トランス生徒の女子競技参加禁止法がもたらすトランスアスリートへの影響が心配?元の正常な形に戻るだけでしょうが!

今朝見つけたこの記事を読んでて本当に腹が立った。The Effect Of Transgender Athlete Bans On Youth Sports(トランスジェンダー選手排除の若い選手への影響)

自称女子の男子選手たちによって女子競技が破壊されつつある今、テネシー、インディアナ、サウスダコタなどを含む多くの州で男子学生の女子競技参加を禁止する法律が通った。この記事ではこれらの法律が若いトランスアスリートにどのような影響を与えるかという内容。

トランス選手による女子競技参加を規制する動きは、アメリカ内部だけでなく国際的競技の場でも出始めている。先日もイギリスのトライアスロン競技で女子枠と男子及びその他枠とに分ける方針が発表されたが、国際水泳協会も思春期後にトランスした選手の女子競技参加を禁止するなど、トランス活動家と様々なスポーツ競技運営側との対決が起き始めている。

国際オリンピック協会は、各種目ごとにトランスジェンダー方針を考慮するように指示しているが、この記事によればトランス選手を許容するより排除する傾向に向かいつつあるという。

元来アスリートというのは勝負に勝つことを目指すものではないのか?なのにせっかく男として生まれたという優位性を生かさず、わざわざ女性ホルモンなどという体に害を与えるものを摂取して、自らの運動能力を下げるなどというのはおかしくないか?そこまでして女子競技に参加しなければならない理由は何なのだ?

私から言わせてもらうなら、男子に生まれアスリートを目指す人は、たとえ性違和があってもトランスすべきではない。トップアスリートで居られる時間はそれほど長くない。ブルース・ジェナ―がアスリートを引退して何十年も経ってトランスしたように、トランスは引退後まで待つべきだ。そしてジェナ―が今でもアマチュアゴルフの女子競技には参加しないように、トランス選手の女子競技参加は引退後も控えてもらいたい。

ホルモンセラピーによって男子の運動能力が多少落ちるというのは本当かもしれないが、調査によってはトップレベルのアスリートになると、訓練次第でその程度の減少は、いくらも挽回できるという。

例えばイギリスの自転車競技選手のエミリー・ブリジスはホルモンセラピーを受けながら男子競技に参加し続け、大学生男子記録を出すまでに至った。そうして大学卒業後にホルモンレベルが規定内に下がると、すぐに女子枠に登録して女子の部で競技するようになった。その第一回目は無論優勝。男子として参加していた、ほんの2~3か月後の出来事である。つまり、彼にとってホルモンセラピーはさしたる影響がなかったということになる。ホルモン治療済みのリア・トーマスが何十秒と言う差をつけて女子水泳競技で圧勝したのは記憶に新しい。

IOCがトランスジェンダー選手の女子競技出場を条件付きで許可したのは2013年のことで、大学レベルの競技でも10年以上前からトランス選手参加を許可していた。にもかかわらずこれまでトランスジェンダー選手の活躍がそれほど目立ったものではなかったことから、ほれみろ、トランスジェンダーが女子競技を制覇するとかあり得ないのだと言い張るTRAが居る。この記事でも、リア・トーマスはひとつの競技では優勝したが他の競技では女子に負けているとし、彼がすべて独占したわけではないと語っている。しかしその場に居た女子選手たちの話では、いくつかのレースでトーマスはわざと遅く泳いでいたという。

しかしこういう議論は不誠実だ。いままでそういう選手が出てこなかったから問題がないでは済まされない。今後出て来た時の対策を今のうちに取っておかなければ、女子競技は破壊されてしまう。エリートレベルの男子が一人でも女子競技に参加すれば、女子競技は混乱する。それが10人居たらどうなる?

TRAの卑怯な理屈は、トランスジェンダーなんて人口の1%にも満たない。そのなかでエリート級のアスリートなんて片手で数えるほども居ないだろう。だから彼らが女子競技を制覇するなんて心配は要らないというもの。

しかし考えてもみてほしい。オリンピックでは、1980年代に東圏の国々で国が組織的に男性ホルモンを女子に打たせてメダルをかっさらったという歴史がある。女子選手たちの健康に多大なる害を与えることなど全くおかまいなしの独裁国家が、今度は男子選手に女性ホルモンを打たせて本人の健康などお構いなしに組織的にオリンピックに出場させるなど容易に想像できることだ。本人が本当にトランスジェンダーかどうかなど問題ではない。

またテニスのマティーナ・ナブラチロワも言っていたように、数年間トランスを名乗って女子競技でさんざん賞金をかっさらって、引退後男に戻るなどというけしからん奴が出てくるのも時間の問題だ。すでにスケートボードなど、13歳の少女たちに交じって妻子ある27歳の性違和もない男性が賞金をかっさらった例があるのだ。

この記事では、性違和に悩む少年たちの多くが自殺願望があり、スポーツをすることで精神の健康を取り戻すことがよくあると書かれている。だから「彼女」たちをスポーツに参加させることは非常に大事なことなのだと。心の悩みを持つ青少年がスポーツを通じて健康を取り戻すのは大いに奨励されるべきだ。しかし彼らの問題は異性であるという妄想にある。その妄想からの脱出を図るなら、異性スポーツに参加させて、女生徒たちからの反感を買うのは逆効果だろう。

スポーツが好きなら、ちゃんと男子枠に参加すればいい。そうやって自分の身体にあった方の競技に参加することで、性違和の狂気から解き放たれるかもしれない。女子枠への参加はかえって彼らの妄想を助長するだけでとても治療に役立つとは思えない。

それに私が頭に来るのは、TRAですら認めているように、人口の1%にも満たないトランスジェンダーのそのごく一部のアスリートの精神健康のために、人口の50%を占める女性達のスポーツを破壊してもよいという理屈だ。自称女の男子を女子競技に参加させることで、女子たちが受ける精神的肉体的打撃にかんする考慮が全くされていないということだ。

性同一性障害は今に始まった精神病ではない。しかしこれまで何十年も男女で別れていたスポーツで、女子枠に参加できないのを苦に自殺した少年の話など聞いたことがない。そんなことが問題になったこともない。

スポーツ好きな若者はスポーツをどんどんやればいい。才能が及ばずトップレベルでの参加が出来ないとしても、それはトランスジェンダー選手だけでなく、多くのアスリートが直面する挑戦だ。誰もがトップになれるわけではない。いやほとんどの人がトップにはなれない。それでもみんな自分にあったレベルでスポーツを楽しんでいる。トランスジェンダー選手たちも、そうやって自分に合ったカテゴリーとレベルでスポーツを楽しめばいいのである。


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イギリス、英トライアスロン連盟が23年施行新指針。男性・トランス・出生時男性ノンバイナリを含むオープンカテゴリを設置、出生時女性のみが女性カテゴリに

イギリスのトライアスロン連盟は新しく「オープン」カテゴリーを設けてトランスジェンダー選手がそちらに参加し、女子競技は女子として生まれた選手のみが参加できるようになると新しいトランスジェンダーポリシーを発表

これによって、男子を含むすべての個人、トランスジェンダー及び男子として生まれたノンバイナリがこのカテゴリーに含まれ、生まれつき女子のカテゴリーからは分けられることになる。

この新方針の定義の部分を読んでいてちょっと感激した。それというのも、言葉使いが今まで聞いてきたような「生まれた時に割り当てられた性」などという非科学的なものではなく、トランスジェンダーを「自分の性別(ジェンダー)自認が出生時の性(セックス)と違う人」と定義しており、きちんとセックスとジェンダーを区別していることである。そして新しくオープンカテゴリーを設けるにあたり、新方針はその背景は科学的根拠に基づくものだとしている。強調はカカシ。

イギリストライアスロンは、水泳や自転車や走ることは誰もが楽しく権利を支持し真に許容的克すべての参加者に安全で公平である環境を作るよう規制する。

スポーツにおいて大人の男子は第二次性徴期のテスタストロンの影響を受け、大人の女子に比べ肉体的及び生物学的に顕著な有利性を持つことは科学が証明していることは議論の余地はない。

加えて、科学者の間では思春期で得た男子の肉体的・生物学的優勢は性転換した後でも保持するという意見が多数派である。 (Hilton & Lundberg, 2020
[https://link.springer.com/article/10.1007/s40279-020-01389-3] and Harper et al., 2021
[https://bjsm.bmj.com/content/55/15/865]).

トランスジェンダー女性がもつ優勢がスポーツの上でどの程度影響を及ぼすかという科学的調査は限られているとはいうものの、現在存在する科学は、テスタストロン制御のみではトランス女性がトランス以前に得た優勢な運動能力を十分に制御できないと結論付けている。

英トライスロンはトランスジェンダーコミュニティーが差別や偏見の恐れを持たずに競技に参加すべきであると考える。トランスジェンダーと自認する人々は尊厳と尊敬を持って扱われるべきであり、同連盟はホモフォビア、バイフォビアそしてトランスフォビアを断じて許さない方針である。

やっとスポーツ連盟のなかにも正気な人が出て来たようだ。ところでこれを読んでいて面白いことに気付いた。今後トライアスロン競技主催者は次のカテゴリーを設けなければならないとある。

  • 女子カテゴリー
  • オープンカテゴリー

女子カテゴリー参加資格:出生時の性が女子である人のみ女子カテゴリーに参加することが出来る。出生時の性が女子であるひとのみグレートブリテン、イギリス、スコットランド、ウエールスの国際競技において、女子枠に参加資格を持つ。女子プロ競技者のライセンスは出生時の性が女子の人のみ取得できる。

オープンカテゴリー参加資格:トランスジェンダー及びすべての選手がオープンカテゴリーに参加できる。参加者は皆男子プロ競技者のライセンスを取得できる。

これを読んでいて、ふと気づいたことがある。カテゴリーは女子とオープンの二つだけが義務付けられているが、男子カテゴリーがない!

そっかあ~、男子競技がオープンカテゴリーになるのか!

いや、実は私は前々からトイレにしろお風呂にしろ女子の方はそのままにして、男子の方をオールジェンダーにすればいいと思っていた。そうすれば新しく施設をこしらえる必要もなく、今のままのインフラを保って誰もが使える・参加できるシステムが作れるからである。

最初にこの記事の見出しを読んだ時、私はてっきり男女枠の他に新しくトランスジェンダーカテゴリーを作るものだと早合点していた。しかしなんのことはない、結果的に生まれつきの男子はトランス女性だろうとなんだろうと男子競技に参加しろということになったわけだ。

さてこの新方針を紹介していたこちらの記事なのだが、明らかにトランスジェンダー活動家の立場から書かれており、「トランス男性はどうするんだあ~」と言っているが、出生時が女子のトランスマンは男性ホルモン接種さえしていなければ女子競技参加は可能だ。もし男性ホルモンを摂取しているのであれば、女子競技ではドーピングになってしまうのでオープンカテゴリーに参加するのが理想だろう。まあ勝てないだろうけど。

この新方針は2023年1月1日からイギリスで行われるすべてのトライアスロンイベントで施行される。これは2018年に設立された女子カテゴリーに性別自認が女子であればテスタストロン数値が規定以内なら参加できるという方針と差し替えになる。

同連盟はこの新方針を作成するにあたり、3000人以上の競技参加者からアンケート調査を行ったという。同記事によれば「しかしそのうちのたった16人がトランスジェンダーだった」と不満そうだが、元々トランスジェンダー選手なぞ数が少ないから問題にならないと言っていたのはトランス活動家のほうだからね。

ではトランスジェンダー界隈の反響はというと、マーメイドという悪名高いトランスジェンダー団体に所属する自信もトライアスロン選手であるエイミー・ガッドはピンクニュース(LGBT系ニュースサイト)のインタビューで、

「トランス女性として2016年からトライアスロンに参加している身としては、女子カテゴリーから排除されることに非常に失望しています。「これは単に女性と女児を分けることになるだけで、誰のためにもなりません。私は今後私を女子として認めないスポーツに参加するかどうか決めなければなりません。」とガッドは語った。

男子としての優勢性が失われたので参加したくないのなら、参加しなくてよい。こんな奴がいるからこそ、オープンカテゴリーなんてものを設けることになったのだから。

国際水泳連盟のFINAに続き、トライアスロンも正気の方針を取り入れるようになったので、サイクリングや陸上競技など次々に同じような規則を設けてほしい。もういい加減に正気に戻る時がきたのだ。

トランス界隈はFINAやトライスロン連盟の方針を「非科学的だ」として非難してる。


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国際水泳連盟、トランスジェンダー選手の出場禁止を発表

先日発表されたちょっと良いニュース。下記はBBCオンラインニュースより。

国際水泳連盟(FINA)は19日、トランスジェンダーの選手について、男性の思春期をわずかでも経験した場合は、女子競技への出場を認めないことを決めた。

FINAはこの日、世界選手権大会が開催されているハンガリー・ブダペストで臨時総会を開き、新方針を決定した。

性自認が出生時の性別と異なる選手のため、大会において「オープン」というカテゴリーの設置を目指すことも決めた。

新たな方針は、FINAのメンバー152人の71%の賛成で可決された。FINAは、トランスジェンダーの選手の「完全参加に向けた第一歩に過ぎない」とした。

新方針に関する34ページの文書は、男性から女性になったトランスジェンダーの選手でも、「タナー段階2(身体的発育が始まる時期)以降の男性の思春期をまったく経験していないか、12歳前の、どちらかであれば」、女子のカテゴリーへの出場資格があるとしている。

この決定により、オリンピック出場を目指しているトランスジェンダーの米大学生選手リア・トーマスさんは、女子のカテゴリーに出場できなくなる。

FINAのフサイン・アル・ムサラム会長は、今回の決定について、「選手たちが競技に参加する権利を守る」と同時に「競技の公平性を守る」ことにも取り組むものだと説明。

「FINAは常にすべてのアスリートを歓迎する。オープンカテゴリーの創設によって、すべての人が高いレベルで競う機会を得る。前例のないことで、FINAが先導しなくてはならない。その過程で自分もアイデアを出して発展させていけるのだと、すべてのアスリートに実感してほしい」と述べた。

これに関して長年男子選手の女子競技参加に強く反対してきたイギリスの元オリンピック水泳選手のシャロン・デイビスさんは下記のように語った。

「FINAを本当に誇りに思う」

「水泳はさまざまな人を受け入れるスポーツだ。誰でも一緒に泳いでもらいたい。しかしスポーツの基本は、公平性だ。男女両方にとって公平なくてはならない」

「スポーツには本質的に排他的な面がある。15歳の少年を12歳未満の大会で競わせたり、ヘビー級のボクサーをバンタム級に出場させたりしない。パラリンピックにさまざまなクラスがあるのは、すべての人に公平な機会を与えるためだ」

「スポーツにおけるクラス分けの意義は、まさにそこにある。今までは女性だけが一方的に損をしそうになっていた。女性は公平なスポーツに参加する権利を失っていた」

デイビスさんはテニスのマティーナ・ナブラチロワなどと並んで、トランスジェンダー女性と言われる男子選手の女子競技参加を反対し、トランスジェンダー活動家(TRA)から酷い嫌がらせを受けた。TRAはデイビスさんの雇用主やスポンサーにまで嫌がらせをして、彼女を首にさせようとしたり、彼女や彼女の家族にも脅迫状を送るなど本当に酷い目にあったという。TRAがローリング女史や他のフェミニストたちにしてきた行為をみていれば、この攻撃は容易に想像できる。

自らもトランスジェンダーのケイトリン・ジェナ―氏も常々男子選手の女子競技参加には反対しているが、今回の決断は「公平だ」と述べていた。

しかし保守派ポッド・キャストのマット・ウォルシは、

水を差すようで悪いが、これはみんなが言ってる勝利なんてもんじゃない。新しい規則は性転換を12才以降に始めた男子は女子と競争できないというもの。これは若い子の「性転換」をさらに助長するだけだ。

とツイートしていた。幼児の性転換に関する恐ろしい実態を知っているマットが、このように思うのは当然だろう。私も12歳以上の性転換者などとややこしいことを言わず、単純に男子の女子競技参加はどんな場合でも禁止するとしてほしかった。

しかし第二次性徴期阻止ホルモンを摂取する男子は著しく健康を損なうため、普通の男子として成長できないだけでなく、ましてやエリートアスリートになれるとは到底思えない。だからこの規則は事実上男子の女子競技参加を不可能としたと言える。

またオープンカテゴリーの創設についても、世の中には男子でも女子でもないトランスジェンダーなる性別が存在すると認めるようなものなので、賛成は出来ないという声もある。私は男子競技をすべてオープンにして、女子でもトランスジェンダーでも参加できるようにしておけばいいと思っている。そうやってもどうせ勝てるのは男子だけなので、競技自体に影響は及ぼさないし、わざわざ新カテゴリーを作る手間も省ける。

水泳はともかく正気に戻りつつあるが、サッカーなど他の競技では男子の女子競技参加を許可しているので、今後もまだまだ戦いは続く。


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何がプライドだ、次々に女子スポーツを脅かす自称女の男たち

6月はプライド月間だそうなのだが、いったい何を誇りに思う月なのか、次から次へと女装男が女性空間を脅かすニュースばかりが飛び込んでくる。それで今日は6月がまだ半分しか過ぎていないのに私が目にしたトランスジェンダー関係のニュースをいくつか挙げる。

サンダーサイクリング

まずは一週間ほど前にイギリスのロンドンで行われたサンダークリットサイクリング競技で女子の部は自称女の男たちエミリー・ブリジスとリリー・チャートがそれぞれ一位二位を獲得。表彰台でキスを交わすという出来事があった。三位は女性。

この競技大会はこれまでの男子枠と女子枠をサンダー(雷)とライトニング(稲妻)の二つに分け、

その規則として、稲妻枠は「シス女性、ノンバイナリ」トランスジェンダーは自分の身体的能力に合った方の枠で出場できることになっている。しかしシス男性とシス女性はそれぞれサンダーとライトニング枠以外を選ぶことはできないと明記されている。

以前にも書いたように、エミリー・ブリジスは大学時代に男子競技で全国記録を出したこともあるエリートサイクリストである。男子枠でも十分に入賞する能力があるのに、わざわざ女子枠に出場したことを明記しておく。

結局のところ、この大会は男子枠と誰でも枠になっただけで、インクルーシブだなんだときれいごとを言いながら女子競技を破壊しただけだ。

アメリカ大学漕艇競技

上記はオリンピック水泳メダリストのシャロン・デイビスさんのツイッター。この写真はアメリカの大學漕艇(そうてい)競技のもの。デイビスさんはこれがどこのチームでトランス選手がなんという名前かは書いていないが、「この中の誰が女子でないか解る?これがはっきりさせられなければ女子がチームに参加できなくなる!奨学金もパーになる。」と怒っている。

この選手の名前を探そうと思ってCollege rowing transgenderで検索してみたところ、なんとアメリカの大學ではすでに過去10年で32人のトランスジェンダーが競技に参加しているという記事を見つけてしまった。なかには男子枠で自称男の女子が参加したこともあるが、ほとんどが男子による女子競技参加だ。ま、当然だろうな。アメリカのサイクリング競技では男子枠には女子が参加してもいいところもあるので、トランス「男性」は自由に男子枠に入れる場合が多い。しかしトランス男子は男子には勝てないので特に問題にはならないだけだ。

豪州ロングボードサーフィン

これは5月の話だが、オーストラリアで行われたロングボードサーフィン競技大会では、自称女の男サーシャ・ジェーン・ローソンが女子の部で優勝した。彼の場合特にひどいのは、なんと彼の記録は同じ大会の男子の記録よりも良かったということだ。つまり、ローソンは男子の部で参加していたとしても十分優勝することが出来たのである。それなのにわざわざ女子の部に参加して女子からメダルを奪ったのだ。彼は三年前に男子の部で優勝している。

サーシャ・ジェイン・ローソン

エリート男子選手たちの女子競技参加

マット・ウォルシの映画のなかで、明らかなFtMの髭面女性が「トランスジェンダー選手なんて数がすくないですし、女子スポーツへの影響なんてそんなにありませんよ」とうそぶいていたが、上記の例でも分かるように、最近は男子としてもエリートクラスの男子選手たちが女子を自称して女子競技を侵略してくる例が増えている。

話題になったUSAAのリア・トーマスは男志の部では400位とかの下位であったが、エミリー・ブリジスやローソンなどは男子の部で悠々勝てる優秀な選手たちである。以前にアメリカの女子オリンピックサッカーチームが高校男子のチームに惨敗したことがあったが、エリート女子選手並の男子は全国に履いて捨てるほどいるのである。スポーツにもよるが、上位200位くらいの男子が10人女子競技に参加すれば、女子は永遠にメダルを獲得することが出来なくなるのだ。どんなに頑張って汗水たらしても勝つことは不可能になるのだ。それでなくとも男子競技よりおざなりにされてきた女子競技。

こうした理不尽な競争を阻止しようと、アメリカ各地の州男子学生による女子競技参加を禁じる法律が次々に通っている。しかし男子競技を許容している州はまだいくらもあるし、全国大会になったら男子のいるチームと居ないチームの折り合いをどうつけるのか難しいことになる。

アマチュアや趣味のスポーツも脅かされている

最近トランスジェンダー選手が取り上げられるようになったのは、彼らが大学や高校での主流な大会で目立つようになってきたからだが、実は自称女の男たちによる女子競技侵略は、もっと地味な形で確実に行われている。それについては4月にも書いた通りだ

先日もイギリスでマイナーなアマチュアのサイクリング競技で16歳の女の子に混じって中年男子が何人も参加して入賞を果たす写真がツイッターに挙げられていた。

女子選手たちは男子が勝利を収める度に文句を言っているだけではだめだ。大会の主催者相手や州相手に訴訟を起こすなり、女史出場者全員が結託して参加を拒否するなり、大がかりに抵抗運動が必要である。一人二人が文句を言っているだけでは、彼女たちのキャリアが台無しにされるだけで何も変わらない。

選手たちも、そしてその親たちも、コーチも、一緒になってこの理不尽な制度を廃止させなければならない。今やらないと、女子スポーツは永遠に破壊される。


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風向きが変わった?トランスジェンダーリズムの狂気から正気を取り戻しつつあるイギリス、その2

数か月前に私は拙ブログでイギリスがトランスジェンダーリズムの狂気から正気をとりもどしつつあるのではないかというエントリーを書いた。今回はその続編。

先日イギリスのボリス・ジョンソン首相がトランス女性は女子競技に出るべきではないいう発言をした。それにこたえるかのようにイギリスのサイクリング協会、ブリティッシュサイクリングがトランス「女性」やノンバイナリを名乗る男子の女子競技参加方針を一時停止する旨を明らかにした。先月男子競技で優勝したエミリー・ブリジスによる女子競技参加資格を巡って、国際サイクリング協会のUnion Cycliste International [UCI]と方針が違っていることが問題視されたためだ。ブリジスが女子競技に参加できるかどうかの決断はまだ下っていないが、BCもUCIも今後トランスジェンダー選手をむやみやたらに迎え入れてはいけないと気が付いたようだ。

今月アメリカの大學水泳競技大会の200メートルで女子競技で優勝したリア・トーマスの件で、世の中の人々は男子が女子競技に参加することの理不尽さを目の当たりにした。トーマスは身長190センチ近く、体型も仕草も声も完全に男だ。彼の場合女性に見せようと言う努力すらしていない。「トランス女性は女性です」を認めることは、こういう男を女性として受け入れるということなのだ。そのことに多くの人がやっと気づいたのではないだろうか?

実は私はトーマスはもしかしたら世の中の人にトランスジェンダーリズムがどれほど狂気じみた概念であるかを知らしめるためにわざとやっているのではないかとさえ考えたことがある。多分彼は単に注目を浴びたいだけの偽女なのだろうが、トーマスやブリジスのおかげで人々が正気に目覚めるというのであれば、それに越したことはない。

ジョンソン首相の発言で、反トランスのフェミニストの間から、J.K.ローリング女史が同じことを言ったら散々叩かれているのに、ジョンソン首相が言ったら「よくぞ言ってくれた」となるのは何故なんだ。やっぱり男が言うと皆いうことをきくのか、と批判の声が聞こえた。

デイリーワイヤーのマット・ウォルシが人気テレビ番組に出演して「女性とはなんぞや?」という質問をして話題になった時も(ウォルシ制作の同名のドキュメンタリー映画は5月に公開予定)、イギリスのフェミニストが私は何年も同じことを言ってきて誰も注目してくれなかったのに、男のウォルシが言ったら一気に注目されるのは何故なんだ、女性差別だ!と息巻いているを聴いた。

しかしフェミニスト諸君、この問題が女性だけの問題だとされている間は何も変わらないのだということに気付くべきだ。フェミニズムが欧米で広く受け入れられない理由はフェミニズムが女性だけの問題だとして男性を敵に回して来たことにある。もしトランスジェンダーリズムによる女性差別から女性の人権を守りたいなら男性を味方につけなければ勝ち目はないのだ。女子トイレに女装男がはいってくるとか、さほど人気のない女子スポーツで女装男子が活躍するとか言ったことだけだったら、多くの男性は、フェミニストとトランスジェンダーの間で解決してくれと思って興味をもたないかもしれない。だから、この問題はトイレやスポーツだけの問題ではない、世の中全体の問題なのだと世の男性達に理解してもらう必要があるのだ。

男子を女子と認めろということは、四角を円と呼べと言うのに等しい。つまり男子は女子ではないという基本的な真実を否定できるのであれば、世の中どんな嘘もまかり通ってしまうことになる。三つしかない電灯を四つあると白状させられるウィンストンのように、トランスジェンダーリズムの最大の問題は、すべて偽りを基盤にしているということなのだ。

一方アメリカでは、現在共和党が多数議席を握る12の州で男子学生の女子競技参加を禁じており、ルイジアナを含む複数の州で同じような法律が提案されている。共和党を含む数人の知事が署名を拒否しているが、議会の三分の二を占める票が集まれば知事の拒否権を覆すことが可能なので、これらの州でもいずれは法案は通るものと思われる。

またテキサスを含む12以上の州で先日フロリダで通った「反子供手懐け法」が提案されている。これはLGBT活動家の間で「ゲイと言ってはいけない法」といって忌み嫌われている法律である。前回も紹介したが、これは幼稚園を含む幼い子供達に性行為や性自認に関する教育をして子供を洗脳するのを禁じる法律である。

遅ればせながら、イギリスもアメリカも正気を取り戻しつつあるようだ。まだまだ足並みは遅いが、、


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着々と進む、女装男による女子スポーツ乗っ取り作戦、イギリスの状況から考える

アメリカでは、大學水泳競技女子200メートルで優勝した女装男リア・トーマスが話題になっているが、実はイギリスでは続々とトランスジェンダーを名乗る女装男たちが女子スポーツを侵略しつつある。先日もこんな記事を目にした。

身長180センチ、元男子サッカー選手、イギリスの女子サッカーチームに入部が認められる。ブレア・ハミルトン(32歳)はタビストック・トランスジェンダー・アスレチック調査団の調査主任で、現在ブライトン大学で博士号取得中。彼は兵ステインングユナイテッドフットボールクラブ(略してUs)の女子チームに参加することになった。タビストックはイギリス政府公認のトランスジェンダークリニックである。

ハミルトンの専門はテスタストロン値と運動能力の関連性に関する調査だ。非常に利害相反だと思うけどね。しかし彼自身が女子チームで目覚ましい活躍をすれば、それはホルモン値を下げても男子の運動能力には効果がないことを証明することになるのでは?

さて、これはほんの一例だが、イギリスではすでにアマチュアの女子競技における女装男の進出で若い女性達がスポーツを諦めているという状況が起きているという。

こちら奥田幸雄さんが紹介してくれてるのでその一部をお借りする。アマチュア女性たちが男性体の相手と対抗させらてスポーツをやめているという記事

女性のスポーツを守ろうという団体、フェアプレイフォーウイメン(FPFW)によると、イギリス各地で女性や少女たちが「トランスジェンダー女性」と対抗させられてスポーツを諦めてしまっているという。すでにエリートスポーツへの女装男の参加は問題になっているが、実はリクリエーションのためのアマチュアの競技でも女装男の侵攻はかなり進んでいる。しかも多くの女性たちは沈黙を守るよう圧力をかけられている。それで男子と競うのが嫌でスポーツを完全に諦めてしまう女性や少女たちが続出しているというのだ。

特に10代の少女たちは所属するクラブにTG女性がいると知ると、更衣室やトイレなどで遭遇することを恐れてスポーツそのものを諦めることが少なくない。

FPFWの調査団は色々な女性達からの証言を集めているが、ロンドンのアマチュアフィールドホッケーリーグのある女子選手は、TG選手をみてその場から立ち去ったと語る。

「その人は身長が190センチはあり、のどぼとけもありました。私がボールに向かう度にTG女性の方がずっと速く、数分後には競技から去りました。私は涙を流しました。女性の相手と対戦するために来たのに、ピッチに男性がいたんです。公平感がないなと思ったんです。 トランスフォビアの烙印を押されたらと思うと、文句も言えません。」

南イングランドのある親とクリケットのコーチは、トランス女性を含むチームと対戦するよう頼まれた12歳の少女たちの安全性を心配しているとFPFWに語っている。 「この少女たち(14歳と16歳)の父親として、道徳的にも身体的にも受け入れがたい、不快で危険なことだと思います」と書いている。

サイクリストのBo Novakは、南西イングランドで参加した女性だけのロードサイクリングセッションで、トランス女性がリーダーを務めていることを知って参加しなくなったと語った。「そのセッションは、女性が引率する少人数制の女性向けレジャーライドと宣伝されていたんです」とBo Novakさんは言う。 「でも、男性の体格の人が、参加するだけでなく、グループを率いていたんです。彼は他の人よりずっと強くて、スピードも出るんです。」

また、高齢で運動能力の低い選手が参加する、走ることを禁止された女子「歩くサッカー」クラブのメンバーも、トランス女性の加入に狼狽したことを明かしている。 ランカシャーのクラブの内部告発者は、「ショックを受けたが、何も言ってはいけないと思った者もいた」と語った。

「その後、クラブを運営するチャリティ団体は、 トランスジェンダーのプレーヤーを受け入れるか、退会するか をグループに告げたのです。」

以前ミスター苺と二人で団体ハイキングに参加したことがある。このハイキングは中高年夫婦向きのもので参加者も50代以上の人ばかり。夫婦対象なので半分が女性だった。ところがこのハイキングを引率していたのが20代の若い男性で、そのペースのあまりの速さに我々女性陣はとても追いつくことができなかった。無論男性達も若くはないのでそれなりに苦労はしていたが、女性達ほどではなかった。せっかく楽しいはずのハイキングがマラソンになってしまい、ちっとも楽しくなかった。もし最初からあんな風になると知っていたら、我々も参加しなかっただろう。

多額の賞金や栄誉のあるエリートスポーツならばともかく、趣味のスポーツをやるのに、たとえ不公平だと思っても参加者は運営側に強いことが言えないというのは理解できる。トランスジェンダー活動家の狙いはそこにあるのだ。

最初から目立つエリートスポーツに侵略しては人々からの反感をすぐに買ってしまう。だが地方のアマチュアスポーツや小さな運動クラブなどでちまちまとTG女性を侵入させていくことで、女子スポーツは徐々に女装男たちに乗っ取られていくようになる。そして時期が熟した頃にエリートスポーツへと侵攻を進めていくのだ。


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元オリンピック男子十種競技金メダリストでトランスジェンダーのケイトリン・ジェナ―のフォックスニュース参加を批判するトランス活動家たちの偽善

なんだか知らないが、LGBT界隈では何かとLGBT特別の日や月がある。なんで彼らばっかり一年中お祝いをしてるのかは知らないが、昨日はトランスジェンダーが目立つ日とかだったらしい。にも拘わらず、トランスジェンダーとして世界的に多分一番有名なはずの元オリンピック金メダリストのケイトリン・ジェナ―がフォックスニュースの準レギュラーになることで、トランス活動家たちはジェナ―を一斉に叩き始めている。

私はトランスジェンダリズムという概念自体を否定している立場なので、ジェナ―が保守的な考えを持っていても、ジェナ―を女性と認めることはできない。彼はあくまでも自称女性の男性である。

とはいうものの、ジェナ―は自分がエリートアスリートであった経験から、男性体のMtFは女子競技に参加すべきではない、とまともなことを言ってる事実は評価されるべきだろう。

そのジェナ―が、自分がフォックスニュースのレギュラーになることについて、TRA界隈から批判が出るのは偽善だと自身のツイッターで発言した。以下は私の適当な意訳。

一方で私は多分世界中で一番目立つトランスだと思う。左翼のお目覚め連中(WOKE)には呆れてものが言えない。皮肉というより偽善と言った方がいいのかもしれないけど、本当に呆れるわ。

LGBT活動家のシャーロッテ・クライマー(Charlotte Clymer)はニュースウィークのインタビューでジェナ―のことを悪質でナルシシストだと罵りながら、ジェナ―は自分のキャリアのためにトランスやノンバイナリーの人々を見捨てていると語る。

彼女(ジェナ―)はドナルド・トランプが反トランスなのを知っていてずっとトランプ支持者と一緒に活動してるし、トランスの子どもたちのスポーツ参加にも反対しています。

トランスの人々の間でも色々な意見はありますが、大多数のトランスやノンバイナリー界隈はケイトリン・ジェナ―を支持していません。彼女は私たちを代表しません。

彼女は私たちの考えを反映していないし、私たちにとって、とても危険な存在になっています。

左翼活動家というのは、同じ属性に属する人はすべて同じ考えを持っていなければいけないという非常に偏狭な心の持ち主が多い。トランスジェンダーだったら誰もが民主党支持で誰もがトランスジェンダー活動に全く同じ形で参加すべきだというのである。ジェナ―がトランスを代表しないように、クライマーもトランスを代表しない。だいたい自分の性自認が自分の考えを決めるという考えこそおかしいではないか?

まあ左翼は女性なら皆反トランプであるべきとか思い込んでるので、決して驚きはしないが。

TRAがフォックスを敵視するのは、タッカー・カールソンはじめフォックスの人気キャスターたちはこぞってTRAに批判的であり、全国大学水泳大会の200メートル女子の部で優勝したリア・トーマスについても散々批判していたことなどがある。

ジェナ―自身もトーマスの女子競技参加には非常に批判的で、何度もその意見をフォックスニュースにゲスト出演して語っていた。

クライマーはジェナ―のような有名人がトランスジェンダーの代表のような顔でテレビに出るのは危険だとし、今後は色々なメディアでトランスジェンダーが活躍する必要があると語っている。単にトランスにも色々な人がいるという意見はどうしても受け入れられないのだろう。

しかしクライマーが認めるように、ジェナ―がトランスジェンダーという立場から、男子の女子競技参加に強く反対しているということは、男子の女子競技参加反対派の我々としては助かることではある。

これは公平の問題です。私は生得的少年が学校の女子スポーツで競争するのには反対です。公平ではありません。私たちは学校における女子スポーツを守らなければなりません。

クライマーは, どのマイノリティーにも内部にその属性の利益に反する運動をする人がいると言う。しかしクライマーのような活動家がやっていることが、実際にトランス界隈の当事者の利益になっているとは到底思えない。

実は先日、私はJKRの件でイギリス人のツイッタラーさんたちと色々やり取りをしたが、その際彼女たちのこの問題に関する無知さと無理解には非常に驚いた。イギリスは日本と違ってTRAの横暴が横行していることでもあり、イギリス人は日本人よりこの問題について、もっと色々知っているものと思っていたからである。しかし実際には彼女達も結構TRAについて無知だった。JKRを批判している人たちですら、トランスジェンダーはニューハーフのような綺麗でか弱そうに見える人たちだと思い込んでおり、彼らは女性に対して全く脅威ではないと思っているようだった。イギリス国内ですでにトランスを名乗る自称女の性犯罪者が女性に危害を加える事件が頻発しているというのに、その事実を彼女たちは全くしらないのである。

つまり一般人はトランスジェンダーになど興味がない。自分達とは全く関係のない人たちだと思っているだろう。ところが一般人が最初にみるトランスジェンダーが、トーマスのように女子用水着を着ている以外は完全な筋骨たくましい女装男で、それが女子だと言い張って女子スポーツに参加する姿だとしたら、これはトランスジェンダーにとってよいイメージになるだろうか?

この間ツイッターで話したイギリス人女性達は、私が髭面胸毛すね毛男がミニスカートを履いて女子トイレに入ってきても平気なのかと聞いた時、そんな人は女子トイレにはいってきたりしないと断言していた。もし彼女たちが実際にそういう男にトイレで遭遇したら、いったいどんな気持ちがするだろうか?そしてそれに苦情を言ったら、自分達が差別者として反対に警察に通報されると知ったら、トランスジェンダーについてよい印象を持つだろうか?

ところで先日お話した長距離サイクリングのトランスジェンダー選手、エミリー・ブリジスについて、私は新しい発見をした。ブリジスはつい最近まで男子競技に参加していたという話はしたが、一番最近は先月で、その際ブリジスは全国大学生大会で優勝していたのである。ここで読者の諸氏に立ち止まって考えていただきたいことがある。

ブリジスは一年間女性ホルモンを接種し男性ホルモンのテスタストロン値を下げる「治療」を行っていた。そして今月に入って女子競技参加に必要な低いホルモン値に達成できたため、今回の全国オムニウムチャンピオンシップの女子の部への参加が一旦は許可されたのである。

ということはブリジスはホルモン治療を11か月も受けていたにもかかわらず、男子競技で優勝できるほどの運動神経を保持出来ていたということになり、ホルモン値を下げることは彼のパフォーマンスにはなんの影響も及ぼさなかったか、悪影響があったとしても、その悪影響を克服することが可能だったということになる。

以前に私はホルモン治療で失う運動能力はエリートレベルの選手であれば訓練次第で克復することが出来るという話をしたことがあるが、ブリジスはまさにそれを証明しているのである。

参考:男性ホルモン値を抑えても男性体は圧倒的に有利という調査結果 – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)

それにしてもブリジスは、女性ホルモンを接種しながら男子競技で優勝できる能力があるなら、何故そのまま男子として競い、正々堂々とオリンピックメダル獲得を目指さないのか、本当に不思議である。


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オリンピック女子記録より2分も速い記録を持つ男子全国ジュニアチャンピオンが女子競技に参加決定

アップデートあり:この土曜日(4/1/22)に予定されている全国オムニアムレースへのブリジスの出場は見送られることとなった。

トランスジェンダーのエミリー・ブリジス(21)はこの土曜日に行われるイギリスのthe National Omnium Championships in Derbyという25マイルのサイクリング競技に女子として参加し、5回連続オリンピック金メダリストのローラ・ケニーと対決することになった。ブリジスは男子だが、1年間の女性ホルモン治療を受け、女子競技への参加資格を得たという。

ブリジスはグレートブリテンアカデミーの競技で先月まで男子として競技に参加していた。彼は2018年、全国ジュニアチャンピオンになったこともあり、その時の記録は現女子オリンピック最速記録より2分も速かった。

2018年全国男子ジュニアチャンピオンになった頃のブリジス

数年前にレイチェル・マッキノンという女装男が、マウンテンバイクの女子シニアの部で優勝した時、人々が抗議の声を上げたが、当時マッキノンは、オリンピックでも同じ規則を起用しているがオリンピックでメダルを取ったトランスは一人もいない、トランスは数も少ないのでエリートスポーツには影響を及ぼさないと言っていた。

しかし私は当時から、いずれマイナーな競技にピークを越えた男子選手や三流選手が参加などというおとなしいものではなく、女子のエリート競技に男子としても高位の選手が参加しだすのは時間の問題だと言って来た。

女子競技を守るために訴え続けている元オリンピックメダリストの水泳選手シャロン・デイビスは、何人もの女子サイクリストから相談の連絡を受けていると語る。そしてほとんどの選手は制裁を恐れて声をあげられないという。

「イギリスサイクリングは恥を知るべきです。何人もの女子たちから心配する電話をもらいました。彼女達は不満と失望を感じています。」

いや、不満とか失望とか言ってる場合じゃないだろ。これには激しい怒りを感じるべきだ。そして声を上げるのが怖いとか言ってないで実際に声を上げるべきだ。自分らが何年も努力してきた競技が女装インチキ野郎に乗っ取られようとしているのだぞ。当事者の彼女達が声をあげずに誰があげるのだ!

ブリジスはこのままいけば2028年のオリンピック参加も可能である。

ブリジスは男子としてもエリート選手である。このまま男子として競争して正々堂々とオリンピックを目指すことも、様々な競技大会で優勝することも夢ではない。だが、男子の部には彼と同等の選手は何人もいる。国内では優秀でも世界を相手にした場合には、いくら彼が優秀でも必ずしも毎回優勝できるという保証はない。しかし、彼の能力をもってすれば、故障でもしていない限り、女子競技を圧倒することは間違いない。ブリジスはこの優勝間違いなしの座を手に入れたいのだ。

これまで女子競技に参加してきた男たちは、ピークを過ぎた中年男性だったり、男子としては下位の三流選手だったりで目立った活動はしてこなかった。参加する競技も地方の高校や大学のみの競技がせいぜいだった。リア・トーマスの件が評判になったのは、全国大学大会という比較的メジャーな競技会への参加だったからだ。

しかしこれがもっとメジャーなスポーツになったらどうなる?サイクリングだけでなく、ゴルフやテニスと言った女子の活躍が目覚ましい競技で、賞金やスポンサーから半端じゃない多額の収益金を得られる女子競技にエリート男子たちが参加したらどうなるのだ?

女子選手たちはその時まで黙っているつもりなのか?

確かに今声を挙げれば自分の選手生命が絶たれる可能性はある。だが今声を挙げなければ自分だけでなく競技そのものの命が絶たれてしまうのだ。怖いのは解る。彼女達だけにこの試練を与えるのは酷な話だ。しかし当事者である彼女達が声を挙げなければ外野がどれほど騒ごうが何も変わらない。

先ず我々はトランス女性は女性ですという間違った概念を捨て去ろう。彼らは女性ではない。彼らは男性だ。男子である。

男子は女子競技には参加できない。そのことをはっきりさせよう。


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女子スポーツは女子のもの、女の振りをしてる男のものではない!スカッとする選挙広告

きょうはスカッとするCMを見たので読者諸氏にもご紹介しよう。

上記はミズーリ州から上院議員に立候補したビッキー・ハーツラー(現下院議員)の選挙運動広告。字幕のつけ方がわからないので訳は下記参照。

これがウィリアム・トーマスです。男子水泳競技で462位です。
こちらがリア・トーマス。女子水泳競技で一位です。
ただひとつ問題があります。この二人は同一人物なのです。
他の人は怖がって話そうとしませんが、私は違います。
私はビッキー・ハーツラ―です。私は女子陸上競技で競争し、コーチもしました。私はWOKEリベラルが女子スポーツを破壊するのから顔をそむけたりしません。
女子スポーツは女子のためのものです。女子の振りをしている男子のものではありません。
私はビッキー・ハーツラ―です。この広告を承認します。

この広告に関して、早くもトランスジェンダー活動家(TRA)からトランスフォーブだのなんだのと批判が出ているのは想定内だ。

全国LGBTQタスクフォースの広報部長キャシー・リナはこの広告は安っぽい攻撃だと批判。リナはこの広告にはトーマスが性転換する前の写真や名前を使うと言ったことも含め、いくつもトランスジェンダーの人々を傷つける要素があるという。

ここでいう転換とは、トーマスがウイリアムからリアと名前を変えて髪の毛を伸ばして女子の水着を着ているということだけであり、そんなことがトランスになるというなら、私だって今すぐ髪の毛を切ってズボンを履けば男になったというのと同じくらい意味がない。トーマスは女性ホルモンを一年服用して男性ホルモン値を規定値に下げた以外には普通の男子と全く違いはないのである。(トーマスは豊胸手術も去勢手術も受けておらず、性指向は女性)しかしリナはこの広告はトランスフォビックの最たるものだと語る。

これこそトランスフォビックの最たるものです。「これはこの問題を分裂に使おうという人たちが使う教科書から抜き出しです。そして非常に残念なことです。なぜなら現実は、これによって現実の人々が影響を受けるからです 

これは才能あるアスリートであり善人で良い学生である人に対して、非常に侮蔑的で悪質で公な侮辱です。

正直言ってこれはヘイトクライムと言えると思います。ヘイトクライムと同じように属性全体の人を標的にしているからです。

LGBT活動家たちの言い分は常にこうだ。トランスジェンダーによる社会的問題を誰かが指摘すると、それはトランスフォーブだと言ってすぐに相手を差別者扱いして黙らせようとする。実際に被害を受けている女子選手たちのことや、女子スポーツへの悪影響をどう解決していこうかなどという意見は一切述べず他人にも述べさせない。ただただトランスジェンダーの気持ちが傷つくから黙れの一点張りである。

最近自称女子を名乗る男子選手が女子競技を荒らすことが多くなってきた。それでかなりの州で少なくとも高校生までは男子は女子競技に参加できないことにするという州法を通している。何故高校生までなのかというと、ホルモン治療を未成年に強制することは出来ないからで、自称女子の高校男子は必然的にホルモン値すら下がっていない身体は完全に男のまま女子競技に参加することになってしまうからだ。

大学生の場合はホルモン値さえ規定値に下げていれば女子競技への参加が許可されているため、トーマスのような選手が出てきて来しまう。実はこのような規定はすでに何年も前から存在していたのだが、今まで記録を出すようなトランス選手が出てこなかったため、特にこれと言った問題にはなっていなかった。

トーマスが大学の女子競技で次々と記録を更新し、レースの度に優勝していることで、彼は一般人の間でも知られるほど有名になった。先日は記者が大統領にトーマスに関して意見を聞いたほどである。

実は私はオリンピックにトランスジェンダー「女性」が出場すると決まった時にも思ったのだが、トーマスの件が大々的に主流メディアで取り上げられるのは良いことだと思う。TRAの強さは、周りに気付かれずに水面下で活動することにある。彼らは常に真実を隠して危険な法律を誰も見てない隙に通してしまう。

しかしオリンピックなど主流な競技大会で次々に自称女の男子選手が女子選手を圧倒するようになれば、それまでトランスジェンダーがどんなものかさえほとんど認識していなかった一般の人々にも、これは何かおかしいと考る機会を与えることになる。

TRAが社会に求めることは、常識ある一般人の想像を絶するものだ。普通の人は、まさか誰もそんなことを要求するわけがないと思ってる。TRAはそれを悪用して「男性器つけたまま女湯入る人なんかいないから」「女子スポーツやりたがるトランス女子なんてごく僅かだから」と懸念する方が被害妄想であるかのように言って来た。

しかし男子競技で462位だったトーマスが女子競技で、二位の女子に何往復も差をつけて勝ち続ける姿を一般人が観たら、こんなことが許されていいわけがないと思う人が増えるはずだ。

例えば作家のJ.K.ローリング女史への攻撃にしても、あまりにも大きなニュースになったため、全世界に居る彼女のファンたちも、いったい女史がここまで批判されるほどの何を言ったのだろうと不思議に思っただろう。そして実際に彼女の言ったことを調べてみたら、彼女は単に「男性は女性になれない」「女性を生理のある人などと呼ぶな」「強姦男を女子刑務所に入れるな」といった常識的なことを言っただけだった。あくまでWOKEであり続けたい人は別として、ハリー・ポッターファンのなかにも、ローリング女史への攻撃は理不尽だと感じた人が少なからずいたはずだ。

こうして有名なケースがどんどん報道されるようになり、より多くの人がそれを知ることによってTRAが如何に気違いじみた破壊的な危険な思想であるかが、より多くの人々に理解されるようになると思う。だからTRAには出来るだけ声高に、なんでもかんでもトランスフォーブだと騒いでもらいたい。彼らの恐ろしい本性を晒してもらいたいとおもう。

先ほども述べたように、TRAは常に自分達は可哀そうな少数派で被差別者だという振りをするが、この広告を批判する記事の最後のほうでも、半数以上のトランスジェンダーやノンバイナリーの若者が自殺を考えたり自殺未遂をしたことがあるという、ザ・トレバープロジェクト2021年のアンケート調査を持ち出している。

エリートスポーツを目指す女子選手たちには、女子たちが直面する様々な弊害を取り除こうと各種目ごとに色々な団体がある。しかしトランスジェンダー選手が直面する弊害について言及する団体はないと活動家達は言う。

トランスやノンバイナリの精神的な問題や彼らのスポーツ参加の機会を作ることと、男子が女子競技に参加することとは何の関係もない。

半数以上ものトランスやノンバイナリが自殺願望であるというなら、先ず何故彼らにはそのような精神疾患者が多いのか根本的な精神面での問題と取り組むべきなのであって、男子に女子の振りをさせて女子競技に参加させることと一緒にすべきではない。

もしトランスやノンバイナリがスポーツに参加することが精神面の治療になるというなら、彼らだけの特別な競技を作るか、身体の性に適した方の競技に参加すればよいことであり、女子競技を犠牲にする理由にはならない。

本当にTRAは身勝手だ。自分達の気持ちが傷つかないということが最優先で、それによって機会を奪われる女子たちのことなど全く眼中にないのだ。

ビッキー・ハーツラ―議員は私とは州が違うので投票は出来ないが、是非とも頑張って上院議員になって、トランスジェンダーの狂気からアメリカを救ってほしい。


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男子の女子スポーツ参加を批判するなら、男を彼女と呼ぶな!

私は昔からアメリカの保守派に対して強い不満を持っている。それは保守派は相手の気持ちをおもんばかり、なんでも円満に片付けようとするあまりに、必要以上に左翼リベラルに迎合する傾向があるということだ。例えば、昔は黒人のことを普通にブラックと呼んでいたのに、それは差別的だからアフリカンアメリカンにしろ、それもだめだからピープルオブカラーにしろ、とリベラルが次々に掲げる条件を保守派と言われるひとたちが素直に受け入れて来た。比較的保守派と言われるフォックスニュースですらも例外ではなく、例えばトランスジェンダーに関しても、彼らのことを批判しながらも、本人が好む彼・彼女といった代名詞を臆面もなく使っている。

それを批判すると、保守派の人たちは言う。「いや、そんな小さいことにいちいちこだわっていたら、もっと大事な会話が出来なくなる、適当に妥協して、もっと大事な話に焦点を当てよう」。最近よく言われる「その丘で死にたいのか?」なんてのがその典型。

しかし保守派が何時まで経っても学ばないのは、左翼は絶対妥協しないということだ。左翼の求める条件を一つでも飲んでしまったら、それ以後も相手の思うように話が進められてしまい、大事な要点などには決してたどり着かない。今この丘を取られたら、次の丘を取るのがより困難になるということを多くの保守派は理解していない。

先日保守派トークショーホストのマット・ウォルシがそれについて、男子でありながら女子競技に参加しているリア・トーマスのことを批判している記事ですら、トーマスが好む「彼女」という代名詞を使っているが、トーマスは女ではない。先ずそこから話を始めなければ、彼のことをどれだけ批判してみてもお話にならないと語っていた。まったくその通りだ。

まず保守派がしなければならないのは、トランスジェンダーなどというものは存在しないと断言することだ。性別が何かしらの行為によって変えられるというのであれば、最終的に女性となった男性を女性扱いしないのは差別になる。言うまでもないが性違和という精神病で悩み、その治療のひとつとして異性に近い身体に改造していくことを選ぶ人がいることは事実であり、彼らの人権をないがしろにしてもよいというわけではない。しかし、彼らは異性になったのではなく異性っぽい風貌になったに過ぎないのであり、中身は元のままの男であり女なのだ。彼らはあくまでトランスセクシュアルでありニューハーフでありオネエなのであり女ではない。

保守派ではないが、今日のピアース・モーガンのオプエドでも、モーガンはトランス「女性」の女子競技参加を批判する記事で、先ずこのような断り書きをしている。Trans athletes like Lia Thomas are destroying women’s sports (nypost.com)

まず明確にしておくが、私は「トランスフォビック」ではない。

私は全てのトランスジェンダーの人々のために(社会が)寛容と公平と平等であることを求める。

真に間違った体と性指向に閉じ込められていると感じなければ、誰も肉体的にも精神的にも長く苦しい道を歩んだりしないだろう。であるからトランス界隈の人々が受け入れられ平等な人権を得る運動を全面的に支持する。

無論その後に、「し、か、し、、、」と言って何故男子の女子競技参加が不公平なのかという話が延々を続くわけだが、はっきり言ってもうこの時点でモーガンの理論は破綻している。なぜならモーガンはトランスジェンダーという概念そのものが正当であると認めてしまっているからだ。

もちろん格いう私も先に性違和の話をしているわけではないと断り書きをしてるくらい、この話は気を付けて言葉を選ばないとトランス活動家に言葉尻を掴まれて、どんな酷い目に合わされるか解ったものではない。あれだけ左翼リベラルでずっとトランスジェンダーの人権を擁護してきたJ.K.ローリング女史ですら、生まれながらの性別は変えられないと言っただけで自分が書いたハリーポッターの20周年記念番組に出演できないという目に合わされたくらいだから。

しかしいくら自分はトランスジェンダーの味方だとかトランスフォビックではないとか言ってみても、すこしでもトランスジェンダーに不利になるようなことを言えば、すぐにトランスフォーブだターフだと言われることは間違いない。だからそんな断り書きは無駄なのである。

根本的な問題は、自分が異性だと主張しさえすれば異性として扱われるという気違いじみた風潮にある。だから先ずそこから拒絶しなければ何の進展も得られない。

モーガンが求めるトランスジェンダーへの寛容だの平等な人権とはどのようなものだ?もし「トランスジェンダー女性は女性」というのが本当なら、彼らが完全に女性として受け入れられないのは寛容でも平等でもないではないか?それは彼らの「女性」としての人権を踏みにじることになるではないか?

だから最初から人が性別を変えられるという概念から挑戦していかなければならないのだ。リア・トーマスは男だから女子競技には参加できない。それだけのことなのだ。それ以上でもそれ以下でもない。ホルモンがどうのこうのなんて話はナンセンスなのだ。

どうしてこんな当たり前のことが言えなくなったのか。世界中が集団ヒステリーにかかっているようだ。


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