主流メディアのニュースキャスターのエリート意識には本当に反吐が出る。今日MSNBCの朝番組の司会者ジョー・スカ―ボロ―が下記のような発言をした。
どっかのニュースチャンネルで、去年の夏に夫婦でやってるような店が破損されたのと国会議事堂が襲われたのと何が違うのかなんて馬鹿なことを言ってる奴がいた、違うよ、馬鹿野郎、国会議事堂はアメリカ民主主義の中心だ、俺は人々が自分の所有物を守る権利を強く信じているが、たかが屋台と国会議事堂を一緒にするようなことはしない。俺はタコスを売ることとアメリカ憲法を遂行することを同一視したりしないんだよ。
これに関してデイリーコーラー誌はツイートで「ケノーシャの暴動で焼失したスコット・カーペンターの家具屋はタコス屋台だったんだね。」とおちょくった。これをきっかけにツイッターでスカ―ボロとデイリーコーラーの言い争いがちょっと続いた。下記がスカ―ボロの返答。
同じだと思うのか?お前は個人の所有物棄損が忌まわしいことであると同時に国会議事堂へのテロ攻撃の方がアメリカにとってはより脅威であるということもわからないほど馬鹿なのか?倉庫放火が9・11と同なのか?
それに対してデイリーコーラーは:
ミネアポリス(暴動で店を焼き払われた女性経営者)のステファニー・ウィルラードさんをぜひともモーニングジョー(スカ―ボロの番組)にゲストに招んで、なぜ彼女の商店街が議事堂より大事ではないのか説明してくれるのを楽しみにしてるよ。
スカ―ボロは去年の夏中続いた(今も一部では続いている)BLM/ANTIFAの暴動をたかがタコス屋台一軒が焼かれたかのように過小評価しているが、それよりも腹がたったのは、彼がタコス屋台を経営してる人たちのことをバカに仕切っているという点だ。
何故議事堂で議会をしてる政治家のお偉いさんたちの方が、タコス屋台を引いて毎日一生懸命働いてるおっさんよりも偉いということになるのだ?議事堂は襲われたが、あの場に居た政治家の一人でも怪我をしたわけでもなく財産を失ったわけでもない。タコス屋台で身を立ててるおっさんが、この屋台を壊されたら露頭に迷うのだ、なぜそれが大事なことではないといえるのだ?
ましてや、あの情けない議事堂乱入事件を911と比べるなど愚の骨頂である。
議事堂は確かに民主主義の象徴かもしれないが、結局はただの建物ではないか。議事堂が燃えることの方が商店街が燃えることより悲劇的なことなのか? だったら夏中民主主義の象徴であるリンカーン像やワシントン像が壊されていた間、スカ―ボロは一言でも批判の言葉を発したのか?
これについてちょっと批判した私に左翼エリートらしいツイッタラーから反論があった。国会議事堂では憲法を遂行するための議論がされていたのだ。それがテロ集団によって妨害されたのを軽視するのか。といった内容。
ばかにしないでよ!(山口百恵風)
憲法が大事だっていうなら、退任大統領を弾劾裁判にかけるなんていう茶番劇をするような憲法をバカにした政治家に何か言え!そんな奴らが集まってる議事堂に情けない連中が十数人なだれ込んで二時間くらい暴れたからって何だと言うのだ。夏中燃え続けた何百と言う商店街について何ひとつ批判しなかった民主党議員たちなんぞがくだらない議会を開いてる議事堂の窓が二つ三つ割られたからといってなんだというのだ!
夏中どれだけの庶民がひどい目に合わされてきても何もいうことがなかった人間が、自分たちが攻撃の対象になったら大騒ぎ。所詮エリート意識まるだしの連中に私は心から軽蔑の念を抱く。