もう以前からトランスジェンダー(TG)対フェミニストたちの戦いについて何度も書いてきたが、フェミニストではない私から見てもTG活動家によるフェミニスト攻撃は度を越している。彼らのやっていることは女性全体及び社会全体への攻撃でもあるので無視できない。

ツイッターで私がTGについて書くと、必ず当事者やアライと呼ばれる取り巻き連中から猛攻撃を受ける。彼らの主張はTGを差別するなというものだが、よくよく聞いてみると「自称女というだけで、適合手術どころかホルモン治療も受けていない、どう見ても男にしか見えない男を女性の空間に入れろ」というものなのだ。そしてそれを女性たちが嫌がると「差別だ!」と言って攻撃し、その言論を弾圧する。ツイッターも彼らに迎合しているので「トランス女性は女性ではない」と言っただけで口座が凍結されたりする。TG活動家たちはそれをよく知っているので、私のようなツイートは「通報」と言って弾圧する。現に私は昨日12時間の謹慎処分を食らったうえに、「訂正も謝罪もするつもりはない」というツイートを無理やり削除させられた。 何がTGは差別されてるだ、私たちの方がよっぽども差別されている。

それでもSNSなどで攻撃されてる分にはまだどうということはない。だがイギリスなどではすでにTG活動家による「ターフを殴れ」運動が盛んになり、TGやアライ達がTGに少しでも抵抗する女性たちを文字通り暴力で弾圧しようとしている。実際に殴られた女性は多く居る。

さて、そんななかLGBT界隈からレズビアンの存在が消されつつあるという記事を読んだので紹介しよう。題してPro-lesbian’ or ‘trans-exclusionary’? Old animosities boil into public view By Julie Compton (親レズビアン、それともトランス排除主義?古い敵対心が一般見解にまで吹き漏れる)レズビアンたちはLGBTが男性によって統括され、レズビアンたちの存在が脅かされていると語る。ほんの一部の権力あるグループによって女性、特にレズビアンが迫害されているというのだ。

数か月前、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス各国の有名なレズビアン出版物において12人の編集者が”Not In Our Name”(我々の名前の下ではない)という「レズビアン消去」という反トランスジェンダー思想を批判する共同声明文を発表した。


「DIVA, Curve, Autostraddle, LOTL, Tagg, Lez Spread The Word, DapperQ っそして GO Magazine はトランス女性は女性であり彼女たちは我々のコミュニティーに属すると信じる」と声明文は記す。

「我々はトランス女性を支持することはレズビアンのアイデンティティを消すものだとは考えない。それどころかトランスの友達や恋人や両親や子供たちや同僚や兄弟によって豊かになると考える。

「我々はトランスミソジニストの内容でLGBTQIコミュニティーを分断しようとする、自分たちのみが「レズビアン」の定義が出来るとする作家や編集者を強く糾弾するものである。」

そして声明文はこう続く。
「我々は一部のフェミニストによって広められているトランスの人々がいじめっ子だとか攻撃的だという、トランスフォビアをさらに強める提言を強く糾弾する。このような考えはフェミニストの前進のために挑戦されなければならない。

このレズビアンたちはいわゆるアライ。TGに迎合してLGBT界隈での権限を保とうとしているのだろう。しかし一部のレズビアンたちはTG運動はレズビアンを消去するものだと主張している。

過激派フェミニスト(ラディフェミ)とトランスジェンダーの敵対は何も今に始まったことではないが、最近はTGの権力が急激に増しラディフェミへの攻撃が悪化している。

去年の4月にサンフランシスコで行われたTGイベントでは、芸術という名のもとに「パンチターフス」(ターフどもを殴れ)という出展があった。ターフとはトランス排除主義過激派フェミニストという意味のTGが作った侮蔑語。この出展は「パンチターフス」と書かれた血に染まったタンクトップというもの。そして展示会場の外ではTGとアライ達が野球のバットを持ってナチスさながらの敬礼をしてターフを殴れとお遊戯を披露したまるで幼稚園児のお遊戯だったが、フェミニストへの暴力を扇動するものであったことは確か。

以前にも紹介したが、一部のレズビアンたちはトランス一点張りのLGBTQ運動に抵抗し始めた。Get a L Out というレズビアングループはLGBTQによる反レズビアン及びミソジニストな運動が増しており、法律上の性別変更をよりたやすくさせようというhe Gender Recognition Act of 2004 (GRA)という法律の改革運動と相まって、 レズビアンをストレート男性に転換させようとする圧力がかかっていると主張する。 彼女たちはレズビアンたちはLGBTQ運動から独立し、レズビアン独自の運動を始めるべきだと考えている。

残念ながらトランスが幅を利かすLGBTQ界隈においてこのような声は少数派であり、彼女たちの言動はことあるごとに弾圧されている。

この記事は公平に双方の立場を説明しようとしているが、私から見るとかなり主流のLGBTQに迎合し、一部レズビアンやフェミニストたちの主張を単なる過激派の主張として軽んじている気が否めない。

私はレズビアンでもラディフェミでもないが、TGの台頭により犠牲なるのは彼女たちだけではない。TGの横暴によってイギリスでは男子・女子といった性別限定の施設がどんどん男女共同施設へと成り代わり、そうした施設では女性たちがセクハラや強姦といった被害を受けているのだ。ごく一部の人たちだけの問題だと無視している場合ではないのである。

参考書類: http://gettheloutuk.com/attachments/lesbiansatgroundzero.pdf 


3 responses to LGBTからLが消されつつある現実

苺畑カカシ2 years ago

https://www.bbc.co.uk/news/uk-england-57853385.amp
‘We’re being pressured into sex by some trans women’
By Caroline Lowbridge
BBC News

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苺畑カカシ2 years ago

https://tocana.jp/2019/05/post_95219_entry.html
「レズビアンたるもの、相手にペニスあっても女だと思ってヤレ」世界で広がる狂ったLGBT議論を東大教授が斬る!#木綿の天井

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苺畑カカシ2 years ago

https://statementontgarticle.mystrikingly.com/
本学三浦俊彦教授による

トランスジェンダーに関するオンライン記事についての

東京大学関係教員有志声明

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