昨日の朝11時28分、トランプ大統領の演説が予定されていた2分前、突然AP(共同)がバイデン勝利を宣言した。それに続いてCNNや他のメディア、フォックスも含め、がこぞってバイデン勝利宣言をし、ニューヨークなどではバイデン支持者(そんな人たちが居たというなら)が表に繰り出し、コロナ禍もなんのその、マスクもなしに大勢でお祭り騒ぎ。他人とシャンペンの飲みまわしをするなど、バイデン勝利でパンデミックは完全に忘れ去られた感じ。

だが待てよ、まだバイデンが勝ったとは確定していない。聡明なる読者諸氏はもうご存じのように、全国各地での開票結果はまだ正式に承認されていないのだ。トランプ側はバイデン側に色々な不正があったとして訴訟中であり、接戦中の州では自動的に再集計がされる予定なのだ。

2000年に大接戦だったフロリダ州の再集計には30日以上かかった。今回は一つの州だけではなく、ウイスコンシンやジョージアの集計はすでに予定せれているし、僅差の州では自動的に再集計がされるので、ネバダやミシガンなどでも再集計の可能性はいくらもある。そしてそれには非常に長い時間がかかるのだ。それ以外に訴訟を加えると、12月中に結論がでるかどうかさえわからない。つまり、この選挙は全く終わっていないのである!

それなのに何故メディアはあたかもすでにバイデン勝利が確定したかのように発表を急いだのだろうか?

あり得ない投票率

昨日も書いたように、今回の選挙には壮大な規模の不正が起きている。腐敗したメディアはそんな不正の証拠は全くないと言い張っているが、たとえ個々の不正の例を知らなかったとしてもこの選挙結果はおかしすぎると気づくべきなのである。それを指摘しているのがブログ仲間のよもぎねこさんだ。

よもさんの指摘は、先ず今回の投票率が高すぎるという点。例年の選挙では60%台に上ればいい方で、地方によっては40%程度などというところもあるくらいなのに、今回は全国平均が何と70%という前代未聞の投票率。しかもこれは平均なので70%より高い地域もあったということになる。よもさんの話では100%などという地域もあったという。私の聞いた話ではウイスコンシンなど100%を超えた地域もあった。そんなことは統計上にあり得ない、死んだ人や違法移民でも投票してない限り。

次によもさんが指摘しておられることは、投票傾向である。普通人気のある大統領にはコートテイル(着物の裾)に引きずられて大統領と同じ党の他の議員たちも当選するということが起きる。レーガン(共和)やクリントン(民主)オバマ(民主)の時も大統領選と一緒に同じ党の多くの上院と下院の議員が選ばれている。なぜそうなるのかと言えば、投票券にはその地域で選べるすべての候補者の名前が記載されているからで、共和党の人はすべて共和党候補に、民主党は民主党候補に入れるのが普通なのである。

今回の選挙では上院も下院も共和党がかなり健闘した。上院はこれまで通り共和が多数議席を保持。下院は現職が一人も負けず15席くらい新しい人員が勝った。大統領が大幅に負けて上院や下院が健闘するというのは非常に稀である。

無論、非常に人気のある候補者の場合には党を超えて大統領だけ反対党に入れると言う人が居ることは否めない。トランプ大統領は非常に人気があったし、ウイスコンシンやペンシルベニアでは党を超えてトランプを支持する人もいた。そういう場合は上院や下院を民主に入れても大統領だけはトランプにするという可能性は十分にあり得る。しかしそれは候補者が非常に人気がある場合に限る。バイデン前副大統領は共和党の人間が党を超えてまで投票しようと思うほど人気があったのか?

選挙前のラリーでは、このコロナ禍にありながら、トランプ大統領が現れる度に何万という観衆が集まった。従来民主党優勢のカリフォルニアやコロラドやアリゾナなどでも毎週のようにトランプ応援ラリーが行われていたほどトランプは大人気だった。しかしバイデンラリーなどというものは全くなかった。バイデン本人が主催した集会ですら参加者の数は十数人という非常に寂しいものだったのだ。そんな人気のない候補者に共和党支持者が党を超えて投票するなんてことがあるだろうか?

不正疑惑の訴訟は始まったばかり

さて、数字を見ているだけでこの結果はおかしいとわかるわけだが、実際に現地から色々な情報が入ってきている。

先ほどトランプ大統領の弁護士団団長のジュリーニ元ニューヨーク市長の話を聞いていて驚いたのはペンシルベニア州だけでも疑問視されている票が60万票近くもあるというのである。しかも不正疑惑で結果がひっくり返る可能性があるのはペンシルベニアだけでなくミシガンやアリゾナ(未確定)ジョージア(未確定)ネバダ、などがある。もしもこれらの州で結果が覆されたらトランプ大統領の再選が起きてしまうのだ!

ではいったいどのような不正が問題になっているのか。一番の不正は何と言っても共和党監視員の立ち入り拒否である。どのような開票場でも開票は一人ではなく三人のチームでおこなわれる。実際に開票する人、そしてそれを監視する民主党と共和党の監視員ひとりづつである。ところが民主党が選挙管理委員会を仕切っている地域において共和党の監視員の立ち入りが拒否されるという事態が発生した。特にひどかったのがペンシルべニア州のフィラデルフィアだ。

入場を拒否された監視員たちは法廷からの令状持参で再度赴いたが拒否される、もしくは入場はしたものの、10メートル以上も離れた場所に立たされたと言う。令状には1.5メートル以内と規定されているにも関わらずである。

ジュリーアニー弁護士団長は、こうした違法行為を不服として訴訟を起こしているわけだが、監査員なしで査定された票はすべて数えなおしの対象になる。つまり、その数がペンシルベニアだけで60万票もあるというのだ。

至上最大の郵便投票が行われたことによって、多数の州で遅れて届いた票や消印のないものや署名が登録されているものと違っていたりするものが多くあった。ウイスコンシンでは少なくとも1600票がすでに死んだ人間による投票であることが解っている。これがよもさんがいう100%以上の投票率の一部であることは間違いない。

これらの問題を解決するためには最終的には最高裁での裁断が必要となる。どれほど急いでもその結論が11月中に出るということは考えられない。つまり、決着がつくのは12月後半か来年にもつれ込む可能性もあるのだ。

何故メディアは勝者宣言を急ぐのか

そんな状況で主流メディアは何故早急にバイデン勝利を宣言してしまったのだろうか?

私が思うに今や民主党広報部と化したメディアは国民の気持ちに既成事実を作ってしまいたいのだ。バイデンが勝ったということにすれば、再集計を要求したり訴訟を起こしたりしているトランプ大統領が往生際の悪い奴だという印象を国民に与えてしまう。世界各国でもすでに政権は交替したと誤解する国も出てくるだろう。そうやってメディアはどんどんバイデン政権の正統性を無理やりつくりあげてしまおうとしているのだ。

民主党支持者の人々がDCやニューヨークに繰り出してお祭り騒ぎをしているなか、トランプ支持者のグループが全国各地で静かな抗議デモを行っている。メディアが煽っていたような共和党ミリシャによる暴動などひとつも起きていない。我々はすべての正規の票が数え終わるまで結論を急ぐべきではないと平和的に抗議をおこなっている。

しかし考えても見てほしい、メディアのやっていることは非常に危険なプロパガンダだ。主流メディアもSNSも不正が起きてるかもしれないとか、まだ結果は出ていないといった意見をどんどん検閲している。正しいかどうか裏の取れない情報は規制すると言いながら、まだ勝敗が決まっていないバイデンをあたかも勝者のように扱うメディア。

このままバイデンが勝った勝ったと一か月以上も言い続けておいて、訴訟でやっぱりトランプが勝っていたなどとなったらバイデン支持の左翼はいったいどのくらい発狂するだろうか?

それこそ選挙を乗っ取られたと言って大暴れすること間違いなしである。

アメリカメディアはアメリカを破壊したいのか?

民主主義国家のメディアとしてあるまじき態度だ。


5 responses to メディアがバイデン勝利宣言を急ぎすぎるわけ

よもぎねこ3 years ago

 ホントに不思議です。 
 因みに有権者登録も実に異常な状況のようです。

 https://www.youtube.com/watch?v=wPqWchs5z_Y

 日本人にはこの有権者登録というのがよくわからないので、何とも言えないのですが・・・・・。
 しかしどう考えても全体の数理的につじつまが合わない事が多すぎます。
 
 それを一切説明せずにメディアのプロパガンダだけで、バイデン勝利などと決めるのは大問題でしょう?

 選挙は民主主義の根幹ですから、アメリカでこんな事が放置されるというのは、トランプ大統領再選だけの問題ではありません。
 世界の民主主義の危機です。

 だからトランプ大統領には頑張ってほしいです。

 メディアと大企業がスクラムを組めば、選挙などどうとでもなるなんてことになったら、民主主義は終わりです。

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    苺畑カカシ3 years ago

    よもさん、まさしくその通りです。メディアは既成事実を作ってしまいたいようですが、大統領を決定するのはメディアではありませんから、トランプ大統領には頑張って不正を暴いてもらいたいものです。

    アメリカには日本のように住民票があるわけではないですし、住民全員が選挙に参加するわけでもないので、選挙に参加したい人だけがあらかじめ選挙登録します。この際に自分が支持する党もはっきりさせます。何故かと言うとライバル党内部の予選などでは他党の人間は参加できないこともあるからです。

    ただ、大統領選は、何党に登録していようと党を超越して投票することは可能です。

    さて、リンク先の登録者の数ですが、未成年者が人口の20%以上いるのに、登録者が80%以上というのはどう考えてもおかしいですよね。なにせ有権者が100%登録するなんてことはあり得ませんから。有権者登録は簡単にできるとはいっていも、一応役所に届け出る必要があります。選挙前は街中の登録屋台みたいなので登録も可能ですが、積極的に自分から登録しないと登録できません。カリフォルニアでは登録者を増やすために運転免許を申し込んだ際に自動的に登録できるシステムもありますが、有権者が全員運転するわけではないので、これでも100%の有権者が登録するというのはおかしいですよね。

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Sakura Lover3 years ago

アメリカという国、アメリカ人という国民は、正義を押し売りするようなことがあるとはいえ、正義という価値観を大切にし、世界の警察官たる母国を誇りに思っていたはずだ、った。しかし、いくらトランプさんが嫌いとはいえ、これだけ不正投票の告発が明らかになっているのに、それでもバイデン勝利を良しとする、オールド左派メディア、そしてその報道に何の疑問もなく、「トランプめ、ざまみろ」と思っている米国人が少なくないことに驚いている。

公正な選挙は民主主義の根幹であり、勝利のためにどんな汚いことでもやってよいというのは、東アジアにある未開の国々、日本では特別亜細亜と呼ばれる国々、と何ら変わりがないではないか!

20年前に渡米した私は、ノンポリで朝日新聞や毎日新聞をネットで何の抵抗もなく読んでいたが、気がつくといつのまにか産経新聞ばかりをネットで見るようになった。さらに6年前のグレンデール市の慰安婦像問題などが契機となり、ネットのおかげで歴史と政治の真実を知ることができた。

今回の選挙では、選挙権はないが永住権者は選挙活動に寄付が許されている。七月以来、これが最後と思いつつ繰り返し繰り返し何度も、政治活動に(=トランプさんに)寄付をした。それが不正選挙で、無駄にされてたまるか!どれほどトランプさんが嫌いでも、ファミリーであれだけ汚いことをやってきたバイデンを大統領にしていいの?嫌いならフェークニュースで片付けてよいのか?アメリカ人よ目を覚ませ!!

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    Sakura Lover3 years ago

    ”今回の選挙では、選挙権はないが永住権者は選挙活動に寄付が許されている”は、正しくないので、訂正します。> ”永住権者は選挙権はないが選挙活動に寄付が許されているので、”

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      苺畑カカシ3 years ago

      サクラさんも、そろそろ市民権を取って選挙に参加しますか?私はアメリカに移住して40年ですが、市民権をとったのは20年近く経ってからでした。もっと早く市民権を取っていたら絶対民主党で始まっていたでしょう。今思うと時間かかってよかったのだとおもってます。(笑)。

      民主党は汚い党だとは知ってましたが、ここまで腐っているとは思いませんでした。トランプ大統領の逆転があるなしにかかわらず、未来のアメリカの民主主義のために不正は絶対に暴いてもらいたいです。

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