このブログを始めた当初は、結構自分の仕事のこととか、出張先の出来事とか書いていたのだが、最近はあまり日常生活の話をしてこなかったので、まあ自分としては一大事なので話しておこうと思う。多分暫くブログエントリーが滞ると思うし。

実は生まれつきあった心臓の奇形が原因で、今度心臓手術をすることになった。いずれはこんな日がくるかもとは思っていたが、タイミング的にあまりいい時期とはいえない。もっとも病気をするのにいい時期なんてあるわけないのだが。

実は父も心臓が悪く色々な手術をしている。私の奇形も生まれつきだから、遺伝なんだろうなと思う。はじめは開胸手術は必要ないと言われていたのだが、色々検査を重ねるうちに、やはり開胸手術が必要だということになった。

手術は来週で、その後三日から五日の入院後、自宅療養にかかる日数は8週間とのこと。私はいちおうフルタイムで仕事をしているので、そんな長い休暇は取れない。仕方ないので最初の四週間は有給、後は身体が許す限り在宅勤務ということになった。もし在宅でも仕事ができないとなると、障害者保険が下りるらしい。

自分の身体のことは私はあまり心配していない。問題なのは残される家族である。うちには私以外にも介護の必要な病人がいる。私が入院中誰が彼の面倒を診るのかが問題。

幸運なことに私は今まで至って健康で、毎年やってる健康診断でも特に問題はなかった。それでアメリカに来て40年以上も経つのに、一度も入院したことがない。日本の妹から両親の入院で色々苦労した話を聞いていたので、付き添いしてくれる家族が居ない私としてはどうしたものかと思案していた。

しかしこちらではかなりの大手術でも家族の付き添いは求められない。ただ送り迎えに誰かが来てくれればそれでいいのだ。ただし、迎えに来る人はタクシーなどでは駄目で、自宅までちゃんとついて行ってくれる家族または知人でなければならない。

何時も思うのだが、家族と一緒に住んでない人や頼れる知人が居ない人はいったいこういう時どうしているのだろう?

入院に当たって寝巻だの下着だのが必要なのだろうかと思ったが、そういうものはすべて病院が用意するとのこと。歯磨きや歯ブラシも使い捨てのものを用意してくれるとかで、私は身ひとつで行けばいいのだそうだ。

コロナ禍のご時世なので、見舞は一度に一人だけという制限があるが、短期の入院であるから見舞いなど期待していない。最初の1~2日は口もきけないらしいから、人が来ても意味がないし。

手術費と入院費は一応前払いしてあるが、アメリカの医療というのは非常に複雑で、後から後から専門医から別々の請求書が来るのが普通。なので今の段階では全部でどのくらいかかるのかちょっと解らない。詳しいことが解ったら、アメリカで手術・入院するということがどんなものかという体験談でも書こうと思う。

今日は手術前の特別な洗剤でシャワーを浴び、明日の朝もシャワーを浴びて炎症を防ぐ。手術は午前7時からだが病院へは5時半までに来いといわれている。

では皆さん、今日はこれで。

Wish me luck.


2 responses to 心臓の開胸手術をすることになりました

よもぎねこ2 years ago

 大変ですね。
 手術が成功しますように。
 しかし心臓の手術で入院が3~5日って凄いですね。 3~5日では手術の傷口も全然塞がっておらず抜糸もできないでしょう?
 日本だと8週間入院になるかも?
 そういう状況だとご自宅での介護も必要でしょうし、勿論家事どころではないでしょうから、本当に大変ですね。
 何もできなくて申し訳ないのですが、ご快癒をお祈りします。

 

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    苺畑カカシ2 years ago

    よもぎねこさん、ご心配をおかけしました。昨晩7日間の入院を終えて帰宅しました。私も最初開胸手術なのに3日から5日なんてありえないだろう思ってました。

    案の定、私の場合集中治療室に二日半も居りまして、隔離病棟に移されてからも四日間でした。抜糸は来週お医者さんに行ってやってもらう予定です。

    完全回復までには8週間はかかるとのことで、帰宅はしたものの、家の中を自由に歩き回れる体力はまだないです。そのうちに入院体験もエントリーにするつもりですが、今は体力をつけることに専念します。

    お祈り頂いてとてもありがたいです。

    カカシ

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