NEW YORK, NY - MARCH 19: Mayor Bill De Blasio speaks during a video press conference on the city's response to the coronavirus (COVID-19) outbreak held at City Hall on March 19, 2020 in New York City. Reporters participated via WebEx and the event was streamed live by local media. (Photo by William Farrington-Pool/Getty Images)
Photo by William Farrington-Pool/Getty Images

最近全世界の大都市で政権の一声で都市封鎖なるものが行われている。こういう非常時なのでアメリカ国民も渋々その命令に従っているが、通常時であればこれらの命令は完全に憲法違反だ。あまりにも政府の権限が大きくなりすぎるのは後々問題なのではないかと私はずっと思っていたのだが、デイリーワイヤーのマット・ウォルシが私が危惧していたことと同じことを書いていたので読んでいこう。ウォルシの記事と私の感想を混ぜながら書くのでご了承を。

上記の写真はニューヨークのビル・デブラジオ市長。市長は先週末に市長の命令に従わずに礼拝を続ける「シナゴーグ(ユダヤ寺院)」や「教会」は罰として永久にその扉を閉鎖すると勧告した。もう一つの宗教施設がしれっと除かれているのに気づかずにはいられない。まイスラム聖廟が例外かどうかは別として、ビル・デブラジオに礼拝の場所を永久に閉鎖する権限などない。デブラジオの肩書は「市長」であり、「サルタン」とか「王」とか「 最高指導者」などではない。市長が好むと好まざるとに拘わらず宗教の自由は未だ憲法補正案第一条で保証されているのだ。

これは政治家が権限のない権力を行使している一例だが、こういうことが起きているのはアメリカだけではない。イギリスでは警察が検問を設置し運転している人達に何処へ何の用で出かけるのか業務質問をしている。 それで「不必要」とされる外出をしている市民は罰金を取られる。しかもドローンを使ってジョギングやハイキングや犬の散歩をしている人を追っかけているというのだ。

まるでSFの世界だな。何かの映画でドローンが街中を警備していて、誰かが道にごみを落としただけですぐ罰金とかいうのがあった。ところで何故ジョギングやハイキングや散歩がいけないのかその理由が全くわからない。私(カカシ)が住むロサンゼルス郡でも先日ビーチを閉鎖し、ハイキングコースもすべて閉鎖となった。サーフィンをしていた男性が1000ドルの罰金を課せられたしている。野外で個人的にスポーツを楽しむことがウイルスの感染に影響を来すとは思えない。換気の悪い室内で家族とこもってるほうがよっぽど不健康ではないのか?

さてアメリカでは、権力に酔ったシカゴのロリ・ライトフット市長は市民に短時間の散歩のみを許可。これは実際に彼女が言った言葉だ「野外は一休みのためのみ、5キロマラソンのためのものではありません。」そう、市長は「野外」が「なんのため」のものか決め、彼女の意に反して「野外」を他の理由で使う不届きものは法で罰するというのである。

この他にもウォルシは様々な地方政府が「必要不可欠」な商店のみが開業してもいいという規制にまで口を出しはじめ、スーパーや薬局で売ってよいものと悪いものを分け始めた例をだしている。例えばインディアナ州のハワード郡では同じ店内にあるものでも、宝石や家の装飾物やゲームやカーペットといったものの販売を禁止した。人々はこういった商品を暫くの間買えなくなったのである。

だが一体これには何の意味があるのだ?食品を買うのはウイルス蔓延にはつながらないが、ゲームを買ったらウイルス拡散につながるのか?子供の居る家庭では、学校へ行けず家にこもっているこの時期、ゲームは必要不可欠品とはいえないだろうか?

それはともかく、なんで庶民に必要なものを政府が決めるんだ?アメリカはいまでも共産主義国家ではない。我々が何を欲し何を買おうと我々の勝手だ、政府にとやかく言われる筋合いはない!

そのうち政府は人々が何を食べるべきかまで口を出し始めるのだろうかとウォルシは問いかける。彼らが不健康と見なすポテトチップスなどは不必要品として販売禁止にするのだろうか?確かに誰もポテチを食べる必要はない。だが問題はそこではない。

庶民がどんな商品を購入するかということと、武漢ウイルスと戦うということとどういう関係があるのだ?武漢ウイルスで外出自粛が奨励されているからといって、なぜ他人に迷惑をかけない行動まで規制される必要があるのだ?

いったいどこからこうした役人や政治家は自分らにこんなふうに市民を脅迫し罰しコントロールする権限をみつけてきたんだ?

ほとんどの人は政府が隔離する権限があることは認めるだろう。 だが彼らの規則や命令は絶対ではない。デブラジオやライトフットやハワード郡地方政府の奴らは公共衛生よりも自分らの権力に酔っているとしか思えない。

ただ、ウォルシが懸念するのは、人々が従順にこれらの規則に従っているということだ。我々のようにこうした政府の行為に疑問を呈するものは黙らされる。しかし「非常事態」が終わった時に、これらの役人や政治家たちは新たに得た多大なる権力をそう簡単に手放すだろうか?

歴史的に見て、「非常事態」を口実に独裁政権が人々を弾圧した例はいくらもある。ウォルシは政府は一旦得た権力を手放しはしない。そして市民はだんだんとそういう状態に慣れていくのだと非常に悲観的な見方をしている。だが私はそうは思わない。

今でも疫病専門家の科学者たちの間で、武漢ウイルスは当初思われたほど危険な病気ではないという調査書が出されている。確かに感染率は普通のインフルエンザより多少高いが、致死率はさほど高くない。治療の仕方が厄介なので医療システムにかなりの負担をかけていることは確かだが、これも医療機関がだんだんと慣れてくれば対処は出来るようになる。治療薬やワクチンもいずれ出来る。この非常事態は長くは続かない。

他の国のことは解らないが、私はアメリカ人を信じる。アメリカ人は政府の横暴に簡単に屈するような国民ではない。政府が国民の生活にいちいち口を出すようなことを長期間我慢できるような人々ではない。いずれアメリカ国民は「もうたくさんだ!平常にもどろう!」と言い出すだろう。

私はその日が一刻も早く来るのを願っている。


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