アップデート:2020年5月7日 司法局はマイケル・フリン氏の起訴を取り下げると発表した。

マイケル・フリン中将(退役)について何もご存知のない方々のために先ずは日本経済新聞のこの記事から読んでいただこう。

ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は30日(2020年4月30日)、政権の発足当初に大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたマイケル・フリン被告について、政権の役職での再起用を検討すると明らかにした。フリン氏が米連邦捜査局(FBI)に不当に扱われたと主張し、同氏に無罪判決が下るとの見通しも示した。FBIがトランプ政権の弱体化を狙っているとの主張を改めて強調したものだ。

トランプ米大統領はFBIが政権の弱体化を狙っていると強く批判している=AP

フリン氏は2017年2月、政権発足前に駐米ロシア大使と経済制裁の緩和を協議したことについてペンス副大統領に虚偽の説明をして解任された。16年の大統領選でのトランプ氏の選挙陣営とロシア政府の共謀疑惑を捜査していたFBI捜査官に対しても、ロシア大使との協議に関して偽証したとして17年12月に起訴された。フリン氏には近く判決が下されるとみられる。

米メディアが報じた内部メモによると、コミー前FBI長官と面会したフリン氏の捜査担当者が捜査の目的について「真実を自白させるか偽証させるか。解任させるか起訴するかどれにしようか」(強調はカカシ)などと話し合っていたことが判明した。トランプ氏はFBIがフリン氏をわなにかけるため偽証を仕向けた疑いが強まったとしてFBIに対する批判を強めている。

2016年にトランプが大統領になった時から、FBIはトランプの政権内の人員を標的に色々な手口を使ってトランプ政権の弱体化を図っていた。当時民主党はトランプ大統領の当選はロシア介入によるものだったという陰謀説を推し進めていた。上記の記事でも記されているようにフリン中将は「16年の大統領選でのトランプ氏の選挙陣営とロシア政府の共謀疑惑を捜査していたFBI捜査官に対しても、ロシア大使との協議に関して偽証したとして」解任されたのだが、トランプ大統領は最初からそんな事実はなかったと主張していた。そしてFBIと司法局によるフリン中将への取り扱いは不当なものだと言い続けて来た。

今回浮上した新しい書類によれば、FBIは最初からフリン中将を罠に嵌めるつもりでインタビューを行っており、フリン中将は自分が捜査対象になっているとはつゆとも知らず、安易に弁護士も立てずにFBIの尋問に応じて、うっかり虚偽と取れる発言をしてしまったのだ。

フリン中将の有罪判決が出た時、トランプ大統領はフリン中将に恩赦を与えることも出来たのだが、フリン中将は恩赦ではなく無罪放免を求めている。犯罪が起きていない以上中将が有罪であるはずはない。中将はこの弁護のために何百万ドルという弁護費を自費で費やし破産寸前まで追い詰められた。捜査官に虚偽の証言をしたと認めさえすれば実刑には及ばないと騙され、一旦は罪を認めていたが、FBIに裏切られたことを知った中将は後でその証言は脅迫されてのものだったと覆していた。

当時の様子を傍で観ていた当時のフリン大統領補佐官の側近 K.T. McFarland  は今こそフリン中将の罪は却下され無実放免となるべきだと主張する。

フリン補佐官は2017年2月13日、ホワイトハウスを後にした時、側近のマクファーランド女史に振り向きざまに「知ってるかい、私はロシアと戦うために軍隊に入ったんだよ。」と言ったそうだ。皮肉なことに、その彼がロシアと共謀して大統領選挙に介入したと罪を着せられたのである。

国家安全保障専門大統領補佐官であるフリン中将はトランプ政権成立直前の2016年12月にロシア大使サーゲイ・キスルヤク氏と電話会談した。このこと自体は違法でもなんでもない。しかしオバマ前政権とFBIの古株役人たちはこの会談を利用して虚偽の罪をでっちあげトランプ攻撃に使おうと考えた。

FBI諜報部員はフリンとキスルヤク大使の電話会談をひそかに盗聴録音し、その一部を反トランプ派記者に漏洩した。反トランプメディアはこれをもとにフリンの行動は違法であり、ローガンアクトに反するとこじつけフリンが会談の内容について嘘をついていると報道したのだ。

次期政権の国家安全補佐官がロシア大使と会談することは違法でもなんでもない。ローガンアクトというのは、政府代表でない民間人が外国大使と政治会見をしてはいけないという1977年に出来た法律だが、大統領交替時の高官と外国代表との交流に当てはめられたことはない。いや、それをいうなら、この法律を破って有罪になった人間など過去に一人もいないのだ。つまり法律はあるが施行されたことはないのである。

フリンとキスルヤク会談の頃、次期大統領のトランプは諸外国のリーダーたちと毎日のように話をしていた。フリンの行動は次期大統領政権が交替時に何十年も前から行ってきた通常の行為なのだ。

だがFBIはこのメディアの記事をもとにして、ヒラリー・クリントンが出費した偽捜査団の書類を元にトランプ政権にスパイ行為し大統領選挙ロシア介入論を押し出し、フリンの犯罪行為をでっち上げたのだ。

マクファーランド側近は2017年以降フリン中将とは話していない。よって特別捜査官のロバート・ミューラー率いるFBIとフリンとの間でどのようないきさつがあったかは知らないとしながら、自分の体験から察しはつくという。マクファーランドは当時の様子をこう語る。

2017年の8月、FBI工作員が予告もなく私の家に訪れた。私は私の友人か元同僚かなにかのFBI身元調査のため何か質問があるのだろうと思った。しかし実際はトランプ選挙運動とロシアとの関係について質問した。

私はトランプ選挙運動にはかかわっていなかったし、ましてや「ロシア介入」についてなど知る由もない。それで愚かにも弁護士をたてずに質問に答えてしまった。FBI工作員は何度も私に、私はただの「事実確認の証人」だと繰り保証した。

私の知らないうちに、FBIは私の政府書類や電子メールやディレクトメッセージや電話記録を取得していた。これは私がホワイトハウスを出た時に法律で規定され散る通り返還しておいたものだった。私はこの記録のコピーは持っていなかった。

FBI工作員たちは私になんども揚げ足取りの質問をし、政権交替時の電話での会話や会議について質問した。何か月も前に起きたフリンがロシア大使と交わした会話についても、どんな言葉使いをしたかまで、根掘り葉掘り質問した。

私は記憶はいい方だが、完璧ではない。これらの件について完璧な記憶はなかった。思い出すために書類にも目を通していない。自分を守るために弁護士から準備もされていなかった。今思うと、これが私の間違いだった。私は聞かれる通りに真面目に何度も答えた。まだ弁護士もいないうちに。私はFBIを信用し過ぎていた。

「偽証罪」の罠は簡単にかけられる。きちんと覚えていない事柄に関しては時間や場所や会話の内容など間違えることは普通にある。何度も同じ質問をされれば、何度目かには話が矛盾することもある。しかしそれは嘘とは言い難い。厳密にいえば真実とは異なっているかもしれないが、誰でも覚え違いというのはあるもので、それを「偽証」とするのは無理がある。しかし検察官は、これは単なる覚え違いではなく、真実を隠すための嘘だと言い張るのだ。

マクファーランドはその後特別捜査官ミューラーから公式に呼び出された。そこで初めて彼女は弁護士を雇った。昔の書類も手に入れていた。ミューラーが求めていたのは、彼女がフリンや大統領が不利になる情報を持っていたかどうかということ。彼らは明らかに彼女が彼らの知りたいことを言えば彼女の罪はなくなるという脅迫だった。彼女は自分が裁判に引きずり出され自分の無実を証明しなければならなくなるのではないかと恐れたという。

検察官やFBIは資源が豊富だ、しかし一般人は例えば無実でも弁護のために大金をついやしなければならない。マクファーランドの弁護費用は何十万ドルにもなったという。フリンの場合は多分何百万ドルだろう。事実がFBIの求めるものでない時、彼らは破産の恐怖をこてにして相手を破壊しようとするのだ。

フリンの場合、FBIはフリンの息子を逮捕すると脅した。息子を守るため、フリンは無実の罪を被ったのだ。

FBIの職員たちは選挙で選ばれたわけでもないのに多大なる力を持つ。彼らは次期大統領打倒の陰謀を企み、政権の高官を陥れたのである。トランプに解雇されたFBIのジェームス・コーミー局長はこのことを自慢げにテレビで話したりしているのだ。

彼らの陰謀が明るみに出たいま、この陰謀に拘わった全員を逮捕して処罰して欲しい。自分らの政治見解のために無実の人間を陥れて経済的に破壊し名誉を汚した。この書類が明らかにならなければ、無実のフリン中将は何年もの禁固刑に処されるところだったのだ。いや、いまでもまだその危険性はなくなっていない。

ジェームス・コーミー元局長の責任は重い。あの腹黒い狸は絶対にこのまま放置されるべきではない。徹底的に捜査して牢屋にぶっこんで鍵を捨てて欲しい。自分の政治権力を守るために無実の人間を破壊するような人間は絶対に許してはいけない。


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