2020年一月、すでに武漢ウイルスの発生源は武漢のウイルス研究所ではないかという疑いがもたれていたが、トランプが証拠があると宣言した途端、主流メディアは一斉にこれはただのデマだ陰謀論だと言い始め、ツイッター及びSNSでその話を持ち出すと徹底的に検閲されてしまった。しかしなぜかここ数日、主流メディアは、やはり武漢研究所からの流出という可能性が高くなったと報道し始めた。いったい何が変わったのだろうか?本日のウォールストリートジャーナルの社説、武漢研ウイルス流出説、信頼性高まるから読んでみよう。

ジョー・バイデン米大統領は26日、新型コロナウイルスの発生源について、より突っ込んだ調査を行うよう情報当局に指示した。バイデン氏は、この問題に関する米国務省の調査部署の閉鎖を命じたと伝えられていたため、今回の対応は方針転換となる。同氏が自身のみっともない判断を取り繕おうとしているのは、ウイルスが武漢ウイルス研究所から流出した可能性を示す証拠によってついに「ダムが決壊」したためだ。当初から疑わしい事実が明らかになっていたのに、大統領が調査を指示するまでこれほど時間がかかったのは恥ずべきことである。

とはいうものの、WSJが武漢研究所流出説を積極的に追っていたことは私の記憶にはない。ウイルスの発祥地が武漢であったことは確かであり、そこにレベル4という極めて危険なウイルスの研究をしている研究所があるとなれば、そこからウイルスが流出したと考えるのは至極自然なことである。少なくともその説を捜査する価値は十分にある。ところが、この説はすぐに中国共産党からの猛攻撃にあう。

 中国共産党はその後、攻勢に転じた。中国の駐米大使は、研究所からウイルスが流出したとの説は「全くばかげている」と主張。こうした説は「人種差別や外国人への嫌悪」をあおりかねないと述べた。これを受けてコットン議員が中国に対し、「優秀な外国の科学者の調査を受け入れるべきだ」と述べると、メディアは否定的反応を示した。「トム・コットン氏は、すでに誤りだと判断されたコロナウイルス陰謀説を繰り返している」(ワシントン・ポスト紙)、「トム・コットン上院議員、コロナウイルス発生源で極端な説を繰り返す」(ニューヨーク・タイムズ紙)という具合だった。

 公衆衛生分野の学者たちも、許される議論の境界線を引いた。医学誌ランセットは2020年2月19日、「COVID-19の発生源が自然界にないことを示唆する陰謀論」を非難する科学者らの声明を掲載した。一部の学者がひそかに反対したものの、この声明は研究所ウイルス流出説の「うそが暴かれた」証拠として広められた。

 ランセットの声明は動物学者のピーター・ダシャック氏がまとめたものだった。同氏の非営利団体は武漢ウイルス研の研究に資金を提供している。研究所流出説は将来の研究資金を脅かす恐れがあったため、同氏には同説を否定することで得られる明白な利益があった。ダシャック氏は世界保健機関(WHO)が今年武漢に派遣した調査団の一員でもあった。同氏以外でランセットの声明に署名した人のうち3人はそれ以降、研究所説がさらなる検討に値すると述べているものの、同氏は依然としてこの説が非常識だと主張している。

 米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は2020年5月、米誌ナショナル・ジオグラフィックとのインタビューで研究所説を一蹴した。しかし、彼が率いるNIAIDは、かつてダシャック氏の非営利団体を通じて武漢ウイルス研に資金を提供していた。米国の資金がパンデミックを引き起こした可能性のある研究に直接投じられていなかったとしても、それが問題であることに変わりはない。

 マイク・ポンペオ氏やドナルド・トランプ氏など、有力な共和党関係者が研究所説を支持し始めたが、政権によるパンデミック対応の失敗から人々の目をそらそうとしているとして非難された。ファウチ氏が研究所説を一蹴した時期には、ホワイトハウスと科学アドバイザーとの対立を楽しむような報道がなされていた。CNNは「アンソニー・ファウチ氏はコロナウイルスの発生源に関するドナルド・トランプ氏の理論を粉砕した」と報じた。

拙ブログでも去年の1月から4月にかけて武漢研究所流出説をいくつか紹介した。私はずっとその説以外は信じていなかった。確かに最初は武漢の海鮮売り場が問題かもしれないということもなきにしもあらずとは思ったが、あまりにも多くの情報が研究所に向かっていたので、それはないだろうと思うようになった。

しかしそれでは何故最近になって「自然界の新型コロナウイルスの発生源」説が下火になってきたのかといえば、その自然発生の証拠が全く出てこなかったからだという。今年(2021年)1月にトランプ政権の国務省が発表した報告書によれば、「最初の(新型コロナ)発生事例が確認される以前に、武漢ウイルス研の複数の研究者が、新型コロナと通常の季節性疾患の双方に当てはまる症状を示す病気になったことを信じるだけの理由が米政府にはある」と指摘している。

確か、研究所に勤めていたインターンの女性が病気になって姿を消してしまったという話をあの頃に読んだ覚えがある。また同報告書では武漢研と中国軍との関係もあり、各種ウイルスに関する研究の内容もよく分かっていない事実を指摘。バイデン政権もこの報告書の指摘を公式に受け入れざる負えなくなったのだ。

ファウチ藪医者ですらその可能性を否定できなくなった。

こうなっては主流メディアもいつまでも陰謀説で片付けているわけにはいかなくなったというわけだ。

主流メディアや左翼民主党は常に保守派に対して「科学に耳を傾けろ」「科学に従え」と言い続けてきた。ところが彼らは科学になど一瞥もくれていない。それどころか彼らは真実を語ろうとした人々をことごとく叩いて弾圧してきた。武漢ウイルスに関して語ろうとすると、たとえそれが名の知れた科学者の意見でも、患者を何百人と診てきた診療委の意見でも弾圧した。ユーチューブで武漢ウイルスについて自然発生説以外の説を語れば即座に無収益になったり凍結を食ったりした。それでユーチューバーたちはそれに関して話す時は「例の病気ですけども、、」などと言葉を濁して発言しなければならなかったのだ。

WSJは最後に「党派色の強いメディアは公平な議論を妨げた。多くの「専門家たち」は政治的打算で動き、科学に従うよりも集団思考の犠牲となった。」と述べている。しかし政治的な党派色で真実を冷静に見る能力のないメディアのせいで、真実の捜査が一年も遅れたことは嘆かわしい現実だ。WSJはこう締めくくる。

 単に点数表を付けているのではない。新型コロナの武漢起源説は、次のパンデミックを阻止し、危険な研究施設をより適切に運営し、人類を守るすべを理解する上で極めて重要である。世界は依然として誠実で開かれた調査を必要としている。

ところで私を素人とバカにし、私が武漢ウイルスに関して「コロナ禍でさんざん専門家と言われる大先生たちが間違った理論を持ち出して来て意味のない対策とった。「専門家のいうことなんて鵜呑みにするもんじゃない」と指摘した時、それを「コロナに獲りつかれたコロナ脳」と罵倒し「二次汚染を防ぐ」ためと私のフォロワーさん達に嫌がらせしたのは例の池内恵大先生様であることを私は忘れない。

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5 responses to 武漢ウイルスは武漢ウイルス研究所発だったことを主流メディアが認める

よもぎねこ3 years ago

 国境の壁と同じですね。
 あの壁建設も元々はオバマ政権で決まった政策でしょう?
 国境の状況がより危機的になったので、トランプ大統領が建設を急いだだけでしょう?

 ところがトランプ大統領が壁建設を始めたら、主流メディアが大騒ぎで反対した挙句、バイデン当選後にまた建設再開でしょう?

 コロナパンデミックの最中で正規入国者さへ制限しているのに、検疫を一切受けない不法入国者の入国を認めろなんて狂気の沙汰だったのですが、それを叫び続けたのだから凄いです。

 結局、正しい事が自明な政策でも気に入らないヤツが言うから反対という事だったわけです。

 ホントに酷い話です。

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    苺畑カカシ3 years ago

    トランプ大統領が言うことはなんでもかんでも反対!となっていたので、私はいっそのことトランプ大統領がロックダウンだあ!ワクチン出来るまで誰も外でるな!マスクは三枚しろ!とか言ったら、みんなトランプは狂ってるとか言ってロックダウンもマスク命令もなかったのかな、なんて今更思ってます。

    これは他人からの受け売りですが、今更メディアや民主党が中国共産党の責任を問い始めたのは、バイデン政権による政策がことごとく失敗していることから、中国を悪者にして話題を変えようとしてるんじゃないかという話です。確かに中国は悪いです。しかし、それで責任逃れをしようとしているバイデンはかなり悪質。でもファウチ藪医者が失脚するのは楽しみです。

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アクトザク3 years ago

  「やはり武漢研究所からの流出という可能性が高くなった」というと最近の報道を聞いて、今更何を言っているんだと思っていましたが、このお話を伺ってやっと事情が呑み込めました。

  多分こちらで拝見したのでしょうが、「研究所から実験済みの動物が闇で流されていた」という話を聞いて、自分としてはこの辺りが一番ありそうな事だと思っていました。

  そこで、仮に意図的な謀略はないにとしても、研究所が何らかの形で関わっている事だけは疑っていなかったし、アメリカでもその辺までは有力な説、或いは通説となっているだろうと信じて疑いませんでした。

  アメリカに於ける反トランプの偏向はそこまで酷かったのですね。狂信的というのか何というのか、ちょっと言葉がありません。日本でもマスゴミの気狂いじみた反政府的扇動に事欠きませんが、ここまで徹底出来ていないと思います。

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    苺畑カカシ3 years ago

    実験済の動物が流されていたという話は聞きましたよね。でも実際には研究員が何人か感染して、外に治療を受けに行って広まったというのが現実のようです。武漢研の安全性に関しては前々から危ないという話が出ており、さもあらんという感じですね。中国人てのは本当に適当ですから。手を抜けるところで抜くんですよ。だから彼らの製品はどれもこれも中途半端で信頼できない。

    おっしゃるように、何を今更って感じですけど、アメリカメディアが必死で隠しましたからね。今や隠し通せなくなったということなんでしょう。ファウチ藪医者は生贄の羊となるかもですね。

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苺畑カカシ3 years ago

去年アメリカに亡命した中国人科学者に関する記事。
https://www.washingtonpost.com/technology/2021/02/12/china-covid-misinformation-li-meng-yan/

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