恒例、銃による正当防衛ニュース、デトロイトの男性、自宅に押し入ろうとする強盗を成敗

Detroit homeowner shoots, kills armed suspect he says pulled out gun: ‘I had to defend myself’ | Fox News

今週の火曜日の早朝、自宅に押し入ろうとする男を家主の男性が撃ち殺すという事件がおきた。

火曜日の朝4時30分ごろ、マイソ・ジャクソンさんは20年来住んでいる自宅のドアをどんどんと叩く音で目をさました。モニターを観ると見知らぬ男が何か叫んでいる。

男はこの家に自分に金を借りてる男が住んでると訳の分からないことを叫んでいた。ジャクソンさんはそんな人は居ないと家のなかから答えたが、男は納得せず去ろうとしなかったのでジャクソンさんは警察を呼んだ。

しかし警察が到着するまえに自体はエスカレートした。男がジャクソンさんの家の窓ガラスを割ったのだ。ジャクソンさんは8年前に購入し自衛の訓練を受けていた銃で武装して外へ出、男に去るようにもう一度命令した。

しかし男は今度は自分の銃を取り出しジャクソンさんに向けようとした。

この時点で私の命か奴のかとなりました。誰も傷つけたくなかったのですが、奴は諦めなかった。自分を守るしかなかった。だから奴を撃ったのです。

ジャクソンさんは4発、男の胸めがけて発砲。男はその場で即死した。

到着した警官はジャクソンさんに手錠をかけて一旦警察署に連行し数時間にわたって尋問したが、結局罪には問われず解放した。誰かが殺された場合は一応こういう捜査をするのが通常のやり方だという。

犯人の素性はまだ明らかにされていない。

ジャクソンさんは自分の体験談をかたることで他の人たちもいざと言う時の準備を怠らないようになればいいと語っている。

「何も抵抗せずに他人に無理強いされたり傷つけられたりしてはいけない、自分のことは自分で守らなければならない。」とジャクソンさんは語った。


View comment

統計学者による銃犯罪に関する五つの神話への反論その二、乱射事件はアメリカがダントツに多い?

前回に引き続き私の「銃犯罪に関する五つの神話」に対するKenichiro McAlinn氏の反論を紹介していこう。

神話1: 大量乱射事件はガンロビーのせいである

NRAのロビーによってデータの電子化や収集が禁止されたり銃関連の研究のファンディングが阻止されてたりします。なので銃関連の研究は必要以上に大変、リスクが高い割にリワード(研究費)が小さいですね。

もちろん全国ライフル協会はロビー団体でもあるわけだから、政府に全く影響を及ぼせなければ存在の意味がない。だからMcAlinn氏のいうような活動をにNRAがしていたとしても不思議ではない(私は賛同できないが)。しかし私が言いたいのは、NRAの影響力が厳しい銃規制を阻止することに繋がっているとは思えないということなので、銃関係の研究が多少邪魔されているという程度では、彼らの影響力を判断するのは困難である。はっきり言って何故NRAが真実のデータを集めることを邪魔するのか理解できない。

神話2: 大量乱射事件がおきるのはアメリカだけである

これは乱射事件と定義が曖昧なので単純比較できないですね。記事のソースではこのランキングの問題点を指摘していて、人口の問題でノルウェーが一件で一位だったり、よりいい測り方だと米国が一位ですし、年ごとに見るとわかりやすいです。

Image

Image

年度別にみれば、人口の少ない他の先進国と比べてアメリカが大量射殺の犠牲者が多いというのは本当かもしれない。しかし、McAlinn氏は乱射事件自体が稀な出来事であると認めており、本来は銃による犯罪や自殺について比べるべきだという。

私は銃による他殺を比べるべきというのには賛成だが自殺を含めるのは正しくないと考えている。なぜなら日本など銃のない国でも自殺はアメリカよりも率が高いからだ。自殺は銃がなくても他の方法でいくらも達成することができるため、銃による殺人の数に含まれるべきではないと思う。

それにしても何故比較を先進国のみにするのか、南米やアフリカを比較対象にしないのは犯罪率には銃云々以外の他の要素があると認めていることにならないか?

神話3: 常識ある銃規制があれば今回の乱射事件を防ぐことができた

まずテキサスで身元調査が義務付けれられてるのは免許ベンダーだけで個人間やオンラインは身元調査がないです。そして統計的な問題をanecdoteで語るのは誤謬です。実際にARを違法化した結果、事件数は(トレンド以上に)減少してます

ここではっきりさせておきたいのだが、私が言う銃規制というのは銃所持を全面的に禁止する規制のことを言う。銃購入の際の身元調査や精神鑑定など厳しくすることに全く異論はない。ただ、何故氏がここでテキサスの身元調査の話を持ち出すのかわからない。テキサス乱射事件の犯人は合法に銃を購入しており、きちんと身元調査も受けていたが、18歳という若年であったせいか犯罪歴もなく身元調査ではひっかからなかったのだ。

さて、1994年にアサルトウエポン禁止令が出て10年後の2004年で期限切れになるまで続いたが、この間に犯罪率が減ったというのは事実。しかし犯罪率は禁止令がでる前から減る傾向にあった。よしんばMcAlinn氏がいうように「トレンド(傾向)以上に減少」したというのが本当だったとしても、それなら何故違法の期限が切れた2004年以降も犯罪率は減り続けたのだろうか?もしARの違法化がそれほど効果があったのであれば、合法になった途端に犯罪率が激増するはずだが、そうはならなかったのだ。もしかして犯罪率減少には他の要因があったのでは?

こちら私が2013年に書いたエントリーより。

(2013年当時)たった二十年の間に銃による殺人事件は半数に、他の銃犯罪も急激な減少をみせている。減っているのは銃犯罪だけでなく、犯罪全体がアメリカで劇的な減少をみせているのだ。1993年から2011年の間に銃殺人はなんと39%も減ったという。これが殺人に至らない銃による傷害事件になると69%も減ったというのだから驚く。無論、銃はアメリカの殺人事件ではもっとも頻繁に使われる凶器で、三件のうち二件は銃殺人だという。また同調査では被害者が銃を使って身を守ったという件は1%にも満たなかったという。

当時私はこの犯罪率減少の傾向はこの間に多くの州が申請さえすれば、合法に銃携帯が出来るいわゆるCCW法があちこちの州で通ったからではないかと推測していた。

1990年半ばから20年に渡って銃犯罪激減の原因として考えられるのは、申し込み次第許可が降りる銃砲携帯許可法(CCW)が全国各地に広まったことだ。CCW法は2002年から2012年の間でなんと29州から39州にとひろまった

確か今は41の州で合法なはずである。これは果たして偶然の出来事だろうか?

これだけでCCWが犯罪減少の役に立ったと結論付けることはできないが、少なくとも銃携帯者が増えたことが犯罪増加につながっていないということは出来る。つまりここでも銃規制が犯罪減少に効果があるとは言い難い現実があるのである。

神話4: アサルトライフルこそが悪の根源

これも誤謬。ARは全体の問題の一部。数が少ないからと言ってどうという問題ではない。

この人よっぽど「誤謬」って言葉が好きなんだな。いやいや、ARのようなライフルやショットガンが犯罪に使われる率は全体のたったの3%なので、これこそが悪の根源だというのはおかしいだろうという話をしているのだ。規制しろというなら、なぜ犯罪で圧倒的に使用される拳銃を違法にしろと言わないのだ?

このあたりにくると氏も反論には飽きたようで、理論が怠慢になってくる。氏は多くの銃弾を収納できるハイキャパシティーマガジンについても書いていたが、そうしたマガジンを禁止している州でも乱射事件は起きているので、これもまるで意味がない。

神話5: 憲法補正案第二条設立時にアサルトウエポンの所持は念頭になかった

法学者ではないのでそこまで言及しませんが、この解釈は2008年の判決以後だと理解してます。そもそもARをもったところで米国軍には勝てないので空論だと思いますが。

建国の父たちは時代とともに銃が改良されることは無論念頭に入れていた。だから新型のライフルが憲法創設当時に存在していなかったからといってそれが憲法で保証されている権利に含まれないなどということがあるはずはない。なんと建国の父たちは民間の船が大砲を備えることすら憲法で保証されていると思っていたほどだから。

ま、これについては氏も専門外で言及はしないと言っているので、私もこれ以上はつっこまない。

最終的感想

ツイッターなどでは、全く何の根拠もなく、ただただ、お前の書いてることは間違っている、というだけの人が多い中、McAlinn氏はさすがに統計学者だけのことはあり、色々と興味深い資料を提供してくれた。それについては私も勉強になったし非常に感謝している。

私の氏からの反論の反論はこんなところ。これが納得のいくような理論になっているかどうかは聡明なる読者諸氏の判断にゆだねることとしよう。


Comment

統計学者による銃犯罪に関する五つの神話への反論その一、銃による正当防衛は本当にそんなに多いのか?

ツイッターには学のある人が結構いるなあと感心する。私が先日書いたエントリーをツイッターで紹介したら、統計学者のKenichiro McAlinnという人から色々おかしな点があると指摘を受けた。私は統計学者ではないので、彼の書いたことが正しいのかどうかを判断するすべはないが、自分に都合の良いことだけを書いて無視するわけにも行かないので、一応ここに紹介しておこう。McAlinn氏は私の書いたことに丁寧に反論してくれたのだが、全部紹介すると非常に長くなってしまうので、今回は銃による正当防衛が本当に効果的なのかどうかという話をしたいと思う。

McAlinn氏の専門はStatistics, Operations, and Data Scienceで、テンプル大学フォックススクールオブビジネスの助教授と、同大学の紹介欄にはある。

まず最初に「2021年、全国で1.67百万人が銃を使った正当防衛で命を救った」とありますが(2021National Firearm Survey by William English, https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=3887145…)、これは公的なデータではないです。を確認すると、これはアンケートで「自衛、もしくは所有物の防衛のために銃を利用したことがあるか」という質問に対して「はい」と答えた人から全国へ外挿し、年齢から年度ごとの回数を推論してます。まずアンケでこういう誇張しやすい質問をそのまま受け入れること自体怪しいですが、ほとんど(八割)は発砲をせず、ほとんど(八割)が家の外で起こってます。なのでこれが「正当」防衛かも命を救ったかもわかりません(そういうアンケではない)。

これについては以前から書いているが、実際に銃を使った正当防衛の多くは発砲しない例がほとんどで、たとえ発砲していても怪我人がでず、犯罪が未然に防げた場合には正式な記録にも残らない。氏はこの調査では家の外で起きている事件も含まれているので、正当防衛であるかさえわからないし、命を救ったかもわからない、と指摘する。また氏によると、私が提供した資料はきちんとした論文でもなく単に個人が行ったアンケート調査であり査読すら行われていない、だから証拠として提示するにはお粗末なものだという。しかし、道端で襲われて銃を抜いただけで攻撃者が逃げてしまった場合、警察沙汰にもならない事件をどうやって数字に残せばいいのか、アンケート以外にどんな方法があるというのだろうか?

実際に公的なデータで確認すると正当防衛は2%位なので、サーベイがかなり過推定してるのが推測されます(これは前から指摘されてる)

そもそも大事なのは正当防衛の数ではなく、それが銃による他殺、自殺をオフセットするかです。

実際にアンケート調査で正当防衛の数が正確に把握できるのかどうかは昔から議論されている。McAlinn氏が引用している”Survey Research and Self-Defense Gun Use: An Explanation of Extreme Overestimates 1997″も、1995年に発表された犯罪学者のGary Kleck教授らによる年間2.5百万人が正当防衛に銃を使っているというアンケート調査を批判したもの。

2018年になって、Kleck教授はCDC(Center for disease Control)のデータが自分らの1990年代の調査を裏付けるものだという論文を発表したのだが、それには教授の読み間違いがあると指摘され、教授自らが修正の論文を発表するという経緯があった。その一連の状況を説明した記事はこち

教授の新しいリポートは the Centers for Disease Control (CDC) が1996年から1998年にかけておこなったBehavioral Risk Factor Surveillance System (BRFSS) surveyを元にしたものだった。その中で教授は分析のやり直しをし、BRESSの調査と自分らのNSDSの調査を合わせて考えた場合、毎年1.1から1.5百万件の銃による正当防衛が行われていると結論付けている。

クレック教授がその結論に及んだ理由を要約すると、

  • BRESSの調査は非常に正確な電話インタビューによるものであり、四つから七つの州に限られているとはいうものの、非常に多い調査対象を使ったものである。
  • 調査は1996-1998年に3197-4500人の大人を対象に行われた(年によって数は多少異なる)
  • この数はKleck&Gertzによる1995年のNSDSを除けば、これまで行われたこのようなアンケートの中では一番多い調査対象である。

無論、このアンケートはすべての州で行われたわけではなく、調査対象となった州の状況を国全体に当てはめるのは無理があるため、正確な数を出すことは不可能であることは教授も認めている。

というわけでアンケート調査の信ぴょう性については、専門家の学者の間でも論争が続いていることなので、私ごとき素人が結論など出せるわけがない。McAlinn氏の指摘はその論争の中のひとつとして心に留めておくこととしよう。

さて、それでは家の中に銃がある場合、それが自衛に使われるよりも家族への暴力や自殺に使われたり事故がおきたりする可能性の方が高いという指摘について考えてみよう。こちらがそのデータ。Injuries and deaths due to firearms in the home – PubMed

この調査はメンフィスで12か月、シアトルとギャルヴェストンで18か月かけて、住宅付近で起きた626件の発砲事件を対象としたもの。

  • 故意ではない発砲(事故):54
  • 自殺及び自殺未遂:118
  • 傷害や殺人:438
  • 正当防衛:13(警察官による3件も含む)

結論として、正当防衛1件に対して事故や障害や殺人や自殺を合わせて11件という結果が出ており、自宅における銃所持が正当防衛に使われる率は非常に少ないということができる。これがMcAlinn氏のいう「そもそも大事なのは正当防衛の数ではなく、それが銃による他殺、自殺をオフセットするかです。」というもの。

実はこのデータは昔読んだことがある。これだけ読んで、家に銃があると正当防衛に使うより事故や自殺や家庭内暴力で殺される可能性の方が高いと結論付けるのはちょっと乱暴だ。また、このデータは私が先にだした調査結果を覆すものではない。なにしろ調査対象が全く違うからだ。所謂アップル&オレンジといったところ。

先ず事故についてだが、家庭内での事故は銃がなくても起きるので、これが他の道具による事故に比べてどのくらい多いのかという調査が必要だろう。大昔に私が調べたもので(オンラインではなかったのでリンクはない)子供が銃の事故で死ぬ可能性は自宅のプールでおぼれる数に比べてずっと少なかった。それをいうならバケツの水で溺死する数よりも少なかったというものがあった。新しい調査結果が見つかったら、あとでリンクを張っておこう。

次に自殺なのだが、これはイギリスやオーストラリアの例でも解るとおり、銃を規制してみてもその数は減らない。確かに銃がなければ銃による自殺は出来ないが、自殺を覚悟する人は他のやり方を考えるので、これは銃があったから自殺/未遂があったと結論づけることはできない。銃はただの道具だからね。

家族への殺傷に使われたというのも、実はこれも以前に読んだことがあるのだが、銃を使った暴行や殺人があった家庭は、実は警察のよく知っている暴力家庭であることがほとんどだ。つまり、それまでにも家庭内暴力が頻発していて、銃を使わなくても殴る蹴るの暴行がしょっちゅう起きて警察が呼ばれていた。もともとあった暴力性が最終的に銃発砲にまでエスカレートしたのである。こういう家庭では銃があってもなくても、いずれは悲劇が訪れていただろう。

だいたい暴力性のないごく一般の家庭で、素手でも手を挙げない人が、ちょっと夫婦喧嘩したくらいで銃を取り出すとは到底思えない。それにもし、暴力的な夫の攻撃から身を守るために妻が夫に発砲した場合は、どのように数えられたのだろうか、これも興味深いことである。

さてそれで最終的に正当防衛だが、これも私が何度も言っているように、大抵の場合、正当防衛で銃が発砲されるということ自体が稀なのである。例えば家の周りをうろついている人間に向かって銃を向けて侵入者がさっさと逃げてしまった場合、警察を呼ばない人も少なくないのではないだろうか?呼んだとしても誰も怪我をしたわけではなく、家が破損されたわけでもない場合には公式な記録には残らないだろう。

カカシ注:ここでひとつふたつ我が夫ミスター苺の体験談を挿入しておく。ミスター苺が独身時代に住んでいた地域はロサンゼルスの韓国人街付近で、1993年LA暴動でまる焼けになった地域のすぐ傍である。あの辺りは治安がひどく悪く、警察を呼んでも20分後に来てくれるかどうかさえ危ぶいというところであった。

一度ミスター苺は家の外から若い女性の叫び声を聞いた。彼は自分の銃を持って家から飛び出し様子を見た。すると若い女性が誰かの車に無理矢理おしこまれそうになっているのを目撃。ミスター苺が銃を構えようとすると、近所の家やアパートから続々と銃を構えた男たちが出て来て一斉に犯人の男に銃を向けた。男は女性を話して猛スピードで逃げてしまった。20分後に警察が現れたが、女性から事情を聴いて、さっさと引き揚げてしまった。

次の事件はミスター苺の家の前で二人の男がケンカを始めたことである。男たちは最初取っ組み合いをしているだけだったが、そのうちに一人がナイフを取り出した。このままでは殺人事件に繋がると思ったミスター苺は自分のライフルを男たちに向けて「殺し合いは他でやれ」と怒鳴ったが、男たちはミスター苺を無視してケンカを続けていた。そこでミスター苺は地面に向かって発砲。二人は驚きのあまり一目散に逃げて行ったという。ミスター苺は警察は呼ばなかった。

というわけなので、銃が自己防衛よりも事故に遭う危険や家庭内暴力や自殺に繋がる危険の方が高いという結論は、かなり乱暴だと言わざる負えない。

さて最後にMcAlinn氏はこの件について、

実際に銃が正当防衛に役立つというエビデンスはないという論文はあります。なのでこれに反論したいならそれについてのエビデンスを示すべきですが、提示されませんでした。

といってThe epidemiology of self-defense gun use: Evidence from the National Crime Victimization Surveys 2007–2011を提供してくれた。

データで出ているかどうかは別として、銃を使った正当防衛で自分や他人の命を救った事件をいくらも紹介して来た私としては、そんなこと言われても全く納得できない。ではこの調査結果を見てみよう。

  • 調査対象14,000人
  • うち127人(0.9%)が銃による自衛をした。
  • そのほとんどが田舎に住む男性で、自衛は家の中及び外、犯人は銃を持っていた。
  • 自衛の結果、被害者が怪我をした率4.2%
  • 自衛の後も、物を盗られた率55.9%。うち銃を使った自衛後に物を盗られた率38.5%、銃以外の方法で自衛後にものをとられた率34.9%だった。

これが銃が正当防衛に役に立たなかったという証拠になるという意味がわからない。

  • 銃による自衛をした人たちで怪我をした人もしてない人も、犯罪者を追い払うことには成功したのか?
  • 自衛後も物を盗られた55.9%をひく44.1%の人は物を守ることが出来たのか?
  • 他の自衛方法でも身を守ることが出来るとしても、銃を使うことが役に立たないという理由にはならない。

McAlinn氏は統計学者なので、調査データ以外の実体験には全く興味を示さない。だから実際にこの間ウエストバージニアで起きた卒業パーティでの乱射未遂事件で、AR-15をパーティ参加者の群れに発砲した男をパーティの別の参加者の女性が射殺した例や、2019年に教会の参列者に向かって発砲し二人を殺害した男が、警備にあたっていた別の参列者たちによって射殺された事件などは、正当防衛の成功例として数えないのである。

氏に言わせると、もともと犯人が銃を持っていたということが問題なのであり、善人が銃をもっていて良かったではなく、緩い銃規制のせいで悪人が銃を持っていたということを嘆くべきなのだと主張する。

しかしウエストバージニアの事件では、私の調べたところ、犯人は前科者であり、銃を所持する権利を持たない男だった。つまり、規制がいくらあっても違法に銃を持つ人間はいくらでもいるということを意味する。氏はWVの法律がざるなのがいけないというが、法の穴をすべて埋めることは不可能であり、いくら規制を厳しくしても悪人が銃を得る方法はいくらでもある。

氏の理屈でいくなら、悪人が絶対に銃を購入できない方法を取り入れる必要があるが、そんなことが不可能なのはこれまでいくらも試されてきた銃取締法で明らかなはずだ。憲法で保証されている国民の権利を侵害せずに、完璧な銃砲取締法の施行が不可能である現在、国民が身を守る道具を取り上げることが得策であるとはどうしても思えないのだ。


Comment

大量乱射事件に関する五つの神話を暴く

先ず第一に毎年銃は何百万という命を救っている。それは疑いがない。先ずはその事実から始めよう。マーリーがドアの釘のように死んでいるのと同じくらい確かなことだ

2021年、全国で1.67百万人が銃を使った正当防衛で命を救った。くらべて銃による殺人事件は2020年、19,384件だった。

そしてもう一つ、92%の乱射大量殺人は銃持ち込み禁止区域で起きていることも念頭に入れておこう。

カカシ注:数年前に私が集めた、こちらの資料もご参照のこと:ガンフリーゾーン(銃携帯禁止区間)は大量乱射を惹きつける – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net))

先日スティーブン・クラウダ―が銃犯罪に関する五つの間違った主張というテーマの番組をやっていたので、その番組のノートを読みながら、その五つの神話なるものを解説していきたいと思う。

神話その1:大量乱射事件はガンロビーのせいである: 

銃規制の話を始めると、必ずアメリカで銃規制が実現しないのは全国ライフル協会のようなガンロビーの影響力が取りざたされるが、クラウダ―はガンロビーは左翼が思うほど影響力を持っていないという。2021年、ガンロビーが使ったお金はたったの15.8百万ドル。SOURCE: OpenSecrets。この程度の献金は他の企業に比べたらスズメの涙ほどである。 SOURCE: OpenSecrets

  • 薬品会社 – $356.6M
  • エレクトロニクス – $179M
  • 保険会社 – $153M

神話その2:大量乱射事件がおきるのはアメリカだけである

もちろんそんなことがあるわけがない。私も以前調べたが大量乱射事件の頻度もその死亡者の数もアメリカはトップどころかずっと下位。下記は2018年のデータで、10万にあたりの死亡者の数 Statista

  • El Salvador 52
  • Jamaica 43
  • Lesotho 43
  • Honduras 38
  • アメリカUSA <5 FBI.gov

先日この事実をツイッターで書いたところ、紛争の中南米なんかと比べても意味がないという意味のない反論があった。しかし欧米諸国でもアメリカの乱射事件数はトップではな。: WorldPopulationReview

2009年から2015年までの百万人あたりの死亡数。

  1. Norway — 1.888
  2. Serbia — 0.381
  3. France — 0.347
  4. Macedonia — 0.337
  5. Albania — 0.206
  6. Slovakia — 0.185
  7. Switzerland — 0.142
  8. Finland — 0.132
  9. Belgium — 0.128
  10. Czech Republic — 0.123
  11. アメリカ合衆国 United States — 0.089 
  12. Austria — 0.068
  13. Netherlands — 0.051
  14. Canada — 0.032
  15. England — 0.027
  16. Germany — 0.023
  17. Russia — 0.012
  18. Italy — 0.009

アメリカ合衆国はこうした先進国の間でも11位の0.9人である。

神話その3: 常識ある銃規制があれば今回の乱射事件を防ぐことができた

日本の皆さんはアメリカには銃規制をする法律が全くないと勘違いされている方も多いかもしれないが、実はアメリカには多々の銃砲取締法がある。左翼はあたかもテキサスは無法地帯であるかのように言うが、そんなことはない。

テキサスにはすでに銃購入の際の身元調査が義務付けられており、USAToday、購入者はFBIの身元調査に受からなければならない。今回の犯人はその調査で受かって合法に銃を購入していた。 HoustonChronicle

そしてこれが大事なことだが、テキサスの学校区はすべて銃砲持ち込み禁止区間、いわゆるガンフリーゾーンとなっている。

神話その4:アサルトライフルこそが悪の根源

この話も私はツイッターで嫌と言うほどしたが、実はよくアサルトライフルと言われるAR-15による殺人事件は拳銃による事件よりもずっと少ないのだ。殺人事件の59%が拳銃によるものでライフルやショットガンなどによるものは全体の3%に過ぎない。

アメリカでは1994年にアサルトライフル売買禁止令が施行され、それが時間切れになるまで10年間続いたが、この法律は犯罪の減少には全く影響がなかった。それというのも法施行当時犯罪率はすでに下降の傾向にあり、2004年に廃止された後も減っていたことがわかっている。PEW

また銃弾を多く供えられるハイキャパシティーマガジンを規制すれば乱射事件が減るというのも正しくない。下記は高キャパマガジンを禁止している州。Giffords

  • New York
  • California
  • D.C.
  • New Jersey
  • Colorado

ご存じのようにこれらの州でも、ここ二か月で四つ者乱射事件がおきている。 

  • 先日起きたNYのバッファロー乱射事件
  • NYのブルックリン地下鉄テロ事件
  • カリフォルニアの教会乱射事件
  • ワシントンDC狙撃事件
  • Bridgeton, NJ
  • Boulder, CO
  • Four of those were just within the past couple of months. NYT NBC ABC6 DenverPost CNN NBC

そしてもちろんアメリカよりずっと銃規制の厳しいヨーロッパ諸国でも乱射事件はいくらも起きている。EuroNews EuroNews EuroNews EuroNews EuroNews EuroNews

神話その5: 憲法補正案第二条設立時にアサルトウエポンの所持は念頭になかった

これもよく聞く詭弁だ。憲法が書かれた当初、AR-15なんてライフルは存在していなかったので、銃所持の権利を保証する補正案第二条には含まれていないという屁理屈である。しかし建国の父が銃技術の発達を念頭にいれていなかったなどということがあるわけがない。

第二条にはパックル銃、ギランド二空気銃、ベルトンフリントロック、ペパーボックスリボルバー、そしてなんと大砲までも含まれていた。(The puckle gun, Girandoni air rifle, Belton flintlock, pepperbox revolver, and cannons))

それから以前にもご説明したが、憲法補正案第二条にある民兵の意味についての解釈は、軍隊や警察を指すのではないということだ。先ず補正案を読んでみると、

「自由国家の安全のためには統率された民兵が必要であるため、人々が銃を所持し携帯する権利は侵害されてはならない」

とある。 Congress.gov

ここでいう民兵とは一般市民を指す。一般市民も有事の時は民兵となる必要があるため、市民が銃を持つ権利は侵害されてはならないという意味なのだ。今ウクライナで起きている状況をみていればそれは明白なはず。

結論

こういう事件がおきる度に銃砲取締法を厳格化させる必要があるという声が上がるので、そういう意見と対抗するためにも、こうした事実をきちんと用意しておくのが賢明だ。クラウダ―が提供したソースには新しいものもあるし、私の持っているものと重複しているものもあったが、ともかく有益な情報が多くあると思う。

その他のソース:


View comment

ウィークエンド正当防衛ニュース

以前はよく書いていた銃を使った正当防衛に関するニュースを、今後ももっと紹介していこう。

先ずは70歳の女性が自宅に押し入った強盗を撃ち殺したという。事件。70-year-old Florida woman shoots, kills suspected home intruder: ‘I’m a fighter’ | Fox News

去る㋄24日、フロリダ州オレンジ郡在住のバージニア・モリソンさん70歳の自宅に男が侵入してきた。モリソンさんは箒で男を何回か殴ったが男は全く怯まず突進してきた。モリソンさんのパートナーのチャーリーさんが銃を威嚇砲を発砲したが、男はそれにも怯まずさらに前進。モリソンさんは自分の銃を取り出し男の頭上に発砲。それでも男が後退しなかったため、モリソンさんは銃口を下げて男の胸に発砲。男は即死した。

「男が何をしようとしているのかは解りませんでした。でも私は自分を守れねばならないと思いました。私はファイターです。私は自分を守ります。」とモリソンさん。

卒業パーティの乱射男を女性が射殺Woman with Pistol Stops Man Firing at Graduation Party Crowd with AR-15 (breitbart.com)

ウエストバージニア、AR-15で武装した男が卒業パーティに乱入して発砲。銃携帯の女性にその場で射殺され一人の被害者も出なかった。

チャールストン市で水曜日の夜、デニス・バトラー(37歳)はARー15で武装し卒業パーティに出席していた何十人もの人々に向かって発砲。

その場にいた女性が自分のピストルを抜いて応戦し、男を射殺した。出席者に怪我人はなかった。

もし彼女の勇敢な行為がなければ、いったいどれだけの人が犠牲になっていたことだろう。


Comment

21人の犠牲者を出したテキサス小学校での乱射事件、警察の不手際が原因か

先日テキサス州のウヴァルデ市(UVALDE)の小学校で18歳の青年により19人の小学生と2人の教師が殺された事件で、警察の対応に致命的な間違いがあったのではないかという話が出ている。

それでは当日何が起きたのか、時系列を追ってみよう。

テキサス州の公共安全局、マッククロ―局長によると、犯人の名前はサルバドル・ラモス18歳。

  • 午前11:27 a.m.: 校舎の扉が教師によって開けられた。
  • 午前11:28 a.m.: ラモスのトラックが学校近くの堀に突っ込む。扉を開けた教師は自分の電話を取りに一旦校舎のなかの部屋に戻る。近所の葬儀屋から二人の男性がトラックに近づこうとしたが、銃を持った男が出て来たため葬儀屋の方へ逃げ戻る。男は男性達の方に発砲するが弾はあたらなかった。
  • 午前11:30 a.m.: 教師と思われる人から911に交通事故と銃を持った男のことが通報される。
  • 午前11:31 a.m.: ラモスは学校の駐車場の最後の列に差し掛かる。 ラモスは学校に向けて発砲し始める。警察の車は葬儀屋の方へ向かう。学校区の警官が他の学校から呼び出され駆け付け、ラモスを車で追い抜く。この時ラモスは車の影に隠れて構えていた。警官は教師たちを容疑者と思い、彼らの方へ車を走らせる、
  • 午前11:32 a.m.: 数発の弾が学校に向けて発砲される。
  • 午前11:33 a.m.: ラモスは校舎内に入る。そこでラモスは111号室と112号室に向けて発砲しはじめる。この二つの部屋は隣同士でドアで繋がっている。この時点でラモスはすでに100発も発砲している。
  • 午前11:35 a.m.: ウヴァルデ警察から三人の警官が男が入ったのと同じドアから校舎に入る。すこししてさらに三人の警官と副保安官が校舎に入る。
  • 午前11:37 – 11:44 a.m.: さらに16発が発砲される
  • 午後12:03 p.m.: 合計19人の警官が廊下に集まった。この時112号室にいるという少女から911への電話があり、ひそひそ声ですでに同級生の何人かが殺されたと語る。
  • 同じ少女がその後10分に二回911に電話をして助を求める。
  • 午後12:15 p.m.: 国境パトロール部隊が到着。
  • 午後12:16 p.m.: 同じ少女が再び911に電話し8~9人の生徒はまだ生きていると告げる。
  • 午後12:19 p.m.: 別の少女が111号室から電話をかける。また最初の少女もこの後2回以上911に助けを求める電話をかけている。
  • 午後12:50 p.m.: 数人の警官が鍵をつかってドアを開けて入る。警官がラモスを射殺する。

この時系列を読んでいて、この事件は銃規制だのなんだのと言う話をする以前に、現場の教師や駆け付けた警官の不手際が目立ちすぎて腹が立つ。

先ず男がトラックの事故を起こし、トラックから銃を持って出て来て葬儀屋の男性二人に発砲した時点で、何故校舎のドア付近に居た教師はすぐにドアを閉めて鍵をかけなかったのだ?男が駐車場で銃を発砲している間に、教師はすぐに学校中を駆け回って反対側のドア、もしくは窓から子供たちを避難させることはできなかったのか?ともかく逃げ場のない教室に閉じこもるのは一番危険なことのはずだ。

アップデート: 5月31日現在、実は教師はドアを開け離しにするために石でドアを止めていたのだが、男が銃を持っていると知った瞬間に石を蹴ってドアを閉めた。しかしなぜかドアの鍵が閉まらなかったことが後になって分かっている。

ラモスが校舎に入った2分後にはすでに警官が校舎に入っている。何故これらの警官はラモスを追いかけて111号室に入らなかったのだ?鍵など探さなくても蹴破るか、もしくは外側の窓から入るかすべきだったのでは?子供たちが教室のなかで次々に殺されているのに何故一時間も外に居たのだ。19人も集まって何をやっていたのだ?

警察の記者会見で、記者の一人がドアを蹴破るなり窓から入るなりしようとは思わなかったのですか、と問い詰めると局長はそれはしなかった。明らかに間違った決断だったと語った。間違ったじゃすまないだろうが!19人の子どもと2人の教師が死んだんだぞ!

バイデン大統領はウクライナの防衛のために400億ドルを送るという。そんな金があったら、全国津々浦々の学校に武装した警備員を数人常備させることが出来るだろう。外国の戦争のことより自国の子どもたちの命を守ることが先決ではないのか?

何の役にもたたない銃規制とかろくでもないことを言ってる場合か!

何度も書いているように乱射事件を銃規制で止めることは出来ない。銃を持った悪人を止められるのは銃を持った善人だけなのだ。今回テキサスの警察は完全に大失態を起こしてしまった。

アップデート:最終的に犯人を射殺した国境警備隊は、到着当初地元警察に阻止されて一時間近くも中に入れなかったそうだ。また、警察が何もしないので校舎に入って子供たちを救おうとした親たちは、反対に警察に手錠をかけられたという。いったいこの警察なにやってたんだ?Border Patrol Team Who Ultimately Killed Shooter Were Blocked From Entering School By Uvalde Police for Nearly an Hour | TIMCAST


View comments (2)

カイル君の評決に驚いた人は自分の情報源を見直す必要がある

実はこの見出し、私のオリジナルではなくて、誰かがツイッターで書いていた言葉。以前にも書いたように、私はカイル・リッテンハウスの話は事件当初から追っており、今回の裁判で色々新しい情報が出て来たとはいうものの、私が事件当初から理解していた事実関係は概ね正しかった。事件の模様はプロのジャーナリストや一般人によるビデオなどで色々な角度からのビデが存在し、早期から事の次第は一般に知れ渡っていた、、はずだった。

しかし、それは正しい情報を掴みたいと思っている人たちに限られ、特にこの事件に興味がなく情報源はテレビや新聞のニュースだけという人たちは、実際とは全く違う情報を吹き込まれていた。未だにカイル君が違法のアサルトライフルを持って州を越境したとか、ケノーシャに黒人狩りに行ったなんて馬鹿げたことを信じてる人がいて本当に驚く。カイル君に撃たれた三人は全員黒人だと思っているひとまで居て(全員白人)、これだけ情報が豊富なのに、どうしてそんなことになるんだと思うほどだ。

アメリカ国内に居てすらそうなのだから、この話とは縁遠い日本にお住まいの方々が、この件について疎いのは仕方がない。だが、日本の人たちが知らないのをいいことに、在米著名人が日本に向けて嘘を垂れ流すのを見ると、つい黙ってはいられなくなる。

例えばこの町山智浩という男性。ツイッターのプロファイルには「町山智浩@TomoMachiカリフォルニア州在住の映画評論家。BS朝日『町山智浩のアメリカの今を知るTV』毎週木曜よる10時30分から放送中。TBSラジオ『たまむすび』毎週火曜午後3時から生出演。週刊文春『言霊USA』連載中」とある。言っちゃなんだが、この人のいうアメリカに関する情報はほぼ全部嘘なので、こんなのを信用してたら完全にアメリカを誤解する。ともかく彼のこの事件に関する認識の甘さには本当に呆れる。

ウィスコンシンでブラックライブスマターのデモにライフルを持って飛び込み、デモ隊の3人を撃って2人を殺した17歳の少年に正当防衛で無罪の評決が出ました。政治的デモへの銃撃が正当化される危険な判決です。

リッテンハウスは、彼の銃を取り上げようと素手で近づいたローゼンバウム氏(一児の父)を4発撃って殺しました(一発は背中)、それでデモ隊に追われて転んだリッテンハウスから銃を取り上げようと近づいたスケートボーダー、ヒューバー氏の心臓を撃ち、拳銃を抜いたグロスクロイツ氏の腕を撃ちました。

リッテンハウスはローゼンバウム氏が何も持っていないことは認識していた、と証言しているので、これで正当防衛が成り立つと、今後、恐ろしいことになるでしょう。

町山氏の言いかただと、カイル君はBLMのデモをしていた集団に向けて銃を乱射し、それを止めようとしたローゼンバウム(一児の父)やヒューバーやグロスクロイツが撃たれたかのような印象を受けるが、事実は全く違うことは読者諸氏もよくご存じの通り。

まずローゼンバウムに関して話すなら、一児の父と言う前に9歳から11歳の子ども5人を強姦した小児性愛犯罪者であり、その日の朝に精神病院から退院したばかりで、ジェイコブ・ブレイクの抗議デモとは無関係な気違いだったという話を最初にすべきだ。はっきり言ってローゼンバウムはブレイクが誰かも知らなかったに違いない。

町山はローゼンバウムがカイル君を直前に脅迫していたことや、共謀者と一緒にカイル君を待ち伏せして駐車場の端まで追い詰めた事実については語らない。もちろん誰かの投げたコンクリートの破片が頭に当たって転んだカイル君をヒューバーが後ろからスケボで殴ったり、下の写真の男がカイル君を蹴ろうとしたなんてことも完全無視。

当然のことながら、きちんと情報を追っていた人たちから色々と突っ込みを入れられている。

Image
二人の暴徒に同時に攻撃されるカイル君。

ゲイジ・グロスクロイツが最初にカイル君に銃を向けた事実も、無論無視。


カバ(イモ大学生)シャニマス、デレステP兼業YP@hipo0872st
‥まさかアメリカに住んでいるのに、裁判で語られた証拠や背景を何も知らないって事は無いよね? 撃たれた人の1人は銃を向けたから撃たれたって証言してるよ?

PBSのkyle rittenhouse trial for kenosha shooting continues – day 5の2:45:00以降の証言がこの裁判のポイントではないのでしょうか? ここが最も正当防衛か微妙なところだったと思います またこの記事によると裁判中の発言で最初の銃撃は被害者だとされています

町山氏が好きそうなPBS(極左翼アメリカ公共放送)ですら裁判の模様を放映していたのに、彼はそれを全く見ていなかったようだ。

ケノーシャでの暴動はジェイコブ・ブレイクというDV男が元カノを強姦して逃げる際に警官に撃たれて半身不随になった事件がきっかけでおきたものだが、BLM/ANTIFAの「抗議デモ」は整然としたデモ行進などではなく、あちこちで暴徒がビジネスや学校や教会を焼き払い、略奪と暴行を繰り返していた大混乱状態だった。皆さんも下記の「燃えているが概ね平和的な抗議デモ」という映像をご覧になったことと思う。

「燃えているが、概ね平和的な抗議デモ」

幸いにして、町山氏のように知ったかぶりで間違った情報ばかり発信する人に対して、情報通の人たちから色々とコメントが来ているので、町山氏の言うことを鵜呑みにする人はいないだろう。

しかし、こんな人がアメリカについてテレビで語っているとは、全く情けない限りだ。


View comments (2)

カイル・リッテンハウス無罪!

本日11月19日の午後(アメリカ西海岸時間)カイル君の無罪評決が発表された。カイル君は去年の8月25日、ケノーシャで起きた暴動中に暴動に参加していた暴徒数人に襲われ、二人を射殺一人を負傷させ殺人罪を含む5つの罪に問われていた。ひとつひとつの罪が読み上げられ、それが次から次へと「無罪」「無罪」が続き、五つ目の「無罪」を聞いた時には私は思わず声を上げて泣いてしまった。

すべての無罪判決を聞いた時のカイル君の反応。

何度も書いたように、裁判の様子をずっと追っていた人々にしたら、カイル君の行為は完全なる正当防衛と解るのだが、今の世の中、陪審員の身元が晒される可能性は非常に大きい。そしてBLMやANTIFAの連中が、カイル君が無罪になったらケノーシャで暴れてやると脅迫していたし、裁判所の前にはすでにカイルを吊し上げろとばかりにBLM/ANTIFA連中が集まってきていた。そんななかで正しい評決を下すのはどれほど勇気のいることだっただろう。陪審員の皆さん、ご苦労さまでした。そして本当にありがとう!

この裁判はカイル君だけの裁判ではなかった。この裁判の結果によっては、アメリカ人に正当防衛の権利はないとされる可能性があったからだ。あんな状況で反撃することが許されないと言うなら、どんな反撃も許されはしない。正当防衛は全く認められないということになる。

ともかくよかった。


View comments (2)

カイル・リッテンハウスは英雄だ!

二日続けてカイル・リッテンハウスは英雄ではないというエッセーを読んだので、何故カイル・リッテンハウスは英雄なのかという話をしたい。このエッセーを書いたのはナショナル・レビューなどで記事を書いていた保守系政治評論家のデイビッド・フレンチ。フレンチは体制派保守系でネバートランパー。私は今までフレンチの書いたものに同意したことがないが、今回も例外ではない。

まずフレンチはカイルはこの裁判で無罪になる可能性は高いが、トランピスト(トランプ派)達が彼を英雄として担ぎ上げるのは間違っていると始める。裁判が検察側にとって有利に進んでいない理由は、正当防衛法は事件が起きた直前の状況だけを考慮に入れるため、どんな愚か者にでも正当防衛の権利があるとするからだと語る。

フレンチは「ビデオや証言の証拠が見せたものは、危険な場所で混乱して孤立した大人の武器を持った17歳の少年だった。」とし、カイルが男たちに追いかけまわされてペド変態男ジョセフ・ローゼンバウムを撃ったこと、スケボ男のフーバーに殴られて蹴られそうになって撃ったこと、ピストル男のグロスガーツに銃を向けられてグロスガーツの腕を撃ったことを羅列し、直接的にカイルが危険にさらされていたことも、その時点でのカイルの行動は法律上正当であったことも認めながらも、カイルの行動は道徳的に正しくなかったと結論付ける。

フレンチ自身は市民が銃を持つ権利を支持しており、自分も危険にさらされた場合には銃を使ったこともあるという。だが銃携帯とオープンに銃を持ち歩く素人自警団とでは全く話が違うという。そして自分や家族の身が危険にさらされて最後の手段として使うのと、銃を威嚇のために持ち歩くのでは雲泥の差があるというのだ。

そしてフレンチはカイルを英雄のように讃えている右翼連中たちは自分らの子どもに銃を持たせて暴動に送り出すなんてことは全体にしないはずだと言い張る。

カイル君は確かに17歳だったが子供ではない。ウイスコンシンでは16歳以上の未成年がライフルを所持し持ち歩くことは違法ではない。しかもカイル君は大人としてこの裁判にかけられている。彼の犯したとされる罪が大人の犯罪だというなら、彼が地元の町を守ろうとしたことも大人の行動だと認めるべきだ。

アメリカでは18歳から軍隊への入隊が許可されている。第二次世界大戦中は17歳の少年たちが歳を偽って軍隊に入隊するなどということがよくあった。それは何故か?国が危険にさらされていると感じた正義感強い若者が我先にと立ち上がったせいだ。

フレンチはカイル君のような愚かな若者を英雄として崇めたてれれば、これからも多くの若者が同じようなことをするだろうと言う。(メディアが犯罪者のジョージ・フロイドを聖人のように崇めてるようにか?)州が暴動を放置したことは問題だが、訓練もうけてない一般人が武装して町を繰り出したらそれこそもっと危険な状況になるという。(警察がなにもせずに暴徒が町を二日間も火の海にしていたことはいいのか?)

カイル君は治安維持に貢献したり暴動を止めることに役立たなかった、そして二人の人間が死に一人が怪我をするという結果を招き、彼自身がアクティブシューターと化したのだとフレンチは言う。(アクティブシューターとは乱射人間のこを指す。カイル君は乱射などしていない)

フレンチは自分はアメリカ憲法補正案第二条で保証されている一般市民が銃を持つ権利を支持しており、自分も自分や家族を守るために銃を携帯していると自慢しているが、銃を持ってるだけでいざという時に使えなかったら何の意味があるのだ?

ここで憲法補正案第二条をもう一度読み返してみよう。

“A well-regulated Militia, being necessary to the security of a free State, the right of the people to keep and bear Arms, shall not be infringed.” 

「自由国家の安全のためには統率された民兵が必要であるため、人々が銃を所持し携帯する権利は侵害されてはならない」

ここでいうミリシャ(民兵)とは正規軍や警察のことではなく、ごく一般市民のことを指す。つまりアメリカ人は、いざという時には銃を取って戦う義務を課された民兵とならなければならないという意味だ。このいざという時というのは外敵がアメリカを責めて来た時だけでなく、国内でBLM/ANTFAのような暴徒が暴れて町を焼き払ったり略奪したり殺人を犯したりする時も含まれる。

カイル君のやったことは、まさにこの第二条に書かれていることをそのままなのだ。フレンチが本当に第二条を支持しているならば、そのくらいのことは理解できたはずだ。

カイル君にとってケノーシャは地元だ。父親の家もあり親戚や友達も多く住んでいる。その地元たちが暴徒たちの手で焼野原にされ略奪され地元民の危険が脅かされているときに、正義感強い17歳の青年に黙って家でテレビでも観てろというのか?フレンチは自分にはそんな勇気がないから勇気あるカイル君は愚か者だとさげすむことで自己満足してるだけじゃないか。

多くの人が無視しているが、あの晩武装して町の警備にあたったのはカイル君だけではない。多くのボランティアが銃を構えて警備にあたっていたのだ。その中にはカイル君と組んで警備をしていた元陸軍兵のバルチなどもいた。そして、そのおかげでそれまで酷い暴動が起きていたケノーシャでは、略奪も大きな火災も起きなかったのだ。

ここで1992年に起きたロサンゼルス暴動を思い出していただきたい。あの時ロサンゼルス市内では警察の姿は全く見られなかった。韓国人街の商店は暴徒らに略奪の被害にあった。そこで店の経営者や親せきや家族などが店の屋根からライフルを構えて略奪者に向かって発砲するという事態が生じた。いわゆる「屋根の上の韓国人」たちである。

何日も続いたあの暴動で銃を構えて地元を守ったのは彼らだけではない。わがミスター苺も暴動の真っただ中で自分の住んでいたアパートが脅威にさらされていた。ミスター苺と近所の人たちは自分たちの住居に続く道の入り口にバリケードを作り、ラテン系や黒人や白人のご近所さん達が一緒になって銃を持って暴徒らが道に入ってこないように防衛したのである。

時のLA市長はこれ以上暴力が拡大しないようにと銃砲や銃弾の販売を一時停止した。銃弾が足りなくなったミスター苺の元に遠方から友達が危険を顧みずに銃弾を持ってきてくれた。カイル君よりずっと遠いところに住んでた友達だ。あの時のルーフトップコリアンたちもミスター苺やご近所さんたちも、みんな英雄だ。アメリカはそういう国なのだ。そうでなければならないのだ。

カイル君は英雄だ。そしてカイル君のような若者がもっと大勢街に繰り出して自警をしてくれたら、BLMやANTIFAも手が出せなくなる。左翼暴力団たちが何故我が物顔で略奪を繰り返すのかといえば、左翼政治家たちが警察の予算を削り、ちゃんと仕事をしている警察官たちを人種差別者であるかのように扱って、警察という組織を弱体化させたからである。

警察が頼りにならなければ、地元市民が立ち上がるのは当然の話だ。すべてのアメリカ人がフレンチみたいな腰抜けばかりだったら、アメリカは本物の国内テロリストであるBLM/ANTIFAに乗っ取られてしまうのだ。それでもいいのか?

カイル・リッテンハウスは英雄だ。17歳の青年が、アメリカ人が身をもってアメリカ人があるべき姿を見せてくれたのだ。カイル君が無実となることを切に願う。


Comment

カイル・リッテンハウスに腕を撃たれた男、法廷証言の後テレビインタビューで嘘を垂れ流す

先日、カイル・リッテンハウスの裁判でカイルに撃たれたのは自分がカイルに銃を向けた後だったと証言したゲイジ・グロスガーツ(26歳白人)は、ここ2~3日あちこちのテレビに出演し、自分はカイルの犠牲者だカイルこそが攻撃者だと嘘を触れ回っている。

メディアは最初からグロスガーツのことをパラメディック(緊急医療隊員)と表現し、あたかも彼がケノーシャに居たのは抗議で怪我人が出た場合に手当にあたるために待機していたかのように紹介していた。NBCなどは未だにグロスガーツのことをパラメディックと表現している。

ゲイジ・グロスガーツ

「カイル・リッテンハウスは『アクティブシューター』と怪我をしたパラメディック」という見出しでNBCはここでもグロスガーツはあくまでもカイル君の犠牲者だという言いかたを変えていない。

しかしグロスガーツが実際にパラメディックであったという事実ははっきりしないだけでなく、ケノーシャでの暴動の当日、彼がパラメディックとして負傷者の治療に当たっていたという事実も見つからない。例えばカイル君はライフガードで実際に当日救急箱を担いで人々の治療に当たっていたビデオがいくらもあるが、グロスガーツがそういうことをしていた映像はまるでない。

実際にグロスガーツとはどういう人間なのか。

ゲイジ・グロスガーツ26歳は、ピープルオブレボルーションムーブメント(人民革命運動)というグループのめんばーと言われている。本人は自分はメンバーではないと言っているが、同団体の集会で「革命よ永遠に!」などといって演説をしたこともあるくらいなので、メンバーではないとしても親密なつながりがあることは確かである。

また、この男にはいくつも前科がある。2010年から2020年にわたり、DVをはじめ器物破損、窃盗、傷害、酔っ払い運転などなど、酔っぱらって銃を発砲したなど、少なくとも六つの犯罪歴がある。

カイル君がライフルを持っていたのが違法だという嘘報道が横行しているが、グロスガーツこそピストルを合法に所持する許可証を持っていなかった。これだけの犯罪歴のある人間が合法に銃を所持することが可能なはずはない。このことはグロスガーツ自身が法廷で認めたことだ。

メディアはグロスガーツのことを「一人だけの生存者」などと表現し、あたかもカイル君が乱射事件を起こして何十人も殺したなかで一人だけ生き残ったかのような報道だ。しかしこの男が死ななかったのは、カイル君の射撃の腕が良かったからで、あの状況では胸や頭を撃たれてもおかしくなかったのだ。

その瞬間のスローモーションビデオ。両手を挙げたグロスガーツから一旦銃を地面に向けたカイル。だがグロスガーツがその後すぐカイルの左側に行こうとして銃をカイルに向けるのがうかがわれる。

カイル君にピストルを向けてカイル君に撃たれた瞬間のグロスガーツ

弁護側:あなたが彼(カイル)に銃を向け前進した後で、彼は発砲したのですよね?

グロスガーツ:はい

ではいったいグロスガーツは何のためにテレビに出まくって嘘を垂れ流しているのだろうか?

まずグロスガーツはケノーシャ警察が自警団と協力したために自分は負傷したとして、市を相手取って損害賠償を請求する訴訟をおこしている。カイル君が無罪になれば彼の訴訟もおじゃんになるので、グロスガーツとしてはカイル君の無罪は非常に都合が悪い。

それだけでなく、カイル君が無罪なら、グロスガーツの方がカイル君を殺そうとした攻撃者ということになり、グロスガーツ自身が殺人未遂や違法に銃を所持していた件などで起訴される可能性もあるのだ。

たとえ刑事事件での起訴は免れても、カイル君から民事訴訟を起こされる可能性がある。私がカイル君なら絶対にグロスガーツを訴える。

つまり、グロスガーツは今必死に保身の状況にある。多々の訴訟が起きる前に自分は犠牲者なのだという印象を人々の心に植え付けておこうという魂胆なのである。


View comment