先週行われた民主党大会では、民主党支持の人々ですらも退屈で死にそうだとか、ビルから飛び降りたいほど退屈だ、とツイートしていたのとは対照的に、今週行われている共和党大会の視聴率は民主党の6倍だという。私は民主党大会など全然みてないが、共和党大会はダイジェスト版をいくつかみた。全体的な印象として、共和党大会は希望の持てる楽観的ないわゆるアップビートな雰囲気である。無論私は共和党支持だからかなりの偏見が入っているのは否めないが。

日本のメディアが共和党大会をどのように報道しているのかはわからないが、アメリカの左巻き主流メディアを単に日本語で焼き直しているだけだとするならば、多分あまり好意的な報道ではないのだろう。

さて、アメリカの主流メディアの中では比較的中道なフォックスニュースから、共和党大会三日目のダイジェストを読んでみよう。

まずはマイク・ペンス副大統領。次期副大統領候補としてのノミネートを受領しながら、ペンス氏はもしバイデンが大統領になったらどんなくらい世の中が待っているかを主張。「ジョー・バイデンのアメリカは安全な場所ではない」と語る。特にペンス氏はバイデンが先週の民主党大会で現在アメリカ各地の都市で起きている暴動について何一つ触れなかったことを指し、「我々はこの国に法と秩序をもたらす」と約束した。

ペンス副大統領は自分とトランプ大統領は警察官は我々のなかでも最良の男女であることをわきまえているとし、「アメリカ国民は法施行を支持することとご近所のアフリカ系市民の生活向上を支持することのどちらかを選ぶ必要はないことを知っている。」

またコロナウイルスによって大打撃を受けた経済についても、トランプ政権のみがその回復のやり方を知っていると強調。「考えても見てください、経済回復をするのに誰を信用しますか?大恐慌以来最悪の経済復活の政権に居た政治専門家ですか?それとも世界一偉大な経済をもたらした指導者ですか?」

「我々はアメリカを再び偉大にするのです。」

ダン・クレンショー(テキサス州、下院議員)

クレンショー議員はアメリカの英雄たちに焦点を当てた。同議員自体が元海軍のエリート戦闘隊シールチームのメンバー。アフガニスタン戦闘で片目を失った英雄だ。

「これがアメリカの真実だ。アメリカは英雄の国だ。」「我々は自由から生まれた共通の価値観を持った人々である。人々は何度となくwれ我の自由と他人の自由のために犠牲を払ってきた。他の国が絶対に主張できないことだ。」

クレンショー議員はまた、英雄とは戦場に立つ者たちだけでなく、武漢ウイルスと闘って長時間働いている看護婦さんや医師たちも英雄であると語った。学校が閉鎖されている間に子供たちの勉強を見てあげる親、唾を吐きかけられても仕事にいそしむ警官など、皆英雄であると。

「何がヒロイズムなのか考え直す必要がある。「ヒロイズムとは自分を犠牲にしすることだ。意見の違う人に道徳を説教することではない。ヒロイズムとは恵みだ、怒りの繰り返しではない。ヒロイズムとは我々の住む場所を復興させることだ、破壊ではない。ヒロイズムとは我々を団結の印への信仰を新たにすることだ、倒壊することではない。」

クリスティー・ノーム女史、サウスダコタ州知事

ノーム知事は民主党知事や市長のいる地域で起きている暴動について糾弾。シアトル、ポートランド、ワシントンからニューヨークに至るまで民主党が仕切る地域が暴徒らによって占拠されてしまっている、善良な市民が暴力を恐れて避難するに至っていると主張。

また共和党は個人の自由を尊重し、祖先や考え方の違いで差別したりしない。我々は憲法のもとですべて平等であると信じ、マーティン・ルーサー・キング牧師の唱えたように、人々の内面で判断し肌の色で判断するようなことはしない、と語った。

実はMSNBCのレイチェル・マドウはここで、演説途中にスタジオに切り替え、事実と異なる発言は正さねばならないと、民主党政党の都市が暴徒に占拠されているというのは正しくないという話をするために、なんと、あのシアトル市長に電話インタビューして事情を聴いた。シアトルではダウンタウンの何区間かがアンティファ暴徒らに乗っ取られて二週間近くチャズだかチョップだかいう名前で「自治区」なるものが作られたことは、読者諸氏の記憶にも新しいことと思う。

まだ演説は色々あるが、すべてを取り上げる時間はないのでこのくらいにしておく。ところで、有名人ではないが、非常に感動する演説があった。下記は下院議員候補として最年少の25歳というマディソン・カウソーン氏の演説。彼は10代の頃に交通事故で下半身不随になった。しかし希望を失わず神を信じ、アメリカのために尽くしたいと立候補した。

若すぎるという批判もあるが、ジョージ・ワシントンもエイブラハム・リンカーンもマディソンも偉業を成し遂げた時はまだ若かった。アメリカはそういう若者たちによって築き上げられてきた国だと語る。

スピーチの最後にアメリカに向けて立ち上がった時は涙が出た。


5 responses to アップビートなアメリカ共和党大会三日目

苺畑カカシ2 months ago

昨晩録画でペンス副大統領の演説を最初から最後まで観た。大統領演説といっていいほど貫禄があり、全く退屈しない力強い感激的な演説だった。聴いていて涙が出てしまった。トランプの二期目が終わってペンスが大統領に立候補したら、絶対応援したいと思った。

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よもぎねこ2 months ago

 一方NHKは必死に民主党を応援しています。

 https://twitter.com/PeachTjapan2/status/1296815639001051136?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1300064714383175685%7Ctwgr%5E&ref_url=https%3A%2F%2Fblog.goo.ne.jp%2Fmoja_gd

 NHKがいくら応援しても、視聴者はアメリカ大統領選の選挙権はないので、全然意味はないのですが、それでも必死なのです。

 これはつまりNHKなど日本のマスコミ関係者の英語力がお粗末で、アメリカで取材はできないので、アメリカの大手メディアの報道をそのまま引き写すしかないからでしょう。

 もう一つの理由は本質的にアメリカの左翼と日本のマスコミに巣くう左翼は同類だからでしょうね。

 でもカカシさんなど現地の情報を知らせてくれる方、英語力のある方が発信してくれなかったら、ワタシのような英語のできない人間は日本のマスコミ情報しか知る事ができませんでした。

 だからカカシさんの情報は本当にありがたいと思います。

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    苺畑カカシ2 months ago

    よもぎねこさん、

    海野素央さんの分析は当たらずと言えども遠からずだと思いますね。しかしカマラ・ハリスが極左翼というのはトランプ陣営が張ったレッテルではなく事実です。バイデン氏は比較的中庸ですが、今民主党は中庸が極左翼に押され気味ですから、トランプ陣営が民主党の分裂を突くというのはよい作戦だと思います。ただ、隠れバイデンよりも隠れトランプのほうが断然多いと思いますよ。なぜなら職場にしろ社交の場にしろ、左翼リベラル発言に抗議する人などいませんが、保守支持を表明したら敵視されるので、トランプ支持者は黙ってることが多いからです。

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Sakura Lover2 months ago

いつもホットな情報をありがとうございます。

BBCの日本語サイト
「トランプ大統領支持のアフリカ系アメリカ人 共和党大会で演説」
https://www.bbc.com/japanese/video-53900139
から黒人議員の発言に興味を持ちました。

そのうちの一人はなんと民主党下院議員の Vernon Jones 氏で水道の配管が屋内に無い粗末な家で育ったと。
https://www.youtube.com/watch?v=H4LqeDt12l0
もう一人はシングルマザーの貧困家庭から上院議員にまでなったTim Scott氏。
https://www.youtube.com/watch?v=8w9ZwgHC78I

候補ではないにせよ、裕福な家庭出身のカマラハリス氏とは出自がちがうなあ。

お二人の演説は特に黒人の心に大きな希望を抱かせるかと思いました。トランプ大統領を人種差別主義者よばわりしているバイデン陣営にとっては強烈なパンチになりえますね。

共和党議員で反トランプ派は代わり映えのしないメンツですが、民主党議員で共和党大会でトランプ応援演説者が出たのは、巷で言われている民主党が分裂している証左なんでしょうかね。

安倍総理が辞任されてしまい、米大統領選の結果が、日本人にもますます目が離せ無いものとなりましたね。日本の安全保障やかの国からのサイレントイノベーションが黄色と赤色の間で揺れているように見えるからです。

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    苺畑カカシ2 months ago

    Sakura_Loverさん、RNCにはたくさん良い演説がありましたね。ユーチューブでところどころ観てますが、感動するものがいくつかありましたよ。

    共和党は人種差別の党だというイメージを民主党は人々に植え付けようとしているので、黒人スピーカーの起用は成功だったと思います。特にミネアポリスとの暴動で命を落としたデイビッド・ドーン元警察署長の未亡人の演説は涙を誘いました。

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