに、主流メディアは総出で白人至上主義によるアジア人へのヘイトクライムだと大騒ぎを始めた。

しかし、このニュースを観たほとんどの東洋人は多分犯人は白人ではないと思ったことだろう。何故かと言えば、統計的に東洋人に暴力を振るうのは白人ではないからだ。

一般的に、犯罪というのは同じ属性の間でおきるものだ。単純に自分の住んでいる地域で犯罪を犯す人が多いということと、殺人に至る事件というのは元来良くも悪いも交際関係のある人との間で起きるものだからだ。だから黒人が被害者の場合加害者はほとんどが黒人なのである。

ただ一つこの統計に当てはまらない属性がある。それが東洋人だ。東洋人が暴力犯罪の被害を受ける時、加害者は圧倒的に高い率で黒人である。道行く東洋人女性を殴り倒したり、東洋人男性のうしろから忍び寄って頭を殴ったり、地下鉄のプラットフォームで入ってくる電車の前に人を突き落としたり、こうした犯罪は100%黒人によるものだ。東洋人が経営するコンビニに強盗に入るのも大抵が黒人だ。

だから東洋人が暴力事件の被害にあったという話を聞いて加害者が白人至上主義者だったなんて想像する東洋人なんて先ずいないのである。

数時間後に犯人はベトナム人男性だったという話を聞いた時、私は旧正月の当日だったこともあり、飲みすぎで調子にのった中国人ギャングとベトナム人ギャング同士が喧嘩でもしたのかとおもったが、結局犯人の男は70代のベトナム人男性で自分の車のなかで遺体として発見された。どうやら自殺したようである。そして乱射の動機は人種でもなんでもなく、元妻との間で起きたいざこざが原因だったことがわかった。

そうなるとメディアはパタっとこの話を取り上げなくなった。白人至上主義者による少数派の乱射事件でなければメディアは全く興味がないのだ。

左翼リベラルは「ヘイト」だの「差別」だのといった言葉を振りかざす癖に、黒人による東洋人へのヘイトクライムや差別には無関心。あたかも白人以外はヘイトや差別をしないかのようだ。しかし現実的に人種差別が動機の犯罪を一番犯す人種はだんとつで黒人であり、その対象は東洋人やユダヤ人だ。

日本の方々はアメリカでは黒人が一番酷く差別されているとお考えかもしれないが、そんなことは全くない。むしろ黒人の犯罪はかなり多めに見られていると言ってもいい。BLM暴動以来、警察官も黒人の取り締まりには気を使うし、逮捕されてもすぐ釈放されてしまうので、黒人の犯罪は野放し状態になっている。

学校で黒人は成績が悪くても常に下駄をはかせてもらうのに、東洋人は少ない東洋人枠を取り合って熾烈な競争を強いられる。はっきり言ってアメリカで一番差別されてる少数民族が東洋人だと言っても過言ではない。

というわけなので、メディアはありもしない白人至上主義者による人種差別なんぞに注目していないで、実際にヘイトクライムを冒している属性をきちんと批判したらどうなのだ?少なくともなんでも白人の性にするのはやめてもらいたい。


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イギリスの黒人女性救済慈善事業、宮廷女性を差別者扱いしたことが藪蛇となる

日本ではColaboという若年層の女性を救うという慈善事業の運用資金の使途を巡って色々話題になっているが、この問題が表に出た経緯と今イギリスでおきているシススペース(Sistah Space)(カカシ注:シスターと伸ばさずにわざと「シス」とタと短く発音して強調するのが黒人風訛りである。)の問題が似ているのでちょっと紹介したい。

皆さんもお聞きかもしれないが、シスたスペースの代表ヌゴズィ・フラ二(Ngozi Fulani)という女性がバッキンガム宮殿で行われたカミール王妃主催の「女性と少女を暴力から救う」イベントで、故エリザベス王妃の側近を60年以上も務めた女性から自分の出身地について詰問されたという話を自分のSNSに挙げた。フラニはカリブ海諸島移民二世で、生まれも育ちもイギリス。

そんな彼女に対して、この側近が彼女の出身地についてしつこく詰問したと言うのである。

フラニによるその時の会話は次の通り

先ずレイディーSHはフラニの長い髪の毛を肩からよけて名札を確認すると。

SH:あなたはどこから来たの?

フラニ:シスたスペースです。

SH:あ、そうじゃなくて、どこから来たの?

フラニ:ハクニーからです。

SH:そうじゃなくて、アフリカのどこから来たの?

フラニ:わかりません、ちゃんとした記録が残っていないので

SH:どこから来たか知ってるはずよ。私は以前フランスに滞在したことがあるけど、あなたはどこから来たの?

フラニ:ここイギリスです。

フラニによれば、この後もレイディーSHはしつこく彼女の出身地を聞いたという。フラニのツイートによれば、彼女がイギリス国籍を持っていると主張しても、レイディーSHは諦めずにしつこく食い下がったというのだ。

これによって宮廷側は即座に謝罪し、レイディーSHは解雇された。しかし私はこの話を最初にツイッターで読んだ時になんか変だなと思った。それで「え?今の時代に?信じられない」とツイートを返した。相手の人は私が「そんな人種差別する人がまだいるの、信じられない」と言ったのだと思ったようだが、私はそういう意味でいったのではない。私が信じられないと言ったのは、この話が本当だとは信じられないという意味だった。

フラニのチャリティーは主にアフリカ及びカリブ海諸島系移民の女性を対象に行われている。それで彼女は当日もアフリカ系民族衣装を身にまとい、髪の毛もドレッドと言われる黒人特融の編み込みスタイルだった。イギリスには色々な国からの移民が多いことでもあり、レイディーSHはフラニが何処の国の移民を対象にチャリティーをしているのかを聞こうとしたのではないだろうか。

フリージャーナリストのアンディ―・ノーも指摘しているが、他人との会話をそうはっきり覚えている人がいるだろうか?もしこんなに正確に覚えているとしたら録音でもしていたのか?だが録音していたのだとしたら何のために?

それはともかく、この数日後、シスたスペースは活動を一時休止せざるおえなくなったという。それというのも、この事件のせいでスペースへの脅迫などが殺到しスタッフの安全確保のためしばらく活動休止となったというのが公式な理由。しかし実はもっと下世話な理由があるのではないかという人がいる。

写真:ヌゴズィ・フラニ

UK: Charity Commission Investigates Sistah Space Books After Anonymous Twitter Post Of Financial Records

フラニのツイートが掲載された数日後、匿名でシスタスペースの運営にいくつかおかしな点があるというツイートが上がった。そのことから慈善事業の運営を監視するチャリティーコミッション(慈善事業審議会)がその運営事情について捜査に乗り出したのだ。

審議会は未だ捜査中とのことだが、SNSではシスタの運営費がきちんとした使途に回っているのかどうか色々取沙汰されている。

Susan Hussey with late Queen

シスタが設立されたのは2015年。黒人女性とその娘が暴力的な愛人によって殺されたことがきっかけだった。シスタは主にアフリカ及びアフリカ系カリブ海諸島の移民女性救済をしている。

このチャリティーは2021年3月決算で政府から357,000ポンドの支援金と寄付金を得ている。2018年から19年から5万ポンドもの増加である。

同団体はイギリス政府のあらゆる組織から支援金を受け取っている。例えばthe Greater London Assembly (GLA),など。そしてthe Department for Culture,Media, Digital and Sport, and Comic Relief, 同団体のホームページデザインと運営のために6万ドルも寄付している。 

同団体が実際に不正を行っているという証拠はまだない。単なる匿名告発者のツイートがあるだけだ。しかし火の無いところに煙はたたないというか、左翼慈善事業が綺麗に運用しているとは到底おもえないし、第一宮廷の側近女性を罠にはめるような小細工をする女性が運営しているチャリティというのも胡散臭い。

シスタスペースは宮廷のレイディーをやたらに攻撃して目立ってしまったことがかえって墓穴を掘ることになったのではないだろうか?


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マイノリティーが社会で安全に存在できる方法は限られている

最近私がトランスジェンダーについて、ちょっと乱暴な言い方をしたので、反トランスジェンダリズムの人たちからもちょっと批判された。特に弁護士の滝本太郎氏から、私がトランスジェンダーは全人口の1%にも満たないのだから、社会に受け入れられたいと思うなら、社会への理解を促すか社会を権力と金で弾圧するしかないと言う内容のツイートに対して「あかん、あかん」と叱られた。滝本氏がまずいと思ったツイートはこれ。

キモイのはあんたらなんだよ。あんたらが存在出来るのは一般人があんたらの存在を黙認してきたからに過ぎない。出過ぎた真似をせずに今までみたいに大人しく世間の片隅でこっそり埋没していればだれも文句などいわなかったのに。男女の区別が一瞥でつかないのはあんたら変態だけなんだよ。

その後、私が1%と言ったことに対して滝本氏は、

>1%ーあんたらの非常識 1%の人の非常識ではなく、トランスジェンダリズム論者(女性として遇せよ、性別変更を)の非常識なんです。1%中には反対する人も多々いるんです。訂正を。アカンです。

と言って来た。私はこの1%にはGIDの人のことは含まれていないと説明すると、

1%に続けてご自身は書いていますから、それは無理な説明です。なんとかご検討ください。

それで一応、私の言う1%にはGIDの人は含まれていないというツイートをしたが、その後色々考えてみて、いや、この1%にはGIDの人も含まれている、滝本氏の解釈は正しいことに気付いた。そして私は滝本氏がそれはまずいと思った理由は十分に理解できるが、やはり私の最初の提言を撤回する気はない。何故そう思うのかここで説明したいと思う。

少数派が多数派社会で生き延びる方法は限られている

まずマイノリティーというのは少数派、つまり社会のなかで人口が少ないひとたちのことをさす。

社会がこれらの少数派をどう扱うかは、その比率や彼らの社会への影響度が関係してくる。少数派が全体の30%くらいだと、彼らの人権をやたらに侵害したりすれば内戦にもつながりかねないので、そんなことは出来ない。だがその比率が10%未満であれば、多数派が理不尽な少数派弾圧をしたとしても、少数派にはどうすることもできない。

では少数派は常に多数派の独裁に甘んじなければならないのかといえば、無論そんなことはない。だが先ずここで少数派が多数派社会で生き延びるいくつかの選択肢をかかげてみよう。

多数派の独裁を受け入れ多少の犠牲を甘んじながら個人的な利益を求めるやり方

これは昔ロシアで少数民族のユダヤ教徒が、ロシア帝国の独裁に甘んじながらも、静かに自分らなりの生活を支えていたことや、新しいところではアメリカ社会で黒人たちが多数派の決めた不公平な法律のなかで差別を受けながらも、それなりの生活をしていたことなどがそれである。ここで少数派が安全に暮らせるかどうかは如何に多数派からの否定的な注意を引かずに済むかということにかかっている。屋根の上のバイオリン弾きのなかでも、「ロシア皇帝が我々のことを忘れててくれますように」といったセリフが出てくることからもそれは理解できるだろう。

圧倒的な武力と権力で多数派を弾圧するやりかた

これは昔の植民地政策や南アフリカのアパルトヘイトなどが典型だ。少数派でも圧倒的な武力と権力を持っていれば国民の大多数を制圧することが出来る。無論少数派の間からも多数派と手を組んだ方が自分らの得になると思う人間を協力者についる必要があることは言うまでもない。しかしこの場合、多数派の平民たちから謀反や反逆が起きないように常に厳しい抑圧をし、支配者の権力を誇示し続ける必要がある。弱いと思われたら数では勝てないからである。

多数派の理解と協力を得て平等な市民として認めらるやりかた

言うまでもなくこれが一番理想的な形であり、西側の自由諸国(日本も含む)は往々にしてこのスタイルである。しかし少数派がこの平等な市民権を得るまでには時間がかかった。1960年代の公民権運動で黒人活動家たちが暴力に訴えず、多数派の白人たちの良心に訴え共感と理解を得たからこそ勝ち得た権利である。現在アメリカ社会で東洋人が比較的高く評価されているのも、東洋人たちが町に繰り出してデモ行進をしたからではなく、教養を深め品行方正な態度で社会に貢献する市民であると認められたからだ。

少数派の権利は絶対ではない

自由社会で少数派の権利が守られるのは、社会全体が多数派の独裁は悪いことであると納得しているからで、多数派の気持ち次第で少数派が弾圧されることがないように法律が制定されているのだ。

しかし、もしこの少数派集団が社会にとって非常な悪影響を及ぼすと考えられたらどういうことになるだろうか?

我々は外国人でも極力平等に扱うべきだとは考えているが、特定の国からの訪問者が日本国内に多大なる脅威を及ぼすとされれば、その人たちを他の人たちと一緒に扱うことはできなくなる。それで○○国からの国民は入国禁止となるのはコロナ禍の日本社会で十分に体験したはずだ。

また信仰の自由が保障されているにもかかわらず、特定のカルトは危険だという風潮が高まると、途端にその宗教団体を解散させるべきだなどという意見が出てくるのも、いかに少数派の権利が多数派世論に影響されるかを物語っている。

少数派としてのトランスジェンダーの立場

日本社会では同性愛者やトランスとのバランスが取れていた

さてそれでは、現在のトランスジェンダーと言われるひとたちの立場はどのようなものだろうか?

ここでトランスジェンダーには次の人々が含まれることをはっきりさせておく。

  • トランスセクシュアル:実際に性同一性障害といういわゆるGIDという失陥を持ち、ホルモン治療や整形手術を受けて異性として埋没して生きている人々。
  • トランスベスタイト:単なる異性装趣味の人々で、日本ではおもにオネエと呼ばれている。
  • オートガイネフィリア:主に男性で女性の恰好をすることで性的に興奮する人たち。性指向は女性。
  • 迷える人々:ネットなどの影響で自分はGIDだと思い込まされている、他の精神疾患を持っている人々

今ままで日本社会がオネエやトランスセクシュアルに寛大だった理由は、彼らが他人に迷惑をかけず、普通の一般市民として社会に融和していたからだ。時として女性と見紛う容貌の男性が女子施設をつかうことがあるだろうことは察していても、その人たちが女性に脅威を与えない限り女性達は黙認していた。

圧倒的な武力と権力で多数派を弾圧するやりかたを選んだトランスジェンダー活動家

ところが最近、トランスジェンダー活動家(TRA)なる人々が、この日本社会のバランスを崩そうと企み始めた。彼らはどう見ても女性には見えないホルモン治療も整形手術も受けていないような、ただの女装男子を女性として受け入れろといいはじめたのだ。性違和を感じている青少年に危険な性転換をうけろと薦め、年端もいかない幼稚園児や小学生にまで不適切な性教育を始めたのだ。

そしてそのやり方は一般社会への理解と寛容を求めるものではなく、地方政府などに働きかけ一般市民が見ていないところでこそこそと法律を作ってしまうものだった。埼玉県や東京都のいくつかの区では、すでにLGBT差別禁止法などを作り、男女トイレを無理やり共同にしたり、銭湯での女湯を女装男子への開放を促すようになった。ソーシャルメディアでは女装男たちが女子トイレや女湯で自撮りをする写真がいくらもあげられ、あたかもそれが普通に受け入れられているかのように既成事実をつくるようになってきたのだ。

こうした運動は女性及び日本社会全体に多大なる脅威をもたらすにも拘わらず、女性達が苦情をいえば、ヘイターだ差別者だと言ってネットで叩き、実際に女子のみのイベントに女装男たちが押しかけ裁判沙汰にするなどの横暴が見られるようになった。

明らかにTRAは社会への理解ではなく、権力と暴力を使って社会を弾圧するやり方を選んだのである。

私が1%をもちだしたわけ

私がトランスジェンダーなど人口の1%にも及ばないと言った理由は、一般人がTRAの横暴に気付き、TRAが社会に多大なる脅威を及ぼすと判断した場合、彼らの圧倒的に少ない人口では社会に太刀打ちはできないという意味である。

TRAはそのことを十分に承知しているからこそ、こっそりと色々な法律を通してしまって、後になって一般人が苦情を言えないようにしようと言う魂胆なのだ。

今の日本人はまだ彼らの陰謀を知らない。だが、あちこちの地区でおかしな法律がまかり通るようになり、女子施設にいた男性を通報した女性が逮捕されるようになったり、子供たちへのおかしな性教育が行われるようになり、それを保護者が知った時には、トランスジェンダー全体へのすさまじいバックラッシュが起きるであろう。非常に不本意ではあるが、そうなったとき巻き添えとしてコラテラルダメ―ジとなるのがトランスセクシュアルやオネエたちなのである。

だからトランスセクシュアルやオネエさんたちこそが、トランスジェンダーの横暴に立ち向かう必要がある。なぜならバックラッシュが起きて一番被害を受けるのはこうした当事者の人たちなのだから。


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マイノリティーの役はマイノリティーが演じるべきなのか?

ここ2~3日ツイッターで松崎悠希という日本人ハリウッド俳優がマイノリティー(少数民族)の役は当事者のマイノリティーが演じるべきだとツイートしてかなり話題になっている。その元のツイートがこれ。

実写版「ゴールデンカムイ」でアシリパ役に… アイヌの俳優をキャストすべきだと思う人

この投稿に、いいね! アイヌの俳優をキャストしなかったら観に行かない人

この投稿を、リツイート! 金カム実写版制作者にいつもの「いい加減なキャスティング」をしたらどうなるか、見せてやりましょう。

私はこの元の漫画のことはまるで知らないのだが、どうやら役割はアイヌ民族の人らしい。しかし日本でアイヌの血を引いている役者でこの役柄のイメージにあった人がいるのかどうかかなり疑問だし、第一制作者はすでにネームバリューのある女優を配役することは決めているようなので、部外者の俳優が何を言ってみてもあまり意味はないと思う。それにこれはハリウッド映画ではない。マイノリティーがマイノリティーを演じるべきなんてポリコレ発想は日本にはない。

『ちょっと待ってよカカシさん、あなたこの間白人役を黒人がやるべきじゃないと大騒ぎしたじゃありませんか、それってダブルスタンダードでしょ』と言われそうなので言っておく。

私の主張は最初から配役は登場人物のイメージに合った人を選ぶべきだというもので血筋や国籍は関係ない。例えばリトルマーメイドのアリエル役を黒人を含め多人種の混血の人が演じたとしても、彼女の姿かたちがアリエルのイメージに合ってさえいれば問題はない。彼女の血筋に黒人が混ざっていてはいけないなどと言ってるわけではないのだ。

さて、では何故松崎氏はマイノリティー役をマイノリティーが演じなければならないと考えているのか、彼のツイートに長々と説明があるが端的にまとめるのなら、マイノリティー(例えばレズビアンとか)をレズビアンでない制作者が非レズビアンの女優を雇って映画製作をした場合、制作者の独断と偏見による間違ったレズビアン像がつくられ、それが世間にひろめられ人々の間に偏見が広まり差別へと繋がるというもの。

そういうことは確かにあるだろう。しかしあまりにもこのマイノリティー性を強調しすぎると、この間公開されて脚本もプロデューサーも出演者も全員ゲイという鳴り物付きのBrosという映画が、ボックスオフィスで完全にずっこけて散々たる興行成績を得たことでも解るように、そんなゲイによるゲイのための映画なんては誰も観たがらないのだ。観客が求めているのはどれだけゲイが忠実に描写されているかではなく、その映画が映画として面白いかどうかなのである。

松崎氏自身も経験しているように、ハリウッドにおける日本人像の歪みには日本人ならだれでも気が付いている。日本人という設定なのに日本語はカタコト、変な着物を着てたり、普通の女性が温泉芸者みたいな髪型だったり、おかしな字の看板のあるお店がでてきたりと、まあそれはあまりにも良くあることなので私は今更苛立ちもしない。そうした映画に本当に日本人俳優が起用されたとしても、よっぽどのスターでない限り、制作者に苦情など言えないだろう。

しかし松崎氏は知らないかもしれないが、昔のハリウッド映画でも日本を舞台に時代考証や文化考証をきちんとやった映画もいくつかある。

例えばジョン・ウエイン主演の野蛮人と芸者では、幕末の日本に外交官として表れたアメリカ人をジョン・ウェインが演じているが、ロケは明らかに日本で行われ、日本人役は山村総はじめ、ほぼ全員日本人俳優が演じている。この映画では侍の着物姿、建物、外交官に読まれる日程表などもすべて本物の日本のものであった。当時(1959年)のアメリカ観客にそこまでやらなくても多分誰もきにしなかっただろう。だからこそ監督の本物をつくろうという気遣いがうかがわれるのだ。

またデイビッド・ニブン主演の「80日間世界の旅」でも日本を訪れるシーンがあるが、これも明らかに日本でのロケであり、日本人役のエキストラの着物姿はきちんとしていた。つまり昔から、実際に他文化を忠実に描写しようとする監督はいくらも居たのだ。

結局、マイノリティーが忠実に描写されるかどうかは監督の気持ち次第だ。無論ハリウッドで日本人役を応募していたら、日本人が応募して採用され、多少は日本人の意見を口にしていくことも大事だろう。真田広之や渡辺謙くらいのスターになってくれば、ハリウッドと言えども無視はできない。だから松崎氏もアメリカでスターになり、ハリウッドの歪んだ日本人像をかえていけばいいと思う。

マイノリティーが普通の日本人を演じるのはありか

松崎氏がもうひとつ押してるのがこれ。少数民族の人が普通に日本人として登場する作品だ。実はアメリカでも1980年代くらいまでは、少数民族が映画に出演する場合、それは特定の人種を想定した配役であり、最近のように普通に隣人とか友達とかに白人以外の人種が登場するということはあまりなかった。

しかしこの普通の人として登場するマイノリティーも行き過ぎると不自然なことになる。イギリスやアメリカでもロンドンやロサンゼルスやニューヨークなら色々な人種の人が集まっているという設定はおかしくない。だがいったん南部の田舎とかにいくと、東洋人なんて一人もみかけない地域がいくらもある。私の知り合いが大昔にジョージア州のメイコンの大學に留学したとき、全校生徒で東洋人は彼女だけだったと言っていた。そういう場所を設定した話で東洋人が自然にフツーの人として出てくるのはちょっと無理がある。その土地には珍しい人であるなら、珍しいことを一応説明すべきではないだろうか?(彼女のように留学生とか、旅行客とか、)

私が観ているスタートレックのディスカバリーというシリーズでは、あまりにもマイノリティーを強調しすぎてマジョリティーである白人ストレート男性がひとりも登場しない。主役の女性とその恋人は黒人、ブリッジのクルーはほぼ半数以上女性でそのほとんどが黒人。他の男性クルーも黒人と東洋人。白人男性は若干一名で彼はゲイ。彼の恋人は黒人で、エンジニアリングのクルーはレズビアン、ノンバイナリそしてもちろんトランスジェンダー!これがフツーの状況だろうか?こんな職場どこにあるんだ?

さて日本に戻るが、もしも日本の刑事もので黒人婦人警官がフツーの日本人として登場したとしよう。警察署の人も犯罪者も町の人も、この女性をフツーの日本人として扱うだろうか?現実的にそれは無理ではないか?だったらうちの部署にはハーフの婦人警官が居ると最初に紹介して、それでおきる問題点などに注目した方がよいのではないか?

多人種の人が普通に溢れている都会が舞台ならそれはそれでいい。しかしそういう人が珍しい場所設定でそういうことをやると、観てる方はそっちが気になって筋に入り込めない。

そしてもとに戻るが、制作側はキャラクターのイメージにあった人を配役するのであり、普通の日本人をイメージしてるのにミックス人種の人をわざわざ雇うということはしないだろう。なぜならまだまだ日本では異人種系の人はマイノリティーなのであり、そういう人と出会うのはフツーの状況ではないからだ。

カカシ注:今日(10・25)になってバカみたいなことに気付いた。日本には昔からハーフとかコーターのミックス(混血)俳優や女優がいくらでもいる。私の年代なら草刈正雄さんとか。そしてこの人たちは普通の日本人役を「フツー」に演じている。あんまり自然に溶け込んでいたからすっかり忘れていた。いや、これこそが松崎氏のいうマイノリティーが普通の人を演じるということではないのか?松崎氏もこの人たちの存在は忘れていたのだと思う。

結局、日本でももっと多くのミックス人種の人を起用したいというなら、松崎氏自身がプロデュースして監督してそういう映画を作ったらいいと思う。以前にラテン系の大スター、リカード・モンテバンがインタビューで言っていた。金髪碧目のハンサム男優ですら、主流映画に出演できるのは応募者のほんの一部。そこでラテン系のようなマイノリティーが仕事を得たいと思うなら、自分らで映画を作っていくしかない。実際にそうやって映画作りをしている人はいくらもいる。すでにいる制作者や監督に注文をつけるより、自分の手で切り開いてはどうなのかな。観客が観たいとおもえば投資してくれる人もいるかもしれないから。


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BLMが売った最大の嘘、キャンディス・オーウェンのドキュメンタリー

数日前デイリー・ワイヤー制作のキャンディス・オーウェンのブラック・ライブス・マターの実情を暴いたドキュメンタリーThe Greatest Lie Ever Sold | The Daily Wireを観た。これはDWのメンバーでないと観られないので、その内容について少しお話したい。英語に自信があって興味のあるかたは是非DWにお金をはらって観ていただきたい。

ブラック・ライブスマターは2013年、トレボーン・マーティンという黒人青年がジョージ・ズィマーマンというラテン系の男性に射殺された事件がきっかけでパトリース・カラーズをリーダーとする三人の女性によって創設された。その後2020年くらいまでは、割合細々とした活動を続けていたが、2020年、ジョージ・フロイドがで警察官に取り押さえられた際に息を引き取ったことがきっかけとなり、BLMは全国的な巨大な組織へと膨らんだ。

彼らは一介の人々からだけでなく、企業や芸能人から巨額の寄付金を集めた。BLMの納税書によれば、BLMは2020年7月から2021年6月まで8千万ドルの寄付金を集めたという。この映画の前半はジョージ・フロイドと、彼を殺したとして有罪になったデレック・ショービンの人物像を追う。そしてBLM運動によって多大なる被害を受けた被害者のインタビューが続く。

ジョージ・フロイドが逮捕時薬漬けだったことは誰もが知っている。私は裁判を少し見たが、フロイドの死因は警官が背中に乗ったことで起きた窒息死ではなく、フェンタノルを含む大量の麻薬による中毒死であったことが裁判中に明らかにされた。にもかかわらず、メディアがフロイドを殉教者として称え、ショービンを人種差別者の悪魔であるかのように扱かった。裁判を観ていてショービンは明らかに無罪であるが、もし彼が無罪となったら、もうすでに20億の被害を出している人種暴動が、さらにひどいことになるのではないかと誰もが心配した。その恐怖が陪審たちの心にあったことは間違いない。

予測通りショービンは有罪となり21年の禁固刑が言い渡された。なんとも理不尽な話である。

さて。BLMは今回の暴動でどのような役割を担ったのだろうか。

最初の暴動が起きたミネアポリスのテレビ局でニュースキャスターを務めていたリズ・コリンさんは、地方局で人気のスターだった。ところが彼女がミネアポリス警察の警察官と結婚していることが暴露され、彼女も夫のボブもそして7歳の子どもまでもがBLM暴徒たちの攻撃と対象となった。

暴徒たちはリズとボブの紙人形を作り、それを掲げて二人の自宅前に集まり、人形を叩いて歓喜の声をあげた。そしてなんとその嫌がらせを率先したのが地元市会議員に立候補していた男だった。

リズがそれをニュースでリポートすると、地方の記者たちがBLMに味方し、彼女の辞任を要求した。身の危険を感じたリズはテレビ局を辞任した。BLMはリズのキャリアを破壊することに成功したのだ。

2020年の夏、BLM暴動は20億ドルのダメージを地方ビジネスに与えた。その一人がロサンゼルスに数件の店舗を持つフレーザー・ロスさん。KITSONというチェーン店の経営者。BLMの略奪により40万ドルの被害を受けた。ところが、クリスティー・ティーガンという3千万人のフォロワーのいる黒人芸能人が、逮捕された暴徒の保釈金を払うために20万ドルを寄付するとツイッターで発表。そして次の日にはもう20万ドル足すとツイートした。

腹が立ったロスは自分のインスタグラムに破損した店の写真をアップして「ありがとうクリスティー」というメッセージをつけた。するとクリスティーはロスに同情するどころか、「あんたの店になんか、もう10年も誰も言ってない」とツイート。キーガンの友人の白人芸能人ジェン・アトキンスは店に自分の製品があったことを揶揄して「シャンプーで床を拭いたら?」と悪態をついた。

そこへデイナ・オマーリというブロガーが首をつっこみ、ロスの別のもっと大きい店舗に関する情報を流し、ロスが黒人であるクリスティーに無神経なことを言ったことを謝罪しろとDMでせまった。後にロスはオマーリと電話で話をしたが、その内容は、クリスティーに謝ってBLMの募金サイトであるアクトブルーに一万どる振り込め、さもないとロスの本店を略奪するように暴徒をけしかけるという恐喝だった。ロスは謝罪こそしなかったが1万ドルをアクトブルーに寄付せざる負えなかった。

シリコンバレーでCEOをしていた男性は、周りの企業が宗教的にBLMを信仰していることに懸念を抱いていた。特にBLMに敵意はなかったとはいえ、そこまで熱烈な支持はしていなかった。しかし略奪などが起きていて心配な人も多いと思うので、何かあったら言ってほしいという旨のメールを従業員に送ったところ、BLMを十分に支持していないと酷い批判を受けたという。こうしてシリコンバレーの企業は多額の金をBLMに寄付していったのだ。

BLMは2020年のジョージ・フロイド事件で急激に莫大な寄付金を集めた。にもかかわらず、当のフロイドの元同居人にはまるでそのお金が還元されていない。元同居人のアルビンはジョージの残した車すら名義を持っていないため処分することができないでいる。(カカシ注:元記事でフロイド家と書いたのは間違いだったので訂正した)ジョージ・フロイドの名前がついた街の一角もスラム街と化し犯罪者は好き勝手なことやっても警察が介入しない無法地帯となっている。

いったいBLMが集めた8千万ドルというお金はどこへ行ったのだろうか?

リーダーのパトリース・カラーズがカリフォルニアに何百万ドルもする豪邸をいくつも購入したというニュースがロサンゼルスタイムスで報道されたのはまだ記憶に新しい。しかしBLMの資金はもっと他に不思議なところへ流れて行っている。

まずパトリースは自分の弟を警備担当として年に84万ドルで雇い、自分の息子の父親もメディア担当として97万ドルで雇っている。それから自分の豪邸で息子の誕生日に豪勢な誕生日パーティを開いたり、ジョー・バイデンとカマラ・ハリス就任を祝ってまたまた豪勢なパーティを開いた。

パトリースはレズビアンでジャナヤ・カーンという女性と結婚しているが、カーンは後にトランスジェンダーとなる。そしてBLMはこのカーンが関連している一ダース近いトランスジェンダー慈善事業に合計2.4百万ドルの支援をしている。中でもトランスジェンダーだけのコミュニティーを作ると言って多々の不動産を買い集めている組織の会長は、アーケンサス州に豪邸を購入したが、そこでなにかが行われたという形跡はまるでない。そして最近カーンが組織しているM4BJという団体はBLMのお金でトロントに8百万ドルの不動産を購入した。これらのどの組織も慈善事業として義務付けられている税務署への申告を行っていない。

組織として最大の額である2.3百万の支援を受けたコーヒーショップ経営者は、地元の貧困層にランチを提供するイベントをするはずだったが、そのウェッブサイトでは過去の活動も今後の活動も記されていない。この経営者はパトリースとは長年の友人で白人男性である。

BLMが支援している他の団体は、BLM活動をするためにデモを扇動する活動家を教育している。アメリカ各地で暴動が起きる度に、とても突発的とは思えない能率的で組織的な暴動が起きるなと感じていたのはそのせいだったのだ。暴動者たちは時にはバスによってはこばれてくる。DCで夫人と友人と一緒に暴徒に囲まれたランド・ポール上院議員は、暴徒らは地元民ではない、どこかから来た人々だ。彼らの旅費や宿泊費は誰がはらっているのか捜査すべきだと語っていた。

最後にキャンディスはパトリースのカリフォルニアの邸宅に向かう。パトリースがこのような大きな屋敷を購入した理由に、そこでBLMのイベントを主催するためだというものだった。ところがキャンディスが言ってみると、中で何かが行われている気配はまったくなく、塀の隙間から除いたキャンディスは「黒人なんて一人も居ない。犬すら白い」と冗談を言っていた。

その時の模様をパトリースは自分のインスタグラムで泣きながら、自宅に人が押しかけて嫌がらせをした、こんなことがあってはいけない。などと言った。まったく、

「お前が言うな!」

キャンディスはBLMが巨大な詐欺組織であることは間違いないが、BLMをこのようにしてしまったのはメディアであると痛烈に批判する。メディアは二年間にわたってBLMの広報部と化していたからだ。

「メディアこそが私たちの敵です」

後日談だが、パトリース・カラースは今BLMの支部から資金横領で訴えられており、BLMのリーダーからは辞任している。


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