ニュージーランド代表の重量挙げ選手がオリンピック初のトランスジェンダー女性ということで色々評判になっている。オリンピック協会は男性でも男性ホルモンであるテスタストロンの数値をある一定の率に一年間以上保っていれば女子競技に参加できるという規則を作っている。この規則が出来たのは数年前の話なのだが、まだトランスジェンダーがオリンピックに参加した例は一度もないので、この規則があることすら知らない人がほとんどだと思う。

しかし男性ホルモン値を下げさえすれば、男性が女性と同じ程度の運動能力になるという理論は全く科学に裏付けられたものではない。いや、むしろ、ホルモン値を下げたところで男性体は女性体よりずっと優位であるという調査結果を見つけた。

こちらがその記事。これは2020年の暮にthe British Journal of Sports Medicineというイギリスの医学誌に載せられた論文。

調査はアメリカ空軍で29人の女性から男性のFtMと46人の男性から女性のMtFを対象に二年間にわたってホルモン治療をし、その運動能力を調べたもの。オバマ時代にトランスジェンダーは軍隊で解禁だったので、ちょうどいい研究対象となった。ガーディアンの記事が内容をまとめているのでそちらから読んでみる。

ホルモン治療前の30歳未満の男子は、女子と比べて平均して腕立て伏せは31%、腹筋では15%ほど多く、1.5マイル走では21%速かった。しかし二年間のホルモン治療(オリンピック規定の1年より一年間長い)の後でも、平均的女子よりも走る速度は12%速かった。腕立て伏せでも10%、腹筋も6%の優位性を見せた。研究者によれば、MtFの場合、腕立て伏せにおいて数だけでなく、出力も女子よりずっと力強かったことから、MtFの優位性はもっと大きいのではないかという。

ついでにウエイトトレーニングの調査もしてくれていたら、もっとはっきりしたことがわかったのだろうが、それでもこの調査結果はかなり大事な意味を持つ。結論として一年くらいテスタストロンのレベルを下げてみても、男子による女子への優位性はさほど変わらないということだ。また女子が男性ホルモン接種を二年間続けても、確かに一般女子よりは優位になるが、男子のレベルには到底追いつけないことも解っている。

また、低テスタストロンで失われた筋力も、エリートレベルのアスリートとなれば、訓練次第でいくらも失われた筋力を取り戻すことが出来るという。これでは普通の男子が女子競技に参加するのと全く違いがなくなるのだ。

成人男子は第二次性徴期を越した後に、骨格や心拍出量や肺活量が女性よりもずっと優位に育っている。一年くらいホルモン治療を受けて多少筋力が落ちたところで、すでに育ってしまった背丈や心臓や肺の大きさが変わるわけではない。

IOCはすでにこの調査結果を吟味しているということだが、今のところ規則が変わったという話は聞かないので、今年のオリンピックはもう手遅れのようだ。しかし、今後も自称女の男子選手が女子競技を侵略しないように、この際、これまで通り、男子による女子競技出場は断じて禁じてほしいものだ。

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ところで、私は遺伝子的に女子である人が、異常に高い率の男性ホルモンを分泌している女子の場合は、その出場を拒否すべきではないと考える。何故ならば、医学的な女性が生まれつき他の女性より優位な体質を持っているということは、背が高いとか足が長いのと同じことと同じで個人の才能の一部だと考えるからだ。バスケの選手が人より人首背が高いから不公平だなどと言う人は居ないだろう。

実はこの調査論文を見つけたきっかけは、ツイッターでトランス女性は女子よりも不公平な優位性を持つという話をしていた時に、誰かがこれを見ろといって1時間もの長いビデオを送り付けてきたことだ。そういうビデオはこれまでにも何回も観ていて全く説得力がなかったので、それは観ずに、ちゃんとした科学的論文があるはずだと思い探していたらこの論文にぶち当たったと言うわけ。ラッキー!

それはともかく、トランス女性による女子競技制覇などありえないと言ってた人は、その証拠にオリンピックメダルを取ったトランス女性など一人もいないではないかと言ってきた。これは単に、これまで女と偽ってまで女子競技で勝とうなどという非常識な男が居なかったというだけであり、それはMtFと女子の運動能力に差がないという証明にはならない。それは小学校の陸上で勝った高校生は一人もいないから、高校生は小学生より脚が遅いという屁理屈とまったく同じだ。

ホルモン値のみを一年間調整すれば男子が女子競技に参加できるというのであれば、今後男子が女子競技に参加する可能性は多いにある。1970年代に薬漬けの東圏女子たちが水泳競技を総なめしたことを考えれば、メダルの数を増やすことしか考えてない中国みたいな国が何をやらかすか想像に難くない。今はそんな人が居ないから心配は要らないではなく、そんな人間は一人でも出ないように規制する必要があるのだ。

この問題はオリンピックに留まらない。テニスチャンピオンの大阪なおみさんは女性運動選手の中でも最高の高収入所得者だという。彼女の年収は何億ということだが、もし女子テニス界にトランス女性が現れたらどうなる?以前にもお話したように、セリーヌとヴィーナス姉妹が数年前に男子プロと練習試合をした際、男子プロランキング300位だった男性に二人ともストレート負けをしたという事実がある。当時の二人は女子テニスで一二をあらそうチャンピンたちだった。それでも男子と比べると300位以下の実力だったのだ。

往年のテニスチャンピオン、マティーナ・ナブラチロワも言っていたが、数年間女子だと言ってさんざん大会に勝って賞金をかせぎ、キャリアが終わったら男性に戻るなどという人も出てくるかもしれない。

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トランス活動家たちは卑怯者の集まりである。彼らは本心を隠して他人の同情を買うような言い方をする。例えば、トランスジェンダをスポーツから締め出すな、トランスジェンダーにもトイレに行く権利はある、トランスジェンダーを排除するな、などなど。

誰も彼らにスポーツをやるなとも、トイレに行くなとも言ってない。本気でスポーツをやりたいなら自分の身体に合った方の枠で正々堂々と競争すればいい。トイレに行きたいなら男子トイレに行けばいい。

彼らは自分たちの妄想を満足させるために他人に犠牲を強いる。私が彼らを心から憎むのはそういう汚い独裁主義の考えだ。


1 response to 男性ホルモン値を抑えても男性体は圧倒的に有利という調査結果

苺畑カカシ2 months ago

https://www.aol.com/study-transgender-women-could-inform-223000874.htmlNew study on transgender women could ‘inform sports policy’

Transgender women do not have as much muscle mass as cisgender men but have higher levels than cisgender women, according to small new study.

Researchers said their new research could help “inform policy” about decisions on the participation of transgender women in sporting events.

The study, published in the British Journal of Sports Medicine, examined muscle strength as well as heart and lung capacity among transgender women who had been taking long-term gender-affirming hormone therapy.

This was compared with men and women who are cisgender – which means their gender identity matches their biological sex at birth.

Experts, led by a team in Sao Paulo, Brazil, wanted to assess the impact of long-term oestrogen therapy, and the prior exposure to testosterone during puberty, on performance.

They conducted an analysis on 15 transgender women with an average age of 32, who had received hormone therapy for an average of 14 years.

They also examined 13 cisgender men and 14 cisgender women.

None of the participants was as athlete and all had similar levels of physical activity.

Researchers examined cardiopulmonary – heart and lung – function when participants were using a treadmill.

They also assessed strength through hand grip tests and assessed body fat and muscle mass.

Total body fat was lower among the transgender women than it was among the cisgender women, but higher than it was among the cisgender men.

Similarly, muscle mass was higher among the transgender women than it was among the cisgender women, but lower than it was among the cisgender men.

Grip strength was also greater in the transgender women than it was among the cisgender women, as was cardiopulmonary function.

“These findings add new insights to the sparse information available on a highly controversial topic about the participation of transgender women in physical activities,” the authors wrote.

They added: “These findings could inform policy and help in decisions about the participation of transgender women in sporting activities.

“Future studies involving transgender athletes that account for and quantify variable exposure times to pubertal development and assess muscle cell metabolism are needed to elucidate the effects of long-term gender-affirming hormone therapy on transgender women sports performance.”

Commenting on the study, Dr Channa Jayasena, clinical senior lecturer and consultant in reproductive endocrinology and andrology at Imperial College London, said: “This small yet well-designed study compared lots of measurements linked to physical performance in transwomen, cisgender women and cisgender men.

“They found differences in muscle development, strength and oxygen usage between the transwomen and cisgender women.

“This suggests that there are likely to be small differences in how the muscles work between trans and cisgender women.

“However, none of the participants were athletes. And it is possible that there are similar differences in muscle function are found among cis-gender athletes.”

Alun Williams, professor of sport and exercise genomics at Manchester Metropolitan University, added: “This new evidence doesn’t support the eligibility of transwomen for the female categories of most sports.

“Studies of well-trained athletes before and during their treatment, using tests that are more accurate and more relevant to competitive sport, are required to better inform sport eligibility policies.”

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