アップデート:2023年2月10日現在。スコットランド刑務所は受刑者の性自認に関わらず、受刑者は生得的性別にのっとった刑務所に収容することを発表。Sturgeon is imploding – as is her extreme agenda (yahoo.com) ただしその後の審議でどうなるかは今のところ不明。

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先日スコットランドの刑務所が男性体の囚人を女子施設に収容するのは当分見合わせるという発表をしたが、そのことに関してイギリスのトランスアライユーチューバーとトランスに批判的なジェンダークリティカル(GC)とが討論をしていた。GCユーチューバーの質問は、今回の刑務所の政索はスコットランドのスタージョン首相がこれまで押していたセルフID法と真向から矛盾するものなのではないか、首相は方向を180度変更したのではないかというもの。一方トランスアライの立場は男性体のトランスを女子施設に収容しないこととスタージョン首相の推進する性別認定改定法(GRR)とは全く無関係であり矛盾はないというもの。

それで私はコメント欄にこんなコメントをした。

カカシ:つまりトランス女性は常に女性というわけではないんだね。女性だと認定される場合もあればされない場合もあるというんでしょ。だったらトランス女性って何なのよ。GRRて何の役にたつの?

するとアライのコメンター達からこんな答えが返ってきた。

トーマス:いや、彼女は女性だよ。彼女のジェンダーは認定され得る。ただ未だ彼女は女子収容所に行くことは出来ない。なぜなら彼女の存在は他の囚人たちに危険を及ぼすからだ。

カカシ:女子でも危険な囚人はいくらもいるでしょ。でも彼女たちは女子収容所に収容されてるわよね。彼女達は他の囚人に危険を及ぼさない訳?

ジョニー:君はすべての囚人を独房に収容すべきだとでもいうのか?

J.P:シス女性囚人で他の囚人に危険を及ぼす人は女性に性犯罪を犯したトランス女性同様独房に収容されるべき。

カカシ:ジョニーへ、いや、私はどうして危険な女性は男子収容所に送られないのに、トランスジョセーは送られるのか不思議だと言ってるだけ。それってすごくトランスフォーブだと思うよ。

J.P. どちらも男子施設に収容されるべきじゃない。君の言う通りこれは不公平だ。トランス女性は特に男子収容所で性的及び肉体的暴力の危険にさらされている。

トム:なぜ危険な女性でも男子刑務所に送られないのかって?それは彼女達が性別による暴力にあう危険があるからだよ。なぜトランス自認の男子が(トランス女性)が女子施設に送られないかって?それは女性たちが性別による暴力を受ける可能性があるからだよ。トランス自認の男性(トランス女性)は男性の暴力性を持っており、女性達はその暴力から守られるべきだからだ。

ところで僕はGCのひとたちがトランスを自認する人たちが別の施設に収容されることに異論はないと思うよ。もし彼らが他の囚人たちから暴力を受ける危険があるならね。なにもGCのひとたちは彼らが危険な状況にあるのを放っておいていいとか思ってないだろうし。

ジョニー:そのとおり

カカシ:つまり君たちはトランス女性は女性ではないって言ってるわけだよね。だって本当の女性なら常に女性として扱われるべきだもの。たとえ危険な犯罪者であろうとも。

ジョニー:彼らは女子(Female)じゃないんだよ。彼らが何と言おうとどう感じようと。女子刑務所は単独性別の空間なんだ!(強調は原文のまま)

ちょちょちょっと待ってくださいよ~!あなたたちトランスジェンダーアライじゃないんですか?そんなこと言ってもいいんですか?それってすっごくトランスフォビックな発言ですよ~!

それにこの人たちは都合よく忘れているが、SPSは2014年から女性自認の男性をケースバイケースで女子施設に収容しているが、それらの件はどうするの?今現在女子収容所にいる1ダース近い男たちの今後の措置はどうなるのかな?

彼らはスタージョン首相の方針が180度転向したということを認めたくないばかりに、何故セルフID法と刑務所の方針が矛盾しないのかという非常に見苦しい言い訳を繰り返している。しかし彼等の言っていることはすでにGRR法に反対したTRA批判家が言っていたことそのものである。

特にジョニーさん、あんたの言ってることは我々がずっとトランスジェンダリズムに関して言い続けていることだ。男性は彼らが何と言おうと、どう感じていようと女性にはなれないにもかかわらず、本人がそう言いさえすれば女性になれるというのがGRR法なのだ、セルフIDなのだ!その法律を熱心に推進しておいて、刑務所だけは例外だなんて言うのは不誠実にもほどがある。

男性はどう頑張っても女性にはなれない。だからどんな場合にでも女性専用の空間に入って来てはいけないのだ。刑務所が駄目ならトイレでも更衣室でも風呂でもスポーツでも全て駄目なんだよ。

ところで以前に誰かが、女子スポーツに関しても各種目ごとの運営側がトランスジョセーをどうするか決めればいいことだと言っていたが、これも非常におかしな話だと思う。

トランス女性が女性なら、男性ホルモンの数値がどうあれ女性として扱われるべきではないのか?何故ことあるごとにこの人は女性として扱われるか男性として扱われるかという審議がされなければならないのだ?

例えば生まれつき女性の場合、背が高かろうが肩幅が広かろうが、女性であることに変わりはない。ボディビルダーやプロレスの選手は女子空間に入ってはいけないなんて誰も言わない。

それなのに何故トランスジョセーたちはいちいちそういう検査を受けなければならないのだ?これは差別ではないのか?

結局トランスジェンダー活動家たちもアライ面してる政治家たちも、トランス女性は女性です、なんてナンセンスを信じていないのだ。信じていないことを信じていると言い張るからこういうおかしな理屈が出てくるのだ。

こんなふうにことあるごとに、これは例外、あれも例が、とやってトランスジョセーの行動範囲を制限したら、結局それなら体の性別で分けることと見分けがつかなくなってしまう。それともあまりにもトランスジェンダーに肩入れしすぎて身動きの取れなくなってしまった政治家たちは、はっきり立場を変えたと言わずに事実上トランスジェンダリズムから立ち去ろうという魂胆なのかな?


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