イスラエルとパレスチナがもめると、世界中でユダヤ人攻撃が増加する。アメリカもその例外ではない。人種差別やヘイトクライムはいけないと騒いでいた左翼メディアなので、これを完全無視することは出来ない。しかし、その報道の仕方はユダヤ人への差別丸出しだ。このニューヨークタイムスのコラムなど典型である。実は最初に読んだ時の見出しは”Attacks on Jews over israel are gift to the right” だったのに今読んだら “The Crisis of Anti-Semitic Violence”に変わっていた。最初の見出しの意味は「イスラエルを巡るユダヤ人への暴力は右翼への贈り物」で、二つ目は「反ユダヤ主義暴力の危機」となる。最初の見出しはツイッターでかなり批判を浴びたのでこっそり差し替えたのかもしれない。

最近のユダヤ人を狙った暴力をいくつか挙げてみると、ロサンゼルスではウエストハリウッドの歩道レストランで寿司を食べていたユダヤ人たちの前に車が何台か停車したと思うと、中から出てきたパレスチナ人の男たちがユダヤ人たちに殴りかかった。目撃者の話では「どいつがユダ公だ?」と聞きながら殴っていたという。またニューヨークでも29歳の松葉づえをついたユダヤ人青年が数人のパレスチナ人に囲まれて殴る蹴るの暴行を受けた(犯人の一人は捕まったがたった100万円の保釈金を払って保釈された。反省するどころか、またやってやると息巻いていたそうだ。)フロリダでもわざわざユダヤ人が多く住む地区にパレスチナ人たちがやってきて、道行くユダヤ人家族にゴミを投げるなどし、「お前の娘を強姦してやる、お前の女房を強姦してやる」などと叫んでの嫌がらせをした。

著者のミッシェル・ゴールドバーグは、すでにトランプ政権によって反ユダヤ思想が高まってきていたが今回の紛争で余計に酷くなったと書いている。ちょっと待った!近年アメリカで反ユダヤ主義が増加しているという事実に異存はないが、それがトランプ大統領のせいだというのはどういう理屈だ?トランプ政権ほどイスラエルに友好だった政権はない。

ゴールドバーグは名前からしてユダヤ系だが明らかに保守派ではない。彼女は同胞のユダヤ人たちが暴力を振るわれていることや反ユダヤ思想が増加していることを憂うというよりも、イスラエル政府への不満を在米ユダヤ人への暴力という形で表してしまうと、せっかくパレスチナ人の人権について理解を得るために努力してきた左翼民主党の運動の妨げになってしまうといって嘆いている。

拙ブログで何度も紹介してきたが、アメリカのユダヤ系、特に世俗主義のユダヤ系は、ほとんどが民主党支持で左翼である。だからアメリカのユダヤ人は必ずしもイスラエル支持ではない。

無論保守派からは民主党のイルハン・お丸議員らがイスラエルのハマスへの迎撃をテロリズムと批判したことに関して、アジア人への暴力がトランプ大統領がコロナウイルスをチャイナウイルスと呼んだことによるものだと言うなら、お丸議員の発言はパレスチナ支持暴徒らによるユダヤ人への暴力を煽ったということになるのではないか、という問いかけがあちこちで出てきている。

だがその理屈でいくなら、アジア系アメリカ人へのヘイトクライムが心配だから、中国によるウイグル人ジェノサイドを批判していけないということになる。イスラエルによるパレスチナ人への扱いは時として衝撃的であり、そんれを中立に表現すること自体が侮辱に思える、、、

ちょっと待った。それは話が逆だ。アジア人差別につながるから中国政府を批判するなと言ったのは左翼の方だ。その理屈でいくならイスラエル批判はユダヤ人差別につながるからすべきではないと言われても文句は言えないはずだ。

左翼がイスラエル政府の正当防衛をテロリズムと呼ぶことが許されるなら、中国の武漢ウイルス研究所から来たウイルスをトランプがチャイナウイルスと呼ぶことの何がいけなかったのだ?トランプ大統領は武漢ウイルスは米国に住む中華系の責任だなどとは一言も言っていない。

それから中国共産党がウイグル人にしているジェノサイドとイスラエルのパレスチナ人政策を同列に並べるのも汚いやり方である。パレスチナ人が強制収容所に入れられたり、臓器を取り出されているなどという話しは聞いたことがない。イスラエルにはアラブ人市民もおり、アラブ政党まであってイスラエルの政治に参加している。アパルトヘイトがあるというなら、何故アラブ人がイスラエルで市民権を得られるのだ?

ゴールドバーグは反ユダヤ主義者の暴力はユダヤ人が犠牲になるからダメなのだとは言わない。ユダヤ人へのヘイトクライムは不道徳だと批判もしない。ユダヤ人への暴力はかえって反パレスチナの右翼を助けることになるからやめるべきだというのだ。

だがゴールドバーグは解っていない。ウエストハリウッドで食事中のユダヤ人を襲ったパレスチナ人は、ゴールドバーグがどれほどパレスチナ人に同情しているかなど興味はない。彼女がユダヤ人だというだけで彼らは彼女のことも喜んで殴るだろう。アメリカに住むユダヤ人が必ずしもイスラエル政府支持ではないのとは違って、アメリカ在住のパレスチナ人は先ず99%以上がハマスのユダヤ人皆殺し政策を支持している。パレスチナ人たちにとって良いユダヤ人など居ないのだ。イスラエルはそういうパレスチナ人と隣り合わせで暮らしているのだ。

ユダヤ人というだけで、その個人の思想も政策もまったく興味がなく、ただただユダヤ人を殺すことしか興味のない国がお隣にあったらどうする?

ゴールドバーグが学ぶべきなのは、今アメリカや世界中で暴れているパレスチナ人こそがパレスチナ人の代表だということだ。あれがパレスチナ人の本質なのだということだ。それでもイスラエルのやっていることは悪だと言えるのか?それでもイスラエルには他に選択肢があると言えるのか?

アメリカの左翼たちは、無差別にユダヤ人を襲いまくっているパレスチナ人の行動から学ぶべきだ。ユダヤ人暴徒がアメリカ中でパレスチナ人に襲いかかっていると言う話は聞いたことがないのも、偶然ではない。

よく反ユダヤ主義者が自分の人種差別意識を正当化するために、自分はシオニズムに反対なのであってユダヤ人が嫌いではないという。だが、何故ユダヤ人たちがイスラエルに国を作らなければならなかったのか。それは今世界中で起きている反ユダヤ主義の暴力を見ていればあまりにも明確だ。


4 responses to 増えるユダヤ人への暴力を正当化する左翼メディア

苺畑カカシ5 months ago

何故かアメリカではアジア系やユダヤ系への暴力は、あんまり取りざたされない。うちは二つ揃ってる上に中高年。気を付けないとね。

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よもぎねこ5 months ago

 昨日こんな記事を見て「ああ、やっぱり」と思ったんですけどね。

 ドイツ各地で加熱する「ユダヤ排斥デモ」その原因を作ったのは誰か
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/83337

 イスラム諸国から大量に移民を入れたら、一緒に反ユダヤ主義が入ってくるのは自明なのです。 幾らドイツ人がナチのユダヤ人虐殺を反省しても、トルコ移民から移民にすれば「だから何?」でしょう?

 そもそもイスラム移民にはヨーロッパの文化を尊重する意思はないのだし、受け入れたヨーロッパ側も「多文化共生」とか言って、イスラム移民に彼等が自分達の価値観を保持することを認めているのです。
 だったら反ユダヤ主義を輸入しているのと同じでしょう?

 これって非常に悪質です。

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    苺畑カカシ5 months ago

    世界中でイスラム教徒は幅を利かせられるのに、イスラエルというニュージャージー州程度の規模でユダヤ人国家が存在することが許せないのがイスラム教徒。そしてなぜか自分らの道徳観念を根こそぎ覆そうとしているイスラム教には甘く、ただただ独立国家であり続けたいイスラエルを責める。不思議です。

    西欧が受け入れたイスラム教徒は難民ではありません。侵略者です。

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かんぱち5 months ago

パレスチナ人って、イスラエルでジェノサイドやアパルトヘイトのような事をされてるんでしょうか? もしそうなら↓こんな事はあり得ないはずですが・・・。

イスラエル社会に進出アラブ人の『第3世代』
https://www.zion-jpn.or.jp/Balagan-Column/030.html
>国内に5つある国立大医学部におけるアラブ人生徒の割合は (イスラエルにおけるアラブ人口とほぼ同じ) 約2割に、そして看護学部や薬剤学部ではアラブ人生徒が3割近くを占めています。

パレスチナ人国家ができたとしても、国民にこれほどの教育機会は提供できないのでは? そもそもアラブ人って韓国や北朝鮮と一緒で、安易に譲歩してはいけない相手だと思います。譲歩しても混乱が増すだけです。

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