今回の選挙に先駆けて、女性スペースを守る会が各党にむけてそれぞれの党がトランスジェンダリズムについてどのような見解を持っているかといアンケート調査を行った。それに対して社民党の村田しゅんいち候補らが送った回答が社民党の主旨にそぐわないものだとして大椿裕子らトランス活動家達が抗議文をツイッターで発表していたのでそれについてお話したい。

女性スペースは当初村田氏からの回答に関して、それが党の正式見解であるかという再確認をしており、それで間違いないという返答をもらったにもかかわらず、大椿氏らによる抗議文が発表された途端に、女性スペースへの正式な訂正文を出さないまま党のウエッブサイトにこのような説明を発表した。

選挙にあたり、さまざまなアンケートが届きます。党の基本政策をふまえ、職員やスタッフが対応することも少なくありません。質問された背景の事象に精通しないまま回答した内容が、適切でないものがありました。社民党内部での確認・調整不足との指摘は謹んで受けとめます。

 社民党はLGBTQ差別をはじめ、あらゆる差別に反対します。

よって女性スペースは「ここに、社民党が、女性ら選挙民に対し極めて不誠実な姿勢であることを指摘させていただき、結語とします。」と結論付けている。では先ずその質問の内容と元の回答から。他の党の回答は女性スペースのウエッブサイトをご参照のこと。

質1:「性自認」が女性であり身体が男性である人が、公衆の女性トイレに入ることについてどう思いますか?

ア 良い イ 良くない ウ わからない エ その他

社会民主党:イ・良くない

質2:「性自認」がじょせいであり身体が男性である人が、公衆浴場や温泉の女性風呂に入ることについてどう思いますか?

ア 良い  イ 良くない  ウ わからない エ その他

社会民主党:イ・良くない

質3:以上のような「性自認」の概念の法令導入と、女性スペースの問題について議論すべきだと思いますか?

ア 議論すべき  イ 議論しなくてよい  ウ 議論すべきでない  エ わからない  オ その他

社会民主党:ア・議論すべき

質4:「性自認」概念の法令導入が先行していたイギリスのボリス・ジョンソン首相が2022年4月6日、下記のとおり舵を切る発言をしたことは、貴党として把握していますか。

社会民主党:イ・知らなかった

質5:このボリス・ジョンソン首相の発言についてのお考えを、お教えください。また、「性自認」の法令導入について、現段階で、改めてお考えがあれば、お教えください。

社会民主党:率直な発言だと思います。まず、「性自認」の概念を議論することが必要だと考えます。共生社会を実現するために、ジェンダー平等は大切な課題です。

これらの質問やその回答は非常に常識的なもので、何に問題があるのか私には全く分からないのだが、大椿裕子並びに社民党内のトランスジェンダー活動家(TRA)達には気に入らなかったようだ。抗議文前の説明からして非常に攻撃的である。(以下強調はすべてカカシ)

トランスジェンダー女性がシスジェンダー女性に対する脅威であるかのように印象操作しトランスフォビアを煽る団体による質問に対し社民党が不適切な回答をした件に関し、社民党全国連合及び福島党首・大椿副党首に宛てて添付の通り抗議文を送付しました。

大椿らにしたら、そもそも「トランスフォビアを煽る団体」からのアンケート調査になど応じるべきではなかったということらしい。だが万が一答えるにしても、党内のTRAにお伺いを立ててからにすべきだったと言ってることから、彼らの権力が党内でかなりなものであることを示唆している。抗議文の中でも女性スペースへの敵意はあからさまである。

事実誤認に基づいた苛烈なトランスジェンダー差別に下記の通り加担し,同時に党の社会的信用を著しく毀損せしめた(特に村田しゅんいち候補に関しては,支持者にセクシュアルマイノリティ当事者やアライが多かったために,本件によって失った支持層の大きさは計り知れない.)ことに関してトランスジェンダー当事者である一党員として抗議し,原因究明と再発防止並びに党としての誠実な謝罪及び見解の公表を求める.  

女性スペースの質問は常々我々女性達が危惧していることに関して各党の考えを明記してほしいと言っているだけなのだが、大椿らに言わせると「質問の設定は恣意的かつ誘導的であり(略)トランスジェンダーに対する悪意が明確であること.性自認という一個人の同一性に関わる重要な概念を括弧で括ることによって,議論の余地があるかのように見せている」とある。大椿こそ「性自認」と言う概念がすでに確固たる概念として社会的同意が得られているかのような誘導的な発言をし「議論の余地はない」と断言している。TRAのやり方は常にこのように、自分らの考えがすでに王道であり常識であるかのように言い、議論すること自体が差別なのだと言い張ることだ。

それでは大椿らは女性スペースの質問にどう答えるべきだと考えているのか、

問1及び問4 ①については,身体の性別という,必ずしも絶対視し得るものではない概念を所与のものとして議論を展開していること.出生の際に割り当てられる性別はほとんどの場合において外性器の形状にのみ依拠しているものであるが,これは身体の性別という漠然とした概念を定義するのに足るものではないこと.如何なる身体が女性であるとみなされるかは,しばしば「健常な」白人身体を前提としてきたことを見落とすべきではない.その結果,トランスジェンダーを排除しようとして導入されようとする,あるいは既に導入されている規制はトランスジェンダー女性だけでなく,規範的でない身体を持つ女性に対しても加害的なものとなっている.すなわち,規範的でない身体を持つ女性は,トランスジェンダーではないだろうかという疑いをかけられ,そうでないことを証明するために屈辱的なプロセスを受けることを強要されうる。

トランスジェンダーの話をしているのに「規範的でない体を持つ女性」を持ち出してくるのも彼らの常套手段。男女の区別は「外性器の形状」のみで99.9%正確に判別できる。また彼らの言う「規範的でない身体」いわゆるインターセックスと言われるひとたちの身体も、最近の医学の発達により外見でそれと判別できる。インターセックスは生殖機能の発育段階が正常人と違うというだけで、男女の区別をつけることは可能であり彼らは戸籍もそれに合った性で生きている。トランスジェンダーの話のなかに彼らを巻きこむのは当事者達に対して非常に失礼で愚劣なやり方だ。

また女性の体が健康な白人女性を基本にしているなどというのはナンセンスだ。あたかも男性器のついている日本女性が居るかのような言い方である。それに男女の区別は性器の外見のみならず染色体でXXとXYの違いであることは白人だろうと黒人だろうと東洋人だろうと全く違わない。よしんば男っぽく見える女性が男性と間違われるようなことがあったとしても、身分証明書を見せれば済むことであり「屈辱的なプロセス」など伴わない。

では大椿らは女子スポーツにトランスジェンダーが参加することについてはどう考えているのか、

トランスジェンダー女性はテストステロン値が高い,あるいは高かったのであるからシスジェンダー女性と比較して身体的に優位であるとおいう主張がある.しかし,所謂男性器の有無というのはテストステロン値の高低と直接的な因果関係で結ばれていない.これは女性ホルモンの投与を継続的に行なっている場合,男性ホルモンを産生する器官が衰弱することによる.また,シスジェンダー女性においてもテストステロンは体内で生産されており,その量は個人によって異なる。

そもそもスポーツは一般的に「恵まれた」体格を持った個人が優れた成績を収めることを是とするものであるから,トランスジェンダー女性が不当に優位な立場にあり,したがってその権利を制約すべきであるとの主張は単なるトランスジェンダー嫌悪である。

ここまで非科学的なことをよくもまあ臆面もなく言えたものである。男性体が男性体たるのはひとえにテスタストロンの数値が女性の数倍であることから起きるのだ。二次性徴期にこのテスタストロンによって男性は骨格も、筋力も、内臓の大きさや活力まですべて影響を受けるのである。中学校の夏休みが終わったら身長150センチだったおおチビちゃん男子が180㎝のノッポになって帰ってくるなんてことは誰もが目撃したことのある事実である。個人差があるとはいえ、男子のテスタストロン生産値は女性のそれとは比較にならない。

スポーツにおける男子の優位性は、女子の個人の能力差程度で埋められるようなものではない。だからこそスポーツは男女で分けて来たのではないか。そしてそれに文句を言う人など誰も居なかったのだ。TRAなんておかしな思想が出てくるまでは。

大椿はまたトランスジェンダーと性犯罪についても、トランスジェンダーが女性と見なされる限り、女性への性犯罪被害を受ける可能性もあり、またトランスであることで暴力を振るわれる可能性もあるので、実際には女性よりトランス女性の方が性被害者になる可能性が高いという。またトランスをするのは身体的にも精神的にも大きな負担のかかるものであるから、わざわざ女子スポーツに参加するためとか、性犯罪をするためにトランスしようなどという人間はいないと断言している。

これらの屁理屈はイギリスやアメリカでトランス女性許容トイレや更衣室を作っても性犯罪なんて増えないと言い張ってたトランス活動家たちの言い分とまるで同じだ。

先ずトランスジェンダー「女性」がトランスだというだけで性被害を受けたり暴行を受ける率が高いというデータはない。よしんばそれが本当だったとしても、だから女子施設に入っていいという理屈にはならない。もしトランスジェンダーがそんな危険にさらされているというなら多目的トイレやオールジェンダートイレの増設を奨励すればいいではないかと思うが、それについても大椿らは、

多目的トイレは第一に数と設置場所が限られており,また第二にそれを使用することがアウティングとなり得ることを踏まえれば,この「提案」は全くもって現実的ではない。

女性にすべての犠牲を強いて、自分らは一歩も譲らないという態度がはっきりわかる。

大椿は多くの女性達が心配しているトランスなりすまし痴漢についても全く言及していない。そして諸外国ですでにトランスと公式に認められている男子たちが女子スポーツに参加して女子たちから勝利を奪い取っている事実や、女子施設で性犯罪を犯している事実も完全に無視している。

トランスジェンダリズムが未知のもので、その政策が社会に及ぼす影響が全く知られていないというのならまだしも、諸外国ですでに試してあちこちで大問題が生じているというのに、今更こんなお惚け論文をよくもいけしゃあしゃあと書けるものだ。

社民党が自分らのウエッブサイトで、女性スペースへの回答をしたことを謝罪していることから考えて、社民党内部におけるTRAの権力はかなりなものと思われる。

有権者の皆さまはそのことをしっかり踏まえたうえで投票におもむかれたし。

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以下抗議文全文

大椿ゆうこ著

トランスジェンダー女性がシスジェンダー女性に対する脅威であるかのように印象操作しトランスフォビアを煽る団体による質問に対し社民党が不適切な回答をした件に関し、社民党全国連合及び福島党首・大椿副党首に宛てて添付の通り抗議文を送付しました。 以下、スレッドでも文面を投稿します。

抗議文  2022年6月29日 社会民主党全国連合 御中 福島瑞穂 党首 大椿裕子 副党首 先般トランスジェンダー差別を主たる目的とする団体(同会)による質問に対して,当該質問を受けた党全国連合が従来の合意された見解と異なる回答をし,以て現在社会に広範に存在している。

事実誤認に基づいた苛烈なトランスジェンダー差別に下記の通り加担し,同時に党の社会的信用を著しく毀損せしめた(特に村田しゅんいち候補に関しては,支持者にセクシュアルマイノリティ当事者やアライが多かったために,本件によって失った支持層の大きさは計り知れない.)ことに関してトランスジェンダー当事者である一党員として抗議し,原因究明と再発防止並びに党としての誠実な謝罪及び見解の公表を求める.  

1.  同会の主張は極めてトランスジェンダー嫌悪的であることが広く知られており,また質問の設定は恣意的かつ誘導的であることから回答するのであれば最大限の注意が必要であったこと.

2. 第一に,問1については,質問の様式からトランスジェンダーに対する悪意が明確であること.性自認という一個人の同一性に関わる重要な概念を括弧で括ることによって,議論の余地があるかのように見せていること.

3.第二に,問1及び問4 ①については,身体の性別という,必ずしも絶対視し得るものではない概念を所与のものとして議論を展開していること.出生の際に割り当てられる性別はほとんどの場合において外性器の形状にのみ依拠しているものであるが,これは身体の性別という漠然とした概念を定義するのに足るものではないこと.如何なる身体が女性であるとみなされるかは,しばしば「健常な」白人身体を前提としてきたことを見落とすべきではない.その結果,トランスジェンダーを排除しようとして導入されようとする,あるいは既に導入されている規制はトランスジェンダー女性だけでなく,規範的でない身体を持つ女性に対しても加害的なものとなっている.すなわち,規範的でない身体を持つ女性は,トランスジェンダーではないだろうかという疑いをかけられ,そうでないことを証明するために屈辱的なプロセスを受けることを強要されうる。

同時に,これはしばしばトランスジェンダーに対する差別の文脈において提示される議論であるが,トランスジェンダー女性はテストステロン値が高い,あるいは高かったのであるからシスジェンダー女性と比較して身体的に優位であるとおいう主張がある.しかし,所謂男性器の有無というのはテストステロン値の高低と直接的な因果関係で結ばれていない.これは女性ホルモンの投与を継続的に行なっている場合,男性ホルモンを産生する器官が衰弱することによる.また,シスジェンダー女性においてもテストステロンは体内で生産されており,その量は個人によって異なる。

そもそもスポーツは一般的に「恵まれた」体格を持った個人が優れた成績を収めることを是とするものであるから,トランスジェンダー女性が不当に優位な立場にあり,したがってその権利を制約すべきであるとの主張は単なるトランスジェンダー嫌悪である。

また,トランスジェンダー女性がしばしば犯罪等の被害者となっていることも軽視できない.女性に対する性犯罪や性暴力が起きる時,加害者は当然,標的とする人物から採血し染色体検査を行ってその人物が女性であるか判断するわけではないのであるから,社会的に女性と認識されるのであればシスジェンダー・トランスジェンダー(ノンバイナリーも含む.)問わず女性に対する暴力の被害者となりうることは当然である.同時に,トランスジェンダーであることによるトランスジェンダー嫌悪の暴力にも晒されうるのであるから,ほとんどのトランスジェンダー女性は加害者である以上に被害者であると言って差し支えない.この事実を無視して,トランスジェンダー女性の中に一人でも犯罪者がいればトランスジェンダーの人口全体を犯罪者あるいは犯罪者予備軍として扱って良いのだとする言明は,単なる差別主義の発露であり賛同して良いものではない。

4.  トランスジェンダーにとっての,性別移行をするという極めて精神的・肉体的に負担の大きく,深刻な経験であり,したがって性犯罪を犯すために,あるいは女性スポーツに出場するために,シスジェンダー男性がトランスジェンダーになりすます蓋然性は著しく低いことを無視していること.。

特に移行の初期において,トランスジェンダーはしばしば好奇の目に晒され,あるいは拒絶される.この経験は極めて屈辱的であり,当事者に精神疾患を発症せしめ得るものですらある.自身が社会的に女性と認められていないという現実を突きつけられており、テストステロン値の高低と直接的な因果関係で結ばれていない.これは女性ホルモンの投与を継続的に行なっている場合,男性ホルモンを産生する器官が衰弱することによる.また,シスジェンダー女性においてもテストステロンは体内で生産されており,その量は個人によって異なる。

また社会に苛烈なトランスジェンダー差別があることを知っていて,トラブルに巻き込まれようものならまず主張を聞き入れられることはないという現実の状況をトランスジェンダー女性はよく知っている.蓋し,移行初期のトランスジェンダー女性が積極的に女性トイレを利用することは考えにくいし外性器の切除を受けていない状態で公衆浴場を利用することに関しても同様である。但し,トランスジェンダー女性の女性トイレの利用に関しては,現状存在していないものを認めるかどうかではなく,問題なく存在している人々を排除するべきかという論点であるから,さらに繊細な議論が要求される.

社会的に十分移行が進み,専ら性自認にしたがって生活を送っているトランスジェンダー女性にとって,男性トイレを使用することは単に現実的でないだけではなく,3で述べた通り性犯罪のリスクにも直結するものである.排泄の権利は全ての人に等しく認められることを鑑みればトランスジェンダー女性が自らと社会との関係性において適切なトイレを選択して使用する権利は,規制されるべきものではない.ここでしばしばトランスジェンダー排除のために活動する勢力はトランスジェンダー女性は常に(現在呼称が定まっていないが)多目的トイレを使用すべきだと主張することがある.しかし,多目的トイレは第一に数と設置場所が限られており,また第二にそれを使用することがアウティングとなり得ることを踏まえれば,この「提案」は全くもって現実的ではない。

5.  同会の質問でイギリスのボリス・ジョンソン首相による発言が引用されているが,イギリスの現政権はエリザベス・トラス外務大臣を筆頭にトランスジェンダーに対して差別的であると悪名高いこと.  

以上


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