最近英語圏でよく聞かれるようになった言葉にウォーク(Woke)という言葉がある。これは「目覚める」の過去形であるが、最近は名詞として「目覚めること」という意味でつかわれる。何に目覚めるのかといえば、それは過激派左翼思想を意味する。具体的には、ブラックライブスマターを妄信したり、トランスジェンダー概念を全面的に認めたり、違法移民受け入れを奨励したり、クリティカルレースセオリーと呼ばれる白人は生まれつき人種差別者であるというようなバカげた説を受け入れるといったことをウォークという。

イギリスとアメリカの芸能界内部でこのウォークがやたらに奨励されているが、実は芸能界は偽善に満ちていると内部告発をした人がいる。そして彼はウィキ―リークならぬウォーキーリークスという運動を立ち上げ、今後英米芸能界の偽善をどんどん暴いていくと発表した。

著者は匿名で‘They/Them’というコードネームで書いている。正体がばれたら芸能界では生きていけなくなるだろうから。本人曰く彼自身左翼だが、左翼による「社会制裁」に嫌気がさしたのだという。そのきっかけとなった出来事がいくつかある。彼が自分のインスタグラムに黒人の絵文字を使ったところ、それは黒塗りと同じだと友人から責められたこと。セレブばかりのパーティで難民問題の話題で盛り上がりすぎて、リビア難民のゲストが会場の外に置き去りにされ中に入れてもらえなかったこと、友人がミーツ―の汚名を着せられ誰もが無実と知っていたにも関わらず、彼がSNSで叩かれれキャリアを破壊されていくのを黙って見殺しにしたことなどがある。

この人たちにとって何よりも大切なのは人気である。特に最近ではSNSのフォロワーが何人いるかでその人の人気度が計られる。すごい人になるとインスタのフォロワーが1千万人とかいるそうで、少ない人でも1000から一万人は普通だ。これらのセレブたちにとって人気こそがお金よりも何よりも大切なものなのだ。有名人というのが今の世の中で最高の位となった。

セレブたちは極度の罪悪感を持っている。彼らは自分らの才能によって人気の座を得たのではなく、有名な親の七光りである場合が多い。事実芸能界ほど縁者びいきの社会も珍しいと著者は言う。親が有名でなくてもプロジューサーや関係者の知り合いや親せきといった人たちが多くいる。以前にハリウッドでメイクの仕事がしたくて日本から来た人が、ハリウッドではコネがなければ先ず仕事を取ることは出来ないと言っていたのを思い出す。

つまり、今どれだけ人気のあるセレブでも自分の人気は自分の実力で手にしたものではないという意識があるため、常にウォークであることをアピールしておかないといつ何時自分のキャリアが終わるかわからないという不安があるのだろう。 それで白人セレブがやたらにあまり人気のない黒人芸能人にやたら迎合したりするわけだ。

これら有名人による「社会制裁」は運動というよりもはやファッションだと著者は言う。民主主義に関する遠い世界のビデオやミームをSNSで交換しあって満足しているだけなのだ。これを考えると何故大企業がウォーク運動にそう簡単に参加したのかが理解できる。ウォークネスはPRの一貫にすぎない。

例えばネットフリックスのLA本社に行くと受け付けの壁には「ステイウォーク」と大きな文字で書かれているが、ネットフリックスは番組の内容をサウジアラビアの検閲にかけている。

無論セレブの内部でもトランスジェンダーに盾をついたJ.K.ローリング女史への扱いを心配したり、奴隷を持っていたという銅像を倒せと言いながら、中国などで奴隷労働によて作られる商品を売るファッション銘柄の偽善を指摘する人もいる。

だが皆自分の身が可愛いため、この偽善を公に指摘する人は少ない。やたらなことを言ったりすればSNSで叩かれ仕事がへってしまう。いや、それよりもなによりも間違ったことを言って人気が落ちることを彼らは一番恐れている。

著者はこうした人たちのためにウォーキーリークスは公には言えないウォーキーズたちの偽善を告発者らから集めた話をどんどん暴露していくと宣言する。


2 responses to ウォーキーリークス、芸能界ポリコレの偽善を暴く

よもぎねこ2 years ago

 奴隷を所有したことでジョージ・ワシントンの像を倒すなら、イスラム教は禁止するべきなんですけどね。
 だってムハンマドも黒人奴隷を所有していたし、イスラム教はコーランでもイスラム法でも奴隷の所有を認めています。

 ISやボコハラムは捕虜や誘拐した女子学生を奴隷として売買しているけれど、あれもイスラム法では完全に合法なのです。

 結局やっている事がすべて偽善だから、ダブルスタンダードが横行して意味不明になるんでしょう?

 因みにトランプ大統領が俳優組合を除名されたのも結局、この俳優たちの偽善と臆病が原因でしょう?

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    苺畑カカシ2 years ago

    そうなんです。実際に今現在存在する奴隷制度に対して何の批判もしないどころか、大企業など自分らが中国や東南アジアで奴隷労働者を使っている。

    以前に慰安婦補償について運動してる人に、韓国では今現在性奴隷として働かされてる女性が多くいる。そういう人の救済をすることのほうが大事なのでは?と聞いたことがあるのですが、まるで興味を持っていないようでしたね。日本に補償をさせるのにはものすごい精力で動いているくせに。

    彼らは本当に虐待されている人を救いたいなんて気持ちはこれっぽっちもない。彼らにとって自分がこういう問題を気にかけてますよ、というジェスチャーをすることがひとつのファッションになっている、それだけです。

    トランプ大統領がセレブリティーだった頃は、みんな彼にちやほやして、映画やテレビなどのゲスト出演はもとより、彼自身が主役のリアリティー番組など大人気でした。もし彼がセクシストやレイシストだとアメリカ芸能界が本気で信じているなら、なぜ昔はあんなにちやほやしていたんだ、ということになります。トランプさんは昔から全然変わっていないのですから。良きリベラルはトランプ大統領を好いてはいけない、という掟に従っているのでしょう。

    とある芸能人がバイデン応援の資金集めパーティーに参加しなかったというだけで、かなり叩かれたりしてましたからね。

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