働く庶民をバカに仕切った左翼エリート司会者の暴言、「国会議事堂乱入事件の方がそのへんの屋台が焼かれたことより大事件」

主流メディアのニュースキャスターのエリート意識には本当に反吐が出る。今日MSNBCの朝番組の司会者ジョー・スカ―ボロ―が下記のような発言をした。

どっかのニュースチャンネルで、去年の夏に夫婦でやってるような店が破損されたのと国会議事堂が襲われたのと何が違うのかなんて馬鹿なことを言ってる奴がいた、違うよ、馬鹿野郎、国会議事堂はアメリカ民主主義の中心だ、俺は人々が自分の所有物を守る権利を強く信じているが、たかが屋台と国会議事堂を一緒にするようなことはしない。俺はタコスを売ることとアメリカ憲法を遂行することを同一視したりしないんだよ。

これに関してデイリーコーラー誌はツイートで「ケノーシャの暴動で焼失したスコット・カーペンターの家具屋はタコス屋台だったんだね。」とおちょくった。これをきっかけにツイッターでスカ―ボロとデイリーコーラーの言い争いがちょっと続いた。下記がスカ―ボロの返答。

同じだと思うのか?お前は個人の所有物棄損が忌まわしいことであると同時に国会議事堂へのテロ攻撃の方がアメリカにとってはより脅威であるということもわからないほど馬鹿なのか?倉庫放火が9・11と同なのか?

それに対してデイリーコーラーは:

ミネアポリス(暴動で店を焼き払われた女性経営者)のステファニー・ウィルラードさんをぜひともモーニングジョー(スカ―ボロの番組)にゲストに招んで、なぜ彼女の商店街が議事堂より大事ではないのか説明してくれるのを楽しみにしてるよ。

スカ―ボロは去年の夏中続いた(今も一部では続いている)BLM/ANTIFAの暴動をたかがタコス屋台一軒が焼かれたかのように過小評価しているが、それよりも腹がたったのは、彼がタコス屋台を経営してる人たちのことをバカに仕切っているという点だ。

何故議事堂で議会をしてる政治家のお偉いさんたちの方が、タコス屋台を引いて毎日一生懸命働いてるおっさんよりも偉いということになるのだ?議事堂は襲われたが、あの場に居た政治家の一人でも怪我をしたわけでもなく財産を失ったわけでもない。タコス屋台で身を立ててるおっさんが、この屋台を壊されたら露頭に迷うのだ、なぜそれが大事なことではないといえるのだ?

ましてや、あの情けない議事堂乱入事件を911と比べるなど愚の骨頂である。

議事堂は確かに民主主義の象徴かもしれないが、結局はただの建物ではないか。議事堂が燃えることの方が商店街が燃えることより悲劇的なことなのか? だったら夏中民主主義の象徴であるリンカーン像やワシントン像が壊されていた間、スカ―ボロは一言でも批判の言葉を発したのか?

これについてちょっと批判した私に左翼エリートらしいツイッタラーから反論があった。国会議事堂では憲法を遂行するための議論がされていたのだ。それがテロ集団によって妨害されたのを軽視するのか。といった内容。

ばかにしないでよ!(山口百恵風)

憲法が大事だっていうなら、退任大統領を弾劾裁判にかけるなんていう茶番劇をするような憲法をバカにした政治家に何か言え!そんな奴らが集まってる議事堂に情けない連中が十数人なだれ込んで二時間くらい暴れたからって何だと言うのだ。夏中燃え続けた何百と言う商店街について何ひとつ批判しなかった民主党議員たちなんぞがくだらない議会を開いてる議事堂の窓が二つ三つ割られたからといってなんだというのだ!

夏中どれだけの庶民がひどい目に合わされてきても何もいうことがなかった人間が、自分たちが攻撃の対象になったら大騒ぎ。所詮エリート意識まるだしの連中に私は心から軽蔑の念を抱く。


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パーソナリティーカルトを垣間見た週末

今日はツイッター内でのおかしな話をちょっとしよう。先日BさんとUさんというツイッタラーさんたちが、それぞれ個別にAさんというツイッタラーさんについて色々書いていた。実は私もAさんとちょっとだけ交流があったので、興味があって読んでみたらとんでもないことが書かれていて驚いた。

Aさんは自分のフォロワーさんたちを使って自分が気に入らないツイッタラーさん達に集中攻撃をかけ、アカウントを凍結させたり一時停止させたりしているという。この被害を受けたのは一般人から政治家から多種多様だったようだ。しかもダイレクトメール(DM)というツールを使ってフォロワー達に日がな一日命令を出し続けているというのだ。そしてそれをやったのは今回が最初ではなく、以前には全く別のハンドル名を使い、医者だとか弁護士だとかいう装いでフォロワーを集めていたのだという。

私がAさんのツイッターをフォローした理由は、彼女がトランプ大統領の応援を熱心にしていて、トランプ大統領に関する英語の記事を訳したりしていたからだ。去年の10月頃から始まったように記憶している。彼女は色々アメリカ中を旅行しているような書き方だった。そのうちトランプ大統領選挙キャンペーンの内部者であるかのような書き込みが続いたのだが、私は特に気にしなかった。別に彼女が内部者であると信じたからではなく、トランプを応援する熱意が強いばかりに、自分もキャンペーンに参加している気分でいたいのだろうと思っていた。単にトランプが好きだというだけなら、そのくらいのファンタジーは無害だろうと思っていたのだ。

しかし、そのうちに彼女は「自分は中傷誹謗されている」「あまりにもアンチが多いので鍵垢にする」などといったツイートが多くなり、しかも彼女のフォロワーと言う人から「Aさんは脅迫されているので、ツイートを止めざる負えなくなるかもしれない」というツイートがあった。そしておかしなことに、いつの間にか相互フォローだったはずなのに、彼女のツイートが読めなくなっており、DMで事情を聴いたら、間違えてブロックしてしまった、解除してフォローしたのでフォローしなおしてくれと連絡があった。

だが、この頃から彼女に関しておかしな噂を聞くようになっていた私は面倒くさくなってフォローはせずに放置しておいたら、いつの間にかまたブロックされていた。

最近になって、彼女に騙されて他人のアカウントをブロックしたり通報したりして二か月近く踊らされた挙句に彼女の攻撃の対象となって被害を受けたという人の体験談を読んで、まさしくAさんはカルトパーソナリティーだなと感じた。

Aさんが巧にフォロワーを集めたやり方をBさんはこう分析している。

  1. 自身のブランド化(在米、WH関係者など)
  2. 圧倒的投稿率(24/7常駐)
  3. ドラマ性(狙われている、鍵付け外し、バン・やめます詐欺)
  4. 信者への献身(まめにリプやDM)
  5. 連携感を生む(戦いましょう、ブロックしましょう)

まずAさんは自分の経歴で他人からの尊敬と共感を生む。今は在米でホワイトハウスの関係者、以前は医者で弁護士などと言っていた。笑っちゃうのは彼女が今年初めごろに使っていた経歴の華やかさだ。

「東京大学卒業。大学在籍中に司法試験合格。ハーバード大学院卒。NYで弁護士資格あり。米軍医。今は育休」たしかそんな感じだった。もし私がこんな経歴を最初から読んでいたらAさんに共感を持つなどということはしなかっただろう。

なぜなら、アメリカで医師免許と弁護士資格の両方を取ろうと思ったら、双方を平行してやるということは先ず無理。医師なら医大を出た後にインターンを3年くらいはやる必要があるし、弁護士の場合は大学卒業後に法律学校へ3年行って司法試験に受かって法律事務所で何年かのインターンをする必要がある。だからもしこんな人が居るとしたら、すべて終わらせるまでに30代半ばになっている可能性がある。そのうえで海軍に入隊するとなると年齢制限に引っかかるし、よしんばぎりぎりセーフで入れたとしても、そこでキャリアを積んでるとするならば今はもう40歳くらいにはなっているだろう。それで新ママというのも、まあ不可能ではないがかなり不思議な状況だ。

と普通なら思うはずなのだが、騙されてしまった人が結構いる。しかも自分は元自衛隊隊員だったり医者だったりと、元来なら常識のありそうな人達がころっと騙されたのだから不思議である。

BさんはAさんがまめにフォロワーさんたちと連絡を取り合っていることが鍵だという。体験談を書いた元自衛隊員の男性は毎朝Aさんからおはようの挨拶が来ていた。DMでメンバー仲間でのちゃっとなどを頻繁にやっていた。送信すると速攻で返事がきた、などと語っていた。そうやって相手に親近感を沸かせ、相手がAさんの話に矛盾を感じて質問したりしても、無関係な話ではぐらかすということをやっていたようだ。

しかし元自衛隊員さんによれば、Aさんの話があまりにも矛盾だらけで、どう考えても辻褄が合わないので、だんだんと不信感を抱くようになったそうだ。Aさんは湾岸戦争で軍医として出動していたとか髭の隊長と顔見知りだとか言っていたそうだ。湾岸戦争が起きたのは1991年ごろなのでそんなころにすでに医者だったとしたら、今はもう60近いおばちゃんになってるはずで、新ママというのはあり得ない。第一湾岸戦争は陸軍が主体で彼女は海軍の軍医のはずじゃ、、とまあこういう具合である。

これだけ彼女の正体が暴かれても、まだ何万と言う人が彼女をフォローしている。彼女の魔力に惑わされている人には何を言っても効き目がないようだ。元自衛隊員さんによれば、親しくなればなるほど会話が増え、彼女の矛盾が顕著になっていくという。なぜならAさんは親しい人にほど多くの嘘をついているからだと。

私も当初は彼女に騙された口なので他人のことは言えないが、カルトパーソナリティーというのは結構身近にいるようだ。特にネット上はこういう人が多いので要注意である。


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カカシがリアリティショーが嫌いな訳

私は昔からリアリティショーが嫌いだ。他人の私生活を観るのなんて除きみたいで趣味が悪い。それに出演している人達は往々にして品が悪く素行も決していいとはいえない。アメリカで有名なリアリティ家族といえばカダシアン一家。彼らはお母さんがプロデューサーでこの番組のおかげで大金持ちになった。たしかに彼女たちは美人だが、何の芸もないのにパーソナリティーだけで有名になった家族のことなんて私は全然興味がない。

だがそれよりも、私が一番嫌いなのは気に入らないメンバーを毎週事に追い出していくサバイバーやビッグブラザーみたいなショーだ。出演者のパーソナリティーがぶつかり合い、しかもお互いライバル意識丸出しで相手を蹴落とそうという企てが常に行われているのが醜くていやだ。

ただリアリティーショーの枠には入ってはいるが、昔やっていたダックダイナスティーやアメリカンチョッパーや故スティーブ・アーウィンのクロカダイルハンターなんかは面白かった。これらはリアリティーショーというよりドキュメンタリーと言った感じだったし、私が好きだったのは、これらの番組は自分らの変わった職業を題材にして、いかに仕事を完成させるかということに重点が置かれていたからだと思う。

さて、それで今回日本のリアリティショーに出演していた女子プロレスラーの若い女性が自殺をしたという話だが、SNSでの攻撃に耐えきれず追い詰められてしまったようという説が有力のようだ。番組の編集のしかたにも問題があり、彼女への悪意を煽ったのではないかと言う批判もある。

これは決して彼女個人への攻撃ではない。だが一般的に個人攻撃をされたくないならタレントとしての外面と個人としての内面の境界線がぼやけてしまうような番組には出演すべきではない。

私は好きな俳優/歌手のフェイスブックを追っているが、彼らの投稿はコンサートやドラマの宣伝がほとんどで、私生活については結構おざなりなことしか書かれていない。今日は家族のためにこんな料理したとか、犬が可愛いとか。芸能人のSNSなんてそのくらいにしておくべきだと思うね。

私が疑問に思うのは、亡くなった女性はレスラーとしても悪役を演じていたらしいし、テレビでも悪役を演じているのだという意識はなかったのだろうかということだ。アンチによる叩きは自分個人についたものではなく、悪役レスラーというキャラクターについたものなのだと割り切ることは出来なかったのだろうか?そう割り切るには22歳なんてまだ若すぎたのかもしれない。お気の毒なことだ。ご冥福をお祈りする。

言ってみれば、ユーチューブなどはリアリティーショーの最たるものともいえる。なにせ個人で自分をさらけ出してやっているわけだから。最近は若い人が安易にユーチューブで動画を出しているが、こういう人達は将来のことも考えて、かなり慎重になる必要があると思う。特に顔を出してやっている人達は、どこのだれかすぐに特定されてしまうし、家の様子とかを写すと住所が指定されてストーカーに狙われる可能性も大きい。子供を出汁にしてユーチューブを上げてる人も結構いるが、あれも気を付けた方がいいのではないかと思う。(でもすごい金儲けしてる子供チャンネルもあるらしいから誘惑はかなり大きい)

ユーチューバーの話がでたので

今日はどうでもいい話を書いているので、ついでに私が最近嵌ってるユーチューバーの話でもしよう。

私は昔から旅行記が好きだ。大昔子供だったころに兼高かおるさんの世界の旅を毎週日曜日家族と一緒に観ていて、大人になったら絶対に外国に行きたいと思っていた。当時は外国旅行は珍しかったので。元モンティーパイソンのメンバーのマイケル・ペイリンの80日間世界の旅なんてのは凄く良かった。

というわけで私はJブロガーと呼ばれる在日外国人ブロガーの一人、クリス・ブロードのAbroad in Japanというチャンネルが好きだ。クリスはイギリス人ですでに在日8年目くらい。岩手県を拠点に主に北陸や東北地方をめぐる旅行記を製作しているが、時々日本縦断サイクリングツアーなどもやって2018年には岩手から鹿児島まで2000kmに及ぶサイクリングの旅を一か月以上かけてやったこともある。リアリティショーでもこういうのは楽しくていいな。旅行好きな人や日本に興味のある人にはお薦めである。


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ツイッターよ、お前もか!中共の魔の手が伸びるソーシャルメディア

もう4~5年前からフェイスブックやユーチューブ(グーグル)による言論弾圧はひどくなっていた。つい先日も武漢ウイルスについてロックダウンに疑問を示すベイカースフィールドの医師たちによる記者会見ビデオが「誤解を招く情報」とかいう理由で削除されてしまった。ユーチューブの会長は武漢ウイルスについてWHOの見解と反する情報は誤った情報として検閲すると公言していた。WHOの見解とはつまり中共の見解だ。

先日ツイッターもまた偽情報を厳しく検閲すると発表した。しかし何が正しく何が誤った情報であるかをツイッターはどのように判断するのだろうか、と思っていたらその答えがはっきりした。こちら大紀元(エポックタイムス)の記事より。

ツイッター、中国系AI学者を独立取締役に就任 共産党プロパガンダ増加の懸念

顔認証システム開発の中国AI学者・李飛飛氏が、ツイッターの独立取締役に就任した。写真は2018年10月、カリフォルニア州で開かれた米技術系誌「Wired」主催の講演会に参加した李氏(GettyImages)
顔認証システム開発の中国AI学者・李飛飛氏が、ツイッターの独立取締役に就任した。写真は2018年10月、カリフォルニア州で開かれた米技術系誌「Wired」主催の講演会に参加した李氏(GettyImages)

ソーシャルメディア・プラットフォームのツイッター(Twitter)は5月11日、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の流行の誤った情報を取り締まると発表した。同日、人工知能分野で著名な中国の学者・李飛飛氏(リー・フェイフェイ、43)が独立取締役に就任したことも発表した。李飛飛氏は過去、中国ハイレベル人材招へい計画「千人計画」に参加し、中国共産党思想を掲げていたことがあるため、ツイッターの独立性に悪影響を及ぼす可能性がある。

ツイッターは11日発表のプレスリリースで、新たに独立取締役に就任する李飛飛氏について、「彼女のAIに関する専門知識は、ツイッターの多様性にプラスの変化をもたらす」と書いた。 

同日、ツイッターは、誤解を招く情報を取り締まるため(強調はカカシ)の新たな措置を発表した。これは、検証されていない情報や物議を醸している情報を含むツイートに注意書きを追加したり、深刻な被害をもたらす可能性のある誤解を招く情報の削除を行う。ツイッターは、まず初めに、ニセ情報対策として中共肺炎(新型コロナウイルス肺炎)の流行についてのツイートを対象にするという。

ツイッターにおいて、李氏の独立取締役としての役割と、ニセ情報取り締まりの新規定について何の関係があるのかは説明されていない。 しかし、過去には「千人計画」に参加し、中国の技術開発の国家プロジェクトに加わった経歴のある李氏について、外部で人選の見直しを求める声が上がっている。(略)

2009年に中国市場から撤退したグーグルだが、2017年のグーグルによる中国AIセンター設立は、「本格的な中国回帰」と報道された。また、李飛飛氏が2017年のAIセンター共同所長就任のスピーチで、中国共産党が多用するスローガンである「不忘初心(初心忘れるべからず)」を使用し、「中国己覚醒(中国はすでに目覚めた)」と称賛の言葉を口にした。

どうしてアメリカのソーシャルメディアってのはこう中共よりなのだろう。李飛飛に検閲させるなら中共に検閲させるのと変わらないではないか。そのうちツイッターで武漢ウイルスなどという言葉使いをしたら口座が凍結されるなどということになるのだろうな。

削除とまではいかなくても、中共に関する批判ツイートをすると訳の解らに中国人に付きまとわれることがある。私は3回くらいこれをやられた。最初は付き合って何回かやり取りしたが、もしもこれが中国人工作員だったら怖いのでブロックした。あとの二回はほぼ何も言わずにブロック。こんな奴らに何を言っても無駄だからね。

しかしこうやって言論は弾圧すればするほど人々が中共への反感を持つ。先に削除されたベイカースフィールドの医師たちのビデオはダウンロードした人たちが消される度にアップロードしているため、すでに何百万回の再生がされ、非常に多くの人の目に触れてしまった。黙っていれば話題にならず数千回で忘れ去られていただろうに。

旧ソ連では大本営放送がメディアを仕切っていたが、それでも人々は違法にプリントしたりコピーしたりして正しい情報を水面下で読んでいた。ネットの時代、いちどアップした動画や情報はどれだけ検閲しようが消え去ることはない。誰かが見つけて情報を流すだろう。

中国共産党もアメリカ左翼も人々の言論を弾圧し思想をコントロールしようとしている。だが彼らは成功しない。彼らの策略はすぐに表ざたになり人々は中共の悪どさに気が付くだろう。


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無収益扱いに怒りYouTube相手に訴訟を起こしたLGBT団体の偽善

最近ユーチューブでは同性愛関係のビデオが次々に無収益になっているとかで、LGBTQ界隈ではユーチューブに対してかなり怒り心頭な雰囲気がある。

このビデオによると、「ゲイ」とか「ホモ」とかいう言葉を使うと文脈がどうであれ無収益になってしまうんだそうだ。全く同じ内容のビデオを「友達」とか「幸せ」とかいう言葉に置き換えるとフリーパス。ユーチューバーの何人かがどのような言葉が無収益対象になるのか色々試してみた結果、ユーチューブはユーザーたちに真実を話していないと結論づける。

最近、LGBTQ界隈が不公平に差別されていると感じた数人のユーチューバーたちがユーチューブ相手に訴訟を起こした。彼らの主張は、ユーチューブが公式に発表していないAIによるアルゴリズムや人間の審査官たちの偏見によって、規制がLGBTQのみに当てはめられ、自分たちが不当に差別されているというものだ。

YTは世界中に配信しているので、同性愛を違法にしてる国々でも一般の視聴者が安心して見られる内容だけを作るとしたら、必然的にLGBTQに差別的な規制が起きてしまうというのは理解できる。YTはその規則をはっきりと明示していないため、どう云う表現や内容が規制対象になるのか、実際に無収益になったり除去されたりしない限り本人たちには全く予測がつかないというのも本当である。

しかし私がLGBTQの訴訟が偽善的だと思う理由は、彼らこそが保守派ユーチューバーのスティーブン・クラウダーをYTから追い出そうとした張本人たちであり、未だに同性愛に批判的な意見や充分に左翼ではない意見は弾圧してもよい、いや、ヘイトスピーチとして断じて弾圧すべきだと言い張ってる輩だからである。

これはあいちトリエンナーレで言論の不自由展とやらの展示をした連中と同じで、他人の意見はヘイトだと言って弾圧するくせに、自分らの意見が多少でも批判されたら差別された!と被害者ぶって大騒ぎしている。

私は言論の自由とは聞くに堪えない他人の意見や表現を守ることにあると何度も言ってきた。自分が嫌いな意見が弾圧される社会は、いつか自分の意見も弾圧するようになる。すでにどのような形であれ言論の弾圧を甘受した人間にそれを批判する資格はない。



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ユーチューブのバン祭り、保守派は愚痴っているより新対策を考える時

先日ユーチューブにおいて人気保守派ユーチューバーのスティーブン・クラウダーのチャンネルが全面的に無収益(Demonitorized)対象となったことが発端となり、保守やリベラル関係なく多々の独立チャンネルが凍結されたり無収益対象となったりしたことが大きな話題を呼んでいる。

ユーチューブではビデオ再生に一回いくらの宣伝収益が付くことになっているので人気があればそれだけで生計を立てられる人もいる。超人気ユーチューバーなどは年収何億円という収益になる。つまり、そこそこの人気ユーチューバーならばチャンネルが凍結されたり、ビデオが無収益対象にされるのは死活問題である。

さて、なぜユーチューブは人気独立チャンネルの一掃を始めたのだろうか。ユーチューブはこれまでにも「過激派」とされたチャンネルをいくつも凍結してきた。陰謀論説者のアレックス・ジョーンズやアルタナ右翼とされたマイロ・イヤナポリスや、過激派右翼ジャーナリストのローラー・ルーマーなどがその例。ユーチューブが右翼保守が嫌いな傾向にあるのは前々からあきらかだった。過激派でも陰謀論説者でもないプレイガー大学チャンネルは、その保守派的内容からしょっちゅうビデオが無収益対象にされてきた。しかし、今回のクラウダーや他のチャンネルに起きた一掃はこれまでとはかなり違う。

クラウダーは元々コメディアンで、映画やテレビで活躍した過去もある。今はユーチューブチャンネルでコメディタッチで時事問題を扱って大人気をかもしている。事の発端はクラウダーがVoxMediaという左翼チャンネルのホスト、カーロス・マザをおちょくったことにある。自分でことあるごとに自分はラテン系だとかゲイだとか言ってるマザに関して、クラウダーは「Voxのラテン系ホモのマザ」などと言って笑いものにしたというのだ。これに怒ったマザはユーチューブにクラウダーのチャンネルを凍結しろと要求したのだ。まったくお前、小学何年生だよ?といいたくなる。

実はこれ、保守派におちょくられた左翼ユーチューバーによるヒステリーなどという軽いものではない。VoxMediaというのは個人がちまちまやっている弱小チャンネルではない。VoxMedia そのものが米国主流メディアのNBCユニバーサル社という超大企業が2千万ドルという投資されてるほどの大企業なのである。最近VoxMedia以外にもBuzzFeedやViceといったネットメディアがテレビ主流メディアと組んでネットメディアを独占しようとする動きが盛んになっている。

これらの主流メディアにとって一番厄介なのが人気独立チャンネルだ。なぜなら独立チャンネルは彼らの支配下にないからで、独立チャンネルの存在をゆるせば主流メディアによる社会論を独占できなくなるからなのである。

これまでユーチューブのバン祭りの対象となってきたのが、過激派右翼ばかりで自分とは関係ないと思っていたユーチューバーたちも、今回のパージ(一掃)で分かったはず。主流メディアの狙いは右翼保守派の意見を弾圧することにあるのではなく、右翼だろうと左翼だろうと主流メディア以外の声すべてを弾圧することにあるのだ。彼らの目指すものは企業独裁主義、つまりファシズム。

さて、ではどうすればいいのか。

これまでのようにユーチューバーは保守派を差別しているなどと愚痴をこぼしているだけでは何も解決しない。だいたい左翼が作り上げたプラットフォームで右翼保守がのうのうと金儲けさせてもらえると思っていた方が悪い。

すでにクラウダーやジョーダン・B・ピーターソン教授やデイブ・ルーベンなどがユーチューブやツイッターやフェイスブックといった左派系SNSに頼らない新しいプラットフォーム作成に手掛けている。保守派ユーチューバーたちは他の独立チャンネルと提携して全く別の自分らのプラアットフォームを作り上げるべきだろう。今すぐにはできなくても、もし今ユーチューブで多少なりとも収益を得ているのなら、その資金を使って別のプラットフォーム制作に投資すべきだ。今は大丈夫でもいずれ非収益対象にされたり凍結される日は来る。「もし」ではなく「いつ」の時期に入ってしまったのだから。

そういうわけで今回の一掃は、今まで自分には関係がないと呑気に構えていた保守派や独立ユーチューバーに警鐘を鳴らすという意味でよかったのかもしれない。



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ネット上で冤罪被害にあったら、汚名は返上できるのか?

先日何気なくリツイートしたこの記事がけっこ注目を集めているので、もう少し掘り下げて書いてみよう。

アメリカはカリフォルニアにあるチポートレというメキシコ料理のファーストフード店での話。6か月前、そこの店員をしていたドミニーく・モーラン(23歳)さんという若い女性に恐ろしい事件が降りかかってきた。朝起きると突然実家の母から電話がかかってきて「あなた大丈夫?あなたと誰かの写真がネット上に出回ってるわよ」と言われてびっくり。ネットを開けてみると、彼女の顔が「人種差別者」としてあちこちのサイトに貼られていた。

彼女が数人の黒人客にサービスを断っているビデオは7百万回も再生され、3万回もリツイートされ、フォックスやABCニュースにまで取り上げられた。モーランさんは、あっという間に「人種差別雌犬」というレッテルを張られて彼女の信用はがた落ち。チポートレは即座に彼女を解雇。後になって彼女の無実は証明されるが、一旦傷つけられた名誉を挽回するのは並大抵のことではない。

さて、では実際お店では何がおきたのか。この晩、閉店間際10分前に、数人の若い黒人男性たちがやってきた。彼らは店員たちの間ではすでに問題客として知れ渡っていた。男たちは声高にしゃべりスマホのカメラを店員たちに向けていた。「また、あいつらだ」と店員の誰かが言った。彼らはすでに無銭飲食することで知られていたのだ。

ファーストフードは普通前払いだが、支払う場所と品物を受け取る場所が違うので、レジでクレジットカードを渡し、それが拒否されると男たちは受け取る方へダッシュして食べ物だけを取って逃げてしまうということを何回か繰り返していたらしい。この事件の数日前にも彼らがそれをやっていたのが監視カメラにしっかり写っている。

それでこの晩、モーランさんは男たちに、「お金を払わなきゃダメ。あんたたちいつもお金もってないじゃない。」と言って品物を売るのを拒否したのだ。男たちは大声を張り上げて「何を馬鹿なことを言ってる!」「このレイシスト!」などといって騒ぎだした。結局警察が呼ばれる騒ぎへと発展。男たちはこの様子をビデオに撮っていたのである。

その晩遅く、男の一人がこのビデオをツイッターに「働き者のアフリカ系アメリカ人の若者が長い仕事の帰りに食事も取らせてもらえないのか?」というコメントと共に掲載した。ビデオはあっという間に炎上し主流メディアが取り上げるまでになってしまった。仕事帰りの人間がなんで金をもってないんだよ!

最近ネットではこの手のビデオが散漫している。大抵の場合、白人女性や男性が黒人やメキシコ人に向かって人種差別的なことを言っているかのようなビデオだが、モーランさんの件でもわかるように、都合よく継ぎ接ぎした編集ビデオだけ見ても本当に白人たちが差別行為をしたのかどうかはっきりしない。

以前に拙ブログでも紹介した白人高校生たちとインディアン爺さんの件でも、最初は高校生たちが爺さんの道を塞いだと報道されたが、実は爺さんの方から学生たちの輪に入っていったことが後になって解った。しかしこれは一か月近くも学生たちが人種差別者としてネットやメディアで公開私刑にあった後である。

他にも隣人宅から見知らぬ黒人男女が大きな荷物を持ち出しているのを目撃した白人女性が警察を呼んだところ、隣人が違法の民泊を経営しており、黒人男女はただの客だったことが解った。しかし警察を呼んだ女性は、黒人だから警察を呼んだのではなく、隣人宅から知らない人が荷物を持ち出していたから泥棒だと思っただけ。これが白人男女でも彼女は警察を呼んでいただろう。

ちなみに私の知人のベトナム人家族の家が空き巣に入られた時、隣人は見知らぬ黒人が数人家から出入りしているのを目撃していたのに誰も警察を呼んでくれなかったと愚痴っていたので、この白人女性はとてもいい人だと思う。

こういうふうに前後の事情が分からないで一部のビデオだけを見て、その人が差別者だと決めつけるのは非常に危険だ。はっきり言って無責任なビデオをアップした人は名誉棄損で訴えられるべきだろう。

しかしそんなことをしても一旦汚された名誉をどう挽回すればいいのか、ネット社会の恐ろしい現実である。


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SNSのバン祭り、言論の自由というよりサービスプロバイダーなのか出版社なのかを決めるべき

先日、フェイスブックとインスタグラムが大型アカウント数人を「危険人物」と称して一斉に凍結してしまった。凍結されたのは私も好きなマイロ・イヤナポリスやポール・ジョセフ・ワトソン及び、突撃ジャーナリストのローラ・ルーマーといった右翼派のアカウントと、加えて極左翼のルイス・ファラカンという(ネイションオブイスラム)黒人イスラム教カルトのリーダー。ファラカンとルーマーは確かにかなりの過激派だが、一時期は奇抜なことをやっていたマイロも最近はとみにおとなしくなっていたし、ポールなどもともと全く問題になるような発言はしていない。左翼の方にはもっとずっと過激なアカウントがいくらもある。

フェイスブックはこれらの人々をバン(追放)したのみならず、危険人物と認定された人々に関して、彼らのビデオや記事を再掲したり、彼らに関して好意的な記事を書いたりした場合には、その記事を削除し、それを続ければそのアカウントも凍結するとしている。どうやら2020年の全国選挙を前に保守派意見を徹底的に弾圧しようというのがフェイスブックの創設者ザッカーバーグの魂胆らしい。

さて、これはひどい言論弾圧だという声が保守派の間からはたくさん出ているが、フェイスブックはSNSとして唯一無二ともいえる莫大な組織であるとはいえ、一応民間企業である。民間企業である以上、同社の経営方針は同社のみが決める権利があるはずだ、と普段は民間企業や大手企業に批判ばかりしている左翼連中が大喜びで叫んでいる。

しかし、これは言論の自由云々の問題ではなく、フェイスブックがSNSというサービスを提供している会社なのか、それとも特定の印刷物を出版している会社なのか決める必要があると、保守系ラジオトークショーのスティーブン・クラウダーは言う。なぜならサービス提供者と出版社ではその責任が全く違うからである。

サービス提供者というのは、電話とかインターネットとかのサービスを提供している会社のことだ。彼らは消費者が電話で何を話そうとどんな内容のメールを送ろうとそれをいちいち検閲する義理はないし、その内容によって責任を問われることはない。であるから、もしFBが単なる掲示板提供者であるなら、FB内でどんな内容の掲載があろうとFB社には全く責任が及ばないということになる。無論犯罪のライブストリームやテロ軍隊勧誘ビデオなどは規制されるべきではあるが。同時に単なる掲示板提供者であるなら人々の表現の自由を検閲する権限を失う。例えそれが白人至上主義者の熱弁であろうと、イスラム教過激派の教えであろうと許容しなければならない。つまり最低限の規則を破っていない限り、どんな人のアカウントも拒否できないのである。

それに対して、もしFBが出版社であるなら、FB内で掲載される内容に関して全面的な責任を負うことになる。もし誰かが特定の人に関する名誉棄損になるデマを流した場合、FBにも責任が及ぶのである。そうであるならFBには掲載内容を厳しく検閲する義務があり権限もある。誰にアカウントを持たせるかはFBの自由選択になる。

今問題になっているのは、こうした情報交換プラットフォームにおいて、使用規則がはっきりしていないことと、規制施行の基準がまちまちで一貫していないことにある。保守派ならだれでも実感していることだが、保守派の人が何気なく言った言葉が突然「ヘイト」だとか「差別」とか言われて削除されたり、挙句の果てには凍結されたりする。そして削除理由があいまいで一体その規則のどの部分に触れたのかという説明が全くない。だが左翼はの発言はもっとひどいあからさまな差別用語や暴力的発言が放置されている。

例えば私が実際に体験したことでは、「トランス女性は男性だ」とか「男を男と言って何が悪い?」という発言が「ヘイト」だとして削除を強要された。ところが、トランス支持派の「ターフは殺せ」「ターフを野球バットで強姦してやる!」「ターフは火あぶりにしろ」などといった発言は完全に放置されている。(ターフというのはトランス排斥主義過激派フェミニストという意味だと言われているが、いまやトランス活動を全面的に熱烈に支持することを拒む人の意味で使われている)

フェイスブックや他のSNSは世界的にそのサービスを提供しているため、世界中の規制に従わなければならないという不思議な状況に置かれている。アメリカでは全く問題にならない発言がドイツやイランや中国では駄目だということはいくらでもある。しかも掲載されて数分以内に削除しないとフェイスブックが罰金を課せられるとかいう理不尽なものもある。だからフェイスブックも躍起になって先手を打って過激派アカウントの凍結に乗り出したのだろう。

しかしこれだけ巨大な組織で一般人による投稿をいちいち検閲するなどとてもとても出来たものではない。以前にジョーダン・B・ピーターソン教授も言っていたが、フェイスブックは検閲機関の責任を負うなどという責任を請け負うのは愚かなことであり第一不可能だろうと語っていたのを思い出す。

となるとSNSは早急に自分らの立場をはっきりさせる必要がある。明らかに今のままでは存続不可能だろう。私は政府によるやたらな規制は望んでいない。だが、政府が介入するのであれば、SNSはサービスプロバイダーなのか、それとも出版社なのか、それをはっきりさせるべきだろう。規則がはっきりしないプラットフォームでは誰も安心して発言できないのだから。


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元後退派左翼運動家の告白、「私は昔モブだった、自分がモブに襲われるまでは」

元後退派左翼が左翼連中の暴挙に嫌気がさして立ち去るウォークアウェイという運動については何度か書いてきたが、今回は元左翼ネットモブの一員だった男性の体験談を紹介しよう。彼はついこの間まで社会正義運動家という名目の後退派左翼ネットモブの一員だった。しかしちょっとしたことから仲間から睨まれ、突然村八分になっただけでなく、仕事も追われ、本名で活動すると攻撃の対象になるため、この告白記事も偽名で書かざる負えなくなったという。

私がネットモブとしたのは、本当の暴力を振るうモブと区別するためだ。モブという英語は群衆と言う意味で、主に好ましくないことをする群衆のことを指す。著者のバーレット・ウイルソン(仮名)がやっていたことは、有名人にしろ一般人にしろ、自分が社会正義に反すると判断した人間に対して、ネット上で「それは差別だ!」「ヘイトだ!」と決めつけて仲間を煽る行為だ。それに扇動されて他のユーザーたちが「そうだ、そうだ、お前はレイシストだ!」とよってたかって犠牲者をいじめまくる。ウイルソンは自分のツイートやコメントに他人から「いいね」をたくさんもらったり「君は勇敢だ」「そんなヘイターを指摘してくれてありがとう」などと言われると非常な興奮を覚えたという。

しかしその彼がひょんなことから攻撃の対象となってしまった。彼が何を言ったのかは問題ではない。実際この記事にも彼の行為自体は書かれていない。問題なのは彼が告発されたということだけだ。無論彼は有罪だった、告発された人間はすべて有罪なのだ。モブの攻撃に公正な裁判などない。一旦悪者と指摘されると、人々は彼の過去のコメントやツイートを掘り出してきて、過去にも同じようなことを言っていたと指摘する。結果ウイルソンは職場でも有害な環境を何年も前から作っていたとか、彼のマイクロアグレッション(些細な攻撃性)で回りに非安全な空間を作って来たと責められた。

社会正義というのは偵察文化だ、告げ口文化だ。同僚や友達による執拗な警戒が私を失業に追い込んだ。それで私はスシやピザの配達をしている。いや、文句を言っているじゃない。これはまっとうな仕事だ。この仕事は現実社会で他人とどうやって付き合うべきかを再発見させてくれた。以前のようにSNSで他人のことを「親切」じゃないとか「敬意」を示さないと責めるようなことをしなくなったことで、 今の私は以前より親切で他人に敬意を払える人間になった。

私は以前から後退派左翼の中に居る人達の方が我々保守派より不安定な状況にいるのではないかなと思っていた。もともと私はツイッターなどで自分はネトウヨです!とか極右翼です!とか言ってるので、今更私が同性婚反対!とかトランスジェンダーに屈するな!などと言ったからと言って誰も驚かないし興味も持たれない。だが普段から自分は敬虔なリベラルだと自称している人間が、すこしでも同性愛者を馬鹿にした(と取られる)言動を取ったとか、セクハラの冤罪を着せられたりしたら、彼/彼女らの左翼としてのキャリアは終わりである。

他人の人生をネット攻撃で台無しにしてしまうことは、それ自体自分に何かすごい力があるような錯覚を持たせる。ウイルソンが感じていた興奮というのはその力なのだろう。だが、それは何時か自分にも牙をむく。そしていままでトモダチだった人たちは一斉に自分に襲い掛かってくるのだ。



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SNSプラットフォームのBAN祭りがもたらすもの

この間私が登録しているKAZUYAさんのユーチューブチャンネルが一時凍結された。彼以外にも保守派ユーチューバーのチャンネルが多々凍結されたり削除されたりしているが、KAZUYAさんがそれについてやはり凍結された竹田恒泰(たけだつねやす)さんとそれについて話しているのを見た。竹田氏はユーチューブの内容について検閲しているのは日本人スタッフではなくてアメリカ勤務の日本語が多少わかる外国人スタッフによるものなのではないかという話をしていた。それで保守派ユーチューバーの動画について左翼や共産主義者が集中的に苦情を提出した場合、内容をきちんと把握できていない検閲スタッフがいい加減な判断で口座一時停止や凍結などをしているのではないかということだ。

そして本日、私はジョーダン・ピーターソン教授がスティーブン・クラウダーのチャンネルでこの件について語っていた。最近アメリカで極右翼運動家のアレックス・ジョーンズの口座がフェイスブック、ツイッター、ユーチューブ、グーグルから同時に一斉に凍結されるという出来事があった。ジョーンズは著名だったため色々と話題になったが、これまでにもマイロ・イヤナポリスなど保守派の口座があちこちで凍結されている。これについてジョーダン教授は、ユーチューブは検閲という多大なる課題に取り組んでしまった。莫大な量の中身をすべて検閲するとなると多大な検閲者が必要となる。AIやアルゴリズムで検閲していけば、多くの人々の口座が訳も分からずに凍結されてしまうだろう。そうなった場合、これらのSNSは今の形のままで続くとは考えにくい。

ユーチューブ及び、フェイスブックやツイッターが左よりなのは周知の事実。はっきり言ってこれまで保守派たちは、こうしたプラットフォームに甘え過ぎていた。これらが自分たちのためにサービスを提供してくれることが当たり前のようにふるまってきた。クラウダーも指摘しているが、これらの会社は民営企業であり、自分たちが掲載したくない投稿にサービス提供する義理はない。フェイスブックは偏向だとかユーチューブは不公平だとかいくら文句を言ってみても、彼らにはそうする権利があるのだ。

では我々保守派はどうしたらいいのか?

答えは簡単。保守派専門、もしくは偏向のない自分らのプラットフォームを作ることだ。フェイスブックにしろユーチューブにしろ、誰かが資金を出し技術を投入して作り上げたサービスだ。それにいつまでも便乗できると思うことが甘いのだ。もうすでに保守派の間ではインターネットのバンドウィズを買って、登録料を取ってビデオを提供している人たちが結構いる。先のクラウダーなどもその一人。左派のすべてのプラットフォームから締め出されてから解決法を考えるのではなく、そうなる前に自分らのプラットフォームを自分らで作っていくしかない。

たしかにユーチューブは市場を独占しているかに見えるが、ユーチューブが人気が出たのはせいぜい過去10年くらいのことだ。保守派も地道に自分らのプラットフォームを作っていく。それが大事なのだ。


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