アメリカメディア完全無視、米駆逐艦に四日間で二度目のミサイル攻撃 イエメン沖

こういうことが起きているのに、アメリカのメディアはトランプの11年前の下品な言葉使いに執着して全く大事な報道を行なっていない。カカシが事件を知ったのは海軍のフェイスブックサイトが最初。オバマ王はどうすんだよ、まったく。ゴルフしてるばやいじゃないだろうに!

米駆逐艦にまたミサイル攻撃 イエメン沖、海上着弾で被害なし
2016年10月13日 5時35分
【AFP=時事】イエメン沖を航行していた米軍のミサイル駆逐艦メイソン(USS Mason)が12日、同国の反政府勢力が掌握する地域からのミサイル攻撃の標的となったことが、米国防当局者の話により明らかになった。同艦船に対するイエメンからのミサイル攻撃は、ここ4日間で2度目。
 匿名で取材に応じた同当局者によると、攻撃があったのは同日午後6時(日本時間13日午前0時)ごろで、メイソン側は「対抗措置」を講じた。ミサイルは海上に着弾したが、これが対抗措置の結果によるものだったのかは不明という。乗員にけが人はなく、船体にも被害は出なかった。
 メイソンに向けては9日にも、紅海(Red Sea)上を巡航中にイエメンの反政府勢力が掌握する地域からミサイル2発が発射されていた。2発はともに海上に着弾し、けが人は出なかったとされる。
【翻訳編集】AFPBB News

最初の攻撃はこちら時間の日曜日

米軍艦、イエメン沖でミサイル攻撃受ける 被害はなし
米海軍が公開した、補給作業に向けて準備を進めるミサイル駆逐艦メイソンの写真(2016年8月3日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米海軍は10日、紅海(Red Sea)のイエメン沖を巡航していた米軍艦に向けて、イエメンの反体制派が掌握する地域からミサイル2発が発射されたと発表した。ミサイルは同艦に命中しなかったという。
 米海軍中央司令部の報道官は声明で、ミサイル駆逐艦メイソン(USS Mason)が9日に「飛来するミサイル2発を検知した」と発表。2発の発射間隔は、1時間未満だったという。
 同艦は当時、「公海上で通常任務を遂行中」だった。「いずれのミサイルも同艦に届く前に海面に着弾した」としており、「兵士にも船体にも被害はなかった」という。
 また報道官は、国際社会が承認する政府と戦う、イランからの支援を受けたイスラム教シーア派(Shiite)系の反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」を名を挙げ、「これらのミサイルは、イエメンの中でもフーシ派が掌握している地域から発射されたとみている」という見解を示した。【翻訳編集】 AFPBB News


View comment

ポーランドの雑誌表紙、イスラムの欧州強姦と題して白人女性が移民男たちに襲われる姿を表現して左翼から非難轟々!

ことイスラム移民に関してはヨーロッパのなかでも比較的自由に批判的な姿勢を示してきたポーランドだが、「イスラムの欧州強姦」と称してポーランドの人気週刊誌wSieciが表紙にモスレム男たちに襲われる白人女性を表現したことが話題になっている。
雑誌の発売後24時間以内に、すでに左翼のソーシャルメディアなどではwSieciは極右翼のニオナチだとかファシストだとか非難ごうごう。特にナチスドイツやムッソリーニのイタリア政権が白人女性が有色人男性に襲われているポスターを使って外国人迫害のプロパガンダに使った例などをあげて、同雑誌も移民迫害のプロパガンダを流しているという批判が多くある。
拙ブログでも何度か指摘してきたが、ヨーロッパのメディアはことイスラム教徒に関する記事には消極的で、犯罪者がモスレムである場合には「モスレム移民」と書かずに「アジア人」とか「南方人」「地中海人」とかいった書き方をするのが常である。ところが同誌は表紙にでかでかと「イスラムの欧州強姦」と表示。同誌による今回の主旨を痛いほど明確にしている。
掲載された記事の表題には「ヨーロッパは自殺を図りたいのか?」とか「ヨーロッパの地獄」とかいうものが含まれており、表紙には「今週のwSieciはメディアやブルッセルのエリートがヨーロッパ連盟の市民から何を隠しているのか」その実態を暴くと宣言している。
まず最初の記事でAleksandra Rybinskaは「古きヨーロッパの人々は年末のケルン事件で大量の移民増加による問題について痛感した。悪いことが起きている最初の兆しである。だが、すでに前々からその凶兆はあった。しかしそれは、許容や政治的に正しいという名の下に、その重大さが無視されるか軽視されるかしてきた。」と書く。
同誌の社説ではイスラム教とキリスト教西洋では多々の面で相容れない文化があり、それは14世紀にわたって衝突してきた、今や世界はその二つの文化の刹絶な衝突を目撃していると指摘。移民が自国から持ってきた文化はヨーロッパの文化とが衝突するのは避けられない結果だ。しかしイスラム強姦によってヨーロッパが滅びるというのは避けられない運命ではないとし、イギリスの歴史家 Arnold Toynbeeの「文化は自殺で死ぬのである殺人からではない。」という言葉を引用している。
まさしくその通りだ。ヨーロッパが生き延びる道は、実際に起きている移民危機の現実に直面し対処することにある。
この記事ではヨーロッパ中で起きているモスレム野蛮人による悪質な性犯罪を羅列しているが、その批判の対象となっているのはモスレム野蛮人だけでなく、野蛮人の悪事をひたすらかばっているドイツアンジェラ・マルケル首相にあると非難する。
最後の同記事は「ヨーロッパは自殺したいのか?」と問いかけて終結している。
この間もドイツでは政府が隠していた2014年から2015年にかけてモスレム移民が侵した犯罪数の警察調査書が漏洩。それによると二年間でモスレム野蛮人が犯した犯罪数は20万8千344件に登るとあり、その32%が詐欺や窃盗などで、性犯罪は1%の1688件で、そのうちの458件が凶悪な強姦や強制的なものだったとある。明らかに年末のケルン事件はこのリポートには含まれて居ない。
ドイツ政府はこのモスレム野蛮人たちによる急増する犯罪を国民に全く知らせていないのだ。文頭でポーランドのこの雑誌の表紙を批判している人たちは、ヨーロッパで実際に何が起きているのか全く無知な左翼リベラルの馬鹿どもである。
大学構内で起きていも居ない「強姦の文化」や黒人差別などを振りかざして、常識的な講演をしにきた保守派の客品に失礼極まりない言葉を浴びせかけて講演を妨害したり、すでに解決済みで今更どうでもいい韓国人慰安婦問題なんかに精力を浪費している暇はあっても、実際に起きているモスレム野蛮人による女性攻撃には全く無頓着。モスレム野蛮人に欧米社会が何世紀にもわたって培ってきた文明を破壊されつつある現実に目をむけず、その事実を指摘する人々を「極右翼」とか「ニオナチ」とかいってさげすむだけ。
今や、欧米の移民政策批判は人種差別だの何だのと言ってる場合ではない。西洋文化が存続できるかどうかにかかっているのである。(ここでいう西洋文化には日本も含まれる。)


Comment

イランにさらし者にされたオバマ米軍の情けない姿

四日前にアメリカ海軍の小船が二隻イランに拿捕され、乗組員10人がイランに拘留されるという事件が起きた。乗組員たちは二日後無事返還されたが、この事件のいきさつについてははっきりしない部分が非常に多い。
この事件は、2007年の4月、イギリス軍の小船がイランに拿捕され、女子を混ぜた水兵7人(だったかな?)が拘留された事件と似ている。ただ、当時英米はイラク戦争の真っ最中で、イランのテロリストたちとも戦っているときだったので、退役アメリカ軍兵士やカカシも含めたアメリカ民間人から、イギリス兵は抵抗もしないであっさりつかまって天下のイギリスも廃れたもんだ、などと批判がでた。同じ状況が起きたらアメリカ兵は抵抗なしにつかまるなどという無様な格好は断じて見せない、と息巻いていた。
それがまあどうだ、今回のこのていたらく。抵抗もせずにあっさり拿捕されて、あげくのはてにイランの鬼畜どもの前にひざまずいてひれ伏して、女水兵はあたまから汚い布をかぶせられて、その写真をイランのプロパガンダのために世界中にばら撒かれた挙句に、米兵の謝罪ビデオまで放映された。あ~情けなや~!恥かしや!アメリカ兵なら絶対抵抗すると息巻いてたのはどうなったのだ?これじゃあイギリス兵とおんなじじゃないか!
ただひとつの救いは、女水兵がヒジャブをきちっとかぶらず、単に汚い布巾を頭に乗せて苦々しい顔をしているということくらいだ。イギリス兵たちは制服を脱がされてイラン製の田舎くさいスーツを着せられ、英女水兵はブルカとはいかないまでも髪の毛を完全に隠すヒジャブを着せられていた。それに比べればまだましかな、
さて、今回のこの事件は、オバマ大統領が年始の演説でアメリカ軍は世界最強だあ!と息巻いた日に前後して起きたもの。世界最強のアメリカ軍の水兵が、なんでいとも簡単にイランに拉致されるんだよ?なんでイランに謝ってひれ伏さなきゃなんないんだよ、ジュネーブ条約で捕虜の写真を公開しプロパガンダに使うのは禁止されているはず。それを抗議せずに『水兵さんたちを無事返してくれてありがとう』、なんて国務長官が馬鹿みたいに発言してるのはどういうことなのだ!これが世界最強軍隊のある国することか?
なんか前置きが長くなってしまったのだが、(考えただけもむしゃくしゃする!)今回の事件にはよく理解できない疑問が非常に多くある。
公式発表ではバハレーンからクエートに向かう途中、米軍の船二隻は航路を20海里外れてエンジンの故障のため漂流して浅瀬に乗り上げてしまったというものだが、20海里もはずれるってのはGPSの時代にありえるのか?一隻のGPSが故障してももうひとつの船のを使えばいいはず。それともイランはGPSをハッキングしたのか?ペンタゴンの発表ではハッキングを恐れてGPSは使用しなかったといっている。しかし、バハレーンからクエートまでの250マイルの航路は海岸線を沿っていけば迷子になるような場所ではない。GPS以外のナビゲーション方法でいくらも航海できたはず。乗り上げたというファーシ島はその規模と地点から誤って乗り上げるような場所ではないという。特に小回りの利くriverineという海軍小船ならなおさらである。
たとえ一隻のエンジンが故障したとしても、もう一隻が引っ張ることは可能だし、母船が近くにいたら救援を求めることも出来たはず。小船二隻はイランから解放後きちんと機能して帰ってきた。イラン軍が修理してくれたのか?
何故米兵は抵抗しなかったのか。アメリカ軍には捕虜になる前に出来る限りの抵抗をすることが義務付けられている。だとしたら、上部から特別にどんなことがあっても抵抗してはならないという命令が出ていたのか?だとしたらその理由はなんだ? それとも抵抗できるよう武装されていなかったのか、だとしたら何故危険地域での活動に十分な武装をして出かけなかったのだろうか。小船が危機に陥ったときに、何故米軍から救援が出動しなかったのか?
興味深いことに、イランが米軍の小船を拿捕したとき、米軍に空母艦ハリー・S・トルーマンはUAEのジャベルアリ港に停泊しており、すぐには救援に出動できない状況にあった。イランにとってずいぶん都合のよい時に米軍の船が座礁したものである。
オバマがどんな強気の演説をしようが、今や世界中が知っている、いかにオバマ米軍は軟弱で情けない存在であるかを。
あと一年もオバマが総司令官をやるのかと思うと、つくづくやってらんないという気になる。


View comment

イラクからの米軍全面撤退は大間違い、イランのイラク侵略を招く恐れも

オバマ王は今年一杯でイラク駐留のアメリカ軍を全面的に撤退させると宣言したが、それに対して退役現役の軍人達は、米軍全面撤退は大悲劇だと口を揃えて言う
イラク戦争の後半における対テロ作戦の成功に多いに貢献した退役軍人ジャック・キーネ大将は、イラク撤退は全くの大悲劇であると語っている。大将はブッシュ前政権はイラクを安定させ、安全な環境を提供するに至った。イラク政府とアメリカ政府の間では、アメリカの選挙後、イラク政府はアメリカの新しい政権と交渉してアメリカ軍の半永久的な駐留を話合うという暗黙の了解があった。
キーネ大将はアメリカがイラクの治安を守るのではなく、アメリカによる影響力が大事なのだと語る。イラクの民主主義を増強させ、イラクの治安維持隊を育てることは、今後も続けるべきだと。
また、アメリカ軍が撤退することによるイランの影響も無視出来ない。キーネ大将は過去にもアメリカ軍がずっと駐留した国では平和が保たれているが、我々が撤退した国では混乱を招いたとし、ドイツ、日本、韓国などが民主主義を保っているのに比べ、ベトナム、サマリア、ヘイチなどの民主主義が崩壊した失敗例を上げた。
イラク撤退はイラク政府が望んでいることだという反論に対して、キーネ大将は、それはオバマ政権がイラクに長期駐留する意志がないことをあからさまに示しているため、イラク政府としてはアメリカ軍撤退後のイラクについて真剣に考える必要があるからだとしている。アメリカの影響を期待できないのであれば、イランからの侵略を避けるために外交上色々な手を考えなければならない。それが反米的な態度に現れるのは仕方ない事だというわけ。
今後もアメリカの影響が期待できるのであれば、イラクも近隣諸国にさほどの遠慮は必要ないが、そうでないならそれなりの考慮をしなければならない。せっかくアメリカ軍が大量の犠牲をはらって中東でも珍しい親米で比較的民主的な国家を作り上げたと言うのに、オバマに任せておいたらイラクはすぐさまイランの手中に嵌ってしまうだろう。我々アメリカはイラクをイランにくれてやるために7年も戦争をやったのか?
オバマ王ほどアメリカの勝利に耐えられない大統領は1970年代のジミー・カーターくらいだろう。


Comment

イランの世界進出をどう阻止する?

ミスター苺著
このままクォッズ武力のベネズエラ及び世界進出が続けばどうなるか、その終わりには二つにひとつの結果しかない。
ひとつは俺たちがイランと全面的な戦争をし、イランを完全打破し、アフマディネジャド、アリ・カーメネイ、そしてムラー達といったイスラム教政権を追い出し、イランの沼地から水を掃いてペルシャにあらたな民主主義国家を設立する。
もうひとつはイランが俺たちとの全面的な戦争をはじめ、イランが俺たちを完全打破し、俺たちがイランの威力に恐れを成して撤退すれば、中東全体がイランのカリフェイトとなる。三日月はエジプトのピラミッドからはじまってイスタンブールの光塔へ広がり、ヒンドゥークッシを渡ってイスラマバッドを超えペルシャ湾を下ってその植民地はアフリカ全体、インドそしてラテンアメリカへと広がるのだ。
現在の降伏総司令官オバマ王がどっちを選ぶかははっきりしてるだろう。虚勢された元共和党の防衛長官ロバート・ゲーツを通じて、オバマ王はすでにイラン政策への意図をはっきりさせている。その意図とは、何もしないことだ。

ロバート・M・ゲイツ防衛長官はイランによるチェバス政権影響への増長について過小評価した。ベネズエラ、ボリビアそしてエクワドルといった国とイランとのつながりについての質問に対しゲイツ長官は…

「この時点においてベネズエラの武力が驚異的であるとか挑戦的であるとは思えません。」 ゲイツ長官は当地への訪問の際そう答えた。

へえミスターG、俺達だってベネズエラの軍隊なんか驚異的だとは思わないよ。それをいうなら敵側にはもうひとつシリアとかと取るに足らない弱小国もあるよね。
だがイラン自体となってくると話は別だ。ゲイツが肩すかしして済む国じゃない。イランには中東付近のイスラム圏諸国のなかで最大のミサイル力がある。イランはペルシャ湾とホルムズ海峡という世界のオイル通路に面している。この通路は俺たちがアメリカ国内に存在する資源開発を断固拒んで足りなくなった分を補うために買っている、中東の原油通路でもある。イランはすでにもし攻撃されれば、石油タンカーの一つや二つは沈めてやる、西側諸国の経済を混迷におとしいれてやると 公に脅迫している。(もしイランが本当にこの脅迫を実行したら、その時こそアメリカはアラスカやメキシコ湾の原油発掘を始めるのだろうか?)
そうそう、忘れるところだった。もうひとつあのシャハブ3ミサイルの先っちょにくっついてる核弾頭の問題がある。あれなんか2〜3年後に起きるイランとの戦争の際には事を複雑にするんじゃないかな。
幸運な事に、イランには2013年以前にそんな打撃的な攻撃を始める力はない。ということはだ、俺たちにはまだ先制攻撃をする機会が残されているってことだ。それこそが俺たち出来る唯一正気の決断だ。(ここでいう「先制」とは俺たちがイラクでやったようなあの「先制」という意味だ。そしてそれこそが20年来に渡るイランからの度重なる宣戦布告への最後の返答となるのだ。
今となってはハーマン作戦は難しい。イラン政府内の誰かが俺たちのブログを読んでるらしくて、イランはガソリン精製所を新しく建設し、既存の設備も攻撃の際の被害を抑えるべく防御対策を強めている。だがまだ作戦の機会はある。ジョージ・W・ブッシュ前大統領が公約どおり任期前にイランを攻めていてくれたら、もっと少ない犠牲ですんだのだが、今はそれよりは多い犠牲を払わなくてはならないとはいえやる価値はある。いや、いまある機会を生かすべきだと俺は思う。この機会を逃したら次の大統領の代にはもうこの作戦は通用しない。
だがオバマ王の無行動は将来俺たちにもっと時間が長くかかる、もっと金のかかる、もっと血なまぐさいイラン侵略を強いることとなる。そして俺たちはイランの革命軍やクォッズ特別部隊及び、イランやシリアやレバノンのヒズボラとも果てしなく闘う羽目になるのだ。これこそ「選択なきオバマ勅令」だよ。
もちろん、それすらオバマ政権の四年後にそんな金が残ってりゃの話だが。


Comment

思想関係なし、過激派の友イランクォッズ特別部隊

ミスター苺著
アメリカ防衛庁が発表したイランに関する調査書によると、イランの特別エリート部隊クォッズ部隊による諸外国過激派への援助には武器提供や資金援助や戦闘訓練などがあるが、その際奴らはイスラム教といったイデオロギーに囚われない。「彼らが援助する多くのグループがイラン革命の思想に共鳴していないどころか、時として真っ向から対抗する信念を持っていることが少なくない。しかしイランは共通する利益や敵をもっているグループを援助する」と調査書にはある。
確かジョージ・W・ブッシュが言ったと思ったが、ベトナム戦争とイラン/アルカイダ枢軸との戦争の違いは、ベトナムと違ってジハーディストはこっちが撤退すればアメリカ本土まで追いかけて来て本土でその戦いを続ける。2001年、アルカイダはそれを実証した。
いま俺たちがラテンアメリカに観る状況はまさにそれだ。イランからしてみれば、オバマ王の下でアメリカは戦場から撤退した。リー・スミスがthe Strong Horse(強い馬)のなかで詳しく説明しているが、イスラム世界には弱いものに同情するという風習はなく、強いものと一緒になって弱者をとことん追い詰めて破壊したいという血なまぐさい願望が満ちあふれている。「慈悲」という言葉は奴らにとって「服従後」という文脈でしか理解されない。
ペルシャは厳密的にはアラブではないとはいえ、彼らの反応はイスラム文化と歴史が共通するアラブと全く同じだ。アフマディネジャドは、間違いなく、イランは「強い馬」でありアメリカは「弱い馬」だと信じている。奴はブッシュ政権無き後の世界において力関係がどのように変化したかということをイランの民が気が付けば人々は即座に体制を立て直して強い馬に従うだろうと本気で思っているのだ。だからオバマ王がやっている戦場から撤退しイランの要求や侮辱に屈するなどという行為は、イランを西半球に招きラテンアメリカの独裁者に協力させるだけでなく、アフマディネジャドの権力者としての国内での地位も完全に強化してしまうのだ。オバマ王は反米チームとして完全なダブルプレイを見せてくれたってわけだ。
最近のベネズエラによる強硬姿勢は真空のなかで起きたのではない。イランはアメリカ軍に対して間接・直接敵な攻撃をここ何十年とつづけてきた。この攻撃は1979年の人質事件にまでさかのぼる。そしてその攻撃はいまだに続いているのだ。

  • イラン軍がイラク南部に侵入したという諜報に対応して、ブッシュ大統領は2006年から2008年にかけて強硬な反撃をし相当な数のクォッズ部隊司令官や隊員を 捕獲 した。

    去年の7月。オバマ大統領はクォッズ部隊の高官たち五人の捕虜の開放を命令した。そしてイランに返還すべくイラク当局に譲渡した。オバマ王は未だにこのあからさまな妥協によって一体なにを達成したかったのか、その理由をはっきりと説明していない。言うまでもないが、イラン側からは同じようなお返しはもらっていない。

  • アメリカはイラクにおけるイランの最大の操り人形モクタダ・アルサドル戦力と長期に渡って戦った末勝った。サドルはイランに逃げ入ったまま帰ってこれない。おおかたイスラム217番目の聖地とかいうクォムシティにでも隠れているのだろう。
  • イランはイラクのシーア派抵抗軍に強力なEFPという爆弾を提供するとともに、クォッズ部隊の司令官たちによる戦闘訓練まで提供した。EFPはエイブラハム戦車すら破壊するという強力な威力を持つ。
  • イランはさらに、アフガニスタンの抵抗軍にも強力で高度な技術を持つ武器を提供している。この武器はアフガニスタンの民主政府(アラブの基準で言えば比較的に民主主義という意味)に対して使われるのはもとより、アフガニスタンでスタンリー・マックリスタル将軍の指揮する対抵抗軍作戦(COIN)を行使しているアメリカ軍に向かって使われていることは言うまでもない。

    アフガニスタンに居るクォッズ部隊は反政府組織を通じて、反政権の政党を組織しつつある。テヘランは抵抗軍の指揮者であるGulbuddin HekmatyarとIsmail Khanの後押しをしている。

    「アフガニスタンで最近発見された武器貯蔵庫でhな、107ミリロケットなどイラン製の武器が多々発見された。これは IRGC-QF(イラン革命軍クォッズ特別部隊)によってアフガニスタンの反政府戦闘軍に送られたものと考えられる。」と調査書にある。 そして武器に記載されている製造日時から言ってこの援助は「継続的」なものであると判断される。
    「テヘランによるタリバンへの援助は歴史的な敵に対して矛盾するものであるが、こうしたグループへのの後援はいずれイランの指導者たちと有益な関係を保証するものという、イランの最近の作戦と一致するものである」という。

  • 最近ではイランはレバノンのヒズボラにこのスカッドミサイルを送っている。ヒズボラはシリアの統括下にあるが、往々にしてイランからの命令で動いている。このスカッドの射程距離は435マイルでかなり正確だ。ヒズボラが最近までイスラエルに撃ち込んでいたロケットは最高射程距離60マイルで命中率はその半分の距離しかない。それに比べるとイラン製のスカッドはかなり性能が高い。ということはイスラエル全体がヒズボラの射程距離に収まってしまうということになる。人口40万人のイスラエル第二の巨大都市テル・アビブも含めてだ。無論首都でありイスラエル最大の都市エルサレム(イスラムの355番目の聖地でもある)も含まれる。

    このレバノンのヒズボラこそが1983年にベイルートのアメリカ軍兵舎を爆破し241人のアメリカ兵(海兵隊員、陸軍兵、海軍兵)を58人のフランス空挺隊兵もろとも虐殺したグループなのだ。19人のアメリカ兵を殺した1996年のコーボルタワーの爆破テロにも、クォッズが関与していたことは先ず間違いない。

ぶっちゃけた話、イランは1979年のあの時から、すでにアメリカとイスラエルを含む西側諸国と戦争をしているのだ。 オバマのネビル・チェンバレンのような融和政策によって、イランはさらに傲慢で攻撃的で歯止めの利かない驚異的な存在となってしまった。そして俺たちが負かした先の悪の帝国がそうであったように、イランもまた某弱無人に俺たちの半球へと進出しアメリカ本土を攻撃しようと威嚇を始めたのである。アメリカなど攻撃してもオバマからの反応は公の場での口先だけの強気な批判の連続で終わるだけだと踏んで安心しきっているのだ。
では、イランのクォッズ部隊がこれ以上ベネズエラなどのアメリカ近隣諸国へ進出するのを防ぐにはどうしたらいいのか、ベネズエラに関しては二つの方法しか考えられない。
その話は次回に続く。


Comment

イスラエル危機! ヒズボラ戦闘目指して新体制確立

さっき、イランからヒズボラに向けての武器輸送をイスラエル海軍が途中で阻止した記事を書いたばかりだったのだが、喜多龍之介さんが、ヒズボラが対イスラエル攻撃に備えて準備態勢を固めているという記事を紹介してくれているので、こちらに転載させてもらうことにした。

ヒズボラは、新たなイスラエルとの戦いに備えて急速に再武装を進めている。ベンジャミン・ネタニヤフ政権がイランの核施設攻撃の前に、再びレバノンを攻撃することを懸念しているのだ。

イスラエル軍特殊部隊は先週、400トン近いロケット弾や小火器を積載した船舶を、地中海で拿捕した。イスラエル側は、イランからヒズボラの仲間の所へ送られる途中だった、と主張した。緊張感が高まっている、との更に劇的な証拠として、オブザーバー紙は、ヒズボラ戦闘員がリタニ川の北側の防衛線を慌しく再強化している、と知るに至った。(略)
ヒズボラは先週、件の兵器は自分達の物ではないと否定したが、司令官等は再武装の規模を殆ど隠そうともしていない。「その通り、我々は再武装を進めている。2006年よりも遥かに沢山のロケット弾やミサイルを保有している、とまで発言した」とヒズボラの某司令官は匿名を条件に語った。(略)
「(2006年の闘いで)我々は一部のバンカーや戦闘ポジションを、破壊するか放置するかしなければならなかったが、未だ南部にも豊富な戦闘能力がある。間もなく、イスラエル軍はやってくるだろう。今冬に来なければ、春まで待つ。その頃には地面が柔らかくなり過ぎて、連中の戦車が使い物にならなくなる」(略)
イスラエルと米国は以前から、イランの核開発への軍事攻撃は仲間のヒズボラから激しい反撃をもたらすことになるだろう、と推測している。イスラエル軍と情報アナリストによれば、イランに攻撃する前に、先ずイスラエル北部にロケット弾攻撃を行うヒズボラの戦闘力を攻撃しなければならないだろう。

なんだかかなりきな臭くなって来たな。


Comment

イスラエル、ネタニヤフ首相の怒り

まずは、この記事から読んでもらおう。
イスラエル:地中海で貨物船を拿捕 武器数百トンを積載

 

【エルサレム前田英司】イスラエル軍は4日、キプロス島近くの地中海で、ロケット弾など武器数百トンを積載した貨物船を拿捕(だほ)したと発表した。武器は、イランからレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラに供与されたものとみられている。

 発表によると、3日深夜、イスラエルから約180キロ沖合の地中海で貨物船を発見、拿捕した。貨物船はドイツの船会社所有で、カリブ海の島国アンティグア・バーブーダの国旗を掲げていた。積んでいた約400個のコンテナのうち、36個からロケット弾や迫撃弾、対戦車砲などが見つかった。一般貨物を装っていたという。
 コンテナはエジプトで荷積みされたが、書類から出港元はイラン国内と判明。ロイター通信は運航関係者の話として、貨物船がエジプトからキプロス、レバノン、トルコに寄港して再びエジプトに戻る予定だったと伝えた。軍によると、乗組員は積荷の内容を知らなかったという。
 イスラエルのネタニヤフ首相は「イスラエル市民を標的にする武器の供与だ」と非難、摘発された事例はイランが支援する武器密輸の一部にすぎないと指摘した。イスラエル軍は02年、イランがパレスチナを支援しているとして、武器約50トンを積載した船を紅海沖で拿捕した。今回押収した武器の量はこの約10倍ともいわれている。

これについて、イスラエルのネタニヤフ首相は先日記者会見を行い声明を発表した。下記はその一部をカカシなりの意訳したものである。

我が海軍は大量の武器を運んでいる船を拿捕しました。これはイラン政権によってシリアのバンダー・アバスから送られた物です。そこからヘズボラに送られるはずでした。主な物品は戦争用の何十というロケット弾で、女子供年寄りといった民間人をより多く殺す目的のみのものです。

これは戦争犯罪です。これは国連が本日の集会で捜査し討論し糾弾すべき犯罪です。これは、国連の安全保障理事会が特別会議を開くべき犯罪です。特にこれは国連安保理の条約に頭から違反するものだからです。これはイラン政権が今後も繰り返すと誰もが知っている、すでに我が社会に何千と発砲してきたヒズボラをさらに武装させるという戦争犯罪です。
これこそ国際社会が常に神経を集中させるべき問題ですが、特に今日はそうです。しかし国連は、そのかわりにイスラエル軍を批判しイスラエル国を批判することを選びました。そしてイスラエルの存在を否定し、我々の正当防衛を邪魔しようとしました。
私はここではっきり申し上げておく。このような行為は我々がイスラエル市民を守り続けることを妨ぐことも阻止することもできない。なぜなら、イスラエル市民は真実を知っているからだ。イスラエル軍は質の上でも道徳の上で類い稀なる正義の軍隊であることをイスラエル市民は知っているからです。我々はイスラエル軍とイスラエル政府の警備隊がイスラエル市民に対して犯される犯罪と立ち向かうことをしっているからです。
私は国際社会が少なくとも、どの国に、より責任があるのか真実を認識する時が来たと考えます。いつまでも嘘を促進するかわりに。

なぜ国際社会は、イスラエルの存在だけを否定するのだろうか? ユダヤ民族があの土地に帰還する権利が聖書で保証されているという事実を信じないとしても、すでにイスラエルという国家は存在しているのだ。国の存在権利は常にその土地を守り通したものに所属すると私は考える。イスラエルほど国の存在権利を長年にわたり何回も証明した国はない。国際社会はイスラエルを好きになる必要はない。イスラエルと同盟を結ぶ必要もない。ただ、イスラエルの存在を認め、イスラエルを放っておいてくれればそれでいいのだ。
長年敵対関係にあったエジプトもヨルダンもイスラエルとはずっと停戦条約を守っている。彼らはいまでもイスラエルを心底嫌っているだろう。だが、お互いに永久に続く戦争は害あって益なしと悟っている。
なぜ、ヒズボラやパレスチナやイランにはそれが出来ないのだ? 何故イスラエルの滅亡にそれほどまでに熱を入れなければならないのだ?そしてそれをどうして国際社会は奨励するのだ?
ユダヤ人嫌いのオバマ王が大統領では、イスラエルはアメリカの援助も期待できない。イスラエルはひとりだ。だが、どうせ国際社会はイスラエルが何をやっても批判するのだから、この際イラン政府などイスラエルの手で崩壊してしまえばいい。イラン市民も内心ではそれを望んでいるかもしれない。
がんばれ、ネタニヤフ! 国際社会の人種差別に負けるな!


Comment

自由を愛するイラン市民の抵抗をよそに独裁政権に迎合するオバマ王

ジョージ・W・ブッシュ前大統領がイランを悪の枢軸のひとつとして指摘した時、アメリカのリベラルはこぞってあざ笑った。あたかもイランの脅威がブッシュの妄想ででもあるかのように。だが、ブッシュ大統領はイランが1979年以来30年に渡りアメリカの宿敵である事実を常に忘れてず、イランに対して断固たる姿勢をとっていた。
30年前の1979年、当時学生だったアフメディネジャドを含む暴徒はテヘランのアメリカ大使館を襲撃。護衛の海兵隊員を殺害し、館内にいた軍人民間人を含む52人を拘束。以後444日間に渡って拷問監禁した。
その輝かしき日を祝うため、昨日4日、イラン政権は反アメリカ大ラリーを行った。しかし、政権の独裁に抵抗する自由を愛する市民たちは、このラリーに反対して大デモ抗議を行い、政府側の軍隊と激しく衝突した。

11月4日 AFP】イラン首都テヘラン(Tehran)中心部で4日、米大使館人質事件発生から30年を記念する反米デモ行進が行われるなか、数百人規模の反イラン政府抗議デモも行われ、機動隊と反政府デモ隊が衝突、機動隊は警棒や催涙ガスで反政府デモ隊を解散させた。
 目撃者によると、衝突はハフテ・ティール広場(Haft-e Tir Square)で起きた。デモ隊は「独裁者に死を!」とスローガンを叫び、解散を拒否したため、数十人が機動隊から暴行を受けて拘束されたという。

先のインチキ選挙に不満を抱いているイラン市民達は現政権にその不満をぶつけ、イラン政府も政府主催の反米ラリーが抵抗者たちによって邪魔されたことを認めざる負えなかった。興味深いのは、ニューヨークタイムスの記事によると、反政府抵抗側の市民からオバマ王に対する不満の声が多く聞かれたということである。

公営 IRNAニュースは、午後反政府を象徴する緑色のスカーフをつけた多くの「暴徒たち」がValiasr 通りにある政府ビルの前に集まり、「独裁者に死を」などと反政府スローガンを叫び始めた。

同時に、あたらしいテーマも現れた。抵抗者たちはオバマ大統領に対し「我々と一緒でないならば、敵側と一緒であると見なす。」と叫ぶ声も多く聞かれ、オバマ王のイラン政府との交渉政策に対する憤りをあらわにした。と目撃者は語っている。

このイラン市民の自由への闘いについて、オバマ王はホワイトハウスのウェッブページで公式声明を発表している。オバマは30年前に起きた大使館襲撃について、アメリカ人人質の犠牲について感謝していると述べた後、この事件をきっかけにアメリカとイランとの間で猜疑心と不審と対立の道が始まったのだと書いている。
イランは最初からアメリカに猜疑心と不審と対立の感情があったからアメリカ人を攻撃したのだ。一方被害者のアメリカ側が加害者に対して猜疑心と不審と対立心をもったとしてもそれは当たり前だ。アメリカとイランの対立はあの事件がきっかけだったというより、アメリカとイランの対立は、あの事件によって顕著になったと言った方がいい。

私は、アメリカ合衆国はこの過去を乗り越えイランイスラム共和国と共通する利益と敬意を持った関係を求めたいことを明確にしてきました。私たちはイランの内政干渉はしません。私たちはイランに対するテロ攻撃を糾弾してきました。 私たちはイランに平和的な核開発の権利を国際的な権利として認めて来ました。私たちは他の国際社会の面々と共に自信つくりに踏み出す意志を表して来ました。私たちは国際エネルギー庁(the International Atomic Energy Agency)のイランの人々に必要な医療援助のリクエストに応じる提案を受け入れました。私たちはイランが他の国々同様(国際社会における)責任を果たしさえすれば、イランも国際社会のなかで繁栄と生産的な道を歩む事が出来ると主張してきました。
イランは選ばなければなりません。私たちは30年に渡ってイラン政府が何に対抗しているのかを聞いて来ました。今問題なのは、イランにはどのような未来があるのかということです。アメリカの国民はイラン市民とその豊富な歴史に多大なる尊敬心をもっています。世界はイランの人々の正裁に対する強い呼びかけと普遍な権利への勇気ある追求を目撃しています。イラン政府は過去だけに注目するのか、それともより繁栄する機会と人々への正裁への扉をあけるのか、今や決断の時です。

なんじゃ、この意味のない声明は。過去は水に流して未来をもとめようなどとアメリカ市民は思っていない。イランがアメリカへの攻撃を反省もせず謝罪もしていないのに、どうしてアメリカ市民が過去を忘れて今後のイランとの関係を良くしたいなどと思うのだ?勝手なことをいうな。
だいたいイラン政府に対して、最初から内政干渉をしないなどと言ってしまったら、いくら国際社会が目撃してるとか、求めているとか、期待しているとか言ってみてもイラン政府には痛くも痒くもない。反対にイランの人々の勇気を讃えるとか言ってみても、イラン市民よ独裁に対抗してがんばれ、アメリカも応援するぞよとは一言もいってない。これではイラン市民は自分らの抵抗運動にオバマの支持があるとはとうてい思えない。
はっきり言って、どうしてイランから一方的な攻撃を受けているアメリカがイランに譲歩しなければならないのだ? イランが30年間横暴の限りをつくした結果が、アメリカによる歩み寄りなら、イラン政府はどうしてこれまでの政策を変更する必要があるのだ?今後も今まで通りアメリカを攻撃しつづければ、もっと譲歩してもらえると判断するのが普通ではないか。オバマの声明はイランの暴虐を阻止するどころか、これからもその調子でがんばれや、と応援しているようなものだ。
さて、これとほぼ時を同じくして、イスラエルはイランからのロケット弾がハマスに届けられるのを、途中で発見し押収した。これは明かにイランによる国際協定違反のはずである。それに対して国連は断固たる抗議をしたか、オバマ王は?
イスラエル嫌いの国連やオバマ王がイランのあからさまな違反に興味がないのはあたりまえ。それについてイスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相のすばらしい声明があるので、それは次回に紹介する。


Comment

仏大統領にまで呆れられたオバマ王の夢物語

先日行われた国連の安保理協議会においてオバマ王が放った「世界から核兵器が無くなることを望む」という演説を、現実の世界に生きていない、と強く批判したのは誰あろうフランスのサルコージ大統領。通常は優柔不断で悪名高いフランスだが、現場のジャーナリストが、フランス大統領がアメリカ大統領より確固たる姿勢を示す日が来ようとは誰も予想しなかったとおちょくるほどオバマ王の国連でのパフォーマンスは恥さらしそのものだった。
当ブログをご愛読くださっている読者の方々なら、カカシがいかにこれまでフランスの無行動ぶりを批判してきたかはご存知の通り。もっともサルコージ大統領はこれまでの事なかれ主義仏大統領とは違って、行動力のある人であることは確か。はっきり言ってサルコージ氏にアメリカ大統領をやってもらったほうが、世界はもっと平和になるだろう。カカシに仏大統領のほうが米大統領より頼りになると言わせてしまうオバマ王の情けなさったらない。
リアルクリアポリティクスでジャック・ケリーがSarkozy’s Contempt for Obamaにおいてサルコージ仏大統領がいかにオバマ王の優柔不断に苛立ちを感じているかという記事を書いている。

ニコラス・サルコージは去る9月24日、国連安全保障理事会における核兵器のない世界というバラク・オバマの子供じみた戯れ言に激怒した。

「我々は地球上から核兵器が無くなる日まで決して決してあきらめてはいけません。」とオバマ大統領は語った。
サルコージ大統領が怒っているのはオバマ氏がこの言葉を放った時、オバマ氏はすでにイランのムラーたちが秘密の武器開発施設を持っていることを知っていたにも関わらず、それについて一言も言及しなかったことにある。
「オバマ大統領は核兵器のない世界を夢見ています。でも我々の目の前で二つの国がその正反対のことをしているのです。」とサルコージ大統領。
「イランは2005年から安保理条例をいつつも違反しています。」とサルコージ氏。「北朝鮮は1993年から違反しつづけています。」
「さらなるウラニウム濃縮や国連加盟国を地上から抹消するというイラン指導者の宣言を前にして、…国際社会での話合い提案など何の意味があるというのでしょうか?」

イランのウラン濃縮施設について、オバマ王は大統領就任前からその事実を知っていながらイランとは交渉可能だというふりをして国民を欺いていた。それにういてはこの間も書いた通り。
ジャック・ケリーもカカシと同じ意見で、オバマはイランを牽制したなどとあほらしいことを言っているが、その牽制に対してイランは月曜日ミサイル発射実験で応対した。このミサイルに核兵器弾道が付けられていたたら、ヨーロッパはどうなるのか? オバマが突然キャンセルした弾道ミサイル防衛対策はまさしくこのようなミサイルへの防衛対策だったのに。
オバマ政権は、イランへの制裁にはロシアと中国の協力が必要であり、そのためには東ヨーロッパのBMD政策によっていたずらにロシアを刺激すべきではないと判断したようなことを言っている。だがそれならそれで、ロシアから確固たる保証をもらってからすべきだったはず。オバマはそんな単純な交渉もしていない。
オバマが本気でイランを牽制する気があるのなら、この間の安保理議会は格好の機会だったはずである。核兵器が地球から無くなる努力を止めるべきではないなどとくだらない絵空事を言う暇があったら、何故イランや北朝鮮の国連条例違反について言及しなかったのだ? 何故イランのウラン濃縮施設について強行手段を取ろうと提案しなかったのだ?
オバマ王はそんな努力もせず、シカゴでのオリンピック開催を嘆願すべくコペンハーゲンに向かった。サルコージ大統領が怒るわけである。


View comment