先日下記のドキュメンタリーを見た。英語なので自身のある諸氏はご覧になって頂きたい。約20分程度のビデオである。題名は「手懐けられる。いかにして学校が子供たちを性的にしているか」といった意味。

拙ブログでも何度か、アメリカやイギリスの義務教育の場で、なぜかやたらにポルノまがいの性教育がされているという話は紹介してきた。昔の性教育は中学生くらいからで、主に男女の生殖機能について、および避妊や性病対予防対策などといった常識的なものだった。ところがいつの頃からか、小学生に自慰の仕方を教えたり、同性愛セックスだのトランスジェンダーだのといった訳の分からないものが紹介されるようになった。いったい何故英米の教育界は子供たちにこんな変態的な性教育を行うのだろうか?しかも、子供たちの親には内緒で。

英米でも日本でも最近ドラアグクィーンストーリーアワーなるものが幼稚園や小学校、そして図書館なので行われるようになった。けばけばしい化粧をしたホラー映画のピエロみたいな恰好の男たちが子供たちに卑猥な内容の話をするイベントである。しかもこれらのイベントは保護者に内緒で行われることが多い。こうやって年端もいかない子供たちに、到底理解できないような性的な話をするのである。

子供たちに本を読んでいたドラアグクィーンの一人のSNS投稿写真が公になり、それがおよそ子供たちに近づけてよいような内容ではない性的なものに満ちていたことから、保護者たちの間で怒りの声があがった。しかしこのイベントに参加していたイギリス地方議員のマーリ・ブロックはこれはみな「ホモフォビア」だと批判を退けた。

アメリカではニューヨーク市は20万ドルという予算を使ってニューヨーク市の学校区でドラアグイベントを行っている。

イギリスではPSHE Personal Social Health Educationというプログラムがあり、これによって小学生に自慰を教えるなどということをやっている。中学校では顔への射精やアナルセックスまで教えているというから驚く。そうして、このような授業材料は親たちには秘密なのだ。学校側は著作権の問題があるため保護者には見せられないなどという出鱈目を言って、親たちに子供たちがどんな教育を去れているかを隠すことに必死である。

すでにイギリスの学校ではPSHEによって、性の二元性は否定され、トランスジェンダーだのLGBTQの押し付けが平然と行われている。そしてそれに疑問を持ったり反対意見を述べたりするのは徹底的に弾圧される。学校の教師はもとより、スタッフも事務員に至るまで、この教育を受けており、学校内で「少年少女諸君」などという言い方は禁止されている。

なぜ学校はほんの一握りの少数派のために学校全体の教育制度を変えてしまったのか。実はこれには批判的人種理論が関連している。

以前にも述べた通り、批判的人種理論とは、人々は生まれた時から人種によって階級が決まっているというもので、白人がその底辺にある。白人に生まれた人間は生まれた時から人種差別者としての罪を背負っており、一生その罪の償いをしながら生きなければならないという理論だ。特に一番虐げられる存在は白人で性違和もない健全な異性愛男子、トランス活動家のいうところの「白人シスヘテロ男子」だ。しかし彼らが唯一マイノリティーとしての特権を得る方法がある。それがトランスジェンダーだ。健全な白人男子が自分はトランスジェンダー女子だといい張れば、一気に階級を駆け上り、最上階に着くことが出来るのだ。トランスジェンダーを名乗りだす子供たちの多くが中流の白人家庭出身なのは偶然ではない。

ところが不思議なことに、色々な性指向のなかで、トランスジェンダーを名乗る人たちの幸せ度は他の誰よりも低い。なんとトランスジェンダー若者の40%が自殺未遂をしたことがあるというのだ。そしてトランスを後悔して脱トランスをめざそうとすると、LGBTQ界隈は手を平を返したように彼らを責め立てる。

学校におけるトランス許容プログラムとは、男子生徒を女子トイレや更衣室に入れることを意味する。そしてこのようなことが起きているのを多くの親たちはまるで知らされていない。

ところでトランスジェンダーリズムは非常に儲かるビジネスでもある。英国のトランスジェンダー市民団体Allsorts Youth Projectsの収入は去年だけで50万9千ポンド。そのうちの28万7千ポンドは政府支援、つまり税金が使われているのだ。トランスジェンダー団体のマーメイドの収入は1.85百万ポンド。プラウドトラストは21万8千ポンドの支援を受け取っている。

何故これらの団体はこうも子供たちを性的に洗脳するのであろうか。このドキュメンタリーでは、左翼には、子供たちを核家族というユニットから引き離すことによって、親たちからの影響下から奪い取ろうという動機があるのだという。子供たちを複雑な性的知識で手懐け、左翼活動家の思い通りの歩兵を作ることが目的なのだ。

しかし私は英米のCRTやTRAは成功しないと思う。なぜなら一足先にトランスジェンダリズムに染まった英国では、最近多くの訴訟などによって、ストーンウォールという多大なる力を持つLGBT団体から政府機関や企業が距離を置こうとしている傾向がある。また、子供のトランスジェンダー「治療」専門のTarvistock診療所が門戸を閉じるなど、だんだんと人々の目が覚めつつあるように思えるからだ。

アメリカでも多々の州で、子供のトランス治療を禁止するところが出ており、また学校内のカリキュラムについても親たちが積極にPTA会合などに参加し、行き過ぎたLGBTQ教育に抗議する傾向がみられるからだ。

これまでTRAやCRTが比較的抵抗なしに成功してきた理由は、一般市民がそのことに気付かないうちに内々にやられてきたことだ。しかし、こうしたドキュメンタリーや、マット・ウォルシの「女性とはなんぞや」という映画などで、一般人がトランスジェンダリズムやCRTに気付き始めている。

彼らの独裁は絶対に許してはならない、我々はいま文化戦争の真っただ中にいるのだ。


1 response to いかにして学校は子供を性的に手懐けているか?トランスジェンダーリズムと批判的人種理論との密接なかかわり

苺畑カカシ2 years ago

マーメイドの役員にペドフィリアが居たことが発覚。役員は辞任したが、マーメイド側は知らなかったで押し通す気らしい。https://archive.ph/tBdqb

最近マーメイドは医療資格のないスタッフにトランス治療のアドバイスをさせたり、親に内緒で少女たちに胸を押さえつけるバインダーを配っていたことが発覚して、慈善事業資格の見直しが去れている最中。

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