一月は私の毎年恒例健康診断の月だった。いつも行く度に思うのだがアメリカの健康診断て本当にめんどくさい。そんな話をツイッターでしていたら、日本とはまるでシステムが違うようなので、アメリカで健康診断を受けたことのない読者諸氏のために、ちょっと私の体験からお話しよう。

アメリカの医療システムでは健康保険の関係で先ずプライマリーケアーという主治医を選ぶ。心臓が悪いと思っていたとしても、先ずはその主治医のところで診てもらい、そこから専門医を紹介してもらうという形になる。主治医の紹介なしで行かれるのは歯医者や眼医者くらいだろう。

健康診断をするにあたり、主治医の医院に行く前に血液検査を受ける必要がある。以前は私の主治医の医院では、看護師が血液を採ってくれたが、最近は人手不足なのか血液検査専門のラボに健康診断の一週間前に行って検査を済ませておいてくれと言わるようになった。

健康診断の日になると、女性の場合は子宮癌の検査などは主治医がやってくれるが、毎年必要な乳がんの検査や閉経後の女性なら骨の密度の検査などは処方箋をもらって別の検査場に行かなければならない。もし血液検査の結果、他の検査も必要だと思われたら、今度はそっちの専門医の方へ行き、そこで診てもらってから、そこから紹介された検査専門のラボに行く。

これらの検査場は同じ病院内にあるとは限らないので、それぞれ別々に予約を取って違う場所へいちいち行かなければならない。

私の行くラボは大きな病院の一部なので、血液検査もマモグラムも他の検査も同じ場所で受けることはできるが、それぞれ経営が別なので、すべて同じ日にすることはできない。結局それぞれの予約を別々に取る必要があるため、同じビルの中にあっても何度も日を変えて足を運ばなければならない。

仕事をしている人は、検査の度に会社を早退したり遅刻したりしなければならず、忙しい人だとなかなか検査に行かれずに、後回しにしているうちに一年が経って次の健康診断の時期が来てしまうということも良くある話だ。

私は行かなければならない検査があと三つもある。一つは予約が取れたが、後の二つはまだ保留状態。以前のように出張があるわけではないし、テレワークのおかげでそれほど時間を割かなくて済むようになったが、それでもこのシステムなんとかならないものかな。

日本では会社がスポンサーになって従業員に一日で全部の検査をしてくれると聞いて驚いている。日本て本当に医療は充実しているなあ。

あ、もうひとつ。病院内の薬局で自動的に薬をもらえるわけではないので、医者に自分の家の最寄の薬局を指定して処方箋を送ってもらい、後で自分で取りに行く。なにもかもが細分化しているのがアメリカだ。


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