ことしの10月にネットフリックスで公開されたアメリカのコメディアン、デイブ、シャペルのスペシャル番組中に、シャペルがトランスジェンダーをおちょくるジョークを言ったとして、通常のトランス活動家らやそのアライ(一味)どもがシャペルをキャンセルしようと大騒ぎをしている。番組が公開された直後、ネットフリックス内部の一部TRAどもがオフィスの前でちょっとした抗議デモをやったが、メディアが大きく取り上げたのとは裏腹に、集まったのはほんの数人。一人「デイブが好きだ」というプラカードを持った男性がおとなしく立っていたところ、TRAの暴徒どもにサインを引きちぎられ、棒だけになった元サインを持っていた男性の指さし「奴は武器を持ってる!」と周りにいた警察官に訴えるアホどもの姿がビデオに撮られていた。

しかしTRAの執拗な攻撃にも関わらず、デイブ・シャペルのネットフリックス番組は取り下げられなかったし、来年もネットフリックス主催のハリウッドボウルにおけるジョークフェスティバルに主賓として出演することが決まっている。

いくらシャペルを攻撃しても、シャペルが一向にキャンセルされる気配を見せないので左翼どもは鼻息を鳴らして文句を言っている。そして、シャペルのキャリアが完全に破壊されていないことがキャンセルカルチャーなんか存在しない証拠なのだ、と喚き散らしている。ローリングストーン誌などが典型

実はシャペルはロックダウン中にドキュメンタリー映画を撮っており近く多々の映画フェスティバルで公開される予定だった。しかしネットフリックスの番組の後TRA暴徒らの大騒ぎが災いして、これらのフェスティバルが次々にシャペルの映画公開をキャンセルしてしまった。

ところがローリングストーンの記者は先日行われたサンフランシスコ球場満場完売ソロショーで、シャペルを歓迎したファンたちを忌々しそうに、「スペシャル番組放送後、正当な批判をうけたにも関わらず、この木曜日球場に登場した際に受けたスタンディングオベーションの歓迎ぶりから察するに、シャペルのキャリアは全く大丈夫なようだ。」などとシャペルが十分にキャンセルされていないと苛立ちを隠せない。

無論キャンセルカルチャーは存在する。そしてTRAやその一味の人権屋たちこそがその首謀者だ。シャペルが十分にキャンセルされていないのはシャペルにはそれだけのファン基盤があったからであり、キャンセルモブ(群衆)の努力がなかったからではない。

このような風潮は日本のメディアでもあるようで、朝日新聞に載った板垣麻衣子著のこの記事はクソ(生理がないのに女?ジョークが炎上 居直った私の好きなコメディアン)としか言いようがない(パードンマイフレンチ、言葉使いが汚くてごめんなさい)。強調はカカシ。

 シャペルは2019年に米国コメディー界最高の賞ともいわれるマーク・トウェイン賞を受賞した、当代きってのコメディアンだ。黒人男性である彼は元々、人種差別をテーマにした挑発的なジョークが売り。聴衆をざわつかせるのは彼の芸風だが、今回のスペシャルは悪い意味で鳥肌が立ちっぱなしの70分間だった。

いつものように不敵な笑みを浮かべながらステージに立つシャペル。自分は「TERF」(trans-exclusionary radical feminist)の一員だと宣言する。

 TERFは、「トランス女性を女性と認めないラジカルフェミニスト」という立場をとる人のことで、実体としては「トランス嫌悪的」な態度表明とされる。

 シャペルは、トランス女性の有名人ケイトリン・ジェンナーについて「女になって1年目に『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』を受賞した。生理も経験したことないのに!」と言い放つ。

 生理の有無にこだわるのはTERFの特徴で、「ハリー・ポッター」シリーズで知られる作家のJ・K・ローリングが数年前、「女性」のことを「生理がある人」とツイートし、炎上したこともある。

朝日新聞の読者が知らないと思って全くの出鱈目記事を書く稲垣。先ずTERFとはトランス概念に批判的な女性達をTRAが侮辱する目的で作った造語であり侮蔑語である。それをあたかも普通の言葉であるかのように何気なく記事に書く下品さ。次に女性のことを「生理のあるひと」と表現したのはローリング女史ではなくTRAの方だ。彼女は女性を「生理のある人」などと表現すべきではないと批判したのだ。まるで意味が逆である。このことは他からも指摘があったとみえて、朝日新聞は翌日訂正記事を発表した。

訂正記事:こちらの記事で「J・K・ローリングが数年前、『女性』のことをあえて『生理がある人』とツイートし、炎上したこともある」としていましたが、「『生理がある人』を『女性』と明言しなかった記事を揶揄するツイートで炎上したこともある」の誤りでした。お詫びして訂正します。

「生理の有無に拘る」のも「女性のことを生理がある人」と表現したのも稲垣の言う「TERF」ではなく、彼女のようなTRAなのだとしたら、この記事の主旨が完全に崩れるではないか、「お詫びして訂正」する程度では済まされない。

性別を「揺るがしがたい事実」と捉えて、生物学的性とは異なる性自認を持つ人をないがしろにしようとするTERFの立場は、各種人権団体から問題視されているだけでなく、米医師会も「性別についてのこのような狭隘(きょうあい)な定義は、トランスジェンダーの人々の健康を損ねる可能性がある」と警鐘を鳴らす。

 シャペルはさらに、女性とトランス女性の性器を比較して「肉と植物由来の肉くらい違う」とエスカレート。過去にもトランス女性をからかうことはあったが、ここまであからさまなのは私の知る限りない。「たかがジョーク」とは擁護しきれないのは、トランス当事者たちがこうした偏見から、暴行や殺人に遭っているからだ

稲垣はシャペルにはトランスジェンダーの親友が居たことを知っているのだろうか?もし彼女が実際にシャペルのショーを最後まで観たのなら知っているはずだ。私自身もすべては観ていないが、シャペルがダフネについて語る部分は抜粋で観た。ザ・サンの記事から読んでみる。

ダフネ・ドーマンとはだれか?Who is Daphne Dorman?

実はシャペルにはダフネ・ドーマンというトランスジェンダー(MtF)の親友が居た。ダフネもコメディアンでシャペルの前座を務めたのがきっかけで意気投合したと言う。ネットフリックスの四回目のコメディースペシャルでシャペルのトランスに関するジョークが行き過ぎだという批判が出た時、ダフネはシャペルを弁護するツイートをした。

殴り倒すということは自分たちが他のグループより優れていると考えるからだ。彼(シャペル)は自分のことを私より偉いとか思ってないわ。彼は殴り倒そうとか殴り上げようとかしていない。彼はオチを決めようとしてるのよ。それが彼の仕事であり、彼はその技術に長けているのよ

ダフネがそう書いたのは2019年の10月11日。ダフネが自ら命を絶つ数日前の出来事だった。

ダフネが何故自殺したのかは分からない。だがダフネがシャペルを弁護したことで、ダフネがTRAやその一味たちからかなり叩かれたことは事実である。シャペルのような大物になればその程度ではキャンセルされなくてもダフネ程度のコメディアンでは完全にキャンセルされてしまう可能性は高かった。もしかしてダフネはTRA界隈からの嫌がらせに耐え切れずに自殺したのでは?直接の原因ではないとしても自殺をする一因となったかもしれない。

ザ・サンの記事を読んでいて気付いたことは、シャペルはJRローリングのトランスジェンダーに関する意見についても語っている。そしてそれに同意すると言っている。もしそれがTERFということになるなら自分は完全にTERFだよとも。稲垣がシャペルのスペシャルをちゃんと観たなら上記のような間違いを犯したはずはないし、シャペルがいかにトランスジェンダーの親友を失ったことを悲しく思ったかもわかったはずである。稲垣はもともとシャペルのファンだったなどと言ってるが、自分の書いてる記事の元の番組もろくろく観ないでいい加減なことを言っているのだ。

稲垣はシャペルのジョークでトランス当事者たちが暴力に逢うかもしれないなどと心配する前に、TRA界隈による意見の違う当事者を情け容赦なく叩くキャンセルカルチャーにこそ警鐘を鳴らすべきなのではないか?


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