本日になってアメリカの主要都市各地で封鎖命令が出ている。といっても武漢やミラノのような極端なやり方ではないとはいえ、中小企業の経営者にとっては非常に恐ろしい状況となっている。

ニューヨーク市

ビル・デブラジオ市長は市民に自宅謹慎を呼び掛けている。これは隔離と違って自主的に自宅にこもり、必要最低限以外の外出を控えろという意味らしい。外出を許されるのは警官や消防士と言った公共サービスの人々のみ。しかしながら、こういう法令は市だけでは出来ないとのことで、ニューヨーク州のコモ知事は、州全体で自宅禁止法を施行する計画は今はないと話している。デブラジオ市長はいちにち5000人の市民を検査することが出来ると言っている。

サンフランシスコ・ロサンゼルス

サンフランシスコが真っ先に自宅謹慎法を施行したが、それに次いで湾岸沿いのサンマテオ、サンタ・クラーラ、サンホセ、なども続いた。これにはシリコンバレーも含まれる。

南カリフォルニアでもロサンゼルスが二日くらい前に同じ規制を施行し始めた。食料買い出しなどは許可されているが、病院に行くなど必要最低限の外出は禁止。誰かと接しなければならない場合でも6フィート離れて行うようになどと行ってる。都会でそんなことが出来るとも思えないが。ジムやバーは閉店。レストランでも持ち帰りと出前のみ許可。

経済への影響

どんなビジネスでも何週間も閉鎖されたらやっていけなくなる。それでも私の仕事のようにテレワークが可能な分野はまだいいとして、レストラン・バーやジムなど客が来なければ話にならないビジネスは何週間も閉店させられたら商売あがったりだ。小さなマムアンドパップ(母ちゃん父ちゃん)経営の店はつぶれてしまう。個人営業のタクシーやリムジンなども困るし、工場などの操業が止まれてば商品の生産にも影響が出てくる。これだけの影響を出してまで人々を家に閉じ込めておく価値はあるのだろうか?

ところでイギリスでは諸外国とは全く違うアプローチで、一番病気に弱いとされるお年寄りの外出だけを禁じ、若者や中年はこれまで通り普通の生活をするようにするという。若者とお年寄りの直接の接触を避ければ、若者たちの間で感染が広まっても個人の抗生でなんとかなるというわけである。

しかしこれにも問題はある。自分ひとりで起き上がれない老人や介護の必要な自宅住まいの老人はどうなるのか?養老院などの職員はどうするのか?

個人的には私はイギリスのやり方に賛成だ。しかしこんなパンデミックは近年稀な状況だ。誰も正しい答えなど持ち合わせていない。都市閉鎖が正しいのか、イギリス風老人謹慎のみが正しいのか、もう少し時間がたたないと解らない。だが中小企業にとってはそんな呑気なことは言っていられない状況だ。


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