本日この記事、同意なき性的指向暴露“アウティング”巡り 労災認定 全国初かを読んで背筋がぞっとした。同時にこれは言論の自由に反するではないかとも感じた。

都内の保険代理店に勤めていた20代の男性が職場で同意なく性的指向を暴露される「アウティング」を受けたあと、精神疾患を発症したことについて労働基準監督署から労災として認定されていたことがわかりました。

これは20代の男性が入社した際、緊急時の連絡先として同居しているパートナーの男性の名前を会社に知らせていたことで、上司が彼が同性愛者であることを知っていたが、個人情報なので他の人には知らせないことになっていたにも関わらず、上司が社内の他の従業員に話してしまったというもの。これによって男性は精神疾患を発症し労災が認められたということだ。

なんか納得のいかない説明だ。先ず緊急連絡先に同居している人間の名前を登録するのはいいとして、なぜその相手が同性愛のパートナーだと会社に知らせる必要があったのだろうか?同性愛であることを人に知られて困るなら、最初からそんな情報を会社に知らせなければならない意味が解らない。家賃節約のために同居人が居ると言っておけば済むことなのでは?

私の勤める職場付近は不動産がバカ高い。それで若い新入社員は一軒家の下宿すまいだったり、職場の仲間と数人で一軒家を借りて同居してたりする。まったく不思議なことではない。

それに社内で自分が同性愛者であることがばれたからといってどうだというのだろう?それに関して上司がやたらとからかって来たり、同僚から嫌がらせをされたということさえなければ、今のご時世、そんなことが何故苦痛になるのだろうか?

記事では専門家が、未だに日本社会では同性愛者への偏見が強く、セクハラやパワハラの原因となるからとしているが、だとしたらそれはアウティング自体が問題なのではなく、同性愛者に対するセクハラやパワハラがいけないのであり、そういう行為を罰するのは分かるが、アウティング自体を罪としてしまうのは非常に危険だと思う。

例えば、一緒に仕事をしているうちに勘のいい同僚がAさんはゲイなのではと気づいて、そんな話を他の同僚にしたとしたら、それはアウティングと言えるのか?また、たまたま外でAさんが恋人と手をつないで歩いているのを見かけたことを他の同僚に話した場合はどうなるのだ?

8年前の一橋大学の自殺事件以後、東京都ではすでにアウティング禁止条例なるものがあるそうで、地方の自治体でもそういう条令を通す動きは出てきているらしい。

こういうふうにやたらと同性愛者を特別扱いする法律や条令が通ってしまうと、結局雇用主は入社志願者が同性愛者だと解った時点で雇用を取りやめることになるだろう。すくなくとも私なら、そういう面倒くさい人は雇いたいと思わなくなろうだろうから。


3 responses to 同意のないアウティングは罪になることの危険性

よもぎねこ7 months ago

 個人情報、特に性に関わるような話を勝手に他人に吹聴すると言うのは不道徳とは思います。
 しかしそれでPTSDと言うのも理解不能です。

 同性愛者だとわかった場合、好奇の目で見られる事ぐらいはあるでしょうが、それ以上の不都合もないのでは?
 それに好奇の目だって最初だけでしょう?

 雇用する側や同僚からすれば、こんなことでPTSDを発症するなら、最初から誰にも言わないでほしいとしか言えません。

 

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    苺畑カカシ7 months ago

    まったくですね。私はツイッターでも書いたんですけど、同意なきアウティングがだめだっていうなら同意なきカムアウトも止めてほしいと。一旦カムアウトされたらすべての責任が私にかかってくるなんて御免被りたいです。他人に知られたくない情報なら誰にも言わないでほしいです。私に言うなら世界中の人に知られてもいいと決めてからにしてほしい。本文にも書いた通り、カムアウトしなくても何となく周りが知っている場合もあります。それで告白した人が何もいわなくても周りに知れ渡っていたら、告白された人はアウティングしたと責められるのでしょうか?

    私にはオープンにゲイの知り合いや友人が居ますが、そういう人は特にカムアウトなどせずに、自分の彼氏の話をごく普通にしたり、自分の理想の男性の話とかしてて、周りの人は誰もきにしてません。そういう人だとみんなわかってるから。私はだいたいカムアウトという儀式が嫌いです。もしオープンにするなら特に格式張って告白するのではなく、自分がゲイであることが当たり前のようにふるまえばいいのです。

    大昔ですが、私が銀行勤めをしていた1980年代。男っぽい女性のお客が来て銀行口座を二人で共同で開けたいと言ってきました。アメリカでは夫婦共同名義は普通です。それで相手の名前が女性だったので、私が不思議な顔をしたら「私の妻です」と彼女が言うので、「あ、はい、わかりました」と答えました。私は確かに変な顔をしたでしょう。でもそれ以上のことは起こりませんでした。

    彼女は常連のお客さんで私とも仲良しになりました。当時は同性婚は合法ではなかったですが、赤の他人と共同名義の銀行口座を作ってはいけないという法律もなかったので、私はその「奥さん」とも時々挨拶をしました。

    影で「あの二人レズなんだって」という人はいましたけど、でもだからと言って特に誰も彼女達を変に扱かったりはしていませんでした。

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苺畑カカシ2 months ago

以前にも書いたかもしれないが、さっきXでまたカムアウトの話がでたので昔話。

私には40年来のゲイの男友達が居る。出会ってから10年くらい経ったころ、彼は私に大事な話があると言ってきた。私はまさか誰かが病気なのだろうかと心配したら、

「アタシ、実はゲイなの」

といつもの女性っぽい口調でカムアウトしてきたのだ。私は一瞬驚いて、「はああ?」という顔をした。

「驚かせてごめんなさい。」

と言われ「いや、驚いてないわよ、あなたがクローゼットだったなんて知らなかったわ」と答えたのだ。

そう私は彼に初めて会った40年前から彼がゲイだということは知っていたし、だいたい彼がそれを隠しているつもりだったということさえ知らなかったのだ。

その後彼は自分の周りの人にカムアウトしまくったが、結局周り中の人から私と同じように反応されたそうだ。

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