私は何度も何度も子供の性転換治療は幼児虐待だと言って来た。年端も行かない子供に自分の性自認などはっきり解るはずがない。特に思春期んの子どもの心は揺れ動く。そんな時期に不可逆的で危険なホルモン治療や、ましてや乳房除去などという恐ろしい手術などしていいはずがない。そんなことを許す(時として奨励する)両親や医師たちの責任は重い。

この話はちょっとツイッターで紹介するだけで済まそうと思っていたのだが非常に反響が多かったので、こちらでも書き留めておこうと思う。最近早期のトランス治療を後悔して元の性に戻る、いわゆるディトランスをする若者が増えているという。

例えば、クロエ(Chloe)という少女は、12才の時自分はトランスだと断定し、13歳で両親にカムアウト。すぐブロッカーと男性ホルモン接種。15才で乳房除去。その後一年未満ですべてが過ちであり自分はやっぱり女の子だったと気づく。すべてが16才になる前に起きた。

これはシステムの失陥です。私は文字通り臓器を失ったのです。私は黙っていることはできません。これについて私は何かをしなければならない、そして私の話を警告として広めたいのです。

Chloe Cole transition
At 12 years old, Chloe Cole decided she was transgender. At 13, she was put on puberty blockers and prescribed testosterone. At 15, she underwent a double mastectomy. Less than a year later, she realized she’d made a mistake.

思春期前後の女子たちを襲うこのROGDという現象については以前から私も紹介してきた

最近聞くようになった言葉に Rapid Onset Gender Dysphoria (ROGD)というのがある。突然急速に起きる性同一性障害という意味で、子供の頃はごくごく普通の子だったのに思春期を過ぎるあたりから突然自分の性に違和感を持ち始める症状のことをいう。多感な女の子の間で多い現象だ。

ROGDの名づけの親はリサ・リットマン女史という元ブラウン大学の教授。女史によれば、多くの女子たちは周りからの同調圧力によって非常な影響を受けているという。この記事が紹介する二人目の若い女性の話はまさにその同調圧力が原因。

ヘレナは現在23才だが、14才の時ネットのTumblrに嵌ってしまい、シスであること異性愛者であること白人女子であることがすべて悪いことであるかのような洗脳をうけ、性転換をしなければいけないという圧力を感じたという。

この記事を読んでいて思ったのだが、先日も娘が2歳の時にカムアウトしたと言い張る母親の話を紹介した時も、幼少期のトランスジェンダーは家が比較的裕福な白人家庭が多いという話をした。なぜトランスキッズは裕福な白人家庭を選んで生まれてくるのか、これは今アメリカで蔓延している批判的人種理論(CRT)と密接なつながりがあると考えられる。

昨今アメリカでは被差別者であればあるほど特権階級であるとされる風潮がある。評論家のデイブ・ルーベンが以前に「犠牲者オリンピック」と呼んでいた現象で、差別されてるとされる度合いが高ければ高いほど特別扱いされるのがCRTの思想である。そしてこの犠牲者オリンピックで一番下にくるのが白人シス男性、その次が白人シス女性、ということになる。最近は性指向が異性でも同性でも区別はなく、自分の身体と性自認が一致している人たちは皆「シス」と呼ばれて蔑まれる。

白人に生まれたというだけで、世の中のすべての罪を背負い、一生その罪の償いをしながら他のマイノリティーにひれ伏さなければならないのだと教え込まれたら、一体若い子たちはどんな気持ちになるだろう。そしてその屈辱的な階級から抜け出す方法があると言われたら、どうだろうか?

トランスだとカムアウトすればいい、そしてホルモン治療し整形手術して異性になってしまえば、白人シスとして生まれた罪の償いが出来るのだと説得されたら、その圧力に負けてしまう子が出てくるのは当然だ。しかも性に悩む子の多くが発達障害やうつ病といった他の精神疾患を持っているとなればなおさらである。

こうした話を読んでいると、何故アメリカの左翼連中がCRTやLGBTQ+概念を幼い子供たちに教え込もうとしているのかが理解できる。子供に判断力はない。子供は大人の庇護のもとに成長する。左翼過激派は子供たちを自分らの都合のよい歩兵に使おうとしているのだ。そして彼らを性的に目覚めさせることにより、ペドフィリア達にとって都合のいい奴隷にしようと考えている。なんという屈曲した思想だろうか。

これまで民主党支持の人たちでも、まさか民主党がここまで変態的な政策を取っているとは信じられないだろうし、そんな政策を支持するとは思えない。もしアメリカ市民が本当のことを知ったら、民主党の支持率など激減するだろう。だからこそ、左翼過激派は本当のことを隠すのである。

だが、アメリカは次の世代の子供たちを、こんな恐ろしいカルトに奪われるのを黙って見ていてはいけない。幼稚園や学校でLGBTQ+やCRT教育がされるのを放っておいてはいけない。子供たちを守るのは我々大人の責任なのだから。

関連記事:思春期前後の「性転換治療」は幼児虐待だ! – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)


4 responses to 増える若年層のトランス後悔者

苺畑カカシ2 years ago

https://twitter.com/sorenaldaco/status/1539404813997309954
乳房除去手術大失敗体験談

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トランスジェンダリズムの害について米国下院議会で証言した勇気ある女性たち – Scarecrow in the Strawberry Field8 months ago

[…] 次の証言はすでに拙ブログでも何度か取り扱った脱トランス女性のクロエ・コールだ。彼女の証言の内容は全文をBlahさんがツイッターで掲載してくれているのでご参照のこと。 […]

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