アップデート:2023年2月1日現在。ドミニク・ラーブ副首相は、政府は今後、「男性器」を持つトランス女性を女子刑務所に収容しないことを発表した。Trans prisoners with ‘male genitalia’ banned from women’s prisons (thepinknews.com)

2023年1月29日現在。先ほどもアップデートでちょっと話たが、スコットランド刑務所サービス(SPS)は29日、女性を自認する囚役者を女子収容所に収容することを一時停止すると発表した。SPSは女性自認囚人の女子施設配送について緊急な見直しをする意図を明らかにした。異性体の囚人を本人が望む方の収容所に収容する方針は2014年から行われてきたが、何故いまになって「緊急」な見直しが必要となったのだろうか?(DeepL翻訳)

スコットランド刑務所サービスの広報担当者は、次のように述べています。「私たちは、現在私たちの施設で管理されているすべてのトランスジェンダーのケースについて、緊急の見直しを開始しました。

「私たちの第一の関心事は、常に、そしてこれからも、私たちのケアを受けるすべての人々と職員の健康、安全、ウェルビーイングであります。

「私たちは、非常に強固なリスク評価プロセスを持ち、しばしば困難な状況においても、人々の安全を守ってきた実績があります。

「そのため、見直しが完了するまで、すべてのトランスジェンダーの移動を一時停止しています」。

広報担当者は、この見直しが「女性に対する暴力や性犯罪の履歴とそれに伴うリスクを考慮し、その人が収容される最も適切な場所を決定する」ことになると述べています。

「この見直しが完了するまで、女性に対する暴力の履歴があるトランスジェンダーの方々は、私たちのケアに初めて参加される際に、男性用の施設にのみ隔離して収容されます」と広報担当者は付け加えました。

この発表は、未成年への性犯罪と刑務所内部で職員を襲った罪とで終身刑を服役中のティファニー・スコット(本名アンドリュー・バーンズ)と二人の女性を強姦した連続強姦魔アイラ・ブライソン(Isla Bryson)が女子施設への配送許可が下りた後に起きた非難囂々の嵐に応えて起きたものだ。

ご存じのように連続強姦の罪で有罪判決を受けたばかりのブライソンの女子施設への配送はスタージョン首相によって差し止められた。しかしスコットの男子施設から女子施設への転送許可は取り消しにはなっておらず、このままいけば今年の終わりには女子施設に移転されることになっている。

スコットランド刑務所サービスはこれまで、女性を自認する男性囚人の女子施設転送はケースバイケースでその都度女子囚役者に与える危険度を十分に審議(リスクアセスメント)して決められていると言って来た。しかし女子施設への転送が許可されたスコットは13歳の少女にストーカー行為を行って就役中、男子収容所で椅子で看護師の背中を殴り、看守の一人の顔面にパンチを食らわせもう一人の職員に唾を吐きかけたうえ噛みつこうとした前歴のある。そんな危険人物が申請した女子施設への転送が許可されたのである。何がケースバイケースなリスクアセスメントだ、人をバカにするのもいい加減にしろ!

スタージョン首相は明らかに反対派議員からだけでなくJ.K.ローリング女史のような著名人や一般市民からの怒りを感じ取っている。性別認定改定案(GRR)はごり押ししたものの、一般市民の怒りはそう簡単には抑えられない。

スコットランドのキース・ブラウン司法長官は、次のように述べています。「トランス女性が暴力や性的犯罪で有罪判決を受けるという問題は、非常に感情的なテーマであり、国民の懸念は理解できるものです。

先週、第一大臣が指摘したように、トランス女性が女性にとって固有の脅威となるような示唆を根付かせてはならないのです。略奪的な男性こそ、女性にとってのリスクなのです。(略)

(前略)今回の措置が、トランスジェンダーの管理とすべての受刑者の安全を確保するための刑務所の継続的な能力について安心感を与えることを期待します。

また、これらの事件には被害者がいることを忘れてはなりません。私の思いは彼らとともにあります。

なにが「安心感を与える」だ。こんな緊急措置はただの気休めだ。「継続的な安心感」など程遠いわ。

だいたい男性体の囚役者が女性を名乗りさせすれば女子収容所への移転が考慮されるというシステムそのものに問題があるのだ。ケースバイケースだのリスクアセスメントだの言ってみたところで、今回のように誰かが声を挙げなければ連続強姦魔が女子収容所へ配送されるところだったではないか!こんなシステムが存在する以上、将来も誰も気が付かないうちに危険な男性体性犯罪者が女子施設へ配送されないという保証は全くないのだ。誰が安心感など持てるのだ、バカも休み休み言え!

しかしSPSがこの緊急な見直しを行った結果、男性体囚人を女子施設に収容しないという結論が出た場合のことを考えてみよう。

スコットランド及びイングランドとウェールスにはGRA(性別認定法)という所謂イギリス版特例法がある。一定の条件を満たした個人はこれにより性別を変更することが出来、認定された人はGRCという性別認定証を受け取ることが出来る。GRCがあれば、すべての面で異性として扱われるようになるはずである。にもかかわらず刑務所だけは例外というのはおかしくないか?

去年性別認定改定案(GRR)が審議された時、スコットランド議会は性犯罪者を例外とする補正案に圧倒的多数で反対した。もうこの時からすでに囚役中、もしくはこれから囚役される極悪性犯罪者が女性自認を言い出すことは十分に予測されていたことのはずである。にもかかわらず、議会は刑務所の方針がGRCとは直接関係がないので心配はいらないと、反対者の懸念を一笑に付していた。その結果がこれである。

今更あわてて強姦魔の女子施設収容は禁止するなどと騒いでみても遅い。トランス女性は女性ですと言ったのはお前たちではないのか?トランス女性が女性なら強姦魔であろうが殺人鬼であろうが本人が女性だと言い張れば女性として扱わないのは差別ではないか、トランスフォーブではないか!

問題なのは性別は変えられるという概念そのものだ。条件を満たせば性別は変えられるなどという法律をつくってしまうから、条件が厳しすぎるなどといい出す奴らが出てくるのだ。日本も全く同じだ。特例法の手術要件や子供の居る居ないや、既婚未婚など、絶対に緩和しろという声が出てくる。そしてその時もまた「この法律で影響が出るのはほんの一握りの人びとであり、一般市民は何の心配も要らない」と騙そうとするのである。

市民よ騙されるな!

TRAは嘘しか言わない。

今回のスコットランドの状況をよ~く脳裏に焼き付けておいて欲しい。日本も他人事ではない!


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