この間はオーストラリアや台湾で活躍している大物中国人スパイが捕まったという話をしたが、今回はアメリカで捕まった中国人スパイの話を二件紹介しよう。

今年(2019年)の9月にアメリカのバージニア州にある海軍基地に二人の中国人外交官が潜入して取り押さえられた件で、最近アメリカ政府は近年に珍しくこの二人を国外追放するというかなり厳しい行為に出た。中国人外交官が国外追放されたのはなんと30年ぶりだという。下記は時事通信より

米、中国人外交官2人を追放 軍機密施設へのスパイ容疑―報道

【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は15日、米政府が今年秋、米軍基地に侵入しようとした在米中国大使館の当局者2人を秘密裏に国外追放したと伝えた。スパイ容疑での中国人当局者の国外追放は、1987年以来という。 少なくともうち1人は外交官を装う中国の情報部員とされる。
 2人は9月、妻たちと共に、南部バージニア州にある米軍基地に車両で入った。追跡する職員をかわしたが、消防車に行く手を遮られ停止した。「道に迷った。英語を理解していなかった」と説明したという。  この基地は、海軍特殊部隊SEALS(シールズ)の精鋭部隊「チーム6」が本部を置くなど、機密性が高い。


Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *