最近ユーチューブでは同性愛関係のビデオが次々に無収益になっているとかで、LGBTQ界隈ではユーチューブに対してかなり怒り心頭な雰囲気がある。

このビデオによると、「ゲイ」とか「ホモ」とかいう言葉を使うと文脈がどうであれ無収益になってしまうんだそうだ。全く同じ内容のビデオを「友達」とか「幸せ」とかいう言葉に置き換えるとフリーパス。ユーチューバーの何人かがどのような言葉が無収益対象になるのか色々試してみた結果、ユーチューブはユーザーたちに真実を話していないと結論づける。

最近、LGBTQ界隈が不公平に差別されていると感じた数人のユーチューバーたちがユーチューブ相手に訴訟を起こした。彼らの主張は、ユーチューブが公式に発表していないAIによるアルゴリズムや人間の審査官たちの偏見によって、規制がLGBTQのみに当てはめられ、自分たちが不当に差別されているというものだ。

YTは世界中に配信しているので、同性愛を違法にしてる国々でも一般の視聴者が安心して見られる内容だけを作るとしたら、必然的にLGBTQに差別的な規制が起きてしまうというのは理解できる。YTはその規則をはっきりと明示していないため、どう云う表現や内容が規制対象になるのか、実際に無収益になったり除去されたりしない限り本人たちには全く予測がつかないというのも本当である。

しかし私がLGBTQの訴訟が偽善的だと思う理由は、彼らこそが保守派ユーチューバーのスティーブン・クラウダーをYTから追い出そうとした張本人たちであり、未だに同性愛に批判的な意見や充分に左翼ではない意見は弾圧してもよい、いや、ヘイトスピーチとして断じて弾圧すべきだと言い張ってる輩だからである。

これはあいちトリエンナーレで言論の不自由展とやらの展示をした連中と同じで、他人の意見はヘイトだと言って弾圧するくせに、自分らの意見が多少でも批判されたら差別された!と被害者ぶって大騒ぎしている。

私は言論の自由とは聞くに堪えない他人の意見や表現を守ることにあると何度も言ってきた。自分が嫌いな意見が弾圧される社会は、いつか自分の意見も弾圧するようになる。すでにどのような形であれ言論の弾圧を甘受した人間にそれを批判する資格はない。



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