この間の欧州議会代表を選ぶ選挙でイギリスのUKIP(イギリス独立党)から出馬したトミー・ロビンソンが全体票の2.2%の39,000票しか取れずに落選した。政治家としての経験も実績も全くないトミーが勝てるとは思っていなかったので特に失望もしていない。ただ、彼に課された様々な試練を考えると、ここまで出来たことの方が奇跡ともいえるのだ。

先ず彼の選挙運動は最初から困難の連続だった。彼はフェイスブックだのツイッターやユーチューブといった最近では自己宣伝に必要不可欠となった媒体からすべて追放されている。フェイスブックなどはトミー支持者がトミーについて好意的な意見を書くことすら禁じている。

主流メディアはトミーに関しては一切書かないという姿勢を示し、彼を批判する記事すら書かない。つまりメディアにとってトミーは存在しない人物なのである。だからトミーが選挙に立候補していたということさえ知らなかったイギリス市民はいくらでもいただろう。

例えトミー・ロビンソンという人間のことを知っている人が居たとしても、彼に関する記事は彼を悪者扱いしたものばかりだ。トミーは人種差別者だとか白人至上主義者だとかナチスだとか。実際のトミーはそんな人物ではないが、彼がそのアピールをする場所がないのだ。

それでも何とか支持者を集めて街頭演説をやろうとすると、警察がやってきて、ここは駄目だ、あそこは駄目だとことごとく妨害。なんとか演説を始められてもモスレム移民が集まって女子供も混じったトミーの支持者にごみやら卵やら、ひどいのになるとレンガを投げつけるなどの妨害をした。無論警察は出動しているとはいうもののほぼ傍観状態。トミーの支持者は身の安全を心配して集まれない状態。そしてこんなひどいことになっている事実を主流メディアは完全無視。

トミー自身もモスレム暴徒からミルクシェイクを投げつけられるなどの暴行を受けた。皮肉なことにこの事実が公になったのは、トミーが襲われたのを喜んだ左翼連中が自分らで自慢げにユーチューブにアップしていたからである。

通常のやり方では彼のメッセージが市民に届かないので、トミーは昔ながらの郵便による宣伝ビラの配布を試みた。しかしここでも、反トミーの郵便局労働組合がビラの配送を拒否。

こんなひどい選挙妨害ってあるだろうか?イギリス政府も警察も郵便局もメディアもすべて反トミー。それにモスレム移民たちの憎悪が加わり、全くトミーは四面楚歌である。

それでは何故私がトミーの選挙について知っていたのかと言えば、トミーの古き友人であるカナダのレベルメディアがクラウドファンディングを使って取材費用を集めてイギリスまで出かけて行ってトミーの選挙活動を取材していたからだ。また、他の保守派ブログなどがウェッブやユーチューブを使って多少なりとも報道していたからである。

はっきり言って私はトミー・ロビンソンは政治家には向いてないと思う。彼はどちらかというと一匹狼。大きな組織のなかで活躍するような人間ではない。彼は突撃リポーターとしてイギリス政府が隠蔽したいと思っている記事をどんどん暴露するような仕事を続けるべきだと思う。そのための草の根運動をしていくべきだ。

トミーには7月にまた裁判が待っている。イギリス政府は何度でも彼を犯罪者に仕立て上げたいようだ。しかし、南アフリカでネルソン・マンデラが獄中から政治活動を続けたように、トミーも負けずにアンダーグラウンドでも真実を国民にアピールし続けなければならない。否が応でも、それがトミーに課された試練なのだ。


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