イスラム圏に拡大する企業がインディアナ州の宗教の自由を批判する偽善

先日インディアナ州で通過した宗教の自由を守る法律”Religious Freedom Restoration Act」”(信教の自由回復法)について紹介したばかりだが、それに関してアップル社のクック会長ら大手企業が批判的な意見を表明していると話題になっている。

Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏を含むテクノロジ業界の大物たちは、新しい「信教の自由」に関する法をめぐって、インディアナ州に圧力をかけている。同法は同性愛者などに対する差別に利用されるおそれがある、と批判者たちは主張する。
 Cook氏は米国時間3月27日、Appleは同法に「深く失望」している、とツイートした。Appleは、世界で最も成功している企業の1つで、最も人気の高いブランドだ。(略)

その通り。アップルは世界中にその企業を拡大しているが、特に興味深いのはアップルによるサウジアラビア進出。サウジといえば極端な男尊女卑で女性は運転も出来なければ野外での一人歩きは禁止。外出の際は家族の男性同伴のうえに頭巾着用が強制されている国。同性愛はもちろん違法。同性愛者はそうとわかればその場で逮捕されて拷問の上斬首される(かどうかはわからないけど)ような国。そういう国に同性愛弾圧について何も言わずに自社の企業を進出させておいて、インディアナ州のマイナーな法律を批判するってのは偽善にもほどがある。
ところで、この記事ではこの法案についてきちんと説明がされているので、そのまま抜粋させてもらうと。

 

問題となっている法案「Religious Freedom Restoration Act」(信教の自由回復法)は3月26日、インディアナ州知事のMike Pence氏の署名によって、法律として成立した。州政府や地方自治体の行為は、その行為が「説得力のある政府の利益を促進するのに不可欠」であり、それを実行する「最も制限の少ない手段」であることが示されない限り、「信仰を実践する人々の権利に大きな負担を課してはいけない」と同法は宣言している。

 1993年に可決された連邦法に基づく同法は、信教の自由に関連する問題の解決に関して、明確な法的指導を提供するだけだ、と支持者は主張する。

アメリカではすでに同性愛行為そのものは違法ではない。同性結婚も州民の意志を無視した行為とはいいながら、法廷によって合法になった州もいくつかある。(カリフォルニアではまだ合法ではないので間違えないように。)
このRFRAは決して同性婚者やその支持者を差別してもいいという法律ではなく、自分の宗教の施行に関して極端な弊害がある場合は、個人でも企業でもその行動を拒否する権利があるというもの。つまり同性婚に反対な人を無理やり同性結婚式に参加させたり、ケーキ屋さんに同性婚ウエディングケーキを無理やり焼かせたり、写真家に結婚式の写真をとらせたり、といって行為を政府が強制することはできないという法律。
ともかく、同性愛活動家たちのダブルスタンダードや偽善は、彼らが攻撃の標的をキリスト教徒に絞り、キリスト教よりもずっと厳しく同性愛行為を禁止しているイスラム教に対しては全く無言であるという点だ。何故同性愛者たちはアメリカでもイスラム教徒の多いミシガン州のディアボーンあたりのケーキ屋さんに行って、同性婚祝いのウエディングケーキを焼いてくださいと頼み、断られたらどれだけイスラム教徒がヘイトな宗教だと主張して訴えたり嫌がらせをしたりしないのだろうか?
という疑問が生まれるのは当然である。それで、イスラム教ケーキ屋さんに同性婚ウエディングケーキをたのんだらどうなるかという実験をした隠しカメラのビデオが最近公開された。ラウダー・クローダーという保守派のコメディアン・評論家がゲイに扮してイスラム教徒経営のケーキ屋さんを幾つか尋ねて、同性婚のウエディングケーキを焼いてくれと依頼したところ、どこの店も即座に断った。どの店も彼を失礼な態度で応対したりはしなかったが、「うちでは出来ません、~さんの店ならやってくれるんじゃないでしょうか」というのが共通した答えだった。
ところで、インディアナ州にあるメモリーピザというピザ店が、FRFAについてどう思うかというテレビのインタビューで、自分らの店はキリスト教徒経営なので、同性結婚式のための出前だったら断るかもしれない。と答えたことがあだとなって、全国中のゲイやその支持者たちから同店のフェイスブックにヘイトメールが殺到し、消費者によるレストラン批評のページでは悪評が何百と掲載され、いっぱんのお客さんから受ける注文用の電話もヘイトコールによってふさがり、全く商売あがったりの状態となってしまった。
こんなひどいことをしたゲイやその支持者の活動家たちは、先のビデオでウエディングケーキ作成を断ったモスレムの店にもヘイトメールやヘイトコールを送るだろうか、何故か疑わしいね。
それにしても何故同性愛活動家にしろフェミストにしても彼らにとって最悪の敵であるイスラム教の冒涜を完全無視するのだろうか?「平等だの寛容だの全く語彙にないイスラム教の悪行は完全無視して、ただ放っておいて欲しいだけのキリスト教徒を容赦なく攻撃する運動家たちの本当の目的は何なのか?
実はその答えは非常に簡単だ。同性愛活動家もフェミニストたちも実はその本性は社会主義者ファシストである。彼らの目的はアメリカの本来の姿を破壊することにある。オバマ自身、アメリカを生まれ変わらせたいと正直に言って大統領になったのだから、その支持者が同じ考えだと考えるのは道理。
アメリカを破壊するためにはアメリカの基盤となっているユダヤ・キリスト教を破壊することが大事。イスラム教はアメリカ文化には無関係なので攻撃の対象にはならない。いや、それどころか、反アメリカという点で今のところ自分たちと同じ側に立っていることから、かえってゲイ活動家もフェミストもイスラム教に迎合するきらいがあるという皮肉な状況が生じる。無論アメリカ破壊の暁には両者ともに権力争いをするのだろうが、それはまた後の話。


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プラネットフィットネスはジムではない、まじめな運動を敬遠する不思議なビジネスモデル

先日、プラネットフィットネス(PF)というジムで女子更衣室に居たトランス男性について苦情を述べた会員が逆に会員権を剥奪されるという事件を紹介したが、このPFというジムは昔から色々な件で話題になっているジムであることがわかった。トランス事件が起きるずっと前からPFでは、何故か普通のジムなら当たり前の行為をしているメンバーを他のメンバーを威圧しているとか圧倒しているという変な理由で追い出すことが多く、これまでにも地方では話題になっていたようで、行き過ぎた服装規制が問題で訴訟が起きたこともあった。こんなにメンバーをひどく扱っていては商売にならないのではないかと思うが、メンズヘルスという雑誌に載ったこの記事によると、PFによるメンバーへの失礼な対応は偶然ではなく方針であり、実はそれがPFのビジネスモデルだというのである。
PFには「他人を威嚇・圧倒しない」という原則があり、特に行使されるのが下記の二項目。

  1. ノーグラントルール、運動中に唸ってはいけないという規則。筋トレをやったことのある人なら「う~」と唸ることで力が出ることは周知の事実。しかし、あまり筋トレに親しみのない人の前で重たいバーベルを持ち上げて唸ったりすると、周りの人たちを圧倒するので、禁止。250キロのバーベルを使っていた男性がこの規則を破ったとして会員権を剥奪された。
  2. 自分の体系を誇示する服装は駄目。タンクトップ、お腹が出る服、ジーンズ、バンダナ、といった服装は、体型の良いひとの体つきを誇示し、あまり体型に自信のない人たちを威嚇するため禁止。フィットネスモデルの女性や筋肉ムキムキの男性がフィットした体型を誇示して他のメンバーを威圧しているという理由で脱会させられた。

特に不思議なのが「クランクヘッドアラート」という警報。

PFのスタッフがメンバーがあまりにも筋トレに熱中しすぎて他のメンバーを圧倒していると感じたときに鳴らす火事警報のようなベル。上記のビデオはデイリーショーというお笑い番組がPFを取材したときの模様。警報が鳴ると記者は「確かにこの警報は圧倒されませんよね。」と皮肉たっぷりに漏らしている。
PFでは「無批判区域」「威圧しない雰囲気」を自慢にし売り物にしている。しかし、それは、個々のメンバーが他のメンバーを批判したり威圧しないという意味であって、PFのスタッフによるメンバーへの批判や威圧は度を越している。規則違反をした人に対して警報を鳴らすのは回りの人から注目を浴びる辱めでありハラスメントだ。ある消防署の団員はスタッフと唸り声を巡って口論になって警察まで呼ばれたといっている。
いったいそこまでしてどうしてPFは真剣に運動しようとするメンバーに嫌がらせをするのだろうか?
上記のメンズヘルスの記事の著者、ルー・シューラーはこう説明する。普通のジムでは年初めになると今年こそはと思った人々が多く入会するが、バレンタインズデーくらいになると会費だけ払ってこなくなる人が結構居る。実はレギュラーメンバーが比較的安い会員費でジムの使用が出来るのも、欠席会員がいるからなのだ。もしもメンバー全員がレギュラーみたいに毎日せっせとジム通いをしたら、機械にしろマットにしろシャワーにしろすぐに駄目になってしまい修理費がかさむ。だからジムとしては会費だけ払ってめったに来ない客のほうが好ましいわけだ。
PFの狙いはこの最たるもの。PFはコマーシャルからして「ここはジムではありません、プラネットフィットネスです」といううたい文句で、筋肉もりもりやフィットネスモデルには来ないでくださいといわんばかりの宣伝をしている。PFの会員費は月々たった10ドルという安価。それでどうやってもとを取るのかといえば、それは数で勝負する。
もちろん入会した会員がみんなで押し寄せたらとてもやっていけないのは承知。だからまじめに通ってくる会員はかえって迷惑というわけ。250キロもつかってベンチプレスなんかやるムキムキマンは迷惑このうえない。フィットネスモデルもカーディオマシンを使いすぎるから駄目。だからまじめに運動しているメンバーに言いがかりをつけて辞めさせたり会員権を剥奪するのは計画的な行為だというのである。
そんな馬鹿なビジネスモデルってある?
しかしPFは事業としては大成功しているようだ。1992年の創業以来、アメリカのフィットネスクラブが低迷状態になった2011年でも、ただひとつ成長しておりカナダやプレルトリコにも足を伸ばしているというから、このやり方は正しいのかもしれない。PFのサイトにいってみると、フランチャイズをはじめたのは2003年。現在全国で827箇所にジムがあり、会員数は5百万人とか。

問題はプラネットフィットネスにあるのではない。同社は自己の方針を明確にしている。問題なのはPFを真剣に運動する場だと誤解して入会してしまうメンバーにある。一ヶ月たった10ドルでそんなことは先ず不可能だろう。

ノーグラントルールや厳しすぎる服装規制だけなら、まあ一ヶ月10ドルじゃこんなもんかで済むかもしれないが、トランス男の女子更衣室使用は問題だろう。なぜならこれは、上記の二つの規則とちがって会員全員に影響をもたらす規則だからである。今やインターネットでニュースがすぐに全世界に伝わる時代。トランスだと主張しただけで、男が好き勝手に女子更衣室に出入り出来るとなればそれを悪用する人間が絶対に出てくる。それによってなにかしらの事件が起きれば、単なる「無批判区域」とか「威圧しない雰囲気」などと言っていられない。
はっきり言ってこの方針への逆噴射はかなりなものになると思う。奢れる平家も久しからず、いつまでもこのビジネスモデルが大成功を続けられるかどうか見ものである。


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第三者の目で慰安婦問題で対立する双方のグループを見てみたい

先日からアメリカ国内における慰安婦像建設を巡って、アメリカで左翼日系団体と保守在米邦人及び日本の団体が対立しているという話を書いてきた。私はどちらの団体にも所属していないので、いちおう第三者として双方の団体についてお話したいと思う。が、ここではっきりさせておく必要があるのは、私はアメリカの保守派である。そして慰安婦像建設には断固反対派。であるから決して中立な立場ではない。
前回も書いたとおり、この件に関してだけ言えば日本の保守派団体の人たちと意見が合っているが、他の件でどのような見解を持っているひとたちなのかわからないので、安易な交流は避けるべきなのではないかと思った。それで一応反対派で在米のエドワーズ博美という人についてちょっと調べてみた。
ふぇみwikiによると、

エドワーズ博美 (えどわーず・ひろみ)は山口県岩国基地内にあるメリーランド大学分校の日本語教師。『正論』2002年10月号に掲載されたプロフィールによると、「メリーランド大学アジア学部卒、同大学院心理カウンセリング修士課程修了。カリフォルニアコースト大学心理博士課程在籍。メリーランド大学、セントラル・テキサス大学講師。本職は母親業及び主婦業」。
『正論』2002年10月号に掲載された「脱・家庭崩壊社会への胎動 フェミニズムの害に目覚めたアメリカリポート」という記事は、米国のアンチフェミニズムの書籍や保守系シンクタンクの報告書をネタ元に。フェミニズムがいかに米国で支持を失いつつあるかを力説したが、肝心の事実関係に間違いが多いと批判されている。この他、山口県に本部をおく保守系出版社日本時事評論社の出版物に記事や講演録を寄稿している。

「肝心の事実関係に間違いが多いと批判」しているのは多分フェミニスト諸君なのだろうが、実際に彼女がどういう思想をもっているかは下記の論文を読むとよく理解できる。(pdfファイル)
結婚して母になることはなぜ大事なのか – 全米調査が語る離婚の弊害と家族のあり方 エドワーズ博美
この論文の主旨は、伝統的な結婚が子供の教育ひいては社会の安定のためにいかに重要であるかということであり、離婚や未婚の母の害などについてデータを出して述べられている。まず冒頭で彼女が私が尊敬するクリスティーナ・ホフ・サマーズ女史の話をしていることからしてもうすでに気に入った。
彼女はアメリカ海兵隊員のご主人と結婚してから軍人の家族が通える大学に入学して三人のお嬢さんを育てながら10年かけて修士まで取ったそうだ。現役ではなく大人になってから大学に行ったという点でカカシと似ているが、子育てしながら修士までとるとは大変なことだ。独身で仕事もしないでのうのうと大学へ行った私とは大違い。
エドワーズさんは、日本でも外国人選挙権を反対する演説などもしており、移民に関する考え方は私に近いと思われる。ただ、ちょっとアメリカでの実情を美化しすぎているようにも思える。アメリカの移民問題は日本よりも深刻だが、アメリカがそれにきちんと対処しているかのような発言はちょっとし違うのではないかと思う部分もある。もっともエドワーズさんの演説はオバマ大統領のめちゃくちゃ移民政策が公になる以前のことだったのかもしれないが。
さて、これに対抗している小山エミらが筆頭となって始めたFeNDは、私がエミちゃんのことを全くしらなかったとしても、そのホームページの紹介欄を読んだだけでどれだけハチャメチャな極左翼を通り越したクレージー団体であるかがわかる。まず名前からしてJapan-U.S. Feminist Network for Decolonization (FeND) (脱植民地化を目指す日米フェミニストネットワーク)。ちょっと待ってよね、いったい日本やアメリカがどの国を植民地にしてるっての?
こちらホームサイトから抜粋。

脱植民地化を目指す日米フェミニストネットワーク(FeND)は、日本とアメリカ両方による植民地主義に対抗する運動家と研究者のネットワークです。
FeNDの創立者は、米国在住の日本にルーツをもつ人たちです。わたしたちは、南カリフォルニアやその他の米国の地域における在米日本人(日系アメリカ人ではありません)の一部などによる極右の歴史修正主義運動に対抗するために当団体を立ち上げました。例えば南カリフォルニアの歴史修正主義者らは、 日本軍「慰安婦」制度の被害者たちに捧げられた銅像を建てたカリフォルニア州グレンデール市に対して、訴訟を起こしています。
また、わたしたちは、沖縄・ハワイやその他のアジア太平洋地域における米軍の駐留、日本の再軍国主義化などにも反対します


あのですね~、ハワイはアメリカの州ですよ、植民地じゃありません!
というわけで、このグループがどのくらい狂っているかはこれを読むだけで明らかだと思う。アメリカが世界各国に基地を置いているのは世界平和を守るためであって植民地が目的ではない。また、日本が軍備強化することは必ずしも旧日本帝国のような植民地政策を始めるという意味でもない。
どうも軍事強化=帝国主義、と結びつける輩が多くと困る。
はっきりいってなでしこアクションの人たちは、こんなグループは相手にしないほうがいい。そんなことに大事な時間や費用をついやすべきではない。テキサス親父やマイケル・ヨン氏もこんな奴らのいうことを真に受けないほうがいい。
ところでなでしこアクションの人が12月にグレンデールに来て、グレンデールの中心街にあるアメリカーナ野外モールのクリスマスのデコレーションに感動されたよし。こんな素敵な町なのに慰安婦像なんかあるのは残念とのこと。まったくその通り。
あんな目障りなものはとっとと撤去してもらいたい。


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性同一性障害少年の自殺を口実に障害治療を違法にしようとする動き

去年のクリスマスに、性同一性障害に病む17歳の少年、ジョシュア・(リーラ)・アルコンが走行中のトラックの前に飛び出し自殺した。少年は女子であると主張する少年の病気を無理やり治療させようとした両親への抗議文をフェイスブックに掲載した。これを悪用して同性愛団体がトランスジェンダーコンバージョン治療を違法にしようという署名運動を始めた。

私は以前から性同一性障害の治療が野蛮な性転換手術のみであり、他の治療法を認めたがらないトランス社会の横暴なやり方に非常な苛立ちを感じている。記事にあるようなコンバージョン治療というものがどういう類のものなのかわからないが、カリフォルニア州では、性同一性障害患者に「あなたは自分が異性であるという妄想をもっているだけかもしれない」という精神カウンセリングをすることすら違法となっている。これが正しい医療といえるだろうか?はっきり言ってこれは言論の自由迫害だ。実際に性転換手術をうけてから自殺する人の数は手術を受けなかった人より多いという調査結果もある。

ジョシュア少年が自殺したのは悲劇である。だが、彼の自殺が実際にコンバージョン治療によるものなのか、彼をトランスだと思い込ませたうつ病にあるものなのか現時点では解らない。

この件に関しての記事は全てコンバージョン治療が悪質な拷問であるかのように書いているが、その治療というものが一体どういうものなのかという具体的な例が出されていない。また、治療によって良くなった人たちがいるのかどうか、つまり成功率や失敗率に関するデータがまるで表示されていない。
コンバージョンセラピーを違法にせよ! と騒ぐ前に我々は次のことを学ぶ必要がある。

  1. コンバージョンセラピーとは具体的にどのようなものを指すのか
  2. 治療の成功率/失敗率はどのくらいなのか
  3. 治療の結果、自殺に追い込まれた患者はどのくらいいるのか
  4. 他にどのような治療法があり、その成功率/失敗率はコンバージョンに比べてどのようになっているのか

繰り返すが、性同一性障害の治療が性転換だと決め付けるのは非常に危険だ。私は性転換手術をしたことを後悔している人たちの記事をずいぶん読んだり聞いたりしたが、手術後の自殺者も多い。そのことについては去年にも書いたことがある。

2011年にスエーデンのカロリンスカ研究所が発表した調査によると、性転換手術をした324人の患者を30年間に渡って追った結果、手術後10年ぐらい経つと精神的な問題がどんどんひどくなることがわかった。しかも恐ろしいことにこうした人々の自殺率は普通の人の20倍にも及ぶという。なぜ手術を受けた人々の間でこんなにも自殺率が多いのかはわかっていないが、年を取るにつけ自分が社会から受け入れられずに孤立していくのが原因ではないかと思われる。

これだけみても性同一障害の治療をすぐに性転換手術に結びつけることの危険性が解るというもの。性転換手術が自殺の原因になったとはいえないが、手術が患者の心の病気の治療に効果的であるとはいえない。

コンバージョン治療を違法にせよとわめきたてる運動家の理屈でいけば、手術後患者の自殺率が一般社会の自殺率より20倍もあるような治療は断固違法にすべきということになるが、トランス運動家の間に性転換手術反対の声は聞かれない。それどころか性転換手術以外の治療は断固阻止するという動きのほうが圧倒的に強い。

トランス運動家は、手術を後悔して元の性に戻りたいという人々の声を暴力的に沈黙させている。
彼らの目的はまよえる子羊を救うことにあるのではない。彼らは自分らの変態的な生活を無理やり一般社会に押し付けることにある。だからちょっとでもトランス人口を増やすことが目的なのであり、性同一性障害に病む患者を治療することなど全く興味がないのだ。
私は「コンバージョンセラピーは違法にすべし」という法律は絶対に通してはならないと思う。特にこの治療の内容が具体的でないことが一番危険だ。

さて、関連記事だが、アメリカの老齢者用健康保険が性転換手術費用を支払うことになり、74歳の男性が女性になる転換手術を行なった。

国民の税金をこういうふうに無駄遣いするとは、いい加減にしてもらいたいね!


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アメリカで繰り広げられる日本を巡る左右運動

アップデートあり(1月4日):
この間、ひょんなことから私が先の戦争中(イラク・アフガン戦争)に追っていたマイケル・ヨンというフリーの海外記者が、何故か日本と韓国の慰安婦問題について書いているという話をしたばかりだが、ヨン氏は最近自分の英語のサイトとは別に日本語でもサイトを立て、英語と日本語の両国後でエントリーを書いている。
私は彼の書いている内容は過激で反韓感情を丸出しすぎているように思え、ちょっと抵抗あるのだが、それはまあいいとして、日本語の翻訳がひどい。ヨン氏の英語はアメリカ英語だが、かなり皮肉たっぷりのアメリカ的言い回しが多いので、日本語に訳すとへんてこな文章になり意味が伝わりにくい。私もミスター苺の書いた英語のエントリーを何回か拙ブログで日本語に訳したことがあるが、私の訳が下手すぎて意味が伝わらないことが多かったように思う。それで私は英語を日本語に訳すときは、そのまま訳さず先ず原文をきちんと理解してから自分なりに日本語の文章を創作するようにしている。そうでないと日本語の意味が通じなくなることがほとんどだからである。
さて、本題に移ろう。実は、小山エミなどが中心となってFeNDという在米邦人/日系人のフェミニスト団体が創設された。この団体は言わずと知れた極左翼団体。そしてこの団体が創設された目的というのも、日本の極右翼国粋主義と戦うためというものだ。で、真っ先に彼らの宿敵として名指しされているのが、なでしこアクション(在特会関連)、論破プロジェクト幸福の科学関連)エドワーズ博美さん(フェイスブックはこちら)といった人たち。この中には言わずと知れたテキサス親父ことトニーマラーノ氏も含まれている。 これらの面々が集まった記念写真がこちら。
小山のエミちゃんがご丁寧に「慰安婦否定論者たち」という見出しつきでサイトに掲載しているのから転載させてもらった。
私は日本の保守派団体の事情は知らないので、これらの団体がエミちゃんが言うような極右翼なのか、バリバリの国粋主義者なのかなんともいえない。
実を言うと、私がアメリカにおける慰安婦像建設には断固反対であり、日本が韓国に補償金を払ったり謝罪をする義務はないと思いながらも、アメリカにおける慰安婦像反対運動に積極的に参加しない理由は、そうした運動を率先しているひとたちの本質がいまひとつつかめないからである。
それに比べてアメリカの左翼リベラルの実情は理解できるし、左翼リベラルの偽善的なキーワードもすぐに見つけられるので、FeNDが極左翼フェミニスト団体であることは一目瞭然。カカシとは絶対に相容れない思想の持ち主であることは明白。しかし彼女たちと立ち向かっているから反対側は私と同意見なのかといえばそれはそうともいえない。敵の敵は必ずしも味方ならず。いくら慰安婦問題や竹島などの件で意見があっても、旧日本政府のナチスドイツとの同盟は正しかったとかイスラエルは撲滅すべきとかいうアンタイセメティズムの団体だったりしたら目も当てられない。(これらの団体がそうだといっているのではないのであしからず)
ところで、エミちゃんが紹介した「慰安婦否定論者たちの顔」という写真の見出しが気に入らないとして、テキサス親父ことマラーノ氏がFeNDでコメントを書いている。その内容はエミちゃんの日本語ブログに書かれているから引用。

マラーノ氏の当初の言い分は、自分は「慰安婦」の存在を否定しているわけではないのだから、慰安婦否定論と呼ぶのは間違いだ、というものだった。しかし歴史否定論というのは、ある歴史的事象について重大な事実を否認することをさすので、この反論は当たらない。ナチスドイツによるホロコーストはあったけれども本来の目的は虐殺ではなく国外追放だったとか、ヒトラーらナチス幹部は虐殺を知らなかった、あるいは犠牲者の人数は数千人に過ぎなかったという論者たちも、ホロコーストの存在自体を丸ごと否認する論者たちと同じく「ホロコースト否定論者」と呼ばれるのと同じだ。

つまり、慰安婦という女性たちが居たことは事実でも、日本軍に強制連行されたとか、20万人もいたとか、というのはおかしいのではないか、という疑問を持つことが慰安婦否定論者ということになるという理屈だが、実はこの理屈でいうと小山エミも慰安婦否定論者ということになってしまうのだ。
彼女自身が慰安婦問題についての考えを詳しく書いているエントリーでは、実はカカシとほとんど意見が同じなので笑ってしまった。

性的人身取引(ヒューマントラフィッキング)の問題について取り組んでいて一番問題だと思うのは、メディアや政治家などが、センセーショナルな例外的ケースに飛びついて、より一般的な例を見ないことです。たとえば、サディスティックな極悪犯が、幼い少女を誘拐して、毎晩何十人もの客を相手に売春させている、みたいな話ですね。
そういう例がないとは言わないですが、決して多くはない。もっとよくあるのは、恵まれない環境にいる十代後半の人たちが、家出したり、家から追い出されたり、あるいは施設から逃げ出して、生活のために売春をするケースです。そのなかで、住む家を与えるかわりに、搾取しようとする人に出会ったりする。
性的人身取引の問題を解決するには、かれらが家出したり逃げ出したりする根本的な原因、それはたとえば貧困であったり、家族のホモフォビアであったり、ほかにもいろいろ理由があるわけですが、それらに対処する必要があります。
(略)
その経験から考えるに、慰安婦問題においても、センセーショナルな例だけに注目し、それが全体であるかのように言うことで、議論を間違った方向に導いている人たちがいます。吉田証言がその最たるものですね。まああれは特殊例ですらなかったですが。
そういうセンセーショナルな取り上げ方は、「日本に対して不当である」以前に、実際に被害を受けた元慰安婦の方たちに失礼でもあります。
元慰安婦の方たちの証言をきちんと聞けば、とくに朝鮮半島においては、騙されたり売られたりして慰安所に連れてこられ、借金を負わされて売春を強要された、という証言がほとんどです。決して吉田証言のような暴力的な誘拐ではない。(とはいえ、性道徳の厳しい韓国社会において、少なくとも初期においては、暴力的に誘拐された、以外には告白できなかった、という事情はあったかもしれません。)
いっぽう、より前線のほうになると、軍によって直接連れ去られた、という証言が増えます。前線では、食料の補給もままならないことが多く、現地の軍が住民から直接接収したことも多かったようなので、慰安婦の補給が追いつかない前線で慰安所を設置しようと、そのような行為に出た部隊があったというのは、ありえる話だと思います。実際に、オランダ人女性に対する拉致暴行で戦犯裁判が確定している件も、そういう状況で起きたものだと思います。

ここまで常識がわかっているのに、なぜ韓国の理不尽な要求を擁護して日本政府を攻め立てる団体に加入したりするのか、私にはそこのところがわからない。
旧日本軍が韓国の女衒らに騙されて集められた慰安婦たちをそうと知っていながら雇っていたなら、旧日本軍にも責任がある。その点は私も同意する。が、しかし、それは今は存在しない帝国日本の支配下にあった今は存在しない旧日本軍の責任であり、現日本政府の責任ではない。
にもかかわらず、現日本政府は何度も韓国に補償金を払い、しなくてもいい謝罪を続けてきた。いったい韓国はこれ以上日本になにをやれというのか?
とここまで考えるとヨン氏が自分のサイトで書いていることに戻る。結局韓国は日本から金をゆすり取るのが目的。慰安婦問題も単なる口実。普段なら売春婦などを抱擁している図なんざ絶対みられたくないと思ってるような政治家たちが、ジャパンバッシングとなると年老いた「慰安婦」をテレビに出演させて偽の同情心丸出しで政治の道具に使っている。
フェミニストといわれる人たちが、そんな政府の女性利用に手を貸すというのはいったいどういうことなのだろう?
無論その答えは簡単。左翼フェミニストの目的は女性救済にあらず。女性を利用して自分らの政治的権力を高めるのがそもそもの目的。
この問題左翼団体も右翼団体も私にはちょっと近寄りがたい。
アップデート
ヨン氏の日本語サイトに翻訳が下手だなあ、という失礼なコメントを残したカカシに対して、非常に丁寧な返答をしていただいたので、こちらとしても失礼をお詫びした。翻訳はプロでなければそう簡単に出来ることではないし、私自身も結構日本語訳が下手すぎると批判された体験もある。見ず知らずの人に失礼すぎたことを言ったことに深く反省している。下記はヨン氏翻訳者さんからの返答。

苺畑カカシ 様
コメントありがとうございます.
Yonさんの文体はシンプルですが洗練されています.そのためかえって訳出が難しくなっています.
翻訳はボランティアでやっています.こなれた日本語に再変換する時間がありません.
そのため原文にできる限り忠実に訳出することにしております.
これが多少というか,かなり読みにくい,かたい訳になっている理由です.
誤訳のご指摘,文章の改善等の提案など,お知らせください.
改訂版に反映させます.
ご協力ありがとうございます.


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え、なんでマイケル・ヨンが韓国慰安婦について日本語で書いてるの?

皆さんはマイケル・ヨンという突撃ジャーナリストのことをご存知かな。自分も元軍人でイラク戦争時代から従軍記者としてイラクにも行っていたことがあるし、中東などでも体当たり取材をしていた人。拙ブログでも何回か紹介したことがあるが、最後に引用したのは2008年。彼のブログは一応お気に入りにしてあったのだが、あまりアメリカ軍の活動が活発でないので、最近はあまり見ないでいた。ひょんなことから彼の名前をまた聞いたので、久しぶりに彼のサイトに行ってみたら、突然日本語が出てきてびっくりした。しかも内容が韓国慰安婦の問題で、韓国側の主張はすべて嘘だったというもの。
この記事が書かれたのは11月の末のことなので、ま、カカシはちょっと遅れを取ったようなのだが、実は以前にもマイケル・ヨンが慰安婦問題に何故か関わっているという話をどっかで聞いたことがあった。ネットというのはおかしなもので、ひとつの題材についてちょっと調べ始めると意外な人たちの名前が飛び出してくる。左翼フェミニストの小山エミが慰安婦問題で在米日本人や日系人の子供がいじめにあっているというのは嘘だでっち上げだという記事を書いているのをみつけたのも偶然なのだが、その関係の記事を読んでいるうちにマイケル・ヨンの名前が出てきて、え、なんで?ということになったわけ。
ヨンの主張は非常に面白い。彼の主張は20万からの韓国女性が強制的に慰安婦として働かされていたという事実がもし本当だとしたら、日本軍や韓国人男性はどの様な行為をとらなければならなかったか、という軍人としてロジスティクス【logistics】 {軍事用語で兵站(へいたん)の意。企業の物流合理化の手段。原料の手当てから販売まで、物流を効率的に管理するシステムをいう}の立場から語っている。
先ずヨンは、当時日本軍には韓国人の兵士が多くいたことを指摘。ということはもし日本軍が強制的に韓国女性を連行したのであれば、韓国人男性もその行為に加担しなければならなかったはずだというもの。
ヨンは当時の韓国の人口は約2,300万人で、現在のテキサス州の人口は約2,600万人と似ていとし、もしテキサスの女性20万人が軍隊に連行されそうになったら、テキサスの男たちは黙っていないという。しかも軍隊のなかに多くのテキサスの男たちが混じっていれば、軍隊のなかで殺し合いが起きること間違いなし。韓国人男性が特別臆病だったというなら別だが、自国の女性が20万人も強制連行されるのを韓国人男性が指をくわえてみていたというのはどう考えてもおかしいというのだ。
ま、韓国は日本にほとんど抵抗なく併合されてしまったから、韓国男が極端に腰抜けだったというのは事実かもしれないがね。
とはいうものの、私はヨンの次の点に感心した。
20万人からの女性を管理し養うとなると居住施設や食料や衣服などが必要となる。しかも嫌々仕事をしている人間を管理したり警護したりするには人件費もかさむ。戦争真っ只中の日本軍に20万人もの慰安婦を養う余裕があったのだろうか?

この件について日本軍の将軍や提督の立場からも考えてみよう。日本は米国、オーストラリア、イギリス、中国、さらに連合国とも戦争している最中である。 どう考えても手いっぱいのはずだ。特に米国は海軍と海兵隊が進軍し、日本兵を見つけ次第どこであろうと攻撃していたのである。

軍隊の全ての指揮官は、常により多くの兵力と補給を求めるものだ。それが世の中の常である。誰か将軍に聞いてみるといい。もしくは企業の経営者に聞いて みるといい。競争相手に勝ちたい時、あるいは防御したい時には何が必要かと。彼らは常により多くの経営資源(=人、物、金)を欲しがるはずである。
20万人の女性を強制連行して、彼女たちを監視し、移動させ、食べさせる目的に経営資源を費やす将軍がいるとすれば、どんな種類の馬鹿なんだろうか。わざわざもう一つの戦争を作っているようなものだと気付くはずだと思うが?

実際に強制連行があったかないかは別として、ヨンの掲げたこの二つの疑問は非常に大切であり答えを要する。
この問題だけではないが、私は常にもし「Aが本当だとするならばBが起きなければならないはずだ」という考え方をすべての人がすべきだと考えている。それが出来れば物事が事実かどうかは割合簡単に把握することが出来るからだ。
たとえば、地球温暖化が実際に起きているのであれば、地球の温度は上がっているはず、、、あんまり単純すぎる例かな?(笑い)


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どんどん異様な事実が明らかになるバージニア女子大生の狂言輪姦事件

先日も紹介したバージニア大学の女子大生ジャッキーが2年前に同大学の男子生徒7人から暴力的に輪姦されたという話しだが、事件があったとされる当日の真夜中にジャッキーから呼び出されて彼女から直接話しを聞いたという三人の友達の証言がジャッキーの供述と全く違っていることがわかった。また、ジャッキーが当日デートしたとされる人物の実在性まで疑われており、この輪姦話はどんどん異様な展開を見せている。
このワシントンポストの記事によると、、、
2012年9月28日、土曜日の午前一時、バージニア大学の新入生仲間のランドル、アンディ、とシンディは、前の晩に化学の授業で一緒になった二年生とデートすると出かけていった同級生のジャッキーからヒステリックな電話を受けた。
ジャッキーのもとにかけつけた三人は彼女のうろたえぶりから、彼女の身に何か恐ろしいことが起きたのだと察した。ジャッキーによると、前の晩にデートした二年生に彼が所属するフラタニティーの建物に連れて行かれて、中にいた五人の男子学生からオーラルセックスを強制されたということだった。
この夜のことを、ワシントンポストは三人の証人一人々別々にインタビューしたところ、三人の話はローリングストーンに載ったジャッキーの話とは全く違っていた。
先ず、ジャッキーは、7人の男子生徒から殴られガラスのテーブルの上に投げ飛ばされ、壊れたテーブルのガラスの破片の上で強姦されたと証言している。
ジャッキー自身、当日友達にそんな話はしなかっただけでなく、三人は当日ジャッキーが切り傷や打撲傷を負っていた形跡は全くなかったと証言している。実際もしジャッキーが言うような暴行が彼女に加えられていたのだとしたら、即座に病院にいかなければ出血多量で死んでいただろう。悠長に友達に電話などしている余裕などなかったはずである。
ローリングストーンの記事のなかで描写される、駆けつけた友達三人の冷たい反応についても、三人は全く違うと主張する。元記事では三人が自分らが大学内での社交的な影響を考え、ジャッキーには警察に届けることをとどめたとあるが、実際はその逆で、三人が警察に届けるようにと強く勧めたのをジャッキーが嫌がって自分の寮に送って欲しいと主張したのだという。
友達として彼女の支えになってあげようとしたのは当然だが、三人は当初からジャッキーの話はおかしいと思ったという。それというのもジャッキーがデートをしたというドリューという二年生の存在が怪しかったからである。
ハンサムな二年生の正体
新入生のジャッキーは同じ一年生のランドルと意気投合。当初彼女のほうは積極的にランドルとの恋愛関係を求めたが、ランドルは拒否。その後はアンディ(男子?)とシンディ(女子)四人で友達として付き合っていた。
そのうちジャッキーは自分が救命隊員の仕事をしているときプールで出会った、化学の授業でも一緒になったというドリューという上級生の話をするようになった。興味のあった友達はこの男子生徒がどんな人なのかジャッキーに聞き始めると、彼女はドリューのものだという電話番号を教えてくれた。三人は携帯でドリューとメールを数回やりとりしたが、その際にドリューは自分のものだという顔写真を送ってきた。
だが、ジャッキーがドリューを三人に紹介することはなく、三人は実際にドリューに会ったことがない。三人はだんだんとドリューなる人物が本当に実在するのかどうか怪しむようになっていたという。
ワシントンポストの取材によると、実はドリューが送ってきた写真の主は全くの別人で、ジャッキーの出身高校の上級生のフェイスブックに載っていた写真だったことがわかった。この男性はジャッキーとは全く別の州の大学に通っており、事件当日はその大学の運動イベントに参加していた。男性はジャッキーとは面識がなく、バージニア大学のあるシャーロッツビル市には何年も行ったことがないと証言している。
ジャッキーがローリングストーンで描写したドリューは彼女が友達三人や後に大学のカウンセラーに話たものともかなり食い違っている。特に当時ジャッキーはドリューがフラタニティーのメンバーであるとは誰にも話していないのである。ローリングストーンはさらに、ランドルに取材を求めたが断られたと記載したいるが、ランドルはそんな要請は受けておらず、頼まれれば取材には喜んで応じていたと話している。
大学側によるとジャッキーの言うドリューなる生徒は大学に在学していない。また、大学のどのフラタニティーにもそんな男子生徒は居ないという。
事件から数ヵ月後にジャッキーから相談を受けた大学のカウンセラーも、ジャッキーが強姦されたことは信じきっているにも関わらず、ジャッキーが自分にした話はローリングストーンの話とは違っていたと証言し、警察に届けなかったのはジャッキーの意思だったとはっきり言う。
私はワシントンポストの記事を読んでいて、ジャッキーの身に何かが起きたのは2年前の9月28日ではなく、もっと以前なのだと感じる。それは彼女の身に外的な何かが起きたというより、精神面で何か恐ろしいことがおき始めていたということだ。
私は精神科の医者ではないが、他の精神患者の話しを幾つか読んで学んだことがある。それは、精神分裂症の患者は大抵が大学生くらいになるとその症状がはっきりしていくるということ。それというのも子供のうちは現実と空想の世界がはっきりしなくてもそれほど生活に支障をきたさないが、親の庇護から離れて独立しはじめる大学生になってくると、現実と妄想の世界を切り離せないと、現実社会で生きていくことが不可能になるからである。
故レーガン大統領を襲ったジョン・ヒンクリーという男も精神分裂症だった。彼は大学に行くため親元を離れて暮らしていた。ヒンクリーは大学に通ってガールフレンドも出来たと親には伝えており、三年近くも親から仕送りを受け取っていた。だが、どうもおかしいと思った父親が息子が暮らしているはずのアパートを訪ねてみると、息子は家賃滞納でアパートからはとっくに追い出されており、大学もずっと以前に退学したかされたかしていた。父親が一番ショックを受けたのは、ヒンクリーが詳細に渡って手紙に書いていたガールフレンドが、実在しないことを学んだときだったという。
ジャッキーが精神分裂症だなどと素人の私が勝手に診断できるわけはないが、こういう話を平気ででっち上げることが出来るというだけでも、ジャッキーなる女性は普通ではない。だが、問題なのはこういうおかしな人の話を裏も取らずに全く取材せずに事実として雑誌に掲載してしまった記者や編集者の態度である。
大学構内強姦が多いという嘘
この間も紹介した別の事件、リナ・ダナムも件でもそうなのだが、別の記者がちょっと関係者にインタビューするだけで、事件がどんどん崩れていくのに、元の記者が全く取材を怠るということはいったいどういうことなのか?
最近何故か左翼リベラルフェミニストの間で、大学キャンパスにおける強姦問題が注目を浴びている。何故彼女たちが大学キャンパスを標的にしたのかわからないが、実は大学構内で起きる強姦は構外よりもずっと少ないという統計が出ており、大学キャンパス内で起きる強姦事件は全体の0.3%くらいなのだそうだ。だが、フェミニストたちは大学内は女子学生には危険な場所だ、男子学生や大学側は女子大生を虐待しているという自説を推し進めるのに余念がない。
だから、リナ・ダナムの大学時代に保守派共和党学生にレイプされたという嘘や、ジャッキーの7人の大学生に輪姦されたという妄想が、裏づけもせずに大々的に報道されてしまうのだ。
最近ダナムは自分が話した「バリー」という名前は仮名で実在の人のことではないと認めた。だが、実在する保守派共和党クラブ員だったバリーという男性が受けた被害は、今更ダナムが謝っても取り返しが付かない。彼女の場合は確信犯だ。彼女はそういう男性が存在することを知った上で、読者が誤解して彼を強姦魔だと思い込むことを狙っていた。だが彼の姿形をとっぴょうしもないものにすることで、後で別人だ仮名だと誤魔化せると計画していたのだ。これも大学内における強姦の話を推し進め、保守派共和党員の名誉を傷つけることが最初から目的だったのである。
ジャッキー自身も左翼リベラルのフェミニスト活動家であり、彼女の話を書いた記者も過激派だ。
左翼リベラルにとって事実などどうでもいいのである。自分のはちゃめちゃな説が通せれば嘘だろうと妄想だろうともってこいなのだ。
だからこういう奴らには絶対に騙されてはならないのだ。
しかし一番頭にくるのは、こういうふうに強姦されたと嘘をつく女がいくらも居ると、本当に被害にあった女性たちがはた迷惑をこうむる。実際に被害にあった人たちが信じてもらえなくなるからだ。
常に思うのだが、フェミニストこそ女性の敵である。


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女は強姦されたという嘘は付かないって本当?

先週感謝祭で家族が集まったとき、女性が強姦されたという嘘はつかないと主張する義妹たちと議論になった。最近有名人やエリート大学キャンパスを巡る女性強姦の話しが主流メディアで色々とりざたされているからなだ。義妹たちの理屈は、女性にとって自分が性的な冒涜をされたという話を公表するのは非常に恥かしいことだ、なかなか信じてもらえなかったり、そうなったのは自分が悪いと批判されたりすることも多い、そうなると解っているのに何を好き好んで嘘など付くだろう、そんなことをする女性は存在しないというのである。ところが最近話題になった三つの事件のどれもこれも、きちんとした捜査が始まると、被害者とされる女性たちの供述が非常に怪しくなってきた。

  1. リナ・ダナム、人気女優が自叙伝の中で大学時代に保守派共和党の男子学生に強姦されたと暴露した件。
  2. ビル・コスビー、1960年時代からの人気黒人コメディアン俳優が、数人の女性から1960年から1970年にかけてキャリアを援助すると言って呼び寄せられてレイプされたと訴えられている件。
  3. バージニア大学の女学生「ジャッキー」(仮名)という女性が二年前に7人の同大学の男子学生から輪姦されたという件。

どの事件も現在ゴシップ雑誌のみならず主流メディアが「女性への暴力」という肩書きで大々的に書きたてているのだが、そのどれもこれもが本髄を正そうとすると崩れてしまうという、どうやら虚実の訴えであったことが明らかになってきた。しかしもともとの訴えが非常に深刻であることから、加害者とされた人々への被害は多大なるものがある。
ではそのひとつひとつを吟味してみよう。
1.リナ・ダナム、保守派共和党男子学生のバリーに強姦された!

一つ目は人気テレビ番組「ガールズ」のプロジューサーで自分が主演もしている女優のリナ・ダナム。今大ベストセラーになっている彼女の自叙伝「ノットザットカインドオブガール」(そんな娘じゃないわ)の中で、ダナムはオハイオ州で大学生時代、「バリー」という大学でも有名な保守派で共和党の男子学生にレイプされたと書いている。
ところがブレイトバートオンライン紙の記者が彼女の出身校のオバーリン大学に行って取材したところ、確かに彼女が大学生時代にバリーという共和党員の男子学生が在学していたことはわかった。しかし、当時のバリーを知っている人たちによると、このバリーはダーハムが言うような大学の図書館で働いていたことも、大学のラジオ番組でDJをしていたこともなく、顔に口髭があったとか、カウボーイブーツや帽子をかぶっていたというような描写とはおよそ当てはまらないことがわかった。これは当時の人たちの記憶に頼らなくても、バリーは大学の共和党サークル活動を活発にしていた人気者だったので、当時大学で色々と演説したりしているビデオや写真がいくらも残っている。記者は自分の目でバリーがダナムが描写する男性とは全く別人であることを確認した。
記者によると、このバリー・ワン(苗字仮名)はリナ・ダナムとは全く面識がなく、当時も彼はダナムのような同級生が居たことは知らなかったと証言している。ましてやダナムを強姦したなどという事実は当然否定している。
考えただけでも、ダナムのようなバリバリ左翼フェミニストが保守派共和党員の活動家のバリーと接点があるということがおかしい。いったいそんな二人がどんなパーティで一緒になるとうのか。例え仮にバリーがダーハムの居るパーティにたまたま出席したとしても、保守派共和党のバリーと左翼フェミニストのダナムが意気投合してダナムのアパートへ一緒に行くなんてことは考えられない。いったいバリーとダナムにどんな共通の話題があるというのか。それでもリナ・ダナムが絶世の美女とかいうのであれば話もわかるが、ダナムはお世辞にも美人とは言えず、人気番組のガールズのなかでも小太りの裸を意味もなくさらけ出すことで評判である。
それではダナムは別のバリーについて書いたのだろうか。しかしバリーという名前はそれほど一般的ではなく、ダナムが在学中に在学していたバリーはバリー・ワンしかいない。ましてや共和党サークルで活躍していたバリーといえばバリー・ワンしか当てはまらない。これではオバーリン大学と共和党サークルのバリーで検索した人たちは、バリー・ワンがダナムの強姦魔であると思い込む可能性は多いにある。現在は妻子もちのバリー・ワンさんは家族関係や職場での評判に亀裂が生じ非常に迷惑している。現在バリー・ワンさんは弁護士を雇って相談中ということだが、バリー・ワンさんにはダナムを名誉毀損で訴える要素がいくらもあると思うね。
もしもこのバリー・ワンがダナムの言う強姦魔ではないのだとすれば、ダナムは即座に訂正謝罪すべきである。だが、ダナムの目的は最初から保守派共和党員の評判を傷つけることにあったのだから、訂正などするはずがない。バリー・ワンに起きた人災をほくそ笑んでみていることだろう。
2. ビル・コスビーは連続強姦魔なのか?
若い世代の人にはビル・コスビーといってもピンとこないかもしれないが、ウィル・スミスやウエスリー・スナイプやデンゼル・ワシントンのずっと以前に、まだまだハリウッドの黒人差別がひどい時代、黒人俳優というよりも、たまたま黒人という登場人物として、しかも主役としてテレビで一躍スターとなったのがビル・コスビー。コスビーはコメディアンとしてもその才能は最たるもの。面白いし格好いいしで1960年代はアイ・スパイとか格好いいスパイ役で大人気だった。1980年代には30分ものの家族コメディー「コスビーショー」で美人の奥さんがいる四人の子持ちのお父さん役でまたまた大人気。黒人家族のステレオタイプを逸脱した中流家庭を描いて白人視聴者からも愛される番組だった。
最近は、コスビーは若い黒人青年男女に向けて、常に白人からの人種差別に文句ばかり言っていないで、自分で自分の道をひらうくべし、という保守的な内容の演説をあちこちで行なって引く手あまたであった。またテレビのスペシャルなどでも活躍しており、この12月にもコスビーのスペシャル番組が計画されていた。
ところが最近になって、1960年代から1970年代にかけて、コスビーに強姦されたという数人の女性たちが名乗りを上げた。この話が出たのが11月だったため、12月に予定されていたコスビーの日程はすべてキャンセルされてしまった。これによるコスビーの金銭的な打撃は大きいが、それ以上にコスビーの人格への打撃は多大なるものがある。
だいたい50年以上も前に起きたことを今更持ち出してくるということ自体がおかしいが、そんな昔のことではアリバイを出すこともできないし、無実であることの証明などほぼ不可能である。
実は2005年にも原告側の一人の女性はコスビーを訴えており、その時は裁判にならず示談で終わっている。ここではっきりさせておくが、示談とは原告が必ずしも非を認めたということではない。裁判で大騒ぎになって時間とお金をかけて争うと、裁判で勝ってもかえって被害が大きくなることもある。特に有名人の場合は強姦などという話題が長引くのは好ましくない。だから原告にある程度の金をはらって追っ払うというのはよくやることだ。それを利用して裁判をゆすりに使う悪い奴らが幾らでもいる。
すでに示談になっているのに、10年たってまたまた同じ罪で訴えるというのもおかしな話だ。また別の女性は、やはり10年前にゴシップ雑誌に自分が強姦されたという話を売ろうとしたが、雑誌の編集者が話しの真相が怪しすぎるというので掲載しなかったという。ゴシップ雑誌に拒否されるほど中身のない訴えとは、どれほど基盤のないものなのか?
3、大学生数人に輪姦されたという女子学生の供述は真実無根、記事を掲載したローリングストーンが訂正謝罪
先月、ジャッキー(仮名)という女子大学生が二年前にバージニア州立大学のフラタニティー(男子学生用クラブ寮)で行なわれたパーティにおいて、7人の男子学生から三時間に及ぶ暴力的な輪姦をされたという話をローリングストーンがバージニア大学は女性への性的暴行に対する対応がなっていない例として取り上げた。
もしこれが事実ならば大学内で大変な犯罪が起きたことになるため、大学側は事件があったとされるフィカイパサイ寮を閉鎖、関わったとされる男子生徒を停学処分にしていた。だが、警察の協力を得た綿密な捜査の結果、ジャッキーの言うような事件は起きておらず、すべては事実無根であることがはっきりした。特に、ジャッキーが襲われたという日に寮ではパーティは行なわれていなかったことがわかった。また、当日ジャッキーと話をしたという友人もジャッキーがショックを受けていたようではあったとはしながらも、雑誌に書かれたような暴行を受けた傷跡は見られなかったと証言している。
ローリングストーン誌は記事の掲載当初、ことがことだけに容疑者とされる男子学生に連絡を取らないでほしいというジャッキー当人の意思を尊重して男子学生たちにはインタビューしなかったことを認めている。
現役大学生にとって数ヶ月の停学は非常な損害だ。先ずその学期は台無しになるので、次の学期の単位は今学期の単位取得が必要だから、一ヶ月の停学は学生にとって一年の遅れを意味することもあり、卒業間近だったり就職内定だったりしているシニアだったら大打撃だろう。生徒がもしスポーツ選手だったりした場合、選手権にも出られないし、プロへの転向も難しくなってしまう。
第一一般市民が弁護士やとって無実を証明するとなるとかかる費用は並大抵のものではない。家族にかかった負担は大変なものだっただろう。
これらの告発に共通している点は、訴えられている方が保守派男性だということ。告発している女性たちにはそれぞれ保守派男性を糾弾したい、お金をむしりとりたい、名誉を汚したい、というアジェンダがある。そういう女性たちは普通なら恥かしくておおぴらに話せないようなことでも自分は被害者だといって大嘘をつけるのだ。
女は強姦されたという嘘は付かないというのは迷信だ。


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宇宙探索機科学者、着ていたシャツが女性蔑視と責められ涙の謝罪

クリティーナ・ホフ・サマーズといえばフェミニストの大御所であるが、彼女はあまりにも常識がありすぎて、現在の過激派左翼フェミニストたちからは目の敵にされている。彼女については以前にもカカシは紹介したことがあるが、最近彼女はユーチューブでファクチャアルフェミニストという番組をはじめた。そこで彼女は過激派左翼フェミニストの非常識な活動を色々紹介している。
本日はこのシャーツゲート。マット・テイラー宇宙工科学者といえば、この間彗星に探索機を着陸させた偉大な学者のひとりである。そのテイラー博士が彗星探索機着陸成功の記者会見の際に着ていたシャツが意外な問題をかもし出している。

物議を醸したのはテイラー博士の着ているTシャツである。露出の多い女性がプリントされたTシャツが「記者会見の場にそぐわない」「性差別主義(sexiste)的だ」として問題になったのである。
このインタビュー映像はTwitterで「炎上(enflammer)」、謝罪会見を行う騒ぎとなった。テイラー博士は「重大な誤りで、たくさんの人から非難された。非常に申し訳なく思っている」と言って謝罪した。

まったくなんで左翼フェミニストはこういうくだらないことでいきり立つのかね。そんな暇があったなら、このプロジェクトに参加している女性科学者たちを讃えることに専念してはいかがなものか。
テイラー博士は多分自分もかなりのリベラルなのだろう。そうでなければこんなくだらない批判に涙の謝罪なんてことにはならないはず。ま、公式インタビューの場にこういう下品なシャツを着ていくというのも非常識といえばそうだが、そこはエキセントリックな科学者のこと、そのくらい大目にみてやればいいのに。な~んて寛容度が全く通じないのが過激派フェミニストの特徴。
炎上したツイッターの会話ではテイラー博士はセクシストだと批判する声が多いが、そのなかで、「私が彗星に探索機を送れるような科学者なら着たい服を着るよ」という男性もいた。私も全く同意見である。
私がこの科学者なら次の記者会見では、「フェミニストの方々にはまことに申し訳のないことをした。私は女性への敬意を表するため、今回は半裸などという失礼な絵ではなく全裸女性の絵のついたシャツを着てきました。」とでも言うね。
ところで、ホフサマーズ女史はずいぶん昔から活躍しているので、かなりのお年なのかと思っていたのだが、このビデオを見て、彼女が結構若々しくて綺麗なのでちょっと驚いてる。英語に自信のある方は下記参照。


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カカシは典型的日本女子の悪い例という意見

というご意見をNさんから頂いたので、拙ブログからは追放するとは書いたものの結構おもしろいメールなので全文公開する。Nさんは共産主義を嫌っているという面だけは救いがあるので今までおつきあいしたのだが、「日本人女子は、、」という人種及び女性差別の言い分にはうんざりである。もてない「オタク」男の悪あがきにしか見えないね。
以下はカカシのコメント抜きのNさんのエントリーである。但し強調はカカシ。
==========
カカシさん。
その後の調査報告をしようと思います。
既に、カカシさんの観点には極めて政治思想の上で偏った
日本人女子の悪い
ポイントとして、露呈する結論に
なったので、特に返事は求めません。
私は、カカシさんと異なり、感情論での分析を避けている
人間なので
、多数の情報源との情報の一致を最重要視している
ポイントが最もカカシさんが、私を理解出来ないポイントでしょう。
正直、在米でありながら、未だアメリカにおいて、市民として
表面的にしか、溶け込めていないカカシさん
がそこにいます。
それは、いかに英語に堪能、そして、文化を知ろうとも、日本
の宗教の構図とカトリックとの関わり、それに助けられた、
アメリカ人との結婚に至るまで、キリスト教の考え方を
上辺だけで理解し、カカシさん自身が知ったかぶりをして
しまっているが故に言える事でもあります。
ブログで発言されている、
If you want peace, Prepare for war
知ったかぶりでラテン語までご披露されていますが、余りこういう
事はされない方が良い。本当の悪人に利用されますから。
(殆どの自信家の場合には、利用されている事にさえ全く
気づかないものです)
一応一般的に流布されている文言は
Si vis pacem, para bellum
で良いかと思います。
一応ロ-マ帝国の軍事学者という触れ込みになっていますが、
まず、先に言える事は、時代背景が全く異なる、現代にこの文言を
適用する概念が間違いであり、カカシさんが、いかに頭が古く、
柔軟性が無いかを説明するものとなります。
もっとも、この時代の日本で教える世界史には、単にロ-マ帝国
というだけで、東西ロ-マの分岐、流れには、大学同様に、教えて
いませんから、カカシさんが、鵜呑みにするのは理解出来ます。
簡単に言えば、東ロ-マから始まった、ユダヤの想定されなかった
好戦的な態度が、現在の神学の思想の根元を原点とする戦わねば
領土が侵されるという、旧ロシアの基礎思想とも連結される
事から来ています。
日本では全く説明されていませんが、神学(リベラルア-ツ)とは、
日本では左翼思想に分類される側になり、現中国の道教から
部分的に貰っています。
これが、正教会と結びつき、方やIRA、方や、イタリア修道会
のシチリア側との接点宗派として、成り立っていますから、
先の思想の、「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ。」
という概念は、アメリカ人ならば、ある程度理解出来るでしょうが、
カカシさんの様に、日本の宗教(真言宗、臨済宗、天台宗、曹洞宗、
国家神道、浄土宗、浄土真宗、戦好きで僅かな人達にだけ信仰
された、日蓮宗)の相互の相関図など分かりますまい。

日本でも、キリスト教では、日本キリスト教会と日本基督教団
がありますわな。それぞれの、本部を知る日本人女子に会った
試しがありませんから、いかに見た目だけでアメリカ人と
結婚したがるかが分かります。つまり、バカばかりです。

言うまでも無く、道教は、その昔、鑑真が、現在の曹洞宗として
日本に輸入した事が教科書には書かれています。
曹洞宗、臨済宗(映画=陰陽師 という事さえ、アナタは知りますまい)
は、禅宗と言われ、座禅を組む事で、御仏に、礼儀を示して、
導きを求めます。
奈良の大仏は、基本が天台宗ですが、曹洞宗も受け入れているため
台座に座っています。台座というのが、重要な意味を持ちます。
この曹洞宗の閉鎖的な思想が、更に閉鎖的になり、内向きな、
ロシア正教会と、合体すれば、そりゃ、領土が奪われると、毎日
疑心暗鬼になりますわな。
これが、上記の汝平和....。なんですわな。
でも、元から疑心暗鬼だから、外交が極めて下手で内向きな
側面があった、即ち、情報収集が極めて下手だから、常に軍備
増強していなくては、不安で安眠出来ないと読めます。
しかし、いたずらに、軍備増強をすれば、いかに敵国だろうと
外交の前に、相手に戦争を今すぐ始めるゾと誤解を与えてしまう。
だからこそ、ロシアは、昔から領土拡大による軍備に頼る平和主義
しか、唱えられなくなり、国民も同時に、騙さなくてはならない
事から、常に、必要も無いのに、相手国を威嚇していなくては
国民からの反逆の恐れも含めて、国が維持出来なくなる。
そういう思想にカカシさんは、全く気づいておらず、彼らの
戦略通りに、威嚇で、武装させ、戦争開始への、大義名分を
中国に与えようとしている。
世間知らずにも程があるってものですな。
因みに、情報を平等に集めた結果、書籍や、議員の情報と
ネットの報道各社の情報を収集した、分析結果では、悪さを
しているのは、日中間で、臨戦状態になる事で、中国に
外交ル-トを強く持つと言われる、創価学会、公明党
の銭欲しさの悪ふざけと、中国共産党の、資金不足から
来る、抜き差しならない崩壊への焦りですな。
現時点の習近平政権の焦りの理由は、戦争を始めても、
中国共産党幹部の海外逃亡で、共産党そのものが崩壊する
直前の状態にあり、逆に、戦争を起こさなければ、徐々に
拡大しつつある、騙された事に気づいた、国民からの
中国共産党本部への大反乱による、実質崩壊の板挟み
から、尖閣列島への侵略行為を限界点として、行っている
という事です。
何故なら、尖閣列島までなら、米国防長官が安保条約
に言及するだけで、済み、日本の自衛隊出動から、
日本人に緊張感を与えて、創価学会、公明党経由で
中国共産党運営費用が、日本の税金で賄えるという
非常にせこい考え方が現時点の全てです。
これが、私の言及した、中国のレ-ルの意味です。
いかに、アナタが騙されやすいか、お分かりかな。
それと、もう一つ、
「もう、お返事は書けない。」
これも、外交素人、言わば、営業素人だと、
自ら世間を知りませんと白状する人の
特徴です。国として、相手国にこんな返事を
書いたら、即刻戦争です。
気軽にその時の気分で風見鶏になり、自由に
職務放棄をしてしまう、アナタはその立場に
いたとしたら、どうなりますかな?
優柔不断も手伝って、直ぐに決断出来ますまい。
返事として書かれた、文面は立派なものですわ。
しかし、中身が全く無い、教科書通りにしか、説明
とスピ-チが出来ない、日本人女子の、悪い常識です。
責任を逃れたい余りに、社会主義圏に亡命しか無いでしょう。


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