アメリカメディア完全無視、米駆逐艦に四日間で二度目のミサイル攻撃 イエメン沖

こういうことが起きているのに、アメリカのメディアはトランプの11年前の下品な言葉使いに執着して全く大事な報道を行なっていない。カカシが事件を知ったのは海軍のフェイスブックサイトが最初。オバマ王はどうすんだよ、まったく。ゴルフしてるばやいじゃないだろうに!

米駆逐艦にまたミサイル攻撃 イエメン沖、海上着弾で被害なし
2016年10月13日 5時35分
【AFP=時事】イエメン沖を航行していた米軍のミサイル駆逐艦メイソン(USS Mason)が12日、同国の反政府勢力が掌握する地域からのミサイル攻撃の標的となったことが、米国防当局者の話により明らかになった。同艦船に対するイエメンからのミサイル攻撃は、ここ4日間で2度目。
 匿名で取材に応じた同当局者によると、攻撃があったのは同日午後6時(日本時間13日午前0時)ごろで、メイソン側は「対抗措置」を講じた。ミサイルは海上に着弾したが、これが対抗措置の結果によるものだったのかは不明という。乗員にけが人はなく、船体にも被害は出なかった。
 メイソンに向けては9日にも、紅海(Red Sea)上を巡航中にイエメンの反政府勢力が掌握する地域からミサイル2発が発射されていた。2発はともに海上に着弾し、けが人は出なかったとされる。
【翻訳編集】AFPBB News

最初の攻撃はこちら時間の日曜日

米軍艦、イエメン沖でミサイル攻撃受ける 被害はなし
米海軍が公開した、補給作業に向けて準備を進めるミサイル駆逐艦メイソンの写真(2016年8月3日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米海軍は10日、紅海(Red Sea)のイエメン沖を巡航していた米軍艦に向けて、イエメンの反体制派が掌握する地域からミサイル2発が発射されたと発表した。ミサイルは同艦に命中しなかったという。
 米海軍中央司令部の報道官は声明で、ミサイル駆逐艦メイソン(USS Mason)が9日に「飛来するミサイル2発を検知した」と発表。2発の発射間隔は、1時間未満だったという。
 同艦は当時、「公海上で通常任務を遂行中」だった。「いずれのミサイルも同艦に届く前に海面に着弾した」としており、「兵士にも船体にも被害はなかった」という。
 また報道官は、国際社会が承認する政府と戦う、イランからの支援を受けたイスラム教シーア派(Shiite)系の反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」を名を挙げ、「これらのミサイルは、イエメンの中でもフーシ派が掌握している地域から発射されたとみている」という見解を示した。【翻訳編集】 AFPBB News


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ネタニヤフが見せた指導者としての誇り、オバマに爪の垢を煎じて飲ましてやりたいね!

先日イスラエルのネタニヤフ首相がアメリカの議会で演説を行なったことに関して、日本での報道はほぼ往々にして否定的だ。何故日本のメディアがこうも反イスラエルなのか理解できないが、メディアのみならず一般人のブログなどでもアメリカのシオニストロビーだのユダヤマフィア陰謀だのとくだらないことを書き立てているのが多く、実際にイランがイスラエルのみならずアメリカ及び自由社会にとってどれだけ危険な国であるのか考えていない人が多すぎる。イランが核兵器を持つことで得をする国などイラン以外にない。にもかかわらず、オバマはイランと交渉してイランの核兵器開発を容認しようというのである。ネテニヤフだけでなく、世界中がこの交渉に反対すべきなのに。
ではネテニヤフ首相の演説とはどういう内容だったのか、読んでみよう。
アメリカではネ首相はビービーの愛称で親しまれている。ビービー首相の演説をオバマ王はじめ民主党議員55名がボイコットしたという話が取りざたされているが、これは民主党議員の230人以上いる中の55名なので、1/4にも満たない数。少数派上院議員リーダーのハリー・リード氏も野党下院議会のナンシー・ペロシ女史も出席していたし、メディアが言うほど民主党議員たちがビービー演説に批判的だったわけではない。オバマは自分を通さずに議会が勝手にビービーを招待してしまったことを根にもってぐたぐた大統領らしくない苦情を述べていたが。
ビービーは先ず自分を招待してくれた議会への礼を述べたあと、年末の怪我から回復したリード議員へのねぎらいの言葉を述べた。そしてアメリカの民主党も共和党も何十年にも渡り継続してイスラエルを支持してくれていることについても礼を述べた。さらに首相は、「アメリカとイスラエルとの友好的な関係はこれまでも政治を超えてきた、そしてこれからも政治を超えて続けられるべきだ。」とし、オバマ大統領がイスラエルのためにしてきてくれたことにも感謝している、とオバマの失礼な態度は無視して礼を言った。
首相は過去にオバマ政権がイスラエルのために色々してくれたことを羅列した。あれだけオバマからさんざんひどいことを言われ続けてきているのに、こうやって公式の場所でオバマを持ち上げるというのは、ビービー首相の人柄がよく現れている。
さて、お礼の後は、首相は何故本日議会に来たのかという話を始めた。首相は自分にはイランの核開発がイスラエルとその国民の存続に危機を及ぼすものであることを知らせる義務があると感じたからだと語る。

我々は古の民である。過去4000年近くにわたる歴史上、多くが何度もユダヤ民族撲滅を図った。(略)、約2500年前にもハマンというペルシャの指導者がユダヤ撲滅を図った。しかし勇敢なるユダヤの女性、エスター女王がこの陰謀を暴露しユダヤの民が敵に向かって戦う権利を与えた。陰謀は失敗し我が民は救われた。
今日、再びユダヤ民族は別のペルシャ政権によって滅ぼされる危機に瀕している。イランの最高指導者アヤトラ・カメーニーは最も古い反ユダヤの嫌悪を最新の技術を使ってわめき散らしている。彼はイスラエルは破壊されなければならないとツイートしている。イランには自由なインターネットなど存在しない。にもかかわらず彼は英語でイスラエルは破壊されなければならないとツイートしているのだ。(略)
イラン政権の問題はユダヤ人だけの問題ではない。ナチス政権の問題がユダヤ人だけの問題ではなかったように。ナチスによって殺害された6百万のユダヤ人は、第二次世界大戦で殺された6千万人のほんの一部でしかない。イランもまた恐ろしい脅威である。イスラエルのみならず世界中の人々にとって。イランが核兵器を持つことがどれほど危険なことであるか、我々はきちんとイラン政権の体質を理解する必要がある。

ここでビービーはイランの歴史に話を向ける。イラン人は才能ある民だが、1979年の宗教革命によってイスラム教過激派に政権を乗っ取られてしまった。この新しい過激派政権は国の国境を守るだけでなく、聖戦の任務を果たすという目的を明らかにした。この政権の創設者アヤトラ・ホメーニは従者に「宗教革命の思想を世界に広げよ」と説いた。
イランの憲法が聖戦革命に基づくものであるのに対し、アメリカンお憲法は命、自由、そして幸せへの遂行にある。イランの憲法は死と独裁と聖戦の遂行だ。イランはいまや崩れつつある各地のアラブ政権の隙をついてアラブ諸国で聖戦を繰り広げつつある。
イスラエルは、ガザの暴力団、レバノンの手先、ゴーラン高原の革命衛兵隊によって三つ巴の脅威にさらされているが、イランの息がかかっているのはパレスチナやレバノンだけではない。イランはイエメンでもフーチース( Houthis )をつかって紅海やハムーズの海峡を締め付け、世界の原油供給の海道を仕切ろうとしている。
ビービーはイランがこれまでにアメリカにとってもどれだけ脅威的な存在であったかを強調する。1979年にテヘランにあったアメリカ大使館が襲撃されアメリカ大使及び職員が100人あまり一年以上も人質になったこと。ベイルートの兵舎が爆破され何百人という海兵隊員が殺されたこと、そしてイラクやアフガニスタンでどれだけのアメリカ兵がイランによって殺され傷つけられたかを思い出させた。
イランの魔の手は中東だけではなく、世界中に広がっている。アルゼンチンのブエノスアイレスのユダヤ人センターやイスラエル大使館への攻撃、アルカエダによるアフリカのアメリカ大使館爆破もイランが援助していた。イランはアメリカ在住のサウジ大使をワシントンDCで暗殺しようとすらした。
中東では、イランはすでによっつのアラブ圏首都を制覇している。バグダッド、ダマスカス、ベイルートそしてサナアー。イラン勢力がこのまま放置されれば、彼らの制覇圏が広がることは必定。アメリカや西側諸国がのろのろとイランと交渉しようなどとやってる間にも、イランによる世界侵略はちゃくちゃくと進行しているのである。

我々は手に手をとってイランの侵略と強制服従と恐怖への前進を阻止しなければならない。

観客は(民主党議員も含めて)一斉に立ち上がって拍手を送った。
イランの外交官は西側諸国との交渉の場での表面はいいが、実際にやっていることに注目すれば、この国がまじめに西側と交渉しようなどという気がないことは明らかであることをネ首相は具体的に説明する。イランでは同性愛者が絞首刑に処され、キリスト教徒が迫害され、ジャーナリストが投獄される。西側との交渉が始まった二年前からその数は急激に増えている。イランでは公然と「アメリカに死を」そしてアメリカを「偉大なる悪魔」と政権が率先して唱えている。イラン政権とそのテロリストたちほどアメリカ人の血を流した者はビンラデン以外には居ないだろう。「イランはアメリカにとって永久に敵なのである。」とネ首相は強調する。
今、イランがイスラム国と戦っていることについても、敵の敵は味方と騙されてはならないとネ首相は警告する。二つの勢力はどちらもイスラム過激派による独裁帝国をひろげようとする競争相手にすぎず、彼らの求める帝国にアメリカにもイスラエルにも居場所はない。キリスト教徒にもユダヤ教徒にもそして過激派イスラムの思想を共有しないイスラム教徒の平和を脅かす。
イランとISISの違いはISISが今のところナイフで人質の首をちょん切るくらいしか出来ないのに対し、イランは今や大陸横断弾道爆弾と核兵器で武装しつつあるということだ。

イスラム過激派と核兵器の結合は世界にとて最大なる脅威である。ISISを打倒してもイランの核武装を許容したら、戦闘に勝って戦争に負けることになる。これは決して許してはならない。だが、友よ、今やまさにそれが起きようとしている。イランが今の交渉に同意したならば、まさにそうなるのだ。この交渉によってイランの核兵器開発が阻止されるどころか、イランが核武装することが保証されるのだ、それも多くの核兵器によって。

ネ首相は、現在進行中の交渉には二つの問題点があると指摘する。
ひとつは、イランにはこの交渉によって核開発のインフラを破壊することを義務付けられていない。核開発を遂行しているかいないかは国連の監査官によって監視されるということになっているが、北朝鮮の例からもわかるように(イラクの場合もそうだったが)、監査官は開発内容を記述するだけで阻止する権限はない。イランも監査官が実情に近づき始めたら国から追い出して開発を続行うすることは北朝鮮を見ていれば解る。イラン自身、過去に2005年、2006年、2010年と、国際監査官の警告を無視してきた。
今現在でも、イランは国際核監査会IAEAに開発の実情を明らかにしていないのである。イランは二度も隠していた核開発施設を見つけられている。イランがどれだけの施設を隠し持っているかわからないのだ。イランは過去にもいくつもの施設を隠してきた。嘘をつき続けてきた。イランは信用できないのだ!
ふたつめは、イランにかかるどのような規制も10年後には解禁されてしまうということ。イランがこの十年間でひそかに核開発を進め、解禁となったら一気に製造を始めれば半年後には何万と言う核爆弾の製造を完成させることができる。10年なんて国際政治ではほんの一瞬。イランは現在所持する1万9千の遠心分離機の10倍にあたる19万の遠心分離機を作る計画だと発表している。これが完成したら、世界中の核兵器の燃料を提供できるようになってしまうのだ。しかも解禁となった10年後はどうどうとそれが出来ることになる。
また、イランの大陸横断弾道ミサイル(ICBM)計画についてはこの交渉に含まれて居ない。これが規制されなければ、イランの核兵器はICBMによって世界中に(もちろんアメリカのどこにでも)届くこととなる。
そんな国と交渉する理由はなにか?国際社会はイランへの経済制裁を緩和することによってイランが平和的な文明社会へと変化するとでも思うのか、それとも制裁を続けることによってイランがより過激化し今より危険な国になるとおもうからなのか?
ネ首相はそのどちらも正しくないと主張する。イランは経済制裁が行なわれている今すでに、近隣諸国への権力を伸ばしつつある。イランの経済状態がよくなれば、その勢いは衰えるどころか増すことは火を見るよりもあきらかなはず。イラン近隣諸国はイランの核開発が許容されるなら、自分らもその開発に急がねばならないと考えている。この交渉が成功すれば、中東は一斉に核武装するだろう。そうなったら世界平和どころか世界大戦争がおきかねない。
ネ首相はイランへの経済制裁解除をする前にイランに三つの要求をすべきだという。
ひとつは、近隣諸国への侵略をやめること。
二つ目は、世界中のテロ援助をやめること。
三つ目は、ユダヤ民族の唯一つの国、イスラエル破壊を唱えるのを止めること。
国際社会がイランの姿勢をあらためることを交渉前に要求できないのであれば、すくなくとも規制が解禁される前に改めることを要求すべきだ。そしてイランが振る舞いを改めない場合は、規制を解除するべきではない。
今の交渉では上記の三つをイランに強制することができない。非常に悪い内容だとネ首相は批判する。
ネ首相はホロコーストの生存者でノーベル平和賞受賞者のエリー・ウィーゼル氏をさして、過去の教訓を生かし、世界のリーダーたちが同じ間違いを犯さないことを求めたい、今の平和のために未来を犠牲にしてはいけない。平和の幻想のために今の侵略を無視してはならない、と訴えた。
そして首相は、ユダヤ人が人種抹殺攻撃に対して受動的だった時代は終わったとし、世界中で散り散りになった弱体でもない、今や独立した古代の祖国を持つ国民となった。そしてその兵士らは命をかけて国を守る覚悟がある。100代に渡るユダヤ民族で始めてユダヤ人は自分たちを守ることが出来るようになったのだと語った。

だからこそ、だからこそイスラエルの首相として、私は他の何よりもこのことを約束する。イスラエルはたった一人になったとしても、イスラエルは一人でも立ち向かう。
だが、イスラエルは一人ではない。私はアメリカがイスラエルと一緒に立ち向かってくれることを知っている。
あなたがたがイスラエルと一緒に立つと知っている。

世界中の多くの人が何故かユダヤ人を嫌う。私にはその理由が全く理解できない。だが、ユダヤ人は炭鉱の中のカナリアのような存在だ。ユダヤ人が虐待されるとき、それは世界平和が乱される兆候なのである。被害を受けているのがユダヤ人だから放っておけばいいと言う考えは、たとえユダヤ人大嫌いなアラブ人でも持つべきではない。なぜならユダヤ人の後は必ず近隣のアラブ諸国が標的となるからで、その後は無論ヨーロッパでありアメリカであり、そして東洋にもその魔の手は届く。
イランの大陸横断弾道ミサイルは、イラン勢力が東洋に迫れば迫るほど日本にも脅威を及ぼす。中東からの季節労働者が多くなってきた日本としてもイランが支持するテロの脅威は他人事ではないはず。イスラエルのことをシオニストロビーだユダヤ金融陰謀だなどとばかげたことを言って忌み嫌っている場合ではない。
オバマ王は、ビービーの演説内容には取り立てて新しいことはないと語った。だがそれが本当なら、ビービーの質問と挑戦にこたえるべきだ。
何故イランと交渉するのだ?
何故イランにもっと厳しい条件を要求しない?
何故10年という期限付きなのだ?
何故大陸横断弾道ミサイル開発の規制をつけない?
イランが交渉の内容に違反した場合の制裁はなんだ?
その制裁をどうやって実行するか計画があるのか?
オバマには答えなければならない質問が多くある。ネ首相を失礼な奴だとか言って批判している暇があったら、アメリカのイラン政策をもっと明確に国民が納得いくように説明しろ!


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イランの世界進出をどう阻止する?

ミスター苺著
このままクォッズ武力のベネズエラ及び世界進出が続けばどうなるか、その終わりには二つにひとつの結果しかない。
ひとつは俺たちがイランと全面的な戦争をし、イランを完全打破し、アフマディネジャド、アリ・カーメネイ、そしてムラー達といったイスラム教政権を追い出し、イランの沼地から水を掃いてペルシャにあらたな民主主義国家を設立する。
もうひとつはイランが俺たちとの全面的な戦争をはじめ、イランが俺たちを完全打破し、俺たちがイランの威力に恐れを成して撤退すれば、中東全体がイランのカリフェイトとなる。三日月はエジプトのピラミッドからはじまってイスタンブールの光塔へ広がり、ヒンドゥークッシを渡ってイスラマバッドを超えペルシャ湾を下ってその植民地はアフリカ全体、インドそしてラテンアメリカへと広がるのだ。
現在の降伏総司令官オバマ王がどっちを選ぶかははっきりしてるだろう。虚勢された元共和党の防衛長官ロバート・ゲーツを通じて、オバマ王はすでにイラン政策への意図をはっきりさせている。その意図とは、何もしないことだ。

ロバート・M・ゲイツ防衛長官はイランによるチェバス政権影響への増長について過小評価した。ベネズエラ、ボリビアそしてエクワドルといった国とイランとのつながりについての質問に対しゲイツ長官は…

「この時点においてベネズエラの武力が驚異的であるとか挑戦的であるとは思えません。」 ゲイツ長官は当地への訪問の際そう答えた。

へえミスターG、俺達だってベネズエラの軍隊なんか驚異的だとは思わないよ。それをいうなら敵側にはもうひとつシリアとかと取るに足らない弱小国もあるよね。
だがイラン自体となってくると話は別だ。ゲイツが肩すかしして済む国じゃない。イランには中東付近のイスラム圏諸国のなかで最大のミサイル力がある。イランはペルシャ湾とホルムズ海峡という世界のオイル通路に面している。この通路は俺たちがアメリカ国内に存在する資源開発を断固拒んで足りなくなった分を補うために買っている、中東の原油通路でもある。イランはすでにもし攻撃されれば、石油タンカーの一つや二つは沈めてやる、西側諸国の経済を混迷におとしいれてやると 公に脅迫している。(もしイランが本当にこの脅迫を実行したら、その時こそアメリカはアラスカやメキシコ湾の原油発掘を始めるのだろうか?)
そうそう、忘れるところだった。もうひとつあのシャハブ3ミサイルの先っちょにくっついてる核弾頭の問題がある。あれなんか2〜3年後に起きるイランとの戦争の際には事を複雑にするんじゃないかな。
幸運な事に、イランには2013年以前にそんな打撃的な攻撃を始める力はない。ということはだ、俺たちにはまだ先制攻撃をする機会が残されているってことだ。それこそが俺たち出来る唯一正気の決断だ。(ここでいう「先制」とは俺たちがイラクでやったようなあの「先制」という意味だ。そしてそれこそが20年来に渡るイランからの度重なる宣戦布告への最後の返答となるのだ。
今となってはハーマン作戦は難しい。イラン政府内の誰かが俺たちのブログを読んでるらしくて、イランはガソリン精製所を新しく建設し、既存の設備も攻撃の際の被害を抑えるべく防御対策を強めている。だがまだ作戦の機会はある。ジョージ・W・ブッシュ前大統領が公約どおり任期前にイランを攻めていてくれたら、もっと少ない犠牲ですんだのだが、今はそれよりは多い犠牲を払わなくてはならないとはいえやる価値はある。いや、いまある機会を生かすべきだと俺は思う。この機会を逃したら次の大統領の代にはもうこの作戦は通用しない。
だがオバマ王の無行動は将来俺たちにもっと時間が長くかかる、もっと金のかかる、もっと血なまぐさいイラン侵略を強いることとなる。そして俺たちはイランの革命軍やクォッズ特別部隊及び、イランやシリアやレバノンのヒズボラとも果てしなく闘う羽目になるのだ。これこそ「選択なきオバマ勅令」だよ。
もちろん、それすらオバマ政権の四年後にそんな金が残ってりゃの話だが。


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思想関係なし、過激派の友イランクォッズ特別部隊

ミスター苺著
アメリカ防衛庁が発表したイランに関する調査書によると、イランの特別エリート部隊クォッズ部隊による諸外国過激派への援助には武器提供や資金援助や戦闘訓練などがあるが、その際奴らはイスラム教といったイデオロギーに囚われない。「彼らが援助する多くのグループがイラン革命の思想に共鳴していないどころか、時として真っ向から対抗する信念を持っていることが少なくない。しかしイランは共通する利益や敵をもっているグループを援助する」と調査書にはある。
確かジョージ・W・ブッシュが言ったと思ったが、ベトナム戦争とイラン/アルカイダ枢軸との戦争の違いは、ベトナムと違ってジハーディストはこっちが撤退すればアメリカ本土まで追いかけて来て本土でその戦いを続ける。2001年、アルカイダはそれを実証した。
いま俺たちがラテンアメリカに観る状況はまさにそれだ。イランからしてみれば、オバマ王の下でアメリカは戦場から撤退した。リー・スミスがthe Strong Horse(強い馬)のなかで詳しく説明しているが、イスラム世界には弱いものに同情するという風習はなく、強いものと一緒になって弱者をとことん追い詰めて破壊したいという血なまぐさい願望が満ちあふれている。「慈悲」という言葉は奴らにとって「服従後」という文脈でしか理解されない。
ペルシャは厳密的にはアラブではないとはいえ、彼らの反応はイスラム文化と歴史が共通するアラブと全く同じだ。アフマディネジャドは、間違いなく、イランは「強い馬」でありアメリカは「弱い馬」だと信じている。奴はブッシュ政権無き後の世界において力関係がどのように変化したかということをイランの民が気が付けば人々は即座に体制を立て直して強い馬に従うだろうと本気で思っているのだ。だからオバマ王がやっている戦場から撤退しイランの要求や侮辱に屈するなどという行為は、イランを西半球に招きラテンアメリカの独裁者に協力させるだけでなく、アフマディネジャドの権力者としての国内での地位も完全に強化してしまうのだ。オバマ王は反米チームとして完全なダブルプレイを見せてくれたってわけだ。
最近のベネズエラによる強硬姿勢は真空のなかで起きたのではない。イランはアメリカ軍に対して間接・直接敵な攻撃をここ何十年とつづけてきた。この攻撃は1979年の人質事件にまでさかのぼる。そしてその攻撃はいまだに続いているのだ。

  • イラン軍がイラク南部に侵入したという諜報に対応して、ブッシュ大統領は2006年から2008年にかけて強硬な反撃をし相当な数のクォッズ部隊司令官や隊員を 捕獲 した。

    去年の7月。オバマ大統領はクォッズ部隊の高官たち五人の捕虜の開放を命令した。そしてイランに返還すべくイラク当局に譲渡した。オバマ王は未だにこのあからさまな妥協によって一体なにを達成したかったのか、その理由をはっきりと説明していない。言うまでもないが、イラン側からは同じようなお返しはもらっていない。

  • アメリカはイラクにおけるイランの最大の操り人形モクタダ・アルサドル戦力と長期に渡って戦った末勝った。サドルはイランに逃げ入ったまま帰ってこれない。おおかたイスラム217番目の聖地とかいうクォムシティにでも隠れているのだろう。
  • イランはイラクのシーア派抵抗軍に強力なEFPという爆弾を提供するとともに、クォッズ部隊の司令官たちによる戦闘訓練まで提供した。EFPはエイブラハム戦車すら破壊するという強力な威力を持つ。
  • イランはさらに、アフガニスタンの抵抗軍にも強力で高度な技術を持つ武器を提供している。この武器はアフガニスタンの民主政府(アラブの基準で言えば比較的に民主主義という意味)に対して使われるのはもとより、アフガニスタンでスタンリー・マックリスタル将軍の指揮する対抵抗軍作戦(COIN)を行使しているアメリカ軍に向かって使われていることは言うまでもない。

    アフガニスタンに居るクォッズ部隊は反政府組織を通じて、反政権の政党を組織しつつある。テヘランは抵抗軍の指揮者であるGulbuddin HekmatyarとIsmail Khanの後押しをしている。

    「アフガニスタンで最近発見された武器貯蔵庫でhな、107ミリロケットなどイラン製の武器が多々発見された。これは IRGC-QF(イラン革命軍クォッズ特別部隊)によってアフガニスタンの反政府戦闘軍に送られたものと考えられる。」と調査書にある。 そして武器に記載されている製造日時から言ってこの援助は「継続的」なものであると判断される。
    「テヘランによるタリバンへの援助は歴史的な敵に対して矛盾するものであるが、こうしたグループへのの後援はいずれイランの指導者たちと有益な関係を保証するものという、イランの最近の作戦と一致するものである」という。

  • 最近ではイランはレバノンのヒズボラにこのスカッドミサイルを送っている。ヒズボラはシリアの統括下にあるが、往々にしてイランからの命令で動いている。このスカッドの射程距離は435マイルでかなり正確だ。ヒズボラが最近までイスラエルに撃ち込んでいたロケットは最高射程距離60マイルで命中率はその半分の距離しかない。それに比べるとイラン製のスカッドはかなり性能が高い。ということはイスラエル全体がヒズボラの射程距離に収まってしまうということになる。人口40万人のイスラエル第二の巨大都市テル・アビブも含めてだ。無論首都でありイスラエル最大の都市エルサレム(イスラムの355番目の聖地でもある)も含まれる。

    このレバノンのヒズボラこそが1983年にベイルートのアメリカ軍兵舎を爆破し241人のアメリカ兵(海兵隊員、陸軍兵、海軍兵)を58人のフランス空挺隊兵もろとも虐殺したグループなのだ。19人のアメリカ兵を殺した1996年のコーボルタワーの爆破テロにも、クォッズが関与していたことは先ず間違いない。

ぶっちゃけた話、イランは1979年のあの時から、すでにアメリカとイスラエルを含む西側諸国と戦争をしているのだ。 オバマのネビル・チェンバレンのような融和政策によって、イランはさらに傲慢で攻撃的で歯止めの利かない驚異的な存在となってしまった。そして俺たちが負かした先の悪の帝国がそうであったように、イランもまた某弱無人に俺たちの半球へと進出しアメリカ本土を攻撃しようと威嚇を始めたのである。アメリカなど攻撃してもオバマからの反応は公の場での口先だけの強気な批判の連続で終わるだけだと踏んで安心しきっているのだ。
では、イランのクォッズ部隊がこれ以上ベネズエラなどのアメリカ近隣諸国へ進出するのを防ぐにはどうしたらいいのか、ベネズエラに関しては二つの方法しか考えられない。
その話は次回に続く。


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アメリカに近づくイランの脅威、クォッド特別部隊ベネズエラに進出

ミスター苺著
イランのイスラム教独裁政権は西側を相手取って国際的な規模の戦争をやらなきゃ満足しないという意図をはっきりさせてきた。もちろんそれはアメリカ合衆国を相手どっての戦争という意味だ。 そしてその意図をはっきりさせる過程でイランは弱腰で妄想に満ちた我等が大統領、バラク.H.オバマをさんざんコケにしやがった。オバマは積極的な外交とやらいう、要するにイランのマクムード・アフマディネジャド大統領にフェイスブックのフレンドになってくれと請い求めるやり方よろしく、すっかり世界の笑いものになってしまった。
こうなってくると、色々欠点はあったとはいえ、ジョージ・W・ブッシュの強気外交が懐かしいよなあまったく。
俺が言ってんのはこのことだよ。

テヘラン軍隊に関する防衛庁の最初のリポートによると、イランはアフガニスタンのタリバンや他の武装勢力に内密な武器提供を行うと同時に、クォッド特別部隊のベネズエラにおける活動を拡大させているという。

イランの武力に関するこの調査書によると、イラン革命防衛隊クォッド部隊(IRGC-QF)として知られている特別部隊はイランの国益を増徴させるため世界中に派遣されているという。この部隊はイラクやアフガニスタン、イスラエルや北アメリカ、ラテンアメリカなどのテロリストたちとも提携している。そして調査書は将来アメリカ軍はイランの特別部隊と交戦することになるだろうと警告する。
クォッズ部隊は「世界中で活動能力を維持している」と調査書にはある。さらに「部隊は中東や北アフリカでその存在はしっかり設立されており、最近はラテンアメリカ、特にベネズエラへの進出が目覚しい」という。

つまりだ、これがイランのオバマ王への返答なのだ。オバマ王のアメリカはいじめっ子でした、わるうござんしたという謝罪ツアーや、ロシアへの迎合やパレスチナの肩をもってイスラエルに強行姿勢をしめしたり、ラマダンの祝辞としてイラン国民に激励の言葉を贈ったり、特にイランから攻撃されても核兵器で迎撃する意志はないと大々的に発表したりしたオバマ王の「外交」に対するイランの返事なんだよ。
ありがとうよ、ミスターホープ、ミスターチェンジ!
べネズエラのウーゴ・チャバス終身大統領にとって、鍛錬され残忍で戦闘体験豊富な「特別部隊」がもたらす貢献は明らかだ。チェバスは恐怖によって国を統治しているが、ベネズエラの軍隊は正直な話、情けないほど貧弱。特におとなりの親米コロンビアに比べたら月とすっぽん。CIA ワールド事実調書によると、コロンビアは年間136億ドルを軍事費に使うという。これはベネズエラが使う42億ドルの約三倍にもなる。コロンビアのアルバロ・ウリベ・ヴェレズ(Álvaro Uribe Vélez)大統領がマルクシスト反政府軍(FARC)という国内問題を抱えているとはいえ、俺はウーゴは国内統治のためにもっと多くの割りで軍隊を出動させているものと察するね。
チャべスには軍事援助が必要なのであり、イランがその援助を提供できるというわけだ。だが、これがアフマディネジャドにとって何の得になるというのだろうか?ベネズエラはイスラム教国家ではないし、今後もそうなるとは思えない。イランとは地理的にも全然近くないし、どちらもアメリカを嫌っているということ以外にはイランとベネズエラとは思想的にも関連があるというわけでもない。ベネズエラには多くの石油があるが、イランにも石油は充分にあり、別にウーゴにせびる必要もない。
となれば、どちらもアメリカを嫌っているという、唯ひとつの共通点こそがその答えなのだ。イランがクォッド部隊をベネズエラに送り込む理由は唯ひとつ。アメリカ合衆国を威嚇することのみ。
では一体、イランはベネズエラを使ってどのようにアメリカを威嚇しようというのか、長くなるので続きはまた次回へ。


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米国いよいよイラン攻撃に備える?

この間からブッシュ大統領はイランの核兵器開発を批判する演説を続けているが、先日アメリカはいよいよイランを攻める準備にはいったのではないかというニュースがはいった。(10月25日23時3分配信 毎日新聞より。)

<米国>イランに経済制裁 革命防衛隊との商取引禁止など

 【ワシントン笠原敏彦】米政府は25日、イラン革命防衛隊を大量破壊兵器の拡散に関わる組織に指定し、米企業・個人との取引を禁止する経済制裁を発動する、と発表した。また、防衛隊傘下の精鋭部隊、クッズ部隊を主権国家の軍として初めてテロ支援組織に指定。一連の制裁は1979年の米大使館人質占拠事件以来、最も強硬な措置とされ、イランとの緊張が一層高まるのは必至だ。
 ライス国務長官とポールソン財務長官が発表した制裁内容は、主に金融面での締め付けに焦点が当てられている。軍組織の他にイランの国営主要3銀行(メリ、メラト、サデラト)が国際金融システムを悪用してミサイル拡散やテロ支援に関わっているとし、同じく制裁対象に指定した。
 経済活動でも重要な位置を占める革命防衛隊は、ミサイル拡散のほか核開発への関与が指摘されている組織で、関連の20以上の企業・個人が制裁対象となる。また、クッズ部隊は、米国がイラクやアフガンなどで武器を供与していると見る組織。制裁対象となった組織・銀行は、米国内の資産凍結や米企業・個人との取引禁止が科される。の反対でメドが立たない中、米国は今回の措置が国際的な波及効果を生むことを期待している。

さて、このような措置に対してイラン側はどういう反応をみせているのかといえば、経済制裁などなんの効力もないと見ているようである。(翻訳:喜多龍之介さん)

アメリカがテロや核拡散への国家的関与を狙った新たな制裁を科した一日後、イラン当局は反抗姿勢を表明した。

強硬派のイラン革命防衛隊司令官モハマド・アリ・ジャファリ将軍は、イランはアメリカによるいかなる猛攻撃にも耐えられると宣言した。「イスラム共和国は人々の侵攻の強さと力を持っている」。
「この力には防衛における経験、知識、技術が加わる。我々は更に決定的な攻撃で、如何なる攻撃にも応じるだろう」。
より厳しい制裁もイランに核開発を諦めさせることはない、と同国の新しい核交渉責任者であるサイード・ジャリリは言った。「その前のものと同じく、新しい制裁はイランの方針に一切の影響を与えないだろう」。
コンドリーザ・ライス国務長官は、イラン政府内に亀裂を作ることでマハムード・アハマディネジャド大統領を孤立させることを目的とした措置だ、と言った。「イランと指導部にはアハマディネジャド大統領よりも沢山人がいる」。

ライス国務長官が表向きにはイランと交戦の意志はないといくら主張してみても、ブッシュ大統領の本音はイランへの経済制裁は極一部的な効果しか得られないことは承知の上だろう。私がアメリカがイラン攻撃の準備を進めているのではないかと懸念する理由はフォックスニュースで報道された下記のようなニュースが原因だ。

バグダッド南東にあるアメリカ軍基地に打ち込まれたロケット弾はイランで製造されたものであると米軍当局は土曜日発表した。これはイランがイラクの反乱分子に継続的に援助をしている証拠である。

10月23日に戦闘武器庫で行われた攻撃ではけが人はひとりも出なかったが、米軍の乗り物が一台破損されたと米当局は語っている。
米軍当局によれば、107mm のロケットは今年の三月ごろイランで製造されたもである。ロケット発射位置を捜査中の隊は標的を定めは発射するための六つの発射台を未発のロケットとタイミング機がついたままの状態で発見した。
押収されたロケットは過去4ヶ月に渡って兵士らが押収したイラン製造ロケットの40台目のロケットであると軍は発表した。

イラン製造のロケット弾がアメリカ兵宛てに打ち込まれているという事実はなにも今に始まったことではない。イラクで戦闘に携わっていた人なら誰でも反乱分子が使っている武器の多くがイランから供給されていることは二年前くらいから知っていた。しかし軍当局もブッシュ政権もイランのイラク関与については公式な認識はしてこなかった。その理由は色々取りざたされるが、一番単純な理由はブッシュ政権がイランとの時期尚早の戦闘は避けたいと考えていたからだろう。それが軍当局がイランからの武器がイラクで発見され押収されたという事件を大々的に発表したり、ブッシュ大統領がイランへの経済制裁をいまの時期に強行するということは、ブッシュ政権はいよいよイランを攻める準備態勢にはいったのだと考えるのが自然だ。
さて、ここでイランを攻めるとしたどういう方法があるのか、今年の初めにカカシが今こそイランを攻めるチャンス!で紹介した歴史家のアーサー・ハーマン氏のイラン攻撃作戦を振り返ってみよう。

ホルムズ海峡は確かにイランからの石油輸送にとって非常に大事な場所である。だが、それをいうならイランにとってもこの海峡は非常に重要な航路だ。イランはホルムズ海峡を手に取って世界をコントロールしようとしているが、アメリカはこれを逆手にとってイランをコントロールできるとハーマン氏は語る。それをどういうふうにするのか、下記がハーマン氏の提案だ。

  1. まずホルムズ海峡を通る石油輸送を阻止する国はどこであろうと容赦しないと発表する。
  2. その脅しを証明するために対潜水艦船、戦闘機、じ来除去装置、イージスBMDシステムなどを含む空母艦バトルグループをペルシャ湾に派遣する。むろんこちらの潜水艦も含む。
  3. アメリカ一国によるイランの石油タンカー通行を封鎖。イランから出る石油、イランへ入るガソリンなどを完全阻止する。ほかの国の船は自由に通過させる。
  4. イランの空軍基地を徹底的に攻撃し、イランの空の防衛を完全に破壊する。
  5. イランの核兵器開発地及び関係基地、インフラなどを攻撃する。
  6. そしてこれが一番大切なことなのだが、イランのガソリン精製施設の徹底破壊である。
  7. アメリカの特別部隊がイラン国外にあるイランの油田を占拠する。

イランは今非常に厳しい状況にある。ハーマン氏は我々はそれを最大限に利用すべきだという。

イランは非常に大きな石油輸出国であるにもかかわらず、なんとガソリンの40%を湾岸諸国を含む外国からの輸入に頼っている国なのである。精製施設がなくなり保存施設も破壊されれば、イランの自動車、トラック、バス、飛行機、戦車および軍事機器がすべて乾いてしまう。これだけでイランはイラン軍による反撃など不可能となってしまうのである。(イランの海軍は年老いて破損が激しい。一番の財産であるロシア製キロ級潜水艦は港を出る前に破壊してしまうべきである。)

この攻撃と同時にアメリカはイラン国民に「イラン政府を倒しアメリカに協力してガソリンを取り戻すか、イラン政権のムラーたちと餓死の運命を共にするか、君たちが選びたまえ」と呼びかける。もともとイラン市民はイラン政府に満足しているというわけではない。イラン国民は意外と世俗主義で西洋的な文化を持っており、宗教家ムラーたちの政権では圧迫を受けている。若者の失業率は75%というひどい状態で、最近では若い男女がイスラム教徒としてふさわしくない格好をしているという口実で無差別に服装警察に拘束され拷問されるという事件があいついでいる。イラン市民は今こそ自分らの将来をどうするのか、選択の時である。
ところで、イラン関係の記事を探していたら、先月の9月にブッシュ大統領のイラン批判演説について、毎日新聞のイラン:米大統領演説に反発必至 イラク情勢さらに混迷か(2007年9月15日)という記事を見つけた。
この「イラク情勢さらに混迷か」という部分が私は非常に気になったので読んでみると、記事はこんな具合に始まる。

【テヘラン春日孝之】イラク情勢を巡り、ブッシュ米大統領が13日の演説で「イラン脅威論」を展開、米軍のイラク駐留継続の必要性を強調したことに対し、イランが反発を強めるのは必至だ。イランでは国際協調を志向する穏健派が巻き返しつつあるが、米国のイラン敵視の先鋭化はイランの強硬派を勢いづかせ、イラク安定化を一層困難にする可能性がある。

毎日新聞はこれまでにすでにイランがイラクにクォッズという特別部隊を送り込んで、イラクのスンニ、シーアにかかわらず戦闘訓練をしたり武器供給をしたり、時にはイラン兵事態がイラクでアメリカ兵を殺しているという事実を全くしらないかのようだ。アメリカをサタン(悪魔)と呼び、アメリカやイスラエルの撲滅を公言している国がこれ以上アメリカを嫌うなどということが可能なのか?しかも毎日新聞は今年の2月ごろから始まったアメリカ軍のCOINと呼ばれる対反乱分子作戦が非常な効果を上げている事実を完全に無視している。あたかも今が2005年か2006年の秋ごろのような言い方だ。日本でも指折りの新聞である毎日がここまでイラク情勢に無知というのは信じがたい。

イランでは昨年末の地方選挙や最高指導者の任免権を持つ専門家会議の選挙で強硬派が惨敗。米国との和解を検討しているとされるラフサンジャニ元大統領を中心とする穏健派が巻き返しを図っている。こうした流れの中で今年5月、イラク安定に向け80年のイラン・米国の断交以来初めての公式協議が始まった。

だが、最近は米国内でイラン空爆論が再燃し、イラン革命防衛隊を「テロ組織」に指定する動きが浮上するなどイラン敵視が激しくなっており、両国協議は7月に2回目を開催して以降、めどは立っていない。
米国の対イラン強硬論は「米国との対話は無駄」「米国とは徹底的に対決すべきだ」というイラン強硬派の主張に正当性を与え、穏健派の動きを封じ込めかねない。米国がイラクのイスラム教シーア派武装勢力を支援していると主張するイラン革命防衛隊は強硬派の牙城でもあり、対抗措置を本格化させれば、イラク情勢の一層の悪化は避けられない。

もし毎日新聞がラフサンジャニが「穏健派」でアメリカと交渉の意志があるなどと考えているならナイーブとしか言いようがない。イランでいう「比較的穏健派」などという言葉はほとんど意味がないのだ。ラフサンジャニはアクマディネジャドほどあからさまにアメリカへの敵意を表していないというだけであって、彼らが核兵器を使って中東をコントロールしたいという野心に変わりはない。ラフサンジャニは確かにアメリカと交渉するかのようなそぶりはするかもしれないが、交渉しながら影で武器開発を進める分、正直にアメリカへの敵意を表明するアクマディネジャドより始末が悪い。
イラク情勢がこのまま良化の一途をたどり、比較的自由な国として復興することができれば、イラン国民も自分らの独裁政権を倒してアメリカという勝ち馬についたほうが懸命だと思うかもしれない。アメリカがイランを攻めるとしたら、なるべく非戦闘員を巻き込まないように充分気をつけてやってもらいたい。なにしろ将来イラン市民とは本当の意味での友人関係を結びたいのだから。


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イラン対アメリカ事実上戦闘状態

The Fourth Railのビル・ロジオによるとイラク内部においてイラン軍の特別部隊クッズ(Qods)とアメリカ・イラク連合軍は事実上すでに戦闘状態にあるようだ。
我々はもう一年以上も前からイラン政府がスンニとシーアの両方に資金及び武器援助をしてきていることは知っていたが、最近ではイラン軍の部隊そのものがイラクに潜入し直接アメリカ軍と交戦することが多くなっている。
今年の一月にカルバラで連合軍の基地がアメリカ軍に化けたテロリストらによって襲われ五人のアメリカ兵が拉致された上に殺された事件を読者のみなさんは覚えておられるだろうか?当時その洗練された攻撃からいってアルカエダのテロリストではなくイランの特別部隊によるものではないかと疑われていたが、衛星写真によってイラン国内にカルバラ基地の模型が存在することがはっきりした。どうやらイラン軍はこの建物を使って基地攻撃の訓練を行っていたようだ。
多国籍連合軍は4月の終わりからイラク国内にあるイランの秘密基地を攻撃し、すでに25人のメンバーを殺害、68人を拘束した。これらのメンバーはイランでクッズ特別部隊から直接訓練を受けきたシーア派テロリストたちで、イランの飼い豚サドルとも深い関係があるが、マフディ軍のなかでも過激な人間が集まったテログループらしい。彼等は協力な破壊力を持つEFPを使うことで悪名が高い。
ペトラエウス将軍の話ではすでに連合軍はSheibaniとQazaliというテロネットワークにたいしての攻撃について17回以上公式発表をしている。
しかし、アメリカ軍が直接イラン軍の特別部隊から攻撃を受け、しかも戦死者まで出しているということがはっきりしているなら、どうしてアメリカはイランに対して何らかの強行手段をとらないのであろうか? いくらイラク内部でテロネットワークに手入れをしてみても、イランからいくらでも資金、訓練、武器援助があるのではいつまでたってもいたちごっこである。
ベトナム戦争当時もカンボジアから攻めてくるベトコンをアメリカ軍がカンボジアまで追いかけていくことが出来ずにニクソン大統領がカンボジアまで戦闘を拡大するまでアメリカ軍はみすみす国境を越えていくベトコンを見逃さねばならない状態が続いた。イラクのイラン情勢にしろ、アフガニスタンのパキスタン情勢にしろ、この国境を超えたテロ攻撃が連合軍の行動を不必要に規制している。
アメリカにはイランを攻める覚悟があるのだろうか?


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レバノン憂鬱な夏再び

去年もレバノンで戦争があったのは夏だった。確か7月だったように思うが。私は一年以内にレバノンでは再び戦火が始まるものと考えていたが、しかし今回はイスラエルによる攻撃ではなくアルカエダ系のテロリストとパレスチナ民兵による蜂起。3週間目に入ったテロリスト対レバノン軍の交戦は100人近い死者を出しながら、にらみ合いが続きまだまだ終わる気配を見せない。
6月3日付けのYaLibnanによると、An-Nahar新聞がアルカエダはレバノンにおいて911並のテロ行為をする計画だったことが明らかになったと報道したという。

「この情報は逮捕されたファタ・アル・イスラムのメンバーから入手したものです」と匿名の関係者は語ったとアン・ナハーは書いている。

同新聞によると、レバノンで二番目に大きな都市で、レバノン軍が攻撃しているナハーアル・バレド難民キャンプの南にあるトリポリで発見された爆弾はシリアから来たのもであると報道している。
「ファタ・アル・イスラムは首都の大ホテルを自爆トラックテロを使って昔西ベイルートの大使館を襲ったように攻撃するつもりだった」と同紙は書いている。

シリアは二年前にレバノンの前大統領を暗殺したことでレバノン人の反感を買い、占領軍を撤退せざる終えなくなった。今回は国連でその責任を問われて苦しくなったシリアは、アルカエダのテロリストを使ってレバノンを再び奪い取ろうという魂胆らしい。しかしレバノン軍は必死でテロリストと戦っており、そう簡単に国を明け渡すものかという姿勢を崩さない。
レバノンの長年の苦しみは一重にシリアにある。イスラエルがレバノンに攻め入ったのも、レバノン在住のシリアの手先がイスラエルを攻撃してレバノンに逃げ込んだことにある。レバノンの長年にわたる内乱もすべてシリアの仕掛けてことだ。レバノンはシリアが隣国にいる限り平和に暮らすことは難しい。
しかしシリアの背後にはイランがある。イランと言えばイラクでシーア派民兵に武器調達や人員援護をしているのもイランだ。イスラエルを核兵器で襲ってやると脅かしているのもイラン。パレスチナのテロリストどもにシリアを通じて資金援助をしているのもイラン。
ここはひとつ、イラン対策を急速に進めて行く必要があるだろう。(私はさっさと攻めるべきだと思うけどね。)


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イラン英兵15人を解放、強行派アフマディネジャド折れる

まずはまあいいニュースから。

2007.04.04
Web posted at: 22:41 JST
– CNN

テヘラン(CNN) イランのアフマディネジャド大統領は4日、記者会見を開き、拘束中の英海軍兵士15人に恩赦を与えて釈放すると言明した。 先週始まったイランの新年を記念し、親善の意を表した恩赦という。大統領は記者会見後、英兵の一部と面会した。
イランの国営テレビは、大統領がスーツ姿の英兵らと握手を交わし、談笑している映像を放送。音声では、英兵の1人が英語で大統領に謝意を示す発言や、大統領が英兵らに「どんな旅を強制されていたのか」などと冗談交じりに話しかける発言が聞こえる。

はっきりいってどれほど待遇がよかったにせよ、なんで英国の水兵や海兵隊員がスーツ姿でにこにこしてるのか。解放されてうれしいのは分かるがカカシには胸くそ悪い。これがアメリカ兵でなくて本当に良かった。もっともアメリカ兵ならこんなに積極的にイランのプロパガンダには参加したとは思えないが。
とはいえ人質が無事にかえってきたのは良かった。タイミングから昨日のイラン高官解放と関係があるのだろうかという疑問はあるが、実は強行派のアフマディネジャド派が現実派のラフサンジャニに押されての妥協なのではないかという説がある。
一見イギリスはイランの無謀行為に対して強気の姿勢も見せず国連だのNATOなどに訴えるなど武力行使ではなくあくまで外交尊重の態度をとっていたことで、イランはイギリス軍などいくら湾岸に武装勢力を集中させても無力だと国際社会に証明したかのように見える。イギリス兵がイランのテレビで海域を侵しましたなどと「自白」した姿も印象的だ。
しかし一方で、イランはイギリス政府から公式にイラン海域を侵したと認めさせることはできなかったし、イギリスは謝罪などもってのほかという態度を崩さなかった。脅しは実行に移さなければ脅したほうが弱く見える。イギリスが罪を認め謝罪しなければイギリス兵をスパイの疑いで裁判にかけると息巻いていた強行派のアフマディネジャドがイギリス兵を無傷で返還したとなるとアフマディネジャドはどこかからの圧力に屈服したのか、イギリスから何か報酬を獲得したのかどちらかだろう。
もしアフマディネジャドが国内の政権から、特にラフサンジャニに示唆されたカタミ師から圧力をかけられたとしたら、アフマディネジャドのイラン国内での勢力はかなり弱まっていると考えることができる。この間の選挙でもアフマディネジャド派はずいぶん地方で議席を失っているし、イランの予算案などでもなにかとラフサンジャニに押されている。
また、イギリスがイランと裏で色々交渉をしたのではないかと考えると、イギリスが明かにイランへの報酬だと分かるものを与えなければ諸外国はイランがイギリスに脅迫されたと解釈せざる終えない。となればイギリスは無力どころか案外イランの痛いところをついたのではないか、つまりイランはイギリスに盾をつけるような立場にはないのではないか、という印象を外に与える。
となってくると、アフマディネジャドによるイギリス兵拉致作戦はイランの外交としては大失策だったのかもしれない。実際にイギリスとイラン、どちらが駆け引きに勝ったのか今後のイギリスの出方が注目される。


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タイミングが怪しいイラン2等書記官の解放

今朝、読売新聞のイラクで拉致されたイラン2等書記官、解放され帰国へこの見出しを見てちょっと首をひねった。

【テヘラン=工藤武人】イラン国営テレビは3日、今年2月にイラクのバグダッドで拉致されたイラン大使館の2等書記官が解放され、同日中にイランに帰国すると伝えた。

 解放の詳細な経緯は不明だが、イラン学生通信はイランの在バグダッド大使館筋の話として、同書記官は2日に解放されたとしている。
 この書記官は2月上旬、イラク軍特殊部隊の制服姿の男たちに拉致された。同部隊はイラク駐留米軍との関係が密接なため、イラン側は、米国が関与していると激しく非難していた。
(2007年4月3日20時47分 読売新聞)

なにしろイランでは例の15人のイギリス兵が人質になっている。イギリスもアメリカもそしてイランも人質交換は公には話題にしていないが、もしこれでイギリス兵がイギリスに帰ってくるということになったなら、これは完全に人質交換の交渉が裏で行われていたということになる。非常にまずい状態だ。
一方イギリスのインディペンデント紙では、イギリス兵が拉致されたのはアメリカのイラク政策失敗が原因だという筋違いの記事が掲載されている。

イラク北部を公式訪問中のイラン警備将校のアメリカ軍による拉致失敗が10週間後にイギリスの水兵海兵隊員15人が拉致される引き金を引いた。
今年1月11日の早朝ヘリコプターで潜入したアメリカ兵らはクルド族地区のアービルに長期に渡って存在していたイランレーゾン事務所を襲撃。5人の比較的下位の職員5人をスパイ容疑で逮捕、今も拘束中。
しかし現実にはアメリカはもっと野心的な目的があったことをインディペンデント紙は学んだ。この手入れの目的はクルド地方政権に知らせずにイラン警備組織の重要人物二人を捕まえることにあった。

その後のイランの怒り狂った反応からいって、イランが報復行動に出ることくらいはイギリス政府は予期すべきだったと記事の著者パトリック・コクボーン記者。そしてコクボーン記者はイラクに公式訪問しているイランの諜報部員を拉致するということは、外国を公式訪問しているCIAやMI6の高官が外国で拉致するようなものだとし、イランが怒るのも当たり前だといわんばかりである。
ほお〜、正式な外交関係のあった国の大使館を襲撃し大使および職員53名を拉致して444日も監禁した行為はどうなるんでしょうかね? そういうことへの報復が許されるっていうならアメリカはまだイランに48人のイラン高官を拉致するだけの借りが残っている。
イランが人質をとっては自分らの理不尽な要求を突き付けているのはなにも今にはじまったことではない。1979年のアメリカ大使館襲撃はいい例ではあるが、それですら始まりではない。16世紀から19世紀にかけてバーバリーコーストといわれるモロッコ、アルジェリア、タニーシアそしてリビア海岸の海洋を荒らして欧州の船を拿捕し乗組員を誘拐しては身代金を要求していた海賊らは当時のイスラム教諸国を背後にもつ海賊たちだった。それをいうなら2004年にもイギリス兵二人がイランに拉致された事件があったではないか、あれもアメリカのせいだというのか? コックボーン記者は誘拐はイスラムの常套手段だという歴史的事実さえ知らないらしい。(先に紹介したような学校教育を受けた結果かもしれない。)
インディペンデント紙は、アメリカの作戦を批判する暇があったら、抵抗もせずにみすみす捕われの身になったイギリス兵15人の態度について見直したらどうなのだ? そして拉致された後恥も外聞もなくイランのテレビに出演して地図の前で「確かにイランの海域に侵入しました」などと白状し、汚らわしいバーカなどまとってすましている恥さらしを批判したらどうなのだ! それともイギリス兵は捕らえられたら抵抗せずに何でも敵の言われるままに行動しろという命令でも受けているのか、だとしたらそんな非常識な命令をくだしたイギリス軍高部に対する批判でもしたらどうなのだ!
このイギリス兵の無様なていたらくがどれほどイランのプロパガンダに貢献したか知れない。どれだけかつての偉大なる英国も地に落ちたかを暴露する結果となったことか。どれだけ我々の敵を元気づけることになったことか。これがアメリカ兵だったなら絶対にこのような態度はとらないとニューヨークポスト紙でラルフ・ピータース陸軍中佐(退役)。

アメリカ海兵隊員を洞穴に押し込み歯をなぐり折ったところで、彼から本国と海兵隊への誇りをなぐり折ることはできない。「センパーファイ(Semper fi)」には意味があるのだ。

オージー(オーストラリア兵)も同じようにタフだ。
いったい何が英国海兵隊に起きたのだ? エリート隊のメンバーとして通ってきた隊なのに。労働党政府の政策はイギリス軍をずたずたにした。戦闘機を飛行不能にし、軍艦を引退させ、陸軍隊を解体し、制服を着る兵士らの胸から勇気までももぎとってしまったのか?
女性水兵が泣き崩れて政府に降伏を訴える姿も無様だったが、海兵隊員までがお茶や同情を懇願しだしたとなると、もう見てられない。嘘だと言ってくれ!
…ウィンストン・チャーチルは天国でスコッチを吐き出しているだろうよ。

ピータース氏も指摘しているように、イギリス軍は当初比較的平穏だったバスラの警備を完全に怠り、バスラ警察や地元政府がシーアの民兵に乗っ取られていくのを指をくわえて見ていた。もし当時イギリス軍がアメリカ軍のように厳しい取り締まりやパトロールを行っていればイラク南部でおきたシーア派民兵による暴走を防げたかもしれない。そういう失態を棚にあげて、自分らのぶざまで臆病な態度を顧みず、アメリカだけを責めるイギリスの政治家やメディアたち。アメリカの民主党より質が悪い。
ピータースもミスター苺と同意見でこの任務に当たっていた海軍の司令官らは敵を前にして臆病な行動をとった罪で軍法会議にかけられるべきであると語る。そしてこの「ワンカーども」が所属している王立海兵隊はさっさと任務からほどかれ解散しちまうべきだ!と手厳しい。カカシも全く同意見だ。


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