FBIが言う中国のキツネ狩り作戦とは何か?

クリストファー.A.レイFBI局長は先日、中共工作員がアメリカ在住の中国人に中国へ帰国するように働きかける、いわゆるキツネ狩り作戦を積極的に行っていると発表した。

レイ局長によると、中共による諜報工作はアメリカに対して長期にわたり最大な脅威であるとしている。

先日行われたスピーチのなかで、レイ局長は北京諜報部の仕事のひとつとして在米中国人に帰国するか自殺するかの選択を迫ったとある。

キツネ狩り作戦は6年前に習近平が外国へ逃亡した腐敗した高官を罰するために始めたものだが、これは大成功だったと大々的に宣伝された。しかし今は中共政府反対派の中国人を燻りだすのに使われているという。

中共はキツネ狩り作戦のことを国際的な反腐敗分子対策と説明しているが、実際には中国共産党に危険を及ぼすとみなされた、政治的な競争相手や反共産党主義者や共産党批判者などが対象になっている。そして何百人という犠牲者がアメリカに住んでいるという。しかもその多くがアメリカ市民や永住権所持者だというのだ。中国はそういう在米中華系人を中国に強制的に連れ戻そうとしているのだ。そしてそのやり方は非常に恐ろしい。

例えば、キツネ狩りの対象になった人間の行くへを突き止められない場合、中国政府は対象者の在米の家族に使者を送り、中国へ帰るか即座に自殺するか二つに一つの選択をせよというメッセージを本人に届けさせるのです。

レイ局長によれば、この作戦は全世界に広がっており、FBIは他の諸国と協力して捜査に当たっているという。

局長は米国内でキツネ狩りの標的になったと感じた人は即座にFBIに連絡するようにと訴えた。

FBI局長はどちらの候補とは言わなかったが、中国政府は今回の選挙でも自分らの有利になるように働きかけていると語った。対中共の強硬姿勢を見せているトランプ大統領と、中国とずぶずぶのバイデンとでは中国がどちらに取り入ろうとしてるかは明白だろう。

またFBI局長は中国は大規模なハッキングやID窃盗や知的財産工作などを積極的に行っており、すでに1000件にも及ぶ事件の捜査中だという。

中国と国境争いをしているインドでは中国のアプリ、ティックトックを使用禁止にしたが、アメリカでも検討中だということだ。

実はこの間、長年中国に住み2~3年前にカリフォルニアに移住した南アフリカ籍のブロガー、ウィンストンが、中国版のSNSで変な女性から言い寄られたと話していた。彼女はSNS上では公開していないウィンストンの本名を知っており、取材したいので自宅へ行ってもいいかとか、それを断るとホテルで会わないかとか色々言ってきたという。ウィンストンは妻子がいることを強調して直接あわなくてもネットでインタビューには応じると答えたところ、なぜか下着姿の写真を送ってきたという。これはいわゆるハニートラップだなと気づいたウィンストンはそのまま会話を終了させた。

ウィンストンは中国人ではないが、中共政府に批判的なビデオをいくつもあげているため目をつけられたのだろう。この他にも彼の中国人妻の職場や中国在住の妻の両親にまでウィンストンに関する情報調査の手が伸びているという。中国人のみならず、在外の外国人にまでこうした圧力をかけてくる中国共産党。本当に恐ろしい政権だ。


Comment

キャンセルカルチャーなんて存在しない、いや存在していたとしても良いことだ、極左翼の矛盾した返答

先日左翼系作家やジャーナリストや知識人150人余りがキャンセルカルチャーに抗議する声明文をハーパー紙に発表したことに関し、親キャンセルカルチャーの極左翼150人からの返答が公開された。 

この手紙は先ず、反キャンセルカルチャーの声明文に署名した人々は著名で多大なる講壇を持つ白人エリート層の人ばかりで、若干何名か黒人知識人が含まれているとはいうものの、これまで少数派として虐げられていた人々の意見については語られていないというもの。

これは確かにその通りなのだが、著名人であるからこそ最初の声明文には意義がある。零細な売れない作家や記者らが自分らの作品が出版されないなどと文句を言ってみても、それはお前らに才能がないからだ、で済まされてしまう。しかし著名で成功している人々ですらも、政治的に正しくないとされる意見を言った途端に業界や社会から締め出されるという事実があるからこそ、この文化の危険性がわかるのである。

だが親キャンセル文化の連中の言い分は、白人エリートが冷遇されてきた少数派をよそに、自分らだけで成功を楽しんで来たのだから、多少批判されて出版の機会を失うくらいのことで文句いうな、そのぐらいはキャンセル文化などと言えるようなものではないということらしい。だいたいハーパー紙のような立派なプラットフォームで声明文を出せるぐらいなのだから、彼らがキャンセルなどされていないことの証拠だというのである。

しかし、この声明文はキャンセル文化など存在しないと言ってるそばから、最初の声明文で挙げられたキャンセルの例に関する反論において、如何にキャンセル文化が必要であるかを説いている。

ニューヨークタイムスの編集員が辞任に追い込まれた件

NYTのジェイムス・ベネットという編集員がBLM暴徒に対して軍隊を出動させるべきだという意見を書いたトム・コットン共和党議員の意見をop-ed欄に掲載したとして、同社の極左翼若者社員から抗議が出、同社の上層部がそれに迎合したことによりベネット氏は平謝りした挙句に辞任した。op-edとはその名の通り同紙の意見の「反対意見」であり同紙の意見を示す社説ではない。op-edに反対意見を載せなければどこに載せられるというのか?

しかし親キャンセル文化派は、BLMやアンティファの暴動を「言論の自由を行使しているだけ」のアメリカ市民と表現し、その平和的な市民に軍隊を出動させるべきなどという意見は掲載されるべきではなかったとベネット氏を批判。これは権力のある人が自分のプラットフォームを悪用した例であると主張。だがそれならなぜベネット氏が辞任しなければならなかったのか。

こういう場合、コットン議員の意見に関する反対意見をあとで載せればいいのであって、意見を掲載した人を辞任に追い込む必要はない。これはコットン議員の意見へのバックラッシュではなく、コットン議員に発言の場(プラットフォーム)を与えた編集者への制裁だ。

著者の人種が本物ではないという理由で出版が取り下げられた件

 ジェニー・カミングスがメキシコについて書いた本で、著者がメキシコ人ではないプエルトリコ系白人であったことから批難され出版を取り下げられた。黒人やラテン系の著者が同じような本を出版しようとしてもカミングスが得たような報酬は望めない。だから白人の著書が本物の体験によるものでもないのに出版されなくて当然だという理屈。カミングスが白人だろうと火星人だろうとメキシコに関する本を書いてはいけないという理屈はおかしい。彼女が当初契約を得られたのは彼女の才能にあるのであり、彼女が白人だったからではあるまい。(ミスター苺は白人作家だが全然売れてないぞ!)これも彼女の著書に関する批判ではなく、彼女の本が出版されたことそのものが正しかったとする意見に問題がある。

このほかにも色々前者の挙げた例について、それはキャンセル文化とは関係ないという理屈をこねてはいるものの、例えそうだったとしても当然の成り行きなので問題はないという意見。

親キャンセル派の意見は、反キャンセル派の人々は自分らが好きに使ってきた権力が使えなくなったことに文句を言っているだけで、本当の意味での言論の自由など興味がない、そんなのはただの言い訳だと言いたいらしい。たしかに私たち右翼保守から言わせてもらえば、両者とも同じ穴のムジナと言えないこともないが、それでも左翼側からこういう意見の違いが出てきたことは好ましいことだと思う。無論声明文などいくら書いても極左翼には通じない。

もしリベラル派が極左翼と対抗したいなら、右翼保守とは絶対に手を結べないなどと言ってないで言論の自由のために戦わなければならない。彼らにその覚悟はできているのだろうか?


Comment

キャンセルカルチャーを止める力は我々にある

本日も続けてキャンセルカルチャーについて書きたいと思う。先日よもぎねこさんからご指摘があったように、キャンセルカルチャーは以前2016年に拙ブログで紹介したノープラットフォームの延長線にある。

ノープラットフォームは充分に左翼(今でいうウォーク)ではないと認定された教授や知識人が大学キャンパスで講演を拒まれるといった主にイギリスではじまった動きである。アメリカでは当初、右翼保守の知識人が大学での講演を拒まれるという形で始まった。数年前、極右翼のマイロ・ヤノポリスのカリフォルニア州バークレー大学での講演に反対する左翼による暴動につながったのがそのいい例だ。

しかしこのノープラットフォームは大学構内を超えSNSの世界にも広がった。フェイスブックやツイッターそしてユーチューブなどが保守派の口座を次々に凍結するようになった。しかし攻撃の対象は右翼だけでは収まらなかった。

いまやキャンセルカルチャーとなったノープラットフォームは、どれだけ敬虔な左翼であろうと容赦しない。ニューヨークタイムスの編集者が同紙に共和党議員の意見を載せたというだけで同社の若いウォーク社員からの圧力で辞任を余儀なくされたり、大学の教授が授業中に読んだマーティン・ルーサー・キング牧師の獄中での手紙のなかに、黒人への侮蔑語が含まれていたというだけで人種差別者扱いされるという極端な状況になっている。よもぎねこさん曰く、

それで今の状況を見ていると、彼等は保守派を黙らせたので、次に矛先を自分達の仲間内へと向けるようになったのではないですか?

 これってロシア革命の時に、皇帝一家始め帝政時代の政治家や貴族を殺戮し終えた共産主義者が次に自分達の仲間内で粛清を始めたのとまったく同じメカニズムでしょう?

現に、このキャンセルカルチャーに抗議する声明文を書いた100人あまりの左翼リベラル系作家やジャーナリストたちがすでに激しいい攻撃の対象となっている。先日ハーパー紙に掲載されたキャンセルカルチャーに関する声明文は、過激派左翼から「キャンセルカルチャーなど存在しない!」という不誠実な猛攻撃を受けている。

しかしこれらの左翼リベラル知識人が本気でキャンセルカルチャーを辞めさせたいなら声明文など書いていても無駄である。極左翼にいくら嘆願しても相手は聞き入れてなどくれない。彼らとの妥協も交渉も不可能である。

ではいったい我々はどうすればこのキャンセルカルチャーに立ち向かえばいいのだろうか?

極左翼の要求が通るのは、我々非極左翼の人間が応えてしまうからだ。一般の雇用主にしろ出版社にしろ大学やもろもろの組織が、従業員やメンバーへの理不尽な攻撃に勇み足で極端に反応するのをやめて、もう少し落ち着いて状況を判断することから始めるべきだ。ネットのアラシ連中の集中力などハエほどもない。調査中ですと言って時間稼ぎをしていれば、自然と忘れて次の標的を探すようになるだろう。

多くの組織は人種差別者の汚名を着るのを極度に怖がる。調べれば根拠のないいいがかりだとわかったとしても、そういう説明をいちいちしているうちに風評が広がってしまうのを恐れているのだろう。だからこういう企業に「ちょっとまって、少し落ち着いて」と言ってみても無駄かもしれない。

だとしたら、企業/組織の痛いところをつくしかない。もとはと言えば不特定多数の苦情メールが組織に殺到したことから始まったのだから、そうやって従業員を解雇した企業に同じように「そんな理不尽な理由で従業員を解雇するな」という苦情メールをおくってはどうか? そして不条理に解雇された人は募金活動などして企業相手に訴訟を起こすという手もある。企業はもともと面倒くさいことがきらいだから解雇に踏み切ったわけだし、解雇すればもっと面倒くさいことになるとなれば、そう簡単に解雇は出来なくなる。

そして理不尽な噂を流した人々の責任を徹底的に追及することだ。文脈なしのつぎはぎのビデオをアップしてあたかも人種差別があったかのように解説を付けた人間は法律上でも社会的にも罰せられるべき。

自称ジャーナリストの攻撃記事には、攻撃対象となった人はもとより、その攻撃は理不尽だと思った人々が結託して元記事を書いたジャーナリストに反撃すべき。黙っていては本当だと思われてしまうからだ。

キャンセルカルチャーが機能するのは、権力のある組織がキャンセルに応じてしまうことからはじまる。組織や社会がその理不尽な要求に応じ無くなれば、しぜんとそんな文化は廃れてしまうのだ。しかしそれには、私も含め、すべての人々にもう少し勇気が必要だ。


View comment

左派の方がかえって犠牲になるキャンセルカルチャー

この間、マウントラッシュモアの演説でトランプ大統領も取り上げていた左翼によるキャンセルカルチャーだが、今回はこの風潮は保守派より左翼系の人のほうが犠牲になりやすいという話をしたい。

さていったいキャンセルカルチャーとは何ぞや?これは十分に左翼思想に染まっていない人の何気ない発言を取り上げて、その人の雇用主やスポンサーに大量のメールを送って圧力をかけ、その人の生活手段を奪い社会から抹消する文化のことだ。「だれだれさんがキャンセルされた」というのは、その人が社会から疎外され人生を破壊されることを意味する。

これは何も今に始まったことではない。1980年代にトークラジオで一躍人気者になった右翼保守DJのラッシュ・リンボーなどは、左翼活動家がリンボーの番組のスポンサーの不買運動をするなど圧力をかけ、リンボーのラジオ番組を打ち切らせようとした。その圧力に負けて提供から降りたスポンサーも何社かあったが、それでもリンボーは人気がありすぎたため生き延びることが出来た。今でもフォックスニュースのタッカー・カールソンなどはしょっちゅうこの手の攻撃の的になっている。

しかし、リンボーにしろカールソンにしろ、彼らの右翼保守の立場は誰もが知ることで、今更彼らが保守的な言動をしたからといって誰も驚きはしない。彼らの雇用主もスポンサーもファンも彼らの意見を知ったうえで支持しているのだから左翼から苦情が来たからと言って、だから何なんだといった程度のことだろう。

問題なのは常に敬虔なる左翼リベラルとして生きてきた人や、特に政治的な見解など持ち合わせず無難に生きてきた人々が、十分に*ウォークでないという理由で突如として世界一の悪人と告発されて責められることだ。(*ウォーク:過激な左翼思想に目覚めている人)

例えば今話題のJ.K.ローリング女史などがいい例。同女史著のハリー・ポッターは2000年代に大旋風を巻き起こした人気大作。彼女はイギリスの移民政策などでもかなりバリバリの左翼リベラル。ところが最近彼女のトランスジェンダーに関する見解が元になり、こんな敬虔な左翼リベラルですらもキャンセルされそうな状態である。彼女の犯した罪と言えば、「トランス女性は女性ではない」という常識的な見解。

立派なことにローリング女史はハリーポッターの三主役の役者たちをはじめ作家やセレブなど多くの左翼から袋叩きにあっているが、全く怯む様子を見せない。私は女史のファンではなかったが、このことに関して怖気づかずに自分の主張を押し通している姿に拍手を送りたい。

こうしたキャンセルカルチャーに疑問を抱く左翼系の作家たちがキャンセルカルチャーを批判する声明文を発表した。この声明文の署名に名を連ねているのはローリングはじめノーム・チョムスキー、サルマン・ラシディーといった著名な左翼系作家ばかりである。この中の一人でもトランプに投票したような人は含まれていない。

その内容はといえば非常に常識的なものだ。おおざっぱにまとめると、

最近は意見が違う人間の言論を検閲する傾向がある。過激派右翼ならいざしらず、我々左翼リベラルが、違う意見に不寛容になり複雑な問題を盲目的な道徳観念で恥かしめ社会から疎外するのはよろしくない。我々こそもっと色々な角度から豊富な議論を尊重すべきである。しかし最近ほんの些細な反則と取られる意見でも、速やかかつ厳しい罰をあたえることを求める声が多く聞かれすぎる。さらに問題なのは組織のリーダーたちが評判を失うのを恐れて慌てふためき、慌ただしく不均衡に厳しい罰を与えている。

その例として出版された本が引き下げられたり、記者が特定の記事を書くのを禁じられたり、教授が特定の作家の文章を引用するのを妨げられたり、組織の代表が些細な間違いで辞任を余儀なくされたりしている。個々の件の詳細はどうあれ、我々が罰を恐れずに発言できる範囲がどんどん狭まっている。多数意見から少しでも外れれば、いや、充分に積極的に同意していないというだけで、作家や芸術家や記者たちはその生活手段を奪われる危機に直面する。

無論この声明文に対してはすでに猛攻撃が始まっている。その迅速かつ猛烈な反撃に耐え切れずに、署名を撤回する作家たちも出てきているほどだ。

これに対する反論は「キャンセルカルチャーなどと言うものは存在しない」という意見。クリオ・ロウズのこの反論はもう典型。

ロウズは声明文の言うキャンセルカルチャーなどというものはなく、それは単なる自己責任文化(Consequences culture)だという。コンセクエンスというのは自分のした行動が起こす悪い結果のことを言う。ロウズが言うに、作家が公の場で公表した意見は批判されて当然、それは別に検閲でもキャンセルでもないというのである。

無論こういう反論は不誠実極まりない。ロウズも十分承知のことだが、主流左翼の意見に少しでも外れたとされる人々は、単に公の場で批判されるというだけでなく、彼らが意見を発表する場を奪われるのだ。声明文が指摘しているように、作家と意見が違うというだけで出版社に圧力をかけてその作家の本の出版を妨げたり、大学教授が大学から首になったり、公演会場を暴力で脅迫して演説かの公演を中止にさせたりするのは単なる批判ではない。

こうした運動の主導権を握っているのがロウズのような超過激派左翼なのである。ロウズは特にローリングへの批判について、

私たち(一人で書いてるのになぜか二人称)はこれをアラシを扇動するために書いているわけではなく、心を広くもって正裁に注目したフェミニストの空間に招待するために書いている。私たちは自己責任と個人がトランスそしてノンバイナリー及び生理平等とインターセクショナルフェミニスト運動により成長することを奨励するために書いている。

この訳の意味が全く分からない読者諸氏、ご安心あれ、原文はもっと訳が分からない。これは英語ではなく左翼ウォーク語だ。我々常識人にわかる範囲ではない。しかし怖いのはこういう頓珍漢な人たちがローリング及び著名な左翼作家や記者たちの言葉を検閲しているということだ。

右翼保守はもうずっと前から講壇を失っていた。SNSは右翼保守には不寛容だ。しかし左翼のなかからも現代のキャンセルカルチャーへの批判が出てきたことはよい傾向だと思う。ローリングやこの声明文に署名した人々のように、多くの人がキャンセルカルチャーを恐れずに勇気をもって発言すれば、こんな文化はすぐにでもつぶせる。

早くそんな時代になってほしいものだ。


View comments (3)

黒人のイメージを悪くしてるのはハリウッド映画なのか?

この間、ブロガー仲間(と私が一方的に思っている)よもぎねこさんのことろで、黒人を犯罪者扱いする映画って見た事ありますか?というエントリーがあった。そこではハリウッドの黒人俳優たち300人がハリウッド映画やテレビ番組で黒人を犯罪者扱いする描写が多すぎることに抗議する手紙が紹介されていた。その手紙には「黒人を犯罪者扱いし、法制度を歪曲して、警察の腐敗と暴力を美化することにハリウッドや主要メディアが加担してきたことで、黒人の命が奪われる恐ろしい結果をもたらしている」と書かれていたそうだ。

よもぎねこさんは、最近のハリウッド映画で黒人を悪役にしているものは先ず観たことがないとおっしゃっている。確かに最近のハリウッド映画では黒人がヒーローだったり良い警官だったりするものはたくさんあるが、悪役が黒人というのは稀だ。

1993年にロサンゼルス暴動が起きた直後、ローアンドオーダー(法と秩序)という弁護士と警官を主役にしたテレビ番組でLA暴動が取り上げられた。しかしなんと番組の中で略奪をしていた人間はすべて白人だった!あの暴動は黒人容疑者逮捕に過剰な暴力を使ったとして起訴されていた四人の警官が無罪になり、それに怒った黒人たちが始めた暴動なので、略奪者がすべて白人だったら意味がない。これだけでも当時からテレビドラマは黒人に気を使っていたことがわかる。

ところで、このコメント欄に寄せられたかんぱちさんのコメントが的を射ていた。「おまえがいうな」という見出しで、かんばちさんはこう指摘。

「黒人=犯罪者」 というイメージを広めたのって、他でもないエンタメ業界の黒人自身でしょ? 1990年代~2000年代に流行った 「ギャングスタ・ラップ」 なんて、ミュージック・ビデオの中で黒人ラッパーが自ら 「俺たち、こんなにワルなんだぜ。うぇ~~い!!」 って、やってたし。(略)ギャングスタ・ラップの歌詞は、内容が反社会的なだけじゃなくて、女性や性的マイノリティーなどへの差別表現を多く含んでいることでも有名でしたね。

そのなかでも2Pacと呼ばれたラッパーは「警官を狙撃したり、女性蔑視の歌詞 (2パック自身はフェミニストだと語っているが、金目当てで性交する女性として 「ビッチ (bitch)」 を頻繁に用いる) などにより名誉毀損で告訴され」たそうだ。しかもノトリアス(悪名高き)BIGや2Pacは実際黒人マフィアと深いつながりがあり、人気絶頂の頃に暗殺された。

以前にも紹介した13thというビデオの中でも、夜のニュースでやたらと意図的に黒人の犯罪者が逮捕される映像が流れて黒人のイメージが悪くなったと語られていたが、国民の13%しかいない黒人が40%以上の凶悪犯罪を犯しているという事実がある以上、ニュースが意図的に黒人の犯人の姿だけを見せるという理屈はかなり苦しいこじつけだ。

それに最近TikTokやツイッターに、やたらと黒人の若者が白人に暴行を振るっているビデオが上がってくる。もう10年くらい前から黒人の若者の間ではノックアウトゲームという、すれ違いざまに非黒人(白人とは限らない)を殴り倒すゲームが流行っており、監視カメラに映ったそうした画像が結構ニュースでも報道されていた。

しかし最近になってSNSにそうした動画がたくさん上がるようになった。内容は通りがかりの見知らぬ白人をいきなり殴り倒すものから、学校の同級生の白人をよってたかって袋叩きにするものから色々だ。デパートの店員が突然黒人客に殴るけるの暴行を受けた動画は記憶に新しい。

こうしたビデオは白人至上主義の人たちが黒人を悪く見せようとして選りすぐってSNSに上げたのではなく、暴力を振るっている当人たちが面白がってビデオを撮ってアップしているのだ。聞いた話では黒人の若者の間で白人に暴力を振るったり犯罪を犯しているビデオをあげて自慢しあうサイトまであるそうだ。

自分たちでこんなことをしていたら、黒人とすれ違うのすら怖いと思う白人が出てきても不思議ではない。

BLMの名の元に略奪や放火が起こし、高速道路を封鎖して足止めを食った無関係の車を破損し運転手たちに暴力を振るう、意味もなく偉人の銅像を倒しまくる。そんな映像が毎日のように世界中に流れるなかで、ハリウッドがわざわざ黒人を悪役になどしなくても、充分に黒人の犯罪者としてのイメージが宣伝されているではないか?

黒人が黒人は犯罪者だという印象を他人に与えたくないなら、黒人の評判をよくしたいなら、自分たちの中で悪行を働く人々を糾弾し止めていくところからはじめなくてはならない。自分らの町で自分らを殺しまくっていては、いくら口で要請しようと何百人の黒人俳優が署名しようと、黒人のイメージがよくなる見込みはない。

私個人、別に黒人に対して偏見も差別意識も持っていないが、BLMのおかげで黒人は怖いという気持ちが生まれたことは否定できない。


View comments (2)

ブラックライブスマターへの寄付金の行くへは民主党?

本日ユーチューブでチャンネルサーフをしていたら、こんな動画に行きついた。この男性は黒人で共和党支持の愛国者とある。 このビデオの主題は、BLMへの寄付金はどうやら民主党の選挙運動や人種問題とは全く関係ない左翼団体に使われているらしいというものだった。

ブラックライブスマターの寄付金のページに行ってみると、同団体は国際的な組織であり、その目的は「白人至上主義を撲滅すること」とある。しかし、寄付をしようとするとアクトブルーというページに移動する。アクトブルーというのは何を隠そう民主党委員会の資金調達部門のなのだ。

アクトブルーは表向きは非営利組織だとあるが、実は集まった資金の大半は民主党の選挙運動やその他の左翼活動に使われている。こちらのサイトにその内訳が詳しく説明されている

金額が一番多い順に羅列すると、バーニー・サンダース、ジョー・バイデン、エリザベス・ワレン、その他民主党の候補の名前が並ぶ。ちなみにこれらの候補者はすべて白人。若干一名中国系のアンドリュー・ヤングがいるのみ。

あれ、これって何かおかしくないか?BLMは国際組織でBLMへの献金は世界各国から集められている。K-Popの原爆少年隊、、もとい防弾少年とかいうボーイバンドが百万ドル寄付したという話を聞いたことがある。しかしながら、もしそれが本当だとすれば、民主党は資金を外国から集めていることになり、これは選挙運動違反になる。無論候補者個人にお金が行っているわけではないので、そのへんはかなり微妙ではある。

それだけでも問題だが、肝心の「白人至上主義撲滅の活動」にはどのくらいの金額が使われているのか?この詳細には全くみられないのだが。


View comments (4)

現代の価値観で過去を裁く愚行

先日トランプ大統領がマウントラッシュモアで演説した時、ラッシュモアに刻まれた大統領の二人、ジョージ・ワシントンとトーマス・ジェファーソンのことを「奴隷所持者」と表現した左翼メディアが数えきれないほどあった。しかしこの二人がアメリカ建国の父であるという偉業を無視して、奴隷を所持していたということだけに焦点を当てることの愚かさに彼らは気づいているのだろうか?

当時のアメリカでは、いやそれを言うなら世界中で、裕福層が奴隷を所持するのは普通だった。それが当時の労働力の基盤だったのだ。そうした歴史的背景を無視して、そのことだけに現代の価値観を当てはめて偉人を裁くなど愚の骨頂である。

だいたい現代の価値観で過去の人々の「悪行」を裁く人々は、例えば今現在政治的に正しいとされている習慣や思想に挑戦できる勇気を持っているのか?しかも、その疑問や異議を唱えることで、友達を失い家族を失い仕事を失い社会的信用を失う可能性があった時、本当に声高にその習慣に異議を唱える勇気が彼らにはあるのか?

奴隷制度にこだわるなら、今現在も奴隷制度を保っている他の国の批判をなぜしない? 黒人差別がいけないというなら日常的に黒人を差別しているサウジアラビアや中国政府の批判をなぜしない?占領した土地の女たちを性奴隷にして人身売買してるタリバンの批判をなぜしない?

現在起きている悪行に声を上げる勇気のない人間が、過去の偉人の落ち度を責める資格などない。


View comments (3)

いい加減にしろ野蛮人ども!、アメリカがアンティファテロリストに立ち上がる時

五月の終わりごろから始まったアンティファ・BLMの暴動は全国各地に広まり衰えを見せていない。アンティファどもの暴挙は日に日に過激になり、街は焼かれ略奪が横行し、民家や個人が無差別攻撃の被害にあっている。

民主党の知事や市長らは左翼過激派に同調して警察の予算を削ったり解体の要求に応じたりしているなか、頼りになるはずの共和党政治家たちは怖気づいて隠れてしまっている。あんたたちがしっかりしないでどうすんだよ、何のためにあんたたちを選んだと思ってんだ!と人々の怒りは絶頂に達している。

しかし自由を愛する開拓精神旺盛なアメリカ人がこんなことで怯むはずはない。警察や政治家が頼りにならないなら、自分のことは自分で守るしかない。結局最後にはそういうことになるんだなという出来事がいくつか起き始めている。

銃購買率激増!

武漢ウイルスでロックダウンが始まったころから銃の売り上げが続々と増えているという話は聞いていた。日本の皆さまからは、ウイルス蔓延と銃とどういう関係があるんだというご質問が結構あったが、今の状況をご覧になれば納得していただけたのではないかと思う。

さらに、5月の終わりに始まった人種差別暴動により、銃の売上率は激増したという。さもあらん、町々で商店が焼かれ略奪が起きているのに、警察の姿は全く見られないのだから。もしこれまで、アメリカで銃は必要ないと考えている人がいたとしたら、もうそんな人は存在しないだろう。今ほど憲法成案第二条の銃支持の権利の大事さがわかる時はない。

己防衛を始めた市民

読者諸氏もご覧になったと思うが、セントルイスの豪邸に住むマクロスキー弁護士夫妻が鉄条門を破壊して敷地内に侵入にした3百人余りの暴徒らに銃を向けて応戦するという事件が発生した。

左翼メディアは平和的な抗議デモをし道を歩いていただけの人々に銃を向けるなど、彼らの行動は過剰で人種差別意識の表れだみたいな批判をしている。CNNのクリス・クォモなどはご主人のマクロスキーさんをインタビューした際、あたかもマクロスキーさんに落ち度があるかのようにな態度を取った。しかし300人余りの暴徒が門を壊して自分の敷地何に入ってきて怖くない人がいるだろうか?夫妻の話では敷地内を警備しているはずの武装警備員の姿はどこにもみられず、警察を呼んだが来てもらえず、自分らは孤立していると判断したそうだ。

このままでは家に暴徒がなだれ込み、自分らは殺され家のものは略奪され放火されてしまうかもしれないと二人は思った。ほんの一週間前にここから5㎞と離れていない街中でコンビニが一軒焼かれる暴動が起き、元警察署長のデイビッド・ドーンさんが友人の店を守ろうとして射殺されたばかりである。こんな群衆が集まれば、何をされるかわからないと判断したとのは当然である。

クリス・クォモは「でも結局なのも起きなかったじゃないですか」とバカみたいなことを言った。それは夫妻が銃を構えていたからだろうが、この馬鹿!じゃあ、あんたの豪邸の門を蹴破って300人の暴徒が押し入ってもあんたは何もしないってのか?武漢ウイルスに感染してるのに町をうろついて、それを通りがかりの人に咎められただけで逆切れしてた人が良く言うよ。

左翼メディアがどういおうと、マクロスキー夫妻を批判している人より同情している人の数のほうが圧倒的に多い。すでに夫妻を英雄にように扱ってる映像があちこちで見られる。ところで夫妻は民主党支持で民主党にも多額の献金をしているというから、これは右翼とか左翼の問題ではない。

ツイッターなどでは各地で武装した一般市民が自分の店や近所のビジネスを守っっているビデオがいくつも上がってきている。それらの市民は白人も黒人も老若男女の区別は全くない。善良な市民が自分たちのコミュニティーを守ろうという気持ちで団結しているのだ。

やっと動き出した警察/州軍

ワシントン州のシアトルで自治区を作るなどというバカげたことをやっていたBLM/アンティファ連中も、結局自分らで治安維持が出来なくなり、毎日のように仲間内で撃ち合いを続け、すくなくとも三人が射殺されてしまった。しかもそのうち二人は自分らで勝手に作り上げた「警備員」の犯行だ。

アンティファの馬鹿どもは、調子に乗って彼らをずっと甘受してきた市長の家にまで押しかけて辞任を迫ったため、怒った市長が警察を送り込みCHAZとかCHOPとか呼んでいたごみ溜めが反日で撤去された。あれだけ威勢のいいことを言っておきながら、いざ警察が来たら、ほんの数人の自転車警察官の前に蜘蛛の子を散らすようにすたこらさったと逃げてしまった。

一方、37日間ぶっ続けでオレゴン州のポートランドで暴動をやっている本家アンティファ連中も、やっと重い腰を上げた州知事の命令により出動された州兵と国家安全保障警官たちの前で及び腰になっている。だいたいこいつらはただの不良が集まっただけのギャングだ。上層部は頭の切れる奴もいるだろうし、中には格闘技のできるやつもいるだろう。だがほとんどの参加者は素人なので、プロの軍隊や警察が本気で出動したらとても太刀打ちなどできるはずもないのだ。彼らがいままで好き放題が出来たのも、地元政治家たちが何もしなかったからなのだ。

トランプ大統領の出番

こうした暴動が続き、偉人の銅像が次々に倒されるような事態をよそに、トランプ大統領はなにをやっているんだと私を含め多くの国民が怒っているなか、実はトランプ大統領は忙しく計画を練っていた。

この間の演説で、トランプ大統領は銅像を倒した人間は最低10年の禁固刑に処すると発表したが、実はもうすでに銅像倒しや暴動を扇動したアンティファのテロリストたちが数百人も逮捕されていることがわかった。これらの人間を取り締まれば、彼らの金の出どころが何処なのかもわかるかもしれない。そうなればアンティファの裏にいる左翼活動家の本性がばれるかもしれない。

アンティファのみならず、BLMがただの暴徒の集まりでアンティファ同様テロリストなのだということもはっきりするかもしれない。そうなれば調子にのってBLM支持などと言ってた芸能人や企業も手の平を返すように、去っていく可能性はある。

そしてそれが11月の選挙前に起きてしまえば、アメリカに法と秩序をもたらした大統領としてトランプ大統領の再選は間違いないだろう。

追記:

7月7日:マクロスキー夫妻のもとにBLMの暴徒たちが再び集まった。夫妻は民間の警備員を雇い、暴徒らは門内には入ってこなかった。


View comments (5)

左翼に挑戦状を突き付けたトランプ大統領に左翼メディアがヒステリーを起こす

前回紹介したトランプ大統領のマウントラッシュモアでの演説は、トランプ大統領による左翼化した民主党及び過激派左翼活動家に挑戦状を突き付けるとも思われる内容だった。トランプ大統領は左翼の脅迫や暴力には屈しないと真っ向から立ち向かう姿勢を示したのだ。これに逆鱗したのが左翼メディア。こぞって暗く分裂を生む内容だなどと批判。メディアはどうやらトランプ大統領に本髄をつかれてかなりヒステリー状態になっているようだ。

APは「マウントラッシュモアにおいて、トランプは国家の分裂をさらに深めた」との見出しで、人種問題で正裁を求める活動家たちを「容赦なく我が国の歴史を消し去ろうとする運動」などと責めたと批判する。しかしアメリカ人が愛する建国の父たちや奴隷制度撤廃のために戦った偉人達の銅像を次々になぎ倒している暴徒たちを他にどう表現することが出来るというのか?

APはさらに、偉大なるアメリカの大統領たちのことを「奴隷制度の恩恵を受けた」人々という言い方をして侮辱した。左翼メディアはトランプを憎むあまり、アメリカ人が代々尊敬し愛して止まない偉大なる大統領たちの尊厳につばを吐きかけているのだ。

ちょっと話がずれるが奴隷を持っていた人々すべてを悪者扱いし、それだけが彼らの人格を象徴するものだという考えは単純すぎる。当時のアメリカでは、いやそれをいうなら世界中で、上層階級の家には奴隷がいた。奴隷という名前ではなくても、自分勝手に仕事を辞めたり土地を捨てて別の場所に移動するなど自由にできない人々を管理していた地主や家主などいくらでもいた。社会がそのように機能していた時代に、自分だけ奴隷を持たないということはできない。たとえ個人的にその制度に反対していたとしても、それに反抗するためにはかなりの努力と勇気を必要とする。建国の父たちはそれ以外にもっと差し迫った重要な問題が目の前にあったのだということを忘れてはならない。

ニューヨークタイムスの見出しは「トランプはマウントラッシュモアの演説を使って分裂を生む文化戦争のメッセージを伝えた」とし7月4日の演説を左翼を独裁政権に導くなどと藁人形論を展開させたと責めた。

ワシントンポストは、トランプ大統領は人種問題で分裂している状況を利用し、自分こそが法と秩序の大統領であることを強調したとし、人種の正裁を求めるデモ活動をアメリカの伝統を消し去ろうとする「左翼文化革命」と表現したとして批判。町に繰り出して商店を焼いたり偉人の銅像を破壊する行為が人種問題解決にどう役に立つというのかね。

いつものことだが、左翼メディアのヒステリックな反応はトランプ大統領の思う壺だ。彼らはトランプを嫌うあまり、略奪や放火を繰り返す暴徒らの行為を正当化してしまっているのだ。トランプ大統領の演説が分裂を生むものだったとしたら、それはアメリカを愛しアメリカをよくしていきたいと思う人々と、アメリカを憎みアメリカを破壊してしまいたい、と思っている人々との分裂である。そして左翼メディアはこのアメリカを破壊した側についてしまっているのだ、そのことに彼らは気が付いているのだろうか?

アメリカ人なら民主党だろうと共和党だろうとアメリカを愛しているだろう。アメリカの歴史を抹消し伝統を破壊し、アメリカを共産主義の独裁社会にしたいなどと思っている人はごくごく一部の過激派だけだ。アメリカをよくするためにトランプ大統領の政策には反対だというならわかる。民主党のバイデン候補のほうがアメリカ社会がよくなる政策を持っているというならそれはそれでいい。

だが、今の民主党は、そしてそれを応援する左翼メディアは、アメリカの歴史を抹消しアメリカの伝統を破壊し、全く違う社会をつくりあげ、自分らがその政権の権力を独裁しようとしている過激派の味方をしているのだ。民主党はアメリカの破壊を望んでいるのだ。

もしも、民主党も左翼メディアもそんなことは望んでいないというなら、もしトランプ大統領の表現が誤りであるというなら、暴動を繰り返す暴徒たちの行動を「平和的な抗議デモ」などと言って正当化するのを今すぐやめ、悪いことは悪い、とはっきり断言すべきだ。そして銅像を破壊しまくっているテロリストたちの取り締まりに協力すべきだ。それができないならトランプ大統領に何をいわれても弁解はできない。

アメリカを愛しアメリカをよくしたいトランプ大統領と、アメリカを恥じアメリカを憎みアメリカを破壊したバイデン候補と、アメリカ国民はどちらを選ぶだろうか?

答えはかなり簡単だと思うが。


View comments (6)

トランプ大統領の反撃、マウントラッシュモアの演説

私が愛読しているツイッタラーのリッキーさん(Ricky_Elwood@David_R_Stanton)が先日(2020年7月3日)にマウントラッシュモアので行われた独立記念日前夜祭におけるトランプ大統領の演説を部分的に紹介してくれているので全文掲載したい。私にはとても訳せる長さではないので、非常に助かる。ありがとうリッキーさん。

引用はじめ:「レディース・アンド・ジェントルメン、ドナルド・トランプ大統領です!」

(2h24’49”) アメリカの独立を祝賀するに際して、これまで生まれたうちで最も偉大なアメリカ人達の素晴らしくも荘厳なモニュメントのふもとよりも適した場所は無いでしょう。本日、我々はジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、エイブラハム・リンカン、そしてテディー・ルーズベルトの特別な人生と並外れた遺産に敬意を払いたく思います。

(2h25’20”) 私はあなた方の大統領としてこの国の前で、そして世界の前で『このモニュメントの神聖さが汚されることは決して無い』(大歓声)と宣言するためにここにいます。彼らの成し遂げたことは決して忘れられる事はありません。そしてマウント・ラッシュモアは建国の父達、そして我々の自由への永遠の賞賛として永久にそびえ立っている事でしょう」(USA! USA!の歓呼)

(2h26’12”) 「我々は今宵、この国の歴史で最も重要な1776年7月4日を祝うために集まっています。この言葉において全てのアメリカ人は胸いっぱいの誇りに満ち、全ての家族は喜びに満ち、全てのアメリカを愛する国者民達は喜びで満たされているに違いありません。なぜなら皆さん全てが世界の歴史において最も傑出した国に住んでいるからです。

(2h26’55”) アメリカの建国者達は革命政府を樹立しただけではありません。正義、平等、自由、そして繁栄の追求についても革命を起こしました。人間として生きる諸条件の進歩においてアメリカ合衆国よりも多くを成し遂げた国はありません。そしてこの偉大な国の国民ほど人類の進歩を推進するのに多くを果たした国民もいないのです。

(2h27’25”) それは全て244年前にフィラデルフィアに集まって独立宣言に署名した56人の愛国者達の勇気によって可能になったのです。彼らは『人は全て平等なものとして創られている』と述べ、世界を永久に変える事になった『神から与えられた真実』をそこに正式に記したのです。この不朽の言葉は『止まることのない自由への行進』をスタートさせる事となりました。

建国者達は『天にまします創造主によって与えられた同じく神聖なる権利を我々は皆授けられている』と、そして『それは神が我々に与え賜うたものであるから、我々は誰かがそれを取り上げる事を許さない』と力強く宣言しました」(大歓声) (2h28’29”) 「1776年の独立宣言は何千年にも亘って西洋が成し遂げた文明化、そして熱情のみではなく叡智、哲学、理性においても遂げた偉業の頂点となるものです」 「それでも我々が一堂に会している今晩でさえ、我々の祖先が激しく戦い、もがき、血を流して確固たるものにした筈の神の恵み全てを脅かす危機が大きくなっています。

我が国は今。我々の歴史を消し去り、建国以来の英雄達の名誉を毀損し、我々の価値観を消し去り、そして子供達を洗脳する情け容赦の無い組織的な活動を目撃しています。(ブーイング) (2h29’19”) 「怒れる暴徒達は我々の最も神聖な記念物を貶める為に建国の父達の像を引きずり倒しています。そして我々の都市に暴力犯罪の波を爆発させているのです。これらの人々の多くは自分達が暴力を振るっている理由すらよく知りません。しかし自分達のやっている事を正確に理解している者達もいるのです。彼らはアメリカ国民は意気地がなくて、脆弱で、そして服従的であると考えています。

(観客席よりNo!の声) しかし、今やアメリカ国民は強く、誇り高く、そして自国の価値観、歴史、そして文化の全てにおいて奴らに取り上げられるのを許すつもりはありません」(大歓声) (2h30’27”) 「奴らの政治的武器の1つが人々を仕事から追い出し、反対を唱える人に恥を与え、自分達に同意しない者に完全なる服従を強要する『キャンセル・カルチャー』です。これこそが全体主義の化身です。それは我が国の文化、我が国の価値観にとっては完璧に異端なものであり、そしてアメリカ合衆国の中には全体主義の居る場所は無いのです。(大歓声)

(※カカシ注:キャンセル・カルチャーについては前回拙ブログで説明しているのでご参照のこと)。自由(liberty)、我々の大いなる自由に対するこの攻撃は止めさせねばならないしそれは速やかに止むでしょう。我々はこの危険な運動をすぐに暴きます。そしてこの国の子供たちを守ります。そしてこの急進的な攻撃を止めさせ、我々の愛するアメリカン・ウェイ・オブ・ライフを守ります。

我が国の学校で、ニュース編集室で、我が国の企業の役員会室においてさえ、絶対的忠誠を要求する新しい極左ファシズムが存在するのです。もし君がその用語を話せないならば、(奴等の)行動、儀式、その主張の暗唱、そしてその掟に従う事が出来ないなら、君達は検閲され、追放され、ブラックリスト入りとなり、訴えられ、そして罰せられるのです。

(2h32’02”) 我々に起きてはならない事だ。この左翼文化革命はアメリカ革命(アメリカ独立)の価値観をひっくり返す為に行われていると言う事を間違えないようにして下さい」 「その際に奴等は何十億人もの人々を貧窮から、病気から、暴力から、そして飢餓から救った大いなる文明化を、そして人文科学の成果と発見と進歩を新しい高みにまで引き上げた大いなる文明化を破壊するつもりなのです。

2h32’34”) これを可能にするために、奴等は全ての像、シンボル、そして我々の国家的遺産の記憶を引きずり降ろそうと決心する事になったのです。(客席から抗議の声) でもこれは実際に本当の事なんです。これこそが、モニュメントを守るために私が連邦警備隊(Federal Law Enforcement)を配備している理由です。暴徒を逮捕する為に、法律の定める目一杯まで犯罪者を訴える為にです。(大歓声~4 more years!連呼)…

(2h33’33”) 昨日、ワシントンDCにある偉大なるアンドルー・ジャクソン像を攻撃した首謀者と見られる容疑者を連邦局員が逮捕しました。これを報告出来るのは私の喜びとするところです。(歓声) それに加えて私が先週署名した大統領令に基づいて何百人もが逮捕されました(歓声)。大統領令に関連した法律は退役軍人のメモリアル保護の法律と別の法律です。それは連邦設置の像やモニュメントを傷つけたり汚損したりした者は少なくとも10年間は刑務所行きになるというものです。(大歓声、スタンディングオベーション) 勿論それにはこの美しいマウント・ラッシュモアも含まれるのです(大歓声)

国民の皆さんは記憶力が大変素晴らしくていらっしゃる。ジョージ・ワシントン、エイブラハム・リンカン、ユリシーズ・シンプソン・グラント、奴隷制度廃止論者達、その他大勢の人々の像やモニュメントが破壊されたことを彼らは決して忘れないでしょう。

(2h34’54”) リベラルの民主党によって運営されているあちこちの街々や都市で目にした荒々しい暴力。それは偏向教育、ジャーナリズム、そして事実上全ての法律に反対する文化的組織による長年にわたる過激な洗脳の結果として予測可能なものです。我々の子供たちは学校で自分達の国を憎むように教えられています。そしてこの国を造った男も女も『それはヒーローなどでは無い、それは悪人たちだ』と信じるように教えられているのです。このような急進的なアメリカの歴史の見方はウソ八百です。全体像は取り去られ、全ての美点は曖昧にされ、全ての動機は曲解され、全ての事実は歪曲されるのです。そして歴史が除去され、証拠が人々の認識をはるかに越えて捻じ曲げられるまですべての悪い点は拡大して取り上げられるのです。

この活動組織はマウント・ラッシュモアの偉人たちの歴史(レガシー)を全て公然と攻撃しています。彼らはワシントン、ジェファーソン、リンカン、そしてルーズベルトの記憶を冒涜しています。そこで今日は彼らの歴史とその記録をストレートに正しましょう。(歓声) この偉人たちが不朽のものとしてあの岩に刻まれる前、彼らはその勇敢な行いが人類の進歩の中でも最大の飛躍をもたらした血と肉の通った勇敢な巨人たちでした。

(※注:以後オヤビンによるワシントン、ジェファーソン、ルーズベルト、リンカンの4人の偉人紹介。これも面白くて大事だと思ったが長くなるので省略します)

(2h46’21”) これらの貴重なアメリカの遺産を根こそぎ破壊しようと目指すいかなる運動もアメリカの愛を本質的に受ける可能性はありません。起こる訳が無いのです。そしてこのまばゆいばかりの遺産が破壊されるにあたって沈黙を守る人は誰も我々をより良い未来に導く可能性はありません。我々の国を攻撃する急進的なイデオロギーが社会正義の旗のもとに前に進んでいます。だが真実を言えば、それは正義と社会の両方を破壊するでしょう。そのイデオロギーは正義を分断と復讐の道具に変え、我々の自由で開放的な社会を抑圧の場に、支配の場に、排斥の場に変えるでしょう。奴等は我々を黙らせようとしたい。だが我々は黙らされる訳にはいかないのです。(大歓声&スタンディングオベーション)

(2h47’57”) (大歓声に向かって)有難う。どうも有難う。我々は臆面もなく真実を目一杯述べましょう。我々はこの地上にかつて現れた最も公正で並外れた国であると宣言します。我々はこの国がユダヤ教・キリスト教の教義に依拠して創建された国だという事実に誇りを持っています。そしてこの価値観は平和の理念と正義を世界中に劇的に前進させて来たと理解しています。

(2h48’32”) 我々はアメリカの家族こそがアメリカ人の人生の根幹だという事を知っています。(歓声)我々は全ての国家はその国境を固めるという厳粛な権利と道義的責任を負っていると認識しています。(歓声)だから我々は国境壁を建造しています。(歓声)思い出しましょう。政府は国民の安全と幸福を守るために存在しているという事を。国家というものは自分の国民を最初に気にかけなければならない。だから我々はアメリカの事を最初に考えます。今こそその時です!

(2h49’32”) 我々は機会の平等、正義の平等を信奉している。いかなる人種背景をもった国民であろうと、どんな宗教だろうと、どんな出自であろうと、全ての肌の色を持った子供の全ての生まれた子、まだ生まれていない子、誰もが神の聖なる姿に似せて造られた子達だからだ!(大歓声&スタンディングオベーション) 我々は自由で開かれた議論を欲しているのであってスピーチでの言葉狩りやキャンセル・カルチャー(前出)を欲しているのではない。我々が受け入れるのは寛容さだ、偏見ではない。我々は法執行機関(警察など)の勇気ある男女を支援する(歓声)。

(2h50’30”) 「我々は決して警察を廃止する事はしないし、また我々に武器の所持と携行する権利を与えてくれる憲法修整第2条を廃止する事も無い(歓声)。我々は信じる、我々の子供達は国を愛する事を、歴史に尊敬の念を持つことを、そして偉大なるアメリカ国旗に尊敬の念を持つ事を教えられるべきであるという事を!我々は背筋を伸ばして立ち上がる。我々は誇りを持って立つ。我々がひざまづくのは万能の神に対してのみなのです!(大歓声)

奴等は1776年の建国の英雄たちの像を倒すに事において、我々が国に感じている、そして我々がお互いに感じて合っている『愛と誠実』という名の絆を解いてしまおうとしているのです。奴らのゴールは『より良いアメリカ』なんかではありません。奴らのゴールは『アメリカを終わらせる事』なんです(ブーイング) 奴等は自分達のための権力を欲しがっています。しかし、愛国者達が何百年も昔にやった様にアメリカ国民は奴等の前に立ちふさがります。そして我々は勝利します。素早くそして威厳を持って

(※注:以下の一節、オヤビンが南北戦争の歴史に言及。とても心に響く部分でした)

(2h52’28”) ワシントン像とジェファーソン像を引き倒されようと、我々は決して奴等にアメリカの英雄像をモニュメントから引き剥がさせはしません。我々の心から引き剥がさせはしません。この過激派共は南北戦争に勝利するために命を捧げた人々の重要な歴史的遺産を引き倒すつもりです。『リパブリック讃歌』(Battle Hymn of the Republic)のこの言葉を歌いながら死地に赴いたあの兵士達の記憶をも消し去ろうとしているのです。そう、 『主なるイエスが人々を聖なるものとするために死したように、人々を自由にするために我々を死なしめよ、その間も神は進軍を続ける』 という歌です

【参考資料】“Battle Hymn of the Republic”(リパブリック讃歌)とは? 日本人なら曲を聴いたら一発で「ああこれか、♪グローリーグローリー・ハレルヤか」と判る歌です。 https://youtu.be/p5mmFPyDK_8 この歌は北軍の行進曲でした。

奴等は信念を、文化を、そしてアメリカをして地球の歴史上最も力強くて寛容な社会に造り上げたアイデンティティをも引き剥がそうとするでしょう。我が朋友たるアメリカ人たちよ、今こそ声を力強く上げてこの国の誠実さを守る時なのです。今こそ我々の政治家たちはアメリカの先祖たちが持っていた勇気と決断力を奮い起こす時です。今こそアメリカ国旗をしっかりと立ててこの国の最も偉大なものを守る時です。この栄光ある国の全ての場所、全ての街にいる全ての人種の国民の為に。(後略)

この後もオヤビンは良い事言っておられるのですがここで私、力が尽きました。今回はこれで終わりとしたいと思います。

引用終わりーーーーーーーーーーー

いやいやリッキーさん、ご苦労様でした。素晴らしい翻訳をありがとうございます。リッキーさんは下記のように結論付けている。

  • オヤビンは元気だった
  • オヤビンはAntifaどもと妥協する気は無いようだ…
  • オヤビンはAntifaどもと対決姿勢を示した

…という事で今後事態は今以上に厳しくなるかも知れませんね。 「第二次南北戦争でも起こるんかね?」 という気持ちは前からあって、確かジョシュ・ホウリー議員もそういう事言ってました。実際にドンパチやるんじゃないけど政治的に高度な争い、後戻りの出来ない戦いが始まっているんだな、と思った次第です。 あとアメリカの公教育の左翼化を何とかしないといけないですね。子供たちを「アメリカは悪い国」って洗脳してるんですと。ケシカラン!と思いつつもう一つこういう国があるのを思い出しました。日本です

これに関する私の感想はまた回を改めて書こうと思う。ともかく本日はご紹介のみ。


View comments (2)