数週間前、エンパイアというテレビ番組で人気のジェシー・スモレットというゲイ黒人俳優がシカゴで二人の白人に「ここはマガカントリーだ!」と言われて殴られたと被害届を出したことで大騒ぎになったが、実は彼自身が二人の男性に金を払って自作自演していたことが明らかになった


[シカゴ 21日 ロイター] – 米俳優ジャシー・スモレット(36)が、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の疑いで2人組の男に襲われたと主張していたのは自作自演だったことが発覚し、シカゴ警察に21日逮捕された。出演料の低さに対する不満があったという。

オバマ政権時代のアメリカでは、白人警察官が丸腰の黒人をやたらに射殺しまくっているというフェイクニュースが蔓延した。残念なことに大統領自らがその嘘を広めていたため、主流メディアは嘘をどんどん広めていた。読者諸氏もファーガソン市で起きたマイケル・ブラウン射殺事件を覚えておられるだろう。ミズーリ州のファーガソン市でマイケル・ブラウンという黒人青年がコンビニで強盗を働いた後、白人警察官に襲い掛かり警察官の銃を取り上げようとして射殺された事件だ。ブラウン青年は確かに凶器を持ってはいなかったが、背は180センチを裕に超え、体重も150キロはある巨漢。迎えた警察官よりずっと大きかった。これは完全なる正当防衛であり、殺人犯に問われた警察官は裁判により無罪となった。

しかし、事件の事実はほとんど報道されることはなく、アメリカの白人警察官は人種差別者だらけだという印象が多くの人々の心に残ってしまった。私が愛聴している浜村淳さんでさえ、アメリカでは白人警官が無実の黒人を殺しまくっているなどとおっしゃっていて、とても悲しい思いがした。浜村さんは主流メディアの嘘記事だけを読んでるから、そういう印象をうけたのは無理もないのだが。

また、在米中の日本人でもこういう嘘を広める人が居るので困る。この間、15歳の少年がアメリカでヒッチハイクをするという時に、危ないから止めろと言った人のなかに、ニューヨークの日本人留学生でアメリカの中部や南部は人種差別者ばかりだから行くなと言った人が居て、とても腹が立った。その人はトランプが大統領になったことでも、いかにアメリカが人種差別な国かが解るはずだなどとニューヨークリベラルのプロパガンダをそのまま信じ込んでいた。当人は人種差別になどあったこともないだろうに、他の人はあってるはずだと決めつけている。

さて、右翼によるマイノリティへのヘイトクライムを自作自演した事件は何もスモレットが最初ではない。黒人教会の壁にKKKという落書きをしたり、ナチスの鍵十字を書いたりして、ヘイトクライムだと騒いだ人間が実は黒人だったり、ヒジャブを脱がされそうになったと騒いだモスレム女性が実は嘘をついていた、数年前白人大学生数人に輪姦されたと騒いだ黒人ストリッパーは裁判ですべて嘘だったことを認めた、なんて事件はいくらでもある。もし本当にアメリカが人種差別のるつぼであるのなら、そんな自作自演をしなくてもいくらも例を見つけられるはずだ。

極端な話、アメリカでは巨漢で大食いの人が多い、という説を証明しようと思うなら、近所のファーストフード店にでも行って10分も座っていればその根拠を目撃することが出来る。なにもやらせで太った人に三段重ねのハンバーガーを食べさせる必要はない。

これに反して、対保守派への暴力行為は日常茶飯事である。保守派講演者の講演が左翼暴徒によって妨害されるなどしょっちゅうだし、先日もUCバークレーで保守派学生が左翼学生に殴られたばかり。マガハットをかぶった青少年がコーラを投げつけられたり、帽子を取られたりなど数え上げたらきりがない。こんなことは自作自演の必要など全くないのだ。




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