左翼リベラルはアメリカにはまだ組織的な人種差別が存在すると言い張る。彼らの言う「組織的な差別」とは黒人や他の有色人種が白人より冷遇されているという実態のない差別だが、実は最近のアメリカは白人を組織的に差別する方向に猛進している。先日、バーモント州が発表したウエッブサイトでワクチン接種の優先カテゴリーとして黒人、もしくは有色人種や原住民及びすべての白人ではない人と書かれている。バーモント州の州知事は共和党知事だというから呆れる。なんでワクチン接種が人種別なのか。これは明らかに白人差別であり、どう考えても憲法違反だ。このあいだもバイデン政権は、白人以外の農家に対して借金からの救済金を支給する準備を進めていると発表したが、こういった白人差別の話を最近あちこちで聞くようになった。

先日カリフォルニア州、オークランド市では、武漢ウイルスで経済難になっている貧困家庭への救済金が毎月500ドルづつ配布されることになった。使い道はそれぞれの家族の自由だが、受け取る資格として「白人ではないこと」となっている。黒人だろうが白人だろうが貧困であることに変わりはないのに、何故白人にはもらう権利がないのだ?オークランド市長は白人は平均的に他の人種より年収が多いからという訳の分からない言い訳をしている。他に年収の多い白人がいようがどうしようが、貧乏な白人が貧乏であることに変わりはない。白人だけが貧乏でも苦労しないという理屈があるなら説明してもらいたい!

こういうことを始めたのはオークランド市だけでなく、同じくカリフォルニア州のマリン郡でも125世帯に向こう二年間月千ドルの救済金が支払われることになったが、もらう資格があるのは有色人種のシングルマザーのみ。同じような救済金はニューヨーク州のローチェスター市でも行われるという。このあからさまな白人差別をローチェスターの市長は有色人種の母親は貧困だけでなく人種差別とも戦わなければならないからだ言う。こんなことをしたら、それでなくても多い黒人のシングルマザーがもっと増えてしまうだろう。

こうした救済金は奴隷時代の補償金だと言う人も居る。元奴隷の子孫に補償金を払うべきだという話は前々から一部の人間の間で出ているが、はっきり言ってこれは全く現実的な話ではないので、今まではそういうことをいう人は過激な人権屋だと思われてきた。しかし最近になって、権力の座に座る人々が市民の意見など聞かずに独断で「補償金」を払いはじめている。

貧困層の家庭を一律に救済しようというのなら話は分かる。だが有色人種のみで白人は除くというのが政府の方針としてされるということは、これは明らかな組織的差別である。これが差別でなければ何が差別なのか!

今日は考えがまとまらないので、これに関する感想はあとでゆっくり書くことにする。


2 responses to 組織的白人差別に猛進するアメリカ、特定有色人種だけに配布される救済金、ワクチン接種が後回しにされる白人

よもぎねこ3 years ago

 マーチン・ルーサー・キング牧師が公民権運動を始めた時は、こんな結果になる事は絶対に望んでなかったと思うんですけどね。

 ついでに言うとプロテスタントの牧師だったのですから、黒人が結婚もせずに子供を作る事や、LGBTにも反対だったと思います。
 
 尤もキング牧師も左翼に糾弾されて、著書や像が焼かれる日も近いのかも?

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    苺畑カカシ3 years ago

    キング牧師は人を肌の色ではなく、その人格で判断すべきだという考えでした。しかし、いまや他人の人種に気が付かない、俗に色盲と言う考えそのものが人種差別だと言うおかしな人が増えています。白人は生まれつき人種差別者であり悪なのだ、先ずそれを認めるところからはじめなければならない、というのが批判的人種理論(CRT)です。キリスト教でも人は罪を持って生まれるとはいえ、主がその罪のために犠牲になってくれたという救いがあるのに、CRTでは白人が救われることはあり得ないのです。ひどい宗教です。こんなことを学校や職場で教えるところが増えています。うちの職場でもきっと始まると思います。首になりたくないので黙って聞いてるつもりですが、ひどいもんです。

    キング牧師の像が倒されるのも時間の問題だと思いますね。なにしろいまのCRTはキング牧師の理念とは正反対ですから。

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