米共和党が女性支持を失っているという嘘

民主党がでっち上げた共和党による『対女性戦争』”war against women”によって、共和党が女性票を失っているという世論調査が次々に発表されたが、実はそうでもないことがだんだんと明らかになってきた。
避妊を巡って左翼リベラルが大騒ぎをしていた当初でも、一連の騒ぎによって共和党が女性票を失ったというのは嘘だった
4月の始め、サンドラ・フルークの避妊に関する証言の直後、ワシントンポストやニューヨークマガジンなどが、わずかながらに共和党が増やしていた女性からの支持が、今度のことで帳消しにされたといってとある世論調査を発表した。しかしながら、主流メディアはこの世論調査をかなり歪曲して報道していた。
確かにNBC/Journal pollによると、騒ぎ後民主対共和では女性支持が14点も離れていた。しかし、この騒ぎが起きる以前には15点の差があったのだ。つまり共和党の女性支持はわずかながら増えていたわけだ。
また共和党大統領候補ミット・ロムニーの女性支持率は2月半ばの37%から3月中旬の39%とほぼ横ばい。避妊薬騒ぎは全く影響を受けていない。
そして今度のヒラリー・ローゼンのアン・ロムニーへの攻撃後にされたヒル世論調査では、共和党やミット・ロムニーが働く女性を尊敬していると答えた有権者の方が、民主党が専業主婦を尊敬していると答えた人より、49%対27%で多かった。
オバマ大統領が専業主婦を外に働きに出ている女性に比べて尊敬していると思うかという質問には、37%思うと答え35%が思わないと答え、29%がわからないと答えた。どうやら有権者は、オバマ政権が距離を置いたにも関わらず、ローゼンはオバマの意見を述べたものと考えたようだ。
女性票だけを観てみると、ロムニーとオバマのどちらが女性問題を理解しているかという質問に対して、46%対41%でロムニーのほうが有利と出ている。
ザ・ヒルポール世論調査の結果からは、特に女性と男性とで答えの差は見られなかったが、女性のなかで既婚者と独身者を比べてみると非常な違いがあることが解る。
独身女性は54%対35%と圧倒的にオバマh氏時であるのに対し、既婚女性の間では47%対26%と圧倒的にロムニーが人気がある。
独身女性が民主党を支持する傾向があるのは、生活に関する不安を政府によって支えてもらいたいという意図があるからで、それが結婚すると家族で経済を賄えるようになるため、かえって政府の介入が邪魔になり、比較的個人の生活に干渉しない共和を支持するようになるのではいかと考えられている。


Comment

何故フェミニストはアン・ロムニーを嫌うのか?

この間、民主党アドバイザーのヒラリー・ローゼン女史が共和党大統領候補有力指名のミット・ロムニーのアン夫人を「一生のうち一度も働いたことがない」と言って批判した件で、コメンターのマックさんが、「最近の女性は、フェミニズムを間違った捉え方してる女性が多い。」というコメントを引用し、「私もそう思います。女性が男性化する事が、本来のフェミニズムだとは、私は思えません。」と書いてくれたが、この傾向は最近というより、フェミニズムが左向きになった20年以上も前から起きていたことだ。
このことについては旧フェミニズムの母とも言える、クリスティーナ・ホフ・ソマーズが1995年に発行されたWho Stole Feminism?「フェミニズムを乗っ取ったのは誰か」という本のなかで、アメリカのフェミニズムが左翼思想に乗っ取られた経過を書いている。(カカシもホフ・ソマーズ女史についてはここで触れている。)
現在のアメリカフェミニスト達及び左翼リベラルが何故ロムニー夫人をこうも嫌うのか、ブックワーム(文字通り「本の虫」という意味)というブログがおもしろいことを書いている。
先ずヒラリー・ローゼンが『子育ては仕事ではない』宣言をした後、フェミニストの女性達が次々にローゼンの弁護をツイートしたが、その内容がこぞって、お金を貰っていなければ仕事とは言えないというものだった。

私はある程度の歳なので覚えているが、男達が家事を馬鹿にして、給料をもらっていなければ本当の「仕事」とは言えない、などと言えばフェミニスト達がいきりたって激怒した時代があった。つまり、ローゼンのコメントを弁護しようとする女達は、1960年代70年代によく言われた悪名高い”male chauvinist pigs”(熱狂的男尊女卑主義の豚)と言われた男達が女達に向って言った言葉をそのまま使うはめになってしまったのだ。これによって革新派ほど後退派だということが、またもや証明されたのである。

アメリカのフェミニスト達は、日本でもそうなのかもしれないが、個々の女性の地位向上などには興味がない。彼女たちの目的は全体的な女性という集団の権力拡大である。フェミニストや左翼リベラルが言う「女性問題」というのは、いかに政府が女性という集団の左翼化を援助するかという問題であり、日々の生活のなかで個々の女性達が直面する苦労をいかにして緩和するかなどという問題ではない。
つまり、言ってみれば、子育ては誰の責任なのか、という根本的な問題がここにある。
全体主義のフェミニストの立場からすれば、政府ではなく個々の母親が子育てをするということ自体が許せない事実なのだ。何故なら個々の母親に育てられた子供達は、政府が望むような左翼主義者になるとは限らないからだ。彼女たちが一番嫌うのは個人主義。アン・ロムニーや、家庭教育をしているコメンターのマックさんみたいな母親は、政府や主流メディアのいいなりになる歩兵を育てることを邪魔する恐るべき存在なのである。
左翼のアン・ロムニーへの敵意は彼女の夫の富や彼女/彼らの共和党という立場や、アン・ロムニーが外へ出て働くより子育てを選んだということなどを通り越している、とブックワームは言う。左翼連中にとって、アン・ロムニーは個人主義の最たる者であり、全体主義者のフェミニスト達にとっては最も脅威なる宿敵なのである。
どうりで左翼はアン・ロムニーを毛嫌いするわけである。


Comment

「子育ては仕事じゃない」オバマ陣営女性アドバイザーの発言が波紋を呼ぶ

アメリカの経済はひどい状態にあり、イランや北朝鮮などとの外交もハチャメチャになっている現在、民主党やオバマ王陣営にとって、経済問題といったアメリカの現状など選挙運動の話題にされては困る。そこで民主党は架空の共和党による”War Against Women”「対女性戦争」なるものをでっちあげ、話題を変えようと必死になっている。
それについて、CNNのアンダーソンクーパーの番組で、民主党アドバイザーのヒラリー・ローセンなる女性が、共和党大統領候補指名ほぼ間違い無しのミット・ロムニーは何かと女性と経済の関係についてアン夫人の意見を聞くというが、「アン・ロムニーは生まれてこのかた仕事などしたことがない」と語ったことが大旋風を巻き起こした
先ずCNNの番組のあったその晩、ロムニー夫人は初めてツイッターで反撃した。

@AnnDRomney.
私は家にいて五人の男の子を育てる選択をしました。信じてください。これは大変な仕事でした。

アン・ロムニーに言われるまでもなく、子育てをしたことがある人なら誰だって「子育ては仕事じゃない」なんて言えないだろう。
アン・ロムニーはその後フォックスニュースの番組で、ローゼンは自分が五人のいたずらっ子たちを育てている頃のロムニー家に来るべきだったとし、五人の男の子の子育てが容易なことではなかったことを語った。またロムニー夫人はマルティプルスクラローシスという難病を持ち乳癌の生存者でもある。ま、言ってみれば主婦の鏡みたいな人だ。

私がキャリアとして選んだ母という仕事は、大変な責任です。

アン・ロムニーはローゼンが仕事をしながら子育てもしたという事実を賞賛しながら、しかし専業主婦として母親業に専念するのも選択だと強調。その選択は尊重されるべきだと語った。
そうなのである、民主党や左翼リベラルは何かと言うと「女性の選択の権利」を主張するが、自分らが認めない選択をした女性達に対しものすごい攻撃をする。ヒラリー・ローゼンの発言はそれをまさに象徴するものだ。第一、一般人への批判はオフリミットのはずでは?
このヒラリー・ローゼンなる女性は民主党ロビーイストでゲイレズビアンバイセクシャルなんたらの活動家で、およそ伝統的なアメリカの女性像とはほど遠い。それでなくても民主党は普段から保守的なアメリカの価値観に攻撃的な態度を示していると思われているので、今回のローゼンの発言は一般市民からも非常な反感を買うと思われる。
ローゼンは直接オバマの選挙運動には参加していないが、大統領のアドバイザーとしてホワイトハウスには頻繁に招かれている。ホワイトハウス側も「しまった」と察したようで、即座にローゼンから距離を置く発言をツイートしている。

すべての母親が一生懸命働いています。すべての女性が尊重されるべきです。ーミッシェル・オバマ大統領夫人。

ヒラリー・ローゼンの発言には全く同意できません。彼女の発言は間違っています。家族はオフリミットです。彼女は謝るべきです。ー ジム・メシナ氏、オバマ選挙運動主任
ヒラリー・ローゼンのアン・ロムニーへの発言には失望しています。不適切で失礼です。ー デイビッド・アクセルロード、オバマ占拠運動指揮

しかしローゼンは怯まない。アン・ロムニーの反撃に連続ツイート。

私はアン・ロムニーに敵意はない。ただミットが女性が家計を支えるために苦労している話に彼女を専門家として持ち出すのは止めてほしい。彼女は専門家なんかじゃない。

@AnnDRomney 解ってほしい。私はあなたに敬意を示す。ただあなたのご主人は女性と経済についてあなたをいちいち持ち出すべきじゃない。

あ、ところで、ツイッターにようこそ。ここはとっても楽しいけど時として厳しいところよ。

嫌らしい〜!意地悪女が人を見下してエリート面してるのが見えるようだ。いかにローゼンが専業主婦や母親を軽蔑しているかが伺われる。
ローゼンはCNNのインタビューで更に反論。

これはアン・ロムニーや私が働いてるかどうかと言う問題じゃない。金銭的に余裕のある女性は家にいて子供を育てる選択をすることができる。ほとんどのアメリカ女性には、そんな選択の余地はない。彼女たちは働きながら、さらに子育てもしなくてはならない。そういうことについてロムニー陣営からは何も聴こえてこない。そうするかわりに私を攻撃している。結構よ、攻撃してちょうだい。でもね、それはこの件に関するロムニーのお粗末な経歴を消す事はできないのよ。

じゃあ、お伺いしますけどね、なんで一般家庭の主婦は家計を支えるために仕事に出なくっちゃならないんですか?なんで彼女達は専業主婦を選択する余裕がないんですか?
それはあんたら左翼リベラルが何かと自由市場を邪魔して、高い税金取り立てて、一般家庭が旦那さんひとりのお給料だけではやっていけない社会にしたからではないか!!!!!
ローゼンや左翼リベラルの言う、女性問題に関する「お粗末な経歴」というのは、ロムニーが政府によってシングルマザーへの生活保護を唱えたり、未婚女性の避妊や人工中絶への政府からの援助を拒んでいるという意味。ローゼンらにとって、自由市場の繁栄を促進させ、税金を減らして一般家庭の収入を増やすことによって、女性が政府になど頼らずに子育てにしろ避妊にしろ自由に出来るような社会をつくることは、女性問題を考えているということにはならないのだ。
オバマ王の「お粗末な」な政策によって、原油の値段は急高騰。これによって五人の男の子たちを学校やサッカー練習にSUVで送り迎えして走り回ってる母親の生活がどれほど苦しいものになっているか、ローゼンや左翼リベラルのエリート女性達は気がついているのか?
若い未婚の女性達が好き勝手にセックスしたいからって、オバマケアが国民の血税使うなど、税金の無駄遣いをさんざしておいて、そのための増税でどれだけの専業主婦が止むなく外に仕事に出なければならなくなっているか、ローゼンは考えた事もないだろう。
ところで、話は変わるが、常に女性の味方だとか、男女平等とかを唱えているオバマ王だが、ホワイトハウスで努める女性達のお給料は男性達に比べてずっと低いという統計が出ている。
2011年のホワイトハウススタッフの記録によると、女性従業員の平均年収が5万ドルなのに対し、男性は7万1千ドルと、女性より17%高いことが解った。これだけでホワイトハウスが男尊女卑だと断定することはできないが、面白い事実である。
それから、オバマ再選選挙運動のボランティアやインターンの若者は圧倒的に白人男性が多いそうだ。へんですねえ〜、多様性はどこへいったのかな?


View comments (2)

ウィスコンシン州美人副知事に対する悪質な侮辱に無言の左翼リベラルメディア

サンドラ・フルークなるプロ左翼市民に対する些細な侮辱を大げさに騒ぎ立てた左翼リベラルメディアだが、もっと悪質な攻撃を受けているのが保守派の女性だと完全にだんまりを決め込むのが左翼メディア。
ウィスコンシン州では共和党のウォーカー知事による経済立て直しに腹を立てた労働組合暴力団員たちが、ウォーカー知事を弾劾しようと躍起になっているが、同じく保守派の副知事、レベッカ・クリーフィッシ女史も弾劾せんと猛攻撃を行っている。
無論左翼リベラルはちょっとでも左翼リベラルの女性が右側から責められると、些細な事で女性蔑視だセクシストだといって大騒ぎするが、相手が保守派女性となったらその攻撃の仕方は紳士淑女の保守派には絶対に出来ないような悪質なものばかりだ。
同州マディソン市のラジオDJ、ジョン・スライ・シルベスターなる奴は、クリーフィッシが保守派ラジオトークショーホスト全員にオーラルセックスをしてあげたとか、大勢の男性をならべて次々に集団セックスを行ったとか、女史が癌生存者であることをおちょくったり女史の家族を侮辱したりした。「あんたの旦那があんたの親友と寝てることを願うね。」などと言ったりしている。
そしてさらにシルベスターは、クリーフィッシさんの娘や息子が母親の悪質な行為を毎日嫌というほど聞かされて学校でいじめられて帰ってくる事を望むなどとけしからんことを言っているのだ。
左翼連中は公人はどれだけ侮辱されてもいいが、一般市民への侮辱はオフリミットだと言っていなかったか?だからラッシュ・リンボーは責められるべきなのだと。クリーフィッシ副知事は公人でも彼女の夫や子供達は一般市民だ。その人たちへの侮辱はどうなるのだ?
あ、そうでしたね、
ザッツトータリーディファレント!


Comment

プロパガンダで悪いか! 海兵隊を好ましく描写したケイティ・ペリーのミュージックビデオ

ケイティー・ペリーという若手歌手は今アメリカで人気があるみたいだ。私のように芸能ニュースに疎い人間にはポップ界で誰が人気者かなんてことはわからないが、その彼女の新しいミュージックビデオでは、失恋した彼女が海兵隊に入隊し基礎訓練を体験している姿が好意的に描写されている。本来ならば、フェミニスト諸君はこういう独立心のある強い女性を敬うべきであるが、当ブログでもしょっちゅう書いてるように、アメリカのフェミニストは左翼第一でフェミニズムは二の次。左翼の大嫌いな軍隊を美化しているとして、悪名高いフェミニスト作家のナオミ・ウォルフは、ペリーのビデオは親海兵隊のプロパガンダだとフェイスブックで批判した。

ケイティー・ペリーのビデオ観た? まるっきり親海兵隊プロパガンダじゃないの!海兵隊からお金もらって作ったのかどうか是非知りたいものだわね。なんたる恥知らず。私は彼女はとても好きな歌手だったけど、暴力を美化する行為に私と同じように腹が立ったなら、彼女のボイコットを提案するわ。

下記が問題のビデオ。

私はペリーなる歌手のことなど全然しらないが、確かに海兵隊に女性をリクルートするには完璧なビデオだ。これを親海兵隊プロパガンダだというならそれはそうかもしれない。だが、だったら何が悪いんだ、と私は聞きたいね!
ウルフはご自分は女性蔑視や差別が横行し婦女暴行も日常茶飯事というオキュパイなんたらに参加して、わざと警察官を挑発した姿をビデオに撮って自分をニュースの中心にし、それをネタにして本まで書いてる人間だ。自分の行動をルポしてリポーター気取りの人間が他人のミュージックビデオをプロパガンダだといって批判する権利があるのかと批判する記事もある。
左翼リベラルはプロパガンダの専門家だ。自分らのすることなすこと全てプロパガンダではないか。最近のハリウッドの戦争映画なんて反戦反米プロパガンダばっかである。それがたま〜に親米や親米軍の映画やビデオが出て来ると「プロパガンダだ、プロパガンダだ!」と言って大騒ぎ。プロパガンダが気に入らないってんならてめえらのやってることは何なんだよ!

カカシ注:はい、声を揃えて言いましょう。せ〜の、ザッツトータリーディファレント!!!!


Comment

一般選挙に向けて左翼リベラルの熾烈な言論弾圧

二週間前のラッシュ・リンボーが避妊運動家サンドラ・フルークを侮辱した事を口実に、左翼リベラル運動家たちはメディアマタースという左翼団体の先導を受け、リンボーの人気ラジオ番組を打ち切らせようと猛烈な攻撃を仕掛け始めた。いや、始めたという言い方には語弊がある。何故ならメディアマタースのデイビッド・ブロックという男は、クリントン政権時代に一躍人気者となったリンボーに腹を立て、2004年から20年以上に渡ってリンボーの番組を打ち切らせようと執拗に攻撃してきた男だからである。
数日前ブロックは、ポリティコドットコムにおいて、リンボーの番組スポンサーが左翼リベラルの圧力に負けてどんどん番組から降りて行くことによって、リンボー番組の終わりは近いと宣言した。

ラッシュ・リンボーのラジオショーの糧となっていた財政モデルは、ここ数週間のうち少なくとも100社に渡る番組スポンサーの離脱によって崩れつつある。(中略)

メディアマタースフォーアメリカは、「ザ・ラッシュ・リンボー・ショー」を組織創設の2004年当初から観察してきたが、フルークに対してされたような口調や期間での攻撃は、リンボーはじめ他のメディア人物からも、これまでにされた例は記憶にない。
その理由から、メディアマタースは他の無数の団体と共に番組スポンサーに対し、リンボーの番組を経済的に援助することがいかに彼らの銘柄にとって不利益であるか教育を始めた。
スポンサーがリンボーに対して取っている行為が憲法で保証されている言論の自由を迫害するものだという神話がある。だが事実はその反対である。これこそが憲法第一条の力を示威(じい)するものなのである。

さて、これに対して番組から、同じくポリティコ紙面において反論が載った。
メディアマタースの言う財政モデルとはブロックの銘柄支持のみであり彼らの目的は言論弾圧以外の何者でもない、と番組報道官のフライアン・グリンクリッチ(Brian Glicklich)は語る。ブロックによる番組スポンサーへの圧力は何も今日に始まったわけではなく、今年の一般選挙に向けてすでに三年前から着々と計画されていたものだ、今回のフルーク事件はその計画を実行に移すための単なる口実に過ぎないとグリンクリッチは言う。グリンクリッチはまた、保守派の口調に対して猛烈な批判をするメディアマタースは味方の同じような言葉使いには無頓着だと指摘する。

事情が違う、と彼らは言う。だが彼らが言う場合には常に何やら不可能な屁理屈によって事情が違うということになる。だが事実は彼らは単なる偽善者なのだ。

しかしメディアマタースの悪質さは偽善などでは留まらない。ブロックはリンボーの番組スポンサーを「教育」し始めたと書いているが、そのやり方がえげつないのだ。

メディアマタース暴力団の要求は単純だ。『我々の敵を糾弾せよ、さもなくば敵とみなす』というもの。彼らは対象となるスポンサーの電話番号やメールアドレスやフェイスブックやツイッターのリンクを配布し順繰りに数々の小企業に対して番組から降りろと脅迫する。

お客さんはメールにしろ電話にしろ抗議の数に圧倒されて会社と連絡がつながらない。また、会社の社員達は抗議者への対応に手一杯で接客する余裕がなくなってしまうのである。「これがお前の言う教育なのか、デイビッドさんよ」とグリンクリッチ。
商売にとって宣伝は非常に大事だ。企業が宣伝する場所を選ぶ時は特にこれといった政治的な考えなど考慮にいれていない。単に一番効果的により多くの消費者の耳に宣伝が届く場所を選んでいるに過ぎない。その企業から宣伝場所を奪うということは、企業に対する営業妨害に他ならない。

メディアマタースは企業にお客さんに話しかけてはいけないというのだ。こうしてビジネスが縮小され従業員がリストラされたり会社自体が倒産したりしたら、メディアマタースは誰を責める?多分自分たちではないだろう。

以前にも書いた通り、ザ・ラッシュ・リンボー・ショーはアメリカ一の人気ラジオ番組であり何百万という聴取者がいる。リンボーショーのスポンサーになりたがっている企業はいくらもある。特に今回の話題でかえって聴取者が増えているくらいなので、実際にブロックのいうように100社のスポンサーが離脱したとしても、スポンサーになりたくてうずうずしていた他の会社が取って代わるだけだから番組自体は特に痛くも痒くもない。
それよりも、一番被害を被っているのはグリンクリッチが指摘しているようにメディアマタースの攻撃対象となり、番組スポンサーを降りざる負えなくなった小企業である。大企業ならちょっとくらいの嫌がらせや脅迫を乗り切るだけの経済的な余裕はある。だが、地方で二つ三つの寝具店を営むような中小企業にとってメディアマタースの脅迫を乗り切る力はない。そうやって中小企業が効果的に宣伝する場所を奪う行為が言論の自由を保証する「憲法第一条の力を示威(じい)するもの」だなどとデイビッドの野郎は平気で嘯(うそぶく)のである。
さて、これとは別に、圧倒的左翼リベラルの権威下にあるカリフォルニアはロサンゼルスにおいて、市議会は地方テレビ局やラジオステーションに対し「人種差別」や「男女差別」的な言葉使いを規制する議案を通した。

市議会は13−2の投票で「ロサンゼルス市のラジオやテレビ局の経営者は番組出演者が人種差別や男女差別的な侮蔑語を公共の電波において使用しないよう極力の注意をはらうことを促す」規制案を通した。

だが差別的な言葉使いというのは、非常に主観的な判断を要する。例えば保守派DJがオバマの政策は国のためにならないと言ったとしよう、左翼リベラルに牛耳られている市議会の判断によれば、オバマ大統領は黒人だからオバマへの批判はすべて人種差別的な発言だと言えばそれで通ってしまう。同じように男女差別にしろ批判の対象が左翼リベラル女性なら、これはすべて女性蔑視だといって批判されることは必定だ。
ところが何故か保守派への攻撃は保守派の黒人をアンクルトムだの家事専門の黒人奴隷に対する侮蔑的な呼び名を使ったり、ペイリンのような保守派女性を女性性器を表す侮蔑後で侮辱しても、公人への批判は許されるとかなんとか屁理屈こねて無視されることは目に見えている。
左翼リベラルは常に反対意見の弾圧に余念がない。彼らは多様性だの自由だの民主主義だのといった体のいい言葉を振り回すが、彼らほど独裁的で弾圧的な思想を持つ人もいない。
だが私はアメリカ市民は左翼リベラルが思うほど馬鹿ではないと信じる。左翼リベラル連中やメディアマタースのような暴力団が我々の言論の自由を弾圧しようとすればするほど、アメリカ市民は彼らの悪質な本性に気がつくはずである。今こそ保守派ラジオやブログや他のメディアは、左翼リベラルの攻撃に断固立ち向かう勇気が必要なのである。


Comment

苦学生が聞いて呆れる、納税者に自分の避妊費用を負担させろといいながら、自分は金持ちの恋人と世界旅行

三年間で三千ドルにも及ぶ避妊費用を奨学金で大学に行っている自分のような苦学生が負担するのは非常に困難だとして議会で証言したサンドラ・フルークなる自称一介の女子大生(本当は30歳のリベラル政治活動家)は最近金持ちの恋人と連れ立ってスペイン旅行をしたという。自分には避妊薬を買う金がないからジョージタウン大学が負担すべきだと言っていたフルークだが、スペイン旅行をするお金はあるわけね。
女性蔑視の発言が問題になっているビル・マーは、サンドラ・フルークを一般市民と言ったが実はとんでもない。フルークはオバマ再選運動のれっきとした工作員である。
フルークはもともと避妊権利活動家だったが、議会での証言後有名になったこともあり、現在元オバマ大統領のコミュニケーション局長で毛沢東の崇拝者アニタ・ダンが経営するSKDKニッカーボッカーというPR会社がフルークの活動PRを無料で担当している。
また、ビル・オーラーリーによると、フルークの恋人はウィリアム・マターパール(William Mutterperl)という金持ちで、ここ数年、民主党候補何人にも政治献金をしているバリバリの民主党運動家である。
オーラーリーはフルークに関して自分のフォックスニュースの番組のなかで下記のように語った。

「六日間に渡って我々は30歳のジョージタウン法律学校の学生がオバマ再選の主流な選手になると言って来た。「昨晩、我々は彼女が無料でただでSKDKnickerbockerというPR会社からPR援助を受けることになったと報道した。これは良い事だ。なにしろご存知のようにサンドラには避妊薬を買うお金もないのだから。しかしサンドラの話は避妊に留まらない。現在彼女は春休みで恋人とカリフォルニアで過ごしているが、この恋人はウィリアム・マターパールという民主党の実力者であり、すくなくとも56回も民主党候補や支持団体に政治献金を送っている。 それ自体は決して悪い事ではない。私は単にその事実を指摘しているにすぎない。」

明らかにフルークには有力なスポンサーが着いている。避妊薬を買うお金がないといいながら、フルークは全国を飛び回り、テレビやラジオを含めあちこちの舞台に出演し演説をぶっている。誰がこの費用を払っているのだ?
オラーリーはさらにフルークが浮上したタイミングも都合が良過ぎると語る。フルークはオバマ政権がカトリック教会に避妊や堕胎を保険で負担する法律を強制しようとして非常な批判を浴びている最中に都合良く現れた。
フルークの挑発的な発言にリンボーが軽々しく乗ってしまったことで、一見すると正義の味方オバマ王が颯爽と現れてフルークの女性としての名誉を守る、というふうに見えるが実はそうではない。
オラーリーはフルークはオバマ王の手先であり、有権者はこのような小細工に騙されてはならないと語る。問題なのは一ヶ月で2290兆ドルの国家赤字をだしたオバマ王なのだ。その事実から目をそらしてはならないと。


Comment

オバマ陣営の「共和党は女性の敵」というスローガンが裏目に出た一週間

共和党大統領候補たちの最初の弁論会が開かれたとき、クリントン大統領(民主)の主席補佐官だった司会者のジョージ・ステファノポリスが突然避妊の話を持ち出した。候補者たちの間では避妊の話など全くでていなかったので、何故ステファノポリスが突然こんな場違いな質問をするのか皆首をひねった。 しかし数週間後、オバマ王が、自分が発案したオバマケアと呼ばれる国民皆保険の新しい規則に、宗教で禁じられていようといまいと、すべての雇用主が従業員の避妊や堕胎を健康保険で支払わなければならないと発表してはじめて、人々は「ははーん、そういうわけだったのか」と納得がいったのである。
アメリカの保守派は信心深い人が多く、特に避妊や堕胎には非常に神経質になる人が多い。それが無宗教なリベラルや無所属の人々から見ると、保守派の信心深さは「過激な右翼」という印象を与えることがある。オバマ王および民主党の狙いはここにあった。
オバマ王の代になって国家赤字が歴史上最高になり、ガソリンの値段がブッシュ時代の二倍以上にあがり、失業率も前代未聞のこのときに、女性の避妊治療を国民保険が払うか払わないかなどということが話題になること事態おかしい。だが民主党は単に話題を変えるというだけでなく、話題の焦点を女性に絞ることにより、あたかも共和党が過激な宗教右翼で女性の敵であるという印象付けをしようとしたのである。
先週議会で避妊にかかる費用が三年間で3000ドルという話をした女子大生にしても、わざと過激な発言をして保守派を挑発するのが目的だった。残念なことにラッシュ・リンボーがその挑発にまんまと乗せられて、この女子大生を「あばずれ」とか「娼婦」とか呼んだことで、民主党はこれを利用していかに共和党が男尊女卑の偏見に満ち満ちているかを証明できると大喜びした。アメリカのフェミニスト団体のNOW(ナウ)などは、リンボーの発言は「神からの贈り物だ」といって歓喜した。
ところが、蓋を開けてみると、結果は民主党が望んでいたこととは正反対のものとなった。本日発表されたCBSの世論調査によると、オバマの支持率はこれまでで最低の41%にまで落ちてしまったのだ。
今朝、ラッシュ・りんポーのラジオ番組を聴いていたら、リンボーはざまあみろ、と言わんばかりに大喜びしていた。ま、そりゃそうだろうな。
しかし何故、民主党による「共和党は女性の敵だ」というキャンペーンンは効き目がなかったのだろうか?
まず、アメリカ国民はオバマ王や民主党が思うほど馬鹿ではない。人々は今回の選挙の焦点は経済であることを十分に理解している。保険が避妊や堕胎を含むべきだなどという話は先ず失業率を減らし、国家赤字を減らし、ガソリンの値段を下げてからにしてくれと言うのが本音だろう。
それにだ、オバマ王によるカトリック教会への強制的な態度も批判を浴びた。避妊云々よりも、宗教の自由というアメリカ憲法の第一条を踏みつけにするオバマ王の姿勢はカトリック教徒のみならず、一般のアメリカ人の間でも非常な反感を買ったのである。
そして、最後に左翼リベラル連中がりんポーの言葉使いを批判しすぎたことがかえって裏目に出た。 自分らがしょっちゅうやっていることを棚にあげ、リンボーの言葉尻をつかんで鬼の首でも取ったように大騒ぎをしたことが、かえって左翼リベラル連中のこれまでの女性蔑視の行動を暴露する結果となってしまったからだ。
それというのも、これまで保守派はリンボーも含めティパーティーのメンバーなどに対して、左翼リベラルのトークショーホストや新聞や政治家たちは当ブログでは再掲できないようなひどい侮蔑語を浴びせてきた。サラ・ペイリンやミッシェル・モルキンのことを女性の性器をあらわす非常に下品な言葉で侮蔑するなど左翼リベラルにとっては日常茶飯事。リンボーおよびティーパーティー全体のことをナチスと呼んでみたり、「お前ら死ね!」なんて脅迫をツイッターなどでするのは普通である。
リンボーへの批判の声が聞かれると同時に、これまで自分らが散々ひどいことを言われてきた保守派たちは、リベラル連中の悪態を次々に暴露した。インターネットの時代だ。過去にひどい発言をしていれば、特にそれを悪いことだと思っていない連中のことだから、音声にしろ映像にしろ色々記録は残っている。リンボーの発言がそんなにひどいものだというなら、ビル・マーなんていうリベラルコメディアンの発言はどうなるんだ、というわけである。
リベラルコメディアンでトークショーの司会などもしている毒舌のマーは、オバマ選挙運動に100万ドルの献金をしたといって自慢していたので、リンボーの言葉使いは批判しても自分に献金するコメディアンの発言は批判しないのか、とオバマ王への批判も高くなっている。
いつまでも共和党を悪者扱いする小細工がものを言うと思ったら大間違いだ。オバマ王よ、観念せよ!


Comment

避妊にかかる費用が三年間で三千ドルという計算は変じゃない?

先日米議会の、公聴会でジョージタウン大学法律学校に通う女子大学生が、避妊に保険が効かないと、自分と同じ立場にある女子大生たちは、法律学校三年間の間3000ドルという多額の避妊費用を負担することになり、それでなくても学費や生活費で大変な苦学生達に多大なる負担を負わせることなると証言した。

「ジョージタウン大学の40%の女子学生が(大学が避妊費を保険で負担しないという制度)によって、経済的にも精神的にも苦しんでいる。」「保険が効かないと、ご存知のように女性が負担する避妊費用は在学中3000ドルとなる」

この証言に関して、保守派ラジオトークショーのラッシュ・リンボーやグレン・ベックなどは、そんなにセックスしたいのか、とか、破廉恥な女学生の性生活のために国民が避妊費を負担するなら、国民はヒモ同然だ、などという批難を浴びせた。
ラッシュ・リンボー:

ジョージタウン大学のサンドラ・フルークによると、ジョージタウンの女子学生達はセックスのやり過ぎで自分らでは避妊費用を払うことができなく、生活苦に陥っているという。

またグレン・ベックのラジオ番組では、ベックのアシスタントの男性二人が:

パット:「3000ドル! どれだけセックスすれば三年間の法律学校在学中にそんな金がかかるんだ?」

ストゥー:「在学中毎日三回やらなきゃ追いつかないよ。」

注:ストゥーの計算はコンドーム1個が約1ドルとして、三年間に三千ドルかかるとしたら、そのくらいの数が必要という意味。
さらに二人は、セックス依存症か売春婦ならそういうことも可能だろうとか、土曜日までためておいて週末に21回やるという方法もあるとか散々おちょくった。

パット:「誰がそういうのを破廉恥だとかあばずれとか言えるんだ?いいじゃんか、みんな俺たちが払うべきだ。」

私から言わせると、彼らの批判はちょっとお角違いで不公平だ。しかし話があまり進まないうちに背景を説明しておくと、すでに「恩を仇で返したオバマ王、カトリック教会に戦いを挑む」で詳しく書いたが、簡単に説明しておくと、独裁者オバマ王が国民の反対を押し切って無理矢理通した国民健康保険制度のひとつとして、最近新しく宗教で避妊や堕胎を禁止している団体が雇用主である場合でも、従業員の避妊や堕胎にかかる費用を保険の対象にしなければならないという規則が加えられた。保険省によるこの理不尽な要求に、これまで民主党支持だったカトリック教会はオバマ王に反旗を翻した。
私がリンボーやベック番組の批判が不公平だと言った理由は、どれだけセックスすれば避妊に3000ドルもかかるのか、という批判である。女性のする避妊はセックスの回数とは直接関係がない。避妊薬のピルはセックスをしているいないにかかわらず毎日飲み続けていないといざという時に効果がない。向こう何年間か妊娠したくないのであれば、毎月一パック21錠から28錠入りの避妊薬を、生理の周期に合わせて毎日一錠づつ飲み続ける必要がある。今月はセックスの予定がないから一ヶ月飛ばすとか言うように、途中で間を空けるわけにはいかないのである。
だから避妊薬を飲んでいる女性が必ずしも色好みのあばずれ女というわけではないのだ。そういう批判は避妊法をきちんと理解していない男によるかなり不公平な言い方で、女性として彼らの批判にはちょっと腹が立った。
しかしながら、フルークの言う三年間で三千ドルの負担という金額はおかしいという批判は事実。ちょっとネットで調べただけでも、普通の避妊薬ピルは6ヶ月分たったの102ドル。三年間でも612ドルくらいの負担で、どうってことはない。特にジョージ・タウンのようなIBリーグに通う学生は金持ちが多いからおこずかいで充分に賄える金額。
もちろん堕胎薬や堕胎手術を加えたら、かなりの費用がかかると言うのは当然だが、母体に危険を及ぼすような妊娠であれば、普通の保険は負担するはずだし、単なる避妊のための堕胎だとしたら、それを宗教団体の雇用主に要求するのは理不尽というもの。妊娠しても養子に出すとか育てるとか他に方法がいくらもあるのに人工中絶を選ぶのであれば、堕胎費くらいは自分とボーイフレンドで負担するのは当然だろう。それまで何で無関係な納税者が負担しなければならないのだ?
ベック番組では、フルークが公立奨学金で大学に通っているということから、学費を政府から出してもらって、さらに避妊薬まで税金で負担しろというのか、と批判しているが、これは正当な批判だと思う。
ところで、このフルークなる女子大生は、議会での証言に関してオバマ大統領じきじきに激励の電話を貰ったとか、リンボーや保守派からの批判で沈黙させられはしないとテレビのトークショー番組ではりきっている。
一方リンボーのほうは、「破廉恥」「あばずれ」といった言葉使いが問題になり、ラジオ番組のスポンサーがいくつか降りるという被害にあった。しかしリンボーは大人気のトークショーホストだから、他にいくらもスポンサーはつくだろう。


View comments (2)

信じられない、子供の性転換増える!

最近少数ではあるが、ジェンダーアイデンティティーディスオーダー(性別意識混乱症)といって、自分が持って生まれた性別と反対の性であると思い込む子供達に対し、親が早期にホルモン治療などを施し性転換を行う例が増えて来ているいう。

ロサンゼルスに住む8歳児、女の子として生まれたが18ヶ月の時に「僕は男の子」と宣言した。両親は最初はショックを受けたが以来娘を男児として育て、思春期に入る兆候が見え次第ホルモン治療を始めるつもりだと母親はAPニュースに語った。

ちょっと待ってよ。1歳6ヶ月の子供が言ったことを真に受けて子供に性転換のホルモン剤を与えるって、子供の「治療」より、親の精神鑑定を最初にすべきじゃないの?

女児への性転換の治療を受けている11歳の男児を持つレズビアンの両親は、性転換は早いうちに施すべきだと自分らの決断を正当化している。

レズビアンのなかには男性を極度に嫌う人が多い。この両親は男に生まれた子供の性を嫌うあまり、子供を洗脳し性転換治療を強制しているのではないのか、だとしたらこれは幼児虐待以外の何物でもない。

ボストンの子供病院にアメリカ初の小児性別意識医療クリニックを開いたノーマン・スパック医師は、こういう子供はいくらでも居る。門戸を開ければどんどんやって来る、小児科医はその事実をもっと認識すべきだとインタビューで語っている。

異性の恰好をしたり振りをしたりするのは、子供たちの間では極普通に起きる遊びのようなものだが、この子供達はそういう遊びを通り越し、実際に自分は間違った性に生まれたと確信しているのだという。

一般に性別意識混乱症と診断されているこうした子供達のことを、スパック医師は「混乱症」と呼ぶのには弊害があると言う。最近色々な調査によって、こうした子供達は脳が異性に近く形成されている可能性があるとスパック医師は言う。しかも同医師によると、一万人に一人の割でこのような子供が存在するという。本当かね、かなり眉唾だが。

しかしである、こんな幼少の時から後もどりの出来ない医療を施すというのは危険きわまりない。18歳以下の子供の性転換に関与する小児科医もどうかしている。はっきり言ってこのような行為は幼児虐待として違法にされるべきだ。

確かに幼児の頃に異性の恰好や振る舞いを真似る子供はいるが、そういう子供は必ずしも自分は異性に生まれるべきだったと考えているわけではない。単に他の精神的な悩みが女装という形で現れただけかもしれないのだ。きちんとした精神鑑定を受け、根本の問題を明白にしてカウンセリング等を受ければ、極普通の男の子になれるかもしれない。

まだ身体が出来上がっていない18歳以下の子供に性転換治療を施すのは危険だという批判もあるが、だが未成年にこうした治療を施す小児科医に言わせると、早いうちに治療をはじめないことのほうが子供を傷つけることになると主張する。

性別意識混乱症を患う子供達は思春期を過ぎると自己流で性器を切り取ろうとしたり、学校でからかわれたりしてノイローゼになったり自殺を計ったりするという。だが、異性になるための治療を受けている子供達からはそういった問題はなくなるとスパック医師は主張する。

もしもこの男児が身長180cm以上で肩幅も広く筋肉質な体型に育つはずの子だったらどうするのだ?こんな子に女性ホルモンなど思春期から打ち始めたら、いったどんな怪物に成長するかわかったものではない。そのほうがよっぽども他人から変な目で見られ辛い思いをすることになるのではないか?
第一、後になって自分はやっぱり男だったと悟ったらどうする? 男嫌いのレズビアンの両親に好かれたくて子供の頃は女の子になりたいと本気で思っても、年が行くにつれて自分は男だという意識が強くなったとして、ホルモン治療を長年受けた以上取り返しがつかない。

そんなことを医師ともあろうものがやってもいいのか?

テキサスやロサンゼルスのクリニックでも、性転換治療を小児科でほどこした例がいくつもあり、ロサンゼルスの患者には8歳という子もいる。

性転換に使われているホルモン剤は、思春期が早期に来過ぎる子供の治療のために使われるものだが、本来は性転換のためのものではない。スパック医師は一時的に成長を遅らせ、子供が精神的に落ち着いたら永久的な性転換に移るという。しかし医師の患者の97人のうち永久性転換を求めなかったのはたった一人だったそうだ。

思春期前の子供なら性別がはっきりしない場合が多いので、早期に治療を始めれば性転換は後になってするより容易であるとスパック医師が考えるのは理解できる。しかしセックスホルモンは大量に摂取するのは危険である。スパック医師が使っている量は無害な量だと主張するが、そんな若い時期から長期に渡って一生セックスホルモンを摂取することの弊害はまだあきらかになっていない。

性転換手術は18歳以下の未成年に施すことはできないが、スパック医師は16歳の女児の乳房撤去手術には関わった事があると認めている。しかし、思春期にホルモン治療を受ければ女児は乳房の発達を防ぐ事が出来、極端な手術は必要なくなるという。

冒頭に述べた8歳の女児。母親は彼女にセックスホルモンの治療を始めれば胸は大きくならないというと女児は非常に喜んでいると語る。この女児は男児として小学校に在籍しているという。

母親は、娘に女の子の身体について教えたが、娘はそれを完全拒否。幼稚園の頃からドレスを着ることを拒み男の子の名前で呼ばれることを主張した。母親は最初は一時的なものだと思ったが、もしかしたらレズビアンなのではないかと思いセラピストに相談した。その時はじめて性別意識混乱症なるものが存在することを知った。

親として子供がそのような意識を持っていることを受け入れるのは辛かったと言う。通いつけの小児科の医者はこの女児を男児として扱うことを拒否。私立の小学校もこの女児を男児として入学させることを拒絶した。そしてやっとロサンゼルスの子供病院のトランスジェンダークリニックおいて、ジョー・オルソン医師という専門家を見つけることができた。

幼稚園児がドレスを着たがらないとか、男の子の名前で呼ばれたがるくらいどうってことないだろう。それを小学校は男児として入学させるとか、思春期になったらホルモン治療をさせるとか、どういう親なんだと私は聞きたい!子供の性別意識を受け入け入れるのが辛かったなどというのは私には信じられない。

普通の親なら、子供が異常に育たないように普通の子になるように努めるはずだ。相談に言ったセラピストが小児科の医者や学校に娘を男児として扱わせろなどと薦めたなら、冗談じゃないといって別のセラピストへ行くべきだ。

男の子がドレスを着て学校へ行くとなると問題だが、女の子がドレスを拒絶するくらいどうってことないだろう。名前が気に入らないと言うなら、男名のニックネームで呼ぶのもかまわない。男勝りでスポーツが得意なら、好きなようにラフなスポーツをさせればいい。だが、幼稚園児が自分は男だと主張したからといって、両親が「そうよ、あなたは不幸にして女の子の身体に生まれた男の子なのよ。」などと迎合する必要がどこにある?

子供が何と言おうと「あなたは女の子として生まれて来た。だから私たちはあなたを女の子として扱います。」とはっきりさせるべきだ。娘が18歳を過ぎて、どうしても性転換をしたいというなら、それは仕方ない。だが、まだアイデンティティーなど確立できない子供に取り返しのつかないホルモン治療をするなどもってのほかだ。

こんなことは断じて許されるべきではない!


Comment