読者諸氏は驚かれるかもしれないが、これだけトランスジェンダー活動家(TRA)の活動が目立つ欧米でも、TRAの真実を知らない人が大勢いる。いや、多分、TRAがどんな人たちのなのか、どんな目的でどんな活動を行っており、それが人々の生活にどのように悪影響を与えているかなどということは、知らない人がほとんどだろう。

しかし彼らの狂気が少しづつ人々に伝わるようになってきた。それは女子スポーツにおける女装男子の活躍や、義務教育における異常なLGBT教育などで、一般市民にもその影響が少しづつ見え始めて来たからだ。そして最近とみに目立つハリーポッターシリーズの著者J.K.ローリング女史への執拗で悪質な嫌がらせや弾圧に関しても、世界中のファンが、いったい女史はどんな酷いことを言ったのだろうと自分なりに興味を示すようになったことも歓迎すべき傾向だ。

日本語でローリング女史を批判する記事を読んだのだが、もしあなたがトランスジェンダリズムのことを全く知らずに、女史の著書や映画をこよなく愛したファンであれば、この記事の矛盾に頭をかしげたに違いない。こちらはフロントロウのJ.K.ローリングが再び炎上「トランスフォビア的な発言」をしてハリポタファンやセレブから批判の声という記事。(強調はカカシ)

これまでに何度かトランスフォビア*的な発言をして炎上したことがある作家のJ.K.ローリング氏が、またしてもツイッターにトランスフォビアととれる発言をして波紋を呼んでいる。(*トランスジェンダー/トランセクシュアルに対するネガティブな感情・思想・行動。)

ローリング氏は、スコットランド警察がレイプ事件の被疑者が法的に性転換をしていなくても、本人が女性であると主張する場合はそれを認めると発表したことを伝える英The Timesの記事に、「戦争は平和である。自由は屈従である。無知は力である。あなたをレイプしたペニスのある人間は女性である」というコメントを添えて自身のツイッターでシェア。ジョージ・オーウェル氏の著書『1984年』の一節を用いてこのニュースを皮肉り、自身が以前から唱えていて、『ハリー・ポッター』の主演俳優からも反発を受けている“トランスジェンダー女性は女性ではない”という主張を繰り返した。

一般の読者がこれを読んだ時、いったいローリング女史の言ったことの何が悪いのかと不思議に思うだろう。女性を強姦した男が女として扱われるってどういうことだ?これは男性の犯罪が女性の犯罪として記録されるということ以外に、もっと恐ろしい事実がある。

フロントロウの記事には書かれていないが、別の記事によれば、スコットランドでは過去18か月で12人の強姦で受刑中の男たちが女性を自認して女子収容所に移されたと言う。しかもきちんと性転換治療を受けているのはそのうちのたった一人だと言うのだ。過去に女性を犯して受刑している凶悪強姦魔が自分は女だと言い張りさえすれば女子収容所に入れるというのである!そんなバカげた方針てあるか?しかもそれを批判したローリング女史がトランスフォビアとはどういうことだ?

私がローリング女史のファンなら、これまでの女史による「トランスフォビア的発言」というのにも興味を持つだろう。これについては拙ブログでも以前に紹介したが、フロントロウが親切にもリンクを付けているのでそちらも読んでみよう。(強調は原文)

J.K.ローリングの「トランスフォビア」発言とは?

 ローリング氏は、ツイッターを通じて米メディアDevexの『意見:新型コロナウイルス以降の世界を月経がある人々にとってより公平なものにするために』というタイトルの記事をシェア。

 新型コロナウイルスというパンデミックによって得た教訓をもとに、月経にまつわる健康への認識を高め、さまざまな理由により生理用品を入手するのが困難な人々をサポートするシステムを整えるべきだと論じたこの記事では、トランスジェンダー(※1)の男性(生まれ持った体は女性)やノンバイナリー(※2)の人たちも考慮に入れ、「月経がある=必ずしも女性ではない」ということを強調するため、タイトルでも「月経がある人々」という書き方が採用されたが、この表現にひっかかるものを感じた様子のローリング氏は、「“月経がある人”ね。以前はこの人たちを表す言葉があったと思うんだけど。なんだったっけ、誰か教えてくれない?ウンベン?ウィンパンド? それとも、ウーマッド?」と、あえて「女性(ウィメン)」と記載しなかったことに疑問を投じた。

生理があれば女性だ。それをあえて「月経がある人」などと表現すること自体女性をバカに仕切っている。普通の女性なら皆そう思うだろう。だから女性と書かずにわざわざ「月経がある人」などと書いたことに女史が疑問を抱くのは当然だ。普通の女性なら、『これのどこがトランスフォビアなんだ?私は女史の意見に全く賛成だが』と思うだろう。

女史自身はこの発言で受けた批判に対して、

「もし性別がリアルではないなら、同性同士が引かれることだってない。もし性別がリアルじゃないなら、これまで世界中の女性たちが生きてきた現実が消し去られてしまう。私はトランスジェンダーの人たちのことも知っているし、大好きだけど、性別の概念を取り除いてしまうのは、多くの人たちが自分の人生について有意義に議論をする可能性を奪ってしまう。真実を語るのは悪意ではない」

と説明している。しかしTRAやメディアや芸能界からの攻撃が止まないため、女史は2020年の6月に2万字に渡るエッセーを発表し、自分の考え方を説明した。しかしフロントロウによれば、考えを改めたり謝罪したりする文章ではなかったので批判は止まなかったとある。

6月下旬には、彼女の所属事務所であるザ・ブレア・パートナーシップに所属する4人の作家たちが、トランスジェンダーをはじめとするLGBTQ+の人々を傷つける発言をしながらも、反省の色は無く、自身の意見を曲げようとしないローリング氏の姿勢を疑問視し、事務所を離れることを発表

 さらに、これまでローリング氏を尊敬し、彼女が創り出す『ハリポタ』の世界観を愛していたファンたちも、『ハリポタ』にちなんで入れたタトゥーを除去、もしくは、ほかのモチーフへと変更したり、複数のファンサイトが、今後、ローリング氏の功績やパーソナルライフに関する情報の掲載を行なわないことや、ローリング氏の利益に繋がるリンクなどを貼らないことを宣言して距離を置くことを発表するなど、これまで盲目に彼女を崇拝してきた多くの人々からもそっぽを向かれることとなった。

そしてつい最近、ハリポタ内で書かれるクイディッチを実際にプレイしていた団体が、クイディッチと言う名前を改名することにしたと発表。まるで沈みかける船から逃げるネズミのように、臆病者たちがどんどんと去っていく。Fair weather friendsとはよく言ったものだ。(晴天の時だけの友達、都合の良い時だけの友達の意味)

もっともローリング女史のような大物作家でもこのような酷い目にあうのだから、大して売れてない作家や単なるハリポタファンではとても怖くてTRAに抵抗など出来ないだろう。

しかし私は女史のエッセーを読んで改めて彼女に尊敬の念を持つようになった。以前から書いているように、私はハリーポッターのファンでもなければ、ローリング女史自身も好きではなかった。それというのも彼女は移民政策など非常に左翼リベラル的な思想を臆面なく公言していたからだ。しかし、フェミニストという立場から彼女の発言は一貫している。

ローリング女史がトランスジェンダリズムに興味を持ち始め色々と調査を始めたのは人々が彼女の意見を知る何年も前の話である。女史がTRAの攻撃にあって仕事を失ったマヤ・フォスター女史を弁護した時、ローリング女史は自分も攻撃の対象になることは十分承知していたという。

彼女のエッセーは長いので追って回を改めて紹介していきたいと思うが、最後の方で何故彼女が執拗で悪質なTRAの圧力に屈しないのかについてこう述べる。ちゃんとした訳は難しいので意訳すると、

自分はこの延々と続くこの執拗な攻撃に屈っしないのは、政治的にも生物学的にも「女性」を消去しようとし、捕食者に隠れ蓑を与えるこの運動は女性に非常な危害を及ぼすと思うからだ。

しかし女史は、イギリスでも多くの女性達や善良な男性達が手を組んでTRAの横暴に立ち向かおうとしていることの希望を抱いているという。多くの女性たちが党を乗り越えてTRAの弾圧に抵抗している。皮肉なことに女たちを黙らせようとTERFなどという名で侮辱し始めたことが、かえって女たちを過激派フェミニストにしてしまっていると女史は語る。

私がお願いしたいのは、私が求めているのは、(トランスに向けられる)同情や理解を、(女性の安全を)心配しているというだけの女性達にも同じように差し伸べてほしいということ。

TRAに寛容な心などない。彼らは我々の絶対服従を求めるだけだ。ほんの少しの意見の違いも許さない。多様性などまるでないのだ。

それでもローリング女史が断固として怯まないその姿勢に、多くの女性達は勇気づけられている。そして彼女のおかげでTRAの狂気が一般人にも理解されつつある。

日本にとって幸いなのは、TRA活動が周回遅れで日本に上陸したため、こうした海外での問題点から学ぶことができるということだ。欧米のTRA運動は10年前くらいから地盤が作られてきて今花を咲かせているという状態だが、日本にはその地盤がない。にもかかわらずTRAはすべての要求を一遍に日本社会に押し付けようとしている。ある意味これは良いことだ。なぜなら日本人には彼らの本音がはっきり見えるからだ。

ローリング女史に応援の声を挙げよう。そして我々も勇気をもって女史と闘おう。TRAの横暴に屈したら、これまで得て来た女性の地位は以前よりずっと低いところへ落ちてしまうのだから。

アップデート:ローリング女史のエッセーを日本語訳してくれた人がいるので、リンクを張っておく。長いけれど一読の価値あり。ローリング女史のブログの最新記事. これを読むとどうしてローリング女史がこんなにも一生懸命に女性のために戦ってくれているのかが解る。


3 responses to J.K.ローリング女史への攻撃で明るみに出るトランスジェンダリズムの狂気

苺畑カカシ5 months ago

スコットランドの刑務所で自分は女だと言い張って女性施設に移された男たちの多くが、出所後は女性だと主張しなくなっていたと言う記事。https://www.thetimes.co.uk/article/trans-prisoners-switch-gender-again-once-freed-from-womens-units-qjjsd0nlx

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苺畑カカシ4 months ago

https://thecritic.co.uk/prisons-must-be-single-sex-spaces/
Prisons must be single-sex spaces
The House of Lords has failed to pass an amendment to ensure female prisoners’ safety

ARTILLERY ROW
By

Joan Smith
11 January, 2022

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苺畑カカシ2 weeks ago

スコットランド、女性受刑者たちの悲痛な叫び
https://twitter.com/tarunynorzo/status/1520829726688165888

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