ポートランド市を占拠したアンティファ共産主義者の実態、沖縄と似てるね

先日私はアンディー・ノー(Andy C.Ng)というベトナム系の記者が紹介していたこのツイッターを日本語でリツイートしたところ、「沖縄と同じだ」「辺野古でも同じことが起きてる」という返事をたくさん頂いた。リイートも1000近くに及んだ。(アンディーの元ツイートをクリックすると色々な映像がみられる。)

ここまで読者諸氏の興味が深いのであれば、この状況の背景をきちんと説明せねばなるまい。これはアンディーのAnarchy Breaks Out in Portland, With the Mayor’s Blessing(市長の祝福の元に起きているポートランドの無法状態)という記事より。

今年の7月から8月にかけて38日に渡り、気温38度を超える灼熱の中、アメリカ西海岸の北部オレゴン州はポートランド市において、ICEと呼ばれる移民局ビルの前の一角を200人以上の左翼暴力団が占拠した。占拠した奴らは自称アンティファ実は共産主義暴力団で、名目上は連邦政府の厳しい違法移民取り締まり方針への抗議ということになっている。だが実際にはこの占拠地において麻薬は接収するは尿や便はそこらじゅうでするはで、使い捨ての注射器や排泄物で町全体がごみ溜めになり悪臭が漂っていた。

左翼暴力団が立てこもった当初、ICEの建物の中にいた職員は一時期外へ出られず監禁状態になっていた。中から地元警察へ助けを求める声も空しく、違法移民聖域都市を名乗るテッド・ウィーラー市長は完全に共産党暴力団の味方。連邦政府職員を助ける気など全くない。数人の連邦警察が職員たちを救出したが、地元警察は完全に待機状態。

最終的には連邦警察が出動し、暴力団員数人が逮捕されて一応この状態は収まったかに見えた。しかし、先月パトリック・キモンズという27歳の黒人男が二人の人間に発砲し、警察官にも襲い掛かって来たため射殺されるという事件があった。それに抗議とばかりに、今月10月初期、黒装束の共産党暴力団が再び現れ交差点を占拠。道行く人々の通行を阻止。無理やり通ろうとすれば車を囲って車体をたたくなどして運転手を威嚇した。自動の車いすに乗った初老の婦人が行き先を遮られ、暴徒らによって車いすを破損されイスから放り出されたりした。しかし、例によって市長はこの状態を完全無視。市民は自分の身を自分で守らなければならないというひどい状況に置かれた。

主流メディアもこの状況を完全に無視。地元記者のアンディーのツイートのみが地元からの報道となった。しかし私の細々としたツイートがあっという間に千回もリツイートされたくらいだから、元のツイートが全国的に(世界的に)拡散されたことは間違いない。そうなって初めて主流メディアはポートランド暴動について取り上げ始めた。

ここで理解しなければならないのは、白人至上主義のKKKやニオナチなどという俗に右翼とされる暴力団体を擁護する保守派政治家やメディアは全く存在しないのとは対照的に、後退派左翼の民主党政治家やメディアはアンティファ共産主義暴力団やブラックライブスマターなどの左翼過激派にものすごく同情的である。だから彼らによる暴挙はほとんど報道せず、たまに報道しても「比較的に行儀のよいおとなしい抗議運動」などと虚偽の報道をする。何人もがこん棒で殴られたりペパースプレーやかけられ、リポーターの顔に尿が浴びせられたりしているにも拘わらずである。

アンティファというグループは自称反ファシストではあるが、これは単に彼らのライバルである国粋主義の社会主義者とは多少違うというだけであり、彼らが社会主義者であることには全く変わりはない。やっていることはナチスのブラウンシャツよろしく徒党を組み暴力で市民を威圧している。

上記の動画のキャプションはあたかも平和的な抗議者の間に車が突っ込んだかのように書かれているが、実際は暴徒に囲まれた運転手が怖がって逃げようとして暴行を受けた図である。

民主党は最近こうした徒党を組んだ暴徒集団を使って保守派政治家たちを威嚇している。英語ではこういう群衆のことを”mob”(モブ)と呼ぶ。民主党の政治家たちが共和党政治家やその支持者たちをレストランやガソリンスタンドなどで見かけたら大声で嫌がらせをしろと促進している。大統領選で大敗したヒラリー・クリントンは共和党に礼節など通用しないと公言しているし、オバマ政権の元司法局長のエリック・ホールダーは共和党を蹴飛ばせなどと平気で言っている。も民主党は文明社会の礼儀など全く守る気がないのである。

そういうことをやっておいて、左翼メディア連中は保守派がこれらの暴力団連中を「モブ」と呼ぶと「彼らはモブじゃない。モブなどといって批判するのはおおげさ」などと言い張る。きちんと許可をとって行儀よく集会を開き、定時になったら掃除して帰った保守派のティーパーティーをモブと呼んでた連中がいまさら何をぬかす。

さて、ポートランド市の警察に話を戻そう。

添付したビデオのなかで、ノースカロライナ州ナンバーの車を運転している男性が通りかかると、暴徒らが車を止めて「白人氏至上主義者だろ、ノースカロライナへ帰れ!」などと罵声を浴びせる姿が写っている。男性が携帯で警察に助けを求めているが警察は来なかった。地元警察はこうした状況にも拘わらず出動しなかったことを認めたうえで、変に阻止すれば状況が悪化するのを恐れたからだと言っている。

別のリポーターが撮ったビデオのなかで、警官たちは待機していたが全くなにもしていない姿が写っている。

下手に警察が出動すると状況が悪化するだあ?道を閉鎖され暴徒に囲まれた運転手がスピードを上げて突っ切ったらどうする?そして事故でも起きて運転手が車から引きずり降ろされて八つ裂きにされても黙ってみているつもりなのか?障碍者の女性が車いすから放り出されたのを黙認したように?

1993年、ロサンゼルス暴動のあった翌年に警察官たちの二度目の裁判が行われ、その結果次第では二度目の暴動がある可能性のあった頃、私がダウンタウンの街中を車で走っていると、突然道中に数人の男たちが飛び出してきて私の車を止めようとした。私はクラクションを鳴らしてスピードアップし男たちの中に突っ込んだ。こんな奴らのいいなりになって車を止めたりしたら、どんな目にあわされるかは前年の暴動で見た通りだ。男たちは慌てて車を避けて逃げた。

暴徒が私の行く手を塞いだら、次回も私は同じことをするだろう。それで逮捕されることがあったとしても、殺されるよりはましだ。そういう考えの人が増えたら警察はどうするんだ?それでも何もせずに暴徒のするがままにさせておくつもりなのか?

状況はすでに悪化しているではないか。このまま何もしなければもっとひどいことになる。必ず死人が出る。それは必ずしも我々市民のほうではないと断言しておく。


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どうしてリベラル集会にはえげつない連中が集まるのか?

本日は先週行なわれた自称「女性行進」とは対照的に本当の女性行進であるマーチフォーライフ(命のための行進)という妊娠人工中絶反対デモが同じくワシントンDCで行なわれている。このマーチは毎年もう何十年にも渡って行なわれてきているのだが、主流メディアは完全に無視し続けてきた。今回は副大統領のマーク・ペンスが出席し、集まった人々に激励の弁を述べた。よい始まりである。
実はカカシは若い頃(20代前半)は妊娠人口中絶がそれほど悪いことだとは思っていなかった。ま、年代から言って欲しない妊娠をする可能性があった頃は、もしもの時の解決策が必要だと感じていたからだ。しかしその後色々な事情があって、今では中絶そのものに反対になった。特に妊娠三ヶ月以降の中絶は母体に危険を及ぼすとか、胎児に重度の障害があるとか言う場合は除き、すべきではないという結論に及んだ。しかし中絶を法律で禁じるべきかどうかということに関しては中期以降の堕胎のみという考えに落ち着いている。
それはともかく、この間の自称「女性行進」ではプロライフと言われる中絶反対の女性たちの参加は拒否された。人工中絶を反対する女性と賛成する女性はアメリカの女性の間で46:47%で、ほぼ半分半分の状況にある。ということはこの間の女性行進は「女性のため」と言いながら、女性の半分を疎外したことになる。な~にが女性行進なんだ!
ところで、以前にリベラルたちが集まったウォール街占拠のときもそうだったが、どうもリベラル連中が集まるところでは得体の知れないえげつない連中が集まる。保守派のティーパーティの集会ではリベラルがなんと言おうと白人至上主義の連中やナチスやファシスト連中など全く来なかった。もしも間違ってそういう奴らが混じった場合には、参加者が即座に退場を強制し、主催者も参加者もこぞってそういう奴らを糾弾した。
ところがリベラル集会に集まってくるえげつない連中に関しては参加者からも主催者からも全く批判の声が聞かれない。いや、それどころかこういう奴らを歓迎し賞賛している。何故なんだろう?
シャイア・ラバフ(Shia LeBeouf) - 売れない男優でくだらない街頭パフォーマンスなんかもやってるラバフは昨日軽傷害やハラスメントの罪で逮捕された。ラバフは「彼(トランプ)は我々を分裂しない」と芸術と称して壁などにスプレーで落書きをしたりしている姿がテレビでも放映されていたが、反対意見のトランプ支持者男性と言い争いになり、ラバフが男性のスカーフをもぎとったり男性にひっかくなどの暴力をふるったため警察が呼ばれた。ラバフは駆けつけた警察と口論になり、その場で逮捕された。自分が勝ってに暴力を使って反対意見を押しつぶそうとしているくせに、な~にがトランプに分裂させないだ、馬鹿。
リンダ・サーサワー(Linda Sarsour) - パレスチナ人女性でハマスやイスラム国の親派。シャリア法を促進している。イスラム教徒の女性人権を命がけで守ろうと運動しているアヤーン・ヒルシ・アリ女史の女性性器を取り上げろなどとツイッターに書いたりしている、およそ女性人権派とはいえない女。
ダーナ・ヒルトン(Donna Hylton)-女性行進で演説をぶった元売春婦の黒人女性。実は1985年に仲間(女二人と男三人)と一緒に不動産会社の男性を誘拐し20数日間監禁し散々拷問にかけて殺した罪で25年の懲役を受けていた殺人犯だった。この拷問のしかたが残酷なのだが、とくにひどいのは男性の肛門に鉄棒を突っ込んだり、スパナで男性の睾丸をひねくり回したりしたとある。何故そんなひどいことをしたのかという問いにヒルトンは「どうせ奴はホモだったんだから、、」と答えたそうだ。恐ろしい~!
セシル・リチャーズ(Cecile Richards) - 妊娠人工中絶専門医療機関プランドペアレントフッドの女会長。PPは堕胎した胎児の臓器を違法に販売していたことが発覚して大スキャンダルになった。連邦政府からの運営費を支給されているが、堕胎以外にも妊婦の診察や乳がんの検査や避妊相談も受けているといっていたことが嘘だったことが最近明らかになっている。
マドンナ - 落ちぶれ中年歌手。一時期は一斉を風靡した人気歌手だったが、いまや落ちぶれた50過ぎのおばさん。下品な言葉だらけの演説でホワイトハウスをぶっとばしてやりたいと本気で考えたなどと言ったため、FBIから捜査対象になった。芸能人ならなにをいってもいいと思ってる馬鹿。
演説をぶった人間のほかにも参加者の男性がインタビューをしていた女性記者を殴って逮捕されたり、トランプ支持者の女性の髪の毛に火をつけたり、戦死者の両親に唾を吐きかけたり、飛行機のなかで親トランプ乗客に怒鳴り散らして飛行機から降ろされたり、とにかくひどい奴らが多くあつまった。しかも女性行進後の町はごみだらけ。以前にティーパーティ集会のあとは前よりきれいになっていたという例があったのとは全く逆。
なぜリベラル集会ってのはこういうことになるのか。非常に不思議だ。
アップデート:ザブレーズに載ったコラム。に興味深いことが書かれていた。先週の女性行進がプランドペアレントフッドを中心とし、プロライフ女性たちを拒絶したことにより、主催者側の思惑とは裏腹に、自称「女性行進」はリベラル女性の集会だったと印象付けてしまった。特に人工中絶を中心にしたことにより、今まで無視され続けてきたマーチフォーライフ集会が保守派の女性行進としてメディアから大きく取り上げる結果を招いたというのだ。また、カカシが指摘したように、リベラル女性行進における参加者たちの行儀の悪さも大きく取り上げられたため、多くの国民が、あの集会はリベラル過激派集会だったのだという印象を持つに至った。これは完全に計算違いだったのではないかという記事だ。


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民主党大会都市シャーロッテ市で、都市占拠キャンプ再開

先週の共和党大会では全く見られなかった都市占拠デモ。大会に参加した人たちの話だと、会場付近及び会場内での警備はものすごく厳重だったそうだ。会場内から放送していた、とあるラジオ局のスタッフは、朝ご飯用に持ち込んだバナナを会場警備員に没収されたとぼやいていた。なんでバナナなんか没収するんだろうと思うが、警備員は「演説者に投げられる可能性があるから」と説明したという。確かに過去に保守派の政治家に腐ったトマトとかパイとかを投げた奴らがいるから、バナナでも武器になる可能性は多いにあるわけだ。冗談ではすまされないってことだな。
そういう厳重な警備のおかげで、ハリケーンが近所のルイジアナ州を襲ったにも関わらず、特に警備上の問題はなく無事に大会は終わった。
さて、対して民主党大会が来週はじまることになっているノースカロライナ州のシャーロッテ市では頭の痛いことが起きている。何とあの悪名高い迷惑な都市占拠キャンプがまたぞろ再開されたというのである。その名もオキュパイシャーロッテ。
オキュパイというのは占拠という意味だが、去年の中頃から全国各地で左翼リベラルの馬鹿どものが都市のビジネス街にテントを張り野宿するこのデモは、その不衛生さと治安の悪いさで近所迷惑もこのうえない。しかし元々こんな奴らを毛嫌いしている共和党と違って、民主党は一応表向きは占拠運動に同情的だ。オバマ大統領自らが我々は彼らの味方だと語ったくらいだ。
問題なのは、オバマ王が占拠運動に同情心を表明した後、占拠運動の悪行が次々に公になった。キャンプ場が不衛生で騒音公害を発生させていたことなどまだ序の口。近隣の商店街を破損したり強盗を働いたり、キャンプ場内での婦女暴行など日常茶飯事。挙げ句の果てに殺人事件も数件起きた。そのあまりのひどさに主流メディアも彼らの悪行を隠しきれない状態となっていた。
オキュパイヤーたちがやっと飽きてそれぞれのキャンプ場から去って行ったと地元商店街がホッと胸をなで下ろしたのも束の間。民主党大会という晴れの舞台を利用して占拠者たちはシャーロッテに舞い戻って来たというわけ。これは民主党にとっては大迷惑な話。
一方で、オキュパイヤーたちが掲げる左翼の基盤である「民主党は庶民の味方」という表向きの顔は保たねばならない。だが、もう一方で民主党が法と秩序には無頓着だという印象をもたれては過激派左翼以外の中庸派や無所属の支持を得られなくなる。基盤を怒らせずに中庸や無所属の支持を保つのは普通でも容易なことではないが、ましてオキュパイヤーなんぞに居座られて、必要な警備もろくに出来ないということになったら民主党として大変に困った状況になる。
オキュパイヤー達が賢ければ、このような運動は愚かな行為だということが解るはずだが、奴らは自分らが目立ちたいという気持ちが先立ってしまう。
民主党がこのことで迷惑を得たとしても、ま、身から出た錆ってもんだ。
オキュパイヤーの皆さん、頑張って民主党大会を台無しにして頂戴よ。大歓迎だね!


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ウィスコンシン州で州公務員の組合参加が激減、あせる組合を見捨てるオバマ選挙事務所

去年、ウィスコンシン州ではスコット・ウォーカー知事がごり押しして通した公務員の手当や組合に関する法律の中に、今後一切州政府が公務員の組合費を給料から差し引く行為はしないというものがあった。去年組合が中心になって大騒ぎになったデモは、州公務員の年金や保険負担が話題になったが、実はもっと重大だったのは、組合の団体交渉権と州による組合費強制取り立てだった。
当時、ウィスコンシン州の教員助手という日系人の女性が、組合が州公務員による年金つみたてや保険料の負担を増やすことは受け入れたのに、ウォーカー知事がその妥協を拒否し団体交渉権の剥奪に固執するのは、ウォーカー知事による組合撲滅の陰謀だと言っていた。私はその点については彼女の判断は正しいと評価していた。ウォーカー知事が公にそんなことを認めるわけはないが、相手をつぶしたければ資金源をつぶすのが一番。これ常識。
で、一年ちょっと経った今、州公務員の組合加入率がどのように影響を受けたかというと、
ウィスコンシンの公務員労働組合は組合委員の半数以上が脱退するという劇的な減少が起きた。これによって、組合が労働者の代表という立場が極端に衰弱することとなる。
教育委員会に続いて全国でも第二位の大きさを誇っていた全国州公務員労働組合のウィスコンシン州の会員数は、なんと去年の3月の6万2千818人から今年(2012)三月までの間に2万8千745人にまで落ち、なんとほぼ1/3に激減してしまった!
ウォーカー知事提案の新法律が通るまで、公務員の会員費は給料から自動的に差し引かれていたので、公務員は好むと好まざるとに関わらず労働組合の会員になっていた。それが去年から、会員になるならないは個人の自由ということになったところ、なんと2/3の州公務員が脱会を希望したである。
なるほどね〜、道理で組み合いがパニック状態に陥った訳だ。これでは何としてもウォーカー知事を止めさせねばならない。知事弾劾選挙は組合の生存をかけた一か八かの勝負なのである。
しかしである、組合はそうでも州民主党の立場はどうなのだろうか?民主党が四年ごとの選挙を待たずに急いで弾劾選挙などする必要がどこにあるのだろうか。
確かに労働組合がウォーカー知事の組合つぶしに怒るのは理解できるが、民主党議会が一緒になって弾劾選挙を騒ぐのは、勝てればいいが、もし負けたら、二年後の正式選挙では何もしなかった場合より政治的に不利な立場に置かれる。それだけでなく、四年ごとに使うはずだった選挙資金を二年目で使ってしまったとなると、本選挙での資金集めはかなり苦しくなるだろう。にも関わらず民主党が弾劾選挙を組合と一緒になって押した理由はなにか。
それは、ウォーカー知事の州経済救済政策の成功にある。州経済を復興させるという公約で当選したウォーカー知事は公約どおり、税金の無駄使いをする多々のプログラムを切りまくった。組合制度の改正もその一つ。そしてそれが功を成して、実際にウィスコンシン州の失業率は減り、経済は復興の兆しを見せ始めている。このままでいくと、本選挙のある二年後には、ウィスコンシン州は不況から完全な立ち直りを見せる可能性が充分になる。そうなってからでは遅い、それまで待っていたら民主党は知事おろか州議会の議員席にも共和党に惨敗してしまう恐れがある。今のうちなら、邪魔な共和党議席を一斉に弾劾選挙で奪い返せる可能性があると踏んだのだろう。
しかし、組合と州民主党のこの思惑は完全に裏目に出そうである。弾劾選挙を数日後にひかえ、ウォーカー知事の支持率は民主党知事候補のベレット市長より7%も高い。ウォーカー知事が知事の座を守ることは先ず間違いないだろうと言われている。
そうなって困るのは、ウィスコンシン州の民主党だけではない。ウィスコンシン州はこれまで完全に民主党寄りだった。ところが最近、同州はトスアップといって、どっちに転んでもおかしくない州になってしまった。だからオバマ大統領は普段ならあまり気を使わなくてもウィスコンシンでお金と時間を使って選挙運動をする必要が出て来た。その際に大事なのが労働組合からの政治献金と組合員によるボランティア選挙運動である。その労働組合が州政策のおかげで弱体化している上に、ウォーカー知事政権の劾選挙のためその限られた貴重な資金を無駄使いしているということで、オバマ政権はウィスコンシン州の民主党にかなり腹を立てている。
オバマ王は、去年、ウィスコンシンの労働組合が反ウォーカー知事のデモ騒ぎをやっていた時は、いち早く自分の支持を表明し、弾劾選挙が決まった時も熱心に声援を送っていたオバマ王。主流メディアもウ州の弾劾選挙は大統領選の序幕とも言えるなどと言っていた。だが、弾劾選挙で共和党が圧勝するかもしれないとなると、この選挙が大統領選挙の前触れになるなんてことを言っていたオバマ政権としては非常に都合が悪い。
スコット・ウォーカー知事、並びにレベッカ・クリーフィッシ副知事、そして弾劾選挙の対象となっているウィスコンシン共和党議員の皆さん、頑張れ!


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左翼テロリスト、白人優越主義者たちの会合を襲撃

昨日の土曜日の午後、シカゴの郊外の高級レストランに、武装した20人近い暴徒が殴り込み、食事をしていたひとつのグループに突然殴り掛かかった。この襲撃によりテーブルについていた客の10人が怪我、そのうちの二人が入院する重傷を負った。
レストランの店員やパーティをしていた別のグループの客達などによると、暴徒らはみな頭からフッドを被り顔を隠しており、その容貌は全く解らなかったという。しかし皆金属バットや金槌などで武装していた。
警察の話だと、このグループはシカゴで今デモを行っている都市占拠の抗議者達とはまた別のグループらしく、襲われたグループへの襲撃は計画的だったという。この攻撃は自称アンタイ・レイシスト・アクション(対人種差別行動)という団体がその犯行を認める声明文を出している。
その声明文によると、このグループが襲ったのは白人国粋主義者たちの第五回記念パーティーだったという。テロリストたちは、白人国粋主義者たちの会合の場所と日にちを事前に手に入れ計画的に狙い襲ったと誇らしげである。
私は白人優越主義も左翼テロリストも嫌いだ。だが、アメリカの憲法では、市民が集まって会合を開く自由が保証されている。国を倒す革命やテロの陰謀を話し合うのでさえなければ、偏見に満ちた白人優越主義者たちがどこであつまり何を話そうと、誰にもそれを阻止する権限はない。
左翼運動家たちは、これまでにも保守派の会合に潜入して大声を上げる等して邪魔をする傾向があったが、今度はついに暴力で会合を阻止するという手段に出たのである。例え被害者の思想がどれほど気に入らないにしても、このような行為は法治国家において断じて許されてはならない。
それにしても、左翼連中はやっかいな連中を挑発してしまったといえる。もともと白人優越主義者たちは、特に白人国粋主義などと名乗るような人たちは、黒人始めた民族にアメリカが冒されているという被害妄想を持っている。そういう人間たちの集まりを暴力で襲ったとなると、彼らの懸念は妄想ではなく現実となってしまったのだ。今後はこのような不意を突かれないよう、彼らは武装して会合に挑むだろう。そして今度は反対に彼らのなかから過激な連中が左翼連中の会合に殴り込みをかけることは充分に考えられる。
だが、左翼連中は口で言うほど本気で戦争をやる気があるんだろうか、、かなり疑問だ。


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プロパガンダで悪いか! 海兵隊を好ましく描写したケイティ・ペリーのミュージックビデオ

ケイティー・ペリーという若手歌手は今アメリカで人気があるみたいだ。私のように芸能ニュースに疎い人間にはポップ界で誰が人気者かなんてことはわからないが、その彼女の新しいミュージックビデオでは、失恋した彼女が海兵隊に入隊し基礎訓練を体験している姿が好意的に描写されている。本来ならば、フェミニスト諸君はこういう独立心のある強い女性を敬うべきであるが、当ブログでもしょっちゅう書いてるように、アメリカのフェミニストは左翼第一でフェミニズムは二の次。左翼の大嫌いな軍隊を美化しているとして、悪名高いフェミニスト作家のナオミ・ウォルフは、ペリーのビデオは親海兵隊のプロパガンダだとフェイスブックで批判した。

ケイティー・ペリーのビデオ観た? まるっきり親海兵隊プロパガンダじゃないの!海兵隊からお金もらって作ったのかどうか是非知りたいものだわね。なんたる恥知らず。私は彼女はとても好きな歌手だったけど、暴力を美化する行為に私と同じように腹が立ったなら、彼女のボイコットを提案するわ。

下記が問題のビデオ。

私はペリーなる歌手のことなど全然しらないが、確かに海兵隊に女性をリクルートするには完璧なビデオだ。これを親海兵隊プロパガンダだというならそれはそうかもしれない。だが、だったら何が悪いんだ、と私は聞きたいね!
ウルフはご自分は女性蔑視や差別が横行し婦女暴行も日常茶飯事というオキュパイなんたらに参加して、わざと警察官を挑発した姿をビデオに撮って自分をニュースの中心にし、それをネタにして本まで書いてる人間だ。自分の行動をルポしてリポーター気取りの人間が他人のミュージックビデオをプロパガンダだといって批判する権利があるのかと批判する記事もある。
左翼リベラルはプロパガンダの専門家だ。自分らのすることなすこと全てプロパガンダではないか。最近のハリウッドの戦争映画なんて反戦反米プロパガンダばっかである。それがたま〜に親米や親米軍の映画やビデオが出て来ると「プロパガンダだ、プロパガンダだ!」と言って大騒ぎ。プロパガンダが気に入らないってんならてめえらのやってることは何なんだよ!

カカシ注:はい、声を揃えて言いましょう。せ〜の、ザッツトータリーディファレント!!!!


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続惨事を無駄にしないリベラル、黒人少年の死を政治に利用するオバマ王

カカシが去年書いた「惨事を無駄にしないリベラル、、、」でも指摘したように、左翼リベラルはなにか社会的に悲劇的なことが起きるとすぐに保守派が作り出した険悪な環境に責任があると言い張る。事件そのものの真相も明らかにならないうちから、こういう事件は保守派がしょっちゅう人種差別を煽っているからだと言い出すのだ。
それでいて自分らが常にやっている人種差別行為や発言は完全無視。常に悪いのは右翼や保守派で自分らの行為はなぜか「事情が違う」のだ。

“That’s totally different!”(ザッツトータリーディファレント!事情が全く違うだろうが!)

というのが奴らの口癖。
ここ数日、フロリダ州で射殺された黒人少年について世間は大騒ぎしている。しかもまだ事情がはっきりしないうちからオバマ王自らが乗り出して来て、この事件は人種差別が原因だと言い出す始末。撃った方の男性は正当防衛を主張しているというのに、これでは加害者とされた男性の公平な裁判など望めない。

【ニューヨーク=柳沢亨之】米フロリダ州で17歳の黒人少年を射殺した男が、正当防衛を理由に釈放されたことで、全米各地で黒人らが「人種差別的措置だ」として抗議運動を激化させている。

 オバマ大統領も少年に同情する言葉を述べ、徹底捜査を求めた。
 米メディアによると、釈放された男(28)は父が白人、母が南米出身。2月下旬にフロリダ州中部サンフォードで、高校生トレイボン・マーティン君を不審者と思い込んで追いかけ、もみ合いの末射殺した。男は警察に拘束されたが、「先に暴行を受けていた」と主張。警察は、発砲は自衛目的だったとして男を釈放した。
 すると、この決定に反発し、男の訴追を求める署名150万人分がインターネット上で集まったほか、21日以降はニューヨークやフィラデルフィアで最大数千人規模の抗議集会が開かれた。23日には、フロリダ州内の約50校で黒人生徒らが授業をボイコットした。

この読売新聞の記事はかなり偏向があると思うが、マーティンを射殺したジョージ・ズィマーマンという男性はマーティンの挙動不振を懸念して彼の後をつけていたことは認めているが、警察に連絡した際に尾行は止めろと言われたので、途中で止めて自分の車にもどろうとしたところでマーティンに後ろから襲われたと語っている。
当初警察はズィマーマンの正当防衛説に納得してズィマーマンを逮捕しなかった。マーティンがズィマーマンに馬乗りになってズィマーマンが助けを求めているところを目撃したという人もいるが、その反対にズィマーマンがマーティンに襲いかかったと証言している目撃者も居るので、いったいどちらが本当なのか今のところよくわからない。
ところで、黒人市民の間からズィマーマンがマーティンを最初に尾行した動機が白人の間では普通な人種差別が原因で、逮捕されなかったのもズィマーマンが白人だったからだという声が上がった。しかしズィマーマンはラテン系である。ラテン系は黒人と同じでアメリカでは少数民族であり、一般の白人による黒人差別という計図は当てはまらない。しかしそこはさすが左翼リベラルメディア。ズィマーマンの片親が白人だということで、何故かラテン系白人という訳の解らないカテゴリーに彼を当てはめて、よってこれは白人対黒人という人種差別が動機だと言い張っている。
普段ちょっとでも少数民族の血が混じっていると、すぐに少数民族を主張する左翼リベラルが、都合のいい時だけは白人の血を持ち出す。アメリカで始めての黒人大統領と威張っているオバマですら母親は白人だ。片親が白人だというならオバマ王とてそうではないか? 白人の血が混じっていれば自動的に人種差別者ということになるなら、オバマ王はどうなるのだ? (口を揃えて言いましょう、せ〜の、ザッツトータリーディファレント!)
善良な黒人市民が黒人ギャングらによって射殺される例など無数にある。そういう事件は悲劇ではないのか?それを言うなら、黒人が白人を人種を動機にして殺す率の方がその反対よりも圧倒的に多いのだ。だがそれは左翼リベラルにとって悲劇にならない。
たとえば同じフロリダ州でイギリスの白人観光客二人が黒人青年に射殺された事件など典型例である。何の理由もなく単に被害者の顔が気に入らないというだけで不良な黒人に惨殺された白人青年二人。彼らの親族や友達は、この残忍な事件に関してオバマ大統領が全く無関心でいることに腹を立てている。黒人少年のマーティンの死は悲劇でもイギリス白人観光客の死などどうでもいいというのかと。
無論、オバマにとってイギリス人の死などどうでもいいのである。何故ならイギリスの観光客がアメリカの地元黒人に殺されたなんて話はオバマの政治的立場には何の利用価値もないからだ。いや、かえってそんな話に焦点を当てたらアメリカの黒人は暴力的だというステレオタイプを強調することになってしまうから無視しておきたいのだ。
黒人運動家の間ではアル・シャープトンなどが暴徒を煽動して暴動を起こそうなど呼びかけている。新ブラックパンサーという黒人暴力団はズィマーマンの首(生きていようと死んでいようと)に賞金をかけたりしてズィマーマンの暗殺を促している。映画監督のスパイク・リーなどズィマーマンの住所をツイッターで発表したりした。(後になって住所は無関係な老夫婦の家だということが解り、リーは謝罪したが、実際にズィマーマンの家だったらいいのか?)
左翼リベラルはやたらに保守派政治家やトークショーの言動について暴力を煽っている責め立てるが、黒人運動家や市民団体のこのあからさまな暴力煽動についてはまるで批判していない。だってそれは、もう一度いいましょう。

ザッツトータリーディファレント!

事情も解らないうちから殺されたのが黒人で殺したのが白人なら白人は裁判もしないうちから暴徒によってリンチされて吊るし上げを食ってもいいというなら、事情も解らないうちから白人を殺した黒人が暴徒にリンチで殺された古き悪しき時代と何の変わりがあるというのだ?
「疑わしきは罰せず」というのが文明社会の掟ではかったのか? 何故なんの事情も解らないうちから悪者を決めつける? ズィマーマンは有罪かもしれないし無罪かもしれない。だがそれは人種差別意識丸出しの市民運動家に煽動されたリンチマブが決めることではない。ましてや法治国家である一国の大統領が肩入れすることではない!


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都市占拠運動は犯罪者と非国民の集まり

「ウォール街を占拠せよ」といってあちこちで近所迷惑も考えずに座り込み運動をやっている都市占拠運動家たちの犯罪行為は数えきれないほどあるが、本日のニュースには国家背信行為として逮捕されてもいいようなものがある。
先ずは左翼連中がしょちゅう保守派を責め立てる「ヘイトクライム」のニュース。ヘイトクライムというのは、相手の人種や性嗜好を理由に暴力を振るう行為のことをいう。
オークランドで未だにデモをやっている運動家たちに向って、近所に住む20代の女性が自分の家の近所でデモをやらないでほしいと苦情を述べたところ、三人の男達が彼女を取り囲み、彼女の性嗜好に関して侮辱的な罵声を浴びせかけたうえ暴力を振るい女性の財布を奪い取った。
女性は三人を振るい払って近所の警察に訴えたところ、即座に三人組の一人が逮捕され、翌日残りの二人も抗議場所で運動している現場で逮捕された。三人組は窃盗及びヘイトクライムの罪に問われている。
左翼リベラル連中は常に自分らは弱いものの味方だとか少数派の代表だとか言う顔をする割には、実際やってることはその正反対。全国各地のオキュパイヤー運動現場では婦女暴行は日常茶飯事だし、同性愛者や少数民族への差別のあからさまだ。現場に行けばその事実は火を見るよりもあきらかなのに、それでもこんな運動に参加している女性や少数派はアホとしかいいようがない。
さて次のニュースは上記のものよりずっと深刻。オキュパイヤー運動における反イスラエル/ユダヤ教は周知の事実であるが、なんとイランのテヘラン大学で行われた「ウォール街を占拠せよ運動」(OWS)会議にアメリカから三人のオキュパイヤー大学教授が参加していたというニュース。
参加したのはブルックリン大学のアレックス・ビタエ(Alex Vitae)教授、ヒジャブ姿のフォーダム大学へザー・ガウトニー教授(女性)、ニューヨーク市立大学のジョン・ハモンド教授。
はっきり言ってイランでは少数派の(1%以下)イスラム原理教イマームたちが、99.9999%のペルシャ民を独裁している国で、自分らの才能で裕福層に這い上がったアメリカの上部1%を批判するなんざちゃんちゃらおかしくってヘソが茶を湧かすよ!
イランの偽善など実はどうでもいい。問題なのは、何故アメリカにとって最悪の敵国であるイランで、オキュパイヤー達が自分らの運動が次のアメリカの選挙にどのような影響を及ぼすかなどというという話をしているのかということだ。
イランにとって「ウォール街を選挙せよ」運動に興味があるのは当然だが、その興味はこの運動をいかにイランにとって有利にアメリカにとって不利に悪用できるかということにつきる。そのような国において、アメリカ人が「ウォール街、、、」の次期選挙の影響について語る価値がどこにある?どこに敵国に自国の政治問題を詳細に報告する必要があるのだ?
ただひとつ納得がいく議論があるとすればだ、これらのオキュパイヤー達が愛国者ではなく、アメリカ撲滅をめざす非国民であるという事実である。
無論、たった三人のオキュパイヤー達の行動が「ウォール街、、、」運動全体を代表するものではないという言い分もあるだろう。だがそうだとすれば、ウォール街運動の内部からこの三人の教授の行動を強く批判し糾弾する声が上がってしかるべきではないのか?そしてこれら三人は今後一切「ウォール街、、、」運動への参加を許可しないという公式な声明があるべきなのでは?
例えば茶会党のメンバーと名乗る一部の人間がニオナチやKKKの会合に党代表のような顔をして参加していたどうなる?先ず第一にメディアはその事実を放っておくはずがない。
「茶会党メンバー、ニオナチ会合に参加! ティーパーティーの次期選挙影響力を語る」な〜んて見出しがでかでかと出ること間違い無し。だが、そのような見出しが出たら最後、全国の茶会党から「彼らは我々の意見を代表しない、今後我らの会合に置ける彼らの参加は断固拒絶する」という声明文があちこちで発表されることも間違いない。
だが、アメリカの主流メディアは「ウォール街、、、」のメンバー達がイランの会合に出席したことを報道しない。そして運動団体の中からもメンバーの行動について何の批判もない。
ということはだ、我々は「ウォール街、、、」運動は99%のアメリカ市民を代表するどころか、アメリカが宿敵とみなすイランの味方であり反アメリカな非国民の運動なのだと理解することこそ妥当だということになる。
アメリカ市民はこの事実をよ〜く認識すべきである。


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極左翼フェミニストが見た都市占拠エリート達の偽善

ウォール街を占拠せよ運動では、政治的な目的で抗議運動をやっている人と、単に無料食料やテントや衣服目当てに集まって来るホームレスや麻薬中毒者や性犯罪者とがいて、「まじめ」に抗議運動している人たちからすると、こういう人たちの存在は迷惑このうえないらしい、という話は以前にもした。
しかし、リベラルな運動にはそのリベラルな風潮に惹き付けられたホームレスや昔風にいえばヒッピーみたいな奴らが集まって来るのは当然なことで、占拠現場で起きている殺人や婦女暴行を含む凶悪な犯罪も起こるべくして起きた現象とカカシは捉えている。

おもしろいことに、解釈の動機も結論も全く反対なのだが、私が以前に時々ネット議論を交わしたこともある極左翼フェミニストのエミちゃんも、占拠運動の性質がこうした人々を惹き付けたのであり、運動そのものがこの現象を引き起こしたというわけではない、というカカシと見解を共にしている。
エミちゃんは、占拠現場におけるホームレスや犯罪者の存在は、占拠運動そのものが生み出したものというより、この運動によって、底辺に住む人々の日常の行動が明るみにでるようになったに過ぎないと言う。

これらの事象を運動内部の「矛盾と対立」の結果(すなわち「占拠」運動が生み出したもの)として扱うのは、「占拠」運動を否定するために各自治体が持ち出した論理ですが、根本的に間違っていると思います。(略)

ここ二十年ほどのあいだ、米国の各都市では、(略)ホームレスの人が安心して体を休めることができる空間が減っています。「占拠」運動に参加することによって、そうしたホームレスの人たちはほかのデモ参加者とまぎれて安心して休むことができる場を手に入れ、また「占拠」運動が提供する無償の救急医療やカウンセリングや食事や物品の配布の恩恵を受けることができました。

そうして集まってくる人の中には、自殺をするほど追い詰められている人や、精神的に不安定な人、麻薬やアルコールに溺れて問題を起こす人、オーバードースを起こす人もいます。それは、「占拠」運動が生み出した「矛盾と対立」ではなく、普段はメディアに扱われることもない社会の「矛盾と対立」を、「占拠」運動が可視化しているだけです。

また、ポートランドでは、若者専用シェルターの規則に不満を持っていた若者達が規則のない自由な占拠現場に集まるようになったという。それで福祉団体が市に対し占拠運動は未成年の安全を脅かすものであるとして訴え市はデモ排除を実行したという。

だが、エミちゃんに言わせると、若者達は『占拠」によって安全を脅かされているのではなく、もともと安全を脅かされているからこそ「占拠」に参加した』のであり、『「占拠」を閉鎖すればかれらが安全になるというのは、事実関係の取り違えも甚だしい』ということだ。

私などからすると、エミちゃんは占拠運動を始めたエリートなんぞよりずっと過激である。運動家の上層部の人々は、変な犯罪者が集まって来ると運動の邪魔になると考えて距離を置こうとしているのに、エミちゃんはそういう態度にこそ問題があると主張するのだ。

むしろ運動にとって汚点になるからとそうした事件を「なくそう」とする動きのほうが問題だと思います。なぜならそれは、中流階層の「まともな市民」の安全のために、「占拠」運動からホームレスや麻薬使用者や精神疾患を抱える人たちを排除しようという考えに繋がるからです。現に、ウォール街でもその他の「占拠」現場でも、ホームレスは運動に寄生しているだけだとか、(中流階層の)女性やゲイの安全を脅かしている、という議論はよく聞かれました。

もしもエミちゃんがカトリックのような信心深い人だったならば、マザーテレサのような聖人になれるのではないかとカカシは思ってしまうのだ。偽善主義のエリート左翼に比べると、エミちゃんは真に底辺の人々に対して無条件で愛情を持っているからだ。

ただし、彼女の根本は左翼リベラル主義なので、底辺にいる個人がそこにたどり着いたのも、そこから這い上がるのも、その人個人に責任があるという考えは完全に拒絶している。
面白いのは、こういう左翼の抗議運動の指導者というと決まって社会的に上層部に居る白人男性たちであり、女性や少数派は多様性という意味で一応参加者として認められるが、決定権をもった主催者側には回れない。私は左翼リベラルの女性や少数派が常に白人男性のエリート意識や偽善を口にするのは、こういうリベラル男性とばかりつき合っているからだと思う。左翼リベラルの女達が男性なんか必要ないといってフェミニズムに走るのも、こういうジャークな男達ばかりをみているからではないのかな。
保守派の男性には紳士が多いのにね。


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サラ・ペイリンの演説を邪魔しようとした都市占拠無頼漢達、保守派の「USA」コーラスにたじたじ

なにかというと保守派の政治家や会合になだれ込み、意味の分からない「マイクチェック!マイクチェック!」と叫びつづけて、演説を邪魔したりして保守派の言論の自由を迫害してきたオキュパイヤー(占領者)と呼ばれる左翼運動家達。今行われている保守派大会CPAC (the Conservative Political Action Conference)でも、茶会党のスーパースター、サラ・ペイリンの演説の邪魔に入った。
しかしオキュパイヤーたちが邪魔に入ることを充分に了解していた保守派参加者達は、オキュパイヤー達の「マイクチェック」の声を「USA, USA」の合唱で圧倒した。
これまでは、保守派の集まりに潜入し、予期せぬ妨害に不意をつかれて動揺する保守派エリート達の反応に楽しんできたオキュパイヤーたち。保守派たちは行儀がいいので、不行儀な人間への対応には戸惑うきらいがあるが、そうそういつまでも礼儀知らずの左翼運動家に保守派の会合を思うように邪魔されて黙っているわけにはいかない。今回のCPACではオキュパイヤーたちによる妨害は充分に予期できたことでもあり、主催者側にしろ参加者にしろ、オキュパイヤーたちのことは用意周到に待ち構えていたようだ。
下記のビデオを観てもらえばわかるが、ペイリンがオバマの「変革」について批判的な演説をしている最中に、「マイクチェック、マイクチェック」という声が遠くのほうから聴こえて来るが、即座に回りの参加者たちの「USA, USA」という声にかき消されてしまう。一緒になってペイリンも「USA, USA」と合唱。オキュパイヤーたちが警備員に追い出されると、参加者たちは「サラ!サラ!」と叫び始めた。ペイリンは「ほらね、私たちはまた勝ったわ、簡単でしょ!」とアドリブを入れた。

オキュパイヤー達の理不尽な行為で多くの集まりが邪魔されて来たのを観ているので、この現象は非常に喜ばしい。そうだ、相手が意味のないことをがなり立てるなら、こっちは「USA, USA」で応戦すればいい。どうせ理屈を言って解るような相手ではないのだから。
ミスター苺は”four legs good, two legs bad”「四本脚良し、二本脚悪し」と叫ぶべきだと言っている。


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