今日見つけたアメリカのピューリサーチセンターによるアメリカ人のジェンダー見識に関する世論調査結果をご紹介しよう。

結論からいって、ほとんどの人はトランスジェンダーの人たちを差別してはいけないと考えてはいるものの、性転換医療を支持する人はそれほど多くなく、多くの人が急な速さで行われるトランス政策に関しても懸念を抱いていることが解った。

トランスジェンダー差別については、10人に8人までがトランスジェンダー差別はあると回答し、過半数が職場や住宅や公共施設の使用などにおいてトランスを守る法律は必要であると答えた。しかし同時に60%の回答者がジェンダーは生まれ持った性別によって定められるとし、2021年の56%、2017年の54%から増加している。

トランスジェンダーの受け入れについては意見が分かれており、38%が社会は受け入れすぎと答え、36%が十分に受け入れられていない、約1/4の人がちょうどいい加減だと答えている。トランスへの差別は存在すると答えた人のなかでも、過半数の54%がトランスの受け入れは行き過ぎかちょうどいい加減だと感じている。

ジェンダーがもって生まれた性では決まらないと答えた人は、トランスジェンダーが十分に社会で受け入れられていないと答える傾向にあるが、ジェンダーは生まれつき変わらないと考えている人たちの中にもトランス差別を是正する法律を支持する人は結構居る。そして約1/4がオンラインでのプロファイルに女子/男子以外の性別を加える選択肢を支持している。

性自認に関しては、若い人ほど許容する傾向があるが、政党支持者で分けると共和党よりも民主党が圧倒的に性自認概念を受け入れていることが解る。

性自認が生まれた性と異なる場合がある

  • 18歳から29歳:50%
  • 30歳から49歳:40%
  • 50代以降:31%
  • 民主党支持者:61%
  • 共和党支持者:13%

また、トランスジェンダーを社会が十分に認めているかどうかという質問に関しても十分でないと答えるのは圧倒的に民主党の方で(59%対10%)、行き過ぎていると答えた共和党支持者は66%だった。

トランスジェンダーに関するさまざまな政策の回答は次の通り。

スポーツは生まれつきの性に合った方に参加すべき

  • 賛成、58% (民主37%、共和85%)
  • 反対17%、
  • わからない24%

18歳未満の性転換医療提供は違法にすべき

  • 賛成、46%
  • 反対、31%

小学校におけるジェンダー教育は違法にすべき

  • 賛成、41%
  • 反対、38%

子供を性転換させる親は児童虐待で捜査されるべき

  • 賛成、37%
  • 反対、36%

無論これらの回答はどちらの政党を支持するかで極端な違いが生じる。下記は共和党支持者と民主党支持者の回答のちがい。赤が共和、青が民主。

自分の身体にあった方のトイレに入るべきだと答えた人が全体でたったの41%というのは驚きだが、共和党支持者でも賛成票がたったの67%というのはもっと驚く。やはりトランスジェンダー女性というのがどんな人たちのことを指すのか理解していない人が多いのかもしれない。

笑っちゃったのは、ジェンダーは生まれ付の性別で定められると答えた人も、そうでないと答えた人も、それを決める根拠となった大きな要素は科学であると答えた人が44%もいたということだ。どちらも科学的に正しいわけはないので、どちらかがおかしな科学を信じているということになる。

この調査で一番注目すべきなのは、ジェンダーは生まれつきの性で決まると思っている人の数が2017年の時よりも16%も増えたということだ。アメリカではトランスジェンダーに関する洗脳が物凄い勢いで行われているにも関わらず、ジェンダーとセックスは同じだと考える人の数が減らずに増えたということは非常に興味深い。

私はアメリカにおけるトランスジェンダリズムは今がピークだと考えている。左翼は常にやりすぎるのだ。多くのアメリカ人は非常に寛容だ。人が誰を好きになろうと、どんな服を着ようと、勝手にやって頂戴と思ってる。自分が女だと言い張る人がそういう生き方をしたいならそれもいい。ただ我々の生活に危険や迷惑を及ぼすようなことさえなければ構わないと思っている。しかし最近のトランスジェンダー活動家(TRA)たちの活動は目に余るものがある。

女性が女子空間で安全に過ごしたいと言うと暴力で脅迫したり、大の男が少女たちに交じってスポーツに参加したりして女子たちから栄光を奪っている姿を多くの人たちが目の当たりにするようになった。

TRAたちの強みは、人々が気が付かないうちにこっそりと色々な政策を通してしまうこと、企業や学校などでトランス洗脳を静かに行うことにあった。しかし彼らの行動が激しくなりあからさまになるにつけ、多くのアメリカ人たちが「ちょっと待ってよ、そんなこと聞いてない」となってきたのではないかと思う。

特に学校でドラアグクィーンの破廉恥なショーが子供たちにみせられたり、ハイヒールを履いた女装男がバイデン陣営の役人に何人も選ばれたりするのを見ていると、もしこれがLGBTQ+を受け入れるということになるなら御免被りたいと思う人が増えるだろう。

TRAがアメリカよりもずっと先に力を得たイギリスでは、今まさに保守派政治家たちによって、その振り子が反対に振り始められている。アメリカも今しばらくの辛抱なのかもしれない。


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