先日イスラエルとUAEが国交正常化を果たしたというニュースが入った。これはトランプ大統領ノーベル平和賞受賞に値する快挙である。

BBCの記事から読んでみよう

イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)が国交正常化に合意した。イスラエルはヨルダン川西岸の一部の併合計画を凍結する。ドナルド・トランプ米大統領が13日発表した。

仲介役を果たしたトランプ氏は声明で、関係国が合意を「歴史的」と呼び、和平に向けた画期的な前進だと評価していると述べた。

イスラエルが湾岸地域のアラブ諸国と外交関係を持つのは初めてとなる。イスラエルは1948年の建国後、アラブ諸国では隣国のエジプトとヨルダンとだけ平和条約を結んでいる。

これに次いで、アラブ諸国ではサウジアラビアなどがイスラエルと国境を正常化させるのではないかとささやかれている。もっともこのアルジェジーラの記事ではサウジはイスラエルとパレスチナの間で和平条約が結ばれない限り、それは起こらないと否定しているが。

さて、なぜ今になって突然アラブ諸国がイスラエルとの国交正常化に積極的に向き合うようになってきたのかと言えば、それはイスラエルとの共通の敵であるイランの存在である。

オバマ前政権はイランへの経済制裁を止めてしまい、核兵器開発を諦めるという建前で巨額の金をイランに渡してしまった。しかしイランがそんな約束を守るわけもなく、イランの核開発は未だに続いている。そして核兵器完成の暁にはイスラエルを攻撃するといまだに豪語している。だが、考えてみれば、イランが核大国になって困るのはイスラエルだけではない。近隣のアラブ諸国はイランの脅威を十分に感じている。

今まで世界中の人々が、中東の平和はイスラエルがパレスチナに妥協し、パレスチナと和平条約を結ぶことから始まると考えてきた。その常識を打ち破ったのがトランプ大統領だ。トランプ大統領は歴代の米大統領が約束しては破ってきた米大使館のエルサレムへの移動を実現させた。トランプ大統領はイスラエルとパレスチナとの和平条約などという無益なことに力を注がず、イスラエルと他のアラブ諸国との関係を取り持つ努力をしてきた。なぜこれが大切なことなのか?

イスラエルとパレスチナの和平交渉はもう1990年代から続いている。アメリカ歴代の大統領がそのたびに間に入って両国の和平を結ばせようと必死になった。1993年には時のパレスチナ代表PLOのリーダーだったヤーセル・アラファトとイスラエルのイツハク・ラビン首相との間でオスロ合意という和平協定が結ばれた。しかしこの協定はしょせん絵に描いた餅に過ぎなかった。その後もパレスチナはインティファダと呼ばれるイスラエルへのテロ攻撃を続け、それが効果を無くすと、その後も今に至るまでパレスチナからのスカッドミサイル攻撃を続けている。

国連にしろ、アラブ諸国にしろ、パレスチナとイスラエルの和平はイスラエルがパレスチナを独立国として認めることで実現すると考えていたが、実はそうではない。イスラエルは何度もパレスチナの独立を奨励した。何度となく行われた平和交渉で常に妥協したのはイスラエルの方である。そして国連から何度となくされた独立国としてもオファーを拒絶してきたのはパレスチナの方なのだ。

パレスチナが独立国となることを拒む理由は大きく分けて二つある。一つ目にはイスラエルとの平和共存はあり得ないという宗教的な理由。だが、もっと大事なのは経済面での理由だ。パレスチナには産業などない。独立国になったとしても一国としてやっていけるような経済的基盤は全くない。彼らが今までやってこれたのはパレスチナ難民という肩書に同情した諸外国からの救済金があったからだ。やたらに独立して難民でなくなったら、その救済金が貰えなくなる。つまりパレスチナはいってみればユダヤ人嫌いの世界諸国からのお恵みで存在していただけなのだ。

しかしここでアラブ諸国がパレスチナを見捨てて共通の敵であるイランと闘うためにイスラエルと手を結んだらパレスチナはどうなるのか?

今現在パレスチナを支援している国はイランと国連諸国。しかし国連加入国のアラブ諸国がイランなどと同盟を結んでいるパレスチナ支援を止めたら他の国連加盟国である欧州諸国もそれに応じるほかないだろう。アラブ諸国とは石油関連で関係を悪化させるわけにはいかないからだ。

イランにしても、イスラエル以外にもイランを敵対視する国々が近くにあるとなると、パレスチナのテロリストにばかり頼っているわけにはいかなくなる。となるとパレスチナへの援助も減るだろう。

アラブ諸国から孤立し、イランや欧州からの救援金が途絶えたパレスチナはどうなるのか、理想としては今パレスチナを牛耳っているテロリスト軍団のハマスがパ人の反逆によって滅びることだ。

一般のパレスチナ人はユダヤ人を嫌っているとしても、イスラエル打倒より自分らの生活向上を願っているはずだ。だからこそパ側からイスラエル側へ出稼ぎに行ってるアラブ人が結構いるのだ。ハマスは金銭的な支援があるからこそ権力をふるっていられるが、それがなくなれば今のようなわけにはいかなくなるだろう。

想像してみてほしい。パレスチナ市民がハマスに反逆し、平和な独立国を願う世界を!

トランプ大統領は天才だ。これまでの中東問題の常識を蹴散らし、パレスチナを無視してイスラエルとアラブ諸国との和平に努めた。完璧な世界ならトランプ大統領こそノーベル平和賞を受賞すべきだ。

アップデート:9・11・20現在。バハレインとイスラエルの国境正常化が実現するようだ。


2 responses to トランプ大統領の快挙、イスラエルとUAEの国交正常化達成される!

苺畑カカシ1 month ago

Up To 9 Additional Nations Could Join Peace Deal With Israel, Including Saudi Arabia, Trump Says
https://www.dailywire.com/news/breaking-up-to-9-additional-nations-could-join-peace-deal-with-israel-including-saudi-arabia-trump-says

nd: Trump Middle East peace approach was not conventional. Here’s what made the difference

https://www.foxnews.com/opinion/trump-middle-east-peace-kt-mcfarland

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苺畑カカシ1 month ago

https://twitter.com/jijicom/status/1307807757358133248
中東の対立構図変化 「脱石油」で実利志向―イスラエル、湾岸2国の正常化

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