先日、サンフランシスコの町を歩いていた若い女性が突然男に襲われ、男は小柄な女性を持ち上げてコンクリートの路面に叩きつけ、女性の所持金を奪って逃げた。女性は重症を負い、下半身不随になる危険性があるという。この全貌が監視カメラに写っており、その動画がソーシャルメディアで拡散されている(観閲注意。非常に暴力的な映像あり)。被害者の女性は東洋人、そして加害者の男は黒人だ。悲しいことにこういうビデオを見ることがあまりにも頻繁になりすぎて、我々はもう、ああ、またかと驚きもしない。

2020年、BLM暴動の真っ最中、東洋人への暴力が頻発するようになって、そのことを指摘しようと誰かが「アジア人の命も大事」という意味で「ALB」運動を始めようと言い出した。ところがすぐに黒人活動家からそういう言い方は黒人だけに許されるものでアジア人は使うなとクレームがついた。そして情けないことにアジア人界隈は「アジア人へのヘイトを止めよう」という意味のStop Asian Hateと名前に変えてしまった。名前くらいどうでもいいだろうと思うかもしれないがそうではない。これこそまさに黒人と東洋人の不均衡な力関係を象徴する出来事だったのだ。

黒人は今やアメリカ社会でどんなことも許される絶大な政治力をもつ。黒人が大手小売店を略奪してもその小売店の親会社はBLMに何億という寄付をする。黒人は人殺しをしても保釈金も無しに即日釈放される。それでも非黒人が黒人に関してひとことでも批判的なことを言えば、この間の漫画家スコット・アダムスのようにすぐさま社会的に抹殺されてしまう。

だが黒人は非黒人に対してどんな差別的なことを言おうと、暴力を煽ろうと、いや実際に癇癪を起して人を殴ったり蹴ったり他人の物を壊したりしても何の罰も受けない。特に被害者が東洋人の場合はメディアも完全無視である。当の東洋人政治家ですら批判を恐れて沈黙している情けなさ。

いや、カカシ姐さん、黒人だって善い人も悪い人もいるでしょ、東洋人だって黒人への差別心を持ってるしお互い様じゃありませんか、黒人による暴力ばかりに注目するのこそ人種差別ですよ、とおっしゃるかもしれない。だが単に多人種に対して差別意識を持っているのと、その対象を迫害し常に暴力を振るう行為は全く同列に並べることは出来ない。もしも黒人による暴力と同じように東洋人による黒人への暴力が頻発しているなら、そんなビデオはネット中で拡散しているはずだ。だがそんなビデオはとんとみかけない。

読者諸氏は1991年代に起きた韓国人コンビニ店主による黒人少女射殺事件をご存じだろうか?

当時15歳だった黒人少女ラターシャ・ハーリンは韓国人経営のコンビニでオレンジジュースを買おうとしていたが、レジをしていた韓国人女性スーン・ジャ・ドゥーは、ラターシャのバックパックから突き出ていたオレンジジュースを見てラターシャが万引きをしようとしていると勘違いをし、ラターシャに何かどなり、彼女のバックパックを取り上げようとして二人は揉め始める。ラターシャが怒ってスーンジャの顔を殴った途端、スーンジャは机から銃を取り出しラターシャに発砲。ラターシャはその場で即死した。スーンジャは起訴されたが執行猶予の判決が降りた。

この事件には色々事情があるが、詳細はともかく、いまだに黒人界隈では東洋人による黒人差別の例として持ち出される事件であり、映画にもなったほどだ。

な~んだ、姐さん、やっぱり東洋人だって黒人に暴力を振るってるじゃあありませんか、という前に考えてみてほしい。この事件が起きたのは32年前だ。なんでそんな事件が未だに語り継がれるのだ?もしも東洋人が日常的に黒人に暴力を振るっていたとしたら、そんな昔の話など持ち出さなくとも、つい先週起きた殺人事件でも持ち出せばよいではないか?その方がみんなの記憶に新しいし、東洋人による黒人差別を示すには効果があるはず。

しかしそんなビデオは存在しない。なぜならそんな事件はしょっちゅう起きていないからだ。黒人と東洋人との暴力沙汰は、圧倒的に黒人が加害者で東洋人が被害者なのだ。

ではいったいどうすればいい?我々東洋人は常に黒人の暴力を甘んじなければならないのか?このあからさまな東洋人差別と虐待に我々はどう対応すればいいのだ?

まずアメリカは黒人至上主義をやめるべきだ。どんな人種も他の人種より優遇されたり冷遇されたりしてはいけない。それにはまず学校教育から始めなければならない。批判的人種理論は先ずやめること。学校内にあるBLMポスターなどは全部取り除くこと。人種差別は白人特有のものではなく、誰が誰にしてもわるいことなのだと徹底的に子供たちに教えること。そして加害者が黒人だろうと何人だろうと、他人に暴行を加えた人間は同じように厳しく罰することが大切だ。黒人を優遇することで人種間の関係はよくならない。それどころか、黒人はより傲慢になり、被害者の多人種はどんどん黒人への敵意を高めてしまう。そうなったら、いつまでも非黒人が大人しく殴られたままでいるとは思えない。

このまま悪いのはすべて白人で、黒人は常に被害者だから何をしても許されるという傾向が続けば、人種間の関係は悪化の一途をたどるだろう。それでいったい誰が得をするのだ?

だが地方の民主党議会はこうした状況に全く興味がない。地元の東洋人人権団体ですら何もしていない。その間に多くの東洋人老人や女子供がどんな酷い目にあっているというのに。

もうこうなったら中国人ギャングでも日本人やくざでもいいから団結して黒人ギャングたちを駆除して欲しいとさえ思う。だがそんなことになったら、都市部では暴力団同士の戦争になってしまうだろう。


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